JP5284346B2 - 触媒 - Google Patents

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Description

本発明は触媒に関する。より詳細には、本発明は、触媒前駆体を活性化してフィッシャー‐トロプシュ合成用担持コバルト触媒を製造するための方法、及び該方法により得られる触媒に関する。
フィッシャー‐トロプシュ合成用担持コバルト触媒については、金属前駆体と粒状担体を用いてこの触媒の前駆体を製造することがよく知られている。触媒前駆体の製造には、多くの異なる触媒製造工程が含まれる。得られた触媒前駆体は次に、活性化方法又は活性化工程において、水素などの還元性ガスを用いて還元され、活性化されたフィッシャー‐トロプシュ合成用担持触媒が得られる。
公知の活性化方法においては、高温の水素流通下又は高温の水素含有ガス流通下で触媒前駆体の還元を行なうものであり、フィッシャー‐トロプシュ合成用担持コバルト触媒の製造においては、水素還元は250℃〜500℃の範囲の温度で行ない、その際、低い圧力と高いガス線速度を用いて、還元金属の焼結を促進する生産水の蒸気圧を最低化することが好ましい。酸化コバルトを金属コバルトに還元する方法を変えると、得られるフィッシャー‐トロプシュ合成用担持コバルト触媒の活性と選択性が影響を受けることは周知である。具体的には、米国特許第4605679号は、水素中で還元後、得られた触媒に再酸化を行ない、更に再還元を行なうことによりコバルト触媒の活性を高めることができることを開示している。米国特許第5292705号には、炭化水素液体の存在下で水素還元を行なうことにより、得られた触媒の初期のフィッシャー‐トロプシュ合成性能が上がることが示されている。米国特許第5585316号には、触媒をまず酸化してから一酸化炭素で還元すると、高分子量(heavier)のフィッシャー‐トロプシュ反応生成物の選択率が上がることが記載されている。EP1444040号には、全ての還元可能な酸化コバルト種が式単位 CoOab (式中a 1.7、b > 0)で表される触媒前駆体に対して純粋水素で2段階還元工程を行なうことにより、フィッシャー‐トロプシュ合成触媒活性を損なうことなく還元方法の経済性が向上することを開示している。
発明の概要
本発明の目的は、炭化水素合成活性の高いフィッシャー‐トロプシュ合成用担持コバルト触媒を提供することである。そのような触媒を本発明の方法で得ることができる。
本発明によると、フィッシャー‐トロプシュ合成用担持コバルト触媒を製造するための方法であって、
第1活性化段階において、コバルトを含浸させ且つ酸化コバルトを含む触媒担体からなるフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒の粒状前駆体を、水素含有還元性ガスまたは窒素含有ガスを用いて、第1加熱速度HR1で、前駆体が温度T1(但し80℃ 1 180℃)に達するまで処理して、部分的に処理した触媒前駆体を得、
第2活性化段階において、部分的に処理した触媒前駆体を、水素含有還元性ガスを用いて、第2加熱速度HR2(但し0 HR2 < HR1)で、時間t1(但しt1は0.1〜20時間)の間処理して、部分的に還元した触媒前駆体を得、そして、
第3活性化段階において、部分的に還元した触媒前駆体を、水素含有還元性ガスを用いて、第3加熱速度HR3(但しHR3 > HR2)で、部分的に還元した触媒前駆体が温度T2に達するまで処理し、また、温度T2に時間t2(但しt2は0〜20時間)の間維持して、活性化したフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒を得る、
ことを含むことを特徴とする方法が提供される。
発明の詳細な説明
驚くべきことに、触媒前駆体を本発明の還元方法(即ち活性化方法)に付すことにより、高い内在活性を有するフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒が得られることを見出した。
第1活性化段階、第2活性化段階、及び第3活性化段階における処理は、少なくとも原理的には、触媒前駆体と還元性ガスとを接触させるいかなる適切な方式でも行なうことができ、たとえば、触媒前駆体粒子の流動床に流動媒体としての還元性ガスを接触させる方式、触媒前駆体粒子の固定床に還元性ガスを通過させて接触させる方式などを挙げることができる。しかし、流動床を用いる方式が好ましい。
第1活性化段階においては、まず、触媒前駆体を、水素含有還元性ガスまたは窒素含有ガスを用いて、第1加熱速度HR1で即座に処理する。第1活性化段階におけるガスの空間速度(SV1)は、好ましくは、1 SV1 35m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間、より好ましくは、3 SV1 15m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間である。「還元可能コバルト」とは、通常の還元条件で還元可能なコバルトを意味し、たとえば、触媒または触媒前駆体が20質量%のコバルトを含有し、そのコバルトの50%が還元可能な場合は、還元可能コバルトの量は0.1g/触媒または触媒前駆体1gである。第1活性化段階を、前駆体が温度T1に達するまで続ける。
第1加熱速度HR1は、好ましくは0.5℃/分 HR1 10℃/分の条件を満足し、より好ましくは1℃/分 HR1 2℃/分の条件を満足する。
第1活性化段階において、温度T1はT1 90℃でよい。本発明の1つの態様においては、温度T1は、125℃ 1 150℃である。この態様は、粒状触媒担体、前駆体活性成分としてのコバルト化合物及び水のスラリーを調製し、コバルト化合物を触媒担体に含浸させ、含浸触媒担体を乾燥させ、含浸触媒担体を仮焼することによる製造方法で得られる触媒前駆体の場合に典型的に当てはまるものである。そのような触媒前駆体の例としては、後述の実施例2における触媒前駆体B3〜B9が挙げられる。本発明の他の1つの態様においては、温度T1は、80℃ 1 110℃、または90℃ 1 110℃である。この態様は、上記の触媒前駆体製造方法の含浸工程において更に有機変性剤(たとえばマレイン酸無水物)を使用する製造方法で得られる触媒前駆体の場合に典型的に当てはまるものである。そのような触媒前駆体の例としては、後述の実施例3における触媒前駆体C2〜C5が挙げられる。
