JP5278369B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された内燃機関の制御装置に関する。
一般に、車両に搭載される内燃機関の制御装置は、内燃機関を構成するエンジンの出力軸としてのクランクシャフトの回転角を検出するクランク角センサによって生成されるクランク角信号に基づいて点火プラグの点火タイミングやインジェクタの燃料噴射タイミング等の制御タイミングを気筒ごとに計るための気筒判別を行うようになっている。
このような気筒判別を行う内燃機関の制御装置として、クランク角センサの故障等によりクランク角信号が正常に得られていない場合に、エンジンに設けられた吸気カムシャフトおよび排気カムシャフトの回転角をそれぞれ検出する吸気カム角センサおよび排気カム角センサによって生成される吸気カム角信号および排気カム角信号に基づいて、ECU(Electronic Control Unit)が気筒判別を実行するフェールセーフ状態となるものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この特許文献1に開示された内燃機関の制御装置においては、吸気カム角センサおよび排気カム角センサによってそれぞれ生成された吸気カム角信号および排気カム角信号をそれぞれ気筒判別信号とし、ECUが、一方の気筒判別信号の出力間に、他方の気筒判別信号の出力数が所定数以上ある気筒を特定気筒として判別し、この判別結果と気筒判別信号とに基づいて特定気筒以外の気筒を判別するようになっている。
これにより、特許文献1に開示された内燃機関の制御装置は、吸気カム角センサおよび排気カム角センサによってそれぞれ生成された吸気カム角信号および排気カム角信号のみで気筒判別を実行している。
また、特許文献2に開示された内燃機関の制御装置は、吸気カム角センサおよび排気カム角センサによってそれぞれ生成された吸気カム角信号および排気カム角信号をそれぞれ気筒判別信号とし、ECUが、この気筒判別信号を順次入力しつつ気筒判別信号入力間の周期を計測し、最新に計測された周期と前回に計測された周期との比と、最新に気筒判別信号を出力したセンサが吸気カム角センサであるか排気カム角センサであるかに基づいて特定気筒を判別し、この判別結果と気筒判別信号とに基づいて特定気筒以外の気筒を判別するようになっている。
これにより、特許文献2に開示された内燃機関の制御装置は、吸気カム角センサおよび排気カム角センサによってそれぞれ生成された吸気カム角信号および排気カム角信号のみで気筒判別を実行している。
特開2001−234794号公報 特開2001−234795号公報
しかしながら、このような従来の内燃機関の制御装置にあっては、内燃機関の回転に対する検出間隔がクランク角信号より長いカム角信号のみに基づいて気筒判別を行うため、内燃機関の回転速度が低い例えば内燃機関の始動中においては、特にエンジンの回転速度が不安定となり気筒判別の精度が悪くなる。このため、従来の内燃機関の制御装置にあっては、内燃機関を円滑に始動することができず、内燃機関の始動に時間がかかるといった課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、カム角センサから出力されるカム角信号のみに基づいて気筒判別を行う場合であっても、精度のよい気筒判別を行うことができ、内燃機関の始動にかかる時間を従来のものより短縮することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の制御装置は、上記目的を達成するため、(1)クランクシャフトの回転角を検出してクランク角信号を生成するクランク角センサと、カムシャフトの回転角を検出してカム角信号を生成するカム角センサと、が設けられた内燃機関の制御装置において、前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、前記内燃機関内の燃焼を停止させる燃焼停止手段と、前記内燃機関の気筒判別を実行する気筒判別手段と、を備え、前記回転速度検出手段は、前記クランク角信号が正常に得られている場合には、前記クランク角信号に基づいて前記内燃機関の回転速度を検出し、前記クランク角信号が正常に得られていない場合には、前記カム角信号に基づいて前記内燃機関の回転速度を検出し、前記燃焼停止手段は、前記クランク角信号が正常に得られていない場合には、前記クランク角信号が正常に得られている場合より高く予め定められた停止回転速度未満のときに前記内燃機関内の燃焼を停止させ、前記気筒判別手段は、前記クランク角信号が正常に得られていない場合には、前記クランク角信号が正常に得られている場合より高く、かつ、前記停止回転速度より高く予め定められた判別回転速度未満のときに前記気筒判別を停止するように構成されている。
この構成により、内燃機関の始動中にクランク角信号が正常に得られていない場合には、カム角信号に基づいて検出された内燃機関の回転速度が、クランク角信号が正常に得られている場合より高く予め設定された判別回転速度以上になるまでは、内燃機関の気筒判別が実行されないため、カム角信号のみに基づいて気筒判別を行う場合であっても、精度のよい気筒判別を行うことができる。したがって、本発明の内燃機関の制御装置は、カム角センサから出力されるカム角信号のみに基づいて気筒判別を行う場合であっても、内燃機関の始動にかかる時間を従来のものより短縮することができる。
