JP5279663B2 - エレベータの出入口装置 - Google Patents

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この発明は、かご出入口又は乗場出入口に設けられるエレベータの出入口装置に関する。
一般的なエレベータの出入口装置では、縦柱(戸袋柱)は、折り曲げられた鋼板によって形成される。この縦柱は、出入口の側壁を構成する側壁部と、ドアパネルと対向する対向面部とを有している。このような縦柱では、ドアパネルの全閉位置側への移動に伴い、ドアパネルと縦柱とによって、利用者の荷物等の物体が挟まれ、その物体が出入口から戸袋側へ引き込まれる場合がある。
このような物体の戸袋への引込みが生じた際に、その物体が、対向面部における出入口の間口方向の全開位置側の端に引っ掛かる場合がある。このように物体が縦柱の全開位置側の端に引っ掛かった状態では、その物体を戸袋から出入口側へ円滑に引き抜くことができず、引き抜く際に、その物体に傷を付けてしまう場合があった。
これに対して、例えば、特許文献1に示すような従来のエレベータの出入口装置では、出入口における縦柱とドアパネルとの間の隙間を塞ぐように、凸状部が設けられている。この凸状部によって、出入口側から戸袋側への物体の引込みが抑制される。
特開2003−341964号公報
ここで、特許文献1に示すような従来のエレベータの出入口装置のように、縦柱とドアパネルとの間の隙間を狭めることにより、物体の挟み込みが抑制される。しかしながら、ドアパネルの開閉移動の妨げにならないように、縦柱とドアパネルとの間の隙間寸法を設定する必要があり、縦柱とドアパネルとの間の隙間を完全になくすことはできない。従って、特許文献1のような凸状部を出入口に設けた場合でも、依然として、物体の引込みが発生することがあり、その物体が縦柱の全開位置側の端に引っ掛かってしまう場合があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、物体が出入口側から戸袋内に引き込まれた場合に、その物体の戸袋内での引っ掛かりの発生を抑えることができ、その物体を出入口側へ容易に引き抜くことができるエレベータの出入口装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの出入口装置は、エレベータの出入口の側部に配置され前記出入口の側壁をなす側壁部と、前記出入口の戸袋に配置され前記出入口を開閉するためのドアパネルと対向する対向面部とを有する縦柱を含み、前記出入口に設けられた出入口枠を備えるものであって、前記対向面部における前記出入口の奥行き方向の前記ドアパネル側の面を、前記対向面部における前記出入口の間口方向の全開位置側の端から、前記出入口の間口方向の全開位置側へ延長するように配置され、かつ前記出入口の奥行き方向の反ドアパネル側へ湾曲する湾曲面を有し、前記縦柱に高さ方向に沿って設けられた延長部材をさらに備えるものである。
この発明に係るエレベータの出入口装置によれば、縦柱の対向面部における出入口の奥行き方向のドアパネル側の面を縦柱の全開位置側の端から出入口の間口方向の全開位置側へ延長するように湾曲面が配置されているので、物体が出入口側から戸袋内に引き込まれた場合に、その物体の縦柱の全開位置側の端との引っ掛かりが湾曲面によって避けられるとともに、その物体が湾曲面に接してもその物体が延長部材に引っ掛かりにくくなっていることから、その物体の戸袋内での引っ掛かりの発生を抑えることができ、その物体を出入口側へ容易に引き抜くことができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのかごを示す平面図である。 図1のII部を拡大して示す平面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのかごの一部を拡大して示す平面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータのかごの一部を拡大して示す平面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのかごを示す平面図である。図2は、図1のII部を拡大して示す平面図である。
図1,2において、建物の昇降路には、かご1が設けられている。かご1は、かご正面部1a、かご背面部1b、かご第1側面部1c、かご第2側面部1d、かご床部1e、及びかご天井部(図示せず)を有している。かご正面部1aには、エレベータの出入口としてのかご出入口1fと、かごドア装置2と、出入口枠としてのかご出入口枠3とが設けられている。
