JP5283357B2 - 照明装置を備えた手術用顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、手術用顕微鏡、特に神経外科用の手術用顕微鏡に関し、手術用顕微鏡で検査される手術部位中に照明光を発するために、高出力光源を有し、かつ手術部位に導かれる照明光強度を最大値と最小値との間で設定するための強度設定手段を有する照明装置と、照明装置を制御しうる操作モジュールを有する照明装置用の制御ユニットとを備え、手術部位に導かれる照明光の強度を設定するために、制御ユニットが、強度設定手段と作用連結状態にある手術用顕微鏡に関する。
冒頭に述べた様式の手術用顕微鏡は、カールツァイスサージカル有限会社(Carl Zeiss Surgical GmbH)が、OPMI(登録商標)Penteroの商品名で販売している。この手術用顕微鏡は神経外科用に設計され、手術部位を照明するため、300ワットのキセノン高出力光源を備えた照明装置を有している。この照明装置が発する照明光の強度は、篩い形絞りにより、最小値と最大値との間でほぼ連続的に設定されうる。この手術用顕微鏡により、手術部位を赤外光線領域と青色光線領域との蛍光で可視化することができる。
手術用顕微鏡を用いて、非常に微細な組織構造を見えるようにするために、この組織構造に十分照明を当てる必要がある。このために、手術用顕微鏡中には高出力の照明装置が必要である。従って、神経外科や耳鼻咽喉外科用の手術用顕微鏡の照明装置には、高出力光源が用いられる。しかし、手術部位に導かれる照明光は、体内組織と相互作用を行う。このことは発熱をもたらし、特に照明強度が高すぎる場合には高出力光源から出力される紫外線光と赤外線光が除かれた場合でさえも、組織構造に持続的な損傷を与える可能性がある。
外科手術用顕微鏡を最適に設定するために、手術者が、特に光の強度と分光組成を変え、また手術用顕微鏡中の照明装置により発せられる照明光の照射面の大きさを変え、さらに対象物領域に関する手術用顕微鏡の作動状態を変えることができれば有用である。
本発明の課題は、照明光強度を大幅に変更可能な照明装置にも関わらず、誤作動により患者の組織構造に損傷を与えない手術用顕微鏡を提供することである。
この課題は、冒頭で述べた手術用顕微鏡であって、操作モジュールによって、照明光強度を、記憶装置中に保存されている安全しきい値を超える値に設定すると、警告信号を発信する信号発生器が設けられている手術用顕微鏡により達成可能である。
本発明の更なる態様では、照明装置の始動時に、操作モジュールを介して、制御ユニットが、照明装置中の高出力光源の光が減衰する第1照明装置始動値にフィルターユニットを設定する。これにより、照明装置の点灯時に、手術部位を過剰な照明光で負荷しない手術用顕微鏡を提供することができる。
本発明の更なる態様では、操作モジュールは、第1照明装置始動値に設定する手段を有する。これにより、手術される体内組織の温度感度の差異を考慮することができる。
本発明の更なる態様では、記憶装置中に保存されている第1照明装置始動値の安全しきい値を超える第1照明装置始動値を、操作モジュールを介して設定すると、警告信号を発信する信号発生器が設けられている。これにより、操作者は、手術用顕微鏡の操作時に行った機器設定により、組織の損傷を招く危険性があることを知らされる。
本発明の更なる態様では、照明装置は、照明装置から発せられる照明光の分光組成を設定するための分光フィルターを有する。これにより、結像に寄与しない照明光により、手術部位へ負荷がかかるのを回避できる。
本発明の更なる態様では、分光フィルターは、防熱フィルターとして構成されている。これにより、手術部位への熱光線による負荷を阻止できる。
本発明の更なる態様では、分光フィルターは、赤外蛍光励起フィルターとして構成されている。これにより、蛍光時に赤外光を発光する蛍光色素を用いる場合に、体内組織を可視化することができる。
本発明の更なる態様では、分光フィルターは、青色蛍光励起フィルターとして構成されている。これにより、手術部位を青色分光領域の蛍光で検査することができる。
本発明の更なる態様では、操作モジュールは、赤外蛍光作動モードに設定するための入力ユニットを有し、このモードでは、赤外蛍光励起フィルターが、照明装置の観察光路に入れられる。これにより、手術用顕微鏡を用いた人間工学的な作業が可能である。
本発明の更なる態様では、赤外蛍光作動モードに設定する際に、制御ユニットが、操作モジュールの入力ユニットを介して、フィルターユニットを第2照明装置始動値に設定する。これにより、手術用顕微鏡を赤外蛍光作動モードに切り替えた際に、患者組織が、過剰な強度の蛍光励起光により負荷を受けるのを回避できる。
