JP5284298B2 - 薄膜形成装置 - Google Patents

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本発明は、基板に薄膜を形成する薄膜形成装置に関する。
最近、基板上に原子層単位で薄膜を形成する原子層成長法(以下、省略してALD(Atomic Layer Deposition)法ともいう)が薄膜形成方法として注目されている。ALDは、形成しようとする膜を構成する元素を主成分とする2種類のガスを成膜対象基板上に交互に供給し、基板上に原子層単位で薄膜を形成することを複数回繰り返して所望厚さの膜を形成する薄膜形成技術である。例えば、基板上にAl23膜を形成する場合、TMA(Tri-Methyl Aluminum)からなる原料ガスとOを含む酸化ガスが用いられる。また、基板上に窒化膜を形成する場合、酸化ガスの代わりに窒化ガスが用いられる。
ALD法は、原料ガスを供給している間に1層あるいは数層の原料ガス成分だけが基板表面に吸着され、余分な原料ガスは成長に寄与しない、いわゆる成長の自己停止作用(セルフリミット機能)を利用する。
ALD法は、一般的なCVD(Chemical Vapor Deposition)法と比較して高い段差被覆性と膜厚制御性を併せ持ち、メモリ素子のキャパシタや、「high-kゲート」と呼ばれる絶縁膜の形成への実用化が期待されている。また、250℃程度の温度で絶縁膜が形成可能であるため、液晶ディスプレイなどのように、ガラス基板を用いる表示装置の薄膜トランジスタのゲート絶縁膜の形成への適用なども期待されている。
このALD法において、例えば、基板に吸着した原料ガスの成分を酸化するとき、酸化ガスを高温により活性化させる。このとき、活性化された酸素を用いて、基板に吸着した原料ガスの成分を酸化させる。例えば、下記特許文献1には、ALD法を用いた薄膜形成装置が記載されている。
また、特許文献2に示すように、プラズマを用いて酸化ガスを活性化させて、酸素ラジカルを作り、この酸素ラジカルを、基板に吸着した原料ガスの成分と反応させるプラズマALD法を用いた薄膜形成装置も知られている。
特開2009−173963号公報 特開2009−191311号公報
このようなALD法により、微細な凹部でも、高いステップカバレッジで薄膜を埋め込むことが可能となる。
しかし、これらの装置において、例えば、原料ガスとしてTMA、反応ガスとして酸化ガスを用いて、基板に酸化アルミニウムの薄膜を形成するとき、成膜空間内で形成される薄膜に寄与しない余分なTMAのガスあるいは酸化ガスは常時排気管を介して排気される。このとき、余分なTMAのガスおよび酸化ガスは、排気管の内表面でお互いに反応して膜や粉状粒子等の反応生成物を形成する場合がある。また、排気管に接続されるドライポンプ等のポンプ装置の内部において、TMAのガスと酸化ガスとの反応による反応生成物が形成される場合もある。さらに、TMAのガスおよび酸化ガスの排気の繰り返しにより成長し堆積した反応生成物である膜や粉状粒子の一部が分離して、ポンプ装置の内部が汚染される場合もある。
図3には、プラズマを用いたALDにより薄膜を形成する薄膜形成装置100の一例が示されている。
薄膜形成装置100は、成膜容器102と、原料ガス供給部104、反応ガス供給部106と、プラズマ生成素子108と、シャワーヘッド板110と、基板ステージ112と、加熱ヒータ114と、昇降機構116と、排気部118.120と、を有する。
原料ガス供給部104から供給されたTMAのガスの成分が、成膜容器102の成膜空間内で、基板ステージ112に載置され加熱ヒータ114で加熱された基板に吸着される。成膜容器102の成膜空間は、排気部118,120により減圧状態になっている。
また、反応ガス供給部106から成膜容器102内に反応ガスである酸素ガスが供給されてシャワーヘッド板110から噴射され、一方、シャワーヘッド板110の下方にあるプラズマ生成素子108により成膜空間でプラズマが生成される。このプラズマにより、酸素ガスが電離し、その一部は酸素ラジカルとなり、基板に吸着されているTMAの成分と反応して、酸化アルミニウムの薄膜が形成される。
