JP5280629B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、吸収性物品、吸収性物品に用いられるシート及び該シートに含まれる複合繊維に関する。
従来より、例えば、生理用ナプキン、紙おむつ等の吸収性物品は、綿状パルプや吸収紙等からなる吸収層と、吸収層の下面や側面に配される防漏層と、吸収層の表面に載置される表面シートからなる構造を基本構造とする。
吸収性物品における表面シートとして、主に不織布が使用される。表面シートとして不織布を用いるのは、例えば、不織布を構成する合成繊維の表面に油剤を塗布等することで表面のヌレ性をコントロールできることや、水分を繊維の内部に保持しないようにすることができる等の理由による。これにより、例えば、表面のべとつきを好適に抑えた不織布を身体側に配置することができる。
この不織布を構成する繊維として、例えば、芯鞘構造を有する複合繊維であって、鞘部を低融点合成樹脂で構成した複合繊維を例示することができる。この複合繊維をウェブ状にして熱風処理することで形成されるサーマルボンド不織布は、嵩高さによるクッション性と、良好な液透過性を有する不織布として吸収性物品に好適に用いられている。
ここで、消費者に清潔感を与えるため、吸収性物品の表面シートには、体液の吸収後においても白色の状態を保ち、下層へ移行吸収された体液の色味が表面シートを通して見えないようにする隠蔽性が求められる。
更に、吸収性物品の表面シートには、排泄された体液を吸収し、肌表面を乾燥した状態に維持する機能が求められる。つまり、吸収性物品の表面シートは、排泄された体液を素早く吸収すると共に、該表面シートの内部に体液を残存させることなく下層側へ液体を移行させる機能が求められる。この機能を得るために、例えば、表面シートにおける吸収層側(例えば、肌から遠ざかる方向)へ向って漸次繊維間空隙を小さくして毛細管力により液移行性を高める方法や、吸収層側の繊維油剤をヌレ性の高いものにして親水度勾配を設ける方法がある。
しかし、いずれの方法であっても、体液の吸収や体圧がかかることにより嵩高が減少する場合、繊維密度の上昇による体液の保持や、吸収層と肌との距離を保つことができないために肌を濡らしてしまう(リウェット等)等の問題が生じることがある。
ここで、上記隠蔽性を得るために、二酸化チタン等の顔料を含む繊維であって、柔軟性と色合いに優れた繊維を製造する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−291458号公報
しかし、特許文献1の発明は、特定の分散性を有する顔料を用いることで繊維の製造時(特に、押し出し機で溶融紡糸する際)に生じる糸切れ等を抑制するというものであり、製造された繊維により構成される不織布の隠蔽性を好適に向上させるものではない。
更に、不織布を構成する繊維に二酸化チタン等の顔料を配合した場合、この不織布における隠蔽性は向上するが、嵩高維持性は低下するという課題がある。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、隠蔽性と嵩高維持性とに優れた表面シートを備える吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明者らは、光線透過抑制剤が配合された芯鞘構造を有する複合繊維において、芯部における光線透過抑制剤の含有率を低くすると共に、鞘部における光線透過抑制剤の含有率を高くすることで、該複合繊維により構成された不織布における隠蔽性と嵩高維持性との両立が可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
(1) 少なくとも一部が液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置される吸収体と、を備える吸収性物品であって、前記表面シートは、光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する複合繊維を含み、前記複合繊維は、芯部と、前記芯部の全部又は一部を覆うと共に前記芯部よりも融点が低い成分からなる鞘部とを有し、前記鞘部における前記光線透過抑制剤の含有率は、前記芯部における前記光線透過抑制剤の含有率よりも高い吸収性物品。
