JPH08336986A - インク吐出監視装置 - Google Patents
インク吐出監視装置Info
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- JPH08336986A JPH08336986A JP14879195A JP14879195A JPH08336986A JP H08336986 A JPH08336986 A JP H08336986A JP 14879195 A JP14879195 A JP 14879195A JP 14879195 A JP14879195 A JP 14879195A JP H08336986 A JPH08336986 A JP H08336986A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク滴吐出機能を的確に監視することがで
き、更に吐出インク滴が適正でないような場合にはその
吐出状態を検知して補正が可能なインク吐出監視装置を
提供する。 【構成】 インク滴3の量を個別に検出する滴量検出手
段4,5と、並設され、複数の吐出エネルギ発生素子の
交互駆動により対応するインク吐出口2から吐出された
インク滴による複数の滴量検出信号に基づいて異なる形
態の波形を出力する2つの吐出検出回路8,9と、2つ
の吐出検出回路からの2つの出力波形信号に基づいてい
ずれのインク吐出口が不吐出あるいは不良吐出であるか
を判別する手段20とを具備する。
き、更に吐出インク滴が適正でないような場合にはその
吐出状態を検知して補正が可能なインク吐出監視装置を
提供する。 【構成】 インク滴3の量を個別に検出する滴量検出手
段4,5と、並設され、複数の吐出エネルギ発生素子の
交互駆動により対応するインク吐出口2から吐出された
インク滴による複数の滴量検出信号に基づいて異なる形
態の波形を出力する2つの吐出検出回路8,9と、2つ
の吐出検出回路からの2つの出力波形信号に基づいてい
ずれのインク吐出口が不吐出あるいは不良吐出であるか
を判別する手段20とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク吐出監視装置に
関し、詳しくは、インク滴を吐出して記録を行うインク
ジェット記録装置にあって、個々のインク吐出口につい
てインク滴の吐出・不吐出を検出可能なインク吐出監視
装置に関する。
関し、詳しくは、インク滴を吐出して記録を行うインク
ジェット記録装置にあって、個々のインク吐出口につい
てインク滴の吐出・不吐出を検出可能なインク吐出監視
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飛翔的インク滴を被記録材に向けて吐出
し、記録を行う形態のインクジェット記録装置は、微細
な配列密度の微小径インク吐出口から選択的にインク滴
の吐出が行われるものであり、インクの不吐出や不良吐
出は記録品位に重大な影響を及ぼす。そこで従来から、
かかるインクの不吐出を検知するために種々な手段が用
いられてきた。
し、記録を行う形態のインクジェット記録装置は、微細
な配列密度の微小径インク吐出口から選択的にインク滴
の吐出が行われるものであり、インクの不吐出や不良吐
出は記録品位に重大な影響を及ぼす。そこで従来から、
かかるインクの不吐出を検知するために種々な手段が用
いられてきた。
【0003】例えばインク滴の飛翔径路を遮るように光
路を設けた光学的検出手段によりインク滴が光路を横切
ったか否かを電気信号に変換して検知するもの、あるい
は、インク滴を振動部材に衝突させ、これを電気信号に
変換して振動の有無からインクの吐出・不吐出を判断す
るようにしたもの等が知られている。
路を設けた光学的検出手段によりインク滴が光路を横切
ったか否かを電気信号に変換して検知するもの、あるい
は、インク滴を振動部材に衝突させ、これを電気信号に
変換して振動の有無からインクの吐出・不吐出を判断す
るようにしたもの等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
吐出口から吐出されるインク滴(主滴)の大きさには僅
かながらばらつきがあり、ために、上述したようなイン
ク不吐出監視のための機構ではその吐出検出が不安定で
あり、インク吐出が行われているに拘らず、不吐出と判
断されてしまう場合があった。
吐出口から吐出されるインク滴(主滴)の大きさには僅
かながらばらつきがあり、ために、上述したようなイン
ク不吐出監視のための機構ではその吐出検出が不安定で
あり、インク吐出が行われているに拘らず、不吐出と判
