JP5278842B2 - 戸首用ガイド部材及び引戸 - Google Patents

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本発明は、戸首用ガイド部材及びこの戸首用ガイド部材を取付けてなる引戸に関する。
特許文献1には、引戸に反りが生じた場合に、片引きの引戸では方立てとの接触、引違いの引戸では引戸同士の接触が起ることを解消する戸首金具が開示されている。この戸首金具は、引戸上面に取付けられる基体部と、鴨居溝内に嵌挿される戸首部とからなり、この戸首部が引戸の表裏方向(幅方向)に移動調整可能となるように基体部上に載置されている。より具体的には、戸首部に調整ねじを挿通すると共に引戸の幅方向に細長い横長状のスロットが形成されており、調整ねじの挿通位置をスロット内において変えることによって、引戸に固定された基体部に対して戸首部を引戸の幅方向に移動させてその位置を調整するものである。
特許文献2には、異なる規格の引戸に対してもリフォームに要するコストを低減できる戸首部材が開示されている。この戸首部材には、引戸の幅方向に延びる長穴が貫通して設けられており、この長穴にねじ、釘等を挿通して引戸本体の上端部に固着することにより、引戸部材の取付け位置を長穴に沿って引戸本体の厚み方向に調整可能としている。
特開平10−317780号公報 特開2005−171511号公報
特許文献1及び2に開示されている従来技術によれば、引戸の幅方向の位置を調整することができるが、特殊な構造の戸首金具や戸首部材を引戸本体に新たに取付ける必要があり、構造が複雑となるのみならず、取付けに手間がかかり、また、コストが増大するという大きな問題が生ずる。しかも、既に戸首部が存在している構造の引戸においては、そのままでは取付け不能となる。
従って、本発明の目的は、簡易な構造であり、低コストで引戸の前後両方向の位置調整が可能となる戸首用ガイド部材及び引戸を提供することにある。
本発明の他の目的は、取付け作業が容易であり、引戸の前後両方向の位置調整が容易に行える戸首用ガイド部材及び引戸を提供することにある。
本発明によれば、引戸の上端に固着するための戸首用ガイド部材であって、第1のねじが挿通可能な第1の貫通孔と、第2のねじが挿通可能であり、第1の貫通孔を中心として枢動する際に第2のねじを案内する長孔形状を有する第2の貫通孔と、この第2の貫通孔の存在する領域の外周端に形成されており、引戸が嵌挿される溝の前後両側壁にそれぞれ摺動可能な2つの摺動面とを備えた戸首用ガイド部材が提供される。
この戸首用ガイド部材を引戸の上端の所定位置に載置して、第1のねじを第1の貫通孔に挿通すると共に第2のねじを第2の貫通孔に挿通し、第1のねじを挿通した第1の貫通孔を中心として枢動させて、第2の貫通孔における第2のねじの挿通位置を調整することによって、各摺動面の引戸上端前後両側面(表面又は裏面)からの突出長さを、換言すれば、2つの摺動面の引戸首部に対する前後方向位置を調整する。これにより、簡単な作業で、引戸の前後方向(幅方向)の位置調整が容易に行える。また、戸首用ガイド部材は、簡易な構造を有するものであるから、製造コストが安く、従ってこれを取付けた引戸のコストを低減化することができる。
第2の貫通孔の存在する領域の外周端が、円の一部をなす平面形状を有していることが好ましい。この場合、2つの摺動面が、外周端において、円の中心に対して対称な位置に形成されていることがより好ましい。
2つの摺動面間の距離が、溝の両側壁間の距離と等しいか又はわずかに小さいことも好ましい。
2つの摺動面間の距離が、戸首部の上端の幅より大きいことも好ましい。
第2の貫通孔が、第1の貫通孔と同心の円の一部に沿って伸長していることも好ましい。
第1の貫通孔及び第2の貫通孔の周囲に座繰り部がそれぞれ形成されていることも好ましい。
本発明によれば、さらに、上述した少なくとも2つの戸首用ガイド部材を第1のねじ及び第2のねじにより、戸首部の上端に固着した引戸が提供される。
本発明によれば、簡単な作業で、引戸の幅方向の位置調整が容易に行える。また、戸首用ガイド部材は、簡易な構造を有するものであるから、製造コストが安く、従ってこれを取付けた引戸のコストを低減化することができる。