(2) 前記複合繊維における前記光線透過抑制剤の含有率は、1質量%以上である(1)に記載の吸収性物品。
(3) 前記芯部における前記光線透過抑制剤の含有率は、4質量%以下である(1)又は(2)に記載の吸収性物品。
(4) 前記鞘部における前記光線透過抑制剤の含有率は、10質量%以下である(1)から(3)のいずれかに記載の吸収性物品。
(5) 前記表面シートは、標準白板との白度差が30以下であり、嵩回復率が50%以上である(1)から(4)のいずれかに記載の吸収性物品。
(6) 前記光線透過抑制剤は、無機フィラーである(1)から(5)のいずれかに記載の吸収性物品。
(7) 前記表面シートにおける前記複合繊維の含有率は、20から100質量%である(1)から(8)のいずれかに記載の吸収性物品。
(8) 吸収性物品における表面シートとして用いられる吸収性物品用シートであって、該吸収性物品用シートは、光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する複合繊維を含み、前記複合繊維は、芯部と、前記芯部の全部又は一部を覆うと共に前記芯部よりも融点が低い成分からなる鞘部とを有し、前記鞘部における前記光線透過抑制剤の含有率は、前記芯部における前記光線透過抑制剤の含有率よりも高い吸収性物品用シート。
(9) 吸収性物品における表面シートに用いられる光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する表面シート用複合繊維であって、該表面シート用複合繊維は、芯部と、前記芯部の全部又は一部を覆うと共に前記芯部よりも融点が低い成分からなる鞘部とを有し、前記鞘部における前記光線透過抑制剤の含有率は、前記芯部における前記光線透過抑制剤の含有率よりも高い表面シート用複合繊維。
本発明によれば、隠蔽性と嵩高維持性とに優れた表面シートを備える吸収性物品を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、吸収性物品の一例である生理用ナプキンの平面図である。図2は、図1における吸収性物品のX―X´断面図である。図3は、複合繊維の構成を説明する図である。
[1]概要
本発明は、少なくとも一部が液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に配置される吸収体と、を備える吸収性物品に関する。そして、該吸収性物品における表面シートは、光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する複合繊維を含むことで隠蔽性を有する吸収性物品である。更には、表面シートに含まれる複合繊維は、芯部と、芯部の全部又は一部を覆うと共に芯部よりも融点が低い成分からなる鞘部とを有し、鞘部における光線透過抑制剤の含有率は、芯部における光線透過抑制剤の含有率よりも高くするよう調整される。つまり、複合繊維の強度を主に担当する芯部における光線透過抑制剤の含有率を小さくすることで表面シートにおける嵩高維持性を向上させ、鞘部における光線透過抑制剤の含有率を大きくすることで表面シートにおける隠蔽性を確保している。
表面シートが十分な隠蔽性を得るために、複合繊維における光線透過抑制剤の含有率は、例えば、1質量%以上であることが好ましい。また、表面シートにおける好適な嵩高維持性を得るために、複合繊維の芯部における光線透過抑制剤の含有率は、例えば、4質量%以下であることが好ましい。また、複合繊維の製造性(例えば、繊維ウェブ形成工程)を考慮した場合、複合繊維の鞘部における光線透過抑制剤の含有率は、例えば、10質量%以下であることが好ましい。また、複合繊維の芯部において光線透過抑制剤を含まない場合も例示することができる。
この表面シートにおける複合繊維の含有率は、20から100質量%であること、特に50から100質量%であることが好ましい。また、上記複合繊維を含む表面シートは、好ましくは標準白板との白度差が30以下であり、好ましくは嵩回復率が50%以上である。
複合繊維に含有される光線透過抑制剤として、例えば、後述の無機フィラーを例示できる。この無機フィラーとして、例えば、二酸化チタン等を例示することができる。
