JP2001237581A - 発熱素子の冷却装置 - Google Patents

発熱素子の冷却装置

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JP2001237581A
JP2001237581A JP2000047936A JP2000047936A JP2001237581A JP 2001237581 A JP2001237581 A JP 2001237581A JP 2000047936 A JP2000047936 A JP 2000047936A JP 2000047936 A JP2000047936 A JP 2000047936A JP 2001237581 A JP2001237581 A JP 2001237581A
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heat
heating element
housing
cooling device
working fluid
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JP2000047936A
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Yoshikazu Tanaka
好和 田中
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウトに制約を受けることなく、効率の
よい熱輸送を可能とする。 【解決手段】 内部に熱輸送用作動流体が流れる熱伝導
性部材7で作られた筐体1の内壁面に取付支持部11を
設け、その取付支持部11に発熱素子5が実装された基
板3を直接固定支持し、発熱素子5からの熱が基板3を
介して直接筐体1に伝わるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、人工衛
星等に搭載される高密度に実装される発熱素子の冷却装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、人工衛星等に搭載される発熱素
子の冷却は、例えば、図4に示すように、発熱素子が高
密度に実装された基板101を電子機器103内に収納
配置し、その電子機器103を、ヒートパイプ105を
埋込んだヒートパイプ埋込みパネル107に直付けする
手段を採っている。
【0003】ヒートパイプ埋込みパネル107は、高熱
伝導性金属板で作られていて、図外の放熱面と接触し、
電子機器103から発生する熱をパネル107からヒー
トパイプ105を介して放熱面へ熱輸送することで、冷
却が行なわれる。その熱輸送の作動原理は、管の内部
に、蒸発性液体等から成る作動流体が封入されており、
管内において温度差があると内部の作動流体が高温部で
蒸発して低温部へ流れ、そこで放熱して液化し、毛管作
用で再び高温部へ戻る循理を繰返すことで熱の輸送が行
なわれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発熱素子から発生する
熱は、基板101→電子機器103を構成する本体ケー
ス→パネル107を介してヒートパイプ105に熱輸送
される伝熱経路となる。
【0005】この場合、効率のよい伝熱は、発熱素子か
ら発生する熱を直接ヒートパイプ埋込みパネル107へ
伝達することが最適となるが、従来の伝熱経路にあって
は、発熱素子が実装された基板101とヒートパイプ埋
込みパネル107との間に電子機器103の本体ケース
が介在する所から、その分、熱輸送の低下は避けられ
ず、効率の低下を招いている。このために、高熱伝導性
の充填材をパネル107と本体ケースの間に充填する等
の手段を採っているが、充填管理が大変面倒であること
とコスト性の面でも望ましくない。
【0006】また、ヒートパイプ埋込みパネル107は
内部にヒートパイプ105が配置されているため、電子
機器103のレイアウトに制約を受けるようになり、高
密度な実装が難しいのが現状となっている。
【0007】そこで、この発明は、レイアウトに制約を
受けることなく、効率のよい熱輸送を可能とした発熱素
子の冷却装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1にあっては、内部に熱輸送用作
動流体が流れる熱伝導性部材で作られた筐体と、筐体の
内壁面に設けられた取付支持部とを有し、その取付支持
部に、発熱体を、直接固定支持する。
【0009】これにより、作動流体が流れることで、筐
体自体が熱輸送用ヒートパイプとして機能する一方、発
熱素子から発生した熱は、基板を介して直接筐体に伝達
されるため、効率のよい熱輸送が行なえる。しかも、高
熱伝導性の充填材が不要となる。
【0010】一方、取付支持部は配置に何等制約を受け
ることなく設けることができる。したがって、発熱素子
が実装された基板を、取付支持部を介して筐体の内壁面
へ固定支持することで、レイアウトに制約されずに高密
度の実装が可能となる。
【0011】また、この発明の請求項2によれば、取付
支持部を内壁面と一体形状とする。これにより、伝熱ロ
スがなくなり、取付支持部を介して効率よく熱輸送する
ことができる。
【0012】また、この発明の請求項3によれば、筐体
を構成する熱伝導性部材を、金属平板が重ね合せ結合さ
れることで作られる密閉トンネル内を、熱輸送用の作動
流体が直接流れる積層構造体とする。
【0013】これにより、筐体からの熱は直接作動流体
に伝わり、効率のよい熱輸送が行なえる。
【0014】また、この発明の請求項4によれば、密閉
トンネルを蛇行細管とする。これにより、熱輸送の配管
が容易となり配管自由度が増す。
【0015】また、この発明の請求項5によれば、密閉
トンネルを作動流体が循環する循環ループ形状とする。
これにより、熱輸送に片寄りがなくなり、均一な熱輸送
が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1に基づき、この発明の
第1の実施形態について具体的に説明する。図1におい
て、筐体1は、発熱素子5が実装された基板3を収納す
るものである。
【0017】筐体1は、熱伝導性部材となる純アルミ等
から成る熱伝導性金属板7によりボックス状に作られ、
両側壁には、内部に熱輸送用作動流体が流れる密閉トン
ネル9が設けられている。熱伝導性金属板7は、圧力容
器として十分耐え得る強度を備えた二枚の金属平板7
a,7bを蝋付け等の手段によって重ね合せ結合するこ
とで構成される積層構造体となっている。