図1は本発明の一実施形態として、引戸の一部を上面から見た平面図であり、図2は図1の立断面を示すII−II線断面図であり、図3は図1の側断面を示すIII−III線断面図である。
これらの図において、10は和式引戸、洋式引戸、障子、ふすま等の引戸、10aは引戸10の本体、10bは引戸本体10a上に一体的に形成されている戸首部、11は戸首部10bの上端に固着されている戸首用ガイド部材、12は戸首用ガイド部材11を戸首部10bに固定するための固定用ねじ(本発明の第1のねじに対応する)、13は戸首用ガイド部材11の戸首部10bに対する変位を調整するための調整及び固定用ねじ(本発明の第2のねじに対応する)、14は戸首部10bが嵌挿される鴨居溝をそれぞれ示している。
戸首部10bには、その上端の一部に引戸の幅方向に伸長する取付け溝10cが設けられており、戸首用ガイド部材11はこの取付け溝10c内に取付けられている。
取付け溝10c及び戸首用ガイド部材11は、1枚の引戸10に対して本実施形態では2組設けられている。もちろん、取付け溝10c及び戸首用ガイド部材11を3組以上設けても良い。
図4は戸首用ガイド部材11の構造を示す、(A)左側面図、(B)平面図、(C)右側面図、(D)立面図、(E)図4(B)におけるE−E線断面図であり、図5は戸首用ガイド部材11の枢動動作を説明する平面図である。
戸首用ガイド部材11は、POM(ポリアセタール)樹脂等の樹脂材料、又は鉄、ステンレス鋼、真ちゅう、銅、アルミニウム等の金属材料によって一体成形されている。
図4に示すように、この戸首用ガイド部材11の中心軸上には、取付け時に固定用ねじ12が挿通する第1の貫通孔11aと、取付け時に調整及び固定用ねじ13が挿通する第2の貫通孔11bとが中心を合わせて設けられている。第1の貫通孔11aは丸孔であり、第2の貫通孔11bは第1の貫通孔11aと同心の円の一部に沿って引戸の幅方向(表裏方向)に伸長する長孔である。なお、これら第1の貫通孔11a及び第2の貫通孔11bの周囲には、座繰り部11c及び11dがそれぞれ形成されている。このような座繰り部11c及び11dを設けることによって、固定用ねじ12と調整及び固定用ねじ13とを締付け固定した際にそれらの頂部が戸首用ガイド部材11の上表面から飛び出ない。
第2の貫通孔11bの存在する領域11fは第1の貫通孔11aの存在する領域11eより大きな形状となっており、この領域11fの外周端11gは、鴨居溝14の両側壁14a及び14bに摺動する摺動面を構成している。
領域11fの外周端11gの平面形状は、円の一部をなしている。これにより、鴨居溝14の両側壁14a及び14bに接する戸首用ガイド部材11の2つの摺動面は、第1の貫通孔11aと同心に枢動した場合にも、常に、円の中心に対して対称な位置となる外周端となり、これら2つの摺動面間の距離は一定に保たれる。この2つの摺動面間の距離、従って領域11fの外周端11gを構成する円の直径は、鴨居溝14の両側壁14a及び14b間の長さと等しいか又はわずかに小さい値に選ばれる。また、この円の直径(2つの摺動面間の距離)は、戸首部10bの上端の幅より大きく設定される。
図5に示すように、固定用ねじ12と調整及び固定用ねじ13とを仮止めした状態で、戸首用ガイド部材11を第1の貫通孔11aと同心に枢動させることにより、調整及び固定用ねじ13が第2の貫通孔11bに沿って相対的に移動し、両摺動面を表裏方向(幅方向)の表方向に最大2mm、裏方向に最大2mm、計最大4mmだけ移動させることが可能となる。
引戸10の幅方向の位置調整は、このような戸首用ガイド部材11を用いて以下のように行われる。
