JP2012123679A - ウェブサイト閲覧システム、サーバ及びデータ送受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアントにおいてWebコンテンツ画像を表示する際に、クライアントにおけるユーザ操作の一部を中継サーバが肩代わりすることで、ユーザのブラウザの操作回数と通信量の両方を削減する。
【解決手段】クライアントから要求されたウェブコンテンツを取得するとともに当該ウェブコンテンツに関する情報をデータベースから取得し、取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析し、分析したクライアントの操作に基づいて前記ウェブコンテンツのうち応答する部分を選択し、選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともに、変換した画像に必要なUI情報を抽出し、ウェブコンテンツ画像とUI情報とを前記クライアントに送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】クライアントから要求されたウェブコンテンツを取得するとともに当該ウェブコンテンツに関する情報をデータベースから取得し、取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析し、分析したクライアントの操作に基づいて前記ウェブコンテンツのうち応答する部分を選択し、選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともに、変換した画像に必要なUI情報を抽出し、ウェブコンテンツ画像とUI情報とを前記クライアントに送信する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ウェブサイト閲覧システム、サーバ及びデータ送受信方法に係り、特に、クライアントにおいてウェブコンテンツ画像を表示させる技術に関する。
HTML5やCSS、JavaScript(登録商標)等の技術によって、表現力豊かなWebコンテンツが増えている。しかし、携帯電話に搭載されたWebブラウザでは、このようなコンテンツを十分に表現するだけのスペックがないのが現状である。
この状況を解決する手段の1つとして、本願出願人は、シンクライアント型のWebブラウザ技術を提案している(非特許文献1)。この技術は、サーバが携帯電話のWebコンテンツ取得を肩代わりして行い、PC用ブラウザ向けにレンダリングされたWebコンテンツの画像とUIの情報を携帯電話へ応答するものである。この技術によれば、携帯電話でPC向けWebブラウザに近い表現が可能となる。
しかしながら、携帯電話における画像の通信は、情報料が膨大なため、通信料金が高くなりすぎるという欠点がある。
また、携帯電話のような比較的小さな画面にWebコンテンツの画像を表示する場合、コンテンツの画像全体を表示すると細部の文字が読み取れないという問題点がある。このような場合には、表示の拡大機能を用いて、コンテンツの画像の所望の部分を拡大表示させればよい。しかし、Webコンテンツの画像を表示する技術では、表示の拡大、縮小、移動等の操作の度に、サーバ側で新たな画像を生成して携帯電話へ送信するため、操作を行うことにより通信料金がさらに増加する。
特許文献1は、ユーザに時間と手間をかけさせないという観点から、Webブラウザにおいて、ユーザが頻繁に利用するページをスクロール可能な状態で先頭に表示するというものである。
また、特許文献2は、通信量を削減するという観点から、利用者端末へアプリケーションを配信する配信サーバが、アプリケーションのプログラムコードを最適化して送信するものである。
「Keitai Remote INTRA Access」インターネットURL<http://pr.keitairemote.jp/product/intra/index.html>
しかしながら、特許文献1、2はいずれも、シンクライアント型のWebブラウザに適用できるものではない。
即ち、特許文献1のようにユーザが頻繁に利用するページを先頭に表示しても、細部を確認するためには拡大操作が必要となる。また、サーバから携帯電話に送信されるコンテンツの画像はプログラムコードではないので、特許文献2のようにコードを最適化することはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、クライアントにおいてWebコンテンツ画像を表示する際に、クライアントにおけるユーザ操作の一部を中継サーバが肩代わりすることで、ユーザのブラウザの操作回数と通信量の両方を削減するウェブサイト閲覧システム、サーバ及びデータ送受信方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載のウェブサイト閲覧システムは、サーバとクライアントからなるウェブサイト閲覧システムにおいて、前記サーバは、前記クライアントから要求されたウェブコンテンツを該ウェブコンテンツを提供するウェブサーバから取得するコンテンツ取得手段と、前記要求されたウェブコンテンツに関する情報をデータベースから取得する情報取得手段と、前記取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析するクライアント操作分析手段と、前記分析したクライアントの操作に基づいて前記ウェブコンテンツのうち応答する部分を選択する応答コンテンツ選択手段と、前記ウェブコンテンツのうち前記選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともに、前記取得したウェブコンテンツから前記変換した画像に必要なUI情報を抽出する応答コンテンツ生成手段と、前記ウェブコンテンツ画像とUI情報とを前記クライアントに送信する送信手段と、を備え、前記クライアントは、所望のウェブコンテンツを前記サーバに要求する要求手段と、前記サーバから送信されたウェブコンテンツ画像とUI情報とを受信する受信手段と、前記ウェブコンテンツ画像を表示手段に表示する表示制御手段と、前記UI情報を前記ウェブコンテンツ画像上の適切な位置に対応付けて配置するUI情報マッピング手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、サーバは、クライアントから要求されたウェブコンテンツを該ウェブコンテンツを提供するウェブサーバから取得するとともにウェブコンテンツに関する情報をデータベースから取得し、取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析してウェブコンテンツのうち応答する部分を選択し、選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともにUI情報を抽出し、ウェブコンテンツ画像とUI情報とをクライアントに送信し、クライアントは、所望のウェブコンテンツを前記サーバに要求するとともにサーバから送信されたウェブコンテンツ画像とUI情報とを受信し、ウェブコンテンツ画像を表示手段に表示し、UI情報をウェブコンテンツ画像上の適切な位置に対応付けて配置するようにしたので、クライアントにおけるユーザ操作の一部をサーバが肩代わりすることができ、ユーザのブラウザの操作回数と通信量の両方を削減することができる。