本発明の更なる態様では、操作モジュールは、第2照明装置始動値に設定するための手段を有する。これにより、手術用顕微鏡を、実施する手術の必要性に応じて構成できる。
本発明の更なる態様では、記憶装置中に保存されている第2照明装置始動値の安全しきい値を超える第2照明装置始動値を、操作モジュールを介して設定すると、警告信号を発信する信号発生器が手術用顕微鏡中に設けられている。これにより、操作者は、手術用顕微鏡の照明装置の照明光により、患者組織が過剰な負荷を受ける危険性があることを知ることができる。
本発明の更なる態様では、手術用顕微鏡の操作モジュールは、青色光蛍光作動モードに設定するための入力ユニットを有し、このモードでは、青色光蛍光励起フィルターが、照明装置の照明光路に入れられる。これにより、操作しやすい形で手術用顕微鏡を青色蛍光作動モード用に設定可能となる。
本発明の更なる態様では、青色光蛍光作動モードに設定する際に、制御ユニットが、操作モジュールの入力ユニットを介して、フィルターユニットを第3照明装置始動値に設定する。これにより、手術用顕微鏡の青色蛍光作動の際に、組織が過剰に負荷されるのを回避できる。
本発明の更なる態様では、操作モジュールは、第3照明装置始動値に設定するための手段を有する。これにより、手術用顕微鏡を、青色光において蛍光を発する色素を用いた手術用に設定し、光感度が異なる体内組織への使用に迅速に合わせることができる。
本発明の更なる態様では、操作モジュールを介して、記憶装置中に保存されている第3照明装置始動値の安全しきい値を超える第3照明装置始動値を設定すると、警告信号を発信する信号発生器が手術用顕微鏡中に設けられている。これにより、手術用顕微鏡を用いた手術において、組織の損傷の危険性があることを、操作者に伝えることができる。
本発明の更なる態様では、操作モジュールは、フィルターユニットを、照明装置の照明光の最小強度である値と、照明装置の照明光の最大強度である第2値との間で設定するための手段を有する。これにより、手術医は、手術中に手術用顕微鏡の照明装置により発せられる光量を、手術部位が常に良く見えるように設定することができる。
本発明の更なる態様では、手術用顕微鏡において、照明光の強度の最大設定可能値は、記憶装置中に保存されている安全しきい値の第1、第2、または第3安全しきい値に対応する。これにより、手術医が、手術用顕微鏡の照明装置を、過誤により組織の損傷の危険性がある範囲で作動することが回避される。
本発明の更なる態様では、操作モジュールは、照明装置の照明光の最大強度である第2値に設定するための手段を有する。これにより、作動時間が長くなるにつれ、光源から発光される光出力が減る手術用顕微鏡中の光源の老化過程を考慮に入れることができる。
本発明の更なる態様では、手術用顕微鏡において、制御ユニットに接続されているランプ交換検知装置が設けられ、これにより、ランプ交換を検知した際には、フィルターユニットが初期値に設定される。これにより、ランプ交換直後に、手術用顕微鏡の照明装置が、強すぎる照明光を出力しないようにされている。
本発明の更なる態様では、手術用顕微鏡は、照明装置により発せられた照明光の強度を検知するためのセンサーを有する。これにより、好ましいランプ交換時期を自動的に認識することができる。
本発明の更なる態様では、手術用顕微鏡の照明装置中に、フィルターユニットを設定するための手段が設けられ、この手段は調整回路を有し、この回路が、照明装置により発せられる照明光の強度を所定値に調整する。これにより、光源の作動期間が長くなるにつれ低下する光出力を自動的に補償し、これにより、光源の作動期間には依存しない輝度で手術部位を照明することができる。
本発明の好適なさらなる構成は、図中に示され、以下で詳細に説明する。
図1は照明装置101を備えた手術用顕微鏡100を示す。照明装置101は、高出力キセノンランプ形式の高出力光源102を有する。この高出力光源102は、照明装置101中でライトガイド104に導かれる照明光103を発する。照明装置101は、4つのレンズ106、107、108、109を備えた移動調節可能な照明光学系105を有する。照明光学系105とライトガイド104の出口端110との間に、設定可能なフィルターユニット112、すなわち強度設定手段が配されている。設定可能なフィルターユニット112は、篩いフィルターとして構成され、照明装置101からの照明光の強度を設定するための手段として機能する。フィルターユニットは、ライトガイドから出た照明光113を、0%〜100%の間で設定可能な減衰係数により減衰させる。
