JP5283758B2 - 伝熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、伝熱装置に関し、特に、配管系に均等に熱を伝える伝熱装置に関する。
従来、流体を搬送するための配管において、配管内部を輸送される流体の高精度の温度管理を必要とするとき、配管を加熱することにより流体の温度を制御する場合がある。
配管を加熱するための技術に関し、従来、軸線に沿って配管挿通用の貫通孔が形成された筒状体を該軸線に沿って2等分に切断してなる一対の半筒体からなり、配管に装着した状態で、対向する切断面同士で隙間を形成することを特徴とする配管加熱用被覆体が提案されている(たとえば、特開2007−2986号公報(特許文献1)参照)。
また従来、熱媒体流通管を囲繞する2つ割りの囲繞体の表面に多数の凹溝を形成し、その凹溝にその両端部が嵌入する半円形状等の嵌合体により2つ割りの嵌合体を跨ぐように取付ける囲繞体と嵌合体とからなる、熱媒体流通管の被覆体が提案されている(たとえば、特開2003−185086号公報(特許文献2)参照)。
特開2007−2986号公報 特開2003−185086号公報
上記の技術では、配管加熱用の被覆体の外側全面を被覆して配置されたヒータからの熱を被覆体を介して伝熱することで、配管を加熱することが行なわれている。しかし、ヒータと被覆体との接触条件が異なることや、ヒータ自身の発熱分布によって、配管に温度分布が発生するため、配管を均一に加熱することは困難であった。この配管の温度分布を改善するため、被覆体を厚肉化して、被覆体の内面側の温度の均一性を向上させることが必要になるが、この場合、被覆体の熱容量が増大しエネルギー消費量が増加するとともに、装置が大型化し、重量が増大する問題があった。
また、上記の技術では、被覆体が配管に接触する部分において、熱伝導によって被覆体から配管への熱伝達量が増加する。被覆体から配管への熱伝達量が配管の周方向でばらつくと、配管の温度分布が乱れるので、被覆体から配管への熱伝達量ができるだけ一定になるように、被覆体と配管との接触条件を調整する必要がある。そのため、配管を囲繞するように被覆体を取り付ける際の微調整が必要となり、装置の組み立て性が低下、すなわち、組み立て時の工数が増加するともにコストが増大するという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、配管系全体を高精度に温度管理できる、伝熱装置を提供することである。
本発明に係る伝熱装置は、内部を流体が流れる配管系に熱を伝える伝熱装置であって、配管系を囲繞する高熱伝導性の伝熱ブロックと、配管系の延在方向に沿って伝熱ブロックに形成されたヒートパイプと、ヒートパイプに熱を加える加熱部とを備える。伝熱ブロックは、配管系の延在方向に沿って分割可能な、複数の分割ブロックを含む。
上記伝熱装置において好ましくは、配管系は、第一配管と、第二配管と、第一配管の一端部と第二配管の一端部とを連結する連結部と、を含み、ヒートパイプは、第一配管の他端部から第二配管の他端部にまで至るように延在する。
上記伝熱装置において好ましくは、連結部の外径は、第一配管の外径および第二配管の外径よりも大きく、伝熱ブロックには、ヒートパイプよりも配管系に近接する部分に、配管系の延在方向に沿って延びる管状空間が形成されている。
上記伝熱装置において好ましくは、配管系は、第一配管と、第二配管と、第一配管の一端部と第二配管の一端部とを連結する連結部と、を含み、連結部の外径は、第一配管の外径および第二配管の外径よりも大きく、ヒートパイプは、第一配管に沿って埋設された第一回路と、第二配管に沿って埋設された第二回路とを含む。
上記伝熱装置において好ましくは、加熱部は、連結部を囲繞する伝熱ブロックに熱的に接触する。
上記伝熱装置において好ましくは、加熱部は、第一回路の連結部に近接する側の端部を加熱する第一熱源と、第二回路の連結部に近接する側の端部を加熱する第二熱源と、を含む。
上記伝熱装置において好ましくは、伝熱ブロックは、第一回路が埋設された第一ブロックと、第二回路が埋設された第二ブロックと、連結部を囲繞する連結ブロックとを含む。加熱部は、連結ブロックに熱的に接触する。
上記伝熱装置において好ましくは、ヒートパイプは、連結ブロックに埋設された第三回路を含む。
上記伝熱装置において好ましくは、分割ブロックのうち一つのみにヒートパイプが埋設される。
上記伝熱装置において好ましくは、伝熱ブロックは、配管系の延在方向と直交する断面において、多角形状の外形を有する。
上記伝熱装置において好ましくは、ヒートパイプは、伝熱ブロック内に形成され真空排気された中空部と、中空部に滞留する作動流体とを含む。
上記伝熱装置において好ましくは、伝熱ブロックの外周面に溝部が形成されており、ヒートパイプは、溝部内に埋設され真空排気された管部材と、管部材内に滞留する作動流体と、を含む。
上記伝熱装置において好ましくは、配管系の端部に連結された機器をさらに備え、伝熱ブロックは、上記機器を囲繞する。
本発明の伝熱装置によると、配管系に均等に熱を伝えることができ、配管系全体を高精度に温度管理することができる。