かご出入口1fは、かごドア装置2によって開閉される。かごドア装置2は、第1かごドアパネル4及び第2かごドアパネル5を有している。第1かごドアパネル4及び第2かごドアパネル5は、かご出入口1fを開放するための全開位置と、かご出入口1fを閉塞するための全閉位置との間で、かご出入口1fの間口方向(図1の左右方向)に沿って移動可能である。
かご出入口枠3は、かご床部1eに立てて設けられた一対の縦柱(戸袋柱)6,7と、一対の縦柱6の上端部間に設けられた上枠(図示せず)とを有している。縦柱6は、折り曲げられた鋼板によって形成されている。また、縦柱6は、側壁部6a及び対向面部6bを有している。
側壁部6aは、かご出入口1fの側部に配置され、かご出入口1fの側壁を形成している。対向面部6bは、第1かごドアパネル4にかご出入口1fの奥行き方向で対向している。また、対向面部6bと第1かごドアパネル4との間には、隙間が空けられている。対向面部6bにおけるかご出入口1fの間口方向の全開位置側の端には、先端面6cが設けられている。縦柱7の構成も、縦柱6の構成と同様である。上枠は、かご出入口1fの天井を形成している。
縦柱6の対向面部6bには、複数の取付孔6d(図中1つのみ示す)が高さ方向に間隔をおいて設けられている。また、縦柱6の対向面部6bには、延長部材(引っ掛かり防止具)8が、第1かごドアパネル4の全高に渡るように、高さ方向に沿って取り付けられている。なお、延長部材8は、例えば弾性体(例えばゴムやウレタン樹脂等)によって形成することができる。
延長部材8の形状は、縦柱6の対向面部6bの形状に対応(符合)した形状である。また、延長部材8は、第1接合面8a、第2接合面8b、第1湾曲面8c、全開側側面8d及び第2湾曲面8eを有している。第1接合面8aは、対向面部6bにおけるかご出入口1fの奥行き方向の反第1かごドアパネル4側の面(図2の上側の面)と接している。
第2接合面8bは、第1接合面8aと連続しており、第1接合面8aにおけるかご出入口1fの間口方向の全開位置側の端(図2の左端)から、かご出入口1fの奥行き方向の第1かごドアパネル4側(図2の下側)へ張り出すように配置されている。また、第2接合面8bは、先端面6cの全体と接している。即ち、先端面6cは、第2接合面8bによって覆われている。
第1湾曲面8cは、第2接合面8bにおけるかご出入口1fの奥行き方向の第1かごドアパネル4側の端(図2の下端)から、かご出入口1fの奥行き方向の反第1かごドアパネル4側へ向けて円弧を描くように湾曲している。この第1湾曲面8cによって、戸袋に引き込まれた物体と縦柱6の先端面6cとの接触が避けられる。
全開側側面8dは、第2接合面8b及び先端面6cからかご出入口1fの間口方向の全開位置側に間隔をおいて配置されており、第1湾曲面8cと連続している。第2湾曲面8eは、全開側側面8dと連続しており、かご出入口1fの奥行き方向で第1湾曲面8cと対称になるように湾曲している。即ち、延長部材8におけるかご出入口1fにおける全開位置側の端部は、丸みを帯びており、対向面部6bと第1かごドアパネル4とに挟み込まれて戸袋側に引き込まれた物体の戸袋内での(縦柱6との)引っ掛かりが、延長部材8によって抑制される。
ここで、延長部材8の取付状態について説明する。延長部材8の第1接合面8aには、高さ方向に沿って、ナット固定溝8fが設けられている。延長部材8におけるナット固定溝8fの内部には、高さ方向に間隔をおいて、複数のナット9(図中1つのみ示す)が固定されている(回転しないように固定)。ナット9のそれぞれには、縦柱6の複数の取付孔6dのそれぞれを通して延長部材8のナット固定溝8fに挿入された複数の皿ねじ(図中1つのみ示す)10の軸部が螺入されている。
また、延長部材8におけるナット固定溝8fの縁部は、皿ねじ10の頭部の一部が嵌るようにテーパ状に形成されている。従って、複数の皿ねじ10のそれぞれが、複数のナット9のそれぞれに螺入されることによって、延長部材8が縦柱6に取り付けられている。なお、縦柱7にも、延長部材8と同様の延長部材(図示せず)が取り付けられている。
上記のような実施の形態1のエレベータの出入口装置によれば、縦柱6に延長部材8が取り付けられている。また、延長部材8の第1湾曲面8cが、第2接合面8bと連続し対向面部6bにおけるドアパネル側の面をかご出入口1fの間口方向の全開位置側へ延長するように配置されている。この構成により、物体がかご出入口1f側から戸袋内に引き込まれた場合に、その物体の縦柱6の全開位置側の端との引っ掛かりが第1湾曲面8cによって避けられるとともに、その物体が第1湾曲面8cに接してもその物体が延長部材8に引っ掛かりにくくなっている。この結果、その物体の戸袋内での引っ掛かりの発生を抑えることができ、その物体をかご出入口1f側へ容易に引き抜くことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置されているときに、第1かごドアパネル4の全開位置側の端部と延長部材8との間の空間を通じて、かご1と昇降路との一方から他方へ空気が流動可能になっていた。これに対して、実施の形態2では、突出部材(防音部品)20によって、昇降路内におけるかご1の外部空間とかご1の内部空間とが隔てられ、かご1と昇降路との一方から他方へ空気の流動が遮られる。