そして、上記複合繊維を含む不織布等のシートは、上述の通り、吸収性物品における表面シートとして好適に用いられる。また、上記複合繊維は、吸収性物品の表面シートを構成する複合繊維として好適に用いられる。
[2]吸収性物品
本発明における吸収性物品として、例えば、紙オムツ、生理用ナプキン、パフ、ライナー等を例示することができる。特に、図1及び図2に示される、少なくとも一部が液透過性の表面シート10と、液不透過性の裏面シート20と、表面シート10と裏面シート20との間に配置される吸収体30とを備える縦長状の生理用ナプキン1を例示することができる。該生理用ナプキン1は、表面シート10と、吸収体30との間にセカンドシート40を更に備える。そして、表面シート10、セカンドシート40及び吸収体30は、所定の圧着処理により圧着固定される。該圧着処理により、生理用ナプキン1における中央域に排泄された体液等が外側域に流れ出ることを抑制し得る防漏溝50が形成される。ここで、本実施形態において、表面シート10は1枚の不織布からなる場合について説明するが、これに限定されず、複数枚の不織布により構成されてもよい。
図2又は図3に示すように、表面シート10は、光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する複合繊維100を含む不織布を例示できる。表面シート10に含まれる複合繊維100は、芯部110と、芯部110よりも融点が低い成分からなる鞘部120とを有し、鞘部120における光線透過抑制剤150の含有率は、芯部110における光線透過抑制剤150の含有率よりも高い。
以下に、本発明の吸収性物品である生理用ナプキン1における構成物を具体的に例示する。表面シート10及び複合繊維100の詳細な内容は、別途、詳述する。
表面シート10を通液した体液等を吸収する吸収体30は、例えば、表面シート10側に配置されるクッションと、吸収体材料とで構成される。吸収体材料は、経血等の液体を吸収して保持する機能を有するもので、嵩高であり、型崩れし難く、化学的刺激が少ないものであることが好ましい。例えば、フラッフ状パルプ若しくはエアレイド不織布と高吸収ポリマーとからなる吸収体材料を例示できる。フラッフ状パルプとしては、例えば、化学パルプ、セルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維を例示できる。エアレイド不織布としては、例えば、パルプと合成繊維とを熱融着させ又はバインダーで固着させた不織布を例示できる。高吸収ポリマーとしては、例えば、デンプン系、アクリル酸系、アミノ酸系の粒子状又は繊維状のポリマーを例示できる。クッションとしては、例えば、嵩高性の不織布やエアレイドパルプシート等が使用される。クッションと吸収体材料とが組み合わされた吸収体30の一例として、パルプは目付900g/m、ポリマーは目付20g/mで、パルプとポリマーが全体に均一に分布した混合体を、目付が15から30g/mのティッシュや液透過性不織布で包んだものが挙げられる。ここで、吸収体30の形状及び構造は必要に応じて変えることができるが、吸収体30の全吸収量は、吸収性物品としての設計挿入量及び所望の用途に対応させる必要がある。また、吸収体30のサイズや吸収能力等は、幼児から大人までの着用者に対応して変動される。
液不透過性の裏面シート20は、吸収体30に吸収された排泄物が外へ漏れ出すのを防止できる材料が使用される。また、透湿性素材とすることにより、装着時のムレを低減させることができ、装着時における不快感を低減させることが可能となる。このような材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等を主体とした液不透過性フィルム、通気性フィルムやスパンボンド等の不織布の片面に液不透過性フィルムをラミネートした複合シート等が挙げられる。また、耐水性の高いメルトブローン不織布やメルトブローン不織布を強度の強いスパンボンド不織布で挟んだSMS不織布でも良い。