請求項2に示すように請求項1に記載のウェブサイト閲覧システムにおいて、前記情報取得手段は、前記ウェブコンテンツに関する前記クライアントの閲覧情報を前記データベースから取得し、前記クライアント操作分析手段は、前記取得したクライアントの閲覧情報から前記ウェブコンテンツのうち閲覧回数の多い部分を取得し、前記応答コンテンツ選択手段は、前記閲覧回数の多い部分を応答する部分として選択することを特徴とする。
これにより、クライアントの閲覧回数の多い部分を予め選択して応答することができ、ユーザのブラウザの操作回数を削減することができる。
請求項3に示すように請求項2に記載のウェブサイト閲覧システムにおいて、前記クライアント操作分析手段は、前記取得したクライアントの閲覧情報から前記ウェブコンテンツのうち閲覧回数の少ない部分を取得し、前記応答コンテンツ選択手段は、前記閲覧回数の少ない部分を応答する部分から削除することを特徴とする。
これにより、クライアントの閲覧回数の少ない部分を予め削除して応答することができ、通信量を削減することができる。
請求項4に示すように請求項1から3のいずれか1項に記載のウェブサイト閲覧システムにおいて、前記情報取得手段は、前記要求されたウェブコンテンツに関する更新情報を前記データベースから取得し、前記クライアント操作分析手段は、前記取得したウェブコンテンツの更新情報から前記ウェブコンテンツのうち最新の更新部分を取得し、前記応答コンテンツ選択手段は、前記最新の更新部分を応答する部分として選択することを特徴とする。
これにより、ウェブコンテンツの最新の更新部分を予め選択して応答することができ、ユーザのブラウザの操作回数を削減することができる。
請求項5に示すように請求項1から4のいずれか1項に記載のウェブサイト閲覧システムにおいて、前記サーバは、前記クライアントの操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記取得した操作情報を前記要求されたウェブコンテンツと関連付けて前記データベースに記録する操作情報記録手段と、を備えたことを特徴とする。
これにより、最新の操作情報をデータベースに記録しておくことができる。
請求項6に示すように請求項1から5のいずれか1項に記載のウェブサイト閲覧システムにおいて、前記サーバは、前記要求されたウェブコンテンツの更新を取得する更新情報取得手段と、前記取得した更新情報を前記要求されたウェブコンテンツと関連付けて前記データベースに記録する更新情報記録手段と、を備えたことを特徴とする。
これにより、最新の更新情報をデータベースに記録しておくことができる。
請求項7に示すように請求項1から6のいずれか1項に記載のウェブサイト閲覧システムにおいて、前記サーバは、所望のウェブコンテンツに対し、重要度の高い領域を最初の表示領域として設定する初期表示領域設定手段を備え、前記情報取得手段は、前記初期表示領域設定手段で設定された表示領域をウェブコンテンツに関する情報として前記データベースから取得することを特徴とする。
これにより、適切なウェブコンテンツ画像を提供することができる。
前記目的を達成するために請求項8に記載のサーバは、クライアントの情報とウェブコンテンツの情報を管理するデータベースと、前記クライアントから要求されたウェブコンテンツを該ウェブコンテンツを提供するウェブサーバから取得するコンテンツ取得手段と、前記要求されたウェブコンテンツに関する情報を前記データベースから取得する情報取得手段と、前記取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析するクライアント操作分析手段と、前記分析したクライアントの操作に基づいて前記ウェブコンテンツのうち応答する部分を選択する応答コンテンツ選択手段と、前記ウェブコンテンツのうち前記選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともに、前記取得したウェブコンテンツから前記変換した画像に必要なUI情報を抽出する応答コンテンツ生成手段と、前記ウェブコンテンツ画像とUI情報とを前記クライアントに送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、クライアントから要求されたウェブコンテンツを該ウェブコンテンツを提供するウェブサーバから取得するとともにウェブコンテンツに関する情報をデータベースから取得し、取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析してウェブコンテンツのうち応答する部分を選択し、選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともにUI情報を抽出し、ウェブコンテンツ画像とUI情報とをクライアントに送信するようにしたので、クライアントにおけるユーザ操作の一部を肩代わりすることができ、ユーザのブラウザの操作回数と通信量の両方を削減することができる。
前記目的を達成するために請求項9に記載のデータ送受信方法は、クライアントから要求されたウェブコンテンツを、該ウェブコンテンツを提供するウェブサーバから取得するコンテンツ取得工程と、前記要求されたウェブコンテンツに関する情報をデータベースから取得する情報取得工程と、前記取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析するクライアント操作分析工程と、前記分析したクライアントの操作に基づいて前記ウェブコンテンツのうち応答する部分を選択する応答コンテンツ選択工程と、前記ウェブコンテンツのうち前記選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともに、前記取得したウェブコンテンツから前記変換した画像に必要なUI情報を抽出する応答コンテンツ生成工程と、前記ウェブコンテンツ画像とUI情報とを前記クライアントに送信する送信工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させ、通信量と利用料金を抑制することができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
