JP2004072599A

JP2004072599A - 無線ｌａｎアクセスポイント装置およびその情報通知方法

Info

Publication number: JP2004072599A
Application number: JP2002231572A
Authority: JP
Inventors: Haruo Shida; 志田　春夫
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2002-08-08
Filing date: 2002-08-08
Publication date: 2004-03-04

Abstract

【課題】無線ＬＡＮシステムで用いることができるプリンタの設置場所などプリンタに関する情報に詳しくない訪問者などでも、各自の無線ＬＡＮクライアント装置から印字を簡単に行うことができる無線ＬＡＮアクセスポイント装置を提供する。
【解決手段】無線ＬＡＮクライアント装置と通信を行う無線ＬＡＮアクセスポイント装置において、無線ＬＡＮクライアント装置１内に、近傍のプリンタ３に関するプリンタ情報としてプリンタの位置情報を記憶するプリンタ情報記憶手段と、前記プリンタ情報を無線ＬＡＮクライアント装置２からの要求に応じてその無線ＬＡＮクライアント装置２に通知する通知手段とを備えた。また、前記プリンタ情報としてプリンタの機種情報を記憶する構成にした。
【選択図】　　　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線ＬＡＮアクセスポイント装置と複数のそのクライアント装置とを備えた無線ＬＡＮシステムに関し、特に、そのクライアント装置の利用者が近傍のプリンタの情報を容易に得ることができる無線ＬＡＮアクセスポイント装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、ＩＥＥＥ８０２．１１ｂに準拠した無線ＬＡＮシステムが安価で市販され、広く普及している。また、５ＧＨｚ帯を使用するＩＥＥＥ８０２．１１ａの仕様策定も進んでおり、このような高速な無線ＬＡＮシステムも市販が始まってきている。また、事業所などの比較的広い場所では、複数の無線ＬＡＮアクセスポイント装置を装備し、広範囲で無線ＬＡＮクライアント装置からの接続を可能にしている。
特開２０００−２５９６６３公報に示された従来技術は、そのような無線ＬＡＮシステムの一つであり、図４に示したように、サーバー１０には複数のアクセスポイント装置１３、１４、１５が接続され、さらに、例えばアクセスポイント装置１３には無線ＬＡＮクライアント装置である無線ＬＡＮ携帯端末装置１１が接続されている。これにより、移動可能な無線ＬＡＮ携帯端末装置１１がサーバー１０に常に接続された状態となり、無線ＬＡＮ携帯端末装置１１は所望の情報をサーバー１０から引き出すことが可能となる。
また、この従来技術では、例えば無線ＬＡＮ携帯端末装置１１が移動して新しいアクセスエリアに入ると、別のアクセスポイント装置が検知してそのアクセスエリアの情報の概要を無線ＬＡＮ携帯端末装置１１へ送信することが可能となる。こうして、この従来技術では、図書館や展示場などのある範囲において、無線ＬＡＮ携帯端末装置により、所望の文書・画像・音声データの検索ができるし、その所在地がわかる。また、サーバー側からその概要・特徴などを検索者に配信することができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した特開２０００−２５９６６３公報に示された従来技術を含めて従来技術においては、例えば事業所外からの訪問者がその無線ＬＡＮシステムを利用する場合、各自の無線ＬＡＮクライアント装置を用いて無線ＬＡＮシステムに接続することは可能であるが、印字する際、使用できるプリンタの設置場所などプリンタに関する情報などが不明な場合にその情報を知ることができないという問題があった。
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決することにあり、具体的には、当該無線ＬＡＮシステムで用いることができるプリンタの設置場所などプリンタに関する情報に詳しくない訪問者などでも、各自の無線ＬＡＮクライアント装置から印字を簡単に行うことができる無線ＬＡＮアクセスポイント装置などを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項１記載の発明では、無線ＬＡＮクライアント装置と通信を行う無線ＬＡＮアクセスポイント装置において、近傍のプリンタに関するプリンタ情報を記憶するプリンタ情報記憶手段と、前記プリンタ情報を前記無線ＬＡＮクライアント装置に通知する通知手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項２記載の発明では、請求項１記載の発明において、前記プリンタ情報としてプリンタの位置情報を記憶することを特徴とする。
また、請求項３記載の発明では、請求項１または請求項２記載の発明において、前記プリンタ情報としてプリンタの機種情報を記憶することを特徴とする。
また、請求項４記載の発明では、請求項１、請求項２、または請求項３記載の発明において、前記通知手段は、無線ＬＡＮクライアント装置からの要求に応じてプリンタ情報を配信することを特徴とする。