第2活性化段階は、触媒前駆体が温度T1に達した時点で始まり、上記のように時間t1の間続く。第2活性化段階での処理時間t1は、より好ましくは1時間 1 10時間の条件を満足し、典型的には2時間 1 6時間の条件を満足する。
本発明の1つの態様においては、第2活性化段階において、触媒前駆体を温度T1に維持してもよく、即ち、HR2=0でもよい。この場合、温度T1は、触媒前駆体を処理時間t1の間維持する維持温度となる。
しかし、本発明の他の1つの態様においては、第2活性化段階で、触媒前駆体の温度を温度T1から温度TH(但しTH > T1)に変えてもよく、即ちHR2>0でもよく、TH < 200℃である。所望により、触媒前駆体をしばらく温度T1に維持した後、温度THに向けて加熱を開始してもよい。
第2活性化段階では、第2加熱速度HR2が、0.05℃/分 HR2 0.5℃/分の条件を満足することが好ましく、0.1℃/分 HR2 0.2℃/分の条件を満足することがより好ましい。
第3活性化段階は、時間t1が終了した時点で始まる。したがって、本発明の1つの態様においては、第3活性化段階の開始の時点で、触媒前駆体はまだ温度T1(但し80℃ 1 180℃)を有する。しかし、本発明の他の1つの態様においては、第3活性化段階の開始の時点で、触媒前駆体はより高い温度THを有する。第3活性化段階は、第3処理段階における温度、即ち活性化したフィッシャー-トロプシュ合成用触媒の温度が温度T2に達するまで続ける。好ましくは、温度T2は、300℃ 2 600℃の条件を満足する。より好ましくは、温度T2は300℃〜500℃の範囲内であり、典型的には、温度T2は300℃〜450℃の範囲内である。触媒を温度T2に時間t2(但しt2は0〜20時間)の間維持することができ、好ましくは、時間t2は0時間 < t2 20時間の条件を満足し、より好ましくは、時間t2は1時間 2 10時間の条件を満足し、典型的には、時間t2は2時間 2 6時間の条件を満足する。
第2活性化段階においてもガスは空間速度(以下「SV2」と称する)を有し、また、第3活性化段階においてもガスは空間速度(以下「SV3」と称する)を有する。
本発明の1つの態様においては、SV1、SV2及び/またはSV3が、それぞれの活性化段階の処理において一定でもよい。たとえば、これらの活性化段階における空間速度の関係は、SV1=SV2=SV3でもよい。しかし、本発明の他の1つの態様においては、SV1、SV2及びSV3がそれぞれの活性化段階において異なってもよい。
第1活性化段階においては、水素含有還元性ガスを用いることが好ましく、3つの活性化段階において用いられるガスが同じ組成を有してもよい。「水素含有還元性ガス」とは、水素含有混合ガスを意味し、水素含有混合ガスの水素含量H2は10容量% < H2 100容量%を満足し、より好ましくは、水素含有混合ガスは90容量%を超えるH2と10容量%未満の不活性ガスからなり、最も好ましくは、97容量%を超えるH2と3容量%未満の不活性ガスからなる。不活性ガスは、Ar、He、NH3及びH2Oのいかなる組み合わせでもよく、水素含有還元性ガスの露点は4℃以下であることが好ましく、より好ましくは−30℃以下である。
第1活性化段階においては、水素含有還元性ガスの代わりに窒素含有ガスを用いることもできる。「窒素含有ガス」とは、90容量%を超えるN2と10容量%未満の他の成分からなる混合ガスを意味する。他の成分は、Ar、He、及びH2Oのいかなる組み合わせでもよい。窒素含有ガスの露点は4℃以下であることが好ましく、より好ましくは−30℃以下である。窒素含有ガスは水素を一切含有しない(即ち水素=0容量%)。
第1活性化段階、第2活性化段階及び第3活性化段階の処理は、同じ圧力下で行なってもよいし、異なる圧力下で行なってもよく、また、いずれもおよそ大気圧下で行なってよく、好ましくは、いずれも0.6〜1.3バール(絶対圧)の圧力下で行なってよい。
フィッシャー‐トロプシュ合成(FTS)用担持コバルト触媒前駆体粒子は、活性化(即ち還元)することにより活性化フィッシャー‐トロプシュ合成用触媒が得られる適切な触媒前駆体であればいかなるものでもよく、新鮮触媒の製造中に得られるものでもよいし、再生触媒から得られるものでもよい(以下屡々「フィッシャー‐トロプシュ合成」(Fischer-Tropsch synthesis)を「FTS」と称する)。
このように、触媒前駆体が新鮮触媒の製造中に得られるものでもよく、即ち、粒状触媒担体、前駆体活性成分としてのコバルト化合物及び水のスラリーを調製し、コバルト化合物を触媒担体に含浸させ、含浸触媒担体を乾燥させ、含浸触媒担体を仮焼することによる製造方法で得られる、酸化コバルトを含有する触媒前駆体でよい。しかし、こうして得られる触媒前駆体は、活性化(即ち還元)を行なわないと、フィッシャー‐トロプシュ反応のための触媒として用いることはできないものであり、この活性化(即ち還元)を本発明の方法により行なう。こうして得られた触媒は、新鮮活性化フィッシャー‐トロプシュ合成用触媒である。
或いはまた、上記触媒前駆体製造方法の含浸工程において更に有機変性剤(たとえばマレイン酸無水物)を使用する製造方法で得られる触媒前駆体を用いることもできる。
再生触媒前駆体は、FTS法で一定時間使用した使用済みフィッシャー‐トロプシュ合成用コバルト触媒を再生することにより得られる。再生方法としては、担持酸化コバルトを含む酸化物触媒前駆体が得られるいかなる適切な再生方法も使用することができる。
市販の成形済み多孔性酸化物触媒担体を用いてもよい。その例としては、アルミナ(Al23)、シリカ(SiO2)、チタニア(TiO2)、マグネシア(MgO)、SiO2−Al23、及び酸化スズ(ZnO)が挙げられる。触媒担体の平均細孔径は、好ましくは8〜50ナノメーターであり、より好ましくは10〜15ナノメーターである。触媒担体の細孔容積は、0.1〜1.5ml/gでよく、好ましくは0.3〜0.9ml/gである。