実施の形態1の伝熱装置の構成を示す模式図である。 図1中のII−II線に沿う伝熱装置の断面図である。 図1中のIII−III線に沿う伝熱装置の断面図である。 実施の形態2の伝熱装置の構成を示す模式図である。 図4中のV−V線に沿う伝熱装置の断面図である。 実施の形態3の伝熱装置の構成を示す模式図である。 図6中のVII−VII線に沿う伝熱装置の断面図である。 図6中のVIII−VIII線に沿う伝熱装置の断面図である。 実施の形態4の伝熱装置の構成を示す模式図である。 実施の形態5の伝熱装置の構成を示す模式図である。 実施の形態6の伝熱装置の構成を示す模式図である。 実施の形態7の伝熱装置の構成を示す模式図である。 実施の形態7の伝熱装置の構成の他の例を示す模式図である。 実施の形態8の伝熱装置の構成を示す模式図である。 図14中のXV−XV線に沿う伝熱装置の断面図である。 図14中のXVI−XVI線に沿う伝熱装置の断面図である。 実施の形態8の伝熱装置の構成の他の例を示す模式図である。 実施の形態9の伝熱装置の構成を示す模式図である。 図18中のXIX−XIX線に沿う伝熱装置の断面図である。 図18中のXX−XX線に沿う伝熱装置の断面図である。 実施の形態9の伝熱装置の構成の他の例を示す模式図である。 実施の形態10の伝熱装置の構成を示す模式図である。 図22中のXXIII−XXIII線に沿う伝熱装置の断面図である。 図22中のXXIV−XXIV線に沿う伝熱装置の断面図である。 実施の形態11の伝熱装置の構成を示す模式図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1の伝熱装置の構成を示す模式図である。図2は、図1中のII−II線に沿う伝熱装置の断面図である。図3は、図1中のIII−III線に沿う伝熱装置の断面図である。図1では、本実施の形態の伝熱装置を用いた流体搬送装置1の、部分的に切断した平面図が示されている。
図1に示すように、流体搬送装置1は、二つの機器110,120と、機器110,120を接続する配管系10とを備える。流体搬送装置1は、図1中の白抜き矢印に示すように、一方の機器110から配管系10を経由して他方の機器120へ流体を流通させる装置である。配管系10は、第一配管12と、第二配管14とを含む。第一配管12は、一端部13aと他端部13bとを有する。第二配管14は、一端部15aと他端部15bとを有する。配管系10はまた、第一配管12の一端部13aと第二配管14の一端部15aとを連結する連結部16と、機器110と第一配管12の他端部13bとを連結する連結部18と、第二配管14の他端部15bと機器120とを連結する連結部19とを含む。
流体搬送装置1は、伝熱装置20を備える。伝熱装置20は、配管系10に均等に熱を伝え、配管系10を介して、配管系10の内部を流れる流体を均一に加熱する。伝熱装置20は、配管系10を囲繞する伝熱ブロック30と、配管系10の延在方向に沿って伝熱ブロック30に形成されたヒートパイプ40と、ヒートパイプ40に熱を加える加熱部の一例としてのヒータ52とを備える。
ここでいう配管系10とは、流体を流通させる配管と、当該配管に接続された配管付属品とを含む概念であって、配管付属品を含んだ相互に連結された配管の集合体を指す。配管は、直管に限られず、任意の形状に曲げられた曲げ管を含み、また非可撓性管に限らず、たとえばフレキシブルチューブなどの可撓性管を含んでもよい。配管付属品としては、たとえば、エルボやティーなどに代表される継手、バルブ、ストレーナ、ノズルなどが挙げられる。また、流体を貯蔵するタンク、流体を加熱し気化させる気化器、気体状の原料を供給して基板の表面への成膜などの所定の反応が行なわれる反応室などの、配管に連通接続された機器類を、配管系10に含んでもよい。
配管系10を被覆する伝熱ブロック30は、たとえばアルミニウムまたは銅などの金属材料に代表される、高熱伝導性の材料により形成されている。伝熱ブロック30をアルミニウム製とすると、伝熱ブロック30を軽量化でき、また伝熱ブロック30の配管系10に対向する面をアルマイト処理すれば輻射による熱伝達効率を向上できるので望ましい。また伝熱ブロック30を銅製とすると、熱伝導率をより高くすることができ、またヒートパイプ40の作動流体として熱特性の良好な水を用いることができるので望ましい。
ヒートパイプ40は、従来のウィック式のヒートパイプであって、伝熱ブロック30内に形成された中空部を含む。この中空部は、密閉された空間であって、真空排気され減圧された真空空間として形成されている。中空部の内面には、毛管力を有する多孔質材料により形成されたウィック42が設けられている。ウィック42としては、上記中空部の内表面に金網や焼結金属が取り付けられてもよく、内表面に細かい溝が形成されてもよい。
ヒートパイプ40はまた、上記中空部に滞留する作動流体を含む。作動流体は、加熱されて蒸発し、かつ放熱して凝縮する性質(凝縮性)を有する。この凝縮性の作動流体が、真空減圧された密閉空間である中空部に適量注入されることで、ヒートパイプ40を形成することができる。ヒートパイプ40は、ヒータ52が配置された高温部において加熱され蒸気化した作動流体が中空部内を移動し、中空部内の相対的に温度の低い低温部の壁面において凝縮して潜熱を放出して、中空部を均等に加熱する。凝縮した作動流体は、ウィック42の毛細管作用によって、上記高温部へ還流する。この繰り返しで、高温部から低温部への熱輸送が行なわれる。
なお、ヒートパイプ40は、上述したウィック式に限られるものではなく、重力を援用するサーモサイホン式のヒートパイプであってもよく、ループ型細管の内部に2相凝縮性作動液を封入したループ型細管ヒートパイプであってもよい。
ヒートパイプ40は、第一配管12の他端部13bから第二配管14の他端部15bにまで至るように延在する。図1に示すように、ヒートパイプ40は、第一配管12の他端部13bに接続される連結部18を囲繞する伝熱ブロック30から、第二配管14の他端部15bに接続される連結部19を囲繞する伝熱ブロック30まで、配管系10の延在方向に沿って、伝熱ブロック30の内部に形成されている。ヒートパイプ40は、第一配管12、第二配管14および連結部16の延在方向の全体を囲繞している。
