JP2003278983A - 加熱保温配管、及びこれを利用した煙道ガスサンプリング用システム - Google Patents

加熱保温配管、及びこれを利用した煙道ガスサンプリング用システム

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JP2003278983A
JP2003278983A JP2002080135A JP2002080135A JP2003278983A JP 2003278983 A JP2003278983 A JP 2003278983A JP 2002080135 A JP2002080135 A JP 2002080135A JP 2002080135 A JP2002080135 A JP 2002080135A JP 2003278983 A JP2003278983 A JP 2003278983A
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JP
Japan
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heat
pipe
heating
conduit
layer
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Pending
Application number
JP2002080135A
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English (en)
Inventor
Harumi Shimada
晴示 島田
Akinobu Tsuda
明信 津田
Katsuyuki Marui
勝之 丸井
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Nitta Moore Co
Original Assignee
Nitta Moore Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高コストを招く熱源設備や温度コントロールが
不要である加熱保温配管、及びこれを利用した煙道ガス
サンプリング用のシステムを提供すること。 【解決手段】 加熱保温配管は、導管3の外周側にこれ
を加熱するためのヒートパイプ4を設けてある。なお、
導管3とヒートパイプ4を覆う均熱層5を設け、その外
周側に保温層6、保護カバー7を順に設けてある。他
方、煙道ガスサンプリング用システムは、煙道10の中
央部から上部までの範囲のガスを分析・モニタリング室
2まで移送させる導管に、下端部が煙道10のガスサン
プリング箇所より下側に挿入又は近接されたヒートパイ
プ4を沿わせてある。なお、導管3及びヒートパイプ4
を均熱層5で覆うと共に、その外周側に保温層6、保護
カバー7を順に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加熱保温配管、
及びこれを利用した煙道ガスサンプリング用システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】焼却場、火力発電所等の煙突から出る排
出ガスを分析する場合、煙道からサンプリングしたガス
を、分析・モニタリング室まで移送しなければならない
が、移送途中での結露や分析成分の変化を防止するため
に加熱・保温配管が用いられている。
【0003】従来の煙道ガスサンプリング用システムで
は、加熱・保温配管の熱源としては、スチームや電気ヒ
ータが使用されていた。
【0004】しかしながら、上記システムでは、加熱用
としてのスチームや電気の設備、及び温度コントロール
が必要となることから、コスト高になるという問題があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、高コストを招く熱源設備や温度コントロールが不要
である加熱保温配管、及びこれを利用した煙道ガスサン
プリング用のシステムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明)
この発明の加熱保温配管は、導管の外周側にこれを加熱
するためのヒートパイプを設けてある。 (請求項2記載の発明)この発明の加熱保温配管は、上
記請求項1記載の発明に関し、導管とヒートパイプを覆
う均熱層を設け、その外周側に保温層、保護カバーを順
に設けてある。 (請求項3記載の発明)この発明の加熱保温配管は、上
記請求項1記載の発明に関し、導管とヒートパイプの間
に均熱層を設け、前記導管、ヒートパイプ及び均熱層を
保温層で覆うと共にその外周側に保護カバーを設けてあ
ることを特徴とする請求項1記載の加熱保温配管。 (請求項4記載の発明)この発明の加熱保温配管は、上
記請求項1記載の発明に関し、導管とヒートパイプを覆
う保温層を設け、その外周側に保護カバーを設けてあ
る。 (請求項5記載の発明)この発明の煙道ガスサンプリン
グ用システムは、煙道の中央部から上部までの範囲のガ
スを分析・モニタリング室まで移送させる導管に、下端
部が煙道のガスサンプリング箇所より下側に挿入又は近
接されたヒートパイプを沿わせてある。 (請求項6記載の発明)この発明の煙道ガスサンプリン
グ用システムは、上記請求項5記載の発明に関し、導管
及びヒートパイプを均熱層で覆うと共に、その外周側に
保温層、保護カバーを順に設けてある。 (請求項7記載の発明)この発明の煙道ガスサンプリン
グ用システムは、上記請求項5記載の発明に関し、導管
とヒートパイプの間に均熱層を設けると共に、その外周
に保温層、保護カバーを順に設けてある。 (請求項8記載の発明)この発明の煙道ガスサンプリン
グ用システムは、上記請求項5記載の発明に関し、導管
とヒートパイプを保温層で覆うと共に、その外周側に保
護カバーを設けてある。 (請求項9記載の発明)この発明の煙道ガスサンプリン
グ用システムは、上記請求項5乃至8記載の発明に関
し、ヒートパイプ内の作動液は、ガスの温度により選定
されている。
【0007】上記発明の加熱保温配管及び、煙道ガスサ
ンプリング用システムの機能については、以下の発明の
実施の形態の欄で説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施形態として
示した図面に従って説明する。 (実施形態1)この煙道ガスサンプリング用システム
は、図1に示すように、煙突1内の煙道10上部(中央
部から上部の範囲であれば可能)のガスを分析・モニタ
リング室2まで移送させる導管3に、下端部が煙道10
の下部に挿入又は近接されたヒートパイプ4を沿わせて
あるように構成されており、図2に示すように前記導管