触媒担体は、保護された変性触媒担体でよく、たとえば、変性成分としてシリコンを含有することができる。保護された変性触媒担体の例としては、EP特許出願第99906328.2号(EP公開第1058580号)に一般的に記載されているものが挙げられる(この特許文献はここに言及することにより本明細書に組み込まれる)。
より詳細には、保護された変性触媒担体としては、シリコン前駆体、たとえば有機シリコン化合物(テトラエトキシシラン(TEOS)やテトラメトキシシラン(TMOS)等)を含浸法や沈積法や化学蒸着法などにより触媒担体と接触させてシリコン含有変性触媒担体を得て、得られたシリコン含有変性触媒担体を回転炉などで100℃〜800℃、好ましくは450℃〜550℃の温度で、1分〜12時間、好ましくは0.5時間〜4時間の間仮焼することにより得られるものが挙げられる。
コバルトの担持量は、コバルト5g/担体100g〜コバルト70g/担体100gの範囲でよく、好ましくは、コバルト20g/担体100g〜コバルト55g/担体100gの範囲である。
コバルト塩は、具体的には、硝酸コバルト、即ち Co(No32・6H2O でよい。
触媒担体の含浸は、原則として、いかなる公知の方法や手順でも行なうことができる。たとえば、初期湿潤(incipient wetness)含浸法やスラリー含浸法などで行うことができる。したがって、触媒担体の含浸は、たとえば、米国特許第6455462号や米国特許第5733839号に記載されている方法で行なえばよい(これらの特許文献はここに言及することにより本明細書に組み込まれる)。
より具体的には、含浸は、たとえば、粒状触媒担体、水及びコバルト塩を含むスラリーを高温下で大気圧以下の圧力下(たとえば5kPa(絶対圧)、好ましくは大気圧〜10kPa(絶対圧))に置き、得られた含浸担体を高温下に上記の大気圧以下の圧力下で乾燥することにより行なえばよい。更に具体的には、含浸は、たとえば、処理の初期段階で、上記スラリーを高温下で上記の大気圧以下の圧力下に置いて担体にコバルト塩を含浸させ、得られた含浸担体を部分的に乾燥させて部分的乾燥含浸担体を得、その後、処理の後期段階で、該部分的乾燥含浸担体を高温下で上記の大気圧以下の圧力下に置き、その際、処理の後期段階での温度を処理の初期段階での温度よりも高くする、及び/または、処理の後期段階での圧力を処理の初期段階での圧力よりも低くすることにより、処理の後期段階では処理の初期段階よりも急速に含浸担体を乾燥させ、こうして乾燥含浸担体を得る、ことにより行なえばよい。
含浸については、触媒担体に対して2段階または3段階以上の含浸を行なって所望のコバルト担持量を得ることもできる。各含浸工程は、上記のように処理の初期段階と処理の後期段階を含むことができる。
また、本発明の方法は、含浸の各工程において、スラリーの乾燥速度を制御して特定の乾燥プロファイルとなるようにすることもできる。
触媒担体の含浸には、所望のコバルト担持量と担体の細孔容積に応じて、2段階スラリー相含浸法(2-step slurry phase impregnation process)を用いることができる。
触媒担体の含浸と乾燥は、典型的には、回転スクリューを有する円錐形の真空乾燥機や、回転式真空乾燥機を用いて行うことができる。
コバルト含浸の工程において、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ルテニウム(Ru)、レニウム(Re)またはこれらの混合物の水溶性前駆体塩を、活性成分の還元性を高めることのできるドーパントとして添加してもよい。
含浸・乾燥した原料を仮焼するためには、当業者に公知のいかなる方法を用いてもよい。たとえば、流動床や回転炉や仮焼炉(calciner)などを用いて、200℃〜400℃で行なえばよい。具体的には、WO第01/39882号に記載されている方法で行なえばよい(この特許文献はここに言及することにより本明細書に組み込まれる)。
本発明はまた、本発明の方法で得られる活性化フィッシャー‐トロプシュ合成用触媒も提供する。
活性化フィッシャー‐トロプシュ合成用触媒は、炭化水素の製造方法に用いることができる。活性化フィッシャー‐トロプシュ合成用触媒を用いる炭化水素の製造方法は、水素(H2)と一酸化炭素(CO)を含む合成ガスを180℃〜250℃の高温下と10〜40バールの加圧下において上記の活性化フィッシャー‐トロプシュ合成用触媒と接触させることにより、水素と一酸化炭素のフィッシャー‐トロプシュ反応を行う方法である。
以下の実施例に参照して本発明を更に詳細に説明するが、以下の実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
活性化すると30g Co/0.075g Pt/1.5g Si/100g Al2O3 の組成を有するスラリー相フィッシャー-トロプシュ合成用触媒(出願人が所有)を形成するフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒の粒状前駆体を用いた。この粒状触媒前駆体は、WO第01/39882号に詳述されている。
この予備還元済み触媒前駆体の代表バッチ(representative batch)を以下の手順で製造した。Puralox SCCa 2/150(細孔容積0.48ml/g)(ドイツ国、ハンブルク 22297、ユーバーゼーリング 40の SASOL Germany GmbH 製)を、シリコンで変性し、最終シリコンレベルが2.5Si原子/担体nm2となるようにした。TEOS(テトラエトキシシラン)をエタノールに加え、得られた溶液にアルミナを加え(エタノール1リットル/アルミナ1kg)、得られた混合物を60℃で30分撹拌した。その後、溶媒を、乾燥装置のジャケット温度95℃の真空下で除去した。得られた乾燥変性担体を500℃で2時間仮焼した。17.4kgのCo(NO3)2・6H2O、9.6gの(NH3)4Pt(NO3)2、及び11kgの蒸留水からなる溶液を調製し、20.0kgの上記シリカ変性ガンマ−アルミナ担体をこの溶液に加えた。得られたスラリーを円錐形の真空乾燥機に入れて混ぜ合わせ続けた。