ヒートパイプ40を加熱して作動流体を蒸発させるヒータ52としては、任意の熱源を用いることができる。典型的には、たとえば電気ヒータ、熱媒循環式のヒータまたは誘導加熱式のヒータなどを適用することができる。
ヒータ52は、機器110に近接する側のヒートパイプ40を加熱するように、伝熱ブロック30と熱的に接触している。図1および図2に示すように、ヒータ52は、円筒形状の伝熱ブロック30の外周面に接触している。ヒータ52は、伝熱ブロック30と熱的に接触して、伝熱ブロック30を介してヒートパイプ40に熱を伝えることができればよく、図1および図2に示すように伝熱ブロック30の外表面に接触する構成のほか、伝熱ブロック30の内部にヒータ52が埋め込まれてもよい。ヒータ52がヒートパイプ40の任意の一箇所を加熱できれば、ヒートパイプ40の全体を均一に加熱することができるので、ヒータ52の配置は図1に示す位置に限られない。
ここで、「熱的に接触」とは、伝熱ブロック30とヒータ52との間において、熱が直接的に伝達される、熱伝達効率が十分に高い状態とされていることをいう。これらの部材が相互に当接して、直接機械的に接触している場合に限られない。たとえば、ヒータ52が伝熱ブロック30とロウ付け、溶接などで一体化されている場合、また、熱伝導性の高い物質を中間に介在させて間接的に接触している場合をも、熱的に接触している状態に含むものとする。
機器110から第一配管12、第二配管14を経て機器120へ至る装置全体が、断熱材50によって外側から被覆されている。断熱材50によって、流体搬送装置1と外部との熱伝達が抑制されている。そのため、配管系10を流通する気化された流体の再液化を抑制できるとともに、エネルギーロスを低減できる構成とされている。断熱材50は、熱伝導を抑える障壁の働きをする熱伝導性の低いものであればどのようなものであってもよく、たとえばグラスウールやポリスチレンフォームなどの固体の中に気体の小泡を多量に有する素材により形成される。
図2および図3に示すように、伝熱ブロック30は、複数の分割ブロック32,34を含む。配管系10の周囲は、分割型の伝熱ブロック30で覆われている。本実施の形態では、分割ブロック32,34は、配管系10の延在方向(すなわち、図1中の左右方向、図2,3中の紙面垂直方向)に沿って分割可能な、半円筒形状に形成されている。分割ブロック32,34を組み合わせることで、内部に筒状の中空空間が形成された、中空の円筒形状の伝熱ブロック30が構成される。分割ブロック32,34の内部に中空部が形成されて、分割ブロック32,34にヒートパイプ40が設けられている。
伝熱ブロック30を構成する分割ブロックの形状は、図2および図3に示す半円筒形状に限られず、また分割ブロックの個数も二個に限られるものではない。任意の形状および個数の分割ブロックによって伝熱ブロック30が形成されてもよいが、同一形状の分割ブロックの組み合わせによって伝熱ブロック30が形成されれば、伝熱ブロック30の生産性を向上できるので望ましい。
以上説明した伝熱装置20によると、配管系10の周囲が伝熱ブロック30で被覆され、この伝熱ブロック30の内部に中空部を形成してヒートパイプ40を設け、伝熱ブロック30を経由して配管系10へ熱を伝達する。このようにすれば、ヒートパイプ40の熱輸送機能により伝熱ブロック30が自動的に等温に加熱されるので、配管系10へ伝達される熱量の均一性を向上させることができる。
従来の、伝熱ブロックの外表面にヒータを接触させて配管系を加熱する構成では、ヒータと伝熱ブロックとの接触条件が異なることや、ヒータ自身の発熱分布によって、配管に温度分布が発生する。そのため、配管系を等温にするための制御は困難であった。これに対し、本実施の形態の伝熱装置20では、伝熱ブロック30にヒートパイプ40を形成した構造にすることで、伝熱ブロック30の全体に亘り、均熱性を確保できる。したがって、配管系10に均等に熱を伝えることができ、配管系全体を高精度に温度管理できる伝熱装置20を提供することができる。
伝熱ブロック30の内部に中空回路が設けられてヒートパイプ40が形成されているために、伝熱ブロック30を加熱するヒータ52は、伝熱ブロック30の一部分のみを加熱すればよい。つまり、ヒータ52は、伝熱ブロック30の一部分のみに配置されていればよい。そのため、ヒータ52の小型化、コンパクト化および低価格化を達成できるとともに、ヒータ52が消費するエネルギー量を低減することができるので、伝熱装置20のランニングコストを低減することができる。
伝熱ブロック30の均熱性をヒートパイプ40の機能によって発揮させるので、伝熱ブロック30の温度分布を改善するために伝熱ブロック30を厚肉化する必要はない。伝熱ブロック30の厚みは、ヒートパイプ40の作動流体の内圧に対する強度を確保できる最小の肉厚でよく、伝熱ブロック30を小型化できる。したがって、伝熱ブロック30の熱容量を低減できるので、昇温時のヒータ52の容量の低減が可能となり、エネルギー消費量を低減できる。かつ、伝熱ブロック30を軽量化できる。
伝熱ブロック30を小型化することに伴って、伝熱ブロック30の外周を被覆する断熱材50の周長を短くでき、断熱材50の外表面の面積を小さくできる。断熱材50の表面から周囲への放熱量は断熱材50の表面積に比例し、また、伝熱装置20の定常時のヒータ52の入力は、断熱材50から周囲への放熱量に相当する。したがって、断熱材50の断面周長を短くし、断熱材50の表面積を小さくすることにより、ヒータ52の入力を低減することができるので、エネルギー消費量をより低減できる。