また、内燃機関の始動後にクランク角信号が正常に得られていない場合には、カム角信号に基づいて検出された内燃機関の回転速度が、クランク角信号に基づいて検出された内燃機関の回転速度が正常に得られている場合より高く予め設定された停止回転速度未満になると燃焼停止処理を実行するため、燃焼停止処理を実行するか否かの判断が遅れてしまうことを防止することができる。
また、上記(1)の構成を有する内燃機関の制御装置において、(2)前記燃焼停止手段は、前記内燃機関が始動した後に前記内燃機関内の燃焼を停止させる場合には、前記内燃機関に対する燃料噴射および点火を停止させると共に、前記内燃機関に対する燃焼用空気の供給を予め定められた時間停止するようにしてもよい。
この構成により、内燃機関の始動中に内燃機関内の燃焼を停止させることができる。
また、上記(1)又は(2)の構成を有する内燃機関の制御装置において、(3)前記燃焼停止手段は、前記内燃機関の始動中に前記内燃機関内の燃焼を停止させる場合には、前記内燃機関に対する燃料噴射および点火を停止させるようにしてもよい。
この構成により、内燃機関が始動した後に内燃機関内の燃焼を停止させることができる。
本発明によれば、カム角センサから出力されるカム角信号のみに基づいて気筒判別を行う場合であっても、精度のよい気筒判別を行うことができ、内燃機関の始動にかかる時間を従来のものより短縮することができる内燃機関の制御装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る内燃機関の制御装置を搭載した車両の構成を示す機能ブロック図である。 図1に示すエンジンの概略断面図である。 図2に示すエンジンの概略斜視図である。 図3に示すエンジンのクランクシャフトに設けられたクランクロータの側面図である。 図3に示すエンジンに設けられたクランク角センサの検出信号を示すグラフである。 図3に示すエンジンの吸気カムシャフトに設けられた吸気カムロータの側面図である。 図3に示すエンジンに設けられた吸気カム角センサの検出信号を示すグラフである。 本発明の一実施の形態に係る内燃機関の制御装置の制御部分を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECUにおけるクランク角信号、吸気カム角信号およびクランクカウンタの関係を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECUの正常状態におけるエンジン制御動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECUによる燃焼停止処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECUのフェールセーフ状態におけるエンジン制御動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態における車両10は、動力源としてエンジン20と、エンジン20において発生した動力を伝達するとともに車両10の走行状態等に応じて変速比を変化させるトランスミッション30と、トランスミッション30から伝達された動力をドライブシャフト51L、51Rに分配するディファレンシャル機構40と、ドライブシャフト51L、51Rから伝達された動力により回転させられ、車両10を駆動させる駆動輪52L、52Rと、車両10の各部を統括的に制御するECU100と、を備えている。
図2に示すように、エンジン20は、内燃機関によって構成されており、シリンダブロック210と、シリンダブロック210の上部に固定されたシリンダヘッド220と、オイルを収納するオイルパン230とを備え、シリンダブロック210と、シリンダヘッド220とによって各気筒が形成されている。
なお、本実施の形態において、エンジン20は、直列4気筒のガソリンエンジンによって構成されているものとして説明するが、本発明においては、直列6気筒エンジン、V型6気筒エンジン、V型12気筒エンジンまたは水平対向6気筒エンジンなどの種々の型式のエンジンによって構成されていてもよい。ここで、図2に示すエンジン20は、直列に配置された4つの気筒のうちの1つの気筒21が図示されている。
気筒21には、ピストン211が往復動可能に収納され、シリンダブロック210、シリンダヘッド220およびピストン211によって、各気筒21の燃焼室201が形成されている。
なお、本実施の形態おいて、エンジン20は、ピストン211が2往復する間に吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなる一連の4行程を行う、4サイクルのガソリンエンジンによって構成されているものとして説明する。