断されてしまう場合があった。
【0005】本発明の目的は、上記従来の問題に着目
し、その解決を図るべくインク滴吐出の有無を的確に監
視することができ、更に吐出されたインク滴が適切でな
いような場合にはその吐出を検知して補正が可能なイン
ク吐出監視装置を提供することにある。
し、その解決を図るべくインク滴吐出の有無を的確に監
視することができ、更に吐出されたインク滴が適切でな
いような場合にはその吐出を検知して補正が可能なイン
ク吐出監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、吐出エネルギ発生素子の個別駆動によ
り対応するインク吐出口についてインク滴吐出機能の良
否を検出可能なインク吐出監視装置において、前記イン
ク滴の量を個別に検出し、滴量検出信号を出力する滴量
検出手段と、並設され、複数の吐出エネルギ発生素子の
交互駆動により対応するインク吐出口から吐出されたイ
ンク滴により出力される複数の滴量検出信号を入力さ
せ、前記対応するインク吐出口からインク滴の吐出が行
われたか否かによって異なる形態の波形を出力する2つ
の吐出検出回路と、並設された該吐出検出回路からの2
つの出力波形信号に基づき、前記複数のインク吐出口の
うちのいずれか1つについてインクの吐出・不吐出およ
び不良吐出を判別する判別手段とを具備することを特徴
とするものである。
めに、本発明は、吐出エネルギ発生素子の個別駆動によ
り対応するインク吐出口についてインク滴吐出機能の良
否を検出可能なインク吐出監視装置において、前記イン
ク滴の量を個別に検出し、滴量検出信号を出力する滴量
検出手段と、並設され、複数の吐出エネルギ発生素子の
交互駆動により対応するインク吐出口から吐出されたイ
ンク滴により出力される複数の滴量検出信号を入力さ
せ、前記対応するインク吐出口からインク滴の吐出が行
われたか否かによって異なる形態の波形を出力する2つ
の吐出検出回路と、並設された該吐出検出回路からの2
つの出力波形信号に基づき、前記複数のインク吐出口の
うちのいずれか1つについてインクの吐出・不吐出およ
び不良吐出を判別する判別手段とを具備することを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、滴量検出手段により検出され
た複数のインク滴についての滴量検出信号を並設された
2つの吐出検出回路にそれぞれ入力させ、ここで双方の
吐出検出回路から出力された2つの出力波形信号を判別
手段に入力させることで、判別手段ではこれらの2つの
出力波形信号から吐出エネルギ発生素子の交互駆動によ
り吐出されたインク滴の有無および吐出不良を判別する
ことができる。
た複数のインク滴についての滴量検出信号を並設された
2つの吐出検出回路にそれぞれ入力させ、ここで双方の
吐出検出回路から出力された2つの出力波形信号を判別
手段に入力させることで、判別手段ではこれらの2つの
出力波形信号から吐出エネルギ発生素子の交互駆動によ
り吐出されたインク滴の有無および吐出不良を判別する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
細かつ具体的に説明する。
【0009】図1は本発明によるインク吐出監視装置の
基本的構成例を示す。ここで、1はインク吐出口2から
インク滴3を吐出して記録を行う記録ヘッドであり、複
数のインク吐出口2が紙面と直交する方向または紙面に
平行して吐出口面2A上に微細密度で配設されている。
また、ここでは、説明を分り易くするために複数のイン
ク滴3が同一のインク吐出口2から所定の時間隔で連続
的に吐出される状態が示されているが、以下の実施例で
は詳述するように隣接するインク吐出口2からのインク
滴吐出動作の組合せによって吐出・不吐出が監視される
ものである。
基本的構成例を示す。ここで、1はインク吐出口2から
インク滴3を吐出して記録を行う記録ヘッドであり、複
数のインク吐出口2が紙面と直交する方向または紙面に
平行して吐出口面2A上に微細密度で配設されている。
また、ここでは、説明を分り易くするために複数のイン
ク滴3が同一のインク吐出口2から所定の時間隔で連続
的に吐出される状態が示されているが、以下の実施例で
は詳述するように隣接するインク吐出口2からのインク
滴吐出動作の組合せによって吐出・不吐出が監視される
ものである。
【0010】4は耐インク性でかつ溌水性の薄膜からな
る振動膜であり、振動膜4はインク滴3の衝突により振
動を発生する。5は振動による静電容量の変化を利用し
て振動を電気信号に変換するためのコンデンサマイクロ
フォン(コンデンサマイク)、5Aはコンデンサマイク