フィルターユニット112には、照明装置101中を照明光学系105に導かれる照明光113の分光組成を設定するためのフィルターを備えたフィルター車114が配されている。
さらに、照明装置101は方向転換ミラー115を有する。照明光学系105から出た照明光116は、方向転換ミラー115を介して、対象物領域117の方向へ方向転換する。照明光116はここで照射面118を形成する。
方向転換ミラー115の裏面119には、照明光強度検出器120が配されている。方向転換ミラー115中の孔121を介して、照明光強度検出器120は、照明光学系105から方向転換ミラー115へ導かれた照明光の一部を受光する。
手術用顕微鏡100は、さらに顕微鏡主対物レンズ130を有する。この顕微鏡主対物レンズ130には、左側観察光路131と、右側観察光路132とが通っている。顕微鏡主対物レンズ130の、対象物とは逆側の左側観察光路131中と右側観察光路132中に、移動調節可能なズーム系133、134が配されている。手術用顕微鏡は、図示したように、さらに接眼レンズ135、136を備えた双眼筒を有する。
観察者は、目137、138で接眼レンズ135、136をのぞいて、対象物領域117を拡大し、顕微鏡主対物レンズ130の光軸1000に対して立体角139を取ることにより、立体的な観察が可能である。
手術用顕微鏡100の左側観察光路131中には、ビームスプリッタ140が配されている。このビームスプリッタ140は、観察光路131から観察光の一部141を分離し、これを結像光学系142を介して第1カメラ143へと導く。
手術用顕微鏡の右側観察光路132中にもビームスプリッタ150がある。このビームスプリッタ150は、右側観察光路132から観察光の一部151を分離し、これを、蛍光色素であるインドシアニングリーン(ICG:Indocyiayngruen)の蛍光に対して調整され実質的に820nm〜870nmの波長領域の光のみを透過させることができるフィルター152を透過させ、結像光学系153を介してカメラ154へと導く。
顕微鏡100の右側観察光路132には、さらに、ビームスプリッタ160が設けられている。このビームスプリッタ160は、結像光学系162が配されている表示器161から像信号と表示信号を入射するために用いられる。
手術用顕微鏡100は、対象物領域117を白色光で検査するように設計されている。しかし、対象物領域117は、手術用顕微鏡100を用いて対象物領域117中で生じる蛍光を観察することにより検査することも可能である。
対象物領域で蛍光を生じさせるためには、対象物領域で蛍光色素が必要である。蛍光色素は、適切な分光組成を有する照明光により、蛍光を励起する。これにより、励起光の分光特性とは異なる分光特性を有する光が生じる。
照明装置101は、対象物領域で照射面118を形成する照明光116を用いて、外科手術における患者の体内組織を強調するのに適した色素ICGおよび5−ALAを、蛍光励起しうるように設計されている。
色素ICGは、赤色分光領域の波長780nmの光により蛍光励起される。この色素により出力された蛍光の波長は、赤外分光領域中の835nmであり、人間の目では見ることができない。
色素ICGの蛍光による対象物領域117の像を、手術用顕微鏡で見ることができるようにするために、像変換が必要である。これは、手術用顕微鏡100中のカメラ154により行われる。カメラ154には、フィルター152を通して、ICGの蛍光の分光組成に相当する分光組成の波長領域の光のみが導かれる。カメラ154は、表示器161と接続されている。これにより、カメラ154により検出された、人間の目には見えない像信号が、人間が見える像信号に変換される。この像は、ICGを蛍光励起するよう照明装置が始動された際には、右の観察光路へ入射することにより可視化される。
これに対して、青色色素400に基づく蛍光からの対象物領域117の像は、裸眼で手術用顕微鏡100で観察することができる。手術用顕微鏡100を青色色素400の蛍光の観察用の作動モードに変えるために、照明装置101中のフィルター車114を移動調節することにより、青色色素400の蛍光を励起させる光を透過させ、この色素で蛍光発光した波長の光は透過させないフィルターが、観察光路中に入るよう切り換えられる。
図2に、照明装置の高出力光源102が発光した照明光の強度を減衰させるフィルターユニット112を示す。フィルターユニット112は、篩いフィルターとして構成され、光非透過篩いフィルター板200を有し、このフィルター板中に、光のための大きさの異なる通過開口201が設けられている。板200が、照明装置の照明光路204中で、双方向矢印203が示す方向で軸202の周りを動くことにより、この板200は、照明光路204中にある光透過開口201の数と大きさとに応じて、光束を制御する。