酸化アルミニウムの薄膜の形成に寄与しない余分なTMAのガスおよび酸素ガスあるいは酸素ラジカルは、排気管を介して排気部16から排出される。
しかし、排気部120の排気管には、余分なTMAの原料ガスおよび酸素ガスが交互に流れるので、排気管の内表面には、反応生成物である酸化アルミニウムの膜や粉状粒子が形成され堆積しやすい。また、排気部120内にも酸化アルミニウムが形成され易い。さらに、排気管の内表面で成長した膜や粉状粒子の一部が分離して、ポンプ装置の内部が汚染される場合もある。
そこで、本発明は、薄膜を形成する際、従来の薄膜形成装置のように、排気部に反応性生物が形成されることが殆ど無く、メンテナンスのし易い薄膜形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、基板に薄膜を形成する薄膜形成装置である。
当該装置は、
原料ガスおよび反応ガスが別々のタイミングで交互に供給されて、基板に薄膜を形成するための減圧した成膜空間を形成する成膜容器と、
原料ガスおよび反応ガスを排気する排気管を備えるガス排気部と、を有し、
前記ガス排気部には、前記排気管の長手方向に平行な細孔が複数設けられた、多孔質材からなるガスフィルターが、前記排気管に接続されて設けられ
前記ガス排気部は、前記排気管の断面積より大きな断面積を持つガス流路拡大部を有し、
前記ガス流路拡大部の断面の全体を占めるように、前記ガスフィルターが設けられ、
前記ガス流路拡大部には、前記排気管の開口部と前記ガスフィルターとの間の、前記排気管の開口部の前面に、前記開口部の断面より広い面積を持つ平板が、前記平板の端部と前記ガス流路拡大部の壁面との間にガス流路を持つように、設けられている
本発明の他の一態様は、基板に薄膜を形成する薄膜形成装置である。
当該装置は、
原料ガスおよび反応ガスが別々のタイミングで交互に供給されて、基板に薄膜を形成するための減圧した成膜空間を形成する成膜容器と、
原料ガスおよび反応ガスを排気する排気管を備えるガス排気部と、を有し、
前記ガス排気部には、前記排気管の長手方向に平行な細孔が複数設けられた、多孔質材からなるガスフィルターが、前記排気管に接続されて設けられ、
前記ガス排気部は、前記排気管の断面積より大きな断面積を持つガス流路拡大部を有し、
前記ガス流路拡大部の断面の全体を占めるように、前記ガスフィルターが設けられ、
前記ガスフィルターの前記細孔の断面積は分布を持ち、前記分布では、前記ガス流路拡大部の断面中心に近いほど断面積が小さい。
上述の薄膜形成装置によれば、従来の薄膜形成装置のように、排気部に反応生成物が形成されことが殆ど無く、メンテナンスがし易い装置が実現される。
本発明の薄膜形成装置の一実施例であるALD装置の構成を説明する図である。 図1に示すALD装置に用いられるガスフィルターを説明する図である。 従来の薄膜形成装置を説明する図である。
以下、本発明の薄膜形成装置および薄膜形成方法について詳細に説明する。
図1は、本実施形態のALD装置の概略の構成を示す図である。
図1に示すALD装置10は、形成しようとする膜を構成する元素を主成分とする2種類の成膜ガス(原料ガスおよび反応ガス)を成膜対象の基板28上に交互に供給する。その時、反応ガスを用いて基板28上に原子層単位で原料ガスの酸化膜を形成する。上記処理を1サイクルとして、処理を複数サイクル、例えば100サイクル程度繰り返すことにより所望厚さの薄膜が形成される。なお、反応ガスとして、オゾンガス等の酸化ガスや、窒素ガス等の窒化ガスが用いられる。
ALD装置10は、成膜容器12と、原料ガス供給部14と、反応ガス供給部16と、排気部18,20と、基板ステージ22と、リフトピン24と、昇降機構26と、を主に有する。以下、TMAを原料ガスとし、オゾンガスを反応ガスとして、基板28上にアルミニウムの金属酸化膜を形成する場合を例に挙げて説明するが、窒化膜の場合も同様である。勿論、オゾンガスの代わりに酸素ガスを用いることもできる。