5から出力信号を取り出すための回路、6は振動膜4を
保持すると共にコンデンサマイク5を保護するための保
護カバー、7は振動膜4の微振動をコンデンサマイク5
側に直接かつ正確に伝達するための振動伝達部材であ
る。
る振動膜であり、振動膜4はインク滴3の衝突により振
動を発生する。5は振動による静電容量の変化を利用し
て振動を電気信号に変換するためのコンデンサマイクロ
フォン(コンデンサマイク)、5Aはコンデンサマイク
5から出力信号を取り出すための回路、6は振動膜4を
保持すると共にコンデンサマイク5を保護するための保
護カバー、7は振動膜4の微振動をコンデンサマイク5
側に直接かつ正確に伝達するための振動伝達部材であ
る。
【0011】コンデンサマイク5からの出力信号は並列
に設けられた吐出検出用の回路8および9に供給され
る。10および11はそれぞれ回路8および9に供給さ
れた出力信号を増幅する増幅器、12および13は増幅
器10および11からそれぞれの有する増幅率に基づい
て増幅出力された振動にかかわる電気信号の波形整形回
路である。なお、波形整形回路12および13は本例の
場合、いずれも後述するように特殊な積分回路として構
成されるもので、図2の(A),(B)に(ハ)および
(ニ)として示すようにそれぞれ異なる形態の積分波形
を出力する。14および15は波形整形回路12および
13からそれぞれ出された積分波形について後述するよ
うにして予め設定されているしきい値と比較するコンパ
レータである。
に設けられた吐出検出用の回路8および9に供給され
る。10および11はそれぞれ回路8および9に供給さ
れた出力信号を増幅する増幅器、12および13は増幅
器10および11からそれぞれの有する増幅率に基づい
て増幅出力された振動にかかわる電気信号の波形整形回
路である。なお、波形整形回路12および13は本例の
場合、いずれも後述するように特殊な積分回路として構
成されるもので、図2の(A),(B)に(ハ)および
(ニ)として示すようにそれぞれ異なる形態の積分波形
を出力する。14および15は波形整形回路12および
13からそれぞれ出された積分波形について後述するよ
うにして予め設定されているしきい値と比較するコンパ
レータである。
【0012】かくして、回路8および9の端子16およ
び17から得られる検出信号に基づいてインク吐出口2
からのインク吐出・不吐出と更には充分でない吐出(不
良吐出)とが検出される。なお、波形整形回路12はコ
ンパレータ14に吐出信号1パルス分以上の振動にかか
わる電気信号の整形出力が可能なものであり、一方の波
形整形回路13の方は吐出信号2パルス分以上の振動に
かかわる電気信号の整形出力が可能なものである。ま
た、端子16および17を介してコンパレータ14およ
び15から同時出力される検出信号は制御部20に送給
され、ここで、個々のインク吐出口に対してのインク吐
出・不吐出および不良吐出がそれぞれ監視・判断され
る。
び17から得られる検出信号に基づいてインク吐出口2
からのインク吐出・不吐出と更には充分でない吐出(不
良吐出)とが検出される。なお、波形整形回路12はコ
ンパレータ14に吐出信号1パルス分以上の振動にかか
わる電気信号の整形出力が可能なものであり、一方の波
形整形回路13の方は吐出信号2パルス分以上の振動に
かかわる電気信号の整形出力が可能なものである。ま
た、端子16および17を介してコンパレータ14およ
び15から同時出力される検出信号は制御部20に送給
され、ここで、個々のインク吐出口に対してのインク吐
出・不吐出および不良吐出がそれぞれ監視・判断され
る。
【0013】続いて図2に従い、本発明によるインク吐
出監視動作について説明する。
出監視動作について説明する。
【0014】図2の(A)は監視対象となるNO2吐出
口からのインク吐出が不吐出の場合、(B)はNO2吐
出口から正常にインク吐出が行われた場合、(C)はN
O2吐出口からのインク吐出が不充分な場合のそれぞれ
出力波形の状態を示すものである。
口からのインク吐出が不吐出の場合、(B)はNO2吐
出口から正常にインク吐出が行われた場合、(C)はN
O2吐出口からのインク吐出が不充分な場合のそれぞれ
出力波形の状態を示すものである。
【0015】図2の(A),(B)および(C)におい
て、(イ)は監視対象となるNO2吐出口に隣接するN
O1吐出口からインクを吐出させるべく対応する吐出素
子(例えば電気熱変換素子)に連続供給された2つの駆
動信号、また、(ロ)はNO2吐出口に対応する吐出素
子に供給された1つの駆動信号をそれぞれ示す。なお、
本例の場合、(イ)に示す駆動信号と(ロ)に示す駆動