また、請求項５記載の発明では、請求項４記載の発明において、無線ＬＡＮアクセスポイント装置は、情報を蓄積しておき無線ＬＡＮクライアント装置からの要求に応じて指定の情報を送信するＷｅｂサーバーとして動作することを特徴とする。
また、請求項６記載の発明では、請求項５記載の発明において、前記ＷｅｂサーバーとしてのＵＲＬアドレスを装置表面に表示させることを特徴とする。
また、請求項７記載の発明では、無線ＬＡＮクライアント装置と通信を行う無線ＬＡＮアクセスポイント装置の情報通知方法において、無線ＬＡＮアクセスポイント装置はＷｅｂサーバーとして近傍のプリンタに関するプリンタ情報を蓄積しておき、無線ＬＡＮクライアント装置からのＵＲＬアドレスを用いた要求に応じて指定のプリンタ情報を前記無線ＬＡＮクライアント装置へ通知することを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図１は本発明の一実施例を示す無線ＬＡＮシステムのシステム構成図である。図示したように、この実施例の無線ＬＡＮシステムは、無線ＬＡＮクライアント装置（無線ＬＡＮ端末装置）２を有線ＬＡＮへ接続する中継装置である無線ＬＡＮアクセスポイント装置１を複数（図示の例では１ａ、１ｂ、１ｃ）備え、各無線ＬＡＮアクセスポイント装置（以下、単にアクセスポイント装置と称す）１を中心に複数のアクセスエリア４（４ａ、４ｂ、４ｃ）を形成している。
このようなアクセスエリア４のうち、例えばアクセスエリア４ａは、アクセスポイント装置１ａのアクセスエリアであり、図示の状態では無線ＬＡＮクライアント装置（以下、単にクライアント装置と称す）２ａがアクセスポイント装置１ａを介してネットワークに接続されている。また、各無線ＬＡＮアクセスポイント装置１は、自身のアクセスエリア４内に存在する一つまたは複数のプリンタ３（例えば３ａ）の情報を記憶している。
【０００６】
図２に、アクセスポイント装置１の要部の構成を示す。図示したように、この実施例のアクセスポイント装置１は、この装置全体を制御・管理するシステム制御部５、近傍のプリンタ３（アクセスポイント装置１ａの場合はプリンタ３ａ）に関するプリンタ情報が記憶されるプリンタ情報記憶部６、近傍のクライアント装置２（２ａ、２ｂ−−−）との通信を行う通信部７、キーボード、表示装置、およびこれらを用いてプリンタ情報を入力させるプログラムなどを含むユーザインタフェース部８を備えている。なお、この実施例では、請求項１記載のプリンタ情報記憶手段はプリンタ情報記憶部６により、また、通知手段は通信部７により実現される。また、プリンタ情報記憶部６はハードディスク装置およびＲＡＭにより実現され、システム制御部５および通信部７はプログラムを記憶したメモリ（例えばＲＡＭ）およびそのプログラムに従って動作するＣＰＵなどにより実現される。
【０００７】
このような構成で、この実施例の無線ＬＡＮシステムでは、例えばアクセスエリア４ａにおいて、クライアント装置２ａからプリンタ３ａに関して問い合わせがあった場合、アクセスポイント装置１ａのシステム制御部５はその問い合わせ内容を通信部７を介して取得する。これにより、システム制御部５はプリンタ３ａの情報をプリンタ情報記憶部６から取得し、その情報をそのクライアント装置２ａへ通知する。なお、各アクセスポイント装置１はユーザインタフェース部８により後述するプリンタ情報を予め入力させ、このプリンタ情報をプリンタ情報記憶部６に記憶しておく。
アクセスポイント装置１ｂ、１ｃに関しても同様である。また、クライアント装置２ａが移動して、例えばアクセスポイント装置１ｂのアクセスエリア４ｂに入り、このローミング（ｒｏａｍｉｎｇ）によりアクセスポイント装置１ｂを介した接続になると、アクセスポイント装置１ｂの近傍のプリンタ３ｂの情報がアクセスポイント装置１ｂから通知される。
前記において、クライアント装置２がアクセスポイント装置１から通知されるプリンタ情報は例えばプリンタ３の位置に関する情報である。このような構成では、これによりプリンタ３がどこに存在するのかをクライアント装置２の利用者が知ることができ、無線ＬＡＮシステムで用いるプリンタなどの設置場所に不慣れな人でも、誰に聞くこともなく印字物を手に入れることができる。
また、クライアント装置２がアクセスポイント装置１から通知されるプリンタ情報に、プリンタの機種情報を含ませる構成も可能である。このような構成では、これにより、実際にプリンタ３を確認しなくとも、クライアント装置２において正確な機種情報を得ることができ、例えば装備（インストール）されているプリンタ・ドライバに合致したプリンタを選択したり、印字が可能かどうかを判断したりすることができる。
【０００８】
また、本発明の他の実施例では、情報を蓄積しておき、クライアント装置からの要求に応じてネットワークを介してこれらの情報を送信するＷｅｂサーバー機能を実現する手段をアクセスポイント装置１内に備え、クライアント装置２へプリンタ情報を通知する請求項１記載の通知手段としてＷｅｂブラウジングを用いる。このような構成では、クライアント装置２に特別の実現手段を追加しなくても、クライアント装置２からアクセスポイント装置１にＷｅｂブラウザを用いてアクセスすることにより容易にプリンタ情報を得ることができる。