3及びヒートパイプを覆う均熱層5を設けると共にその
外側に保温層6、保護カバー7を順に設けてある。つま
り、このシステムでは、導管3及びヒートパイプ4を均
熱層5で覆い、その外側に保温層6、保護カバー7を順
に設けた加熱保温配管を使用している。ここで、ヒート
パイプ4の煙道10への「挿入」とは煙突1の構成壁を
貫通した孔にヒートパイプ4が煙道10に至るまで挿入
することをいい、ヒートパイプ4の煙道10への「近
接」とは煙突1の構成壁に煙道10に近いところに至る
までの貫通しない孔を形成し、この孔にヒートパイプ4
を挿入することをいう。
【0009】導管3は、図1に示すように、上から水平
管30と、直立管31と、煙突1側から分析・モニタリ
ング室2側に向かって上方に少し傾いている傾斜管32
とから構成されている。
【0010】ヒートパイプ4は、図1に示すように、直
立管31と傾斜管32とを加熱・保温するようにしてあ
り、ヒートパイプ3の煙道10への挿入高さは、導管3
の最下位置よりも低く設定してある。
【0011】ここで、ヒートパイプ4内の作動液は、ガ
スの温度により選定されるが、例えばガス温度が100
℃のときにはアセトンやメタノールが、使用される。
【0012】均熱層5は、導管1の全周にヒートパイプ
4からの熱が均一に行き渡るようにするためのものであ
り、アルミ泊とガラスクロスシートから成るテープ状の
積層体が用いられている。
【0013】保温層6は、厚みが約5mmの帯状に形成
されたガラスファイバーを均熱層5の上から4〜5層程
度螺旋状に巻き付けるようにして形成されている。
【0014】保護カバー7は、製品の保護及び防水を目
的として設けられたものであり、ポリビニルクロリデン
(PVC)製の円筒状パイプにより構成されている。
【0015】この煙道ガスサンプリング用システムで
は、ヒートパイプ4は放熱部に向かって瞬時に煙道から
吸収した熱を伝達するので、導管3内は全長に渡って煙
道と同一温度に保温される。また、熱源は煙道ガスであ
るのでスチームや電気ヒータ設備も不要である。つま
り、このシステムでは、高コストを招く熱源設備や温度
コントロールが不要である。 (他の実施形態) .上記実施形態1における加熱保温配管は、図3に示
すように、導管3とヒートパイプ4の間に均熱層5を設
け、前記導管3、ヒートパイプ4及び均熱層5を覆う保
温層6を設けると共にその外周側に保護カバーを設けて
あるものでもよい。 .上記実施形態1における加熱保温配管は、図4に示
すように、導管3とヒートパイプ4を保温層6で覆い、
その外周に保護カバー7を設けてあるものでもよい。 .上記した全ての加熱保温配管において、導管3やヒ
ートパイプ4は一本に限らず複数本でもよい。 .上記煙道ガスサンプリング用システムは基本的には
導管にヒートパイプを沿わせて構成した加熱保温配管を
利用したものであるが、この加熱保温配管は前記煙突の
ような熱源が存在すればその他のシステムにも利用でき
る。
【0016】
【発明の効果】この発明は、上述の如くの構成を有する
ものであるから、次の効果を有する。
【0017】上記発明の実施の形態の欄の記載内容から
明らかなように、高コストを招く熱源設備や温度コント
ロールが不要である加熱保温配管、及びこれを利用した
煙道ガスサンプリング用のシステムを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の煙道ガスサンプリング用
のシステムの概念図。
【図2】煙道ガスサンプリング用のシステムに使用され
る他の実施形態の加熱保温配管の断面図。
【図3】煙道ガスサンプリング用のシステムに使用され
る他の実施形態の加熱保温配管の断面図。
【図4】煙道ガスサンプリング用のシステムに使用され
る他の実施形態の加熱保温配管の断面図。
【符号の説明】
1 煙突 2 分析・モニタリング室 3 導管 4 ヒートパイプ 5 均熱層 6 保温層 7 保護カバー 10 煙道 30 水平管 31 直立管 32 傾斜管32
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸井 勝之 三重県名張市八幡1300番45 ニッタ・ムア ー株式会社名張工場内 Fターム(参考) 3H025 AA16 AB01 AB05 3H036 AA01 AB13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導管の外周側にこれを加熱するためのヒ
    ートパイプを設けてあることを特徴とする加熱保温配
    管。
  2. 【請求項2】 導管とヒートパイプを覆う均熱層を設
    け、その外周側に保温層、保護カバーを順に設けてある
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱保温配管。
  3. 【請求項3】 導管とヒートパイプの間に均熱層を設
    け、前記導管、ヒートパイプ及び均熱層を保温層で覆う
    と共にその外周側に保護カバーを設けてあることを特徴
    とする請求項1記載の加熱保温配管。
  4. 【請求項4】 導管とヒートパイプを覆う保温層を設
    け、その外周側に保護カバーを設けてあることを特徴と
    する請求項1記載の加熱保温配管。
  5. 【請求項5】 煙道の中央部から上部までの範囲のガス
    を分析・モニタリング室まで移送させる導管に、下端部
    が煙道のガスサンプリング箇所より下側に挿入又は近接
    されたヒートパイプを沿わせてあることを特徴とするこ
    とを特徴とする煙道ガスサンプリング用システム。
  6. 【請求項6】 導管及びヒートパイプを均熱層で覆うと
    共に、その外周側に保温層、保護カバーを順に設けてあ
    ることを特徴とする請求項5記載の煙道ガスサンプリン
    グ用システム。
  7. 【請求項7】 導管とヒートパイプの間に均熱層を設け
    ると共に、その外周に保温層、保護カバーを順に設けて
    あることを特徴とする請求項5記載の煙道ガスサンプリ
    ング用システム。
  8. 【請求項8】 導管とヒートパイプを保温層で覆うと共
    に、その外周側に保護カバーを設けてあることを特徴と
    する請求項5記載の煙道ガスサンプリング用システム。
  9. 【請求項9】 ヒートパイプ内の作動液は、ガスの温度
    により選定されていることを特徴とする請求項5乃至8
    のいずれかに記載の煙道ガスサンプリング用システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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