JP5281874B2 - 検査用搬送トレイ - Google Patents

検査用搬送トレイ Download PDF

Info

Publication number
JP5281874B2
JP5281874B2 JP2008298318A JP2008298318A JP5281874B2 JP 5281874 B2 JP5281874 B2 JP 5281874B2 JP 2008298318 A JP2008298318 A JP 2008298318A JP 2008298318 A JP2008298318 A JP 2008298318A JP 5281874 B2 JP5281874 B2 JP 5281874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
glass plate
aluminum
inspection
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008298318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010120692A (ja
Inventor
浩人 柴田
卓郎 今泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sydek Corp
Original Assignee
Sydek Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sydek Corp filed Critical Sydek Corp
Priority to JP2008298318A priority Critical patent/JP5281874B2/ja
Publication of JP2010120692A publication Critical patent/JP2010120692A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5281874B2 publication Critical patent/JP5281874B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

本発明は検査用搬送トレイに関し、ガラス板、例えば液晶表示装置の表示パネルを形成するために使用されるディスプレイ用ガラス基板の正方形または長方形の基板よりなる板状の被搬送物品を例えば目視によるゴミ、汚れが付着されているか否かの検査のために移送、運搬に使用するものである。
従来、液晶表示装置の表示パネルは、通常、相互に対向して配置される一対のディスプレイ用ガラス基板の間に液晶を封入することにより形成されている。このような表示パネルを工場にて製造する場合には、ディスプレイ用のガラス基板が、表示パネルの製造工場に輸送される。ガラス基板は、液晶表示装置の表示パネルに限らず、各種表示装置の表示パネルの製造にも使用されている。
また、表示パネルとするために、ガラス基板の表面に電極等が形成られた状態の表示パネルの半製品がある。
近時、各種の表示パネルには、厚さが0.7mm以下のガラス基板が使用されるようになっている。また、表示パネルの大型化にともなって、製造工場に搬入されるガラス基板も大型化しており、一辺が1.3m以上の長方形状のガラス基板も工場に搬入されるようになっている。
ところが、このような大きな面積で薄いガラス基板は撓み易いために、複数枚のガラス基板を輸送する場合には、輸送時に各ガラス基板が撓んで隣接するガラス基板同士が接触して破損するおそれがあるので、各ガラス基板が撓むことにより相互に接触しないような間隔をあけて配置する必要がある。
さらに、一辺の長さが1.3m以上の大きな面積のガラス基板は、1枚当たりの重量が5kg程度と重く、ガラス基板が、20枚以上になると、作業員1人の人力により運搬、移送することが出来ないという問題がある。
ところで、従来、例えば1枚のガラス基板を収納する基板用トレイカセットが提案されている。この基板用トレイカセットは、金属または合成樹脂により形成され、前後左右に配置される周枠と、この周枠間に架設される桟とにより格子状の基本構造を形成し、周枠のうちの左周枠と、右周枠と、後方周枠とによりトレイを積み重ね可能にする入り組み係合構造の主枠を形成し、前記周枠のうちの前方周枠と、前記桟とにより副枠を構成する。また、前記主枠には、その上面より低い位置に、主枠内側面または主枠底面から張り出す張出部材を設ける。そして、主枠に付設された張出部材および副枠上には、基板を下方から支承するための樹脂ピンを下方より上方へ向かって突設している。さらに、格子状のトレイの底部に底板を設けることもできるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−287382公報