また、表面シート10と吸収体30との間に配置される液透過性シートであるセカンドシート40は、例えば、多数の液透過孔が形成された樹脂フィルム、多数の網目を有するネット状シート部、液透過性の不織布、又は織布等を例示できる。樹脂フィルムやネット状シート部は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等で形成されたものを使用できる。また不織布としては、レーヨン等のセルロース繊維、合成樹脂繊維等から形成されたスパンレース不織布、前記合成樹脂繊維で形成されたエアスルー不織布等を用いることができる。また、このセカンドシート40は、吸収体30の支持体としての役割を果たし、吸収体30に柔軟性と形態安定性の付与をすることができる。
また、防漏溝50は、所定の圧着処理により所定間隔で連続的に圧着部を形成することで形成される。防漏溝50を構成する複数の圧着部は、例えば、加熱ローラを用いた所定の圧着処理により形成される。例えば、吸収体30の裏面シート20側に表面がフラットなロールが当てられ、表面シート10の表面側に所定パターンの凸部を有する加熱ロールが当てられて、圧着処理される。これにより、吸収性物品の表面(身体側)から裏面シート20側へ窪む直線又は曲線状の防漏溝が形成される。
その他、ギャザー部材や、下着等へ位置決めするための粘着部等を適宜配置することができる。また、上記構成物を有する吸収性物品は、公知の方法により各構成物を配置し、接合することで製造される。例えば、各構成物同士を上述の圧着処理やホットメルト接着剤等の接着剤により接合することができる。各構成物は、吸収性物品において求められる機能を満たすよう適宜選択・調整して用いられる。
[3]表面シート及び複合繊維
紙オムツ、生理用ナプキン等の吸収性物品における表面シートとして良好な性能と清潔感を両立した表面シートを得るためには、例えば、光線透過抑制剤である無機フィラーを、繊維強度を低下させない態様において配合することが必要である。言い換えると、不織布が隠蔽性と嵩高維持性とを両立するように、光線透過抑制剤である無機フィラーを配合することが必要である。
本発明における表面シートを構成する複合繊維は、芯部と、この芯部の全部又は一部を覆う複合繊維である。複合繊維として、例えば、いわゆる芯鞘構造の複合繊維を例示できる。この芯鞘構造には、同心状の芯鞘構造だけでなく、偏心状の芯鞘構造を含む。また、複合繊維は、鞘部が芯部の外面(外周面)の全部を覆うものだけでなく、鞘部が芯部における外面の一部を露出させるように覆うものも含む。
そして、複合繊維は、該複合繊維の芯部(高融点成分)における光線透過抑制剤の含有率よりも、鞘部(低融点成分)における光線透過抑制剤の含有率が大きくなるよう調整されている。これにより、該複合繊維を含有する不織布の嵩高維持性を好適に維持すると共に、好適な隠蔽性を確保している。
例えば、図2に示すように、生理用ナプキン1に配置される表面シート10は、光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する複合繊維100を含む不織布である。そして、図3に示すように、表面シート10に含まれる複合繊維100は、芯部110と、芯部110よりも融点が低い成分からなる鞘部120とを有し、鞘部120における光線透過抑制剤150の含有率は、芯部110における光線透過抑制剤150の含有率よりも高いことを特徴とする。
複合繊維に含有される光線透過抑制剤として、例えば、無機フィラーを例示できる。この無機フィラーとして、例えば、酸化チタン、炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリン、シリカ、珪藻土、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、アルミナ、マイカ、ガラス粉、シラスバルーン、ゼオライト、及び珪酸白土等を例示することができる。これらは2種類以上を組み合わせて含有させても良い。特に、一般に繊維製造段階の工程性等の面から、二酸化チタンが好ましい。そして、この光線透過抑制剤の平均粒径として、例えば、0.1μmから2μm、更には0.2μmから1μmの範囲である場合が好ましい。
表面シートにおいて十分な隠蔽性(白さ)を得るためには、複合繊維における光線透過抑制剤としての二酸化チタンの含有率は1質量%以上、更には2質量%以であることが好ましい。複合繊維全体における光線透過抑制剤の含有率が1質量%より小さい場合には、該複合繊維を含む表面シートにおける隠蔽性が十分でない場合がある。