また、エンジン20は、クランクシャフト213を備え、クランクシャフト213は、各気筒21に収納されたピストン211とコネクティングロッド212を介して連結されている。コネクティングロッド212は、ピストン211の往復動をクランクシャフト213の回転運動に変換するようになっている。
従って、エンジン20は、燃焼室201で燃料と空気との混合気を燃焼させることによりピストン211を往復動させ、コネクティングロッド212を介してクランクシャフト213を回転させることにより、トランスミッション30に動力を伝達するようになっている。なお、エンジン20に用いられる燃料は、ガソリンもしくは軽油等の炭化水素系の燃料またはエタノール等のアルコールとガソリンとを混合したアルコール燃料であってもよい。
エンジン20には、車外から流入した空気を清浄するエアクリーナ312と、清浄された空気を燃焼室201に導入するためにシリンダヘッド220に連結されている吸気管311と、燃焼室201に導入される空気の流量を調整するためのスロットルバルブ313と、スロットルバルブ313の開度を検出するスロットルセンサ135と、燃焼室201のなかで混合気の燃焼によって発生した排気ガスを車外に排出するためにシリンダヘッド220に連結されている排気管321と、排気ガス中の有害物質を酸化還元浄化するために排気管321に設けられた触媒コンバータ322と、が設けられている。
エアクリーナ312は、例えば、内部に収容した紙または合成繊維の不織布のフィルターにより、吸入空気中の異物を除去するようになっている。
スロットルバルブ313は、薄い円板状の弁体によって構成され、この弁体の中央にシャフトを備えている。スロットルバルブ313には、ECU100の制御に応じてシャフトを回動させることによって弁体を回動させ、吸気管311における空気の流量を変更するスロットルバルブアクチュエータ314が設けられている。
触媒コンバータ322は、一般に、排気ガスに含まれる未燃炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)および窒素酸化物(NOx)といった有害物質を効率的に除去することができる三元触媒を備えている。この三元触媒は、好ましくはNOx含有率の高い排気ガスからでも、NOxを効率的に除去する機能を有するものが用いられる。
シリンダヘッド220には、吸気管311と燃焼室201とを連通させる吸気ポート221と、燃焼室201と排気管321とを連通させる排気ポート222とが形成されている。
また、シリンダヘッド220には、吸気管311から燃焼室201への燃焼用空気の導入を制御するための吸気バルブ223と、燃焼室201から排気管321への排気ガスの排出を制御するための排気バルブ224と、燃焼室201内に燃料を噴射するためのインジェクタ225と、燃焼室201内の混合気に点火するための点火プラグ226と、が取り付けられている。
インジェクタ225は、ECU100によって制御されるソレノイドコイルおよびニードルバルブを有している。インジェクタ225には、所定の圧力で燃料が供給されている。インジェクタ225は、ECU100によってソレノイドコイルが通電されると、ニードルバルブを開いて、燃焼室201に燃料を噴射するようになっている。
点火プラグ226は、プラチナやイリジウム合金製の電極を有する公知の点火プラグによって構成されている。点火プラグ226は、ECU100によって電極が通電されることにより放電し、燃焼室201内の混合気に点火するようになっている。
図3に示すように、エンジン20には、シリンダヘッド220の上部に、吸気カムシャフト241および排気カムシャフト242が、回転可能に設けられている。
吸気カムシャフト241には、吸気バルブ223の上端に当接する吸気カム243が設けられている。吸気カムシャフト241が回転すると、吸気カム243が吸気バルブ223を開閉駆動し、吸気ポート221と燃焼室201との間が開閉されるようになっている。
排気カムシャフト242には、排気バルブ224の上端に当接する排気カム244が設けられている。排気カムシャフト242が回転すると、排気カム244が排気バルブ224を開閉駆動し、燃焼室201と排気ポート222との間が開閉されるようになっている。
吸気カムシャフト241の一端部には、吸気カムスプロケット245と、吸気カムシャフト241を吸気カムスプロケット245に対して回転させる吸気側回転位相コントローラ247と、が設けられている。
吸気側回転位相コントローラ247は、ECU100に制御されることにより、吸気カムシャフト241を吸気カムスプロケット245に対して回転させ、進角制御および遅角制御を行うことができるようになっている。
排気カムシャフト242の一端部には、排気カムスプロケット246と、排気カムシャフト242を排気カムスプロケット246に対して回転させる排気側回転位相コントローラ248と、が設けられている。
排気側回転位相コントローラ248は、ECU100に制御されることにより、排気カムシャフト242を排気カムスプロケット246に対して回転させ、進角制御および遅角制御を行うことができるようになっている。