<ネットワークの構成>
図1は、本実施形態に係るウェブページ閲覧システム1の全体構成の一例を示す図である。同図に示すように、ウェブページ閲覧システム1は、クライアント10、ウェブサーバ20、社内ウェブサーバ30、及び中継サーバ100とから構成されている。
図1は、本実施形態に係るウェブページ閲覧システム1の全体構成の一例を示す図である。同図に示すように、ウェブページ閲覧システム1は、クライアント10、ウェブサーバ20、社内ウェブサーバ30、及び中継サーバ100とから構成されている。
クライアント10は、例えばユーザが使用する携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)等の携帯端末であり、通信部12、入力部14、画像表示部16、及びUI情報マッピング部18等を備えて構成されている。
通信部12は、所定のプロトコルにより中継サーバ100との通信を制御する。
クライアント10と中継サーバ100とは、インターネット50を介して接続されており、通信部12と中継サーバ100の後述する第1通信部112とは、TCP/IP等の標準的なインターネットプロトコルにしたがってそれぞれ通信を行う。なお、クライアント10と中継サーバ100とは、専用通信回線やVPNを介して接続するように構成してもよい。
入力部14は、図示しない電源ボタン、番号キー、十字キー、決定キー等を含み、ユーザは、入力部14を操作することにより、クライアント10を操作することができる。また、画像表示部16の前面にタッチパネルを配置し、入力部14として用いてもよい。
画像表示部16は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイであり、通信部12から入力されたウェブコンテンツ画像を表示する。なお、液晶ディスプレイに代えて、有機ELなど他の方式の表示装置を用いてもよい。
UI情報マッピング部18は、通信部12から入力されたUI情報に基づいて、画像表示部16に表示された画像上の適当な位置にUI情報のマッピングを行う。
ウェブサーバ20、社内ウェブサーバ30は、それぞれアクセス元のクライアントにウェブコンテンツを提供するサーバである。社内ウェブサーバ30は、社内のイントラサイト等、特定のクライアントのみがアクセス可能なネットワークである。
中継サーバ100は、クライアント10と、ウェブサーバ20や社内ウェブサーバ30との通信を中継するサーバである。
中継サーバ100は、画像変換部102、UI情報解析部104、画像保持部106、データベース部108、クライアント操作分析部110、第1通信部112、応答コンテンツ選択部114、制御部116、及び第2通信部118を備えて構成されている。
画像変換部102は、第1通信部112を介してウェブサーバ20や第2通信部118を介して社内ウェブサーバ30から取得したウェブコンテンツのデータ(コンテンツファイル)に基づいて、当該ウェブコンテンツをPCでブラウズした状態と同様の画像ファイルを生成する。
また、UI情報解析部104は、取得したウェブコンテンツのデータからUI情報を抽出し、その種類や位置を解析し、UIメタデータを生成する。
画像保持部106は、画像変換部102が生成した画像ファイルを管理するものである。また、データベース部108は、後述するユーザの基本情報やアクセス・操作履歴情報、ウェブコンテンツの更新履歴情報を管理するものである。画像保持部106及びデータベース部108は、それぞれハードディスク装置等の大容量記憶装置であり、制御部116によって記録及び読み出しが可能に構成されている。なお、画像保持部106とデータベース部108は、一体に構成してもよい。
クライアント操作分析部110は、アクセス・操作履歴情報やウェブコンテンツの更新履歴情報からクライアント10の操作を分析する。
第1通信部112は、ウェブサーバ20との通信インターフェイスとして機能する他、所定のデータを送受信可能に構成されている。
応答コンテンツ選択部114は、クライアント操作分析部110の分析結果に基づいて、クライアント10に提供する最適なコンテンツ画像とUI情報を選択する。
制御部116は、中継サーバ100の各ブロックを制御する。
第2通信部118は、社内ウェブサーバ30との通信インターフェイスとして機能する他、所定のデータを送受信可能に構成されている。
なお、図1においては、クライアント10は1つだけ記載されているが、中継サーバ100と通信可能なクライアント10は多数存在し、それぞれ個別に中継サーバ100との通信を行う。また、ウェブサーバ20もインターネット網中に多数存在し、中継サーバ100は、それぞれのウェブサーバ20と通信することが可能である。同様に、社内ウェブサーバ30が多数存在してもよく、それぞれに対して中継サーバ100は通信可能である。
<データベース部の記録内容>
図2は、データベース部108に記録されたユーザ情報の一例を示す図である。ユーザ情報は、一意のユーザIDとユーザ名からなり、図2の例では、ユーザID=1にユーザ名「fuji taro」が、ユーザID=2にユーザ名「fuji hanako」が登録されている。
図2は、データベース部108に記録されたユーザ情報の一例を示す図である。ユーザ情報は、一意のユーザIDとユーザ名からなり、図2の例では、ユーザID=1にユーザ名「fuji taro」が、ユーザID=2にユーザ名「fuji hanako」が登録されている。
図3は、データベース部108に記録されたアクセス・操作履歴情報の一例を示す図である。アクセス・操作履歴情報は、ユーザIDにより図2に示すユーザ情報と紐付いており、どのユーザがいつ、どのURLにアクセスし、クライアント端末に何が表示されたのかが保持されている。具体的には、図3に示すように、アクセス先URL、表示矩形領域、遷移元のアクセス・操作履歴ID(from)、操作種別、ユーザID、アクセス日時、及びコンテンツ画像のバイナリファイルのファイル名が記録されている。
例えば、アクセス・操作履歴ID=1には、2010年9月1日の8時に、ユーザID=1が「www.fujifilm.jp」にアクセスし、「www.fujifilm.jp」のウェブコンテンツの表示矩形領域が(0、0、100、100)である画像のバイナリファイル「kfeakgha3rfe…」が応答されていることが記録されている。なお、アクセス・操作履歴ID=0は、前ページが存在しない初期のアクセスであることを示している。
