JP5277148B2 - ブラウザシステム - Google Patents

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Description

本発明はブラウザシステムに係り、特に携帯電話等の携帯端末でフルブラウザを実現するブラウザシステムに関する。
従来、携帯電話やスマートフォン等の携帯端末でウェブサイトを閲覧する場合、携帯端末向けのサイト(chtml)を作る必要があったが、近年、パーソナルコンピュータ(PC)用に作成されたウェブページを見ることができるフルブラウザ機能に対応した携帯端末が多く発売されるようになった。
しかし、フルブラウザに対応していない携帯端末からは、未だにPC用に作成されたウェブページを閲覧することができなかったり、フルブラウザは、通信する情報量が多いため、通信速度が遅かったり、通信費がかかるという問題がある。また、携帯端末搭載のウェブブラウザに関しても、機種に依存する固有の仕様などから、ウェブページがPCで表示されるものとは異なる形で表示される問題がある。
このような課題を解決するために、ウェブページのブラウザ領域をサーバ側でレンダリングし、レンダリングされたページを画像化し、画像中のリンクの情報とともに携帯端末に配信するという方法が提案されている(特許文献1、2)。
その一方、携帯端末上で、企業内の書類や電子掲示板などをセキュアに閲覧するためのサービスが広く普及している。これらのサービスは、移動時間などの空いた時間にちょっとした業務をこなすことができるなど非常に便利なものとして支持が高い。
しかし、これらの多くは、携帯端末上にデータを貯めずに都度ネットワークからデータをダウンロードして閲覧することでセキュリティを確保しているため、地下鉄などネットワークが不通な場所では使用できないという問題がある。
このような問題を解決するため、ネットワーク不通時から復旧した際のデータ再取得、ネットワーク不通の予知に関する技術開発も多くなされている。
特許文献3には、サーバからデータを取得して閲覧する携帯端末において、ユーザの利用の予測に基づいて予めサーバから所定のデータをキャッシュデータとして保存しておき、ネットワーク不通時に携帯端末で閲覧された情報に関する更新情報があった場合に、ネットワーク復旧後に携帯端末に更新された情報を送ってキャッシュを更新する通信システムが開示されている。
特許文献4には、携帯端末の位置情報を通信圏外通知サーバに送付し、通信圏外通知サーバは自身の持つマップデータベースに基づいて携帯端末の移動位置が通信圏外と推測される際に通信圏外通知を携帯端末へ送付する移動通信システムが開示されている。
特開2004−220260号公報 特開2006−155333号公報 特開2008−199402号公報 特開2004−364223号公報
しかしながら、特許文献3に記載の発明は、ユーザの利用の予測に基づいて所要の情報を常時取得して保存するため、利用されない情報も保存され、通信量が増加するという問題がある。また、ユーザが欲しい情報は必ずしもネットワーク不通時に更新された情報とは限らず、また取得したキャッシュが携帯端末上に残るため、セキュリティ的な懸念がある。
特許文献4に記載の発明は、携帯端末が通信圏外に入ることを予測し、その旨をユーザに伝えるものであり、サーバに保存されている情報を携帯端末により閲覧するシステムではない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、サーバと通信して所望の情報を携帯端末で閲覧する際に、通信圏外でもユーザが所望とするブラウザ領域を閲覧することができるとともに、通信量の最適化を図ることができるブラウザシステムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、サーバと、該サーバと通信して所望の情報を閲覧する携帯端末とからなるブラウザシステムにおいて、前記サーバは、前記携帯端末からURL(Uniform Resource Locator)で指定されたページの指定されたブラウザ領域を示す情報を受信する第1の受信手段と、前記携帯端末が通信圏外となることを予測する通信圏外予測手段と、前記通信圏外予測手段により前記携帯端末が通信圏外となることが予測されると、その後、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域を予測するブラウザ領域予測手段と、前記受信したブラウザ領域を示す情報に基づいて対応するブラウザ領域を画像に変換して前記携帯端末に配信する配信手段であって、前記通信圏外予測手段により前記携帯端末が通信圏外となることが予測されると、前記ブラウザ領域予測手段により予測されたブラウザ領域を画像に変換し、該画像を前記携帯端末に配信する配信手段と、を備え、前記携帯端末は、前記配信手段から前記ブラウザ領域の画像を受信する第2の受信手段と、前記配信手段により配信されたブラウザ領域の画像を一時的にキャッシュとして保存する一時保存手段と、前記URLで指定されたページのブラウザ領域の指定を受け付ける入力手段と、前記入力手段により入力されたブラウザ領域を示す情報を前記サーバに送信する送信手段と、前記携帯端末が通信圏内にある場合には、前記入力したブラウザ領域を示す情報に基づいて該ブラウザ領域の画像を前記サーバから取得し、前記携帯端末が通信圏外にある場合には、前記入力したブラウザ領域を示す情報に基づいて該ブラウザ領域の画像を前記一時保存手段から取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得したブラウザ領域の画像を表示する表示手段と、を備え、前記ブラウザ領域は、該ブラウザ領域を含むページ全体を複数の領域に分割した分割領域のうちの1つ又は複数の領域であり、前記配信手段は、前記指定するブラウザ領域を画像に変換して配信するとともに、前記通信圏外予測手段により前記携帯端末が通信圏外となることが予測されると、前記指定するブラウザ領域の近傍のブラウザ領域を画像に変換して配信することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、携帯端末が通信圏外に入ることが予測されると、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域を予測して携帯端末内に一時的にキャッシュとして保存しておき、携帯端末が通信圏内にある場合には、都度所望のブラウザ領域の画像をサーバから取得し、携帯端末が通信圏外にある場合には、キャッシュとして保存した予測したブラウザ領域の画像から取得して表示する。