クランクシャフト213の一端部には、クランクスプロケット249が設けられている。吸気カムスプロケット245、排気カムスプロケット246およびクランクスプロケット249には、タイミングベルト250が巻き掛けられている。タイミングベルト250は、クランクスプロケット249の回転を吸気カムスプロケット245および排気カムスプロケット246に伝達するようになっている。
従って、タイミングベルト250によって、クランクシャフト213の回転が、吸気カムシャフト241および排気カムシャフト242に伝達されることにより、吸気カムシャフト241および排気カムシャフト242に駆動される吸気バルブ223および排気バルブ224が、クランクシャフト213に同期して吸気ポート221および排気ポート222を開閉する。
また、エンジン20には、タイミングベルト250の経路を規制するテンショナ251が設けられている。テンショナ251は、吸気カムスプロケット245、排気カムスプロケット246およびクランクスプロケット249からタイミングベルト250が外れることを防止するために、タイミングベルト250に適度なテンションを与えるようになっている。
クランクシャフト213には、クランクシャフト213とともに回転するクランクロータ254が設けられている。車両10は、クランクロータ254の回転角を検出するためのクランク角センサ131を備えている。
図4に示すように、クランクロータ254は、外周に10°ごとに信号歯が設けられ、上死点検出用に2歯欠歯した部分が1箇所あり、全周で34歯の信号歯が設けられている。
クランク角センサ131は、磁気抵抗素子(MRE:Magnetic Resistance Element)を有するMREセンサによって構成されている。クランクシャフト213が回転すると、クランクロータ254に設けられた歯の山と谷により、クランク角センサ131にかかる磁界の方向、すなわち、磁気ベクトルが変化し、内部抵抗値が変化する。
クランク角センサ131は、図5に示すように、この抵抗値変化を電圧に変換した上で出力される波形と、閾値とを比較することによりHigh状態とLow状態とをとる矩形波に整形し、クランク角信号としてECU100に出力するようになっている。
また、クランク角センサ131は、クランクロータ254により、クランクシャフト213の回転角を10°ごとに検出させることができるとともに、クランクロータ254の欠歯した箇所により、クランクシャフト213の回転位置を検出させることができるようになっている。
図3において、クランクシャフト213の他端には、クランクシャフト213とともに回転するフライホイール258が設けられている。車両10は、エンジン20の始動時にフライホイール258を回転させるためのスタータ259を備えている。
フライホイール258は、リングギアによって構成されている。スタータ259は、バッテリを電源として駆動するモータと、モータによって回転されるピニオンギアとを有している。
スタータ259は、ECU100に制御されることにより、エンジン20の始動時にフライホイール258にピニオンギアを歯合させてモータを駆動させることにより、クランクシャフト213を回転させる一方で、エンジン20が始動した後には、フライホイール258からピニオンギアを離隔し、モータを停止するようになっている。
吸気カムシャフト241および排気カムシャフト242は、クランクシャフト213が2周する間に1周するようになっている。従って、クランクシャフト213の回転角を基準にし、吸気カムシャフト241および排気カムシャフト242の回転角をクランクシャフト213の回転角を示すクランクアングル(以下、「CA」と記載する)を用いて以下に説明する。
吸気カムシャフト241には、吸気カムシャフト241とともに回転する吸気カムロータ255が設けられている。また、排気カムシャフト242には、排気カムシャフト242とともに回転する排気カムロータ256が設けられている。車両10は、吸気カムロータ255および排気カムロータ256の回転角をそれぞれ検出するための吸気カム角センサ139および排気カム角センサ140を備えている。
図6に示すように、吸気カムロータ255は、外周に山と谷が形成されている。本実施の形態における吸気カムロータ255は、順に60°CAの谷、180°CAの山、180°CAの谷、60°CAの山、120°CAの谷、120°CAの山が形成されている。
吸気カム角センサ139は、クランク角センサ131と同様に構成され、図7に示すように、吸気カムシャフト241が回転すると、吸気カムロータ255に形成された山と谷に対応する矩形波を吸気カムシャフト241のカム角信号(以下、「G2In信号」という)としてECU100に出力するようになっている。
排気カムロータ256は、吸気カム角センサ139と同様に構成され、吸気カムロータ255と比較して60°CAずれた状態で、排気カムシャフト242に設けられている。
排気カム角センサ140は、吸気カム角センサ139と同様に構成され、排気カムシャフト242が回転すると、排気カムロータ256に形成された山と谷に対応する矩形波を排気カムシャフト242のカム角信号(以下、「G2Ex信号」という)としてECU100に出力するようになっている。
