JPH0748090B2 - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

Info

Publication number
JPH0748090B2
JPH0748090B2 JP62256518A JP25651887A JPH0748090B2 JP H0748090 B2 JPH0748090 B2 JP H0748090B2 JP 62256518 A JP62256518 A JP 62256518A JP 25651887 A JP25651887 A JP 25651887A JP H0748090 B2 JPH0748090 B2 JP H0748090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
circuit
normal
diagnosis
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62256518A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6419318A (en
Inventor
洋 中野
豊明 竹内
敏行 角田
正彦 絹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP62256518A priority Critical patent/JPH0748090B2/ja
Priority to US07/178,967 priority patent/US4878746A/en
Priority to DE3811791A priority patent/DE3811791C2/de
Publication of JPS6419318A publication Critical patent/JPS6419318A/ja
Publication of JPH0748090B2 publication Critical patent/JPH0748090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/24Base structure
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/0012Surgical microscopes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/06Means for illuminating specimens
    • G02B21/08Condensers
    • G02B21/082Condensers for incident illumination only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/18Arrangements with more than one light path, e.g. for comparing two specimens
    • G02B21/20Binocular arrangements
    • G02B21/22Stereoscopic arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、手術用顕微鏡、特にこの種顕微鏡の保全装置
に関する。
〔従来の技術〕
手術用顕微鏡等の医療機器においては、その性格上信頼
性と保全性が重要である。即ち、この種の機器は、めっ
たに故障することはなく、万一故障しても修理が容易で
短時間内に復旧させることが可能でなければならない。
第14図は公知の手術用顕微鏡の一例を示している。図
中、Bは架台電装部、Pは架台電装部Bに植設された支
柱、Lは支柱Pの頂部に設けられたランプハウス、Aは
支柱Pに取付けられたアーム、MはアームAの自由端に
電動焦準装置Fを介して取付けられた実体顕微鏡の鏡
体、Gはランプハウスから上記鏡体Mに組込まれた図示
しない照明光学系へ照明光を導くためのライトガイド、
Sは架台電装部Bに内蔵された図示しない制御回路を介
して電動焦準装置F及び上記鏡体Mに内蔵された図示し
ない電動変倍装置を操作するためのフットスイッチであ
って、上記変倍装置及び焦準装置FはフットスイッチS
の操作により駆動され、手術患部Oは上記照明装置によ
り手術中照明される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、いま仮に、電動焦準装置Fがフットスイッチ
Sを操作しても動かなかったとすると、その電気的な原
因としては、i)フットスイッチSが故障した、ii)架
台電装部Bに内蔵された電動焦準制御回路が故障した、
iii)電動焦準装置Fが故障した、の何れか一つ或いは
複数であると考えられる。
しかるに、従来の手術用顕微鏡では、例えばユーザーよ