信号とはそのパルス状の信号において立上りと立下りと
が互いに逆のタイミングになるよう出力されている。
て、(イ)は監視対象となるNO2吐出口に隣接するN
O1吐出口からインクを吐出させるべく対応する吐出素
子(例えば電気熱変換素子)に連続供給された2つの駆
動信号、また、(ロ)はNO2吐出口に対応する吐出素
子に供給された1つの駆動信号をそれぞれ示す。なお、
本例の場合、(イ)に示す駆動信号と(ロ)に示す駆動
信号とはそのパルス状の信号において立上りと立下りと
が互いに逆のタイミングになるよう出力されている。
【0016】これらの駆動信号に対し、NO2吐出口か
らインクの吐出が行われなかった場合は(A)の(ハ)
に示すように、波形整形回路12からは2山の出力信号
がコンパレータ14に出力される。なお、(A)〜
(C)の(ハ)に破線で示されているT1はコンパレー
タ14に設定されているしきい値である。かくして、コ
ンパレータ14ではこのしきい値T1に基づいて、
(ホ)に示すようなパルス信号を出力する。一方、波形
整形回路13には増幅器11の増幅率に従って出力さ
れ、かつ整形された(A)の(ニ)に示すような2山の
出力信号がコンパレータ15に出力される。なお、
(A)〜(C)の(ニ)に破線で示されているT2はコ
ンパレータ15に設定されているしきい値である。コン
パレータ15ではこのしきい値T2に基づいて(A)の
(ヘ)に示すようにパルス信号を発生、出力することが
できない。
らインクの吐出が行われなかった場合は(A)の(ハ)
に示すように、波形整形回路12からは2山の出力信号
がコンパレータ14に出力される。なお、(A)〜
(C)の(ハ)に破線で示されているT1はコンパレー
タ14に設定されているしきい値である。かくして、コ
ンパレータ14ではこのしきい値T1に基づいて、
(ホ)に示すようなパルス信号を出力する。一方、波形
整形回路13には増幅器11の増幅率に従って出力さ
れ、かつ整形された(A)の(ニ)に示すような2山の
出力信号がコンパレータ15に出力される。なお、
(A)〜(C)の(ニ)に破線で示されているT2はコ
ンパレータ15に設定されているしきい値である。コン
パレータ15ではこのしきい値T2に基づいて(A)の
(ヘ)に示すようにパルス信号を発生、出力することが
できない。
【0017】図2の(B)は先に述べたように監視対象
のNO2吐出口から正常にインク吐出が行われた場合で
あって、波形整形回路12および13ではNO1および
NO2の双方からそれぞれの駆動信号に従って吐出され
たインク滴3に基づく振動波の整形によりその(ハ)お
よび(ニ)に示すような波形の信号をそれぞれコンパレ
ータ14および15に出力する。よって、コンパレータ
14および15からはその(ホ)および(ヘ)に示すよ
うなパルス信号が制御部20に出力される。
のNO2吐出口から正常にインク吐出が行われた場合で
あって、波形整形回路12および13ではNO1および
NO2の双方からそれぞれの駆動信号に従って吐出され
たインク滴3に基づく振動波の整形によりその(ハ)お
よび(ニ)に示すような波形の信号をそれぞれコンパレ
ータ14および15に出力する。よって、コンパレータ
14および15からはその(ホ)および(ヘ)に示すよ
うなパルス信号が制御部20に出力される。
【0018】また、図2の(C)はNO2吐出口から吐
出されたインク滴が正常でない場合であって、波形整形
回路12および13からはその(ハ)および(ニ)に示
すように共に連続した1山の波形信号がコンパレータ1
4および15に出力される。かくして、コンパレータ1
4および15ではそれぞれのしきい値T1およびT2に
基づいて、(ホ)および(へ)に示すように信号を出力
するが、この場合、コンパレータ15では波形整形回路
13からの出力信号の波形のピークが低められることか
ら(ヘ)に示すようにパルス信号が出力されない。
出されたインク滴が正常でない場合であって、波形整形
回路12および13からはその(ハ)および(ニ)に示
すように共に連続した1山の波形信号がコンパレータ1
4および15に出力される。かくして、コンパレータ1
4および15ではそれぞれのしきい値T1およびT2に
基づいて、(ホ)および(へ)に示すように信号を出力
するが、この場合、コンパレータ15では波形整形回路
13からの出力信号の波形のピークが低められることか
ら(ヘ)に示すようにパルス信号が出力されない。
【0019】以上の説明から分るように、制御部20で
は回路8および9からの出力信号が(A)の(ホ)およ
び(ヘ)の状態の時にNO2吐出口が不吐出と判断す
る。また、(B)の(ホ)および(ヘ)に示すような信