これにより、地下鉄などの通信状態が安定しない場所でもユーザが所望とするブラウザ領域を継続して閲覧することができるようにしている。また、携帯端末が通信圏内にある場合には、現在閲覧している最小限のブラウザ領域の画像のみを取得するため、通信量を少なくすることができるとともに、表示までの通信時間を短縮することがでる。更に、フルブラウザ機能に対応していない携帯端末でもフルブラウザを実現することができる。
請求項2に示すように請求項1に記載のブラウザシステムにおいて、前記携帯端末は、該携帯端末の位置を取得する位置情報取得手段を有し、前記送信手段は、前記取得した位置情報を前記サーバに送信し、前記サーバの通信圏外予測手段は、通信圏外の領域を示す地図情報を記憶する地図情報記憶手段を有し、前記第1の受信手段を介して受信した前記携帯端末の位置情報の履歴と、前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて前記携帯端末が通信圏外となることを予測することを特徴としている。
前記位置情報取得手段としては、携帯端末に搭載されているGPS装置(Global Positioning System)を適用することができる。この位置情報取得手段により得られる携帯端末の位置情報の履歴と通信圏外の領域を示す地図情報とから、所定時間後に通信圏外に入ることを予測することができる。
請求項3に示すように請求項2に記載のブラウザシステムにおいて、前記サーバの通信圏外予測手段は、前記携帯端末の位置情報の履歴と、前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて前記携帯端末が通信圏外に滞在する時間を予測する手段を有し、前記ブラウザ領域予測手段は、前記予測した通信圏外の滞在時間に応じて、前記一時保存手段にキャッシュとして保存するブラウザ領域の画像量を決定し、前記予測するブラウザ領域の画像の画像量が、前記決定した画像量になるように予測することを特徴としている。
これにより、適切な画像量のブラウザ領域の画像をキャッシュとして保存することができ、キャッシュ領域の効率的な利用と通信量の最適化が可能になる。
請求項4に示すように請求項1に記載のブラウザシステムにおいて、前記通信圏外予測手段は、前記携帯端末が前記サーバと通信する際に使用する基地局の位置を取得する基地局位置取得手段を有し、前記基地局位置取得手段により取得された基地局の位置に基づいて該携帯端末が通信圏外となることを予測することを特徴としている。携帯端末が通信を行っている基地局の位置により携帯端末の位置(場所)を検知することができる。例えば、携帯端末が、地下鉄の駅に設置されている基地局と通信している際には、今後通信圏外に入ることを予測することができる。
請求項5に示すように請求項1に記載のブラウザシステムにおいて、前記通信圏外予測手段は、前記携帯端末と前記サーバとの通信時における電波強度が予め設定された閾値を下回ったとき、又は該電波強度が予め設定された閾値を下回る時間が一定の時間を越えたときに該携帯端末が通信圏外となることを予測することを特徴としている。
請求項6に示すように請求項1から5のいずれかに記載のブラウザシステムにおいて、前記一時保存手段に予測したブラウザ領域の画像が保存された後、前記携帯端末が通信圏内となり、かつ前記通信圏外予測手段により前記携帯端末が通信圏外となることが予測されない場合には、前記一時保存手段に保存された前記予測されたブラウザ領域の画像を削除する削除手段を備えたことを特徴としている。これにより、閲覧しようとするブラウザ領域の画像が携帯端末に残らないようにし、高いセキュリティレベルを確保するようにしている。
請求項7に示すように請求項1から6のいずれかに記載のブラウザシステムにおいて、前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像サイズは、前記携帯端末の表示手段の表示サイズに対応するサイズであることを特徴としている。
請求項8に示すように請求項7に記載のブラウザシステムにおいて、前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像を1枚のキャッシュ画像とし、前記通信圏外予測手段は、前記ページが最大倍率で閲覧されている場合に現在閲覧されている分割領域から該ページの左下の分割領域に向かって走査する順番で取得される所定枚数のキャッシュ画像を、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域として予測することを特徴としている。
請求項9に示すように請求項7に記載のブラウザシステムにおいて、前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像を1枚のキャッシュ画像とし、前記通信圏外予測手段は、前記ページが低倍率で閲覧されている場合に現在閲覧されている分割領域のうちの左上の分割領域から左下の分割領域に向かって走査する順番で取得される所定枚数のキャッシュ画像を、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域として予測することを特徴としている。