り故障の連絡を受けた場合、サービスマンは、上記諸原
因の内どれが本当の故障原因であるかを確認し修理する
には、先づ現地に行ってフットスイッチS,架台電装部B
及び電動焦準装置Fを夫々点検し、故障個所を確認して
から修理に必要な部品を用意し、そして始めて修理を開
始しなければならなかった。このため一旦故障が発生し
而も緊急に修理しなければならないような場合、その要
請に適確に応じ得ないことがあるばかりか、修理はした
ものの保全処理の不完全さから人命にかかわる事故が発
生しかねないことがあった。
本発明は、かかる実情に鑑み、故障が発生した場合故障
部分がどこであるかを自己診断して表示し得ると共に、
特に照明装置については、使用するために電源を導通さ
せた時等においても故障の有無を事前に自己診断して表
示し得るようにして、手術中における照明装置の故障と
いう致命的な事故を回避できるようにした手術用顕微鏡
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本発明による手術用顕微鏡は、照明装置におけるランプ
に断線検出用の電圧印加手段と電流検出手段及び判定回
路手段とからなる初期診断装置と、ランプ点灯時の電圧
電流検出手段と判定回路手段とからなる通常診断装置と
を備えている。
従って、電源の導通等と同時に初期診断が開始され、照
明装置に故障があれば、診断装置は故障を検知すると共
に、故障個所を表示するので、手術開始前に故障部位の
特定に手間取ることなく、適確な修理を短時間で実施し
得る。そして初期診断の終了後には照明装置と変倍焦準
装置の通常診断がなされる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づき本発明を具体的に説明す
る。
第1図は電動変倍装置及び電動焦準装置に対する診断装
置の構成例を、第2図は照明装置に対する診断装置の構
成例を、それぞれ示している。先づ第1図において、1
は図示しない電源スイッチが投入された場合電動変倍制
御回路に供給される電圧の大きさが予め設定された或る
一定の範囲内にある時は「正常」を,それ以外の時は
「異常」を出力する電源電圧監視回路、2はフットスイ
ッチSを操作した時予め設定された或る一定の範囲内の
大きさを入力がある場合「正常」を,それ以外の場合
「異常」を出力するスイッチ入力監視回路、3はフット
スイッチSが操作された場合変倍用駆動モータの端子間
に印加される電圧の大きさが予め設定された或る一定の
範囲内にある時は「正常」を,それ以外の時は「異常」
を出力するモータ印加電圧監視回路、4はフットスイッ
チSが操作された場合変倍用駆動モータを流れる電流の
大きさが予め設定された或る一定範囲内にある時は「正
常」を,それ以外の時は「異常」を出力するモータ電流
監視回路、5は各監視回路1,2,3及び4からの入力デー
タに基づき後述の如き論理演算を行ってその結果を表示
回路6へ出力する電動変倍装置用の自己診断回路であ
る。以上、電動変倍装置のための診断装置について述べ
たが、電動焦準装置のための診断装置も同様に構成され
ているので、その構成についての説明は省略する。次に
第2図において、7は電源スイッチが投入された場合点
灯回路に供給される電圧の大きさが予め設定された或る
一定範囲内にある時は「正常」を,それ以外の時は「異
常」を出力する電源電圧監視回路、8はランプの端子間
に印加される電圧の大きさが予め設定された或る一定範
囲内にある時は「正常」を,それ以外の時は「異常」を
出力するランプ印加電圧監視回路、9はランプを流れる
電流の大きさが予め設定された或る一定範囲内にある時
は「正常」を,それ以外の時は「異常」を出力するラン
プ電流監視回路、10は各監視回路7,8及び9からの入力
に基づき後述の如き論理演算を行ってその結果を表示回
路11へ出力する照明装置用の自己診断回路である。上記
各回路における「正常」,「異常」の出力としては論理
回路の「High」,「Low」レベルの出力であってもよい
し、フォトカプラのLEDの「ON」,「OFF」であってもよ
いが、これらの回路例は公知であるので説明を省略す
る。又、上述の自己診断回路5,10はハードロジックでも
ソフト制御によるCPU回路でもよく、さらに表示回路6,1
1としては7セグメントLEDであっても、通常の丸形LED
であってもよい。
第3図は電動変倍(焦準)装置用の自己診断回路5の論
理演算の内容の一例を、第4図は照明装置の自己診断回
路10の論理演算の内容の一例をそれぞれ示している。即
ち、第3図において、判定結果出力がA又はBの時は装
置は正常、C,D又はEの時はモータ制御回路が異常、F
の時はモータが断線、Gの時はモータ制御回路が異常、
Hの時はモータが短絡、そしてIの時は電源回路が異常
であることをそれぞれ表している。又、第4図におい
て、判定結果出力がaの時は装置は正常、bの時は出力
ショート、cの時はランプ切れ、dの時は点灯回路が故
障、そしてeの時は電源回路が故障であることをそれぞ