このスラリーの温度を60℃に上げてから、20kPa(絶対圧)に加圧した。乾燥工程の最初の3時間においては、温度を徐々に上げて、3時間後に95℃に達した。3時間後に圧力を3〜15kPa(絶対圧)に下げ、初期湿潤含浸法の時点の乾燥速度を2.5m%/1時間とした。含浸と乾燥を完全に行なうのに9時間かかり、その後、含浸乾燥触媒担体を直ぐにそのまま流動床仮焼機に入れた。仮焼機に入れた時点での乾燥含浸触媒担体の温度は約75℃であった。仮焼機への導入には約1〜2分かかり、仮焼機の内部温度は設定温度の約75℃に維持された。乾燥含浸触媒担体を加熱して75℃から250℃に昇温(加熱速度は0.5℃/分で、空気の空間速度は1.0m3 n/Co(NO3)2・6H2Oの1kg/1時間)して、その後250℃を6時間維持した。コバルト担持量が 30g Co/100g Al2O3 の触媒を得るために、第2の含浸/乾燥/仮焼工程を行なった。9.4kgのCo(NO3)2・6H2O、15.7gの(NH3)4Pt(NO3)2、及び15.1kgの蒸留水からなる溶液を調製し、第1の含浸と仮焼を行なった触媒前駆体の20.0kgをこの溶液に加えた。得られたスラリーを円錐形の真空乾燥機に入れて混ぜ合わせ続けた。このスラリーの温度を60℃に上げてから、20kPa(絶対圧)に加圧した。乾燥工程の最初の3時間においては、温度を徐々に上げて、3時間後に95℃に達した。3時間後に圧力を3〜15kPa(絶対圧)に下げ、初期湿潤含浸法の時点の乾燥速度を2.5m%/1時間とした。含浸と乾燥を完全に行なうのに9時間かかり、その後、処理済触媒担体を直ぐにそのまま流動床仮焼機に入れた。仮焼機に入れた時点での乾燥含浸触媒担体の温度は約75℃であった。仮焼機への導入には約1〜2分かかり、仮焼機の内部温度は設定温度の約75℃に維持された。乾燥含浸触媒担体を加熱して75℃から250℃に昇温(加熱速度は0.5℃/分で、空気の空間速度は1.0m3 n/Co(NO3)2・6H2Oの1kg/1時間)して、その後250℃を6時間維持した。こうして、アルミナ担体担持コバルト触媒前駆体を得た。
この触媒前駆体の1つのサンプル(「触媒前駆体A1」と命名)に対して、以下の手順で標準的な1段階還元工程(即ち活性化工程)を行なった。
流動床(内径20mm)還元ユニットにおいて、触媒前駆体A1を大気圧下で還元し、その際、希釈しないH2還元ガス(即ち100容量%のH2)を総供給ガスとし、空間速度は13.7m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間とし、同時に以下の温度プログラムを用いた。加熱速度1℃/分で加熱して25℃から425℃に昇温し、425℃を16時間等温に維持する。
こうして、触媒前駆体A1を比較触媒A1へと変えた。
上記触媒前駆体の他の1つのサンプル(「触媒前駆体A2」と命名)に対して、425℃の等温に維持する時間を4時間とする以外は触媒前駆体A1に対する上記手順と同様の還元処理を行った。
上記触媒前駆体の更に他の1つのサンプル(「触媒前駆体B1」と命名)に対して、以下の手順で3段階還元工程を行なった。
(i)第1活性化段階において、サンプルを第1加熱速度1℃/分で加熱して25℃から140℃に昇温し、
(ii)第2活性化段階において、サンプルを第1活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持しながら、140℃に3時間維持し、
(iii)第3活性化段階において、サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して140℃から425℃に昇温しながら、第1活性化段階及び第2活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持し、その後、425℃に16時間維持した。
また、還元処理は上記流動床還元ユニットで行ない、3つの活性化段階のいずれにおいても、希釈しないH2還元ガス(即ち100容量%のH2)を用いた。また、3つの活性化段階のいずれにおいても、空間速度は13.7m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間とした。
こうして、触媒前駆体B1に対して本発明の3段階還元/活性化処理を行ない、本発明の触媒である触媒B1を得た。
還元中に、触媒前駆体A1、触媒前駆体A2及び触媒前駆体B1は、それぞれ、フィッシャー‐トロプシュ合成用(FTS)の触媒A1、触媒A2及び触媒B1に変わった。これらの触媒は実験室スケールの反応器において、現実的なFTS条件(230℃で、入り口混合ガスにおけるH2とCOの圧力が16.2バール〜16.4バールで、H2とCOの入口比が1.9:1で、合成ガス転化率が60±5%)を用いて評価した。
Figure 0005284346
RIAF = Relative Intrinsic Fischer-Tropsch synthesis Activity Factor(相対フィッシャー‐トロプシュ合成活性因子)
上記表1から、本発明の3段階還元処理は触媒のメタン形成の選択率に影響を与えないことは明らかである。
上記表1(RIAFデータ)から、本発明の3段階還元処理によって還元した触媒B1(実験406$)の処理開始から1日後の活性は、標準的方法で還元した触媒A1やA2(実験198£や実験CB036)の活性と比較して有意に高いことは明らかである。
所定の触媒製造手順Xに厳密に従って製造した予備還元触媒前駆体(即ち触媒前駆体X)を用いて製造した担持コバルト スラリー相触媒の「相対フィッシャー‐トロプシュ合成活性因子」(RIAFX)を以下のように定義する。
RIAFx = [Axi/AX] (1)
式中:
a)Axiは任意の還元手順に従って活性化された触媒前駆体Xのアレニウス前指数項(Arrhenius pre-exponential factor)である。
b)AXは、下記の標準的1段階還元手順に従って活性化された触媒前駆体Xについて、スラリー相連続撹拌タンク形反応器(Continuous Stirred Tank Reactor (CSTR))フィッシャー‐トロプシュ合成を現実的条件下で15時間連続的に実施して推定したアレニウス前指数項である。