また、前記において、アクセスポイント装置１のＵＲＬアドレスをアクセスポイント装置１上の見やすい場所に表示させる構成も可能である。例えばＵＲＬアドレスを記載したラベルをアクセスポイント装置１上の目に付く箇所に貼り付けておくのである。通常、アクセスポイント装置１は、見通しの良いところに設置されるので、クライアント装置２の利用者（操作者）はその場に不慣れでもそのようなアクセスポイン装置１を発見しやすい。そのとき即座に、例えばそのアクセスポイント装置１に貼り付けてあるラベルなどを見てそのアクセスポイント装置１のＵＲＬアドレスを確認することができ、クライアント装置２においてＷｅｂブラウザにそのＵＲＬアドレスを入力することにより、クライアント装置２からアクセスポイント装置１にＷｅｂブラウザを用いてアクセスし、容易にプリンタ情報を得ることができる。
【０００９】
この実施例の動作フローを図３に示す。以下、図３に従って、この実施例の動作を説明する。
図３に示したように、この無線ＬＡＮシステムの各アクセスポイント装置１では、ユーザインタフェース部８により前記したプリンタ情報を予め入力させ、このプリンタ情報をプリンタ情報記憶部６に記憶しておく（Ｓ１）。
このような準備をしておき、例えばアクセスエリア４ａにおいて、利用者は最寄のアクセスポイント装置１ａで確認したそのＵＲＬアドレスをクライアント装置２ａから入力する（Ｓ２）。これにより、クライアント装置２ａの通信部はそのＵＲＬアドレスを用いてアクセスポイント装置１ａへＷｅｂブラウジング表示情報の転送を要求する要求メッセージを送信する（Ｓ３）。
こうして、アクセスポイント装置１ａでは、通信部７がその要求メッセージを受信し（Ｓ４）、システム制御部５が通信部７を介して当該ＵＲＬアドレスのトップページ情報（メニュー情報）を送り返す（Ｓ５）。そうすると、これを受信したクライアント装置２ａでは、送られてきたトップページ情報を表示装置に表示し（Ｓ６）、それを見た利用者が表示されたメニューからプリント情報の転送を選択する。
これにより、クライアント装置２ａの通信部は選択された情報（この例ではプリンタ情報）の転送を要求する要求メッセージをアクセスポイント装置１ａへ送信する（Ｓ７）。そして、アクセスポイント装置１ａでは、これを受信して（Ｓ８）、システム制御部５がプリンタ３ａの情報をプリンタ情報記憶部６から取得し、その情報をそのクライアント装置２ａへ送信する（Ｓ９）。こうして、クライアント装置２ａでは、プリンタ情報を受信し（Ｓ１０）、そのプリンタ情報を表示装置に表示する（Ｓ１１）。
なお、以上の説明においては、印字（プリント出力）を行う装置をプリンタとしたが、アクセスポイント装置と通信可能に構成されたデジタル複写機であってもよい。また、プリンタ情報は、位置情報や機種情報に限定されない。
【００１０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、請求項１記載の発明では、無線ＬＡＮクライアント装置と通信を行う無線ＬＡＮアクセスポイント装置に、近傍のプリンタに関するプリンタ情報を記憶しておき、そのプリンタ情報を無線ＬＡＮクライアント装置に通知することができるので、プリンタ情報としてプリンタの設置場所などを記憶しておけば、プリンタに関する情報に詳しくない訪問者などでも、各自の無線ＬＡＮクライアント装置から印字を簡単に行うことができる。
また、請求項２記載の発明では、請求項１記載の発明において、プリンタ情報としてプリンタの位置情報が記憶されるので、プリンタに関する情報に詳しくない訪問者などでも、各自の無線ＬＡＮクライアント装置から印字を簡単に行うことができる。
また、請求項３記載の発明では、請求項１または請求項２記載の発明において、プリンタ情報としてプリンタの機種情報が記憶されるので、印字を行う前に印字可能か否かを知ることができる。
また、請求項４記載の発明では、請求項１、請求項２、または請求項３記載の発明において、無線ＬＡＮクライアント装置からの要求に応じてプリンタ情報が配信されるので、訪問者などがプリンタ情報を必要になったときにそのプリンタ情報を直ちに取得することができる。
また、請求項５および請求項７記載の発明では、無線ＬＡＮアクセスポイント装置が無線ＬＡＮクライアント装置からの要求に応じて指定の情報を送信するＷｅｂサーバーとして動作するので、無線ＬＡＮクライアント装置に特別な手段を追加しなくても、その無線ＬＡＮクライアント装置を用いてプリンタ情報を取得することができる。
また、請求項６記載の発明では、請求項５記載の発明において、ＷｅｂサーバーとしてのＵＲＬアドレスが無線ＬＡＮアクセスポイント装置の表面に表示されているので、訪問者などが問い合わせ先のＵＲＬアドレスを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す無線ＬＡＮシステムのシステム構成図である。
【図２】本発明の一実施例を示す無線ＬＡＮアクセスポイント装置要部の構成ブロック図である。
【図３】本発明の一実施例を示す無線ＬＡＮシステムの動作フロー図である。
【図４】従来技術の一例を示す無線ＬＡＮシステムのシステム構成図である。
【符号の説明】
１　無線ＬＡＮアクセスポイント装置
２　無線ＬＡＮクライアント装置
３　プリンタ
４　アクセスエリア
５　システム制御部
６　プリンタ情報記憶部
７　通信部
８　ユーザインタフェース部