戸首部10bに設けられた2つの取付け溝10c上にそれぞれ載置された2つの戸首用ガイド部材11の第1の貫通孔11aと第2の貫通孔11bとに固定用ねじ12と調整及び固定用ねじ13とをそれぞれ挿通し、軽く締付けた仮止め状態として戸首用ガイド部材11の可動状態を維持する。この状態で、固定用ねじ12を挿通した第1の貫通孔11aを中心として枢動させ、第2の貫通孔11bにおける調整及び固定用ねじ13の挿通位置を調整することによって、各摺動面の戸首部10bの側面(表面又は裏面)からの突出量を、換言すれば、2つの摺動面の戸首部10bに対する幅方向位置を調整する。その結果、鴨居溝14に対する戸首部10bの幅方向位置が調整されることとなる。幅方向位置が適正に調整された状態で、固定用ねじ12と調整及び固定用ねじ13とを堅固に締付け、戸首用ガイド部材11を戸首部10bに完全に固定する。このように鴨居溝14に対する戸首部10bの幅方向位置が調整されることにより、引戸本体10aに反りが生じた場合に、片引きの引戸では方立てと接触する、引違いの引戸では引戸同士が接触することを防止することができる。
このような戸首用ガイド部材11を用いることにより、簡単な作業で、引戸10の幅方向の位置調整が容易に行える。また、本実施形態の戸首用ガイド部材11の構造が簡易であるから、製造コストが安く、従ってこれを取付けた引戸10のコストをも低減化することができる。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
本発明の一実施形態として、引戸の一部を上面から見た平面図である。 図1の立断面を示すII−II線断面図である。 図1の側断面を示すIII−III線断面図である。 戸首用ガイド部材の構造を示す、(A)左側面図、(B)平面図、(C)右側面図、(D)立面図、(E)図4(B)におけるE−E線断面図である。 戸首用ガイド部材の枢動動作を説明する平面図である。
符号の説明
10 引戸
10a 引戸本体
10b 戸首部
10c 取付け溝
11 戸首用ガイド部材
11a 第1の貫通孔
11b 第2の貫通孔
11c、11d 座繰り部
11e、11f 領域
11g 外周端
12 固定用ねじ
13 調整及び固定用ねじ
14 鴨居溝
14a、14b 両側壁

Claims (8)

  1. 引戸の戸首部の上端に固着するための戸首用ガイド部材であって、第1のねじが挿通可能な第1の貫通孔と、第2のねじが挿通可能であり、前記第1の貫通孔を中心として枢動する際に前記第2のねじを案内する長孔形状を有する第2の貫通孔と、該第2の貫通孔の存在する領域の外周端に形成されており、前記戸首部が嵌挿される溝の両側壁に接してそれぞれ摺動する2つの摺動面とを備え、前記第2の貫通孔における前記第2のねじの挿通位置を調整することによって前記2つの摺動面の前記戸首部に対する幅方向位置を調整可能に構成されていることを特徴とする戸首用ガイド部材。
  2. 前記第2の貫通孔の存在する領域の外周端が、円の一部をなす平面形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の戸首用ガイド部材。
  3. 前記2つの摺動面が、前記外周端において、前記円の中心に対して対称な位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の戸首用ガイド部材。
  4. 前記2つの摺動面間の距離が、前記溝の両側壁間の距離と等しいか又はわずかに小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の戸首用ガイド部材。
  5. 前記2つの摺動面間の距離が、前記戸首部の上端の幅より大きいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の戸首用ガイド部材。
  6. 前記第2の貫通孔が、前記第1の貫通孔と同心の円の一部に沿って伸長していることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の戸首用ガイド部材。
  7. 前記第1の貫通孔及び前記第2の貫通孔の周囲に座繰り部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の戸首用ガイド部材。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の少なくとも2つの戸首用ガイド部材を前記第1のねじ及び前記第2のねじにより、前記戸首部に固着したことを特徴とする引戸。
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