図8に示すように、ECU100の入力側には、クランク角センサ131、吸気カム角センサ139、排気カム角センサ140およびスロットルセンサ135に加え、スタータ259を駆動するためのスタートスイッチ134と、その他各種センサとが接続されている。
一方、ECU100の出力側には、インジェクタ225、点火プラグ226、スタータ259およびスロットルバルブアクチュエータ314等の制御対象とするデバイスが接続されている。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)および入出力インターフェース回路を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。このCPUがRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って動作することにより、ECU100は、車両10の各部を統括的に制御するようになっている。
ここで、本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECU100の構成について説明する。
ECU100は、正常状態と、フェールセーフ状態との何れか一方の状態をとるようになっている。ECU100は、クランク角センサ131から出力されるクランク角信号が正常に得られているか否かを判断するダイアグアプリケーションを常に実行するようになっている。
例えば、ダイアグアプリケーションは、G2In信号やG2Ex信号の各エッジ間に検出されるクランク角信号のエッジが予め定められた数より少ないとき、クランク角信号の信号レベルが予め定められた範囲から外れたときなどに、クランク角信号が正常に得られていないと判断するようになっている。
ECU100は、ダイアグアプリケーションによってクランク角信号が正常に得られていると判断された場合には、正常状態をとり、ダイアグアプリケーションによってクランク角信号が正常に得られていないと判断された場合には、フェールセーフ状態をとるようになっている。
ここで、ECU100の構成について正常状態と、フェールセーフ状態とに分けて説明する。
(正常状態)
正常状態において、ECU100は、図9に示すように、クランク角センサ131によって出力されたクランクシャフト213の10°ごとのクランク角信号の3歯分、すなわち、クランクシャフト213が30°回転したときに1カウントするクランクカウンタを生成するようになっている。
このクランクカウンタは、特定の気筒、例えば、タイミングベルト250に最も近い側の気筒(#1)におけるピストン211の上死点から次の上死点までを、ccrnk0〜ccrnk23としてカウントするようになっている。ECU100は、クランクカウンタのカウント周期に基づいてエンジン回転速度Neを算出するようになっている。このように、ECU100は、正常状態において、エンジン20の回転速度を検出する回転速度検出手段を構成する。
ここで、ECU100は、エンジン回転速度Neが予め定められた第1の停止回転速度Nes1未満の場合、すなわち、クランクカウンタが(Nes1/20)s以上カウントしなかった場合には、エンジン20の燃焼を停止させる処理(以下、単に「燃焼停止処理」という)を実行するようになっている。このように、ECU100は、正常状態において、エンジン20内の燃焼を停止させる燃焼停止手段を構成する。
例えば、第1の停止回転速度Nes1を10rpmと仮定すると、ECU100は、クランクカウンタが500ms以上カウントしなかった場合には、燃焼停止処理を実行するようになっている。
図8において、エンジン20の始動中に燃焼停止処理を実行する場合には、ECU100は、インジェクタ225による燃料噴射を停止させ、点火プラグ226による点火を停止させるようになっている。なお、エンジン20の始動中とは、スタートスイッチ134がオンにされたことによって、ECU100がスタータ259を制御し、スタータ259がフライホイール258を回転させている期間のことをいう。
一方、エンジン20が始動した後に燃焼停止処理を実行する場合には、ECU100は、エンジンストール処理を実行するようになっている。ここで、エンジンストール処理を実行する場合には、ECU100は、インジェクタ225による燃料噴射を停止させ、点火プラグ226による点火を停止させ、スロットルバルブアクチュエータ314によりスロットルバルブ313を予め定められた時間閉止させ、エンジン20に対する燃焼用空気の供給を停止する。
また、ECU100は、クランクカウンタのカウント値に基づいて、点火プラグ226の点火タイミングやインジェクタ225の燃料噴射タイミング等の制御タイミングを気筒ごとに計るための気筒判別を行うようになっている。このように、ECU100は、正常状態において、エンジン20の気筒判別を実行する気筒判別手段を構成する。