請求項8、9に係る発明によれば、ページを順次閲覧する方向にブラウザ領域の画像をキャッシュとして保存することができ、あるブラウザ領域の画像(キャッシュ画像)を閲覧しているときに、携帯端末が通信圏外となっても、そのキャッシュ画像の後続のブラウザ領域のキャッシュ画像を継続して閲覧することができる。
請求項10に示すように請求項7に記載のブラウザシステムにおいて、前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像を1枚のキャッシュ画像とし、前記通信圏外予測手段は、前記ページ内の既に閲覧した分割領域を除いた分割領域から取得される所定枚数のキャッシュ画像を、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域として予測することを特徴としている。これにより、ユーザがまだ閲覧していないブラウザ領域を優先的に取得することができる。
請求項11に示すように請求項7に記載のブラウザシステムにおいて、前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像を1枚のキャッシュ画像とし、前記通信圏外予測手段は、前記ページ内の現在の閲覧している分割領域を除いた分割領域及び該ページからのアクセス数が多いページから取得される所定枚数のキャッシュ画像を、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域として予測することを特徴としている。これにより、多くのユーザが閲覧しているブラウザ領域を優先的にキャッシュとして保存することができる。
請求項12に示すように請求項3に記載のブラウザシステムにおいて、前記配信手段は、前記一時保存手段にキャッシュとして保存させるブラウザ領域の画像量が所定の閾値を越える場合には、該ブラウザ領域の画像の圧縮率を高くし、又は色数を減少させたブラウザ領域の画像を配信することを特徴としている。これにより、キャッシュとして保存するブラウザ領域のキャッシュ画像の枚数が多くなっても、通信量、画像サイズが過大にならないようにすることができる。
本発明によれば、携帯端末が通信圏外に入ることが予測されると、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域を予測して携帯端末内に一時的にキャッシュとして保存しておき、携帯端末が通信圏内にある場合には、逐次サーバからブラウザ領域の画像を取得することができ、携帯端末が通信圏外にある場合には、キャッシュとして保存した予測したブラウザ領域の画像を取得することができる。これにより、通信圏外でもユーザが所望とするブラウザ領域を閲覧することができるとともに、携帯端末が通信圏内にある場合にはブラウザ領域の閲覧に必要な情報だけを取得することにより通信量を最小限にすることができる。
PCの表示部を用いてウェブページを閲覧する場合と同様に、携帯電話の表示部を用いてWebページの閲覧しているイメージを示す図である。 本発明に係るブラウザシステムの実施形態を示すシステム構成図である。 前記ブラウザシステムを構成する携帯電話及び処理サーバの内部構成を示すブロック図である。 本発明に係るブラウザシステムの基本動作を示すフローチャートである。 ブラウザ領域の画像をキャッシュとして携帯電話のキャッシュメモリに保存する場合の処理手順を示すフローチャートである。 (A)〜(C)はそれぞれ画面全体、4分割及び16分割したWebページを示す図である。 Webページからキャッシュ画像を取得する順番の例1を示す図である。 Webページから取得するキャッシュ画像の取得順番の例2を示す図である。 Webページから取得するキャッシュ画像の取得順番の例3を示す図である。 Webページから取得するキャッシュ画像の取得順番の例4を示す図である。 ブラウザ領域の画像をキャッシュとして携帯電話のキャッシュメモリに保存する場合の処理手順を示すフローチャートである。
図1は、PC1の表示部2を用いてウェブページを閲覧する場合と同様に、携帯端末(この実施携帯では、携帯電話)10の表示部13を用いてWebページの閲覧しているイメージを示す図である。
図1に示すように、この携帯電話10は、PC1と同様にフルブラウザの実現が可能なものである。
以下、添付図面に従って本発明に係るブラウザシステムの実施の形態について説明する。
〔システム構成〕
図2は本発明に係るブラウザシステムの実施形態を示すシステム構成図である。
このブラウザシステムは、主として携帯電話10と、インターネット50に接続された処理サーバ20、外部のWebサーバ30とから構成され、携帯電話10と処理サーバ20とは、基地局42、携帯電話ネットワーク40、携帯キャリア(図示せず)及びインターネット50を介して相互に通信できるようになっている。
尚、処理サーバ20は、インターネット50に限らず、企業内のイントラネット等の他のネットワークに接続されたものでもよく、また、Webサーバ30を兼用するものでもよい。また、本システムは、携帯電話10に限らず、スマートフォン、PHS、携帯情報端末(PDA)等の他の携帯端末にも適用でき、携帯電話ネットワーク40に限らず、無線LANを介して通信を行う場合にも適用できる。
図3は携帯電話10、処理サーバ20及びWebサーバ30の内部構成を示すブロック図である。
<携帯電話>
図3に示すように携帯電話10は、主として通信部11、処理部12、表示部13、入力部14、位置情報取得部15、ROM16及びキャッシュメモリ17から構成されている。尚、通常の携帯電話として機能するためのマイクやスピーカ等も設けられているが、図3では省略されている。