れ表わしている。表示回路6,11は上記の如き判定結果出
力に基づき故障を表示するが、第5図にこの回路の表示
手段がLEDにより構成されている場合の一例を示す。
第5図において、12は例えば架台伝送部B(第14図)の
背部等手術用顕微鏡の通常使用状態では操作者の邪魔に
なることはないが容易に視認し得る位置に設置される表
示パネルで、このパネル12にはLED13乃至21s及び200が
配列されている。即ち、LED13,14,15は電動変倍装置の
故障個所の表示に用いられ、LED16,17,18は電動焦準装
置の故障個所の表示に用いられ、LED19,20M,20s,21M,21
sは照明装置の故障個所の表示に用いられ、LED200は初
期診断の結果が正常であるとの表示に用いられる。この
場合、電動変倍(焦準)装置用の自己診断回路5からの
判定結果出力がI(第3図)の時はLED13(16)を点灯
し、判定結果出力がC,D,E,Gの何れかの時はLED14(17)
を点灯し、判定結果出力がF又はHの時はLED15(18)
が点灯し、判定結果出力がA,Bの時は何れかのLEDも点灯
しないように構成されている。又照明装置用の自己診断
回路10からの判定結果出力がe(第4図)の時はLED19
が点灯し、判定結果出力がdの時はLED20Mが点灯し、判
定結果出力がbまたはcの時はLED21Mが点灯し、そして
判定結果出力がaの時は何れのLEDも点灯しないように
構成されている。
以上の構成は電源入力後の通常の自己診断即ち通常診断
のためのものであり、本願発明は例えば電源投入時にお
いて、通常診断に先だって、照明装置のみについて自己
診断する初期診断をも成し得るものであり、以下に照明
装置の初期診断と通常診断を行なう診断装置を含む照明
装置の構成を説明する。
第6図は照明装置の回路図の一例を示すものであり、図
中、22は電源電圧を照明用ランプに投入し得る点灯制御
回路であって、この点灯制御回路22内には第2図で示し
た電源電圧監視回路7が内蔵されていてランプ点灯用の
点灯回路23M,23sへの印加電圧を監視する。LMは照明の
ために点灯するべく選択されているメインランプ、Ls
選択されていないスペアランプ、VM,Vsは夫々メインラ
ンプLMとスペアランプLsの端子間に接続されている電圧
検知器であって、コントロール回路27に接続されていて
第2図で示すランプ印加電圧監視回路8を構成する。Id
は点灯制御回路22に接続されるメインランプLM及びスペ
アランプLsの一方の端子に配置されている電流検知器で
あって、コントロール回路27に接続されていて第2図で
示すランプ電流監視回路9を構成する。24はメインラン
プLM及びスペアランプLsを内蔵するランプハウス25の蓋
の開閉センサであって、このセンサのチャタリング等に
よる誤動作を防止するために一定時間以上連続して閉じ
られていることを確認した場合にのみこの顕微鏡が動作
し得るように構成されている。26はランプハウス25内の
温度を検知するための温度センサであって、コントロー
ル回路27に接続されていてランプハウス25内の温度が所
定の設定温度を越えた場合に図示しない警告ランプを点
滅せしめ、ユーザーに警告を与えるべく構成されている
過熱防止用の温度監視回路である。S1は点灯制御回路22
の端子aと自己診断回路10の端子bのいずれかと接続す
るための切換スイッチであり、端子a側にあるときはラ
ンプ点灯用の定格の電圧・電流がメインランプLM方向に
投入され、端子b側にあるときは初期診断用の微少電流
が各ランプLM,Ls方向に流れる。初期診断用の電流量を
微少に設定したのは、初期診断時にランプが点灯しない
ようにするためであり、顕微鏡使用前にランプを点灯さ
せる必要がないためである。S2はメインランプLMの端子
cとスペアランプLsの端子dのいずれかを選択して接続
するための切換えスイッチである。27は切換えスイッチ
S1,S2の切換えを制御し、点灯制御回路22に接続されて
電源電圧の導通,遮断を制御すると共に上記電圧検知器
VM,Vs等に接続されているコントロール回路、SWはコン
トロール回路27を介してメインランプLM及びスペアラン
プLsを操作する遠隔操作スイッチ、28は点灯や初期診断
のために導通させるランプを選択するための選択スイッ
チ、29は選択スイッチ28により選択されたランプ(ここ
ではメインランプLM)のOFF状態も含めた調光用の調光
スイッチ、30は選択されたメインランプLMのON/OFF切換
用の電源スイッチであって、各スイッチ28,29及び30は
遠隔操作スイッチSWに含まれている。自己診断回路10は
コントロール回路27から入力される電源電圧監視回路
7、ランプ印加電圧監視回路8及びランプ電流監視回路
9の各出力の正常,異常を例えば第4図の論理演算表に
示すように判定するものであり、31はこの判定結果を記
憶する記憶回路であり、電源を切るか、ランプハウス25
の蓋を開くことによりこの記憶はリセットされる。ま