Claims

無線ＬＡＮクライアント装置と通信を行う無線ＬＡＮアクセスポイント装置において、近傍のプリンタに関するプリンタ情報を記憶するプリンタ情報記憶手段と、前記プリンタ情報を前記無線ＬＡＮクライアント装置に通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする無線ＬＡＮアクセスポイント装置。
請求項１記載の無線ＬＡＮアクセスポイント装置において、前記プリンタ情報としてプリンタの位置情報を記憶することを特徴とする無線ＬＡＮアクセスポイント装置。
請求項１または請求項２記載の無線ＬＡＮアクセスポイント装置において、前記プリンタ情報としてプリンタの機種情報を記憶することを特徴とする無線ＬＡＮアクセスポイント装置。
請求項１、請求項２、または請求項３記載の無線ＬＡＮアクセスポイント装置において、前記通知手段が、無線ＬＡＮクライアント装置からの要求に応じてプリンタ情報を配信することを特徴とする無線ＬＡＮアクセスポイント装置。
請求項４記載の無線ＬＡＮアクセスポイント装置において、無線ＬＡＮアクセスポイント装置は、情報を蓄積しておき無線ＬＡＮクライアント装置からの要求に応じて指定の情報を送信するＷｅｂサーバーとして動作することを特徴とする無線ＬＡＮアクセスポイント装置。
請求項５記載の無線ＬＡＮアクセスポイント装置において、前記ＷｅｂサーバーとしてのＵＲＬアドレスを装置表面に表示させることを特徴とする無線ＬＡＮアクセスポイント装置。
無線ＬＡＮクライアント装置と通信を行う無線ＬＡＮアクセスポイント装置の情報通知方法において、無線ＬＡＮアクセスポイント装置はＷｅｂサーバーとして近傍のプリンタに関するプリンタ情報を蓄積しておき、無線ＬＡＮクライアント装置からのＵＲＬアドレスを用いた要求に応じて指定のプリンタ情報を前記無線ＬＡＮクライアント装置へ通知することを特徴とする情報通知方法。