号の組合せの時にNO2吐出口から正常にインク吐出が
行われたと判断し、(C)の(ホ)および(ヘ)に示す
ような信号の組合せの時にNO2吐出口から不良吐出が
行われたと判断することができる。
は回路8および9からの出力信号が(A)の(ホ)およ
び(ヘ)の状態の時にNO2吐出口が不吐出と判断す
る。また、(B)の(ホ)および(ヘ)に示すような信
号の組合せの時にNO2吐出口から正常にインク吐出が
行われたと判断し、(C)の(ホ)および(ヘ)に示す
ような信号の組合せの時にNO2吐出口から不良吐出が
行われたと判断することができる。
【0020】次に、図3に従い、不良吐出の場合の吐出
補正について説明する。
補正について説明する。
【0021】図3の(A)は図2の(C)と同じであ
り、NO2吐出口からのインク吐出が不充分な場合の出
力波形を(イ)〜(ヘ)によって示すもので、その説明
は省略する。これに対し図3の(B)はNO2吐出口か
らのインク吐出に対し吐出補正を行った場合の出力状態
をその波形と共に示すものである。すなわち、コンパレ
ータ14および15からの信号がそれぞれ図3の(A)
で(ホ)および(ヘ)によって示される組合せであり、
インク吐出が不充分であると判断された場合、NO2吐
出口の吐出素子に供給する吐出エネルギーを増大させる
ことにより吐出機能を正常な状態とすることが可能であ
る。
り、NO2吐出口からのインク吐出が不充分な場合の出
力波形を(イ)〜(ヘ)によって示すもので、その説明
は省略する。これに対し図3の(B)はNO2吐出口か
らのインク吐出に対し吐出補正を行った場合の出力状態
をその波形と共に示すものである。すなわち、コンパレ
ータ14および15からの信号がそれぞれ図3の(A)
で(ホ)および(ヘ)によって示される組合せであり、
インク吐出が不充分であると判断された場合、NO2吐
出口の吐出素子に供給する吐出エネルギーを増大させる
ことにより吐出機能を正常な状態とすることが可能であ
る。
【0022】そこでかかる場合は、(ロ)のタイミング
で吐出素子に供給する1つの駆動信号の幅BP を例えば
この図に示すように(イ)の駆動信号と一部重なるよう
に増大させて、波形整形回路12および13から(B)
の(ハ)および(ニ)に示すような波形の信号が出力さ
れるようにする。その結果、図3(B)の(ホ)および
(ヘ)に示すようなパルス信号がそれぞれコンパレータ
14および15から得られるようにNO2吐出口による
吐出機能の回復を図ることができる。
で吐出素子に供給する1つの駆動信号の幅BP を例えば
この図に示すように(イ)の駆動信号と一部重なるよう
に増大させて、波形整形回路12および13から(B)
の(ハ)および(ニ)に示すような波形の信号が出力さ
れるようにする。その結果、図3(B)の(ホ)および
(ヘ)に示すようなパルス信号がそれぞれコンパレータ
14および15から得られるようにNO2吐出口による
吐出機能の回復を図ることができる。
【0023】以上に述べたような検出動作を全てのイン
ク吐出口NO1〜NOnに対して行うことにより記録ヘ
ッドのインク吐出機能について監視を行い、更に不良吐
出のインク吐出口についてはその吐出素子に供給する駆
動パルスを補正することによって記録画像の品位向上、
高画質化に貢献できる。更に詳しく述べると、NO1お
よびNO2吐出口についてはNO2吐出口から複数回連
続してインク滴吐出を行うべく対応する吐出エネルギ発
生素子を駆動する間にNO1吐出口から連続的にインク
吐出を行うべく対応する吐出エネルギ発生素子を駆動す
ることによってNO1吐出口に対しても吐出機能を調べ
ることが可能であり、以下、NO3とNO4との吐出
口、NO5とNO6との吐出口、…について、同様の吐
出機能検出動作を行えばよい。
ク吐出口NO1〜NOnに対して行うことにより記録ヘ
ッドのインク吐出機能について監視を行い、更に不良吐
出のインク吐出口についてはその吐出素子に供給する駆
動パルスを補正することによって記録画像の品位向上、
高画質化に貢献できる。更に詳しく述べると、NO1お
よびNO2吐出口についてはNO2吐出口から複数回連
続してインク滴吐出を行うべく対応する吐出エネルギ発
生素子を駆動する間にNO1吐出口から連続的にインク
吐出を行うべく対応する吐出エネルギ発生素子を駆動す
ることによってNO1吐出口に対しても吐出機能を調べ
ることが可能であり、以下、NO3とNO4との吐出
口、NO5とNO6との吐出口、…について、同様の吐
出機能検出動作を行えばよい。
【0024】また、滴量検出手段については、本実施例
のようにインク液の衝突により発生する振動量を検出す
るものに限らず、要はインク滴の量に応じて出力信号が