従来の技術では、配管を囲繞して設けられる被覆体と配管との接触条件を調整するために、組み立て時の微調整が必要であった。これに対し、本実施の形態の伝熱装置20では、ヒートパイプ40によって伝熱ブロック30の表面温度が自動的に均一化され、伝熱ブロック30全体が均温面で配管系10を覆う構造となる。そのため、伝熱ブロック30と配管系10との接触条件は、配管系10の温度分布に大きな影響を与えない。したがって、伝熱ブロック30と配管系10との接触条件の調整が不要であるために、装置の組み立て性を向上させ、組み立て時の工数低減およびコストの低減を達成できる。
図1〜3に示す円筒状の伝熱ブロック30の内周面と、伝熱ブロック30に囲繞される配管系10の外表面との間には、隙間が形成されている。図2に示すように、伝熱ブロック30の、第一配管12を被覆する部分の内径は、第一配管12の外径に対し、所定の寸法分大きく設けられている。図3に示すように、伝熱ブロック30の、連結部16を被覆する部分の内径は、連結部16の外径に対し、所定の寸法分大きく設けられている。
このように隙間を形成することで、配管系10の組み付け時に発生する誤差を許容できるので、配管系10の組み付け性を向上させることができる。上述したように、伝熱ブロック30と配管系10との接触条件は配管系10の温度分布に大きな影響を与えず、伝熱ブロック30と配管系10との間の隙間の有無によって配管系10の温度分布は大きく影響されない。
図2および図3に示すように、配管系10は、複数の分割ブロック32,34によって覆われて加熱される。ヒートパイプ40は、分割ブロック32,34の内部に埋設されている。このような分割型の伝熱ブロック30の構造を採用することにより、ヒートパイプ40の配管系10への取り付け、取り外しが容易となるために、配管系10のメンテナンスが容易となる。
また、既設の配管系10を分割型の伝熱ブロック30で覆うことにより、既設の配管系10を均等に加熱できる伝熱装置20を、容易に追設することができる。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2の伝熱装置の構成を示す模式図である。図5は、図4中のV−V線に沿う伝熱装置の断面図である。図4および図5に示すように、実施の形態2の伝熱装置20は、伝熱ブロック30の、ヒートパイプ40よりも配管系10に近接する部分である内径側に、配管系10の延在方向に沿って延びる複数の管状空間31が形成されている点で、実施の形態1とは異なっている。
実施の形態1および2では、第一配管12と第二配管14とを連結する連結部16は、直線継手、エルボなど、第一配管12および第二配管14よりも直径の大きい部分となっている。そのため、ヒートパイプ40が、伝熱ブロック30の両方の端部にまで至るように延びる中空部を含んで構成される場合、第一配管12および第二配管14を囲繞する伝熱ブロック30の内径側には、厚肉の部分が存在する(図1および図2参照)。この厚肉の部分が存在すると、伝熱ブロック30が重量化し、また伝熱ブロック30の熱容量が増大する。
そこで、実施の形態2の伝熱ブロック30では、その内径側において、伝熱ブロック30の延在方向に延びる管状空間31が形成される。このように、伝熱ブロック30の内径部に穴あけ加工を施すことにより、伝熱ブロック30を軽量化し、伝熱ブロック30の熱容量を低減することができる。
(実施の形態3)
図6は、実施の形態3の伝熱装置の構成を示す模式図である。図7は、図6中のVII−VII線に沿う伝熱装置の断面図である。図8は、図6中のVIII−VIII線に沿う伝熱装置の断面図である。実施の形態1と同様に、実施の形態3の配管系10は、第一配管12と、第二配管14と、第一配管12の一端部13aと第二配管14の一端部15aとを連結する連結部16と、を含む。連結部16の外径は、第一配管12の外径および第二配管14の外径よりも大きくされている。
ヒートパイプ40は、図6に示すように、第一配管12に沿って埋設された第一回路44と、第二配管14に沿って埋設された第二回路46とを含む。第一配管12周りに設けられる伝熱装置20は、第一配管12を囲繞する伝熱ブロック30と、第一回路44と、第一回路44に熱を伝えるヒータ52とを含んで構成される。第二配管14周りに設けられる伝熱装置20は、第二配管14を囲繞する伝熱ブロック30と、第二回路46と、第二回路46に熱を伝えるヒータ52とを含んで構成される。
第一配管12と第二配管14とを連結する連結部16には、たとえばジョイント、エルボ、ティーなどが用いられ、連結部16は第一配管12および第二配管14に対し直径が大きくなる。そのため、連結部を囲繞する伝熱ブロック30にヒートパイプ40を設けると、伝熱ブロック30は、ヒートパイプ40を埋設できるだけの径を有する必要があり、伝熱ブロック30が大型化する。
そこで、実施の形態3では、ヒートパイプ40を第一回路44と第二回路46とに分割し、連結部16は伝熱ブロック30のみで覆う構成とされている。このようにすれば、実施の形態1と比較して、第一配管12および第二配管14に近接する伝熱ブロック30の内径側の位置にヒートパイプ40を埋設でき、伝熱ブロック30の外径を小さくすることができる。したがって、伝熱ブロック30を小型化できるので、伝熱ブロック30の軽量化、熱容量の低減などの効果を、より顕著に得ることができる。
実施の形態3の構成では、連結部16の周囲にはヒートパイプ40が配置されない。第一回路44および第二回路46により加熱された伝熱ブロック30からの熱伝導により、連結部16を囲繞する伝熱ブロック30が加熱されることで、連結部16に熱が伝えられる。伝熱ブロック30がアルミニウムや銅などの熱伝導性のよい材料で形成され、かつ、ヒートパイプ40(すなわち第一回路44および第二回路46)と連結部16との間の距離が小さければ、連結部16への熱伝達が熱伝導のみにより行なわれるとしても、配管系10全体の温度分布を十分に小さくでき、配管系10全体を均熱加熱することができる。たとえば、第一配管12の一端部13aと第二配管14の一端部15aとの間の距離が50mm以下程度であれば、伝熱ブロック30の外周面を断熱材50で十分に断熱を施すことで、第一回路44および第二回路46から伝熱ブロック30を介して連結部16へ良好に熱を伝えることができる。
