JP5281138B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機では、例えば入球手段の内部に特定領域と通常領域とを設けると共に、入球手段に入球した遊技球を特定領域側に案内する特定案内状態と通常領域側に案内する通常案内状態とに切り換え可能な振り分け可動手段を例えば一定周期で作動させ、遊技球が特定領域側に案内されることに基づいて遊技者に有利な利益状態を発生させるように構成したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−119113号公報
この種の弾球遊技機では、ガラス扉の前側から強力な磁石を用いて振り分け可動手段の上流側で遊技球を保持し、振り分け可動手段が特定案内状態となったタイミングでその磁石による保持を解除することにより遊技球を特定領域に不正に誘導するゴト行為が行われる可能性があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ガラス扉の前側から磁石を用いて遊技球を特定領域に不正に誘導するゴト行為を行うことが不可能な弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技球が、通常領域39,68と特定領域38とを含む複数の領域のうちの前記特定領域38に振り分けられることに基づいて利益状態を発生させるように構成された弾球遊技機において、前記特定領域38を遊技球の流入が不可能な第1状態と遊技球の流入が可能な第2状態とに切り替え可能な振り分け可動手段40を備え、前記通常領域39,68は、前記特定領域38の上流側で前側に分岐し且つ流入した遊技球をその自重により流下させる前分岐通路68を含むものである。
本発明によれば、ガラス扉の前側から磁石を用いて遊技球を特定領域38側に不正に誘導しようとすると、遊技球は特定領域38の前側の前分岐通路68側に流入するため、そのような磁石によるゴト行為を成功させることは不可能である。
本発明の第1の実施形態におけるパチンコ機の全体斜視図である。 遊技盤の正面図である。 振り分け入賞手段の左右方向中央における側面断面図である。 図3におけるA矢視断面図である。 図3におけるB矢視断面図である。 図3におけるC矢視断面図である。 停留手段が停留位置にあるときの振り分け入賞手段の斜視断面図である。 停留手段が停留解除位置にあるときの振り分け入賞手段の断面斜視図である。 ガラス扉の前側に磁石が近づけられた場合の遊技球の流下経路の説明図である。 本発明の第2の実施形態における振り分け入賞手段の斜視断面図である。 特定案内状態と通常案内状態とにおける遊技球の流下経路の説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図9は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5には、その前側に、発射手段(図示省略)に供給するための遊技球を貯留する貯留皿6、発射手段を作動させるための発射ハンドル7等が設けられている。
ガラス扉4の略中央には例えば2枚のガラス板4aが嵌め込まれたガラス窓4bが形成されており、その後側に対応して図2に示す遊技盤11が配置され、前枠3に着脱自在に装着されている。遊技盤11の前面側には、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール12が環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域13内には、例えばその略中央に振り分け入賞手段14が、その周囲に普通図柄始動手段15、普通図柄表示手段24、普通図柄用演出図柄表示手段16、特別図柄始動手段17、特別図柄表示手段25、大入賞手段18、普通入賞手段19、アウト口20等が配置されている。振り分け入賞手段14上には、例えば振り分け結果用演出図柄表示手段21が設けられている。
普通図柄始動手段15は、普通図柄表示手段24による図柄変動を開始させるためのもので、遊技球が通過可能な通過ゲート等により構成されており、例えば振り分け入賞手段14の左側に配置されている。
普通図柄表示手段24は、普通図柄を変動表示するためのもので、7セグメント式等の表示手段により構成され、なるべく目立たないように例えば遊技領域13内の周辺部に小さく設けられており、普通図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件に普通図柄を所定時間変動表示して、普通図柄始動手段15による遊技球検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には所定の当たり態様で、一致しない場合には所定の外れ態様で停止させるようになっている。