しかしながら、特許文献1に記載の上記従来の基板用トレイカセットは、1枚のガラス基板を基板用トレイカセット内に収納し、移送、運搬を行うことを主眼としてなされたものであり、ガラス基板にゴミや汚れが付着しているか否かの検査を行うための検査用のトレイとして開発がなされたものではない。そして、前後左右に配置される周枠と、この周枠間に架設される桟とよりなる格子状の基本構造が、金属または合成樹脂により形成されているので、ガラス基板の移送、運搬中にライトの光りを受けると、前記周枠や前記桟からの反射光によりガラス基板はハレーションを起こし易い。従って、上記のような構造の基板用トレイカセットを、検査用のトレイとして使用した場合には、ガラス基板にゴミや汚れが付着しているか否かの高精度の充分な検査を行うことができなかった。そのため、製品の信頼性が欠ける原因になっていた。
また、特許文献1に記載の上記従来の基板用トレイカセットは、1枚のガラス基板を基板用トレイカセット内に収納し、移送、運搬を行うことを主眼としてなされたものであり、トレイカセット内部に収納されるガラス基板が、格子状のトレイカセットの主枠に付設された張出部材および副枠上に、突設した多数の樹脂ピンによりガラス基板を下方から散在的に点支持により支承してガラス基板を移送し、運搬するものである。そして、前記樹脂ピン上に支承されているガラス基板は、樹脂ピン上において滑動し易く、周枠の内面に衝突する等して破損され易いものであった。従って、薄くて大きい面積であり、しかも重量が大きなガラス基板の中央部における大きな撓みを防止してガラス基板を支承するのには不十分であった。
本発明は上記従来の欠点を解決するためになされたものであり、薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板の中央部における大きな撓みを確実に防止してガラス板を支承し、移送、運搬が行え、ガラス板にゴミや汚れが付着しているか否かの高精度の充分な検査が行えるガラス板の検査用搬送トレイを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、
全体形状が平面視正方形または長方形にアルミニウム枠が組み付けられたフレーム枠と
、前記フレーム枠の対向する二辺の前記アルミニウム枠間に固着手段を介して両端が取付
けられた複数本の桟材とで構成される検査用トレイにおいて、
前記フレーム枠および前記桟材の表面が無光沢塗料によって塗装が施されており、
前記フレーム枠の前記アルミニウム枠には、第1挟着片と第2挟着片とよりなる上下1対の挟着片が、該フレーム枠の内周に突設され、前記第1挟着片が、上部に積み重ねられるトレイの下底部を支持可能な前記フレーム枠の上面よりも低位に段差部が形成され、そして、前記第2挟着片が、前記フレーム枠の下底部よりも高位に先端部側が上向きに曲成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1において、前記桟材の両端が、前記アルミニウム枠の前記第1挟着片と前記第2挟着片によってそれぞれ挟着されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1または2において、前記桟材が、側面視上方に凸状となるように僅かに湾曲されて取付けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか1項において、上面にガラス板が載置される緩衝部材が、前記アルミニウム枠の前記第1挟着片と前記第2挟着片とによって挟着されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか1項において、前記フレーム枠の四隅に隣接する前記アルミニウム枠相互の前記第1挟着片と前記第2挟着片との間に平面視直角二等辺三角形をなす補強板の直交する二辺が差し込まれ、そして、前記補強板が前記アルミニウム枠に下方からねじ止めされることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項において、前記緩衝部材の上面には、アルミニウム板よりなるカバーが重合して被着され、そして、前記カバーの表面が無光沢塗料によって塗装が施されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか1項において、前記桟材の表面には、合成樹脂よりなる鋲状の樹脂パッドが複数個嵌着され、そして、前記樹脂パッドの表面が無光沢塗料によって塗装が施されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、全体形状が平面視正方形または長方形にアルミニウム枠が組み付けられたフレーム枠と、前記フレーム枠の対向する二辺の前記アルミニウム枠間に固着手段を介して両端が取付けられた複数本の桟材とで構成される検査用トレイにおいて、前記フレーム枠および前記桟材の表面が無光沢塗料によって塗装が施されているので、薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板の中央部における大きな撓みを確実に防止してガラス板を支承し、移送、運搬が行え、ライトの光りを受けてもガラス板がハレーションを起こすことなく、ガラス板にゴミや汚れが付着しているか否かの高精度の充分な検査が行える。