(実施の形態4)
図9は、実施の形態4の伝熱装置の構成を示す模式図である。実施の形態4では、実施の形態1と同様に、ヒートパイプ40は、第一配管12、第二配管14および連結部16の外側を囲繞するように配置されている。ヒートパイプ40は、連結部16を乗り越える形で、径方向の寸法を変化させて形成されている。一箇所のヒータ52が、伝熱ブロック30の外周面に接触して設けられる。ヒータ52は、この例では機器110に近接する側のヒートパイプ40の端部を加熱する。
連結部16の外径は、第一配管12の外径および第二配管14の外径よりも大きくされている。伝熱ブロック30の外径は、伝熱ブロック30にヒートパイプ40を埋設可能であるように、調整されている。第一配管12を囲繞する伝熱ブロック30と、第二配管14を囲繞する伝熱ブロック30とは、連結部16を囲繞する伝熱ブロック30に対して、外径が小さい。伝熱ブロック30は、その延在方向において外径を変化させている。伝熱ブロック30は、連結部16を囲繞する部分の外径が最大であって、第一配管12および第二配管14を囲繞する部分の外径は相対的に小さくなるように、形成されている。
このようにすれば、実施の形態1と比較して、第一配管12および第二配管14を囲繞する伝熱ブロック30を小径に形成することができるので、伝熱ブロック30の軽量化、および熱容量の低減を達成することができる。
また、第一配管12から第二配管14に至るまでの配管系10が、一回路のヒートパイプ40により被覆されているので、ヒートパイプ40を加熱するヒータ52は一箇所に設ければよい。本実施の形態のヒートパイプ40は、湾曲または屈曲された曲がり部を有するために、実施の形態1〜3のヒートパイプと比較して熱伝達性能が低下する可能性がある。しかし、ヒートパイプ40が、十分な熱伝達性能を発揮でき、伝熱ブロック30の全体に均等に熱を伝えることができるように設けられていれば、伝熱ブロック30の小型化およびヒータ52の本数低減の点において、本実施の形態の構成は有利である。
配管系10が一本のヒートパイプ40で囲繞されるため、ヒータ52がヒートパイプ40の任意の一箇所を加熱できれば、ヒートパイプ40の全体を均一に加熱できる。そのため、実施の形態1で説明した通り、ヒータ52は任意に配置することができる。つまり、ヒータ52は、伝熱ブロック30の外表面の任意の位置に接触してもよく、伝熱ブロック30の内部の任意の位置に埋め込まれてもよい。
(実施の形態5)
図10は、実施の形態5の伝熱装置の構成を示す模式図である。実施の形態5の伝熱装置20は、実施の形態3と同様にヒートパイプ40が第一回路44と第二回路46とを含むものの、第一回路44および第二回路46の両方に熱を加えるヒータ52が一箇所のみに配置されている点で異なる。本実施の形態では、加熱部の一例としてのヒータ52は、連結部16を囲繞する伝熱ブロック30に熱的に接触する。ヒータ52が発生した熱は、熱伝導によって伝熱ブロック30内部を伝達され、連結部16に近接する側の第一回路44の端部と、連結部16に近接する側の第二回路46の端部とに伝えられる。この熱によって、第一回路44および第二回路46の作動流体が加熱される。
このようにすれば、一箇所のヒータ52によって第一回路44と第二回路46との両方を加熱できるので、実施の形態3の伝熱装置20と比較してヒータ52の本数を低減できる。そのため、伝熱装置20の装置費用および運転費用を低減させることができる。また、一箇所のヒータ52から第一回路44と第二回路46との両方に均等に熱が伝わるように伝熱装置20を形成すれば、配管系10の温度制御のために複数のヒータ52を制御する必要はなく、配管系10の全体を一層均等な温度に容易に維持することができる。
(実施の形態6)
図11は、実施の形態6の伝熱装置の構成を示す模式図である。実施の形態6の伝熱装置20では、ヒートパイプ40が第一回路44と第二回路46とを含み、加熱部としてのヒータ52は、第一回路44の連結部16に近接する側の端部45を加熱する第一熱源53と、第二回路46の連結部16に近接する側の端部47を加熱する第二熱源54と、を含む。
第一配管12と第二配管14とを連結する連結部16がバルブを含む場合など、連結部16を囲繞する伝熱ブロック30にヒータ52を接触させる構造が好ましくない場合がある。この場合には、本実施の形態のように、第一回路44を加熱する第一熱源53と第二回路46を加熱する第二熱源54とを別々に設置して、第一熱源53および第二熱源54で発生した熱が伝熱ブロック30内部を熱伝導によって伝達されることにより連結部16を加熱してもよい。
このようにすれば、熱伝導によって連結部16を囲繞する伝熱ブロック30を加熱して、連結部16に熱を伝えることができる。第一熱源53と第二熱源54との両方から、連結部16を囲繞する伝熱ブロック30に均等に熱が伝わるように伝熱装置20を形成することにより、連結部16を囲繞する伝熱ブロック30にヒータ52を接触させることを回避し、配管系10の全体を精度よく均等に加熱することができる。
(実施の形態7)
図12は、実施の形態7の伝熱装置の構成を示す模式図である。実施の形態1〜6と比較して、実施の形態7の連結部16は、第一配管12および第二配管14に対して一層大きな外径を有する。連結部16は、図12に示すように、第一配管12および第二配管14の周囲に配置されたヒートパイプ40(第一回路44、第二回路46)の外径よりも大きな外径を有するように形成されている。