処理部12は、入力部14から入力される操作信号に基づき所定の制御プログラムに従って携帯電話10の全体を統括制御する部分で、CPUなどが考えられる。ROM16には、携帯電話10を動作させるための制御プログラム、及び本発明に係るブラウザ用のアプリケーションソフト等が記憶されており、処理部12は制御プログラムやアプリケーションソフトに従って所要の演算を行うとともに各部を制御する。尚、ROM16は、例えばフラッシュROMで構成することができる。
キャッシュメモリ17は、処理部12による演算作業領域、及び携帯電話10により閲覧するブラウザ領域の情報(画像)の一時記憶領域として利用され、例えば、揮発性メモリにより構成されている。
入力部14は、テンキー、マルチファンクションの十字キー、実行キー、キャンセルキー、あるいはタッチパネル等で構成されている。
位置情報取得部15は、例えば、GPS装置(Global Positioning System)により構成されており、携帯電話10の現在位置を測位し、その現在位置(緯度、経度、高度)及び時刻のGPS情報を取得する。取得されたGPS情報は、アプリケーションソフト上で、ユーザの現在位置を示す情報として使用される。
表示部13は、カラー液晶表示器で構成されており、各種設定操作を行なう際のユーザインターフェースとして利用されるとともに、テキストや画像等の閲覧する情報を表示する表示器として利用される。
通信部11は、基地局42を介して無線通信することにより、他の携帯電話やインターネット50上の処理サーバ20と通信を行う。
<処理サーバ>
処理サーバ20は、外部のWebサーバ30のWebサイトを携帯電話10でフルブラウザ可能にするための中継サーバであり、主として通信部21、処理部22、画像変換部23、ユーザインターフィース(UI)解析部24、データベース(DB)25、携帯機種判断部26、電波状況判断部27等から構成されている。
処理部22は、サーバ上で動作する情報配信などのプログラムが動作する部分で、サーバ20の全体を統括制御するCPUなどが考えられる。
画像変換部23は、携帯電話10からの閲覧要求に応じて、通信部21を介してWebサーバ30から取得した、HTML等で記述されたWebページを含む様々なフォーマットのWebコンテンツを、各種の携帯電話で閲覧可能な画像(例えば、ビットマップ形式の画像)に変換する部分である。
UI情報解析部24は、取得したWebコンテンツを解析し、リンクやフォームなどのUI情報を取得し、メタデータ化する部分である。尚、この詳細については後述する。
DB25は、ユーザが閲覧しているWebコンテンツ(Webページ)の閲覧状況や、過去に利用したWebページの利用状況(閲覧回数等)を記録管理する。
携帯機種判断部26は、通信している携帯電話から受信する情報に基づいて本システムを利用する携帯電話の機種を判断する部分で、ここで判断される携帯機種の情報は、携帯電話の機能(例えば、表示画面サイズ、通信速度、キャッシュメモリの容量等)に応じたサービスを行うために使用される。
電波状況判断部27は、携帯電話の通信圏外の領域を示す地図情報を、携帯電話のキャリア等に応じて記憶する記憶部を有し、携帯電話10から受信するGPS情報と、前記地図情報とに基づいて現在通信している携帯電話10が通信圏外になるかどうかを予測する通信圏外予測手段として機能する。例えば、携帯電話10の位置が、通信圏外の領域に接近している場合には、一定時間経過後に通信圏外になる可能性があるため、通信圏外になると予測することができる。また、GPS情報の履歴から移動速度及び移動方向を求め、現在の位置から一定時間経過後の移動予測位置に基づいて通信圏外になるか否かを予測してもよい。この場合には、より精度の高い通信圏外の予測ができる。
通信部21は、携帯電話10の通信部11、及びWebサーバ30の通信部31との間で情報のやり取りなどの通信を行うための手段である。
〔本システムの動作〕
次に、本システムの基本動作について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
本発明に係る処理の大前提としてユーザによる情報の閲覧がある。ユーザによって閲覧される情報は、外部のWebサーバ30に保存されているWebコンテンツであるが、これに限らず、企業内のサーバの各種文書、電子掲示板などが考えられる。
まず、携帯電話10からWebサーバ30上の所望のWebコンテンツ(この実施形態では、Webページ)の場所を示すURL(Uniform Resource Locator)を処理サーバ20に送信する(ステップS1)。
処理サーバ20は、携帯電話10からURLを受信すると(ステップS2)、このURLをWebサーバ30に送信する(ステップS3)。Webサーバ30は、処理サーバ20からURLを受信すると(ステップS4)、受信したURLに対応するWebコンテンツを処理サーバ20に送信する(ステップS5)。
処理サーバ20は、Webサーバ30からWebコンテンツを受信すると(ステップS6)、受信したWebコンテンツを解析し(ステップS7)、UIメタデータを生成するとともに、Webコンテンツを画像化した画像ファイルを作成する。ここでのWebコンテンツの解析方法は特に限定されるものではなく、パースしてタグを抽出するといった公知の手法を用いればよい。
例えば、WebコンテンツがHTMLファイルの場合、HTMLファイルからリンクタグ、テキスト入力欄タグ、ラジオボタンタグ、及びボタンタグや入力フォーム等のUI情報が抽出されるとともに、各UI情報の位置座標が算出される。各UI情報の位置座標は、HTMLファイルをブラウズした状態において、画像上のUI情報の開始と終了のXY座標値(左上と右下に相当する座標値)である。座標値の取得方法は特に限定されるものではなく、例えば、画像レンダリング中に記憶、ブラウザから取得等の手法を用いればよい。このようにして抽出された各UI情報とその位置情報は、それぞれのUI情報のIDとともに関連付けられ、UIメタデータとして処理サーバ20の図示しない記憶部に保存される。