また、アクセス・操作履歴ID=2には、2010年9月1日の8時5分に、ユーザID=1が遷移元アクセス・操作履歴ID=1の表示中に拡大操作を行ったことで、「www.fujifilm.jp」のウェブコンテンツの表示矩形領域が(34、70、64、100)である画像のバイナリファイル「kfeakgha3rfe…」が応答されていることが記録されている。
図4は、データベース部108に記録されたコンテンツの変更履歴情報を示す図である。コンテンツの変更履歴情報は、アクセス・操作履歴IDによりアクセス・操作履歴情報と紐付いている。具体的には、図4に示すように、アクセス日時、アクセス・操作履歴ID、及びコンテンツ内容(変更点)が記録されている。
コンテンツ内容(変更点)としては、初めてアクセスされた際のウェブコンテンツに関してはHTML全体が、2度目以降のアクセスに関しては前回のアクセス時のHTMLとの差分のみが保持されている。
<最初のアクセス時>
図5は、本実施形態に係るウェブページ閲覧システム1の動作を示すフローチャートである。
図5は、本実施形態に係るウェブページ閲覧システム1の動作を示すフローチャートである。
まず、クライアント10が初めてアクセスするウェブコンテンツを取得する場合について説明する。
まず、ユーザが、クライアント10において、ウェブコンテンツの取得を要求する(ステップS1)。ウェブコンテンツの取得要求は、入力部14からURLを直接入力してもよいし、ブックマーク等を用いて指定してもよいし、画像表示部16に表示されたウェブコンテンツへのリンクタグをクリック等してもよい。
中継サーバ100は、クライアント10からウェブコンテンツの取得要求を受信する(ステップS11)。このとき、中継サーバ100は、クライアント10のユーザIDも取得する。次に、このウェブコンテンツを提供するウェブサーバ20に対して、当該ウェブコンテンツの取得要求を送信する(ステップS12)。
このウェブサーバ20は、中継サーバ100からウェブコンテンツの取得要求を受信し(ステップS101)、当該要求されたウェブコンテンツのデータを中継サーバ100に応答(送信)する(ステップS102)。
中継サーバ100は、このウェブコンテンツのデータを受信する(ステップS13)。そして、データベース部108に記録されたアクセス・操作履歴に基づいて、このユーザが当該ウェブコンテンツに以前にアクセスしたことがあるか否かを判定する(ステップS14)。
ここでは、初めてアクセスしたウェブコンテンツであるので、Noと判断され、ステップS15に移行する。
ステップS15では、ステップS13において受信したウェブコンテンツのデータ(HTMLファイル)をデータベース部108に保存する。さらに、このデータに基づくウェブコンテンツ画像と、ウェブコンテンツ内に存在するUI情報を取得する(ステップS16)。
ウェブコンテンツ画像の取得は、画像変換部102により行う。画像変換部102は、取得したウェブコンテンツのデータをレンダリングし、jpeg形式やbitmap形式等の、クライアント10の画像表示部16に表示可能な形式の画像ファイルを生成する。なお、画像ファイルの生成方法は特に限定されるものではなく、公知の方法によって行えばよい。取得されたウェブコンテンツ画像は、画像保持部106に保存される(ステップS17)。
また、ウェブコンテンツ内に存在するUI情報の取得は、UI情報解析部104により行う。ここで、UI情報の取得について、図6を用いて説明する。
図6は、ウェブコンテンツ内のUI情報の取得について説明するための図であり、図6(a)は、図6(b)に示すウェブコンテンツのデータ(HTMLファイル)を通常のPC等を用いてブラウズした状態を示す図である。なお、図6(b)に示すHTMLファイルは、不要な部分を適宜省略している。
UI情報解析部104は、図6(b)に示すHTMLファイルからリンクタグや入力フォーム等のUI情報を抽出し、各UI情報の図6(a)における位置座標を算出する。
例えば、図6(b)に示すHTMLファイルには、テキスト入力欄タグ301、ラジオボタンタグ302、ラジオボタンタグ303、リンクタグ304、リンクタグ305、及びボタンタグ306の、6つのタグが記載されている。UI情報解析部104は、HTMLファイルからこれらのタグを抽出することにより、各UI情報201〜206を抽出する。
また、UI情報201〜206は、HTMLファイルをブラウズした状態において、図6(a)に示す画面上の各位置に配置される。UI情報解析部104は、これらのUI情報の開始と終了のXY座標値(左上と右下に相当する座標値)を取得する。UI情報の座標値の取得は、公知の手法によって行なえばよい。
このように抽出された各UI情報とその位置情報は、UIメタデータとしてウェブコンテンツと関連付けられて中継サーバ100の図示しない記憶手段に保存される(ステップS17)。UIメタデータは、ウェブコンテンツのデータと共にデータベース部108に保存してもよい。
図6(c)は、図6(b)に示すHTMLファイルをレンダリングした画像(ウェブコンテンツ画像)を示す図である。この画像中のUI情報は、ウェブコンテンツと関連付けられて保存されたUIメタデータから、その位置と種別がわかる。例えば、各タグ301〜306に対応するUI情報は、図6(c)に示す各位置401〜406に配置されていることがわかり、これらの位置は、図6(a)に示すブラウズ状態における各UI情報201〜206の配置と同様になっている。
中継サーバ100は、このように生成したウェブコンテンツ画像とUIメタデータを、第1通信部112を介してクライアント10へ送信する(ステップS31)。
クライアント10は、通信部12によりこのウェブコンテンツ画像とUIメタデータを受信し(ステップS2)、画像表示部16にウェブコンテンツ画像を表示させる。さらに、UI情報マッピング部18は、UIメタデータに基づいて、表示されたウェブコンテンツ画像上にUI情報をマッピングする(ステップS3)。
例えば、図6(c)に示すウェブコンテンツ画像とそのUIメタデータをクライアント10が受信した場合には、画像表示部16にはこのウェブコンテンツ画像が表示される。さらに、このウェブコンテンツ画像上の各位置401〜406には、各タグ301〜306に対応するUI情報が配置される。したがって、ユーザが入力部14により画像表示部16上の各位置にポインタ等を移動させることにより、所望のUI情報を選択することができ、さらに選択したUI情報に対して所望の情報を入力することが可能となる。