標準的1段階還元手順: 15±5gの触媒前駆体A(即ち予備還元した触媒塊)について流動床(内径20mm)での還元を大気圧下で行なう。その際、希釈しないH2還元ガス(純度5.0)を総供給ガスとし、空間速度は13700ml n/還元可能コバルト1g/1時間とし、同時に以下の温度プログラムを用いた。加熱速度1℃/分で加熱して25℃から425℃に昇温し、425℃を16時間等温に維持する。
c)AxiとAXの両方に当てはまるアレニウス前指数項Aは、一般的に受け入れられているコバルト含有フィッシャー‐トロプシュ触媒の下記実験速度式から定義される。
rFT = [Ae(-Ea/RT)PH2PCO]/[1+KPCO]2 (2)
したがって、アレニウス前指数項Aは以下のように定義される。
A = [rFT (1+KPCO)2]/[e(-Ea/RT)PH2PCO] (3)
式中:
FTはフィッシャー‐トロプシュ合成産物に転化したCOのモル数/単位時間/予備還元された状態の触媒前駆体の単位質量である。
d)xは触媒前駆体を表す。
活性化すると30g Co/0.075g Pt/1.5g Si/100g Al2O3 の組成を有するスラリー相フィッシャー-トロプシュ合成用触媒(出願人が所有)を形成するフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒の粒状前駆体である触媒前駆体Bi(i=3〜9)を用いた。この粒状触媒前駆体は、WO第01/39882号に詳述されている。この触媒前駆体Biは、実施例1のA1、A2、B1と同様の方法で製造した。
上記触媒前駆体の7つのサンプル(「触媒前駆体Bi」と命名)に対して、以下の手順で3段階還元工程を行なった(表2)。
(i)第1活性化段階において、サンプルを第1加熱速度1℃/分で加熱して25℃から温度X℃に昇温し、その際、混合ガスYを使用し、
(ii)第2活性化段階において、サンプルを第1活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持しながら、温度X℃に3時間維持し、その際、混合ガスVを使用し、
(iii)第3活性化段階において、サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して温度X℃から425℃に昇温しながら、第1活性化段階及び第2活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持し、その後、425℃に4時間維持した。
また、還元処理は上記流動床還元ユニットで行なった。また、3つの活性化段階のいずれにおいても、空間速度は13.7m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間とした。
こうして、触媒前駆体Biに対して本発明の3段階還元/活性化処理を行ない、触媒Biを得た。触媒前駆体B3〜B9に対して本発明の3段階還元/活性化処理を行なったので、対応する得られた触媒B3〜B9は本発明の触媒である。
還元中に、触媒前駆体Bi(i=3〜9)は、それぞれ、フィッシャー‐トロプシュ合成用(FTS)の触媒Bi(i=3〜9)に変わった。これらの触媒は実験室スケールの反応器において、現実的なFTS条件(230℃で、圧力が17.5バール(ゲージ圧)で、H2とCOの入口比が1.9:1で、入口ガスの不活性ガス含量が15%(したがって入口ガスの85%がH2とCOからなる)で、合成ガス転化率が50%〜65%)を用いて評価した。
Figure 0005284346
上記表2から、適切な混合ガスと温度を用いる本発明の3段階還元処理法によって得られる触媒は触媒活性が高いことが結論できる。
30g Co/0.075g Pt/100g (1.5g Si/100g Puralox SCCa 2/150)の組成を有するスラリー相フィッシャー-トロプシュ合成(FTS)用触媒を、1.5g Si/100g Puralox SCCa 2/150(商標)の組成を有する変性した粒状予備成形担体を用いて製造した。製造においては、水性スラリー相含浸処理と乾燥を行なった後、米国特許第5733839号、WO第99/42214号、WO第00/20116号に一般的に記載されている方法で直接流動床仮焼を行なった(これらの特許文献はここに言及することにより本明細書に組み込まれる)。Puralox SCCa 2/150は純粋な予備成形ガンマ−アルミナ粒状触媒担体であり、ベーマイトの仮焼により製造される。しかし、この場合は、この触媒担体の製造中に変性を行ない、Siの1.5g/担体100gを含有させた。この製造のために、WO第99/42214号に記載されている手順を用いた。
具体的には、以下のようにして触媒を製造した。
回転蒸発器に入れた500ml容量の丸型ボールフラスコにおいて、温度60℃と大気圧下で、43.70gのCo(NO3)2・6H2Oを40mlの蒸留水に溶解し、得られた溶液に、0.024gのPt(NH3)4・(NO3)2(10mlの蒸留水に溶解)と3.75gの無水マレイン酸を加えた後、1.5g Si/100g Puralox SCCa 2/150の組成を有する変性した予備成形担体の50.0gを更に加えた。水性スラリー相含浸処理と真空乾燥を、下記の手順で行なった。
Figure 0005284346
真空乾燥した中間生成物に対して、下記の手順で流動床仮焼を直接行なった。
・ 1.7dm3 n/分の速度での連続的空気流通
・ 下記の温度プログラムを使用:
加熱速度1℃/分で加熱して25℃から250℃に昇温し、250℃を6時間等温に維持する。
こうして得られた仮焼中間生成物の50.0gに対して、以下の第2の「コバルト/プラチナ含浸と仮焼」の工程を行なった。
回転蒸発器に入れた500ml容量の丸型ボールフラスコにおいて、温度60℃と大気圧下で、23.51gのCo(NO3)2・6H2Oを40mlの蒸留水に溶解し、得られた溶液に、0.039gのPt(NH3)4・(NO3)2(10mlの蒸留水に溶解)を加えた後、第1の「コバルト/プラチナ含浸と仮焼」で得られた上記仮焼中間生成物の50.0gを更に加えた。水性スラリー相含浸処理と真空乾燥を、下記の手順で行なった。