図3は、この発明の実施の形態2によるエレベータのかごの一部を拡大して示す平面図である。なお、図3は、実施の形態1の図2に対応する図である。図3において、第1かごドアパネル4の全開位置側の端部であるパネル端部4aには、突出部材20が複数のピン21(図中1つのみ示す)によって取り付けられている。突出部材20は、第1かごドアパネル4の全高に渡るように、高さ方向に沿って配置されている。
また、突出部材20は、例えば断面連続L字状に折り曲げられた鋼板によって形成されている。さらに、突出部材20は、第1〜第4面部20a〜20dを有している。第1面部20aには、ピン21の挿入孔が設けられており、第1面部20aは、ピン21によってパネル端部4aに固定されている。第2面部20bは、第1面部20aにおけるかご出入口1fの奥行き方向のかご1の室内側の端から、かご出入口1fの間口方向の全開位置側へ張り出すように配置されている。
第3面部20cは、第2面部20bにおけるかご出入口1fの間口方向の全開位置側の端から、かご出入口1fの奥行き方向のかご1の室内側へ張り出すように配置されている。第4面部20dは、第3面部20cのかご出入口1fの奥行き方向のかご1の室内側の端から、かご出入口1fの間口方向の全閉位置側へ張り出すように配置されている。従って、突出部材20は、全体として、パネル端部4aからかご出入口1fの奥行き方向の延長部材8側へ突出するように配置されている。
第4面部20dの先端(図3の右端)は、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置された際に、延長部材8の全開側側面8dに当接する。このように、第4面部20dの先端が延長部材8の全開側側面8dに当接することによって、第1かごドアパネル4の全開位置側の端部と延長部材8との間の空間と、昇降路内におけるかご1の外部空間とが仕切られる。これにより、第1かごドアパネル4の全開位置側の端部と延長部材8との間に形成される空気の通路が塞がれる。
従って、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置された際に、突出部材20によって、昇降路内におけるかご1の外部空間と、かご1の内部空間とが隔てられる。なお、第2かごドアパネル5にも、突出部材20と同様の部材(図示せず)が取り付けられている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
上記のような実施の形態2のエレベータの出入口装置によれば、第4面部20dの先端が延長部材8の全開側側面8dに当接することによって、第1かごドアパネル4の全開位置側の端部と延長部材8との間の空間と、昇降路内におけるかご1の外部空間とが仕切られる。これに伴い、突出部材20によって、昇降路内におけるかご1の外部空間と、かご1の内部空間とが隔てられる。この構成により、かご1と昇降路との一方から他方へ空気の流動が遮られることから、昇降路からかご1内に伝わる騒音及び風音を軽減させることができるとともに、建物の火災発生時に昇降路からかご1内への煙の流入を遮ることができる。
また、突出部材20の形状が断面連続L字状であり、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置された際に、突出部材20の第4面部20dの先端が、延長部材8の全開側側面8dに当接する。この構成により、延長部材8の第1湾曲面8cと突出部材20との接触を避けることができ、第1湾曲面8cの変形を防ぐことができる。
なお、実施の形態2では、第1かごドアパネル4の全開位置側の端部と延長部材8との間の空間と、昇降路内におけるかご1の外部空間とを仕切るために、突出部材20の形状が断面連続L字状であった。しかしながら、突出部材20の形状は、パネル端部4aからかご出入口1fの奥行き方向の延長部材8側へ突出するような形状であればよい。つまり、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置された際に、突出部材20が第1かごドアパネル4の全開位置側の端部と延長部材8との間の隙間を(直接的に)塞いでもよい。
実施の形態3.