ここで、上述のように、二酸化チタンは表面シートにおける隠蔽性の向上に寄与するが、該二酸化チタンの含有率が高くなると表面シートにおける嵩高維持性が十分に得られない場合がある。具体的には、複合繊維に含まれる二酸化チタンの粒子は、該複合繊維における折れきっかけ(起点)となる。つまり、二酸化チタンが含まれることで、該複合繊維は折れやすくなり、曲げ剛性が低くなる。これにより、表面シートは全体として柔らかくなり、嵩高を維持しにくくなる。
更には、複合繊維を紡糸して延伸する際、二酸化チタンの周囲には空間が生じる。この二酸化チタンの周囲に空間が生じることで、複合繊維は、より折れ曲がりやすくなる。また、複合繊維における延伸倍率が高くなるほど二酸化チタンの周囲に生じる空間は大きくなり、複合繊維は折れ曲がりやすくなる。
ここで、表面シートにおける隠蔽性と嵩高維持性とを得るためには、複合繊維全体として二酸化チタンの含有率が同じである場合、複合繊維における芯部よりも鞘部における二酸化チタンの含有率を高くすることが好ましい。これは、二酸化チタンの含有率が同じであっても、芯部では二酸化チタンが内側に密集して含まれ、鞘部では二酸化チタンが外側に分散して含まれて芯部の方が折れやすくなることによる。つまり、複合繊維において、芯部における二酸化チタンの含有率を少なくし、鞘部における二酸化チタンの含有率を高くすることが好ましい。
上述より、表面シートにおいて十分な嵩高維持性(強度)を得るためには、複合繊維の芯部における光線透過抑制剤としての二酸化チタンの含有率は4質量%以下、更には3質量%以下であることが好ましい。芯部における光線透過抑制剤の含有率が4質量%より大きい場合には、複合繊維の強度が弱くなり、該複合繊維を含むシートにおいて十分な嵩高維持性が得られない場合がある。
また、表面シートを構成する複合繊維の生産性を考慮した場合、例えば、複合繊維の鞘部における光線透過抑制剤の含有率は10質量%以下であることが好ましい。例えば、複合繊維における鞘部に光線透過抑制剤である二酸化チタンを含有させた場合、この繊維表面に微細な凹凸が発生するため、繊維ウェブ形成工程での不都合(例えば、カードワイヤーの磨耗等)が懸念されるが、鞘部に含有される二酸化チタンの含有率が10質量%未満であれば、特に問題なく加工することができる。
また、複合繊維の芯部が、光線透過抑制剤を含有しない場合を好適な態様として例示することもできる。複合繊維における強度を主に担当する芯部に光線透過抑制剤である無機フィラーを含有させない場合、該複合繊維における強度は強く、該複合繊維を含む不織布等のシートは嵩高維持性に優れるため、最も好ましい態様の一例である。ただし、隠蔽性を得るためには、鞘部に光線透過抑制剤を所定量含有させる必要がある。好ましくは、上述した範囲において、光線透過抑制剤である無機フィラーを含有させることができる。
具体的には、芯部(高融点成分)がポリエステルで、鞘部(低融点成分)がポリエチレンである芯鞘構造の複合繊維を用いる不織布を例に説明する。この複合繊維の芯成分であるポリエステルにおける二酸化チタンの含有率が小さくなるようにすると共に、鞘成分であるポリエチレンにおける二酸化チタンの含有率が大きくなるように二酸化チタンを配合した複合繊維と、二酸化チタンにおける総量は同じであるが二酸化チタンを芯成分であるポリエステルのみに配合した場合とを比較した場合、前者の方が、嵩つぶれが少ななく、嵩高回復性に優れている。また、前者の場合、芯成分における二酸化チタンの含有量(含有率)を減らすほど、嵩つぶれが少ない。
ここで、複合繊維の芯/鞘における材質の構成例を下記に例示する。ただし、複合繊維の芯/鞘における材質の構成が下記に限定される趣旨ではない。
(1)ポリプロピレン(PP)/ポリエチレン系樹脂(ポリエチレン、エチレン共重合体樹脂)
(2)ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、若しくはこれらのブレンド)/ポリエチレン系樹脂
(3)ポリアミド系樹脂(6,66ナイロン等)/ポリエチレン系樹脂
(4)ポリエステル系樹脂/低融点PET系樹脂
(5)ポリエステル系樹脂/ポリエステル系樹脂