成膜容器12内の成膜空間30には、基板ステージ22と、加熱ヒータ32と、が設けられている。基板ステージ22は、成膜空間30の下方に設けられ、加熱ヒータ32は、基板ステージ22の下方の部分に設けられている。
基板28は、基板ステージ22を貫通して成膜容器12の外側から立設するリフトピン24にて支持される。また、成膜中の基板28は基板ステージ22に載置される。リフトピン24は、基板28の交換のために昇降機構26によって上下方向に昇降可能になっている。また、リフトピン24の代わりに、基板ステージ22自体が基板28の交換のために自在に昇降する機構を備えてもよい。
ALD装置10は、加熱ヒータ32により基板28を250℃程度に加熱した状態で、薄膜を形成する、いわゆる熱ALD装置である。
成膜容器12の左側側壁には、原料ガス、反応ガスを成膜空間30内に供給する、原料ガス供給部14と反応ガス供給部16とが設けられている。
原料ガス供給部14は、原料ガスであるTMAのガスを、供給管14aを介して、成膜空間30に供給する。これにより、基板28上にTMAの成分が吸着される。
反応ガス供給部16は、反応ガスであるオゾンガスを、供給管16aを介して、成膜空間30に供給する。オゾンガスの供給は、TMAのガスの供給が停止されているときに行われる。すなわち、TMAのガスとオゾンガスは、交互に成膜空間30に供給される。オゾンガスが基板28に吸着されているTMAの成分と反応を起こして、金属酸化膜からなる薄膜を形成する。
また、成膜空間30には、TMAの原料ガスと反応ガスであるオゾンガスの供給が交互に行われる間隙に、窒素ガス等の不活性ガスがパージガスとして成膜空間30に供給される。これにより、TMAのガスとオゾンガスとの入れ替えが効率よく行われる。
薄膜の形成は、原子単位で行われるので、TMAの基板28上への吸着およびTMAのオゾンガスとの反応は極めて短時間に行われる。例えば、TMAとオゾンガスとの反応は、例えば数m秒で行われる。その際、この反応が基板28全体でまんべんなく行われるように、例えば1秒程度、オゾンガスが基板28上に流される。TMAのガスとオゾンガスの供給を交互に100回程度行うことにより、例えば数nm〜数10nm等の薄膜を形成することができる。
このような成膜容器16は、排気部18,20によるTMAのガス、オゾンガス、パージガス等の排気により、成膜空間30は、所定の真空度(例えば、10Pa〜100Pa、あるいは数Pa〜数100Pa)に常時維持される。排気部20は、成膜容器12内の、基板ステージ22の下方の床面に設けられた排気口から延びる排気管とポンプを有する。排気管は、成膜容器12内の下部空間と接続されている。
排気部18は、薄膜の形成中に供給された、薄膜形成に寄与しない余分で不要なTMAのガス、余分で不要な反応ガス、および不要なパージガスを排気する。排気部18は、排気管18a、ガス流路拡大部18b、ポンプ18eを有する。
排気官18aは、成膜容器12の開口部から延びており、ポンプ18eとの間に、ガス流路拡大部18bが設けられている。
ガス流路拡大部18bは、排気管18aの断面より広い断面を持つ部分である。ガス流路拡大部18bには、ガス流路拡大部18bの断面の全体を占めるように、ガスフィルター18dが設けられている。図2は、ガスフィルター18dの斜視図である。ガスフィルター18dは、排気管18aの長手方向に平行な細孔18fが複数設けられた、多孔質材からなる。図中では、細孔は、矩形形状を成している。ここで、多孔質材は、セラミック材や金属のうち多孔質構造となって、気孔率が30〜80%のものをいう。好ましくは、気孔率は50〜80%である。
細孔の断面形状は、特に限定されず、円形、楕円形、多角形形状等が用いられる。細孔の断面積も特に限定されないが、例えば、細孔の断面積は、ガス流路拡大部18bの断面積の60%〜90%である。ガスフィルター18dの厚さも特に限定されないが、例えば10〜30cmである。