図3は、図1の照明装置101のフィルター車114を示す。このフィルター車114は、高出力光源102から発光された照明光の分光組成を設定するために設けられている。フィルター車114は照明光路中を軸301の周りを双方向矢印310の方向で動く。フィルター車114は、フィルター板302、303、304を有し、これらのフィルター板により、図1の高出力光源102の照明光を、それぞれ白色光モード、色素ICGを蛍光励起可能なモード、および、色素5−ALAを蛍光励起可能なモードで、手術用顕微鏡を作動させるために用いることができる。
図4は、手術用顕微鏡を白色光モードで作動した時に、照明光路中に入れられているフィルター板302のフィルター特性400を示す。フィルター板302は、防熱フィルターとして作用する。フィルター板302は、波長が400nm〜720nmの可視分光領域の照明光を透過させる。フィルター特性400は、450nm未満の波長の光の場合低下する。720nmにおいて、フィルターエッジ401がある。400nm以下の波長である紫外線領域の光と、波長が720nmを越える赤外線分光領域にある光とは、図4のフィルター板301により遮断される。これにより、手術用顕微鏡を白色光モードで作動する際に、手術用顕微鏡により観察可能である対象物領域の像を人間が見るために役立たない熱放射と紫外線に、患者組織を不必要にさらすことから回避できる。
図5に、図3のフィルター板303のフィルター特性500を示す。このフィルター板303は、赤外蛍光励起フィルターとして作用する。このフィルター板は、ICGの蛍光に基づく像を、照明光路中で可視化するための手術用顕微鏡の作動時に用いられる。フィルター特性500は、波長780nmにおいて、急傾斜のフィルターエッジ501を有する。これにより、ICGの蛍光励起領域にある波長の光が、照明装置により、対象物領域に導かれ、同時に、ICGの蛍光波長領域にある波長の照明光は対象物領域に入射しないうにすることができる。
図6に、図3のフィルター車114中のフィルター板304のフィルター特性600を示す。このフィルター板304は、青色蛍光励起フィルターとして機能する。このフィルター板304は、色素5−ALAの蛍光励起モードで手術用顕微鏡を動作させる時に、図1の手術用顕微鏡100の照明装置101の照明光路中に入れられる。フィルター特性600は、色素5−ALAを蛍光励起可能な400nm未満の波長の紫外線領域の光を透過させる。
手術用顕微鏡の照明装置の照明光により、患者の組織が熱負荷や光毒性負荷により損傷される可能性がある。手術部位に照射される照明光の強度が強くなるに従って、組織損傷の危険性はより大きくなる。図1の手術用顕微鏡100の照明装置101中の高出力光源102により色素ICGや5−ALAを蛍光励起させるためには、非常に高強度の照明光を発せねばならない。
図1の手術用顕微鏡100を日常的に操作する際に、患者組織の過誤の損傷を避けるために、照明装置101は制御ユニット170を有し、これにより、照明装置のそれぞれの作動モードに応じて、手術部位に導かれる照明光の強度を、最大照明光強度が所定の設定可能なしきい値を越えないように、それぞれの始動値を設定することができる。
制御ユニット170には、データ記憶装置171と、入力・出力インタフェースとしてタッチセンサー式画面173を備えた操作モジュール172とが設けられている。このタッチセンサー式画面173によって、手術部位に、白色光、色素ICGの蛍光励起光、色素5−ALAの蛍光励起光を照射するように、手術用顕微鏡100の作動を始動させることができる。このために、操作者は、画面上の該当する制御域を触れねばならない。
図7に、図1の手術用顕微鏡100のタッチセンサー式画面173の入力メニュー700を示す。光源強度の始動値の値と、照明装置から出力される照明光の強度の値は、いわゆる「スライダー」701、702を介して設定される。入力メニューは、数字入力用キーパッド703をも有する。この数字入力用キーパッド703により、人物を識別する機器構成の入力が可能になる。図1の照明装置101の制御装置のタッチセンサー式画面173を介して、個人のデータコードを入力することにより、機器の個人に関する予設定を呼び出すことができる。この数字入力用キーパッド703により、白色光、ICGの蛍光励起をする光、色素5−ALAの蛍光励起をする光の場合に、照明装置101により発せられ、データ記憶装置中に保存される照明光強度の始動値を設定することができる。安全上の理由から、さらにキーパッドを介して最初にライセンスキーが入力されるようになっている。これにより、図1の制御装置170は、サービス作動モードに変わり、始動値を設定するための入力メニューが呼び出される。