【0018】密閉トンネル9は、内側となる一方の金属
板7bの接合面側に細溝を形成しておき、その細溝が形
成された接合面に、外側となる他方の金属平板7aを重
ね合せ結合することで形成された非ループとなってい
る。
【0019】この場合、片寄りが起こることなく均一な
熱輸送が行えるように密閉トンネル9の両端が連結し、
作動流体が循環する循環ループ形状であってもよい。
【0020】密閉トンネル9内には、蒸発性液体等から
成る作動流体が注入されている。作動流体は、液体、気
体、液体、気体というように気液二相の状態に充填され
ている。
【0021】したがって、密閉トンネル9内において、
温度差が発生すると作動流体が高温部で蒸発し、低温部
で凝縮することで圧力差が起こり、その圧力差に対応し
て作動流体が膨張・収縮を繰返すことで熱輸送が行なわ
れる。
【0022】なお、密閉トンネル9にかえて配管の自由
度が得られるように作動流体が封入された蛇行細管を筐
体1内に埋込む構造としてもよい。
【0023】一方、筐体1の左右の内壁面には、前記発
熱素子5が実装された基板3の両端を固定支持する一対
の取付支持部11が一体形状に作られた構造となってい
る。
【0024】取付支持部11は、基板3の端部を上方か
ら落し込むようにして挿入することで係合し合う上下に
長い凹溝13を有する形状となっていて、所定の間隔で
多数(図面では2箇所)配置され、必要に応じて各取付
支持部11を選択して使用できるようになっている。
【0025】こうすることで、取付支持部11と熱伝導
性金属板7の熱抵抗を大幅に低減することが可能とな
る。
【0026】このように構成された発熱素子の冷却装置
によれば、発熱素子5が実装された基板3を、各取付支
持部11を選択して固定支持することで、レイアウトに
制約されることなく、高密度な実装が可能となる。
【0027】一方、筐体1は、密閉トンネル9内を直接
作動流体が流れる熱輸送用ヒートパイプとして機能する
と共に、発熱素子5から発生した熱は、基板3を介して
直接筐体1に伝熱される。この結果、高熱伝導性の充填
材を用いなくても効率のよい熱輸送が行なえるようにな
る。
【0028】図2は、取付支持部11の変形例を示した
第2の実施形態を示したものである。
【0029】即ち、筐体1の内壁面にビス15で固定支
持するビス止め用の取付けボス部17を多数設ける一
方、発熱素子5が実装された基板3の両端にL型状に屈
曲したフランジ部3aを設けるようにしたものである。
【0030】なお、他の構成要素は、図1と同一のため
同一符号を符して詳細な説明を省略する。
【0031】したがって、この第2の実施形態によれ
ば、各取付支持部となる取付ボス部17を選択し、基板
3のフランジ部3aをビス15で固定支持することで、
レイアウトに制約されることなく高密度な実装が可能と
なる。
【0032】一方、発熱素子5からの熱は、基板3を介
して直接筐体1に伝熱される結果、効率のよい熱輸送が
行なえるようになる。
【0033】この場合、図3に示すように基板3を筐体
1の内壁面に沿って固定支持するようにしてもよい。あ
るいは、図示していないが、取付ボス部17を壁面に設
けた取付孔とし、その取付孔を選択してビス15により
基板3を直付けする手段としてもよい。これら壁面に沿
って直付ける手段の場合、フランジ部3aは不要とな
る。また、筐体1の各面の温度分布が均一となり、筐体
1内の温度分布が及ぼす電気部品の機能性能への悪影響
を減じることができる。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の発熱
素子の冷却装置によれば、レイアウトに制約を受けるこ
となく、効率のよい熱輸送を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる発熱素子の冷却装置の一部分
を示した概要説明図。
【図2】取付支持部の第2の実施形態を示した図1と同
様の概要説明図。
【図3】図2において、基板の別の取付方法を示した概
要説明図。
【図4】発熱素子が収納配置された電子機器をヒートパ
イプ埋込みパネルに実装した従来例の説明図。
【符号の説明】
1 筐体 3 基板 5 発熱素子 7 熱伝導性金属板 11 取付支持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に熱輸送用作動流体が流れる熱伝導
    性部材で作られた筐体と、筐体の内壁面に設けられた取
    付支持部とを有し、その取付支持部に、発熱体を、直接
    固定支持するようにしたことを特徴とする発熱素子の冷
    却装置。
  2. 【請求項2】 前記取付支持部は、筐体の内壁面と一体
    形状になっていることを特徴とする請求項1記載の発熱
    素子の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体を構成する熱伝導性部材は、金
    属平板を重ね合せ結合することで形成される密閉トンネ
    ル内を、熱輸送用の作動流体が直接流れる積層構造体で
    あることを特徴とする請求項1記載の発熱素子の冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 前記密閉トンネルは、蛇行細管であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の発熱素子の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記密閉トンネルは、作動流体が循環す
    る循環ループ形状であることを特徴とする請求項1、
    3、4のいずれかに記載の発熱素子の冷却装置。
JP2000047936A 2000-02-24 2000-02-24 発熱素子の冷却装置 Withdrawn JP2001237581A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014142865A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Support member
JP2015132400A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 富士通株式会社 ループ型ヒートパイプとその製造方法、及び電子機器
CN111373850A (zh) * 2017-11-21 2020-07-03 赛峰电子与防务公司 电力模块

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