伝熱ブロック30は、複数のブロックに分割されている。つまり、伝熱ブロック30は、第一回路44が埋設された第一ブロック36と、第二回路46が埋設された第二ブロック38と、連結部16を囲繞する連結ブロック39とを含む。第一ブロック36と連結ブロック39とは互いに接触し、かつ第二ブロック38と連結ブロック39とは互いに接触している。連結ブロック39は、第一ブロック36および第二ブロック38と比較して、より大きな外径を有する。
加熱部としてのヒータ52は、連結ブロック39に熱的に接触する。ヒータ52は、連結ブロック39の外周面に接触して、連結ブロック39に熱を伝える。ヒータ52により加熱された連結ブロック39によって、連結部16が加熱される。また、連結ブロック39から第一ブロック36および第二ブロック38へ伝熱されることで、第一回路44および第二回路46に熱が伝わり、第一回路44および第二回路46の作動流体が加熱される。
このように、大径の連結部16を取り囲む連結ブロック39を、第一配管12および第二配管14を取り囲む第一ブロック36、第二ブロック38と別体とすることで、伝熱ブロック30全体を小型化することができる。また、伝熱ブロック30を複数のブロックに分割することで、伝熱ブロック30の取り外しが一層容易となるので、配管系10またはヒートパイプ40のメンテナンスが一層容易となる。
図13は、実施の形態7の伝熱装置の構成の他の例を示す模式図である。図13に示す伝熱装置20において、ヒートパイプ40は、連結ブロック39の内部に埋設された第三回路48を含む。このようにすれば、第三回路48の均熱作用によって、連結ブロック39をさらに均熱化することができるので、配管系10の全体にさらに均等に熱を伝える伝熱装置20を提供することができる。
(実施の形態8)
図14は、実施の形態8の伝熱装置の構成を示す模式図である。図15は、図14中のXV−XV線に沿う伝熱装置の断面図である。図16は、図14中のXVI−XVI線に沿う伝熱装置の断面図である。実施の形態8の伝熱装置20は、伝熱ブロック30の形状において、図6〜図8を参照して説明した実施の形態3の伝熱装置とは異なっている。
具体的には、図15および図16に示す配管系10の延在方向と直交する断面において、複数の分割ブロック32,34を含む伝熱ブロック30は、多角形状の外形を有する。本実施の形態では、伝熱ブロック30の外形は略正方形状に形成されているが、伝熱ブロック30は任意の多角形状の外形を有するように形成することが可能である。
伝熱ブロック30の外形を多角形状、特に矩形状とすることで、連結部16を含む配管系10全体を囲繞する一体の伝熱ブロック30の内部に形成されるヒートパイプ40の回路の形成が容易となる。つまり、実機の配管系10では、配管系10が直管状に形成されているとは限らない。たとえば、連結部16が、T字形の分岐部を有するティーである場合など、異なる方向に延在する配管を連結する場合が考えられる。
伝熱ブロック30を多角形状に形成し、伝熱ブロック30の外表面を平面状として、伝熱ブロック30に形成される中空部40を配管に対向する面が平面である形状とすることができる。実機の異なる方向に延在する配管形状に沿った伝熱ブロック30への展開を考慮した場合、ヒートパイプ40を形成する中空部は、配管を囲む半円筒状の形状を実機の異なる方向に延在する配管形状に沿わせるよりも、配管に対向する面が平面状に形成された中空部の方が、中空部の連続性の維持の容易性、ならびに、中空部の加工の容易性の観点より、実現性が高い。したがって、この場合、伝熱ブロック30の断面形状を丸型とするよりも多角形状とするほうが好ましい。
また、ヒートパイプ40を形成するための、伝熱ブロック30の内部に形成される中空部の形状は、図15に示すように、断面形状矩形状にすることができる。加えて、ヒータ52は、平面状の伝熱ブロック30の外周面に接触するように設置される。このような矩形状の中空部や、平面に面接触するヒータ52は、実施の形態3に示すように半円環形状の中空部や円筒面に面接触するヒータと比較して、容易に製作することができる。したがって、伝熱装置20の製作容易性を向上できるので、伝熱装置20の製造コストを低減させることができる。
図17は、実施の形態8の伝熱装置の構成の他の例を示す模式図である。ヒータ52は、ヒートパイプ40の最下部に滞留する液相の作動流体を加熱して気化できるように配置されていればよい。そこで、図17に示すように、断面形状略正方形状の伝熱ブロック30の下面側の外表面に接触するように、ヒータ52を配置することができる。このようにすれば、図15に示す伝熱装置20と比較して、ヒータ52の本数を低減できるので、伝熱装置20のコストを低減することができる。
(実施の形態9)
図18は、実施の形態9の伝熱装置の構成を示す模式図である。図19は、図18中のXIX−XIX線に沿う伝熱装置の断面図である。図20は、図18中のXX−XX線に沿う伝熱装置の断面図である。図19および図20に示すように、実施の形態8と同様に、伝熱ブロック30は多角形状の外形を有する。図示されるように、多角形状とは、実施の形態8で説明した矩形などの凸多角形に限られず、凹多角形も含むものとする。
伝熱ブロック30は、複数の分割ブロック32,34を含む。複数の分割ブロック32,34のうち一つのみにヒートパイプ40が形成される。図19に示すように、実施の形態9の伝熱ブロック30では、二つの分割ブロック32,34のうち一方の分割ブロック32に中空部が形成されてヒートパイプ40が設けられており、他方の分割ブロック34は中実に形成されている。ヒートパイプ40が設けられていない分割ブロック34は、中空部が形成されない分、小型化して形成することができる。