上記において、ポリエチレン樹脂としては高密度(HDPE)、中密度(MDPE)、低密度(LDPE)、超低密度(SLDPE)、直鎖低密度(LLDPE)等、エチレン共重合体樹脂としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、アイオノマー樹脂等どのようなものでも、不織布を構成するのに最適なものを選ぶことができる。更に、これらのブレンド樹脂であっても良く、各々の繊維を2種類以上ブレンドして表面シートを形成しても良い。
また、複合繊維における芯部の断面形状は、紡糸性から丸(円筒)形状が好ましいが特に限定されるものではない。また、この芯部は中空状であっても良い。
複合繊維における芯/鞘の構成比率は任意に決めることが出来るが、繊維同士の接着性と嵩高維持性とを担う芯部の強度を確保するためには、例えば、芯/鞘=80/20から20/80が好ましく、60/40から40/60が更に好ましい。
複合繊維には、繊維表面親水性付与のために、一般的な親水剤を塗布することができる。また、該複合繊維を含有する表面シートである不織布の親水性調整のために、例えば、撥水油剤を塗布した繊維をブレンドすることもできる。
複合繊維を含む不織布を吸収性物品の表面シートとして用いる場合、例えば、不織布の目付は、10から50g/mが好ましい。更にコスト、生産性、風合い、クッション感等を考慮した場合、不織布の目付は、例えば、20から40g/mが好ましい。これは、目付が10g/m以下だと表面強度が十分に得られず使用中に破ける場合があり、また、目付が50g/mを超えてしまうと液体を表面シートで保持してしまい、ベタベタした状態で維持され不快に感じるようになる場合があるからである。
また、不織布における繊維の密度は0.12g/cm以下で液透過性であれば特には限定されない。密度が0.12g/cmより大きい場合、体液等が複合繊維間をスムーズに透過することが難しくなる場合がある。例えば、吸収性物品が生理用ナプキンである場合、吸収すべき対象である経血は尿等にくらべ粘性が高いので、表面シートにおける複合繊維の密度は低いほうが好ましい。
複合繊維の太さとしては、例えば、1.6から11dtexの範囲のものが使用可能である。そして、該複合繊維を含有する不織布の強度と風合いのバランスを考慮した場合、1.6から6.6dtexの範囲のものが更に好ましい。
表面シートである不織布における複合繊維の含有率は、例えば、20から100質量%、更には、50から100質量%であることが好ましい。表面シートにおける複合繊維の含有率が上記の範囲である場合、表面シートにおける隠蔽性と嵩高維持性との両立が可能であるため好ましい。
ここで、隠蔽性の指標として、例えば、後述する標準白板との白度差を例示することができる。本発明の表面シートは、例えば、標準白板との白度差が30以下、更には、25以下である場合が好ましい。また、嵩高維持性の指標として、例えば、後述する嵩高回復性を例示できる。本発明の表面シートは、例えば、嵩回復率が50%以上、更には、60%以上であることが好ましい。表面シートが上記条件を満たす場合には、好適な隠蔽性と嵩高維持性とを両立するシートであるので好ましい。
表面シートにおける嵩高維持性が優れる場合、例えば、装着性に優れると共に、吸収体からのリウェットを抑制できるので好ましい。また、表面シートにおける隠蔽性が優れる場合、例えば、使用中や使用後における清潔感等を提供できるので好ましい。つまり、嵩高維持性と隠蔽性とを両立するシートは、吸収性物品における表面シートとして好適に用いることができる。
上記芯鞘構造の複合繊維は、公知の方法により製造することができる。例えば、融点が高い樹脂に所定量の無機フィラーを配合した芯成分をエクストルーダ型溶融紡糸機に供給して溶融させると共に、融点が低い樹脂に芯成分における無機フィラーの含有率よりも高い含有率となるよう無機フィラーを配合した鞘成分を別のエクストルーダ型溶融紡糸機に供給して溶融する。そして、紡糸口が同心円状に配置された芯鞘口金から、前記溶融された芯成分及び鞘成分それぞれを紡出させることで芯鞘構造を有する複合繊維を製造することができる。
この複合繊維を用いて不織布を製造する方法は、特に限定されない。代表的な方法としては、繊維ウェブを絡合することでシートにするスパンレース、ニードルパンチ方式、繊維を接着剤あるいは繊維自身の溶融によりウェブを固定するエアスルー方式、エンボス方式、カレンダボンド方式、フィラメント繊維によりシール化するスパンボンド方式、抄紙によりシート化する湿式法等があげられる。