このようなガスフィルター18dを用いるのは、余分で不要なTMAのガスがガスフィルター18dの細孔18fの内表面に吸着されて、ポンプ18eに流れ込まないようにするためである。すなわち、ガスフィルター18dの表面において、余分で不要なTMAのガスと反応ガスにより反応生成物が形成される。ガスフィルター18dは多孔質であるので、細孔の壁面の凹凸があり、表面積が極めて大きい。このため、余分で不要なTMAのガスが細孔の表面に吸着され易い。また、ガスフィルター18dは、排気管18aの長手方向に平行に複数の細孔が設けられているので、ポンプ18eでガスを排気するときの排気部18のコンダクタンスを大きい。このため、余分で不要なTMAのガスやオゾンガスを成膜空間30から迅速に排気することができる。成膜空間30から短時間の排気が求められるのは、上述したように、TMAのガスおよびオゾンガスを交互に流すことを100回程度行うALDにおいて、成膜に要する合計時間を短縮するためである。
ガス流路拡大部18bには、排気管18aの開口部とガスフィルター18dとの間の、排気管の開口部の前面に、開口部の断面より広い面積を持つ平板18cが設けられている。平板18cは、平板18cの端部とガス流路拡大部18bの壁面との間にガス流路を持つように設けられている。
このように、排気管18aの開口部とガスフィルター18dとの間の、排気管18aの開口部の前面に平板18cを設けるのは、排気管18aの開口部からガス流路拡大部18bに流れるガスの流れを広げ、ガスが、ガスフィルター18d全体に満遍なく通るようにするためである。
以上のように、排気部18に、ガスフィルター18dが設けられるので、TMAのガスとオゾンガスとがガス流路拡大部18bにおいて反応しやすい。このため、余分で不要なTMAのガスとオゾンガスを除去することができ、ポンプ18eに流れ込み難くなる。したがって、従来の薄膜形成装置のように、排気部に反応生成物が形成され難い、メンテナンスのし易い薄膜形成装置が実現される。しかも、ガスの排気の際の排気部18のコンダクタンスは高く保たれるので、成膜空間30からガスを短時間に排気することができる。
このようなALD装置10では、以下の薄膜形成が行われる。
加熱された基板12を配置した減圧状態の成膜空間30内に、原料ガス供給部14は一定量のTMAのガスを供給して、基板28にTMAの成分を原子単位で吸着させる。
基板28にTMAの成分が原子単位で吸着された後、図示されないパージガス供給部から供給されたパージガスにより、成膜空間30内の余分で不要なTMAのガスが排気部18から排気される。排気の際、ガス流路拡大部18bのガスフィルター18dにてTMAのガスが吸着される。ガス流路拡大部18bにおける排気管18aの開口部の前面に平板18cが設けられるので、TMAのガスの流れが一端停留した後、TMAのガスの流れは広がり、TMAのガスはガスフィルター18dを満遍なく通る。このため、TMAのガスがガスフィルター18dにより吸着され易くなる。したがって、ポンプ18eの内部にTMAのガスが流れ込み難くなる。
一方、パージガスが排気された後、オゾンガスが反応ガス供給部16から成膜空間30に供給される。オゾンガスは、250℃程度に加熱された基板28の上方を通ることにより、オゾンガスの一部と、基板12に吸着した原料ガスの成分とが反応して、基板28に所定の酸化膜が形成される。
基板28上のTMAの成分にオゾンガスが反応した後の不要となった余分なオゾンガスは、排気部18に向かう。排気の際、オゾンガスがガス流路拡大部18bを通るとき、ガスフィルター18dに吸着したTMAの成分と反応して、ガスフィルター18dの表面に反応生成物が形成される。このとき、平板18cが、ガス流路拡大部18bにおける排気管18aの開口部の前面に設けられるので、オゾンガスの流れは一端停留した後広がり、ガスフィルター18dを満遍なく通る。このため、ガスフィルター18dに吸着されたTMAの成分は効率よく反応して、反応生成物を作り、ガスフィルター18dの表面に付着する。
この後、図示されないパージガス供給部から供給されたパージガスにより、成膜空間30内の余分なガスが排気部18から効率よく排気される。