このようにすれば、複数の分割ブロック32,34のそれぞれにヒートパイプ40が埋設される構成に対し、伝熱ブロック30を小型化することができる。したがって、伝熱ブロック30の軽量化、熱容量の低減、低コスト化などの効果を、さらに顕著に得ることができる。
図21は、実施の形態9の伝熱装置の構成の他の例を示す模式図である。図21に示すように、実施の形態1および3で説明した断面形状が円環形状の伝熱ブロック30に含まれる複数の分割ブロック32,34のうち、一つのみにヒートパイプ40が埋設されてもよく、上記と同様に、伝熱ブロック30を小型化できる同等の作用効果が得られる。
(実施の形態10)
図22は、実施の形態10の伝熱装置の構成を示す模式図である。図23は、図22中のXXIII−XXIII線に沿う伝熱装置の断面図である。図24は、図22中のXXIV−XXIV線に沿う伝熱装置の断面図である。実施の形態10の伝熱装置20は、ヒートパイプ40の構成において、実施の形態1〜9と異なっている。
具体的には、実施の形態10の伝熱ブロック30の外周面には、溝部60が形成されている。ヒートパイプ40は、管部材62を含む。管部材62は、溝部60内に埋設されている。管部材62の内部が真空排気され、また管部材62内に作動流体が滞留することで、ヒートパイプ40が形成されている。溝部60の内部には熱伝導性の充填材が充填され、溝部60の表面と管部材62とは充填材を介して熱的に接触し、管部材62から伝熱ブロック30への熱伝達率が高められている。管部材62が配置された後、溝部60には蓋部材64が嵌挿されることで、管部材62は溝部60内部へ確実に保持される。
管部材62には、熱伝導性に優れる銅管が使用される。図23に示す例では、三箇所の溝部60が伝熱ブロック30に形成され、三本の管部材62がそれぞれの溝部60内に埋め込まれている。溝部60を形成する数、および管部材62の本数は任意の数としてもよい。また、それぞれの溝部60に蓋部材64が嵌め込まれているが、蓋部材64の形状は任意であり、たとえば三本の管部材62の全てを保持可能な、三箇所の溝部60全体に亘る蓋部材64を設けてもよい。また蓋部材64と伝熱ブロック30との接合方法も任意であり、たとえば溶接、ロウ付けなどにより蓋部材64を伝熱ブロック30に取り付けることができる。
このように、伝熱ブロック30に形成された溝部60に銅管製の管部材62を用いたヒートパイプ40を埋め込む方式とすることで、ヒートパイプ40の加工が容易となる。つまり、伝熱ブロック30内に中空部を形成するための溶接、ロウ付けなどの接合工程が不要となる。
また、管部材62が銅管製であることにより、ヒートパイプ40の作動流体として、熱特性の良好な水を使用することができる。伝熱ブロック30がアルミニウムにより形成され、伝熱ブロック30内部に形成された中空部を用いたヒートパイプ40により伝熱ブロック30に熱が伝えられる場合、ヒートパイプ40の作動流体として水は使用できず、アルミニウムと反応しない無水アルコール、フッ素系液体などの作動流体を用いる必要がある。銅管製の管部材62を伝熱ブロック30に埋め込むことで、伝熱ブロック30がアルミニウム製であっても、作動流体として熱特性の良好な水を使用することが可能となる。
(実施の形態11)
図25は、実施の形態11の伝熱装置の構成を示す模式図である。図25に示す実施の形態11の伝熱装置20では、伝熱ブロック30は、配管系10の端部に連結された機器110を囲繞する。機器110を覆う伝熱ブロックと、配管系10に熱を伝える伝熱ブロックとは、一体の伝熱ブロック30として形成されている。
ヒータ52は、伝熱ブロック30の外周面に接触して、伝熱ブロック30に熱的に接触している。ヒータ52は、伝熱ブロック30の内部に埋め込まれてもよい。伝熱ブロック30を一体化して、一体のヒータ52により、伝熱ブロック30を介してヒートパイプ40を加熱するとともに、伝熱ブロック30内部の熱伝導によって機器110を加熱する。したがって、一体のヒータ52を用いて、配管系10に加え機器110の温度制御も行なうことができるので、ヒータ52を容易に制御することができる。
伝熱ブロック30は、機器110を覆う伝熱ブロック32,34を含む構造であれば、これまでに説明したどの形状を有していても構わない。すなわち、伝熱ブロック30内のヒートパイプ40の構造は任意であり、ヒータ52の本数および配置も任意である。また、伝熱ブロック30の断面形状は、丸型でも角型でもよい。
機器110がバルブである場合など、機器110の周囲にヒータ52が設けられないほうがよい場合がある。このような場合には、機器110を囲繞する伝熱ブロック30の外周面にはヒータ52を接触させず、第一配管12周りのヒートパイプ40を加熱するヒータ52から伝熱ブロック30内部を伝わる熱伝導によって、機器110に熱が伝わるようにしてもよい。また、機器110を被覆する伝熱ブロック30の内部にまで到達するようにヒートパイプ40を配置してもよく、このようにすれば、ヒートパイプ40の均熱作用により、配管系10と機器110との温度をさらに容易に制御でき、配管系10と機器110との温度の均一性を向上させることができる。
なお、実施の形態1〜11の説明においては、ヒートパイプ40を用いた配管系10の加熱について述べたが、ヒートパイプ40から積極的に熱を奪ってヒートパイプ40の作動流体を冷却させる冷却器を、ヒートパイプ40と熱的に接触するように設けてもよい。当該冷却器は、たとえば空冷または水冷回路、ペルチェ素子など、任煮の冷却器を適用することが可能である。