Figure 0005284346
真空乾燥した中間生成物に対して、下記の手順で流動床仮焼を直接行なった。
・ 1.7dm3 n/分の速度での連続的空気流通
・ 下記の温度プログラムを使用:
加熱速度1℃/分で加熱して25℃から250℃に昇温し、250℃を6時間等温に維持する。
実験室スケールでのスラリー相連続撹拌タンク形反応器(Continuous Stirred Tank Reactor (CSTR))フィッシャー‐トロプシュ合成(FTS)実験を行なう前に、仮焼体を以下の手順で還元し、更にワックスで被覆した。
上記触媒前駆体の5つのサンプル(「触媒前駆体Ci」と命名)に対して、以下の手順で3段階還元工程を行なった(表3)。
(i)第1活性化段階において、サンプルを第1加熱速度1℃/分で加熱して25℃から温度X℃に昇温し、その際、純粋な100%水素を使用し、
(ii)第2活性化段階において、サンプルを第1活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持しながら、温度X℃に3時間維持し、その際、純粋な100%水素を使用し、
(iii)第3活性化段階において、サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して温度X℃から425℃に昇温しながら、第1活性化段階及び第2活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持し、その後、425℃に10時間維持した。
また、還元処理は上記流動床還元ユニットで行なった。また、3つの活性化段階のいずれにおいても、空間速度は13.7m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間とした。
こうして、触媒前駆体Ci(i=2〜5)に対して本発明の3段階還元/活性化処理を行ない、触媒Ci(i=2〜5)を得た。触媒Ci(i=2〜5)は本発明の触媒である。
還元中に、触媒前駆体Ci(i=1〜5)は、それぞれ、フィッシャー‐トロプシュ合成用(FTS)の触媒Ci(i=1〜5)に変わった。これらの触媒は実験室スケールの反応器において、現実的なFTS条件(230℃で、圧力が17.0バール(ゲージ圧)で、H2とCOの入口比が1.6:1で、入口ガスの不活性ガス含量が15%(したがって入口ガスの85%がH2とCOからなる)で、合成ガス転化率が50%〜65%)を用いて評価した。
Figure 0005284346
上記表3から、30g Co/100g Al2O3を含む触媒であり、有機変性剤(即ち無水マレイン酸)を用いて製造し、第1活性化段階で適切な温度を用いる本発明の3段階還元処理法によって還元した触媒は、触媒活性が高いことが結論できる。
活性化すると18g Co/0.15g Pd/1.5g Si/100g Al2O3 の組成を有するスラリー相フィッシャー-トロプシュ合成用触媒(出願人が所有)を形成するフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒の粒状前駆体を用いた。この粒状触媒前駆体は、WO01/39882号に詳述されている。
この予備還元済み触媒前駆体の代表バッチ(representative batch)を以下の手順で製造した。Puralox SCCa 2/150(細孔容積0.48ml/g)(ドイツ国、ハンブルク 22297、ユーバーゼーリング 40の SASOL Germany GmbH 製)を、シリコンで変性し、最終シリコンレベルが2.5Si原子/担体nm2となるようにした。TEOS(テトラエトキシシラン)をエタノールに加え、得られた溶液にアルミナを加え(エタノール1リットル/アルミナ1kg)、得られた混合物を60℃で30分撹拌した。その後、溶媒を、乾燥装置のジャケット温度95℃の真空下で除去した。得られた乾燥変性担体を500℃で2時間仮焼した。88.89gのCo(NO3)2.6H2O、2.297gの6.53% (NH3)4Pd(NO3)2 水溶液、及び100mlの蒸留水からなる溶液を調製し、Buchi社製蒸発器に入れた1000ml容量のBuchi社製丸底フラスコに入れて、オイルバスで60℃に加熱した。100.0gの上記シリカ変性ガンマ−アルミナ担体をこの溶液に加えた。得られたスラリーを混ぜ合わせ続けた。10分後にフラスコ内部を200ミリバールの減圧にした。この条件で混ぜ合わせ続けた。さらに30分後にスラリーの温度を70℃に上げた。さらに90分後にスラリーの温度を85℃に上げた。さらに60分後に減圧度を50ミリバールにした。この条件でさらに240分間スラリーを混ぜ合わせ続けた。含浸と乾燥を完全に行なうのに7時間10分かかり、その後、含浸乾燥触媒担体を直ぐにそのまま流動床仮焼機に入れた。乾燥含浸触媒担体を加熱して、含浸触媒担体の温度±50℃から290℃に昇温(加熱速度は1.0℃/分で、空気の空間速度は1.0m3 n/Co(NO3)2・6H2Oの1kg/1時間)して、その後290℃を6時間維持した。こうして、アルミナ担体に担持したコバルト触媒前駆体を得た。
この触媒前駆体の1つのサンプル(「触媒前駆体D1」と命名)に対して、以下の手順で標準的な還元工程(即ち活性化工程)を行なった。
流動床(内径20mm)還元ユニットにおいて、触媒前駆体D1を大気圧下で還元し、その際、希釈しないH2還元ガスを総供給ガスとし、空間速度は22.8m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間とし、同時に以下の温度プログラムを用いた。加熱速度1℃/分で加熱して25℃から425℃に昇温し、425℃を4時間等温に維持する。こうして、触媒前駆体D1を比較触媒D1へと変えた。
上記触媒前駆体の他の3つのサンプル(「触媒前駆体Di(i=2〜4)」と命名)に対して、以下の手順で3段階還元工程を行なった(表4)。
(i)第1活性化段階において、サンプルを第1加熱速度1℃/分で加熱して25℃から温度X℃に昇温し、その際、純粋な100%水素を使用し、
(ii)第2活性化段階において、サンプルを第1活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持しながら、温度X℃に3時間維持し、その際、純粋な100%水素を使用し、