ここで、複合繊維を含む不織布を吸収性物品における表面シートとして用いる場合には、嵩高維持性やソフト性に加えコスト(経済性)性が求められるため、例えば、エアスルー方式により製造することがより好ましい。
また、吸収性物品における表面シートは、1又は複数の不織布が積層して形成されるが、この表面シートにおける少なくとも1以上の不織布に上記複合繊維が含まれていれば良い。そして、本発明のシートにおける隠蔽性を利用して吸収性物品の清潔感を演出するには、前記複合繊維が含まれる不織布が最表面(例えば、肌面側)に用いられることが好ましい。
[4]実施例
以下に、芯部と鞘部とにおける二酸化チタンの含有率が調整された各種複合繊維を含む不織布における隠蔽性及び嵩高維持性についての評価結果を示す。
実施例1から3では、鞘部に含まれる二酸化チタン(Ti0)の含有率が芯部に含まれる二酸化チタン(Ti0)の含有率よりも高い複合繊維を用いた不織布を評価する。比較例1から4では、鞘部に含まれる二酸化チタン(Ti0)の含有率が芯部に含まれる二酸化チタン(Ti0)の含有率以下である従来の複合繊維を用いた不織布を評価している。各不織布の製造方法及び評価試験方法は以下の通りである。
<不織布の製造条件>
実施例及び比較例における不織布は、各複合繊維をカード法にてウェブ化し、ウェブ状で目付けが30g/mとなるよう調整した後、吹き出し温度135℃、通過風速約1m/sec、滞在時間30秒のメッシュコンベア式熱処理機で熱接着することで製造された。
<不織布の評価試験方法>
(1)不織布の嵩高維持性(嵩回復率)
上記により製造された不織布を100mm×100mmにカットし、合計目付が1000g/mになるように重ねる。その上に300g(100×100mm)の錘をのせ、厚みを計る(初期厚み(mm)、初期比容積(cc/g))。
次に、300gの錘に代えて3500g(100×100mm)の錘を載せる。その状態で12時間放置した後、3500gの錘を外す。10分間放置した後に300gの錘を乗せて、厚みを計る(回復厚み(mm)、回復比容積(cc/g))。
そして、測定された結果から、嵩回復率%(例えば、回復厚み(mm)/初期厚み(mm)×100)を算出する。
(2)不織布の隠蔽性(白度差)
実施例及び比較例における不織布の白度を、色彩計(コニカミノルタ社製)を用いて測定した。標準白板の白度を測定した場合に、測定値が100になるように校正した後、日本色研究所製「標準色カード230」のうち、JIS Z8721「三属性による色の表示方法」に示されている色分類に基づく「4R 3.5/11.5 あかね色」の上に、実施例1から3、及び比較例1から4それぞれの不織布を置き、標準白板との白度差ΔEを測定した。なお、不織布を置かずに標準色カード「あかね色」を直接色差計で測定すると、ΔE=71.5であった。ΔEの値が0に近いほど白いことになる。
下記表1に、実施例1から4、及び比較例1から5の不織布を構成する複合繊維の組成及び、各不織布の嵩高回復率及び白度の試験評価結果を示す。
Figure 0005280629
表1に示される試験評価結果より、実施例1から4の不織布は、嵩回復率に優れると共に、外観上白さをより感じることがわかった。言い換えると、実施例1から4の不織布は、嵩高維持性に優れると共に、隠蔽性に優れていることがわかった。
比較例1及び4の不織布は、嵩回復率に優れるが、外観上白さを感じ難いことがわかった。言い換えると、芯部における二酸化チタンの含有率が低く、かつ、鞘部において二酸化チタンを含まない場合には、不織布における嵩高維持性には優れるものの、隠蔽性は十部ではない場合があることがわかった。また、同様に、芯部における二酸化チタンの含有率が低く、かつ、鞘部における二酸化チタンの含有率が芯部における含有率と同じである場合も、不織布における嵩高維持性には優れるものの、隠蔽性は十分ではない場合があることがわかった。