ヒータ52によるヒートパイプ40の加熱を停止した後に、冷却器によってヒートパイプを冷却すれば、ヒートパイプ40の一部を冷却することにより、ヒートパイプ40全体の冷却を効率的に行なうことができる。このようにすれば、温度設定変更時およびメンテナンス時などの配管系10の温度を下げたい場合に、配管系10をより高速に均一温度で下げることができるので、配管の温度低下に要する時間を短縮でき、メンテナンス時間を短縮することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、各実施の形態の構成を適宜組合せてもよい。また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の伝熱装置は、たとえば半導体ウェハや液晶ガラス基板などに成膜対象物を成膜する際の反応ガスなど、高精度の温度管理を必要とする物質を搬送する流体搬送装置の配管系に熱を伝える伝熱装置に、特に有利に適用され得る。
1 流体搬送装置、10 配管系、12 第一配管、13a,15a 一端部、13b,15b 他端部、14 第二配管、16,18,19 連結部、20 伝熱装置、30 伝熱ブロック、31 管状空間、32,34 分割ブロック、36 第一ブロック、38 第二ブロック、39 連結ブロック、40 ヒートパイプ、42 ウィック、44 第一回路、45,47 端部、46 第二回路、48 第三回路、50 断熱材、52 ヒータ、53 第一熱源、54 第二熱源、60 溝部、62 管部材、64 蓋部材、110,120 機器。

Claims (13)

  1. 内部を流体が流れる配管系(10)に熱を伝える伝熱装置(20)であって、
    前記配管系(10)を囲繞する高熱伝導性の伝熱ブロック(30)と、
    前記配管系(10)の延在方向に沿って前記伝熱ブロック(30)に形成されたヒートパイプ(40)と、
    前記ヒートパイプ(40)に熱を加える加熱部(52)とを備え、
    前記伝熱ブロック(30)は、前記配管系(10)の延在方向に沿って分割可能な、複数の分割ブロック(32,34)を含む、伝熱装置(20)。
  2. 前記配管系(10)は、第一配管(12)と、第二配管(14)と、前記第一配管(12)の一端部(13a)と前記第二配管(14)の一端部(15a)とを連結する連結部(16)と、を含み、
    前記ヒートパイプ(40)は、前記第一配管(12)の他端部(13b)から前記第二配管(14)の他端部(15b)にまで至るように延在する、請求の範囲第1項に記載の伝熱装置(20)。
  3. 前記連結部(16)の外径は、前記第一配管(12)の外径および前記第二配管(14)の外径よりも大きく、
    前記伝熱ブロック(30)には、前記ヒートパイプ(40)よりも前記配管系(10)に近接する部分に、前記配管系(10)の延在方向に沿って延びる管状空間(31)が形成されている、請求の範囲第2項に記載の伝熱装置(20)。
  4. 前記配管系(10)は、第一配管(12)と、第二配管(14)と、前記第一配管(12)の一端部(13a)と前記第二配管(14)の一端部(15a)とを連結する連結部(16)と、を含み、
    前記連結部(16)の外径は、前記第一配管(12)の外径および前記第二配管(14)の外径よりも大きく、
    前記ヒートパイプ(40)は、前記第一配管(12)に沿って埋設された第一回路(44)と、前記第二配管(14)に沿って埋設された第二回路(46)とを含む、請求の範囲第1項に記載の伝熱装置(20)。
  5. 前記加熱部(52)は、前記連結部(16)を囲繞する前記伝熱ブロック(30)に熱的に接触する、請求の範囲第4項に記載の伝熱装置(20)。
  6. 前記加熱部(52)は、前記第一回路(44)の前記連結部(16)に近接する側の端部(45)を加熱する第一熱源(53)と、前記第二回路(46)の前記連結部(16)に近接する側の端部(47)を加熱する第二熱源(54)と、を含む、請求の範囲第4項に記載の伝熱装置(20)。
  7. 前記伝熱ブロック(30)は、前記第一回路(44)が埋設された第一ブロック(36)と、前記第二回路(46)が埋設された第二ブロック(38)と、前記連結部(16)を囲繞する連結ブロック(39)とを含み、
    前記加熱部(52)は、前記連結ブロック(39)に熱的に接触する、請求の範囲第4項に記載の伝熱装置(20)。
  8. 前記ヒートパイプ(40)は、前記連結ブロック(39)に埋設された第三回路(48)を含む、請求の範囲第7項に記載の伝熱装置(20)。
  9. 前記分割ブロック(32,34)のうち一つのみに前記ヒートパイプ(40)が形成される、請求の範囲第1項から第8項のいずれかに記載の伝熱装置(20)。
  10. 前記伝熱ブロック(30)は、前記配管系(10)の延在方向と直交する断面において、多角形状の外形を有する、請求の範囲第1項から第9項のいずれかに記載の伝熱装置(20)。
  11. 前記ヒートパイプ(40)は、前記伝熱ブロック(30)内に形成され真空排気された中空部と、前記中空部に滞留する作動流体とを含む、請求の範囲第1項から第9項のいずれかに記載の伝熱装置(20)。
  12. 前記伝熱ブロック(30)の外周面に溝部(60)が形成されており、
    前記ヒートパイプ(40)は、溝部(60)内に埋設され真空排気された管部材(62)と、前記管部材内に滞留する作動流体と、を含む、請求の範囲第1項から第9項のいずれかに記載の伝熱装置(20)。
  13. 前記配管系(10)の端部に連結された機器(110)をさらに備え、
    前記伝熱ブロック(30)は、前記機器(110)を囲繞する、請求の範囲第1項から第9項のいずれかに記載の伝熱装置(20)。
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