(iii)第3活性化段階において、サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して温度X℃から425℃に昇温しながら、第1活性化段階及び第2活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持し、その後、425℃に4時間維持した。
また、還元処理は上記流動床還元ユニットで行なった。また、3つの活性化段階のいずれにおいても、空間速度は22.8m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間とした。
こうして、触媒前駆体Di(i=2〜4)に対して本発明の3段階還元/活性化処理を行ない、触媒Di(i=2〜4)を得た。触媒Di(i=2〜4)は本発明の触媒である。
還元中に、触媒前駆体Di(i=1〜4)は、それぞれ、フィッシャー‐トロプシュ合成用(FTS)の触媒Di(i=1〜4)に変わった。これらの触媒は実験室スケールの反応器において、現実的なFTS条件(230℃で、圧力が17.0バール(ゲージ圧)で、H2とCOの入口比が1.6:1で、入口ガスの不活性ガス含量が15%(したがって入口ガスの85%がH2とCOからなる)で、合成ガス転化率が50%〜65%)を用いて評価した。
Figure 0005284346
上記表4から、18g Co/100g Al2O3を含み且つPdを促進剤として用いる触媒前駆体を、第2活性化段階で適切な温度を用いる本発明の3段階還元処理法によって還元することによって得られる触媒は、触媒活性が高いことが結論できる。
触媒前駆体Eも、活性化すると30g Co/0.075g Pt/1.5g Si/100g Al2O3 の組成を有するスラリー相フィッシャー-トロプシュ合成用触媒(出願人が所有)を形成するフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒の粒状前駆体である。この粒状触媒前駆体は、WO第01/39882号に詳述されている。この触媒前駆体Eは、触媒前駆体A及び触媒前駆体Bと同様の方法で製造した。
上記触媒前駆体の1つのサンプル(「触媒前駆体E」と命名)に対して、以下の手順で3段階還元工程を行なった(表5)。
(i)第1活性化段階において、サンプルを第1加熱速度1℃/分で加熱して25℃から温度120℃に昇温し、その際、希釈しない水素を使用し、
(ii)第2活性化段階において、サンプルを第2加熱速度0.11℃/分で加熱して120℃から温度140℃に昇温しながら、第1活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持し、
(iii)第3活性化段階において、サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して温度140℃から425℃に昇温しながら、第1活性化段階及び第2活性化段階におけるのと同じ空間速度に維持し、その後、425℃に4時間維持した。
また、還元処理は上記流動床還元ユニットで行なった。また、3つの活性化段階のいずれにおいても、空間速度は13.7m3 n/還元可能コバルト1kg/1時間とした。
こうして、触媒前駆体Eに対して本発明の3段階還元/活性化処理を行ない、触媒Eを得た。触媒Eは本発明の触媒である。
還元中に、触媒前駆体Eはフィッシャー‐トロプシュ合成用(FTS)の触媒Eに変わった。この触媒は実験室スケールの反応器において、現実的なFTS条件(230℃で、圧力が17.5バール(ゲージ圧)で、H2とCOの入口比が1.9:1で、入口ガスの不活性ガス含量が15%(したがって入口ガスの85%がH2とCOからなる)で、合成ガス転化率が50%〜65%)を用いて評価した。
Figure 0005284346
上記表5から、第2活性化段階で適切なゆっくりした加熱速度を用いる本発明の3段階還元処理法によって触媒前駆体を還元することによって得られる触媒は、触媒活性が高いことが結論できる。
フィッシャー-トロプシュ合成に一定期間使用した使用済みコバルトFTS触媒(30g Co/担体100gを含む)を以下の方法で再生した。
ワックスで被覆された使用済み触媒を350℃で水素中で水素化してから、冷却し、ドライアイス(即ちCO2)で不動態化した。不動態化した触媒サンプルを、実験室スケールの流動床仮焼ユニットで空気中で酸化した。こうして得られた再生触媒前駆体を触媒前駆体Fと命名する。
触媒前駆体F1を、以下の標準的な1段階法(比較例)により還元した:
酸化された触媒前駆体を実験室スケールの流動床還元ユニットにおいて以下の還元処理に付した。水素の空間速度は1500mln/触媒1g/1時間。加熱速度1℃/分で加熱して425℃に昇温する。425℃を16時間維持する。水素中で室温まで冷却したのち、得られた還元(活性化)触媒を取り出してワックス中に入れ、その後再使用する。
触媒前駆体F2に対して、以下の手順で本発明の3段階還元工程を行なった。
酸化された触媒前駆体を実験室スケールの流動床還元ユニットにおいて、水素の空間速度が1500mln/触媒1g/1時間で、以下の還元処理に付した。
(i)サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して90℃に昇温し、
(ii)サンプルを加熱速度0.07℃/分で加熱して90℃から160℃に昇温し、
(iii)サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して160℃から425℃に昇温し、その後、425℃に16時間維持した。水素中で室温(±25℃)まで冷却したのち、得られた還元(活性化)触媒を取り出してワックス中に入れ、その後再使用する。
標準的な1段階法で還元したサンプル(即ちF1)と本発明の3段階還元工程で還元したサンプル(即ちF2)について、実験室スケールのマイクロ スラリー反応器でフィッシャー-トロプシュ合成性能の試験を行なった(表6参照)。
Figure 0005284346