また、例えば普通図柄表示手段24の変動表示中に普通図柄始動手段15が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶され、その後に普通図柄表示手段24が変動可能となる毎に順次消化されるようになっている。なお、普通図柄には、遊技者がその種類を容易に区別できないように任意の線や点の組み合わせのような特別な意味を持たない図柄を割り当てることが望ましい。
普通図柄用演出図柄表示手段16は、普通図柄表示手段24による普通図柄の変動を演出するもので、普通図柄表示手段24よりも目立つように例えば振り分け入賞手段14の上側に大きく設けられている。普通図柄用演出図柄表示手段16は、1個又は複数個、例えば3個の数字図柄等よりなる普通図柄用演出図柄を変動表示可能に構成されており、ある時は普通図柄表示手段24による普通図柄の変動と時間的に同期して普通図柄用演出図柄を変動させ、またある時は普通図柄の変動と同期することなく普通図柄用演出図柄を独自に変動させ又はその他の演出画像を表示させるように構成されている。
普通図柄用演出図柄には、例えば「0」〜「9」の10種類の数字図柄が用いられ、 「6・6・6」「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものが当たり態様、少なくとも1つの図柄が異なるものが外れ態様となっており、例えば普通図柄の変動と時間的に同期して変動表示される場合には、普通図柄が当たり態様で停止する場合は当たり態様で、普通図柄が外れ態様で停止する場合は外れ態様で、夫々停止するようになっている。
なお、普通図柄表示手段24による普通図柄の変動は後述する大当たり状態中も行われるが、普通図柄用演出図柄表示手段16は大当たり状態中には所定の大当たり演出を行うようになっている。
特別図柄始動手段17は、特別図柄表示手段25による図柄変動を開始させるためのもので、開閉手段23により遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な作動式入賞手段により構成されており、例えば振り分け入賞手段14の下側に配置されている。この特別図柄始動手段17は、普通図柄表示手段24による普通図柄の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉手段23が所定時間、所定回数だけ閉状態から開状態に変化して、開状態のときに入賞した遊技球を検出するように構成されている。
特別図柄表示手段25は、特別図柄を変動表示するためのもので、7セグメント式等の表示手段により構成され、なるべく目立たないように例えば遊技領域13内の周辺部に小さく設けられており、特別図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、特別図柄始動手段17による遊技球検出時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には例えば大当たり態様に対応する「7」等の図柄で、それ以外の場合には小当たり態様に対応する図柄で夫々停止するようになっている。
なお、本実施形態では特別図柄表示手段25については普通図柄表示手段24のような保留機能、即ち例えば特別図柄表示手段25の変動表示中に特別図柄始動手段17に遊技球が入賞した場合にその入賞時に取得された大当たり判定乱数値等を夫々所定の上限保留個数を限度として記憶する機能を設けていないが、特別図柄表示手段25についても保留機能を設けてもよい。
振り分け入賞手段14は、図3〜図8に示すように、遊技盤11の前面に沿って配置され且つねじ止め等により遊技盤11に固定される前面装着板31と、この前面装着板31の前側に突出状に設けられる前構造体32と、前面装着板31の裏側に突出状に設けられ且つ装着孔11aに前側から嵌合する後構造体33とで構成され、前構造体32側に設けられ且つ開閉羽根34により遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉式入賞口35と、例えば後構造体33側に設けられ且つ開閉式入賞口35に入賞した遊技球を所定の停留位置36で一旦停留させた後で停留解除動作を行う停留手段37と、例えば後構造体33側に設けられ且つ停留手段37による停留が解除された後の遊技球を特定通路(特定領域)38側に案内する特定案内状態と通常通路(通常領域)39側に案内する通常案内状態とに切り換え可能な振り分け可動手段40とを備えている。
前構造体32は、前面装着板31の上部側に設けられ且つ例えば振り分け結果用演出図柄表示手段21等が配置された庇部32aと、前面装着板31の下部側に設けられる前部通路ケース32bとで構成されており、それら庇部32aと前部通路ケース32bとの間に入賞室41が設けられ、その入賞室41の内外を連通させるように左右一対の開閉式入賞口35が形成されている。