また、前記フレーム枠の前記アルミニウム枠には、第1挟着片と第2挟着片とよりなる上下1対の挟着片が、該フレーム枠の内周に突設され、前記第1挟着片が、上部に積み重ねられるトレイの下底部を支持可能な前記フレーム枠の上面よりも低位に段差部が形成され、そして、前記第2挟着片が、前記フレーム枠の下底部よりも高位に先端部側が上向きに曲成されているので、フレーム枠の内縁に簡単かつ構造堅牢に緩衝部材を取付けることができ、ガラス板は緩衝部材の上面にその外縁が載置されて支持され、緩衝部材を簡単かつ構造堅牢に取り付けることができる。
また、本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項1において、前記桟材の両端が、前記アルミニウム枠の前記第1挟着片と前記第2挟着片によってそれぞれ挟着されているので、前記桟材を簡単かつ確実にフレーム枠の内域に組付けることができ、そして、この桟材により、薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板を支持し、その中央部における大きな撓みを確実に防止してガラス板にゴミや汚れが付着しているか否かの検査が行える。
また、本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項1または2において、前記桟材が、側面視上方に凸状となるように僅かに湾曲されて取付けられているので、薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板が桟材に載置されると、ガラス板の中央部における大きな撓みを確実に防止してガラス板を支承し、移送、運搬が行え、ガラス板にゴミや汚れが付着しているか否かの高精度の充分な検査が行える。
また、本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項1〜の何れか1項において、上面にガラス板が載置される緩衝部材が、前記アルミニウム枠の前記第1挟着片と前記第2挟着片とによって挟着されているので、前記第1挟着片と前記第2挟着片とにより、挟着フレーム枠の内縁にガラス板が載置される緩衝部材を簡単かつ構造堅牢に取り付けることができる。そして、ガラス板の運搬時や検査時に緩衝部材により薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板の外縁の下面が支持され、ガラス板が衝撃を受けたり、荷重による大きな撓みにより、ワレやカケを生ずるのが防止され、ガラス板にゴミや汚れが付着しているか否かの検査を行うことができる。
また、本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項1〜の何れか1項において、前記フレーム枠の四隅に隣接する前記アルミニウム枠相互の前記第1挟着片と前記第2挟着片との間に平面視直角二等辺三角形をなす補強板の直交する二辺が差し込まれ、そして、前記補強板が前記アルミニウム枠に下方からねじ止めされるので、平面視直角二等片三角形の補強板の直交する二辺が前記フレーム枠の四隅における前記アルミニウム枠の前記第1挟着片と前記第2挟着片との間に差し込まれ、ねじ止めされるため、フレーム枠の剛性は高くなる。
また、本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項において、前記緩衝部材の上面には、アルミニウム板よりなるカバーが重合して被着され、そして、前記カバーの表面が無光沢塗料によって塗装が施されているので、緩衝部材は、その上面に被着された金属製のカバーの表面に無光沢塗料の塗装が施されているため、ライトの光りを受けてもカバーからの反射光に影響されずに、ガラス板がハレーションを起こすことなく、ガラス板にゴミや汚れが付着しているか否かの高精度の充分な検査が行える。
また、本発明の請求項に記載の発明によれば、請求項1〜の何れか1項において、前記桟材の表面には、合成樹脂よりなる鋲状の樹脂パッドが複数個嵌着され、そして、前記樹脂パッドの表面が無光沢塗料によって塗装が施されているので、ガラス板が桟材の表面に嵌着された鋲状の樹脂パッドの上面に載置されると、樹脂パッドは、その表面に無光沢塗料によって塗装が施されているため、ライトの光りを受けても樹脂パッドからの反射光に影響されずに、ガラス板がハレーションを起こすことなく、ガラス板にゴミや汚れが付着しているか否かの高精度の充分な検査が行える。
以下、図面に従って本発明の実施の最良の形態により、本発明の詳細を説明する。
図1は本発明の図1は本発明のガラス板の検査用搬送トレイの実施形態を示す平面図、図2は同じく正面図、図3は同じく側面図、図4は同じく図1のA−A拡大断面図、図5は同じく図1の円P内の拡大平面図である。
本発明のガラス板の検査用搬送トレイAの実施形態は、全体形状が平面視正方形または図1に示すように、長方形にアルミニウム枠3A,3B,3C,3Dが組み付けられたフレーム枠1と、前記フレーム枠1の対向する二辺の前記アルミニウム枠3B,3D間に固着手段5を介して両端6a,6bが取付けられた複数本の桟材6とで構成される検査用トレイAにおいて、前記フレーム枠1および前記桟材6の表面が無光沢塗料によって塗装が施されていることを特徴とする。
この明細書において説明される無光沢塗料とは、例えば酸化鉄含有色顔料としてFeO(OH)、Fe23があり、また、エチレンビスメラミン有機系顔料を含む塗料等があるが、これは例示であり、これに限定されるものではなく、反射性の低い、有色塗料であれば如何なるものでもよい。
前記フレーム枠1には、前記ガラス板2が載置可能に緩衝部材7が固着手段5を介して内周に取付けられる。そして、前記緩衝部材7の上面にはその表面に無光沢塗料によって塗装が施された金属薄板よりなるカバー8が被着されている。
前記フレーム枠1が、平面視長方形のアルミニウム枠3A,3B,3C,3Dにより形成され、このうち平面視が隣接されて配置される前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3D相互の接合端9,9は斜めに裁断された斜面部10,10をなし、平面L字状のコーナピース11の両端11a,11bが前記斜面部10,10内に嵌入され、ねじ止めされることにより前記斜面部10,10相互は接合されるとともに、平面視直角二等辺三角形の補強板12の直交する二辺12a,12bが前記フレーム枠1の四隅における前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3D相互の後記第1挟着片14Aと第2挟着片14Bとの間に差し込まれ、そして、補強板12が前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3Dに下方からねじ止めされる。
前記桟材6の表面には、合成樹脂よりなる鋲状の樹脂パッド13が複数個嵌着され、そして、前記樹脂パッド13の表面が無光沢塗料によって塗装が施されている。
前記桟材6が、側面視上方に凸状となるように湾曲されて取付けられている。この時の前記桟材6の取付けは固着手段5により桟材6の両端6a,6bが、前記フレーム枠1の対向する二辺の前記アルミニウム枠3B,3D間に固着される。
前記固着手段5が、図4に示すように、前記フレーム枠1の前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3Dに内周に第1挟着片14Aと第2挟着片14Bとよりなる上下1対の挟着片が、該フレーム枠1の内周に突設され、前記第1挟着片14Aが、上部に積み重ねられるトレイTの下底部15aを支持可能な前記フレーム枠1の上面15bよりも低位の段差部16が形成され、また、前記第2挟着片14Bが、前記フレーム枠1の前記下底部15aよりも高位に先端部側が上向きに曲成されている。そして、前記緩衝部材7および前記桟材6、或いは前記緩衝部材7または前記桟材6が前記第1挟着片14Aと前記第2挟着片14Bとにより挟着される。
前記緩衝部材7は、例えば合成樹脂発泡体、またはゴムにより形成される。
本発明のガラス板の検査用搬送トレイAの実施形態は以上の構成からなり、ガラス板2にゴミや汚れが付着しているか否かを検査するには、先ず、アルミニウム枠3A,3B,3C,3Dが平面視長方形または正方形に組み付けられたフレーム枠1により囲まれた物品載置部4にガラス板2は載置され、移送、運搬が行われる。
この際、フレーム枠1を構成するアルミニウム枠3A,3B,3C,3Dの内縁には、合成樹脂発泡体、またはゴムよりなる緩衝部材7が固着手段5を介して取付けられているので、この緩衝部材7の上面にガラス板2の外縁部2aが載置されるとともに、また、ガラス板2の中間部は前記フレーム枠1の対向する二辺、本実施形態では前記アルミニウム枠3B,3D間に固着手段5を介して両端6a,6bが取付けられた複数本の桟材6の上面に適宜個所に嵌着された合成樹脂よりなる鋲状の樹脂パッド13の上面に載置されるので、薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板2は、前記緩衝部材7と、前記樹脂パッド13とを介して複数本の桟材6により下面から支持され、大きく撓むのが防止されるため、割れやカケを生ずることなく、支承されて移送、運搬が行われ、そして、物品載置部4における不用意な滑動は防止される。
また、前記固着手段5が、前記フレーム枠1の内周に第1挟着片14Aと、第2挟着片14Bとよりなる上下1対の挟着片が設けられ、前記第1挟着片14Aは上部に積み重ねられるトレイTの下底部15aを支持可能な前記フレーム枠1の上面15bよりも低位の段差部16が形成され、前記第2挟着片14Bは前記フレーム枠1の下底部15bよりも高位に先端部側が上向きに曲成されているので、前記緩衝部材7が前記第1挟着片14Aと前記第2挟着片14Bとにより挟着されるため、フレーム枠1の内縁にガラス板2が載置される緩衝部材7を簡単かつ構造堅牢に取り付けることができる。
また、前記桟材6が、前記フレーム枠1の対向する二辺の前記アルミニウム枠3B,3D間に固着手段5を介して両端6a,6bが取付けられるが、前記桟材6が、側面視上方に凸状となるように僅かに湾曲されて取付けられているので、薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板2が載置されると、桟材6はガラス板2の加重が加わることにより可撓性に抗して平坦に変形され、ガラス板2の中央部における大きな撓みを確実に防止してガラス板2を支承し、移送、運搬が行える。
そして、ガラス板2にゴミや汚れが付着されているか否かは、ライトが照射されることにより、目視により、行われるが、フレーム枠1を形成するために、アルミニウム枠3A,3B,3C,3D、および前記フレーム枠1の対向する二辺の前記アルミニウム枠3B,3D間に固着手段5を介して両端6a,6bが取付けられた複数本の桟材6には、その表面に無光沢の塗料による塗装が施されているのと、フレーム枠1の内縁に、ガラス板2が載置可能に固着手段5を介して取付けられた前記緩衝部材7の上面にはその表面に無光沢の塗料による塗装が施された金属薄板よりなるカバー8が被着されているのと、前記桟材6に適宜複数個嵌着され、ガラス板2が載置される鋲状の樹脂パッド13には、その表面に無光沢の塗料による塗装が施されているので、ライトからの光りが前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3D、および複数本の前記桟材6に照射されて反射されることなく、吸収されるため、ガラス板2がハレーションを起こすことはなくなり、ガラス板2にゴミや汚れが付着しているか否かの高精度の充分な検査を行うことができる。
前記フレーム枠1が、図4に示されるように、アルミニウム枠3A,3B,3C,3Dにより形成され、このうち、図1,図5に示すように、平面視が隣接されて配置される前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3D相互の接合端9,9は、斜めに裁断された斜面部10,10をなし、平面L字状のコーナピース11の両端11a,11bが前記斜面部10,10内に嵌入され、ねじ止めされることにより前記斜面部10,10相互は密に接合され、平面視直角三角形の補強板12の直交する二辺12a,12bが、前記フレーム枠1の四隅における前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3Dの内周に突設された第1挟着片14Aと、第2挟着片14Bとよりなる上下1対の挟着片により挟持されているので、フレーム枠1におけるアルミニウム枠3A,3B,3C,3Dのうち平面視が隣接されて配置される前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3D相互の斜めに裁断された斜面部10,10をなす接合端9,9には、平面L字状のコーナピース11の両端が嵌入されているのと、平面視直角三角形の補強板12の直交する二辺12a,12bが、前記フレーム枠1の四隅における前記アルミニウム枠3A,3B,3C,3Dの接合端9,9相互の内周に突設された第1挟着片14Aと、第2挟着片14Bとよりなる上下1対の挟着片の間に差し込まれ、下面からねじ止めされていることによりフレーム枠1の剛性は高くなり、構造堅牢になる。
このように、フレーム枠1の剛性は高く組み付けられるので、薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板2であっても、ガラス板2への衝撃が少なくなり、トレイTを積み重ねてもガラス板2相互が接触しないような充分なクリアランスをもってガラス板2は、フレーム枠1の内周に取付けた緩衝部材7と、フレーム枠1における対向するアルミニウム枠3B,3D間に両端6a,6b間が取付けられている複数個の桟材6の表面に間隔をあけて嵌着されている鋲状の複数個の樹脂パッド13とにより支承され、ガラス板2の表面にゴミや汚れが付着されているか否かを検査することができる。そして、ガラス板2の載置姿勢を変化させて前述の検査を隅々まで充分に行うのに適する。また、フレーム枠1、および桟材6は、前述のようにアルミニウムのような軽量金属により形成されているので、軽量でありながら構造堅牢であり、ガラス板2を人力によっても移送、運搬することができ、しかもトレイTを多段に積み重ねることも容易かつ迅速に行える。
なお、上記説明では、ガラス板2の検査として、ガラス板2の表面にゴミや汚れが付着しているか否かを目視により検査を行っているが、検査の実施方法はこれに限ることはなく、機械的、および光学的な方法によってもよい。また、ガラス板2の検査としては傷があるか否か、また、屈折率や輝度の測定を行う場合にも本発明の検査用搬送トレイを用いてもよく、用途は広範におよぶ。
本発明は、薄くて大きい面積であり、重量が大きなガラス板の中央部における大きな撓みを確実に防止してガラス板を支承し、移送、運搬が行え、ガラス板にゴミや汚れが付着しているか否かの高精度の充分な検査を行うという用途・機能に適する。
図1は本発明のガラス板の検査用搬送トレイの実施形態を示す平面図である。 図2は同じく正面図である。 図3は同じく側面図である。 図4は同じく図1のA−A拡大断面図である。 図5は同じく図1の円P内の拡大平面図である。
符号の説明
1 フレーム枠
2 ガラス板
3A アルミニウム枠
3B アルミニウム枠
3C アルミニウム枠
3D アルミニウム枠
4 物品載置部
5 固着手段
6 桟材
6a 端
6b 端
7 緩衝部材
8 カバー
11 コーナピース
12 補強板
13 樹脂パッド
16 段差部
A 検査用搬送トレイ
T トレイ

Claims (7)

  1. 全体形状が平面視正方形または長方形にアルミニウム枠が組み付けられたフレーム枠と、前記フレーム枠の対向する二辺の前記アルミニウム枠間に固着手段を介して両端が取付けられた複数本の桟材とで構成される検査用トレイにおいて、
    前記フレーム枠および前記桟材の表面が無光沢塗料によって塗装が施されており、
    前記フレーム枠の前記アルミニウム枠には、第1挟着片と第2挟着片とよりなる上下1対の挟着片が、該フレーム枠の内周に突設され、前記第1挟着片が、上部に積み重ねられるトレイの下底部を支持可能な前記フレーム枠の上面よりも低位に段差部が形成され、そして、前記第2挟着片が、前記フレーム枠の下底部よりも高位に先端部側が上向きに曲成されていることを特徴とするガラス板の検査用搬送トレイ。
  2. 前記桟材の両端が、前記アルミニウム枠の前記第1挟着片と前記第2挟着片によってそれぞれ挟着されていることを特徴とする請求項1に記載のガラス板の検査用搬送トレイ。
  3. 前記桟材が、側面視上方に凸状となるように僅かに湾曲されて取付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガラス板の検査用搬送トレイ。
  4. 上面にガラス板が載置される緩衝部材が、前記アルミニウム枠の前記第1挟着片と前記第2挟着片とによって挟着されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のガラス板の検査用搬送トレイ。
  5. 前記フレーム枠の四隅に隣接する前記アルミニウム枠相互の前記第1挟着片と前記第2挟着片との間に平面視直角二等辺三角形をなす補強板の直交する二辺が差し込まれ、そして、前記補強板が前記アルミニウム枠に下方からねじ止めされることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のガラス板の検査用搬送用トレイ。
  6. 前記緩衝部材の上面には、アルミニウム板よりなるカバーが重合して被着され、そして、前記カバーの表面が無光沢塗料によって塗装が施されていることを特徴とする請求項に記載のガラス板の検査用搬送トレイ。
  7. 前記桟材の表面には、合成樹脂よりなる鋲状の樹脂パッドが複数個嵌着され、そして、前記樹脂パッドの表面が無光沢塗料によって塗装が施されていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のガラス板の検査用搬送トレイ。
JP2008298318A 2008-11-21 2008-11-21 検査用搬送トレイ Active JP5281874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298318A JP5281874B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 検査用搬送トレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298318A JP5281874B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 検査用搬送トレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010120692A JP2010120692A (ja) 2010-06-03
JP5281874B2 true JP5281874B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=42322383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008298318A Active JP5281874B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 検査用搬送トレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5281874B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5665526B2 (ja) * 2010-12-21 2015-02-04 サイデック株式会社 被運搬板状物品の搬送用トレイ
KR101223853B1 (ko) 2011-05-17 2013-01-21 노바테크 (주) 유리기판 뒤틀림 방지용 지그
KR102006874B1 (ko) 2011-11-30 2019-08-05 삼성디스플레이 주식회사 평판 디스플레이 패널용 트레이

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0545709U (ja) * 1991-11-26 1993-06-18 凸版印刷株式会社 防塵用治具
JP2004128325A (ja) * 2002-10-04 2004-04-22 Toto Ltd 保持具
JP2006100297A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Renesas Technology Corp 半導体装置の搬送方法および半導体装置の製造方法
JP2006168748A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Kyokuhei Glass Kako Kk ガラス搬送用枠体
JP4407586B2 (ja) * 2005-07-25 2010-02-03 村田機械株式会社 枚葉搬送用トレイ
JP2007200959A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Murata Mach Ltd 枚葉搬送用トレイ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010120692A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5336157B2 (ja) 板状物品搬送用トレイ
JP5281874B2 (ja) 検査用搬送トレイ
JP2002154648A (ja) 基板カセット
JP2006168748A (ja) ガラス搬送用枠体
JP4893579B2 (ja) 板状物用トレイと板状物の積層方法
CN105173432A (zh) 定位模块及包装箱
JP2013071735A (ja) 基板保持用枠体と基板の梱包体
JP5668973B2 (ja) 板状体の収納容器
JP2008030818A (ja) 板状物用トレイ
JP2009184687A (ja) ワーク搬送用トレイ
JP2013184717A (ja) 基板輸送トレイ及び基板の輸送方法及び基板の取り出し方法及び基板の収納方法
JP5849471B2 (ja) 基板保持用枠体及びそれを用いた基板搬送方法
JP4941224B2 (ja) 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP2012224378A (ja) 基板保持部材
JP2013118211A (ja) 基板収納容器
JP2013023256A (ja) 輸送用架台装置
TW200832598A (en) Single wafer transfer tray
KR101799617B1 (ko) 판상체 적층체의 판상체 계수 장치 및 판상체 적층체의 판상체 계수 방법
JP2010111424A (ja) ガラス板梱包体
JP2007035762A (ja) 枚葉搬送用トレイ
JP2014037042A (ja) 枠体搬送装置および枠体搬送装置を用いた枠体搬送方法
JP2005011924A (ja) 基板用カセット
KR101312489B1 (ko) 리소그래피용 대형 펠리클 수납용기
CN113788226B (zh) 包装结构、运输件和托盘
JP2016013874A (ja) 基板用トレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5281874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250