最後に、全ての処理が終了したか否かを判定し(ステップS4)、継続してウェブコンテンツの取得を行う場合には、ステップS1に戻り、同様の処理を繰り返す。
このように、中継サーバ100においてウェブコンテンツを画像化してからクライアント10に送信することで、クライアント10ではPC向けウェブブラウザに近い表現が可能となる。さらに、ウェブコンテンツを画像化することにより失われてしまうUI情報をHTMLファイルから取得して画像上に配置することで、表示された画像上でUI情報を制御することが可能となる。
<2回目以降のアクセス時>
次に、クライアント10がウェブコンテンツに2回目以降にアクセスする場合について、図5を用いて説明する。
次に、クライアント10がウェブコンテンツに2回目以降にアクセスする場合について、図5を用いて説明する。
最初のアクセスと同様に、まずユーザが、クライアント10においてウェブコンテンツの取得を要求する(ステップS1)。
中継サーバ100は、クライアント10からウェブコンテンツの取得要求を受信し(ステップS11)、このウェブコンテンツを提供するウェブサーバ20に対して、当該ウェブコンテンツの取得要求を送信する(ステップS12)。
これを受信したウェブサーバ20は(ステップS101)、当該要求されたウェブコンテンツのデータを中継サーバ100に応答する(ステップS102)。
中継サーバ100は、このウェブコンテンツのデータを受信し(ステップS13)、データベース部108に記録されたアクセス・操作履歴に基づいて、このユーザが当該ウェブコンテンツに以前にアクセスしたことがあるか否かを判定する(ステップS14)
ここでは、以前にアクセスしたことがあるウェブコンテンツであるので、Yesと判断され、ステップS21に移行する。
ここでは、以前にアクセスしたことがあるウェブコンテンツであるので、Yesと判断され、ステップS21に移行する。
中継サーバ100は、以前にアクセスした際のウェブコンテンツのデータ(HTMLファイル)を、データベース部108から取得する(ステップS21)。そして、ステップS13において受信した最新のウェブコンテンツのデータと、データベース部108から取得した以前にアクセスした際のウェブコンテンツのデータとを比較し、ウェブコンテンツの内容に差分があるか否かを判定する(ステップS22)。
差分がある場合、即ちウェブコンテンツデータが更新されている場合には、その差分をデータベース部108に保存する(ステップS23)。したがって、この差分と以前にアクセスした際のウェブコンテンツのデータから、最新のウェブコンテンツのデータが再現できる。
差分がない場合、即ちウェブコンテンツデータが更新されていない場合には、最新の差分をデータベース部108から取得する(ステップS24)。
次に、ウェブコンテンツ画像と画像内のUI情報を取得する(ステップS25)。ウェブコンテンツのデータが更新されていない場合には、画像保持部106から該当するウェブコンテンツ画像を取得し、さらに図示しない記憶手段から当該コンテンツデータと関連付けられたUIメタデータを取得すればよい。
ウェブコンテンツデータが更新されている場合は、画像変換部102は、画像保持部106から該当するウェブコンテンツ画像を取得し、ステップS23において保存した差分に基づいて、この取得したウェブコンテンツ画像を更新する。また、UI情報についても、UI情報解析部104は、図示しない記憶手段からUIメタデータを取得し、差分に基づいてUI情報を解析し、この取得したUIメタデータを変更する。この更新されたウェブコンテンツ画像を画像保持部106に保存するとともに、UIメタデータを図示しない記憶手段に保存する(ステップS26)。
次に、クライアント操作分析部110は、ユーザ(クライアント)の操作を分析する。例えば、表示されたウェブコンテンツ画像内に重要度が高い部分が存在する場合には、クライアント操作分析部110は、ユーザがその領域を拡大操作するであろうことを予測することができる。逆に、重要度が低い部分を含む場合には、クライアント操作分析部110は、ユーザがその領域を不要と考えていることを予測することができる。
このように、ウェブコンテンツ画像内の重要度を調べることにより、ユーザの操作を分析することができる。
まず、クライアント操作分析部110は、重要度が高いコンテンツが存在するか否かを判定する(ステップS27)。ここでは、差分の位置(領域)について重要度が高いか否かを判断する。差分の領域に重要度が高い部分が存在する場合は、クライアント操作分析部110は、ユーザがその領域を拡大操作するであろうことを予測する。また、応答コンテンツ選択部114は、クライアントに応答する領域としてその拡大操作が予測された領域を選択する。画像変換部102は、該当部分の拡大画像を生成し、UI情報解析部104はUIメタデータから拡大画像のUI情報を取得する。このように、重要度が高いウェブコンテンツ部分の画像とそのUI情報を取得する(ステップS28)。
図7は、ウェブコンテンツの一例を示す図であり、図7(a)は、ウェブコンテンツ500とそのうち重要度が高い部分501を示す図である。また、図7(b)は、重要度が高い部分501の拡大画像502を示す図である。
ここで、重要度の高さについては、例えば、ウェブコンテンツ画像において差分の位置が拡大された回数が所定の閾値より大きいか否かや、差分が発生する前後(ウェブコンテンツの更新の前後)でのアクセス頻度が所定の閾値より大きいか否か等により判断する。この場合の所定の回数は、適宜決めればよい。また、その他の基準により重要度の高さを判断してもよい。
次に、クライアント操作分析部110は、重要度が低いコンテンツが存在するか否かを判定する(ステップS29)。重要度が低い部分を含む場合には、クライアント操作分析部110は、ユーザがその領域を不要と考えていることを予測する。また、応答コンテンツ選択部114は、ウェブコンテンツ画像から不要と予測された部分を選択する。画像変換部102は、重要度が高い拡大画像から不要と予測された部分を削除し、さらに削除した部分のUI情報を削除する(ステップS30)。
図7(b)に示す503は、拡大画像502における重要度の低い部分を示しており、図7(c)は、拡大画像502から重要度の低い部分503を削除した画像504を示す図である。
ここで、重要度の低さについては、例えば、ウェブコンテンツ画像において拡大された回数が所定の閾値より小さい場合や、差分が発生する前後(ウェブコンテンツの更新の前後)でのアクセス頻度が閾値の閾値より小さい場合等により判断する。この場合の所定の回数についても、適宜決めればよい。また、その他の基準により重要度の低さを判断してもよい。