実施の形態2では、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置された際に、突出部材20の第4面部20dの先端が、延長部材8の全開側側面8dに当接していた。これに対して、実施の形態3では、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置された際に、突出部材20の第4面部20dの先端が、延長部材8に設けられた挿入溝8gに挿入される。
図4は、この発明の実施の形態3によるエレベータのかごの一部を拡大して示す平面図である。なお、図4は、実施の形態1の図2に対応する図である。図4において、実施の形態3の延長部材8の全開側側面8dには、全開側側面8dからかご出入口1fの間口方向の全閉位置側へ向けて窪むように挿入溝8gが設けられている。実施の形態3の突出部材20の第4面部20dは、挿入部を構成している。また、第4面部20dの先端は、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置された際に、挿入溝8gに挿入される。
ここで、第4面部20dが挿入溝8gに挿入された状態において、第4面部20dにおけるかご出入口1fの奥行き方向の両面(図4の上下面)と、その両面に対向する挿入溝8gの内壁面との間には、隙間が空けられている。また、第4面部20dが挿入溝8gに挿入された状態において、第4面部20dの先端と、挿入溝8gの奥部との間にも隙間が空けられている。他の構成は、実施の形態1,2と同様である。
上記のような実施の形態3のエレベータの出入口装置によれば、第1かごドアパネル4が全閉位置に配置された際に、第4面部20dの先端が挿入溝8gに挿入される。この構成により、第1かごドアパネル4の全開位置側の端部と延長部材8との間に形成される空気の通路が、第4面部20dの先端が挿入溝8gに挿入されることによって、実施の形態1に比べて狭められる。この結果、実施の形態1に比べて、昇降路からかご1内に伝わる騒音及び風音を軽減させることができる。
また、第4面部20dが挿入溝8gに挿入された状態において、第4面部20dにおけるかご出入口1fの奥行き方向の両面と、その両面に対向する挿入溝8gの内壁面との間に隙間が空けられている。この構成により、突出部材20の据付精度に余裕をもたせることができる。これに加えて、第4面部20dが挿入溝8gに挿入された状態において、第4面部20dが挿入溝8gの内壁面と非接触状態となることから、第1かごドアパネル4のかご出入口1fの奥行き方向への傾動を抑えることができ、第1かごドアパネル4の開閉移動用の隙間寸法(図4の矢示X)を一定に保つことができる。
なお、実施の形態3では、第4面部20dが挿入溝8gに挿入された状態において、第4面部20dの先端と、挿入溝8gの奥部との間に隙間が空けられていた。しかしながら、第4面部20dの先端が挿入溝8gの奥部に当接してもよい。この場合、実施の形態2と同等の遮煙効果及び騒音・風音軽減効果を得ることができる。
また、実施の形態1〜3では、かごの出入口装置について説明した。しかしながら、この発明は、乗場の出入口装置にも適用することができる。
さらに、実施の形態1〜3では、両開き式のドア装置について説明した。しかしながら、この発明は、片開き式のドア装置にも適用することができる。
1f かご出入口(出入口)、2 かごドア装置、3 かご出入口枠(出入口枠)、4 第1かごドアパネル、4a パネル端部、5 第2かごドアパネル、6,7 縦柱、6a 側壁部、6b 対向面部、6c 先端面、8 延長部材、8a 第1接合面、8b 第2接合面、8c 第1湾曲面、8d 全開側側面、8e 第2湾曲面、8f ナット固定溝、8g 挿入溝、20 突出部材。

Claims (3)

  1. エレベータの出入口の側部に配置され前記出入口の側壁をなす側壁部と、前記出入口の戸袋に配置され前記出入口を開閉するためのドアパネルと対向する対向面部とを有する縦柱を含み、前記出入口に設けられた出入口枠
    を備えるエレベータの出入口装置であって、
    前記対向面部における前記出入口の奥行き方向の前記ドアパネル側の面を、前記対向面部における前記出入口の間口方向の全開位置側の端から、前記出入口の間口方向の全開位置側へ延長するように配置され、かつ前記出入口の奥行き方向の反ドアパネル側へ湾曲する湾曲面を有し、前記縦柱に高さ方向に沿って設けられた延長部材
    をさらに備えることを特徴とするエレベータの出入口装置。
  2. 前記出入口の奥行き方向の前記延長部材側へ突出するように前記ドアパネルの全開位置側の端部に設けられ、かつ高さ方向に沿って配置され、前記ドアパネルの全開位置側の端部と前記延長部材との間に形成される空気の通路を、前記ドアパネルが全閉位置に配置された際に塞ぐための突出部材
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータの出入口装置。
  3. 前記延長部材は、前記湾曲面と連続し前記出入口の奥行き方向に沿って配置された全開側側面をさらに有し、
    前記延長部材の前記全開側側面には、その全開側側面から前記出入口の間口方向の全閉位置側へ向けて窪むように挿入溝が設けられており、
    前記突出部材は、前記出入口の間口方向に沿って配置され前記ドアパネルが全閉位置に配置された際に前記挿入溝に挿入される挿入部を有している
    ことを特徴とする請求項2記載のエレベータの出入口装置。
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