処理サーバ20は、上記のようにした作成したUIメタデータと画像ファイルを携帯電話10に送信する(ステップS9)。
携帯電話10は、前記UIメタデータと画像ファイルとを受信し(ステップS10)、画像ファイルを解凍してブラウザ領域の画像として表示部13に表示させる(ステップS11)。
即ち、携帯電話10は、通信部11を介してUIメタデータと画像ファイルを受信すると、処理部12は、受信したUIメタデータに含まれる各UI情報の位置座標と表示部13に表示されるカーソルの位置座標とを比較し、比較結果に基づいて表示部13にブラウザ領域の画像とUI情報とを表示させる。例えば、カーソルの位置座標がUI情報の位置座標と重なったときに、該当するUI情報の位置の部分に対してマークを付し、UI情報が選択可能であることをユーザに認識させる。また、下線を引く、四角で囲う等でもよい。尚、ここでは、UIメタデータに記録された各UI情報のXY座標値を対角とする矩形状の範囲内にカーソルが位置する場合に、UI情報の位置座標とカーソルの位置座標とが重なったとみなす。また、重なった場合ではなく、表示されているUI情報の画像上の位置に対して常にこのような表示を行ってもよい。
ここで、入力部14によりユーザ操作が行われると、操作内容に応じて、表示部13の表示が変更される。例えば、十字キー等による上下左右移動の操作が行われた場合には、上下左右移動の操作に応じてカーソル又は画像を移動させることができる。
即ち、入力部14による画面の上下左右移動あるいは拡大率のユーザ操作が行われると、その操作に対応してローカル(携帯電話内)で解像度の粗い画像が表示され、その後、ユーザ操作が確定すると、その操作に対応した操作情報(表示領域の座標と拡大率)が携帯電話10から処理サーバ20に送信される。処理サーバ20は受信した操作情報に対応するメタデータ及び画像ファイル(ブラウザ領域の画像)を携帯電話10に転送し、これによりユーザ操作に対応した解像度の高い画像が携帯電話10の表示部13に表示される。
また、ユーザ操作に応じて、カーソルが画面上にあるUI情報の位置上に移動すると、UI情報の位置下線等が引かれ、また、カーソル形状が変更表示され、この状態で決定ボタンによる操作を行うことで、UI情報の位置に関連付けられたリンク先を表示することができるようになっている。
<キャッシュ画像の取得の実施形態>
次に、携帯電話10と処理サーバ20との間の通信状況に応じて、ブラウザ領域の画像をキャッシュとして携帯電話10のキャッシュメモリ17に保存する場合の第1の実施形態について説明する。
図5はブラウザ領域の画像をキャッシュとして携帯電話10のキャッシュメモリ17に保存する場合の処理手順を示すフローチャートである。
図5において、携帯電話10は定期的に処理サーバ20に自分の位置情報(GPS情報)を送信する(ステップS20)。位置情報の送信方法としては、例えば、HTTPのリクエストヘッダに載せる方法などが考えられる。
処理サーバ20は、携帯電話10から位置情報を受信し(ステップS21)、受信した位置情報をもとに、ユーザの進行方向を予測する(ステップS22)。ユーザの進行方向の予測は、定期的に受信する携帯電話10の位置情報の履歴に基づいて行う。ユーザは、鉄道又は道路に沿って移動するため、地図情報を使用することにより鉄道や道路に沿った進行方向を検知することができる。
続いて、ユーザの進行方向の電波状況を取得する(ステップS23)。即ち、ステップS22で検知したユーザの進行方向、移動速度及び現在位置と、通信圏外の領域を示す地図情報とから、所定時間後に通信圏外になるかどうか(電波状況が悪化するかどうか)を予測する。尚、前記所定時間としては、携帯電話10との間で必要な情報のやり取りに要する時間程度である。
そして、所定時間後に通信圏外に入る(電波状況が悪くなる)と判断されると、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域を予測し、その予測したブラウザ領域の画像(キャッシュ画像)及びUIメタデータを生成する(ステップS25)。尚、所定時間後に通信圏外に入らない場合(電波状況が悪くならない場合)には、上記キャッシュ画像等の生成は行わない。
処理サーバ20は、ステップS25で生成したキャッシュ画像等を携帯電話10に配信し(ステップS26)、携帯電話10は配信されたキャッシュ画像等を受信し、これをキャッシュメモリ17に保存する(ステップS27)。
携帯電話10は、電波状況が悪くなり、処理サーバ20から所望の閲覧情報が取得できなくなると、ローカルに保存されたキャッシュ画像を閲覧するように切り替える。また、電波状況が改善された場合には、再度、処理サーバ20に問い合わせるモードに切り替える。
次に、キャッシュ画像の生成方法について説明する。
図6(A)〜(C)に、画面全体、4分割及び16分割したWebページを示す。
この実施の形態では、1画面16分割した個々の分割領域の画像が1枚のキャッシュ画像になる。従って、このWebページは、16枚のキャッシュ画像により構成される。また、1枚のキャッシュ画像は、携帯電話10の表示部13に表示される最大倍率の画像サイズとする。
例えば、携帯電話10の表示部13の画面サイズがVGAサイズ(640ドット×480ドット)の場合には、キャッシュ画像の画像サイズはVGAサイズとし、表示部13の画面サイズがQVGAサイズ(320ドット×240ドット)の場合には、キャッシュ画像の画像サイズもQVGAサイズにする。尚、携帯電話10の表示部13の画面サイズは、携帯機種判断部26により判断される携帯電話の機種から求めることができる。また、Webページを複数枚のキャッシュ画像に分割する分割数は、PC向けに作られているWebページのサイズと携帯電話の表示部の画面サイズとにより決定される。
ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域(現在閲覧している領域の近傍の領域)を予測し、その予測したブラウザ領域の画像(複数枚のキャッシュ画像)をキャッシュメモリ17に保持させることにより、電波状況が悪くなり、処理サーバ20から情報を取得することができなくなっても、キャッシュメモリ17に保存したキャッシュ画像を読み出して閲覧することができる。また、キャッシュメモリ17に保存したキャッシュ画像を読み出して閲覧する際に、最大倍率でWebページを閲覧することができるとともに、入力部14でのユーザ操作により表示画像を上下左右方向に移動させることができる。
尚、キャッシュメモリ17に所望のキャッシュ画像が保存されていない場合には、その領域は表示されない。また、低倍率で表示させる場合には、図6(B)に示すように携帯電話10側で、キャッシュ画像を組み合わせ、低倍率の画像を作成して表示させることができる。
<キャッシュ画像の取得順番>
次に、キャッシュ画像の取得順番について説明する。
〔例1〕
図7に示すように、Webページのあるブラウザ領域(図7の領域(1))を最大倍率で閲覧している場合、処理サーバ20は、現在閲覧している領域(1)のキャッシュ画像を左上画像とし、Webページの領域(9)のキャッシュ画像を右下画像として、図7に示す番号順に9枚のキャッシュ画像(1)〜(9)を順次配信し、携帯電話10はこれらのキャッシュ画像(1)〜(9)をキャッシュメモリ17に保存する。
これによれば、電波状況が悪くなり、処理サーバ20から情報を取得することができなくなった場合でも、例えば、図7に示す矢印で示す順に引き続きWebページを閲覧することができる。
尚、閲覧する順番は、図7に示す矢印で示す順に限らず、キャッシュ画像(1)〜(9)の範囲で上下左右に閲覧できることは言うまでもない。また、キャッシュ画像を切り替えて表示する場合に限らず、上下、左右方向にスクロールさせて表示させることもできる。
〔例2〕
図8(A)に示すように、Webページの右上のブラウザ領域を低倍率で閲覧している場合、処理サーバ20は、図8(B)に示すように現在の閲覧領域内の右上の領域(1)の画像を基準画像とし、この基準画像(キャッシュ画像(1))から図8(B)に示す番号順に10枚のキャッシュ画像(1)〜(10)を順次配信し、携帯電話10はこれらのキャッシュ画像(1)〜(10)をキャッシュメモリ17に保存する。
これによれば、電波状況が悪くなり、処理サーバ20から情報を取得することができなくなった場合でも、低倍率の状態で画面を移動させて閲覧することができるとともに、最大倍率に切り替えて表示する場合にも対応することができる。尚、低倍率で閲覧する場合には、複数枚のキャッシュ画像を組み合わせ、組み合わせた画像の画素を間引きすることで低倍率の画像を生成表示することができる。
〔例3〕
図9(A)に示すように、Webページの左半分が既に閲覧が終了しており、現在、右上のブラウザ領域を低倍率で閲覧している場合、処理サーバ20は、同じWebページ内の未閲覧領域のキャッシュ画像を優先的に配信する。即ち、図9(B)に示すように現在の閲覧領域のキャッシュ画像(1)〜(4)と、未閲覧領域のキャッシュ画像(5)〜(8)を配信し、携帯電話10はこれらのキャッシュ画像(1)〜(8)をキャッシュメモリ17に保存する。
これによれば、電波状況が悪くなり、処理サーバ20から情報を取得することができなくなった場合でも、低倍率又は最大倍率でWebページの現在の閲覧領域及び未閲覧領域を閲覧することができる。
尚、この場合には、処理サーバ20は、Webページのどの領域が既に閲覧されているかを各ユーザの携帯電話毎にDB25で管理する必要がある。
〔例4〕
図10(A)に示すように、Webページの右上のブラウザ領域を低倍率で閲覧している場合、処理サーバ20は、同じWebページ上で多くのユーザが閲覧している領域(注目領域)のキャッシュ画像を優先的に配信する。即ち、図10(B)に示すように現在の閲覧領域のキャッシュ画像(1)〜(4)と、注目領域のキャッシュ画像(5)〜(8)とを配信し、携帯電話10はこれらのキャッシュ画像(1)〜(8)をキャッシュメモリ17に保存する。
これによれば、電波状況が悪くなり、処理サーバ20から情報を取得することができなくなった場合でも、低倍率又は最大倍率でWebページの現在の閲覧領域及び注目領域を閲覧することができる。
尚、この場合には、処理サーバ20は、Webページのどの領域が多くのユーザに閲覧されているかをDB25で管理する必要がある。
<キャッシュ画像の取得の他の実施携帯>
次に、携帯電話10と処理サーバ20との間の通信状況に応じて、ブラウザ領域の画像をキャッシュとして携帯電話10のキャッシュメモリ17に保存する場合の第2の実施形態について説明する。
図11はブラウザ領域の画像をキャッシュとして携帯電話10のキャッシュメモリ17に保存する場合の処理手順を示すフローチャートである。尚、図5に示した第1の実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図11に示す第2実施形態では、主としてステップS30の処理が追加されている点で、図5に示した第1の実施形態と相違する。