た、自己診断回路10の判定結果は表示回路11を介して表
示パネル12により表示される。
本実施例は以上の構成であり、次にその作用を説明す
る。まず、照明装置の診断作用を第7図乃至第12図によ
り説明すれば、第7図において、ステップ100で電源をO
Nさせると、コントロール回路27により自動的に初期診
断をスタートさせる(ステップ101)が、これに先だっ
てコントロール回路27により切換スイッチS1をb端子に
接続すると共に切換スイッチS2をメインランプLM側の端
子cに接続しておく。そして、自己診断回路10から微少
電流がメインランプLMに流され、この電圧及び電流を夫
々電圧検知器VM及び電流検知器Idで検知し、パルス信号
としてコントロール回路27に出力、各出力が正常か異常
かを自己診断回路10からコントロール回路27へ送られる
検知用の信号により自己診断回路10に入力する判定用パ
ルス信号に基づいて判定する(ステップ103)。メイン
ランプLMへ印加される電圧又は電流が異常の場合でも異
常の時間が一定時間に達しない一時的な異常の場合は異
常とみなさず、ステップ103に戻る(ステップ104)。そ
してランプ印加電圧が異常と判定した場合はランプ電流
の正常,異常にかかわらず、ステップ106で点灯回路23M
の異常と判定し、表示パネル12のLED20Mを点灯させ、又
ランプ電流のみが異常の場合はステップ107でメインラ
ンプLM切れと判定し、表示パネル12のLED21Mを点灯さ
せ、ステップ116へゆき初期診断を終了する。
また、ステップ103でメインランプLMが正常と判定した
場合は、ステップ108でスペアランプLsの初期診断をす
べく切換スイッチS2をd端子に切換え、微少電流を流
す。そしてメインランプLMの初期診断と同様に、スペア
ランプLsへの印加電圧,電流が正常か異常かを判定し、
異常の場合はステップ110で一時的な異常か否かを判断
した後、ランプ印加電圧が異常である場合は点灯回路23
sの異常と判定して(ステップ112)表示パネル12のLED2
0sを点灯させ、ランプ電流のみが異常の場合はステップ
113でスペアランプLs切れと判定し、表示パネル12のLED
21sを点灯させ、ステップ116へゆき初期診断を終了す
る。
ステップ109でスペアランプLsも正常と判定した場合
は、照明装置が正常である旨表示パネル12のLED200を点
灯させて初期診断を終了する(ステップ116)。
ここで、初期診断のタイムチャートを第11図により説明
すれば、電源のON(a−1)と連動して初期診断がスタ
ートし(a−2)、印加電圧及び電流は例えば夫々5V,5
mA程度として、メインランプLM,スペアランプLs共に30
0mS程度づつ加えられ(a−3,a−4)、このうちメイン
ランプLMに加えられるべき電圧と電流のパルスは(a−
5)及び(a−6)に示すように初期診断用の電圧印加
中Highの状態を保つ。そして、自己診断回路10に印加さ
れるべき判定用パルス信号は10mS弱の周期で連続して32
パルス印加され(a−7)、ここで(a−5),(a−
6)のうち、例えばランプ電流(a−6)についていえ
ば、Highの状態を連続して15回以上検出して出力すれば
ランプ電流は正常であると、自己診断回路10により判定
される(a−8)。また、ランプ電圧印加中にメインラ
ンプに流れる電流がLowの状態になると、判定用パルス
信号がこれを検知して出力し、連続して15回以上出力す
るとランプ電流は異常であり、メインランプ切れと判定
される。従って、判定用パルス信号がLow状態を15回連
続して検出しない場合は一時的な異常とし、ランプ電流
等の異常として扱わない。(a−9)乃至(a−12)に
示すスペアランプLsの場合も同様である。又、初期診断
以外の通常診断においても同様である。
そして、初期診断で異常が検出された場合は、その部分
の故障を修理した後電源をONして再度初期診断を行な
う。また、初期診断は電源ONの時だけでなく、ランプハ
ウス25の蓋を開けた後閉めて開閉サンセ24でこれを確認
した時、又温度センサ26でランプハウス25内の温度が所
定の設定温度に上昇したことを検知した時に、この手術
用顕微鏡の使用中又は不使用時にかかわらず随時行なわ
れるように構成されている。
次に、初期診断終了後の、故障検知即ち通常診断の作用
について説明する。
照明装置の通常診断においては、初期診断の終了と同時
にコントロール回路27により切換えスイッチS1を点灯制
御回路22の端子a側に切換えさせると共に、切換えスイ
ッチS2もメインランプLMの端子c側に切換えられる。そ
して、点灯回路23Mに印加される電源電圧は点灯制御回
路22内の電源電圧監視回路7で監視されている。又、第
10図のフローチャートにおいて、ステップ117でメイン
ランプLMに加えられる電圧,電流が正常か異常かを判断
し、異常である場合はステップ118で異常が一定時間以
上継続しているか否かを判断し、ランプ印加電圧が異常