開閉式入賞口35は、前後方向の軸廻りに揺動可能な開閉羽根34によって通常は閉状態(図4に一点鎖線で示す)に保たれており、特別図柄表示手段25による特別図柄の変動後の停止図柄が小当たり態様となって小当たり状態が発生したとき、電磁ソレノイド等の開閉駆動手段42が作動することにより開閉羽根34が外向きに揺動して所定時間開状態(図4に実線で示す)となり、その上に落下した遊技球を入賞室41側に案内するようになっている。
前部通路ケース32bには、図3及び図4に示すように、左右の開閉式入賞口35の内側近傍に配置され且つ開閉式入賞口35に入賞した遊技球を検出する左右一対の入賞検出スイッチ43と、その入賞検出スイッチ43の下流側から左右方向中央の合流案内部44まで遊技球を案内する左右一対の合流通路45とが設けられており、開閉式入賞口35に入賞した遊技球は、図3,図4に矢印で示すように左右の入賞検出スイッチ43の何れかを通過した後、合流通路45を経て合流案内部44まで流下するようになっている。合流案内部44は後ろ向き傾斜状に形成されており、合流通路45側から流入した遊技球を後ろ向きに案内するようになっている。
後構造体33は、図3に示すように、前面装着板31の裏側に沿って遊技盤11の板厚範囲内に配置される一層目の後部第1通路ケース46と、遊技盤11の背面側に沿ってその後側に配置される二層目の後部第2通路ケース47と、その後部第2通路ケース47の後側に設けられ且つ開閉駆動手段42等が配置される駆動ケース48とで構成されている。
後部第1通路ケース46には、図3,図5,図7等に示すように、その上部側の左右方向中央に停留部51が、その停留部51の左右両側に余剰球案内部52が設けられている。停留部51は、合流案内部44の後側に対応してそれよりも低い位置に設けられ、合流案内部44により後ろ向きに案内された遊技球はこの停留部51上に落下するようになっている。また、この停留部51上には、上向き突出状の突条53が前後方向に配置されており、この突条53上が、停留手段37により遊技球が一時停留される停留位置36となっている。
停留手段37は、その前端側に停留保持部54が設けられた停留可動部材55と、この停留可動部材55を前後方向にスライド移動させる電磁ソレノイド等よりなる停留駆動手段56とを備えており、例えば停留駆動手段56が作動することにより停留可動部材55が図3,図7等に示す前位置にあるとき、停留保持部54が停留部51上に位置するようになっている。なお、停留駆動手段56は例えば駆動ケース48上に配置されている。
停留保持部54は、左右一対の側壁54aと、それら左右の側壁54aの前端側及び後端側を夫々左右に接続する前壁54b及び後壁54cとで構成され、その内側に遊技球1個分の貫通孔57が上下方向に形成されており、例えば停留駆動手段56が作動して停留保持部54が停留部51上の停留位置36にあるとき(図7参照)、貫通孔57の下側が突条53により遊技球通過不能に閉鎖され、その上側に落下してきた遊技球はその停留保持部54内に保持されて停留位置36に停留するようになっている。
なお、停留保持部54により1個の遊技球が保持されている状態で更に後続の遊技球が流下してきた場合には、その遊技球は停留保持部54に保持されることなく左右の余剰球案内部52側に流下し、更にその後ろ側の余剰球通路58を経て遊技盤11の後側に案内されるようになっている。
後部第2通路ケース47には、図3,図6,図8等に示すように、上下方向の停留球流下口61と、この停留球流下口61の下側に配置される上下方向の特定通路流入口62と、この特定通路流入口62の下側に配置される上下方向の特定通路38と、特定通路流入口62の上流側近傍から例えば左右方向の一方側に向けて配置される通常通路39と、例えば停留球流下口61の左右両側に外向きに配置される余剰球通路58とが設けられている。
停留球流下口61は、停留部51の後側に上向き開口状に設けられており、例えば停留駆動手段56が作動していないことにより停留手段37の停留可動部材55が図8に示す後位置に保持されているとき、停留保持部54がこの停留球流下口61上に位置するようになっている。停留保持部54に1個の遊技球が停留している状態(図7)で例えば停留駆動手段56の作動が停止されることにより停留可動部材55が後ろ向きに移動し、停留保持部54がその遊技球と共に停留球流下口61上の停留解除位置に到達すると(図8)、停留保持部54の貫通孔57は突条53による閉鎖状態から開放され、停留保持部54内に保持されていた遊技球はその貫通孔57を下向きに通過して停留球流下口61内に流下する。