上記表6から、本発明の3段階還元処理法によって再生触媒前駆体を還元することによって得られる触媒は触媒活性が高いことが結論できる。
フィッシャー-トロプシュ合成に一定期間使用した使用済みコバルトFTS触媒(30g Co/担体100gを含む)を以下の方法で再生した。
ワックスで被覆された使用済み触媒を350℃で水素中で水素化してから、冷却し、ドライアイス(即ちCO2)で不動態化した。不動態化した触媒サンプルを、実験室スケールの流動床仮焼ユニットで空気中で酸化した。こうして得られた再生触媒前駆体を触媒前駆体Gと命名する。
触媒前駆体G1を、以下の標準的な1段階法(比較例)により還元した:
酸化された触媒前駆体を実験室スケールの流動床還元ユニットにおいて以下の還元処理に付した。水素の空間速度は1500mln/触媒1g/1時間。加熱速度1℃/分で加熱して425℃に昇温する。425℃を16時間維持する。水素中で室温まで冷却したのち、得られた還元(活性化)触媒を取り出してワックス中に入れ、その後再使用する。
触媒前駆体G2に対して、以下の手順で本発明の3段階還元工程を行なった。
酸化された触媒前駆体を実験室スケールの流動床還元ユニットにおいて、水素の空間速度が1500mln/触媒1g/1時間で、以下の還元処理に付した。
(i)サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して130℃に昇温し、
(ii)サンプルを130℃に3時間維持し、
(iii)サンプルを加熱速度1℃/分で加熱して130℃から425℃に昇温し、その後、425℃に16時間維持した。水素中で室温(±25℃)まで冷却したのち、得られた還元(活性化)触媒を取り出してワックス中に入れ、その後再使用する。
標準的な1段階法で還元したサンプル(即ちG1)と本発明の3段階還元工程で還元したサンプル(即ちG2)について、実験室スケールのマイクロ スラリー反応器でフィッシャー-トロプシュ合成性能の試験を行なった(表7参照)。
Figure 0005284346
上記表から、本発明の3段階還元処理法によって再生触媒前駆体を還元することによって得られる触媒は触媒活性が高いことが結論できる。

Claims (13)

  1. フィッシャー‐トロプシュ合成用担持コバルト触媒を製造するための方法であって、
    第1活性化段階において、コバルトを含浸させ且つ酸化コバルトを含む触媒担体からなるフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒の粒状前駆体を、水素含有還元性ガスまたは窒素含有ガスを用いて、第1加熱速度HR1で、前駆体が温度T1(但し80℃ 1 180℃)に達するまで処理して、部分的に処理した触媒前駆体を得、
    第2活性化段階において、部分的に処理した触媒前駆体を、水素含有還元性ガスを用いて、第2加熱速度HR2(但し0 HR2 < HR1)で、時間t1(但しt1は0.1〜20時間)の間処理して、部分的に還元した触媒前駆体を得、そして、
    第3活性化段階において、部分的に還元した触媒前駆体を、水素含有還元性ガスを用いて、第3加熱速度HR3(但しHR3 > HR2)で、部分的に還元した触媒前駆体が温度T2(但し300℃ 2 600℃)に達するまで処理し、また、温度T2に時間t2(但し0時間 < t2 20時間)の間維持して、活性化したフィッシャー-トロプシュ合成用担持コバルト触媒を得る、
    ことを含むことを特徴とする方法。
  2. 第1活性化段階において、第1加熱速度HR1が、0.5℃/分 HR1 10℃/分の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 第1活性化段階において、第1加熱速度HR1が、1℃/分 HR1 2℃/分の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 第2活性化段階において、時間t1が、1時間 1 10時間の条件を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 第2活性化段階において、時間t1が、2時間 1 6時間の条件を満足することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 第2活性化段階において、触媒前駆体を温度T1に維持することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 第2活性化段階において、第2加熱速度HR2が、0.05℃/分 HR2 0.5℃/分の条件を満足することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  8. 第2活性化段階において、第2加熱速度HR2が、0.1℃/分 HR2 0.2℃/分の条件を満足することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 第3活性化段階において、時間t2が、1時間 2 10時間の条件を満足することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. ガスの空間速度が第1活性化段階、第2活性化段階及び第3活性化段階の処理において一定であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 第1活性化段階、第2活性化段階及び第3活性化段階の処理のいずれも、0.6〜1.3バール(絶対圧)の圧力下で行なうことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 第1活性化段階で水素含有還元性ガスを用い、各活性化段階における水素含有還元性ガスが、90容量%を超えるH2と10容量%未満の不活性ガスからなることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 各活性化段階における水素含有還元性ガスが、97容量%を超えるH2と3容量%未満の不活性ガスからなることを特徴とする請求項12に記載の方法。
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