ただし、エンジン20が極低回転時のときは、一般的にエンジン回転速度が不安定になり、気筒判別の精度が悪くなるため、ECU100は、エンジン回転速度Neが予め定められた第1の判別回転速度Ned1未満の場合には、気筒判別を停止するようになっている。ここで、第1の判別回転速度Ned1は、第1の停止回転速度Nes1より高く予め定められている。例えば、第1の判別回転速度Ned1は、第1の停止回転速度Nes1を10rpmと仮定すると、15rpm程度に定められる。
気筒判別が停止すると、インジェクタ225および点火プラグ226がECU100によって制御されなくなり、インジェクタ225による燃料噴射、および、点火プラグ226による点火が停止されるため、エンジン20内の燃焼が停止し、エンジン20が円滑に停止する。
また、ECU100は、図9に示すように、吸気カム角センサ139から出力されたG2In信号の180°CAごとの有効エッジを検出するようになっている。なお、正常状態におけるG2In信号の有効エッジは、クランクカウンタのカウント値ccrnk2、8、14、20にそれぞれ同期するものとする。
また、ECU100は、フェールセーフ状態となったときに備えて、検出した有効エッジをカウントするカムカウンタを生成するようになっている。本実施の形態において、ECU100は、G2In信号の有効エッジをカウントするカムカウンタ(以下、「G2Inカウンタ」という)を生成するようになっている。すなわち、正常状態において、G2Inカウンタは、クランクカウンタのカウント値ccrnk2、8、14、20にそれぞれ同期して、カウント値ccam0、1、2、3を繰り返し計数することになる。
(フェールセーフ状態)
フェールセーフ状態において、ECU100は、クランクカウンタのカウント値に代えて、G2In信号の180°CAごとの有効エッジに基づいてエンジン回転速度Neを算出するようになっている。このように、ECU100は、フェールセーフ状態において、エンジン20の回転速度を検出する回転速度検出手段を構成する。
ECU100は、クランク角信号が正常に得られていない場合には、クランク角信号が正常に得られている場合より高く予め定められた停止回転速度未満のときにエンジン20の燃焼を停止させるようになっている。
具体的には、ECU100は、エンジン回転速度Neが第1の停止回転速度Nes1より高く予め定められた第2の停止回転速度Nes2未満の場合には、燃焼停止処理を実行するようになっている。すなわち、ECU100は、G2In信号の有効エッジが(Nes2/20)s以上検出されなかった場合には、燃焼停止処理を実行するようになっている。このように、ECU100は、フェールセーフ状態において、エンジン20内の燃焼を停止させる燃焼停止手段を構成する。
なお、ECU100は、G2In信号の180°CAごとの有効エッジに基づいて算出されたエンジン回転速度Neが第1の停止回転速度Nes1未満の場合に、燃焼停止処理を実行するようにすると、30°CAごとにカウントするクランクカウンタに基づいてエンジン回転速度Neを算出する正常状態と比較して、エンジン回転速度Neが第1の停止回転速度Nes1未満であるか否かを判断するために6倍の時間がかかってしまう。
このため、第2の停止回転速度Nes2は、第1の停止回転速度Nes1より高く予め定められている。具体的には、燃焼停止処理を実行するか否かを判断する時間を正常状態における時間と同じにする場合には、第2の停止回転速度Nes2は、第1の停止回転速度Nes1の6倍に定められる。
例えば、第1の停止回転速度Nes1を10rpmと仮定すると、第2の停止回転速度Nes2は、60rpmとなり、ECU100は、G2In信号の有効エッジを500ms以上カウントしなかった場合に、燃焼停止処理を実行するようになる。
また、ECU100は、フェールセーフ状態となったときに、有効エッジに基づいたフェールセーフ用の擬似的なクランクカウンタ(以下、単に「F/S用クランクカウンタ」という)を生成するようになっている。
ここで、ECU100は、G2In信号における180°CAの最新の有効エッジ区間を6逓倍することによって、F/S用クランクカウンタを30°CAごとに1カウントさせ、G2In信号の各有効エッジでF/S用クランクカウンタのカウント値ccrnk2、8、14、20がそれぞれ同期するようにカウント値を調整するようになっている。
なお、F/S用クランクカウンタの初期値は、G2Inカウンタのカウント値に基づいて決定される。すなわち、ダイアグアプリケーションによってクランク角信号が正常に得られていないと判断された後に、G2Inカウンタのカウント値がccam0となったときに、F/S用クランクカウンタの初期値は、ccrnk2に設定され、G2Inカウンタのカウント値がccam1となったときに、F/S用クランクカウンタの初期値は、ccrnk8に設定され、G2Inカウンタのカウント値がccam2となったときに、F/S用クランクカウンタの初期値は、ccrnk14に設定され、G2Inカウンタのカウント値がccam3となったときに、F/S用クランクカウンタの初期値は、ccrnk20に設定される。
ECU100は、F/S用クランクカウンタのカウント値に基づいて、気筒判別を行うようになっている。このように、ECU100は、フェールセーフ状態において、エンジン20の気筒判別を実行する気筒判別手段を構成する。