の場合は調光スイッチ29がOFFの状態にある場合(ステ
ップ120)を除き、点灯回路23Mの異常と判定し、表示パ
ネル12のLED20Mを点灯させ、ステップ117に戻る。ま
た、ランプ電流のみが異常の場合は、メインランプLM
れと判定し、表示パネル12のLED21Mを点灯させる(ステ
ップ123)が、選択スイッチ28により切換えスイッチS2
をスペアランプLsのd端子に接続させている場合は、表
示パネル12のLED20s及び21sを点灯させる(ステップ12
1,124)。また、ステップ117におけるランプ印加電圧,
電流が正常のときはそのまま通常診断を継続させる。第
12図は第11図と同様な通常診断のタイムチャートを示し
ており、初期診断終了後(b−2)にランプ点灯用の電
圧が印加(b−3)される。ここで、ランプを流れる電
流パルス(b−5)がx1で一時的にLowになり異常フラ
グが検知され(b−6)ても判定用パルス信号(b−
7)が15回連続しないと自己診断回路10は異常を検出し
ないが、ランプ電流のパルス(b−5)がx2で長時間Lo
w状態を継続すると判定用パルス信号(b−7)が15回
以上連続してこれを検出し、自己診断回路10は異常を検
出してランプ切れと判定することになる。
また、電動変倍装置及び電動焦準装置に対する通常診断
は第1図に示す診断装置により同様に行なわれる。
従って、使用中故障が発生した場合には、表示パネル12
を見たことにより、操作者は直ちに故障個所を知ること
ができる。即ち、例えば、LED15が点灯したとすれば、
電動変倍装置の駆動モータが故障したことを知ることが
できる。
上記のように、本実施例によれば、電源の導通により自
動的に照明装置の初期診断を行うことができるから、手
術前に照明装置の故障を検知し、修理することができ
る。また、その後もランプハウスの蓋の開閉やランプハ
ウス内の温度上昇の場合にも初期診断を行うことができ
るから、交換したランプの故障やランプ交換時のミス、
温度上昇による照明装置の故障などもその都度検知し、
修理できるから、手術中における照明装置の故障という
致命的なミスを事前に回避することができる。更に、初
期診断後においても通常診断により、照明装置や電動変
倍装置及び電動焦準装置の故障個所を継続的に検知し、
修理することができる。しかも、故障個所を判別できる
から、サービスマンに修理を依頼する際、その旨を伝え
れば、サービスマンは故障個所に応じた必要な部品を用
意して現場へ行けばよく、迅速且つ適確な修理をするこ
とができる。
以上説明した実施例においては、電動変倍装置,電動焦
準装置及び照明装置の何れの診断装置においても共通の
電源回路を使用しているので、何れかの診断装置や電源
回路に異常や故障が発生した場合は他の診断装置も使用
不能になるという問題があるが、これは診断装置を第13
図に示す如く構成することにより解決することができ
る。即ち、第13図は、二つの機能例えば照明装置とその
診断装置及び電動変倍装置とその診断装置を備えてい
て、自己診断回路を共通に使用する例を示している。図
中、32は例えば照明装置とその診断装置の一部を示して
いて、独立した電源回路32aとこれに接続された制御回
路32b及び監視回路(具体的には第2図に示された如き
各種監視回路)32cと制御回路32bに接続された駆動部
(具体的には照明用ランプ)32dとを含んでいる。33は
例えば電動変倍装置とその診断装置の一部を示してい
て、独立した電源回路33aとこれに接続された制御回路3
3b及び監視回路(具体的には第1図に示された如き各種
監視回路)33cと制御回路33bに接続された駆動部(具体
的には駆動モータ)33dとを含んでいる。監視回路32c及
び33cからの監視出力はそれぞれ例えばフォトカプラの
如きアイソレータ32e,33eを介して電気的に絶縁されて
自己診断回路34に入力される。この場合、自己診断回路
34及び表示回路35は、独立した電源回路36により電力が
供給されている。ここでは、二つの機能として照明装置
とその診断装置及び電動変倍装置とその診断装置につい
て説明したが、この機能として電動焦準装置とその診断
装置を加えることができることは云うまでもない。
かかる構成により、例えば一方の機能の故障により他方
の機能が阻害されることはなくなり、信頼性,安全性が
一層増大すると共に故障判定機能部分がそれぞれ独立し
た電源を持つことにより、例えば電源回路32a,33aの両
方が何らかの原因で故障して32及び33で示された部分の
機能が停止したような場合でも、電源回路36が正常に働
いている限り異常を検知することができる。この場合、
電源回路36が蓄電池等によるバックアップ機能を有して
いれは一層好ましい。
〔発明の効果〕
上述の如く本発明によれば、手術用顕微鏡で最も重要と
される照明装置のランプについて、ランプにダメージを
与えないように微少電流を流し、安全に手術をするため
の始業点検として、ランプ断線の有無を確認でき、顕微
鏡下の手術における事故の発生を防止する。また、電源