即ち、図11のステップS30では、ユーザが電波の悪い場所にいる時間(携帯電話10が通信圏外に存在する時間)を予測する。この予測は、携帯電話10との通信が可能のときに受信したGPS情報の履歴から移動方向及び移動速度を求め、この移動方向及び移動速度と通信圏外の領域を示す地図情報とに基づいて、通信圏外に入って通信不能となる時点からその通信圏外を通過するまでに要する時間を求めることにより行う。例えば、山間部の場合、進行方向周辺全体の電波状況が悪く、その場合は長期間の電波遮断が続きそうだと予測できる。地下鉄での移動時には断続的に電波状況が悪くなるので、短時間の遮断だと予測することができる。
ステップS25’は、携帯電話10が通信圏外に入る場合に、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域を予測し、その予測したブラウザ領域の画像(キャッシュ画像)及びUIメタデータを生成するが、更にステップS30で予測した、ユーザが電波の悪い場所にいる時間に応じて、適切な量のキャッシュ画像を生成する。
下記の[表1]は、予測された通信遮断時間とキャッシュサイズ(キャッシュ画像枚数)との関係を示す。
尚、[表1]では、キャッシュ画像1枚当り、平均20byte(VGA)を想定している。
このように電波の遮断時間を予測して、それに応じたキャッシュサイズ(キャッシュ画像)を携帯電話10に配信するようにしたため、キャッシュ領域の効率的な利用と、通信量の最適化を図ることができる。
上記の第2実施形態によれば、電波の遮断時間が長時間になることが予測されると、事前に大量のキャッシュ画像を配信する必要がある。この場合、通信量、通信時間が大きくなり、また、携帯電話の機種によっては大量のキャッシュ画像を、キャッシュメモリに保持できない場合が考えられる。
そこで、キャッシュとして保存させるキャッシュ画像の画像量が所定の閾値を越える場合には、キャッシュ画像の圧縮率を高くし、又は色数を減少させ、ファイルサイズを抑えたキャッシュ画像を配信する。尚、前記所定の閾値は、携帯電話の機種や通信エリアに応じて適宜の値を設定するようにしてもよい。
〔その他〕
この実施形態では、携帯電話10のGPS装置から得られるGPS情報に基づいて通信圏外を予測するようにしたが、これに限らず、例えば、携帯電話10や公衆無線LANの基地局が設置されている位置を用いて、今後、通信圏外になりうるかを予測するようにしてもよい。具体的には、地下鉄の駅に設置された基地局と通信している際には、今後通信圏外になりうると予測するという方法が考えられる。
また、携帯電話自身の位置や基地局などの位置情報に基づいて通信圏外予測を行う場合に限らず、単純に携帯電話10と基地局との通信における電波強度を使用し、電波強度がある閾値を下回った際に通信圏外になると予測する。この時、電波強度が閾値を下回る時間が一定の時間を越えた際に通信圏外になると予測してもよい。
一方、キャッシュメモリ17にキャッシュ画像を保存した後、携帯電話10が通信圏内となり、かつ通信圏外となることが予測されない場合、あるいはユーザがブラウザ領域の閲覧を継続していない場合には、前記キャッシュ画像を削除する。これにより、携帯電話10上には処理サーバ20を介して取得した情報が残らないため、万が一紛失した際などに情報が漏洩するリスクが低くなる。
また、この実施の形態では、外部のWebサーバ30のWebページを閲覧する場合について説明したが、これに限らず、企業内のイントラネット上のデータサーバの情報を閲覧する場合にも適用でき、また、この場合、処理サーバとデータサーバとは同一のものであってもよい。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
10…携帯電話、11、21、31…通信部、12、22…処理部、14…入力部、15…位置情報取得部、16…ROM、17…キャッシュメモリ、20…処理サーバ、23…画像変換部、24…UI情報解析部、25…データベース、26…携帯情報判断部、27…電波状況判断部、30…Webサーバ、40…携帯電話ネットワーク、42…基地局、50…インターネット

Claims (12)

  1. サーバと、該サーバと通信して所望の情報を閲覧する携帯端末とからなるブラウザシステムにおいて、
    前記サーバは、
    前記携帯端末からURL(Uniform Resource Locator)で指定されたページの指定されたブラウザ領域を示す情報を受信する第1の受信手段と、
    前記携帯端末が通信圏外となることを予測する通信圏外予測手段と、
    前記通信圏外予測手段により前記携帯端末が通信圏外となることが予測されると、その後、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域を予測するブラウザ領域予測手段と、
    前記受信したブラウザ領域を示す情報に基づいて対応するブラウザ領域を画像に変換して前記携帯端末に配信する配信手段であって、前記通信圏外予測手段により前記携帯端末が通信圏外となることが予測されると、前記ブラウザ領域予測手段により予測されたブラウザ領域を画像に変換し、該画像を前記携帯端末に配信する配信手段と、を備え、
    前記携帯端末は、
    前記配信手段から前記ブラウザ領域の画像を受信する第2の受信手段と、
    前記配信手段により配信されたブラウザ領域の画像を一時的にキャッシュとして保存する一時保存手段と、
    前記URLで指定されたページのブラウザ領域の指定を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段により入力されたブラウザ領域を示す情報を前記サーバに送信する送信手段と、
    前記携帯端末が通信圏内にある場合には、前記入力したブラウザ領域を示す情報に基づいて該ブラウザ領域の画像を前記サーバから取得し、前記携帯端末が通信圏外にある場合には、前記入力したブラウザ領域を示す情報に基づいて該ブラウザ領域の画像を前記一時保存手段から取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得したブラウザ領域の画像を表示する表示手段と、を備え、