制御ユニット170に患者損傷警告装置174が設けられている。照明光による患者の損傷の可能性を除外しきれない動作パラメータが照明装置に設定されると、患者損傷警告装置174中の警告信号発生器175が駆動される。そして、この警告信号発生器175は、音響警告信号や視覚警告信号を発信する。あるいは、警告信号発生器175は、音響警告信号のみまたは視覚警告信号のみを発信するように構成することもできる。また、触覚検知可能な警告信号を発信するように警告信号発生器を実現することも可能である。
「白色光」が始動される場合、フィルター車114が回転し、図3のフィルター板302が照明光路中に入る。これに続いて、図2のフィルターユニット112の篩いフィルター板200は、白色光作動のための始動値に設定される。その後で初めて、高出力光源102の操作が開始する。白色光の始動値は、データ記憶装置171中でフィルターユニット112の板200用に保存されている設定値に相当する。この設定値は、データ記憶装置171の製造業者が保存した値である。この設定値は、高出力光源102の光を、高出力光源102が発した光量の25%に減衰する値であることが好ましい。
タッチセンサー式画面173により、白色光作動始動値を設定することができる。白色光作動始動値が、データ記憶装置171に保存された白色光作動始動値の製造業者値を超える値に設定されると、患者損傷警告装置174中の警告信号発生器175により警告信号が発信される。
さらに、タッチセンサー式画面173により、照明装置の白色光作動が始動される際に、照明装置により発せられた照明光の強度を設定することができる。フィルターユニット112の図2の板200を駆動させることにより、図1の手術用顕微鏡100の照明装置101の高出力光源102から出る照明光の強度を、白色光作動始動値に対応する0〜最大値の値に変更可能である。
同様のことが、照明装置101のICGの蛍光励起用の作動モードにおいても可能である。この作動モードが、タッチセンサー式画面173により始動されると、まずフィルター板303が照明光路中に移動し、篩いフィルター板200は、ICGの蛍光励起に有利な初期値に設定される。この初期値は、患者組織に損傷を与える危険性がない値である。このICGの蛍光励起作動モードにおける篩いフィルター板200の始動値も、製造業者によりデータ記憶装置171中に入力されている値である。
この値は、例えば高出力光源102の光を、図2の篩いフィルター板200を用いて、高出力光源102が発する光の50%に減衰する値である。
タッチセンサー式画面173により、ICGの蛍光励起用の照明光の始動値を設定することができる。この始動値が設定されると、データ記憶装置171に保存された製造業者側で格納された始動値の超える値が選択される場合、患者損傷警告装置174中の警告信号発生器175が警告信号を発信する。
照明装置がICGの蛍光励起作動モードの場合、発せられる照明光の強度は、タッチセンサー式画面173を介して、最小値と最大値との間で設定可能である。篩いフィルター板200の設定の最大値は、ICG蛍光作動モード始動時に、照明装置101により発せられる照明光の強度値に一致する。
手術用顕微鏡が5−ALAの蛍光用作動を行うように始動されると(この目的のために、タッチセンサー式画面173には相当する入力手段が設けられている)、図3のフィルター板303が照明光路中に移動する。図2の篩いフィルター板200は、5−ALA始動値に設定される。これに続いて、図1の手術用顕微鏡100中の高出力光源102が作動する。
この5−ALA始動値とは、データ記憶装置171に保存された篩いフィルター板200用の設定値である。この設定値は、製造業者が設定し、データ記憶装置171中に格納されている。この値は、例えば高出力光源の光を0減衰させる、すなわち篩いフィルター板の最大照明強度への設定に相当している。
タッチセンサー式画面173を用いて、色素5−ALAの蛍光観察用の手術用顕微鏡作動モードを始動させる際に、この減衰値を設定することも可能である。この際、製造業者によりデータ記憶装置171に保存された始動値のための値を超える場合にもまた、患者損傷警告装置174中の警告信号発生器175を介して、警告信号を発信する。