変化する手段であれば、どのような方式のものであって
もよいことは勿論である。
のようにインク液の衝突により発生する振動量を検出す
るものに限らず、要はインク滴の量に応じて出力信号が
変化する手段であれば、どのような方式のものであって
もよいことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、インク滴の量を個別に検出し、滴量検出信号を出力
する滴量検出手段と、並設され、複数の吐出エネルギ発
生素子の交互駆動により対応するインク吐出口から吐出
されたインク滴により出力される複数の滴量検出信号を
入力させ、前記対応するインク吐出口からインク滴の吐
出が行われたか否かによって異なる形態の波形を出力す
る2つの吐出検出回路と、並設された該吐出検出回路か
らの2つの出力波形信号に基づき、前記複数のインク吐
出口のうちのいずれか1つについてインクの吐出・不吐
出および不良吐出を判別する判別手段とを具備するの
で、微小インク滴を吐出するインク吐出口を微細密度に
配置した記録ヘッドの場合でも、個々のインク吐出口に
対しインクの吐出・不吐出を検出することができ、特に
不十分なインク滴吐出の場合にはその検出と共に、十分
なインク滴が得られるようにその駆動信号を容易に補正
することが可能であり、かくして全てのインク吐出口か
らの正常なインク滴吐出動作が保証されることによって
記録品位の向上を図ることができる。
ば、インク滴の量を個別に検出し、滴量検出信号を出力
する滴量検出手段と、並設され、複数の吐出エネルギ発
生素子の交互駆動により対応するインク吐出口から吐出
されたインク滴により出力される複数の滴量検出信号を
入力させ、前記対応するインク吐出口からインク滴の吐
出が行われたか否かによって異なる形態の波形を出力す
る2つの吐出検出回路と、並設された該吐出検出回路か
らの2つの出力波形信号に基づき、前記複数のインク吐
出口のうちのいずれか1つについてインクの吐出・不吐
出および不良吐出を判別する判別手段とを具備するの
で、微小インク滴を吐出するインク吐出口を微細密度に
配置した記録ヘッドの場合でも、個々のインク吐出口に
対しインクの吐出・不吐出を検出することができ、特に
不十分なインク滴吐出の場合にはその検出と共に、十分
なインク滴が得られるようにその駆動信号を容易に補正
することが可能であり、かくして全てのインク吐出口か
らの正常なインク滴吐出動作が保証されることによって
記録品位の向上を図ることができる。
【図1】本発明インク吐出監視装置の回路構成の一例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明による吐出・不吐出検出のために各部か
ら出力される信号の波形を不吐出時(A),正常吐出時
(B)および不良吐出時(C)に分けて(イ)〜(ヘ)
の過程で示す説明図である。
ら出力される信号の波形を不吐出時(A),正常吐出時
(B)および不良吐出時(C)に分けて(イ)〜(ヘ)
の過程で示す説明図である。
【図3】本発明にかかる不良吐出時に正常吐出が得られ
るように補正する手順を補正前(A)および補正後
(B)の(イ)〜(ヘ)の過程で示す説明図である。
るように補正する手順を補正前(A)および補正後
(B)の(イ)〜(ヘ)の過程で示す説明図である。
1 記録ヘッド 2 インク吐出口 2A 吐出口面 3 インク滴 4 振動膜 5 コンデンサマイクロフォン 8,9 吐出検出用回路 10,11 増幅器 12,13 波形整形回路 14,15 コンパレータ T1,T2 しきい値 20 制御部
Claims (5)
- 【請求項1】 吐出エネルギ発生素子の個別駆動により
対応するインク吐出口についてインク滴吐出機能の良否
を検出可能なインク吐出監視装置において、 前記インク滴の量を個別に検出し、滴量検出信号を出力
する滴量検出手段と、 並設され、複数の吐出エネルギ発生素子の交互駆動によ
り対応するインク吐出口から吐出されたインク滴により
出力される複数の滴量検出信号を入力させ、前記対応す
るインク吐出口からインク滴の吐出が行われたか否かに
よって異なる形態の波形を出力する2つの吐出検出回路
と、 並設された該吐出検出回路からの2つの出力波形信号に
基づき、前記複数のインク吐出口のうちのいずれか1つ
についてインクの吐出・不吐出および不良吐出を判別す
る判別手段とを具備することを特徴とするインク吐出監
視装置。 - 【請求項2】 前記交互駆動される吐出エネルギ発生素
子および対応するインク吐出口は互いに隣接しているこ
とを特徴とする請求項1に記載のインク吐出監視装置。 - 【請求項3】 前記滴量検出手段は吐出されたインク滴
の衝突により発生する振動量を検出する手段であること
を特徴とする請求項1に記載のインク吐出監視装置。 - 【請求項4】 前記吐出検出回路はそれぞれに前記滴量
検出手段により発生した複数の振動波形を異なる形態に
整形する波形整形回路と該波形整形回路から出力された
異なる整形波形について異なるしきい値により比較する
比較回路とを有することを特徴とする請求項1ないし3
のいずれかの項に記載のインク吐出監視装置。 - 【請求項5】 前記吐出エネルギ発生素子を個別に駆動
する駆動手段は前記吐出エネルギを変化させることが可
能であり、前記複数のインク吐出口のうちのいずれかに
ついてインクの不良吐出が前記判別手段により判別され
たときに正常な吐出が得られるように前記吐出エネルギ
が発生駆動手段によって変化されることを特徴とする請
求項1ないし4のいずれかの項に記載のインク吐出監視
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14879195A JPH08336986A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | インク吐出監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14879195A JPH08336986A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | インク吐出監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08336986A true JPH08336986A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15460783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14879195A Pending JPH08336986A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | インク吐出監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08336986A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005238683A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Sony Corp | 液体吐出装置、液体吐出装置における目詰まりノズルの検出方法 |
US6988783B2 (en) | 2002-07-08 | 2006-01-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid detection method, liquid detection apparatus and printing apparatus using the liquid detection |
JP2008207338A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Ricoh Elemex Corp | 液吐出不良検出装置、およびインクジェット記録装置 |
US8087294B2 (en) | 2007-11-27 | 2012-01-03 | Seiko Epson Corporation | Discharge inspection mechanism, recording device, discharge inspection method, and discharge inspection program |
US8220895B2 (en) | 2008-08-13 | 2012-07-17 | Ricoh Elemex Corporation | Liquid-discharge-failure detecting apparatus, inkjet recording apparatus, and method of detecting liquid discharge failure |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP14879195A patent/JPH08336986A/ja active Pending
Cited By (6)
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