ここで、エンジン20が極低回転時のときは、クランク角信号より間隔が長いカム角信号の有効エッジに基づいて気筒判別が行われるため、正常状態にあるときよりも気筒判別の精度がさらに悪くなる。このため、クランク角信号が正常に得られていない場合には、クランク角信号が正常に得られている場合より高く、かつ、第2の停止回転速度Nes2より高く予め定められた第2の判別回転速度Ned2未満のときに気筒判別を停止するようになっている。
すなわち、ECU100は、エンジン回転速度Neが第1の判別回転速度Ned1および第2の停止回転速度Nes2より高く予め定められた第2の判別回転速度Ned2未満の場合には、気筒判別を停止するようになっている。ここで、第2の停止回転速度Nes2を60rpmと仮定すると、第2の判別回転速度Ned2は、例えば、90rpm程度に設定される。
図10は、ECU100による正常状態におけるエンジン制御動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ECU100は、クランク角信号に基づいてエンジン回転速度Neを算出する(ステップS1)。次に、ECU100は、エンジン回転速度Neが第1の停止回転速度Nes1未満であるか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、エンジン回転速度Neが第1の停止回転速度Nes1未満でないと判断した場合には、ECU100は、エンジン回転速度Neが第1の判別回転速度Ned1未満であるか否かを判断する(ステップS3)。
ここで、エンジン回転速度Neが第1の判別回転速度Ned1未満でないと判断した場合には、ECU100は、気筒判別を実行する(ステップS4)。一方、エンジン回転速度Neが第1の判別回転速度Ned1未満であると判断した場合には、ECU100は、気筒判別を停止する(ステップS5)。
ステップS2において、エンジン回転速度Neが第1の停止回転速度Nes1未満であると判断した場合には、ECU100は、燃焼停止処理を実行する(ステップS6)。燃焼停止処理において、ECU100は、図11に示すように、まず、インジェクタ225による燃料の噴射を停止させ(ステップS11)、点火プラグ226による点火を停止させる(ステップS12)。
ここで、ECU100は、エンジン20の始動中でない場合には(ステップS13)、スロットルバルブアクチュエータ314によりスロットルバルブ313を予め定められた時間閉止させる(ステップS14)。
図12は、ECU100によるフェールセーフ状態におけるエンジン制御動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ECU100は、カム角信号に基づいてエンジン回転速度Neを算出する(ステップS21)。次に、ECU100は、エンジン回転速度Neが第2の停止回転速度Nes2未満であるか否かを判断する(ステップS22)。
ここで、エンジン回転速度Neが第2の停止回転速度Nes2未満でないと判断した場合には、ECU100は、エンジン回転速度Neが第2の判別回転速度Ned2未満であるか否かを判断する(ステップS23)。
ここで、エンジン回転速度Neが第2の判別回転速度Ned2未満でないと判断した場合には、ECU100は、気筒判別を実行する(ステップS24)。一方、エンジン回転速度Neが第2の判別回転速度Ned2未満であると判断した場合には、ECU100は、気筒判別を停止する(ステップS25)。ステップS22において、エンジン回転速度Neが第2の停止回転速度Nes2未満であると判断した場合には、ECU100は、図11を用いて説明した燃焼停止処理を実行する(ステップS26)。
以上のように、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECU100は、エンジン20の始動中にクランク角信号が正常に得られていない場合には、カム角信号に基づいて検出されたエンジン20の回転速度Neが、クランク角信号が正常に得られている場合より高く予め設定された第2の判別回転速度Ned2以上になるまでは、エンジン20の気筒判別が実行されないため、カム角センサから出力されるカム角信号のみに基づいて気筒判別を行う場合であっても、精度のよい気筒判別を行うことができる。
したがって、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECU100は、カム角センサから出力されるカム角信号に基づいて気筒判別を行う場合に、エンジン20の始動にかかる時間を従来のものより短縮することができる。
また、正常状態の場合には、クランクカウンタの30°CA毎のカウント周期に基づいてエンジン回転速度Neを算出するのに対し、フェールセーフ状態の場合には、G2In信号の180°CAごとの有効エッジに基づいてエンジン回転速度Neを算出すると、燃焼停止処理を実行するか否かの判断が遅れてしまう。