図1の手術用顕微鏡のタッチセンサー式画面173にある図7の入力メニューについて、そのスライダー702を用いて、図1の照明装置101により出力される照明光の安全しきい値を設定範囲内で変更しうる。この安全しきい値は、図1のタッチセンサー式画面173の入力メニュー700におけるキーパッド703を介した暗証符号入力後に初めて修正可能である。
スライダー701は、白色光作動用、ICGの蛍光励起作動用、色素5−ALAの蛍光励起作動用に、照明装置101を始動させる際に出力される照明光の強度の始動値を設定するために機能する。この設定もまた図7の入力メニュー700中のキーパッド703を介して、暗証符号を入力した後に初めて可能となる。
操作者がしきい値を、機器の製造業者側で制御ユニット170のデータ記憶装置171中に保存された値とは別の値に設定すると、図1の照明装置101の患者損傷警告装置174を介して、警告信号が出力される。この警告信号は、好ましくは、タッチセンサー式画面173における「注意: 光強度を高くすると、組織が損傷を受ける可能性あり! 可能な限りより小さい光出力を用いるよう検討して下さい。」という表示と組み合わされる。タッチセンサー式画面においてこれに対応する入力が行われ、この警告指示が終了した際に、初めて該当するしきい値は変更可能となる。
手術用顕微鏡の操作者が変わり、製造業者の推薦値とは異なる値に設定しようとする度に、この警告指示がでることが好ましい。
操作者が、照明装置が出力する照明光強度の最大値を、照明装置101用の可能な作動モードのうちの1つで照明装置を始動する時の該当する始動値よりも小さい値に設定する場合、図1の制御装置170中で、照明装置101の始動時の出力光強度値を、操作者により設定された最大出力光の値へ下げる。
制御ユニット170は、調整回路190を有する。この調整回路190により、照明装置101を調整作動モードで作動することができる。調整回路190は、照明光強度検出器120と接続され、設定可能なフィルターユニット112に、設定信号を発信する。
調整作動モードは、タッチセンサー式画面173における入力により設定可能となる。このモードで、図1の手術用顕微鏡100中の照明装置101により発せられる照明光の強度を、所定の値に調整することができる。このために、図1の手術用顕微鏡100中の方向転換ミラー116の裏面119にある照明光強度検出器120により、ある瞬間に検出された光強度の値が、制御ユニット170の調整回路190に導かれる。この値は、調整回路で、目標値と比較される。現在値と目標値とのずれに応じて、図1の照明装置101中の高出力光源102の照明光の強度を減衰させるために、フィルターユニット112に設定信号が出力される。
最後に、図1の手術用顕微鏡100の照明装置101は、ランプ交換検知装置180を有する。ランプ交換検知装置180は、制御ユニット170と接続されている。ランプ交換検知装置180により、ランプ交換が検知されると、ランプ交換情報信号が、制御ユニット170に出力される。このランプ交換情報信号に基づき、制御ユニット170は、照明装置101の各可能な作動モード用の始動値を新たに設定する。すなわち、白色光作動用、ICGの蛍光励起用、色素5−ALAの蛍光励起用の各始動値が、データ記憶装置に保存された製造業者側で設定された初期値に設定される。
ランプ交換後毎に、操作者がタッチセンサー式画面173を介して設定したその時点の利用者設定に関わらず、制御ユニット170により、白色光モード、色素ICGの励起モード、色素5−ALAの励起モードで照明装置を作動させる場合の光強度の始動値、さらには図1の照明装置101における対応する最大設定可能な光強度値が、データ記憶装置171に保存されたしきい値に戻される。しかし、この際、当該操作者により設定された、患者損傷警告が発せられる光出力の初期強度と光強度との値は、データ記憶装置171に保存され続ける。また、操作者は、ランプ交換後、照明装置101により出力される光出力が自動的に戻った後に再び、ランプ交換以前に手術用顕微鏡に設定した照明強度に設定することができる。
図1の手術用顕微鏡は、さらに、緊急作動用の設計がなされている。タッチセンサー式画面173を備えた操作モジュール171が故障した場合、制御装置170が作動し、フィルターユニット112が、照明装置により出力される照明光強度を、最大可能光出力の70%の値に設定する。