停留球流下口61の下側には少なくとも遊技球1個分の通路長さに形成された分岐部64が設けられ、その分岐部64の下側に特定通路流入口62を経て特定通路38が、左右方向一方側に通常通路39が夫々連通しており、特定通路流入口62は振り分け可動手段40により開閉可能となっている。
振り分け可動手段40は、振り分け可動部材65と、この振り分け可動部材65を、特定通路流入口62を閉鎖する特定通路閉鎖位置(図3,図7に実線で、図8に二点鎖線で示す)と、その後側に待避して特定通路流入口62を開放する特定通路開放位置との間で前後方向にスライド移動させる電磁ソレノイド等よりなる振り分け駆動手段66とを備えている。なお、振り分け駆動手段66は例えば駆動ケース48上に配置されている。
振り分け可動部材65は、その上面側が遊技球を通常通路39側に案内する左右方向の傾斜状に形成されており、例えば振り分け駆動手段66が作動することにより振り分け可動部材65が後側の特定通路開放位置にあるとき、停留球流下口61側から流下してきた遊技球は、図8に実線矢印で示すように特定通路流入口62を介して特定通路38側に案内され(特定案内状態)、例えば振り分け駆動手段66の作動が停止されて振り分け可動部材65が前側の特定通路閉鎖位置にあるとき、停留球流下口61側から流下してきた遊技球は、図8に一点鎖線矢印で示すように通常通路39側に案内される(通常案内状態)ようになっている。
特定通路38側、通常通路39側に案内された遊技球は夫々下流端側の特定通路排出口38a、通常通路排出口39aから遊技盤11の裏側に向けて排出されるが、特定通路38側に案内された遊技球については、その特定通路38を通過する際に特定領域検出スイッチ(特定領域検出手段)67によって検出される。
また、特定通路38の前側には、例えば後部第1通路ケース46と前部通路ケース32bとに跨って前分岐通路68が設けられている。この前分岐通路68は、特定通路38の上流側、即ち分岐部64から前側に分岐する前分岐流入口68aと、この前分岐流入口68aの前側から特定通路38と平行に設けられ且つ前分岐流入口68a内に流入した遊技球を下向きに案内する縦案内通路部68bと、この縦案内通路部68bの下端側から後ろ向きに設けられ且つ縦案内通路部68b側から流下した遊技球を後ろ向きに案内する後案内通路部68cとで構成され、この後案内通路部68cの後端側が、例えば特定領域検出スイッチ(特定領域検出手段)67の下流側で特定通路38に合流しており、流入した遊技球をその自重により特定領域検出スイッチ67を迂回して流下させるようになっている。
また、振り分け可動部材65の上面側には前後方向に傾きはなく、遊技球を積極的に前分岐通路68側に案内するようにはなっていないが、振り分け可動部材65上を含めて特定通路流入口62の近傍には前分岐通路68側への遊技球の流入を阻止するものも設けられていない。従って、特定通路閉鎖位置にある振り分け可動部材65上に落下した遊技球は、通常は図8に一点鎖線矢印で示すように振り分け可動部材65の上面側の傾斜によって通常通路39側に案内されるが、例えば何らかの原因で遊技球に前向きの力が作用した場合には前分岐通路(通常領域)68側に流入する。
従って、図9に示すように、例えば振り分け可動部材65が特定案内状態になるまで不正に遊技球を保持しようとガラス扉4の前側に強力な磁石mを近づけた場合には、遊技球は前側の前分岐通路68側に流入するため、その磁石mによって遊技球を保持できたとしてもそれは前分岐通路68内であり、振り分け可動部材65が特定案内状態となったタイミングでその磁石mによる遊技球の保持を解除してもその遊技球を特定通路38側に誘導することはできない。
振り分け結果用演出図柄表示手段21は、振り分け可動手段40による遊技球の振り分け動作を演出するもので、7セグメント式等の表示手段により例えば1個の振り分け結果用演出図柄を変動表示可能に構成されている。この振り分け結果用演出図柄表示手段21は、開閉式入賞口35に遊技球が入賞することを条件に振り分け結果用演出図柄の変動を開始し、その遊技球が振り分け可動手段40により特定通路38側に振り分けられた場合に「7」等の特定図柄で、それ以外の場合に「−」等の非特定図柄で停止するように構成されている。
大入賞手段18は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板69を備えた作動式入賞手段により構成され、例えば振り分け入賞手段14の右側に配置されている。この大入賞手段18は、特別図柄表示手段25による特別図柄の変動後の停止図柄が大当たり態様となるか、又は振り分け入賞手段14の開閉式入賞口35に入賞した遊技球が特定通路38側に振り分けられることにより大当たり状態が発生したときに、開閉板69が所定の開放パターンに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