    前記ブラウザ領域は、該ブラウザ領域を含むページ全体を複数の領域に分割した分割領域のうちの1つ又は複数の領域であり、
    前記配信手段は、前記指定するブラウザ領域を画像に変換して配信するとともに、前記通信圏外予測手段により前記携帯端末が通信圏外となることが予測されると、前記指定するブラウザ領域の近傍のブラウザ領域を画像に変換して配信することを特徴とするブラウザシステム。
  2. 前記携帯端末は、該携帯端末の位置を取得する位置情報取得手段を有し、前記送信手段は、前記取得した位置情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバの通信圏外予測手段は、通信圏外の領域を示す地図情報を記憶する地図情報記憶手段を有し、前記第1の受信手段を介して受信した前記携帯端末の位置情報の履歴と、前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて前記携帯端末が通信圏外となることを予測することを特徴とする請求項1に記載のブラウザシステム。
  3. 前記サーバの通信圏外予測手段は、前記携帯端末の位置情報の履歴と、前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報とに基づいて前記携帯端末が通信圏外に滞在する時間を予測する手段を有し、
    前記ブラウザ領域予測手段は、前記予測した通信圏外の滞在時間に応じて、前記一時保存手段にキャッシュとして保存するブラウザ領域の画像量を決定し、前記予測するブラウザ領域の画像の画像量が、前記決定した画像量になるように予測することを特徴とする請求項2に記載のブラウザシステム。
  4. 前記通信圏外予測手段は、前記携帯端末が前記サーバと通信する際に使用する基地局の位置を取得する基地局位置取得手段を有し、前記基地局位置取得手段により取得された基地局の位置に基づいて該携帯端末が通信圏外となることを予測することを特徴とする請求項1に記載のブラウザシステム。
  5. 前記通信圏外予測手段は、前記携帯端末と前記サーバとの通信時における電波強度が予め設定された閾値を下回ったとき、又は該電波強度が予め設定された閾値を下回る時間が一定の時間を越えたときに該携帯端末が通信圏外となることを予測することを特徴とする請求項1に記載のブラウザシステム。
  6. 前記一時保存手段に予測したブラウザ領域の画像が保存された後、前記携帯端末が通信圏内となり、かつ前記通信圏外予測手段により前記携帯端末が通信圏外となることが予測されない場合には、前記一時保存手段に保存された前記予測されたブラウザ領域の画像を削除する削除手段を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のブラウザシステム。
  7. 前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像サイズは、前記携帯端末の表示手段の表示サイズに対応するサイズであることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のブラウザシステム。
  8. 前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像を1枚のキャッシュ画像とし、
    前記通信圏外予測手段は、前記ページが最大倍率で閲覧されている場合に現在閲覧されている分割領域から該ページの左下の分割領域に向かって走査する順番で取得される所定枚数のキャッシュ画像を、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域として予測することを特徴とする請求項7に記載のブラウザシステム。
  9. 前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像を1枚のキャッシュ画像とし、
    前記通信圏外予測手段は、前記ページが低倍率で閲覧されている場合に現在閲覧されている分割領域のうちの左上の分割領域から左下の分割領域に向かって走査する順番で取得される所定枚数のキャッシュ画像を、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域として予測することを特徴とする請求項7に記載のブラウザシステム。
  10. 前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像を1枚のキャッシュ画像とし、
    前記通信圏外予測手段は、前記ページ内の既に閲覧した分割領域を除いた分割領域から取得される所定枚数のキャッシュ画像を、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域として予測することを特徴とする請求項7に記載のブラウザシステム。
  11. 前記ページ全体を複数の領域に分割した1つの分割領域の画像を1枚のキャッシュ画像とし、
    前記通信圏外予測手段は、前記ページ内の現在の閲覧している分割領域及び該ページからのアクセス数が多いページから取得される所定枚数のキャッシュ画像を、ユーザが閲覧するであろうブラウザ領域として予測することを特徴とする請求項7に記載のブラウザシステム。
  12. 前記配信手段は、前記一時保存手段にキャッシュとして保存させるブラウザ領域の画像量が所定の閾値を越える場合には、該ブラウザ領域の画像の圧縮率を高くし、又は色数を減少させたブラウザ領域の画像を配信することを特徴とする請求項3に記載のブラウザシステム。
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