図1の手術用顕微鏡100の操作者に、照明光により患者が損傷を受ける可能性を示すために、照明装置により出力される光の強度が設定されたしきい値に相当するかまたはこの値を超えた際には、タッチセンサー式画面上に好ましくは赤い字体でこの光強度を表示する。図1の照明装置101により出力される照明光の強度が、設定されたしきい値よりも大きいまたはこれに等しい場合、さらに、図1の手術用顕微鏡101の観察光路132中の、接眼レンズ136の視野中に、表示器161を介して、警告表示を見えるようにする。この警告表示は、光強度を数字で表示し、感嘆符を付ける。表示が点滅、好ましくは5秒間0.5Hzの周波数で点滅することにより、良い警告作用が得られる。
現在の設定された強度しきい値を、実際に照明装置101により出力された照明光強度が下回る場合、タッチセンサー式画面上と、観察光路132中で見えるようにされた表示器161上の警告指示表示は終了する。
観察光路132中に表示器161により情報を表示するのは、手術用顕微鏡が蛍光観察用に作動されている場合不都合である。通常光に比べ、蛍光により手術部位から発せられる光の強度は相対的に弱い。すなわち、手術用顕微鏡中で蛍光に基づく像は通常暗い。その上に、接眼レンズ視野の表示情報が妨げになってしまう。従って、手術用顕微鏡100の蛍光作動モードでは、警告指示の表示は、右側観察光路132中で表示器161によっては行われず、タッチセンサー式画面173上の表示としてのみ行われる。
さらに上述の照明装置101は、照明装置101により発せられる光強度が、機器固有の最大値の25%を越える値に相当する場合、システム始動時に警告を行う。
照明装置101により発せられる照明光の強度の変更は、篩いフィルター板200の移動調節のみならず、高出力光源102のランプ電流の変更によっても行われうることを付け加えておく。
照明装置制御用の操作モジュールを備えた制御ユニットを有する、神経外科用の手術用顕微鏡を示す図である。 篩いフィルターとして構成された、図1の手術用顕微鏡のフィルターユニットを示す図である。 複数のフィルター板を備えた、図1の手術用顕微鏡中のフィルター車を示す図である。 第1フィルター板のフィルター特性を示す図である。 第2フィルター板のフィルター特性を示す図である。 第3フィルター板のフィルター特性を示す図である。 照明装置用制御ユニットの入力メニューを示す図である。
符号の説明
100 手術用顕微鏡、101 照明装置、102 高出力光源、112 強度設定手段(フィルターユニット)、116 照明光、117 手術部位、170 制御ユニット、171 記憶装置、172 操作モジュール、175 信号発生器

Claims (23)

  1. 手術用顕微鏡(100)であって、
    前記手術用顕微鏡で検査される手術部位(117)に照明光を発するための照明装置(101)と、
    照射面(118)を前記手術部位(117)中に生成するための光源(102)と、
    前記手術部位(117)に導かれる照明光(116)の強度を最大値と最小値との間で設定可能なフィルターユニット(112)と、
    前記照明装置(101)を始動および制御する操作モジュール(172)を有する、前記照明装置(101)用の制御ユニット(170)と、
    を備え、
    前記手術用顕微鏡は、
    前記制御ユニット(170)に接続された検出器(120)を備え、前記検出器(120)は、前記照明装置(101)の照射強度を検出し、方向転換ミラー(115)において前記検出器(120)に照明光が供給され、前記方向転換ミラー(115)は、前記手術部位(117)に照明光を導き、前記検出器(120)は、前記方向転換ミラー(115)に導かれた前記照明装置(101)の照明光の一部を受光することを特徴とする、
    手術用顕微鏡。
  2. 前記制御ユニット(170)は、前記照明装置(101)の照明光の強度を所定の設定値にまで減衰するため、前記設定可能なフィルターユニット(112)に設定信号を発する調整回路(190)を備えることを特徴とする請求項1記載の手術用顕微鏡。
  3. 操作モジュール(172)によって設定された照明光の強度が記憶装置に保存されている安全しきい値を越えた場合、信号発生器(175)は警告信号を発することを特徴とする請求項1または2に記載の手術用顕微鏡。
  4. 操作モジュール(172)により前記照明装置(101)が始動すると、前記制御ユニット(170)は前記設定可能なフィルターユニット(112)を、照明装置(101)中の源(102)の光が減衰する第1照明装置始動値に設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の手術用顕微鏡。
  5. 前記操作モジュール(172)は、前記第1照明装置始動値に設定する手段(173)を有することを特徴とする請求項4に記載の手術用顕微鏡。