の導通時の他に、交換したランプの故障やランプ交換時
のミス、照明装置における温度の異常上昇などもその都
度検出されるので、信頼性、保全性が従来品に較べて遥
かに優れたものとなっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電動変倍装置及び電動焦準装置に
対する診断装置の一例を示すブロック図、第2図は本発
明に係る照明装置に対する診断装置の一例を示すブロッ
ク図、第3図は電動変倍(焦準)装置用の自己診断回路
の論理演算の内容の一例を示す表、第4図は照明装置の
自己診断回路の論理演算の内容の一例を示す表、第5図
は表示パネルの一例を示す図、第6図は診断装置を含む
照明装置の一例を示す回路図、第7図乃至第12図は照明
装置における診断作用のフローチャート及びタイムチャ
ートの一例であって、このうち第7図乃至第9図は初期
診断のフローチャート、第10図は通常診断のフローチャ
ート、第11図は初期診断のタイムチャート、第12図は通
常診断のタイムチャート、第13図は第1図又は第2図と
は異なる診断装置の例を示すブロック図、第14図は従来
の手術用顕微鏡の全体構成を示す概略図である。 1,7……電源電圧監視回路、2……フットスイッチ入力
監視回路、3……モータ印加電圧監視回路、4……モー
タ電流監視回路、5,10,34……自己診断回路、6,11,35…
…表示回路、8……ランプ印加電圧監視回路、9……ラ
ンプ電流監視回路、12……表示パネル、13〜21s,200…
…LED、22……点灯制御回路、23M,23s……点灯回路、LM
……メインランプ、Ls……スペアランプ、24……開閉セ
ンサ、25……ランプハウス、27……コントロール回路、
VM,Vs……電圧検知器、Id……電流検知器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−249015(JP,A) 特開 昭57−175209(JP,A) 実開 昭58−127352(JP,U)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手術患部を観察するための実体顕微鏡光学
    系と、ランプの点灯によって上記手術患部を照明するた
    めの照明装置と、上記実体顕微鏡光学系の変倍操作及び
    焦準操作を電動で行うための変倍焦準装置とを有する手
    術用顕微鏡において、 上記照明装置に内蔵された少なくとも一つのランプに対
    して、ランプ点灯電圧とは異なる、断線検出を行うため
    の微少電圧を印加する断線検出用電圧印加手段と電流検
    出手段とその判定回路手段とからなる初期診断装置と、 ランプ点灯回路によるランプ点灯時の電圧及び電流検出
    手段と判定回路手段とからなる通常診断装置と、 を備えていることを特徴とする手術用顕微鏡。
  2. 【請求項2】通常診断装置は、変倍焦準装置における操
    作信号検出手段と電圧及び電流検出手段と判定回路手段
    とからなる動作状態監視回路と、上記動作状態監視回路
    からの出力信号に基づき動作状態が正常であるか否かを
    判定する自己診断回路と、上記自己診断回路からの出力
    を表示する表示回路とを含む特許請求の範囲(1)に記
    載の手術用顕微鏡。
  3. 【請求項3】動作状態監視回路と自己診断回路とが電気
    的に絶縁されている特許請求の範囲(2)に記載の手術
    用顕微鏡。
  4. 【請求項4】初期診断装置は、電源の導通、又はランプ
    ハウスの開閉センサによる蓋の閉鎖検知によって初期診
    断を開始すると共に、通常診断装置は、上記初期診断の
    終了後に通常診断を開始するようにした特許請求の範囲
    (1)乃至(3)のいずれかに記載の手術用顕微鏡。
  5. 【請求項5】変倍焦準装置が、電動変倍装置と電動焦準
    装置とから構成されている特許請求の範囲(1)乃至
    (4)のいずれかに記載の手術用顕微鏡。
JP62256518A 1987-04-09 1987-10-12 手術用顕微鏡 Expired - Fee Related JPH0748090B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62256518A JPH0748090B2 (ja) 1987-04-09 1987-10-12 手術用顕微鏡
US07/178,967 US4878746A (en) 1987-04-09 1988-04-07 Surgical microscope apparatus
DE3811791A DE3811791C2 (de) 1987-04-09 1988-04-08 Mikroskop

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-87421 1987-04-09
JP8742187 1987-04-09