中継サーバ100は、このように重要度に応じて生成されたウェブコンテンツ画像とUIメタデータを、第1通信部112を介してクライアント10へ送信する(ステップS31)。
クライアント10は、通信部12によりこのウェブコンテンツ画像とUIメタデータを受信し(ステップS2)、画像表示部16にウェブコンテンツ画像を表示させる。さらに、UI情報マッピング部18は、UIメタデータに基づいて、表示されたウェブコンテンツ画像上にUI情報をマッピングする(ステップS3)。
図7に示すウェブコンテンツの場合には、図7(c)に示す画像504がクライアント10の画像表示部16に表示される。また、画像504に応じたUI情報が画像上にマッピングされる。
最後に、全ての処理が終了したか否かを判定し(ステップS4)、継続してウェブコンテンツの取得を行う場合には、ステップS1に戻り、同様の処理を繰り返す。
このように、中継サーバ100においてウェブコンテンツを画像化する際に、クライアント操作分析部110により重要度の高い部分と低い部分を判断することでクライアントの操作を分析し、分析された操作に応じて応答コンテンツ選択部114においてウェブコンテンツ画像を生成する領域を選択し、選択された領域を拡大したウェブコンテンツ画像を画像変換部102において生成し、第1通信部112によりクライアント10に送信することで、無駄な通信を削減すると共に、クライアント10では重要度の高い部分のみを閲覧することが可能となる。
なお、重要度の高い部分のみのウェブコンテンツ画像を表示するダイジェストモードと、初回のアクセス時と同様に通常のウェブコンテンツ画像を表示するノーマルモードとを備え、入力部14によりユーザが切り替え可能に構成してもよい。
<ウェブコンテンツ操作時>
次に、クライアント10からウェブコンテンツを操作する場合のウェブページ閲覧システム1の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。ここで、ウェブコンテンツの操作とは、拡大、縮小、回転、スクロール、UI情報の入力等を指す。なお、リンク遷移についての操作は、図5のフローチャートのステップS1に相当する。
次に、クライアント10からウェブコンテンツを操作する場合のウェブページ閲覧システム1の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。ここで、ウェブコンテンツの操作とは、拡大、縮小、回転、スクロール、UI情報の入力等を指す。なお、リンク遷移についての操作は、図5のフローチャートのステップS1に相当する。
まず、ユーザが、クライアント10においてウェブコンテンツの操作を行う。クライアント10は、この操作について、中継サーバ100に対して操作要求を送信する(ステップS5)。
中継サーバ100は、クライアント10から送信された操作要求を受信し(ステップS41)、クライアント操作分析部110は、受信した操作要求を分析する。画像変換部102は、クライアント操作分析部110の分析結果に基づいて、当該操作要求に従ったウェブコンテンツ画像を生成し、生成した画像内のUI情報を取得する(ステップS42)。
例えば、クライアント操作分析部110が、受信した操作要求が「拡大」であると分析した場合には、画像変換部102は、クライアント10の画像表示部16に表示されているウェブコンテンツ画像の拡大画像を生成する。受信した操作要求が「スクロール」であると分析した場合には、クライアント10の画像表示部16に表示されているウェブコンテンツ画像からのスクロール後の画像を生成する。
図7(c)に示す画像504が画像表示部16に表示されている状態で、縮小の操作がされた場合であれば、中継サーバ100の画像変換部102は、図9(a)に示す縮小画像505を生成する。なお、図9において、506は画像504の領域を示している。
次に、中継サーバ100は、受信した操作要求の内容をデータベース部108のアクセス・操作履歴情報に保存し、その操作要求に対して生成したウェブコンテンツ画像を画像保持部106に保存する(ステップS43)。図9(a)の例では、操作内容として「縮小」を保存し、生成したウェブコンテンツ画像として縮小画像505を保存する。
次に、クライアント操作分析部110は、生成したウェブコンテンツ画像について、重要度が低いデータを含むか否かを判定する(ステップS45)。重要度が低い部分を含む場合には、応答コンテンツ選択部114は、その部分のウェブコンテンツ画像とUI情報を削除する(ステップS45)。重要度の低さの判定については、ウェブコンテンツのアクセス時(図5のステップS29)と同様に行えばよい。
図9(b)に示す507は、縮小画像505における重要度の低い部分を示しており、図9(c)は、縮小画像505から重要度の低い部分507を削除した画像508を示す図である。
中継サーバ100は、操作要求に応じて生成したウェブコンテンツ画像から重要度の低い部分を削除したウェブコンテンツ画像と、削除部分に該当するUI情報を削除したUIメタデータを、第1通信部112を介してクライアント10へ送信する(ステップS46)。
クライアント10は、通信部12によりこのウェブコンテンツ画像とUIメタデータを受信し(ステップS2)、画像表示部16にウェブコンテンツ画像を表示させる。さらに、UI情報マッピング部18は、受信したUIメタデータに基づいて、表示されたウェブコンテンツ画像上にUI情報をマッピングする(ステップS3)。
このように、クライアント10から操作要求された場合であっても、重要度の低い部分を削除することで通信量を減らすことができる。またクライアント10では重要度の低い不要な部分を表示せずに済むという利点がある。
<初期表示領域の設定>
次に、ウェブコンテンツの初期表示領域について説明する。
次に、ウェブコンテンツの初期表示領域について説明する。
ウェブコンテンツの初期表示領域とは、特定のウェブコンテンツをユーザが初めてアクセスした場合に、当該ウェブコンテンツの全データのうちクライアントに表示させる領域をいう。中継サーバの管理者は、ウェブコンテンツの初期表示領域を、ユーザ毎及びウェブコンテンツ毎に設定することが可能である。したがって、中継サーバの管理者は、ウェブコンテンツのうち重要度が高い部分を最初のアクセス時にユーザに提示することができる。