  6. 前記操作モジュール(172)によって設定された第1照明装置始動値が、記憶装置(171)に保存されている前記第1照明装置始動値に関する安全しきい値を越えた場合、信号発生器(175)は警告信号を発することを特徴とする請求項4に記載の手術用顕微鏡。
  7. 前記照明装置(101)は、前記照明装置から発せられる照明光(116)の分光組成を設定するためのフィルター(302,303,304)を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の手術用顕微鏡。
  8. 前記分光組成を設定するためのフィルターは、防熱フィルター(302)として構成されることを特徴とする請求項7に記載の手術用顕微鏡。
  9. 前記分光組成を設定するためのフィルターは、赤外蛍光励起フィルター(303)として構成されることを特徴とする請求項7に記載の手術用顕微鏡。
  10. 前記分光組成を設定するためのフィルターは、青色蛍光励起フィルター(304)として構成されることを特徴とする請求項7に記載の手術用顕微鏡。
  11. 前記操作モジュールは、赤外蛍光作動モードに設定するための入力ユニットを有し、このモードでは、赤外蛍光励起フィルター(303)が、照明装置(101)の照明光路(113)に入れられることを特徴とする請求項9に記載の手術用顕微鏡。
  12. 前記操作モジュール(172)の入力ユニット(173)によって外蛍光作動モードに設定する際、前記制御ユニット(170)が前記フィルターユニット(112)を第2照明装置始動値に設定することを特徴とする請求項10に記載の手術用顕微鏡。
  13. 前記操作モジュール(172)は、2照明装置始動値設定するための手段(173)を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の手術用顕微鏡。
  14. 前記操作モジュール(172)によって設定された前記第2照明装置始動値が、憶装置(171)に保存されている前記第2照明装置始動値の安全しきい値を超える場合、号発生器(175)は警告信号を発信することを特徴とする請求項13に記載の手術用顕微鏡。
  15. 前記操作モジュール(172)は、色光蛍光作動モードに設定するための入力ユニット(173)を有し、このモードでは、前記青色光蛍光励起フィルター(30)が前記照明装置(101)の明光路(113)に入れられることを特徴とする請求項10に記載の手術用顕微鏡。
  16. 前記操作モジュール(172)の力ユニット(173)によって前記青色光蛍光作動モードに設定する際、前記制御ユニット(170)が前記フィルターユニット(112)を第3照明装置始動値に設定することを特徴とする請求項13に記載の手術用顕微鏡。
  17. 前記操作モジュール(172)は、前記第3照明装置始動値に設定するための手段(173)を有することを特徴とする請求項16に記載の手術用顕微鏡。
  18. 前記操作モジュール(172)によって設定された前記第3照明装置始動値が、憶装置(171)に保存されている第3照明装置始動値の安全しきい値を超えた場合、号発生器(175)が警告信号を発信することを特徴とする請求項17に記載の手術用顕微鏡。
  19. 前記操作モジュール(172)は、前記フィルターユニット(112)を、前記照明装置の照明光の最小強度である第1値と、前記照明装置の照明光の最大強度である第2値との間で設定するための手段(173)を有することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の手術用顕微鏡。
  20. 前記照明光の最大強度である値は、記憶装置中に保存されている前記第1、第2、または第3安全しきい値に対応することを特徴とする請求項19に記載の手術用顕微鏡。
  21. 前記操作モジュール(172)は、前記照明装置の前記照明光の大強度である前記第2照明装置始動値に設定するための手段(173)を有することを特徴とする請求項17に記載の手術用顕微鏡。
  22. 前記制御ユニット(170)に接続されているランプ交換検知装置(180)が設けられ、これにより、ランプ交換を検知した際には、前記フィルターユニット(112)の照明装置始動値記憶装置に保存されている初期値に設定されることを特徴とする請求項1乃至21のいずれか1項に記載の手術用顕微鏡。
  23. 前記検出器(120)は方向転換ミラー(115)の孔(121)を介して照明光に露出されることを特徴とする請求項1記載の手術用顕微鏡。
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