なお、遊技領域13の下部側には多数の入球口が横一列に配列されており、それらのうちの1又は複数個が普通入賞手段19で、それ以外は全てアウト口20となっている。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機は、特定通路38の上流側で前側に分岐し且つ流入した遊技球をその自重により流下させる前分岐通路68を設け、この前分岐通路68は振り分け可動手段40が通常案内状態のときに遊技球が流入可能に構成されているため、ガラス扉4の前側から磁石mを用いて遊技球を特定通路38側に不正に誘導しようとすると、遊技球は特定通路38の前側の前分岐通路68側に流入するため、そのような磁石mによるゴト行為を成功させることは不可能である。
また、少なくとも通常案内状態のときには前分岐通路68側への遊技球の流入が阻止されないため、ガラス扉4の前側から磁石mを使用された場合に遊技球を確実に前分岐通路68側に案内できる。また、特定通路38を通過する遊技球を検出する特定領域検出スイッチ67を備え、前分岐通路68は、特定領域検出スイッチ67を迂回してその下流側で特定通路38に合流するように構成されているため、前分岐通路68に要するスペースを最小限にできる。
図10及び図11は本発明の第2の実施形態を例示し、第1の実施形態における通常通路39をなくして前分岐通路68を通常領域とし、振り分け可動手段40は、特定案内状態では特定通路38側に、通常案内状態では前分岐通路68側に遊技球を案内するように構成した例を示している。
図10及び図11に示すように、本実施形態では第1の実施形態における通常通路39をなくし、前分岐通路68を通常通路としている。そして、振り分け可動部材65は、その上面側が遊技球を前側、即ち振り分け可動部材65側に案内する前下がりの傾斜状に形成されており、例えば振り分け駆動手段66の作動が停止されて振り分け可動部材65が前側の特定通路閉鎖位置にあるとき、停留球流下口61側から流下してきた遊技球は図11(a)に矢印で示すように前分岐通路68側に案内され(通常案内状態)、例えば振り分け駆動手段66が作動することにより振り分け可動部材65が後側の特定通路開放位置にあるとき、停留球流下口61側から流下してきた遊技球は図11(b)に矢印で示すように特定通路流入口62を介して特定通路38側に案内される(特定案内状態)ようになっている。
このように、前分岐通路68を通常通路とすれば、ガラス扉4の前側から磁石mを用いて遊技球を特定通路38側に不正に誘導するゴト行為を防止しつつ通路スペースを最小化できる利点がある。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、振り分け可動手段40の上流側に遊技球を一時停留させる停留手段37を配置した例を示したが、この停留手段37は必須ではなく、開閉式入賞口35に入賞した遊技球がそのまま振り分け可動手段40により振り分けられるように構成してもよい。
振り分け可動手段40は、遊技球を特定領域側に案内する特定案内状態とそれ以外の通常案内状態とに切り換え可能であればよく、その具体的構成や可動タイミングは任意である。例えば、振り分け可動手段40は、特定領域と通常領域とを択一的に開放して遊技球をその開放側に誘導するように構成してもよいし、可動タイミングは一定周期でなくてもよい。
また、振り分け可動手段40も必須ではなく、遊技球が特定領域38を含む複数の領域に振り分けられるように構成されていればよい。
前分岐通路68は、特定領域38の上流側で前側に分岐し且つ流入した遊技球をその自重により特定領域検出手段67を避けて流下させるものであればよく、その分岐後の配置経路は任意である。
また、本発明はパチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。
38 特定通路(特定領域)
39 通常通路(通常領域)
40 振り分け可動手段
67 特定領域検出スイッチ(特定領域検出手段)
68 前分岐通路

Claims (1)

  1. 遊技球が、通常領域と特定領域とを含む複数の領域のうちの前記特定領域に振り分けられることに基づいて利益状態を発生させるように構成された
    弾球遊技機において、
    前記特定領域を遊技球の流入が不可能な第1状態と遊技球の流入が可能な第2状態とに切り替え可能な振り分け可動手段を備え、
    前記通常領域は、前記特定領域の上流側で前側に分岐し且つ流入した遊技球をその自重により流下させる前分岐通路を含む
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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