初期表示領域は、中継サーバ100のデータベース部108に予め登録しておくことができる。図10は、データベース部108に記録された初期表示領域情報の一例を示す図である。ここでは、ユーザID=1のユーザに対して、URLが「www.fujifilm.jp」のウェブコンテンツについて、初期表示矩形領域が座標(34、70、64、100)として登録されている。
また、ユーザID=2のユーザに対して、URLが「www.fujifilm.com」のウェブコンテンツについて、初期表示矩形領域が座標(40、80、60、100)として登録されている。
ここで、座標(34、70、64、100)とは、初期表示矩形領域の左上の座標(X、Y)が(34、70)であり、初期表示矩形領域の右下の座標(X、Y)が(64、100)であることを示している。
図11は、ウェブページ閲覧システム1の動作を示すフローチャートであって、初期表示領域が設定されているウェブコンテンツにアクセスする場合のフローチャートである。なお、図5のフローチャートと共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
まず、クライアント10が初めてアクセスするウェブコンテンツを取得する場合について説明する。この場合のステップS1〜ステップS17までの動作は、図5のフローチャートと同様である。即ち、中継サーバ100の画像変換部102は、初めてアクセスされたウェブコンテンツのデータをレンダリングし、ウェブコンテンツ画像を生成し、画像保持部106に保存する。また、UI情報解析部104は、ウェブコンテンツ内に存在するUI情報を取得し、データベース部108に保存する。
次に、中継サーバ100は、当該ユーザについて、当該ウェブコンテンツに対して初期表示領域が設定されているか否かを判定する(ステップS61)。即ち、データベース部108から初期表示領域情報を読み出し、該当するユーザIDとウェブコンテンツのURLが存在するか否かを判断する。
初期表示領域が設定されていない場合には、ステップS31に移行し、通常のウェブコンテンツ画像とUIメタデータを、第1通信部112を介してクライアント10へ送信する(ステップS31)。
初期表示領域が設定されている場合には、ステップS63に移行し、重要部分にフォーカスしたウェブコンテンツ画像と画像内のUI情報を取得する。ここで、このウェブコンテンツには初めてアクセスしているため、重要部分とは初期表示領域のみを指す。
したがって、画像変換部102は、当該ウェブコンテンツについて、設定されている初期表示領域のウェブコンテンツ画像を生成する。例えば、初期表示領域の座標が(34、70、64、100)であれば、当該ウェブコンテンツの通常表示される領域の座標を(0、0、100、100)とし、(34、70、64、100)に該当する領域の拡大画像をウェブコンテンツ画像として生成する。
図12(a)に示す509は、初期表示領域が設定されていない場合のウェブコンテンツ画像であり、510は、初期表示領域に相当する領域である。また、図12(b)は、図12(a)に示す領域510を拡大した画像である初期表示領域画像511を示している。画像変換部102は、初期表示領域画像511を生成する。
さらに、UI情報解析部104は、設定されている初期表示領域に含まれるUI情報を取得し、UIメタデータを生成する。
このように生成したウェブコンテンツ画像とUIメタデータを、第1通信部112を介してクライアント10へ送信する(ステップS31)。
したがって、クライアント10の画像表示部16には、ウェブコンテンツの初期表示領域の拡大画像が表示される。
次に、クライアント10が、初期表示領域の設定されたウェブコンテンツに2回目以降にアクセスする場合について説明する。この場合についても、ステップS1〜ステップS26までの動作は、図5のフローチャートと同様である。即ち、ウェブコンテンツ画像を生成し、画像保持部106に保存する。また、画像内のUI情報を取得し、操作内容をデータベース部108に保存する。
次に、ウェブコンテンツ画像内に重要度が高い部分が存在するか否かを判定する(ステップS62)。
ここで、重要度の高さについては、図5のステップS27と同様に、差分の位置について判定する他、初期表示領域が設定された部分を重要度の高い部分として判定する。
例えば、ウェブコンテンツ画像において差分の位置が拡大された回数が所定の閾値より大きい部分や、差分が発生する前後でのアクセス頻度が所定の閾値より大きい部分がない場合には、初期表示領域が設定された部分を重要部分として判断する。
その後、初めてアクセスした場合と同様に、重要部分にフォーカスしたウェブコンテンツ画像と画像内のUI情報を取得する(ステップS63)。
このように、初期表示領域を設定可能とすることで、中継サーバの管理者は、所望のウェブコンテンツのうち重要度が高い部分を最初のアクセス時にユーザに提示することができる。また、初期表示領域を重要度の高い部分として考慮することで、2回目以降のアクセス時においても、適切に重要度の高い部分をクライアントに表示させることができる。
本明細書では、ウェブサーバ20へのアクセスを例に説明しているが、社内ウェブサーバ30へのアクセスについても同様である。
10…クライアント、12…通信部、14…入力部、16…画像表示部、18…UI情報マッピング部、20…ウェブサーバ、30…社内ウェブサーバ、100…中継サーバ、102…画像変換部、104…UI情報解析部、106…画像保持部、108…データベース部108、110…クライアント操作分析部、112…第1通信部、114…応答コンテンツ選択部、116…制御部、118…第2通信部
Claims (9)
- サーバとクライアントからなるウェブサイト閲覧システムにおいて、
前記サーバは、
前記クライアントから要求されたウェブコンテンツを該ウェブコンテンツを提供するウェブサーバから取得するコンテンツ取得手段と、
前記要求されたウェブコンテンツに関する情報をデータベースから取得する情報取得手段と、
前記取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析するクライアント操作分析手段と、
前記分析したクライアントの操作に基づいて前記ウェブコンテンツのうち応答する部分を選択する応答コンテンツ選択手段と、
前記ウェブコンテンツのうち前記選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともに、前記取得したウェブコンテンツから前記変換した画像に必要なUI情報を抽出する応答コンテンツ生成手段と、
前記ウェブコンテンツ画像とUI情報とを前記クライアントに送信する送信手段と、
を備え、
前記クライアントは、
所望のウェブコンテンツを前記サーバに要求する要求手段と、