これに対し、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECU100は、エンジン20の始動後にクランク角信号が正常に得られていない場合には、カム角信号に基づいて検出されたエンジン20の回転速度Neが、クランク角信号が正常に得られている場合より高く予め設定された停止回転速度Nes2未満になると燃焼停止処理を実行するため、燃焼停止処理を実行するか否かの判断が遅れてしまうことを防止することができる。
すなわち、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置を構成するECU100は、フェールセーフ状態であっても、エンジンストール処理を実行するか否かの判断が通常状態にあるときよりも遅れてしまうことを防止することができる。
なお、本実施の形態において、クランク角センサ131がMREセンサによって構成されている例について説明したが、本発明において、クランク角センサ131は、公知の電磁ピックアップコイル(MPU:Magnet Pick Up coil)を有するMPUセンサと、交流電流を矩形波に整形する波形整形回路とによって構成されていてもよい。
また、本実施の形態において、吸気カムロータ255は、図6に示したように、順に60°CAの谷、180°CAの山、180°CAの谷、60°CAの山、120°CAの谷、120°CAの山が形成されているものとして説明したが、本発明において、吸気カムロータ255は、720°CAを等分する有効エッジが得られる形状であれば図6に示した形状でなくともよい。
また、本実施の形態において、ECU100は、フェールセーフ状態において、G2In信号の有効エッジに基づいてエンジン回転速度Neを算出し、気筒判別するものとして説明したが、本発明において、ECU100は、G2Ex信号の有効エッジに基づいてエンジン回転速度Neを算出し、気筒判別するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る内燃機関の制御装置は、カム角センサから出力されるカム角信号のみに基づいて気筒判別を行う場合であっても、精度のよい気筒判別を行うことができ、内燃機関の始動にかかる時間を従来のものより短縮することができるという効果を有するものであり、内燃機関の制御装置全般に有用である。
10 車両
20 エンジン
21 気筒
100 ECU(回転速度検出手段、燃焼停止手段、気筒判別手段)
131 クランク角センサ
134 スタートスイッチ
135 スロットルセンサ
139 吸気カム角センサ
140 排気カム角センサ
201 燃焼室
211 ピストン
213 クランクシャフト
221 吸気ポート
222 排気ポート
223 吸気バルブ
224 排気バルブ
225 インジェクタ
226 点火プラグ
230 オイルパン
241 吸気カムシャフト
242 排気カムシャフト
243 吸気カム
244 排気カム
254 クランクロータ
255 吸気カムロータ
256 排気カムロータ
258 フライホイール
259 スタータ
311 吸気管
313 スロットルバルブ
314 スロットルバルブアクチュエータ
321 排気管

Claims (3)

  1. クランクシャフトの回転角を検出してクランク角信号を生成するクランク角センサと、カムシャフトの回転角を検出してカム角信号を生成するカム角センサと、が設けられた内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記内燃機関内の燃焼を停止させる燃焼停止手段と、
    前記内燃機関の気筒判別を実行する気筒判別手段と、を備え、
    前記回転速度検出手段は、前記クランク角信号が正常に得られている場合には、前記クランク角信号に基づいて前記内燃機関の回転速度を検出し、前記クランク角信号が正常に得られていない場合には、前記カム角信号に基づいて前記内燃機関の回転速度を検出し、
    前記燃焼停止手段は、前記クランク角信号が正常に得られていない場合には、前記クランク角信号が正常に得られている場合より高く予め定められた停止回転速度未満のときに前記内燃機関内の燃焼を停止させ、
    前記気筒判別手段は、前記クランク角信号が正常に得られていない場合には、前記クランク角信号が正常に得られている場合より高く、かつ、前記停止回転速度より高く予め定められた判別回転速度未満のときに前記気筒判別を停止することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記燃焼停止手段は、前記内燃機関の始動中に前記内燃機関内の燃焼を停止させる場合には、前記内燃機関に対する燃料噴射および点火を停止させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記燃焼停止手段は、前記内燃機関が始動した後に前記内燃機関内の燃焼を停止させる場合には、前記内燃機関に対する燃料噴射および点火を停止させると共に、前記内燃機関に対する燃焼用空気の供給を予め定められた時間停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
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