JP62256518A JPH0748090B2 (ja) 1987-04-09 1987-10-12 手術用顕微鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6419318A JPS6419318A (en) 1989-01-23
JPH0748090B2 true JPH0748090B2 (ja) 1995-05-24

Family

ID=26428697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62256518A Expired - Fee Related JPH0748090B2 (ja) 1987-04-09 1987-10-12 手術用顕微鏡

Country Status (3)

Country Link
US (1) US4878746A (ja)
JP (1) JPH0748090B2 (ja)
DE (1) DE3811791C2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0756003Y2 (ja) * 1988-10-07 1995-12-25 オリンパス光学工業株式会社 手術用顕微鏡
DE3933343C2 (de) * 1988-10-07 1996-11-14 Olympus Optical Co Operationsmikroskop
US5446584A (en) * 1989-09-11 1995-08-29 Kensington Laboratories, Inc. Compact specimen processing station
WO1995006283A1 (en) * 1993-08-24 1995-03-02 Downs Roger C Topography processor system
GB2319688B (en) * 1993-08-24 1998-09-09 Downs Roger C Topography processor system
US6466432B1 (en) * 1999-07-12 2002-10-15 Frank Beger Instrument and service unit for a surgical operating area
US6507433B2 (en) 1999-10-08 2003-01-14 Westover Scientific, Inc. Method and apparatus for preventing application of excessive force between microscope objective and stage
EP1124150B2 (de) * 2000-02-12 2015-02-18 Leica Microsystems (Schweiz) AG Operationsmikroskop
US6639789B2 (en) 2000-07-12 2003-10-28 Karl Storz Gmbh & Co. Kg Instrument and service unit for a surgical operating area
DE102005013152B4 (de) * 2005-03-22 2007-11-15 Leica Microsystems Cms Gmbh Automatisiertes Mikroskop
DE102006047723A1 (de) * 2006-08-25 2008-02-28 Carl Zeiss Surgical Gmbh Operationsmikroskop mit Beleuchtungseinrichtung
JP2009244561A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Olympus Corp 顕微鏡撮影システム
DE102011087454A1 (de) * 2011-11-30 2013-06-06 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Optische Vorrichtung zum Einsatz in der Medizintechnik
DE102018133196A1 (de) * 2018-12-20 2020-06-25 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Bildbasierte wartungsvorhersage und detektion von fehlbedienungen

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3987463A (en) * 1974-09-03 1976-10-19 Olympus Optical Co., Ltd. Automatic exposure control circuit for photomicrographic apparatus