前記サーバから送信されたウェブコンテンツ画像とUI情報とを受信する受信手段と、
前記ウェブコンテンツ画像を表示手段に表示する表示制御手段と、
前記UI情報を前記ウェブコンテンツ画像上の適切な位置に対応付けて配置するUI情報マッピング手段と、
を備えたことを特徴とするウェブサイト閲覧システム。 - 前記情報取得手段は、前記ウェブコンテンツに関する前記クライアントの閲覧情報を前記データベースから取得し、
前記クライアント操作分析手段は、前記取得したクライアントの閲覧情報から前記ウェブコンテンツのうち閲覧回数の多い部分を取得し、
前記応答コンテンツ選択手段は、前記閲覧回数の多い部分を応答する部分として選択することを特徴とする請求項1に記載のウェブサイト閲覧システム。 - 前記クライアント操作分析手段は、前記取得したクライアントの閲覧情報から前記ウェブコンテンツのうち閲覧回数の少ない部分を取得し、
前記応答コンテンツ選択手段は、前記閲覧回数の少ない部分を応答する部分から削除することを特徴とする請求項2に記載のウェブサイト閲覧システム。 - 前記情報取得手段は、前記要求されたウェブコンテンツに関する更新情報を前記データベースから取得し、
前記クライアント操作分析手段は、前記取得したウェブコンテンツの更新情報から前記ウェブコンテンツのうち最新の更新部分を取得し、
前記応答コンテンツ選択手段は、前記最新の更新部分を応答する部分として選択することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のウェブサイト閲覧システム。 - 前記サーバは、
前記クライアントの操作情報を取得する操作情報取得手段と、
前記取得した操作情報を前記要求されたウェブコンテンツと関連付けて前記データベースに記録する操作情報記録手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のウェブサイト閲覧システム。 - 前記サーバは、前記要求されたウェブコンテンツの更新を取得する更新情報取得手段と、
前記取得した更新情報を前記要求されたウェブコンテンツと関連付けて前記データベースに記録する更新情報記録手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のウェブサイト閲覧システム。 - 前記サーバは、所望のウェブコンテンツに対し、重要度の高い領域を最初の表示領域として設定する初期表示領域設定手段を備え、
前記情報取得手段は、前記初期表示領域設定手段で設定された表示領域をウェブコンテンツに関する情報として前記データベースから取得することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のウェブサイト閲覧システム。 - クライアントの情報とウェブコンテンツの情報を管理するデータベースと、
前記クライアントから要求されたウェブコンテンツを該ウェブコンテンツを提供するウェブサーバから取得するコンテンツ取得手段と、
前記要求されたウェブコンテンツに関する情報を前記データベースから取得する情報取得手段と、
前記取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析するクライアント操作分析手段と、
前記分析したクライアントの操作に基づいて前記ウェブコンテンツのうち応答する部分を選択する応答コンテンツ選択手段と、
前記ウェブコンテンツのうち前記選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともに、前記取得したウェブコンテンツから前記変換した画像に必要なUI情報を抽出する応答コンテンツ生成手段と、
前記ウェブコンテンツ画像とUI情報とを前記クライアントに送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とするサーバ。 - クライアントから要求されたウェブコンテンツを、該ウェブコンテンツを提供するウェブサーバから取得するコンテンツ取得工程と、
前記要求されたウェブコンテンツに関する情報をデータベースから取得する情報取得工程と、
前記取得した情報に基づいてクライアントの操作を分析するクライアント操作分析工程と、
前記分析したクライアントの操作に基づいて前記ウェブコンテンツのうち応答する部分を選択する応答コンテンツ選択工程と、
前記ウェブコンテンツのうち前記選択された部分をウェブコンテンツ画像に変換するとともに、前記取得したウェブコンテンツから前記変換した画像に必要なUI情報を抽出する応答コンテンツ生成工程と、
前記ウェブコンテンツ画像とUI情報とを前記クライアントに送信する送信工程と、
を備えたことを特徴とするデータ送受信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010274853A JP2012123679A (ja) | 2010-12-09 | 2010-12-09 | ウェブサイト閲覧システム、サーバ及びデータ送受信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2010274853A Abandoned JP2012123679A (ja) | 2010-12-09 | 2010-12-09 | ウェブサイト閲覧システム、サーバ及びデータ送受信方法 |
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JP (1) | JP2012123679A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015060461A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-03-30 | 富士通株式会社 | 中継装置、シンクライアントシステム、中継方法および中継プログラム |
JP2020098456A (ja) * | 2018-12-18 | 2020-06-25 | 東日本電信電話株式会社 | 分析システム |
JP7511607B2 (ja) | 2022-06-21 | 2024-07-05 | キヤノン株式会社 | 画像生成システム、通信装置、それらの動作方法およびプログラム |
-
2010
- 2010-12-09 JP JP2010274853A patent/JP2012123679A/ja not_active Abandoned
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