比較例2、3及び5の不織布は、外観上白さをより感じるが、嵩高回復性は良好ではないことがわかった。言い換えると、芯部における二酸化チタンの含有率が高く、かつ、鞘部に二酸化チタンを含有しない場合には、不織布における隠蔽性は優れるものの、嵩高維持性が十分ではない場合があることがわかった。逆に、鞘部における二酸化チタンの含有量が高すぎる場合も、不織布における隠蔽性は優れるものの、嵩高維持性が十分ではない場合があることがわかった。また、比較例3及び5の不織布は、初期厚みが薄いことがわかった。つまり、芯部における二酸化チタンの含有率が高すぎる場合や、鞘部における二酸化チタンの含有率が高すぎる場合には、不織布における初期厚み(嵩高)が薄くなることがわかった。
更に、二酸化チタンの総含有量が同じである実施例1と比較例3とを比較した場合、外観上の白さは同等であるが、実施例1の不織布の方が嵩高維持性に優れている。同様に、実施例3と比較例2とを比較した場合も同様に、実施例3の不織布の方が嵩高維持性に優れている。この結果から、複合繊維における二酸化チタンの含有率が同じでも、芯部における二酸化チタンの含有率が低く、鞘部における二酸化チタンの含有率が高い複合繊維により構成される不織布の方が、好適な隠蔽性を維持すると共に、嵩高維持性にも優れていることがわかった。
吸収性物品の一例である生理用ナプキンの平面図である。 図1における吸収性物品のX―X´断面図である。 複合繊維の構成を説明する図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン
10 表面シート
20 裏面シート
30 吸収体
40 セカンドシート
50 防漏溝
100 複合繊維
110 芯部
120 鞘部
150 光線透過抑制剤

Claims (4)

  1. 少なくとも一部が液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、前記表面シー
    トと前記裏面シートとの間に配置される吸収体と、を備える吸収性物品であって、
    前記表面シートは、光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する複合繊維を含み、前記表面シートにおける前記複合繊維の含有率は100質量%であり、
    前記複合繊維は、芯部と、前記芯部の全部又は一部を覆うと共に前記芯部よりも融点が
    低い成分からなる鞘部とを有し、
    前記鞘部における前記光線透過抑制剤の含有率は10質量%であり、前記芯部における
    前記光線透過抑制剤の含有率は3質量%であり、
    前記表面シートは、標準白板との白度差が30以下であり、嵩回復率が50%以上であ
    る吸収性物品。
  2. 前記光線透過抑制剤は、無機フィラーである請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 吸収性物品における表面シートとして用いられる吸収性物品用シートであって、
    該吸収性物品用シートは、光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する複合繊維を含み、前記吸収性物品用シートにおける前記複合繊維の含有率は100質量%であり、
    前記複合繊維は、芯部と、前記芯部の全部又は一部を覆うと共に前記芯部よりも融点が低い成分からなる鞘部とを有し、
    前記鞘部における前記光線透過抑制剤の含有率は10質量%であり、前記芯部における前記光線透過抑制剤の含有率は3質量%であり、
    前記表面シートは、標準白板との白度差が30以下であり、嵩回復率が50%以上である吸収性物品用シート。
  4. 吸収性物品における表面シートに用いられる光の透過を抑制する微粒子状の光線透過抑制剤を含有する表面シート用複合繊維であって、前記表面シートにおける前記複合繊維の含有率は100質量%であり、
    該表面シート用複合繊維は、芯部と、前記芯部の全部又は一部を覆うと共に前記芯部よりも融点が低い成分からなる鞘部とを有し、
    前記鞘部における前記光線透過抑制剤の含有率は10質量%であり、前記芯部における前記光線透過抑制剤の含有率は3質量%であり、
    前記表面シートは、標準白板との白度差が30以下であり、嵩回復率が50%以上である表面シート用複合繊維。
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