JPS57175209A (en) * 1981-04-22 1982-10-28 Tokyo Tatsuno Co Ltd Malfunction detector of display meter
DD201228A1 (de) * 1981-11-19 1983-07-06 Axel Lorenz Diagnosegeraet
JPS58127352U (ja) * 1982-02-22 1983-08-29 株式会社チノ− 光学的測定装置
JPS59172617A (ja) * 1983-03-22 1984-09-29 Olympus Optical Co Ltd 自動制御式照明光学系を備えた顕微鏡
DE3410201A1 (de) * 1983-03-22 1984-10-04 Olympus Optical Co., Ltd., Tokio/Tokyo Mikroskop
JPS59185098A (ja) * 1983-04-04 1984-10-20 Oki Electric Ind Co Ltd 自己診断回路内蔵型半導体メモリ装置
JPS60249015A (ja) * 1984-05-24 1985-12-09 Chino Works Ltd デジタル計器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6419318A (en) 1989-01-23
US4878746A (en) 1989-11-07
DE3811791A1 (de) 1988-10-27
DE3811791C2 (de) 1994-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0748090B2 (ja) 手術用顕微鏡
US4451822A (en) Device for automatically checking a plurality of electric indicator lights
JPH0756003Y2 (ja) 手術用顕微鏡
KR100415322B1 (ko) 전기적액튜에이터구동단을테스트하는방법및회로
US9358921B2 (en) LED signal lamp
US4734625A (en) Control circuit for system for controlling the operation of electric lights
US6087846A (en) Self-test routine for LED display
CN208988810U (zh) 一种医用内窥镜冷光源备用灯自动切换系统
US7659671B2 (en) High-reliability light fixture and method
US6087834A (en) Diagnostic tester for lighting systems and method of using same
CN108749709B (zh) 一种能够匹配不同光源的转向灯控制系统及方法
EP2105113B1 (en) Laser treatment apparatus
US6664790B2 (en) Automated diagnostic tester for HID lamp luminaires
JP2003223123A (ja) システムの動作状態を表示する発光表示装置、及び、そのような装置を管理する方法、特に、航空電子工学のためのもの
CN115089204A (zh) 一种ct设备开关机的远程控制系统及方法
JP3805489B2 (ja) 内視鏡光源装置
JPH10165367A (ja) 内視鏡光源装置
US6696799B2 (en) Diagnostic system for a strobe lamp and its operating circuit
DE102007016640B4 (de) Elektrisch verstellbares Möbel und Verfahren zur Diagnose eines Betriebszustands für ein elektrisch verstellbares Möbel
JP4167877B2 (ja) 航空電子工学のための光信号装置の管理方法及びこの方法を用いた装置
JP2549954B2 (ja) 発光ダイオードの駆動装置
KR200253596Y1 (ko) 파워 테스터
CA2168710C (en) Ground detection circuit for a three wire power supply
JP2004088514A (ja) 遠隔監視制御システムの端末器
JP4102615B2 (ja) 信号灯断芯検知回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees