JP5281275B2 - 吐出検査装置、記録装置、吐出検査方法及び吐出検査プログラム - Google Patents

吐出検査装置、記録装置、吐出検査方法及び吐出検査プログラム Download PDF

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Description

本発明は、吐出検査装置、当該吐出検査装置を有する記録装置、吐出検査方法及び吐出検査プログラムに関する。
印刷ヘッドに設けられた複数のノズルから記録液を吐出して、記録用紙に画像等を印刷するインクジェット記録装置では、記録液が吐出されないノズルがある場合、印刷対象の画像等が正しく印刷されないことがある。このため、ノズルから確実に記録液が吐出されるか否かの吐出検査を行う技術が従来より提案されている。例えば、以下の特許文献1に記載されているインクジェット記録装置では、ノズルから吐出された帯電インク滴によって生じる電極間の電界強度の変化を検出することにより、ノズルからの吐出が正常であるか否かの吐出検査を行う。そして、ノズルからの吐出が正常でない場合は、ノズルのクリーニングを実行するようにしている。
特開平11−170569号公報
しかしながら、上記した特許文献1のようなインクジェット記録装置では、吐出検査を行っているときに、例えば、インクジェット記録装置に対して外部から衝撃や揺れ等による振動が加わった場合、上記した帯電インク滴によって生じる電極間の電界強度の変化を正しく検出できないことが考えられる。これにより、正常に吐出するノズルを正常でないと判定したり、逆に正常に吐出しないノズルを正常であると判定したりして、正しい吐出検査結果を得られない問題が生じる。この結果、例えば、正常に吐出するノズルに対してクリーニングを実行したり、逆に正常に吐出しないノズルに対してクリーニングを実行しなかったりする問題が生じる。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
記録液を吐出するための複数のノズルについてクリーニング処置のための吐出検査を実行する吐出検査装置であって、前記吐出検査の実行中の振動を振動情報として検出する振動検出部と、前記複数のノズルについて前記吐出検査を実行する吐出検査部と、前記振動検出部及び前記吐出検査部を制御する制御部とを有し、前記振動検出部は、前記振動を検出するセンサを備え、前記吐出検査部は、前記複数のノズルから吐出される帯電した前記記録液を受ける記録液受部を有し、当該記録液受部に前記センサを備え、前記制御部は、前記振動検出部により検出された前記振動情報が所定の閾値以上の場合、前記実行中の吐出検査を中断して、前記吐出検査部に前記吐出検査を再度実行させることを特徴とする吐出検査装置。
上記した吐出検査装置によれば、振動検出部が、振動を検出するセンサを備え、吐出検査装置についての振動情報を検出する。また、吐出検査部は、複数のノズルから吐出される帯電した記録液を受ける記録液受部を有し、当該記録液受部に前記センサを備えている。そして、制御部が、センサにより検出された振動情報が所定の閾値以上の場合、実行中の吐出検査を中断して、前記吐出検査部に前記吐出検査を再度実行させる。これにより、吐出検査を実行中に吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が生じた場合、吐出検査を再度実行するので、吐出検査装置に大きい振動が生じてしまうことに起因して、正常に吐出するノズルを正常でないと判定したり、逆に正常に吐出しないノズルを正常であると判定したりする問題に対処することができる。この結果、正確な吐出検査結果を得ることができる。
[適用例4]
前記吐出検査を実行前に前記振動情報を検出し、前記検出された振動情報が所定の閾値以上の場合、前記制御部は、前記吐出検査部に前記吐出検査を実行させないとを特徴とする上記吐出検査装置。
上記した吐出検査装置によれば、吐出検査を実行前に検出された振動情報が所定の閾値以上の場合、吐出検査を実行させないとができる。これにより、吐出検査を実行前に吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が生じている場合、吐出検査を回避することができる。この結果、正しい吐出検査が実行できない状況下において、不要な吐出検査を回避することができ、また記録液の消費を抑制することができる。
[適用例5]
前記複数のノズルについてクリーニング処置を行うためのクリーニング部を更に有し、前記制御部は、前記吐出検査の結果に応じて前記クリーニング処置を実行するように制御することを特徴とする上記吐出検査装置。
上記した吐出検査装置によれば、吐出検査装置に大きい振動が生じてしまうことによる影響を受けずに、正確な吐出検査結果に応じてクリーニング処置を実行することができる。
[適用例8]
上記に記載の吐出検査装置を有することを特徴とする記録装置。
上記した記録装置によれば、記録装置に備えた吐出検査装置において、吐出検査装置に大きい振動が生じてしまうことに起因して、正常に吐出するノズルを正常でないと判定したり、逆に正常に吐出しないノズルを正常であると判定したりする問題に対処することができる。この結果、正確な吐出検査結果を得ることができる。
[適用例9]
前記記録装置に前記振動を検出するセンサを備え、前記振動検出部は、当該センサを用いて前記振動情報を検出することを特徴とする上記記録装置。
上記した記録装置によれば、記録装置にセンサを備えることから、記録装置に生じた振動に基づいて、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を検出することができる。
[適用例10]
記録液を吐出するための複数のノズルについてクリーニング処置のための吐出検査を実行する吐出検査方法であって、前記吐出検査の実行中の振動を振動情報としてセンサにより検出する振動検出工程と、前記センサを備え、前記複数のノズルから吐出される帯電した前記記録液を受ける記録液受部により前記吐出検査を実行する吐出検査工程と、前記振動検出工程及び前記吐出検査工程を制御する制御工程とを有し、前記制御工程は、前記振動検出工程により検出された前記振動情報が所定の閾値以上の場合、前記実行中の吐出検査工程を中断して、前記吐出検査工程を再度実行させることを特徴とする吐出検査方法。
上記した吐出検査方法によれば、振動検出工程により、吐出検査装置についての振動情報をセンサにより検出する。そして、制御工程により、検出された振動情報が所定の閾値以上の場合、実行中の吐出検査工程を中断して、吐出検査工程を再度実行させる。このことから、吐出検査装置に大きい振動が生じてしまい、正しい吐出検査が実行できないような場合、制御工程により、吐出検査を再度実行したり、吐出検査を実行しないようにしたりする等の制御が可能になる。これにより、吐出検査装置に大きい振動が生じてしまうことに起因して、正常に吐出するノズルを正常でないと判定したり、逆に正常に吐出しないノズルを正常であると判定したりする問題に対処することができる。この結果、正確な吐出検査結果を得ることができる。
[適用例11]
上記に記載の吐出検査方法の各工程を、コンピュータに実行させるための吐出検査プログラム。
上記した吐出検査プログラムによれば、所定のオペレーションシステム上で実行されることによって、上記の吐出検査方法が実行され、上記した吐出検査方法と同様の作用効果を得ることができる。この吐出検査プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていても良いし、インターネットなどの伝送媒体を介してコンピュータに授受されるものでも良い。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る吐出検査装置が組み込まれたインクジェットプリンタについて、図面を参照して説明する。
<インクジェットプリンタの概略構造>
最初に、インクジェットプリンタの概略構造について説明する。
図1は、第1実施形態に係る吐出検査装置が組み込まれたインクジェットプリンタ10の概略構造を示す図である。同図に示すように、インクジェットプリンタ10は、インクカートリッジ11〜14を装着したキャリッジ20を備えている。インクカートリッジ11〜14のそれぞれには、記録液としてのY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色インクが収納されている。キャリッジ20は、主走査方向(X軸方向)に移動し、一方、印刷媒体25は、副走査方向(Y軸方向)に移動する。これらの移動の際に、インクジェットプリンタ10は、キャリッジ20のZ軸方向下側に設けられた印刷ヘッド30から、印刷媒体25にインク滴を吐出することにより印刷を行う。
キャリッジ20は、キャリッジモータ40を駆動することにより回転されるキャリッジベルト41に固定されている。そして、このキャリッジベルト41が回転されるのに伴い、キャリッジ20は、フレーム17に固定されたガイド21に沿って主走査方向に移動する。また、印刷媒体25は、フレーム17に固定された駆動モータ26によって駆動される図示しない紙送りローラー等により、副走査方向に移動する。このとき、印刷ヘッドに設けられた、各色インクを吐出するための複数のノズルから、インク滴が吐出されて印刷媒体25に所定の画像等が印刷される。従って、インク滴が吐出されないノズルがある場合、印刷媒体25に正しい画像等が印刷されないことになる。
このため、インクジェットプリンタ10では、複数のノズルのそれぞれからインク滴が吐出されるか否かを検査するための吐出検査を、例えば、電源投入時、画像等を印刷する印刷ジョブの開始前、印刷ジョブの途中、印刷ジョブの終了時等において実行する。この吐出検査は、インクジェットプリンタ10に設けられた記録液受部としての検査ボックス70の位置にキャリッジ20を移動し、各ノズルからのインク滴の吐出の有無を検査する。そして、吐出検査の結果、インク滴が吐出されない吐出不良のノズルが有った場合、インクジェットプリンタ10に設けられたクリーニングボックス18の位置にキャリッジ20を移動し、所定のクリーニング処置を行いノズルをクリーニングする。
また、検査ボックス70には、振動センサ80が取り付けられており、この振動センサ80は、インクジェットプリンタ10に対して外部から加わる衝撃や揺れ等による振動を検出することができる。
上記した動作の主な制御は、フレーム17に取り付けられたメインコントロール基板(以下、「メイン基板」と略称する。)50と、キャリッジ20の端面に取り付けられたサブコントロール基板(以下、「サブ基板」と略称する。)60とによって行う。また、これらの基板は、フレキシブル基板45によって接続されて、それぞれの基板間でデータのやり取りができるように構成されている。
メイン基板50には、インクジェットプリンタ10における各動作を制御するためのCPU51と、これらの動作に関するプログラムを記録したROM52と、これらの動作の際に必要なデータを一時的に記憶したり読み出したりするためのRAM53と、サブ基板60との間でのデータのやり取りや、ユーザのパソコンなど外部機器との間でのデータのやり取りを行うためのインターフェイス(I/F)54とが備えられている。また、後述する吐出検査のための吐出検査プログラムは、ROM52に記憶されている。
サブ基板60には、吐出検査に関する所定の動作を実行するためのロジック回路などが構成されたASIC61が備えられている。そして、CPU51がROM52に記録された吐出検査プログラムを読み出し、ASIC61との間で種々の信号データを授受することにより、CPU51及びASIC61は、所定の動作を実行して吐出検査を実施する。
<吐出検査装置の構成>
次に、吐出検査を行うための吐出検査装置の構成について説明する。
図2は、吐出検査装置の構成を示す模式図である。同図は、印刷ヘッド30に設けられた複数のノズルから帯電したインクを吐出させて、各ノズルからインクが吐出されるか否かの判定を行う装置構成を示している。
キャリッジ20が、検査ボックス70に対して所定の位置に移動したときに、図2に示すように、インクカートリッジ11〜14から印刷ヘッド30に供給されたインクが、印刷ヘッド30からインク滴39として吐出される。印刷ヘッド30に設けられている複数のノズルのそれぞれには、インク吐出の圧力を発生させる機構が、図2における印刷ヘッド30の拡大図に示すように形成されている。ここで、圧電素子32に電圧をかけると、圧電素子32が変形して部材33が拡大図における矢印方向(Z軸方向)へ押し下げられ、例えばインクカートリッジ11から供給されたインク38が加圧されることになる。これにより、ノズルプレート34に設けられたノズル35からインク滴39が吐出される。即ち、検査対象のノズルに対応している圧電素子32に電圧をかけることで、そのノズルについてインク滴39の吐出の有無を検査することができる。
ここで、圧電素子32を変形(以下、「駆動」とも称する。)させる電圧は、ドライバー基板31から圧電素子32への駆動信号として出力される。ドライバー基板31は、キャリッジ20内において印刷ヘッド30の近傍の位置に設けられ、サブ基板60と図示しない結線部材によって結線され、ASIC61からの出力信号を受けて動作する。
吐出されたインク滴39は、検査ボックス70に設けられた電極部材71に着弾する。電極部材71は、メッシュ状のSUS板などの金属材料で形成され、インク滴39の着弾受け領域となっている。着弾したインク滴39は、この電極部材71を透過し、スポンジ状の樹脂等で形成されたインク吸収体72に吸収される。また、電極部材71は、フレーム17と結線部材66とによって電気的に接続されている。
ASIC61が備えられたサブ基板60には、電圧発生回路62が設けられている。ASIC61は、吐出検査の際、フレーム17に回路の一端が接続(接地)されている電圧発生回路62を動作させる。そして、ASIC61は、フレーム17に対する所定の電圧を生成した後、抵抗64と結線部材65とを通して印刷ヘッド30に所定の電圧を印加する。ここで、印刷ヘッド30において電圧が印加される部分は、インク38と電気的に導通状態にある部分(例えばノズルプレート34)である。
このように、印刷ヘッド30と電極部材71との測定端子間に所定の電圧を印加すると、ノズルからインク滴の吐出が有った場合、帯電したインク滴の飛翔に起因して測定端子間の電圧が変化する。これにより、測定端子間の電圧値を測定することで、インク滴の吐出有無を検出することができる。なお、吐出検査におけるノズルの駆動方法の詳細については後述する。
また、CPU51は、ROM52、RAM53及びASIC61を制御することにより、図2に示す、振動検出部51a、吐出検査部51b、クリーニング部51c及び制御部51dとして機能する。
振動検出部51aは、インクジェットプリンタ10に対して外部から衝撃や揺れ等が加わることで検査ボックス70に生じた振動を、検査ボックス70に取り付けられた振動センサ80を用いて振動情報として検出する。そして、振動検出部51aは、検出した振動情報の示す値となる振動検出値を信号にして出力する。ここで、振動センサ80は、検査ボックス70が振動するときの加速度を検出する加速度センサであるが、加速度センサに限られず、振動を検出可能なジャイロセンサ、圧力センサ、フォトセンサ、近接センサ及びメカ接点式センサ等であっても良い。なお、振動検出値は、振動が大きくなるほど値が大きくなる。また、メカ接点式センサの場合は、後述する説明において、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を検出したときのみ、所定の閾値以上である旨の信号を出力することにする。
吐出検査部51bは、印刷ヘッド30に設けられた複数のノズルに対して吐出検査を実行し、各ノズルからインク滴39が吐出されるか否かを判定する。このとき、吐出検査部51bは、圧電素子32を駆動して印刷ヘッド30と電極部材71との間の電圧変化を測定する。測定の結果、圧電素子32の駆動時に、検査対象のノズルについて、電圧変化が有る場合にはインク滴の吐出有り、電圧変化が無い場合にはインク滴の吐出無しと判定する。
クリーニング部51cは、吐出検査部51bにおける各ノズルの吐出検査の結果に応じて、クリーニング対象のノズルについてクリーニング処置を実行する。
制御部51dは、上記した振動検出部51a、吐出検査部51b及びクリーニング部51cを含むインクジェットプリンタ10全体の動作を制御する。ここで、制御部51dは、振動検出部51aにより検出された振動検出値に基づいて、吐出検査部51bによる吐出検査を実行するか否かの制御を行う。このとき、制御部51dは、検出された振動検出値と所定の閾値とを比較することにより、吐出検査を実行するか否かを判断する。ここでの閾値は、吐出検査に悪影響を及ぼす可能性が有ると想定される振動レベルを規定する閾値であり、ROM52等に予め設定されている。
<圧電素子の駆動方法>
次に、検査対象のノズルからインク滴を吐出させる圧電素子の駆動方法について説明する。
図3は、インク滴を吐出させる圧電素子の駆動方法の説明図である。本実施形態では、同図に示すように、印刷ヘッド30に、Y,M,C,Kの各色に対応したノズル列35Y,35M,35C,35Kが設けられ、それぞれのノズル列には180個のノズルが形成されている。このように、印刷ヘッド30には合計720個の検査対象となるノズルが形成されている。そして、検査対象となるノズルからインク滴を吐出させるために、Y,M,C,Kの各ノズル列毎に、検査対象となるノズルに対応する圧電素子に対して、圧電素子を変形駆動する駆動信号DRVn(n=1〜180)がドライバー基板31から出力される。
メイン基板50では、原信号ODRVと、インク滴を吐出するノズルを特定するための印刷信号PRTnが生成される。原信号ODRVには、一画素分に相当する画像を印刷するための区間(キャリッジ20が一画素の間隔を横切る時間でセグメントとも呼ぶ)に、Pv,P1,P2,P3の合計4つのパルス信号を有する単位信号(図3に示す吹き出し部分)が繰り返し存在する。
パルス信号Pvは、ノズル内でインクが固まらないように圧電素子を微振動させてインクを振動させる。パルス信号P1,P2,P3は、各ノズルからインク一滴分のインク滴を吐出させる。パルス信号P1によって小さいサイズのドットが、パルス信号P1,P2によって中サイズのドットが、またパルス信号P1,P2,P3によって大きいサイズのドットが、それぞれ印刷媒体に形成される。
印刷信号PRTn(n=1〜180)は、Y,M,C,Kの各ノズル列について、180個のノズルのうち、インク滴を吐出させるノズルに対応する圧電素子に、圧電素子を駆動する駆動信号DRVnを出力させる信号である。印刷実行時には、印刷信号PRTnは、印刷画像に基づいて、インクを吐出すべきノズルや印刷データ(ドット有無やその階調値)を選択してノズルに駆動信号を選択的に供給させる信号となる。一方、吐出検査時には、印刷信号PRTnは、検査のためにインクを吐出すべきノズルに駆動信号を選択的に供給するノズル選択信号となる。
これらの信号は、ASIC61を介してドライバー基板31に設けられたマスク回路に出力される。マスク回路は、原信号のうち、印刷信号PRTnによって選択されたパルス信号が、同じく印刷信号PRTnによって特定されたノズルに対応する圧電素子に出力されるように回路構成されている。つまり、マスク回路によって、選択された検査対象ノズルに対応した圧電素子に、Pv,P1,P2,P3のパルス信号のうち印刷信号によって選択されたパルス信号が出力されるように構成され、マスク回路から駆動信号DRVnとして出力される。
吐出検査では、1つのノズル列の180個のノズルについて、マスク回路によって生成された駆動信号DRVnを、ノズル選択信号により選択された検査対象ノズルに出力する手順が順次繰り返される。そして、この手順がY,M,C,K全てのノズル列に適用され、印刷ヘッドに設けられた全てのノズルについて、対応する圧電素子が順次駆動されて吐出検査が行われる。
<吐出検査における動作>
次に、吐出検査装置における動作について説明する。
図4は、第1実施形態に係る吐出検査装置における動作を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートの動作は、例えば、電源投入時、印刷ジョブの開始前、印刷ジョブの途中、印刷ジョブの終了時等において、印刷ヘッドに設けられた複数のノズルに対して吐出検査を行うタイミングが到来したときに開始される。
最初に、ステップS110では、CPU51は、振動検出部51aにより、振動センサ80を用いて検査ボックス70に生じる振動の検出を開始する。そして、ステップS120において、CPU51は、吐出検査部51bにより、印刷ヘッド30に設けられた複数のノズルに対して吐出検査を実行する。
複数のノズルに対しての吐出検査が全て終了した後、ステップS130では、CPU51は、制御部51dにより、振動センサ80を用いて検出された検査ボックス70についての振動検出値を取得する。ここで取得する振動検出値は、ステップS120において吐出検査を実行しているときに、検査ボックス70に生じた振動を表している。
ステップS140では、CPU51は、制御部51dにより、ステップS130において取得した振動検出値と所定の閾値とを比較する。振動検出値が所定の閾値より小さい場合は、吐出検査を実行しているときに、この吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が検査ボックス70に加わらなかったと判断し、次のステップS150へ進む。即ち、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けないで、正常に吐出検査が実行できた場合は、吐出不良のノズル有無を判定する処理へ進むことになる。
他方、振動検出値が所定の閾値以上の場合は、吐出検査を実行しているときに、この吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が検査ボックス70に加わったと判断し、ステップS120に戻る。即ち、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けて、正常に吐出検査が実行できなかった場合は、吐出検査を再度実行させることになる。
ステップS150では、CPU51は、制御部51dにより、ステップS120において実行した吐出検査の結果に基づいて、吐出不良のノズルの有無を判定する。吐出不良のノズルが無かった場合は、吐出検査装置における処理を終了する。
他方、吐出不良のノズルが有った場合は、ステップS160へ進み、CPU51は、クリーニング部51cにより、クリーニング対象の吐出不良のノズルについてクリーニング処置を実行し、吐出検査装置における処理を終了する。
<効果>
従来、吐出検査において悪影響を及ぼすような振動を受けている場合、正常に吐出するノズルを不良ノズルであると誤判定したり、逆に正常に吐出しないノズルを正常ノズルであると誤判定したりしてしまうことがある。この結果、不要なクリーニング処置を実行したり、また必要なクリーニング処置を実行しなかったりすることがある。
上述した実施形態における吐出検査装置では、印刷ヘッド30に設けられた複数のノズルに対して吐出検査を実行中に、振動センサ80を用いて検査ボックス70に生じる振動を検出する。そして、吐出検査の終了後、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けたか否かを検証し、このような振動を受けなかった場合は、吐出不良のノズルの有無を判定し、吐出不良のノズル有りのときにクリーニング処置を実行する。他方、このような振動を受けた場合は、クリーニング処置を実行しないで、吐出検査を再度実行する。
このように、吐出検査において悪影響を及ぼすような振動を受けた場合は、クリーニング処置を実行しないことから、正しくない吐出検査結果に基づいてクリーニング処置を実行してしまうのを防止することができる。また、このような場合、吐出検査を再度実行することから、最終的には、振動の影響を受けない状況下において吐出検査を実行して、正しい吐出検査結果を得ることができる。
これにより、ノズルの吐出不良のために印刷媒体25に正しい画像等が印刷されないトラブルを防止することができる。また、不要なクリーニング処置を行ってしまうことによって、インクカートリッジのインクを無駄に消費してしまったり、本来は不要なクリーニング処置のために、ユーザに待ち時間が生じてしまったりする問題に対処することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る吐出検査装置について説明する。
第2実施形態に係る吐出検査装置は、図2に示す第1実施形態に係る吐出検査装置と同様の構成であるが、吐出検査装置における動作が異なる。図5は、第2実施形態に係る吐出検査装置における動作を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートの動作は、図4に示す第1実施形態におけるフローチャートと同様の吐出検査を行うタイミングにより開始される。
最初に、ステップS210では、CPU51は、振動検出部51aにより、振動センサ80を用いて検査ボックス70に生じる振動の検出を開始する。そして、ステップS220において、CPU51は、制御部51dにより、吐出検査を実行する対象となる印刷ヘッド30における最初のノズル群を設定する。
ここで、印刷ヘッド30におけるノズル群は、本実施形態では、Y,M,C,Kの各色に対応したノズル列35Y,35M,35C,35K(図3参照)のそれぞれをノズル群としている。そして、最初に吐出検査を実行するノズル群をノズル列35Yとしている。なお、吐出検査を実行する各ノズル群の順番や印刷ヘッド30におけるノズル群の構成は、これに限られず、例えば、ノズル列35Kに対して最初に吐出検査を実行したり、ノズル群の構成をインクの色数やノズル数に応じた構成としても良い。
ステップS230では、CPU51は、吐出検査部51bにより、吐出検査を実行する対象として設定されたノズル群に対して吐出検査を実行する。
設定されたノズル群に対しての吐出検査が終了した後、ステップS240では、CPU51は、制御部51dにより、振動センサ80を用いて検出された検査ボックス70についての振動検出値を取得する。ここで取得する振動検出値は、ステップS230において吐出検査を実行しているときに、検査ボックス70に生じた振動を表している。
ステップS250では、CPU51は、制御部51dにより、ステップS240において取得した振動検出値と所定の閾値とを比較する。振動検出値が所定の閾値より小さい場合は、吐出検査を実行しているときに、この吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が検査ボックス70に加わらなかったと判断し、次のステップS260へ進む。
他方、振動検出値が所定の閾値以上の場合は、吐出検査を実行しているときに、この吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が検査ボックス70に加わったと判断し、ステップS220に戻る。即ち、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けて、正常に吐出検査が実行できなかった場合は、印刷ヘッド30の残りのノズル群に対しての吐出検査を中断し、吐出検査を最初のノズル群から再度実行させることになる。
ステップS260では、CPU51は、制御部51dにより、印刷ヘッド30における全てのノズル群に対して吐出検査が終了したか否かを判定する。全てのノズル群に対して吐出検査が終了している場合は、次のステップS280へ進み、吐出不良のノズル有無を判定する。
他方、まだ吐出検査が終了していないノズル群が有る場合は、ステップS270へ進む。ステップS270では、CPU51は、制御部51dにより、次に吐出検査を実行するノズル群を設定してステップS230に戻り、設定されたノズル群に対して吐出検査を実行する。
ステップS280では、CPU51は、制御部51dにより、ステップS230において実行した各ノズル群に対しての吐出検査の結果に基づいて、吐出不良のノズルの有無を判定する。吐出不良のノズルが無かった場合は、吐出検査装置における処理を終了する。
他方、吐出不良のノズルが有った場合は、ステップS290へ進み、CPU51は、クリーニング部51cにより、クリーニング対象の吐出不良のノズルについてクリーニング処置を実行し、吐出検査装置における処理を終了する。
<効果>
上述した実施形態における吐出検査装置では、印刷ヘッド30に設けられた全ノズルを複数のノズル群に分けて、各ノズル群毎に吐出検査を実行する。そして、各ノズル群毎の吐出検査において悪影響を及ぼすような振動を受けているか否かを検証する。その結果、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けた場合は、残りのノズル群の吐出検査を中断して最初のノズル群から再度吐出検査を実行する。
このように、吐出検査において悪影響を及ぼすような振動を受けた場合は、残りのノズル群の吐出検査を中断することから、全ノズル群に対して吐出検査を実行する必要がなく、吐出検査に要する時間及び記録液の消費を節減することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る吐出検査装置について説明する。
第3実施形態に係る吐出検査装置は、図2に示す第1実施形態に係る吐出検査装置と同様の構成であるが、吐出検査装置における動作が異なる。図6は、第3実施形態に係る吐出検査装置における動作を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートの動作は、図4に示す第1実施形態におけるフローチャートと同様の吐出検査を行うタイミングにより開始される。
最初に、ステップS310では、CPU51は、振動検出部51aにより、振動センサ80を用いて検査ボックス70に生じる振動の検出を開始する。そして、ステップS320において、CPU51は、制御部51dにより、検出された検査ボックス70についての振動検出値を取得する。ここで取得する振動検出値は、第1実施形態に係る吐出検査装置と異なり、吐出検査の実行前において、検査ボックス70に生じている振動を表している。
ステップS330では、CPU51は、制御部51dにより、ステップS320において取得した振動検出値と所定の閾値とを比較する。振動検出値が所定の閾値より小さい場合は、吐出検査の実行前において、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が検査ボックス70に加わっていないと判断し、次のステップS340へ進む。即ち、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けていない状態にあるときのみ、吐出検査を実行する処理へ進むことになる。
他方、振動検出値が所定の閾値以上の場合は、吐出検査の実行前において、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が検査ボックス70に加わっていると判断し、ステップS320に戻る。即ち、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けている状態にあるときは、このような振動を受けない状態になるまで待機することになる。
ステップS340では、CPU51は、吐出検査部51bにより、印刷ヘッド30に設けられた複数のノズルに対して吐出検査を実行する。
複数のノズルに対しての吐出検査が全て終了した後、ステップS350では、CPU51は、制御部51dにより、振動センサ80を用いて検出された検査ボックス70についての振動検出値を取得する。ここで取得する振動検出値は、第1実施形態に係る吐出検査装置と同様に、ステップS340において吐出検査を実行しているときに、検査ボックス70に生じた振動を表している。
ステップS360では、CPU51は、制御部51dにより、ステップS350において取得した振動検出値と所定の閾値とを比較する。振動検出値が所定の閾値より小さい場合は、吐出検査を実行しているときに、この吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が検査ボックス70に加わらなかったと判断し、次のステップS370へ進む。即ち、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けないで、正常に吐出検査が実行できた場合は、吐出不良のノズル有無を判定する処理へ進むことになる。
他方、振動検出値が所定の閾値以上の場合は、吐出検査を実行しているときに、この吐出検査に悪影響を及ぼすような振動が検査ボックス70に加わったと判断し、ステップS320に戻る。即ち、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を受けて、正常に吐出検査が実行できなかった場合は、振動を受けない状態になってから吐出検査を再度実行させることになる。
ステップS370では、CPU51は、制御部51dにより、ステップS340において実行した吐出検査の結果に基づいて、吐出不良のノズルの有無を判定する。吐出不良のノズルが無かった場合は、吐出検査装置における処理を終了する。
他方、吐出不良のノズルが有った場合は、ステップS380へ進み、CPU51は、クリーニング部51cにより、クリーニング対象の吐出不良のノズルについてクリーニング処置を実行し、吐出検査装置における処理を終了する。
なお、本実施形態では、図4に示す第1実施形態におけるフローチャートと同様に、印刷ヘッド30に設けられた複数のノズルに対して、全ノズルまとめて吐出検査を実行する例を示している。しかしこれに限られず、図5に示す第2実施形態におけるフローチャートと同様に、全ノズルを複数のノズル群に分けて、各ノズル群毎に吐出検査を実行しても良い。
<効果>
上述した実施形態における吐出検査装置では、印刷ヘッド30に設けられた複数のノズルに対して吐出検査を実行する前に、振動センサ80を用いて検査ボックス70に生じる振動を検出する。そして、吐出検査において悪影響を及ぼすような振動を受けている場合は、このような振動を受けない状態になるまで待機する。
これにより、吐出検査を実行する際に検査ボックス70が継続的に振動を受けており、正しい吐出検査が実行できない状況下にある場合に、このような振動が解消されてから吐出検査を実行することができる。そして、吐出検査に要する時間及び記録液の消費を節減することができる。
なお、上述した実施形態では、インクジェットプリンタ10に設けられた検査ボックス70に振動センサ80が取り付けられている。しかし、振動センサ80を取り付ける位置は、これに限られず、吐出検査に悪影響を及ぼすような振動を検出できる位置であれば、インクジェットプリンタ10のいずれの位置にあっても良い。図7は、振動センサ80をインクジェットプリンタ10のフレーム17に取り付けた例を示す図である。このように、振動センサ80をフレーム17に取り付けることで、インクジェットプリンタ10における各駆動部による振動の影響を受けることを少なくさせて、振動を検出することができる。
なお、上述した実施形態では、吐出検査装置が組み込まれたインクジェットプリンタの例について説明した。しかし、これに限られず、インクジェット方式を用いて記録液を吐出することにより、パターン、画像、図形及び文字等を記録媒体に記録する装置に対して、上述した実施形態における吐出検査装置を組み込んで適用しても良い。例えば、ガラス基板や樹脂基板に記録液を吐出し、配線パターンやカラーフィルタや有機ELディスプレイ等の画素の形成を行うインクジェット記録装置等にも適用可能である。
第1実施形態に係る吐出検査装置が組み込まれたインクジェットプリンタの概略構造を示す図。 吐出検査装置の構成を示す模式図。 インク滴を吐出させる圧電素子の駆動方法の説明図。 第1実施形態に係る吐出検査装置における動作を示すフローチャート。 第2実施形態に係る吐出検査装置における動作を示すフローチャート。 第3実施形態に係る吐出検査装置における動作を示すフローチャート。 振動センサをフレームに取り付けた例を示す図。
符号の説明
10…インクジェットプリンタ、11〜14…インクカートリッジ、17…フレーム、18…クリーニングボックス、20…キャリッジ、21…ガイド、25…印刷媒体、26…駆動モータ、30…印刷ヘッド、31…ドライバー基板、32…圧電素子、33…部材、34…ノズルプレート、35…ノズル、35Y,35M,35C,35K…ノズル列、38…インク、39…インク滴、40…キャリッジモータ、41…キャリッジベルト、45…フレキシブル基板、50…メイン基板、51…CPU、51a…振動検出部、51b…吐出検査部、51c…クリーニング部、51d…制御部、52…ROM、53…RAM、60…サブ基板、61…ASIC、62…電圧発生回路、64…抵抗、65,66…結線部材、70…検査ボックス、71…電極部材、72…インク吸収体、80…振動センサ。

Claims (7)

  1. 記録液を吐出するための複数のノズルについてクリーニング処置のための吐出検査を実行する吐出検査装置であって、
    前記吐出検査の実行中の振動を振動情報として検出する振動検出部と、
    前記複数のノズルについて前記吐出検査を実行する吐出検査部と、
    前記振動検出部及び前記吐出検査部を制御する制御部とを有し、
    前記振動検出部は、前記振動を検出するセンサを備え、
    前記吐出検査部は、前記複数のノズルから吐出される帯電した前記記録液を受ける記録液受部を有し、当該記録液受部に前記センサを備え、
    前記制御部は、前記振動検出部により検出された前記振動情報が所定の閾値以上の場合、前記実行中の吐出検査を中断して、前記吐出検査部に前記吐出検査を再度実行させることを特徴とする吐出検査装置。
  2. 前記吐出検査を実行前に前記振動情報を検出し、前記検出された振動情報が所定の閾値以上の場合、前記制御部は、前記吐出検査部に前記吐出検査を実行させないことを特徴とする請求項1に記載の吐出検査装置。
  3. 前記複数のノズルについてクリーニング処置を行うためのクリーニング部を更に有し、
    前記制御部は、前記吐出検査の結果に応じて前記クリーニング処置を実行するように制御することを特徴とする請求項1から2のいずれか一項に記載の吐出検査装置。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の吐出検査装置を有することを特徴とする記録装置。
  5. 前記記録装置に前記振動を検出するセンサを備え、
    前記振動検出部は、当該センサを用いて前記振動情報を検出することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  6. 記録液を吐出するための複数のノズルについてクリーニング処置のための吐出検査を実行する吐出検査方法であって、
    前記吐出検査の実行中の振動を振動情報としてセンサにより検出する振動検出工程と、
    前記センサを備え、前記複数のノズルから吐出される帯電した前記記録液を受ける記録液受部により前記吐出検査を実行する吐出検査工程と、
    前記振動検出工程及び前記吐出検査工程を制御する制御工程とを有し、
    前記制御工程は、前記振動検出工程により検出された前記振動情報が所定の閾値以上の場合、前記実行中の吐出検査工程を中断して、前記吐出検査工程を再度実行させることを特徴とする吐出検査方法。
  7. 請求項に記載の吐出検査方法の各工程を、コンピュータに実行させるための吐出検査プログラム。
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