このように、本実施形態は、排気管18aに平行な複数の細孔18fを持つガスフィルター18dを用いるので、排気部18のコンダクタンスは高く維持され、短時間にガスを排気することができる。しかも、ガスフィルター18dは、多孔質で構成されるため、細孔18fの内表面には、微小凹凸があり、TMAのガスを効率よく吸着することができる。
なお、本実施形態では、平板18cを用いてガスがガスフィルター18dを満遍なく通るように構成したが、平板18を設けず、ガスフィルター18dの細孔18fの断面積は分布を持ち、この分布は、ガス流路拡大部18dの断面中心に近いほど断面積が小さい構成とすることもできる。このように、ガスフィルター18dの外周側の細孔の断面積を、内側に比べて大きくすることにより、コンダクタンスの分布ができ、ガスの流れが広がる。このため、ガスフィルター18dの断面全体にガスが満遍なく流れるようになる。
本実施形態のALD装置10は、熱ALD装置であるが、平行平板型の2つの電極をプラズマ生成素子として用いた平行平板型のプラズマALD装置であってもよい。また、成膜容器の対向する壁面から互い違いに棒状に突出させて、大面積の均一なプラズマを生成する複数のモノポールアンテナをプラズマ生成素子として用いたプラズマALD装置であってもよい。このようなプラズマALD装置は、例えば、WO2007/114155に詳細に記載されている。
以上、本発明の薄膜形成装置について詳細に説明したが、本発明の薄膜形成装置および薄膜形成方法は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 ALD装置
12,102 成膜容器
14,104 原料ガス供給部
14a,16a 供給管
16,106 反応ガス供給部
18,20,118,120 排気部
18a 排気管
18b ガス流路拡大部
18c 平板
18d ガスフィルター
18e ポンプ
18f 細孔
22,112 基板ステージ
24 リフトピン
26,116 昇降機構
28 基板
30 成膜空間
32,114 加熱ヒータ
100 薄膜形成装置
108 プラズマ生成素子
110 シャワーヘッド板

Claims (2)

  1. 基板に薄膜を形成する薄膜形成装置であって、
    原料ガスおよび反応ガスが別々のタイミングで交互に供給されて、基板に薄膜を形成するための減圧した成膜空間を形成する成膜容器と、
    原料ガスおよび反応ガスを排気する排気管を備えるガス排気部と、を有し、
    前記ガス排気部には、前記排気管の長手方向に平行な細孔が複数設けられた、多孔質材からなるガスフィルターが、前記排気管に接続されて設けられ
    前記ガス排気部は、前記排気管の断面積より大きな断面積を持つガス流路拡大部を有し、
    前記ガス流路拡大部の断面の全体を占めるように、前記ガスフィルターが設けられ、
    前記ガス流路拡大部には、前記排気管の開口部と前記ガスフィルターとの間の、前記排気管の開口部の前面に、前記開口部の断面より広い面積を持つ平板が、前記平板の端部と前記ガス流路拡大部の壁面との間にガス流路を持つように、設けられている、薄膜形成装置。
  2. 基板に薄膜を形成する薄膜形成装置であって、
    原料ガスおよび反応ガスが別々のタイミングで交互に供給されて、基板に薄膜を形成するための減圧した成膜空間を形成する成膜容器と、
    原料ガスおよび反応ガスを排気する排気管を備えるガス排気部と、を有し、
    前記ガス排気部には、前記排気管の長手方向に平行な細孔が複数設けられた、多孔質材からなるガスフィルターが、前記排気管に接続されて設けられ、
    前記ガス排気部は、前記排気管の断面積より大きな断面積を持つガス流路拡大部を有し、
    前記ガス流路拡大部の断面の全体を占めるように、前記ガスフィルターが設けられ、
    前記ガスフィルターの前記細孔の断面積は分布を持ち、前記分布では、前記ガス流路拡大部の断面中心に近いほど断面積が小さい、薄膜形成装置。
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