JP5276331B2 - 黒色顔料分散ガラスペースト - Google Patents
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Description
1.分解温度が390〜430℃である感光性樹脂組成物(I)と,該分解温度より溶融温度が50〜100℃高いガラスフリット(II)と,黒色無機顔料(III)とを含んでなる,黒色顔料分散ガラスペースト。
2.該感光性樹脂組成物(I)がアルカリ可溶性ポリマー,感光性モノマー及び光重合開始剤を含有するものである,上記1の黒色顔料分散ガラスペースト。
3.該感光性樹脂組成物(I)が,酸価45〜65mgKOH/g,かつ水酸基価5〜15mgKOH/gのものである,上記1又は2の黒色顔料分散ガラスペースト。
4.該ガラスフリット(II)の溶融温度が440〜530℃のものである,上記1ないし3の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
5.該アルカリ可溶性ポリマー100重量部に対して,感光性モノマー10〜120重量部,該光重合開始剤5〜80重量部,該ガラスフリット(II)10〜200重量部,該黒色無機顔料(III)40〜250重量部を,それぞれ含んでなるものである,上記1ないし4の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
6.該ガラスフリット(II)が,Bi2O3を主成分とするか又はP2O5及びB2O3を主成分とするガラスフリットである,上記1ないし5の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
7.該ガラスフリット(II)が,酸化物換算で,
Bi2O3・・・60〜80重量%
ZnO ・・・・5〜15重量%
B2O3 ・・・・0〜10重量%
SiO2 ・・・・0〜10重量%
Al2O3・・・・0〜10重量%
他成分 ・・・・0〜35重量%
なる組成のものであるか,又は,
P2O5 ・・・25〜35重量%
Al2O3・・・10〜20重量%
Na2O ・・・・5〜10重量%
B2O3 ・・・25〜35重量%
ZnO ・・・・0〜5重量%
MgO ・・・・0〜5重量%
BaO ・・・・5〜10重量%
F2 ・・・・・0〜5重量%
その他成分・・・0〜30重量%
なる組成のものである,上記ないし6の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
8.該黒色無機顔料(III)が,金属酸化物を含んでなるものである,上記1ないし8の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
9.該金属酸化物が,酸化鉄,酸化コバルト,酸化クロム,酸化マンガン,酸化アルミニウムおよび酸化ニッケルからなる群より選ばれる一種以上のものである,上記1ないし8の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
10.基板上に塗布された上記1ないし9の何れかの黒色顔料分散ガラスペーストを焼成してなるものであり,且つ拡散反射率SCE値が0.40より小さいものであることを特徴とする,ブラックマトリクス。
11.上記1ないし9の何れかの黒色顔料分散ガラスペーストを基板に塗布するステップと,塗布された該ペーストを焼成するステップとを含んでなるディスプレイパネル用ブラックマトリクスの製造方法であって,焼成を,該黒色顔料分散ガラスペーストの成分である該感光性樹脂組成物(I)の分解温度より70〜120℃高い温度にて行うことを特徴とする,拡散反射率SCE値が0.40以下のブラックマトリクスの製造方法。
12.焼成を,該ガラスフリット(II)の溶融温度より10〜80℃高い温度にて行うことを特徴とする,上記11のブラックマトリクスの製造方法。
Bi2O3・・・60〜80重量%
ZnO ・・・・5〜15重量%
B2O3 ・・・・0〜10重量%
SiO2 ・・・・0〜10重量%
Al2O3・・・・0〜10重量%
他成分 ・・・・0〜35重量%
なる組成のビスマス系ガラスフリットが挙げられる。
P2O5 ・・・25〜35重量%
Al2O3・・・10〜20重量%
Na2O ・・・・5〜10重量%
B2O3 ・・・25〜35重量%
ZnO ・・・・0〜5重量%
MgO ・・・・0〜5重量%
BaO ・・・・5〜10重量%
F2 ・・・・・0〜5重量%
その他成分・・・0〜30重量%
なる組成のリン酸系ガラスフリットも挙げられる。
ガラス基板,または電極が形成されたガラス基板に本発明の黒色顔料分散ガラスペーストを塗布する。ガラス基板表面とペーストとの密着性を向上させるために,ガラス基板表面にシランカップリング剤を予め塗布しておいてもよい。本発明の黒色顔料分散ガラスペーストの塗布は,ロールコーターやバーコーター等で行うことができる。塗布後,室温にて数日間放置するか,または温風ヒーターにて数分から数時間乾燥させる。光硬化性及び良好な「黒色度」を得るためには,乾燥膜厚の厚みは,通常,1.0〜5.0μmとするのが好ましく,2.0〜3.0μmとするのがより好ましい。
上記に従って本発明の黒色顔料分散ガラスペーストを塗布し乾燥した基板を,パターンマスクを介して露光させる。露光には紫外線,エキシマーレーザー光などを用いることができる。照射光量は,通常,20〜3000mJ/cm2の範囲である。
前記の露光処理した基板を現像液に浸漬するか,又はこれを基板にスプレーすることにより現像を行う。現像液としては,アルカリ性の水溶液,例えば,水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物,アルカリ金属炭酸塩の水溶液,又はジエタノールアミンなどの有機アミンの水溶液を用いることができる。
前記の現像処理した基板を焼成する。焼成は,黒色顔料分散ガラスペーストから無機物以外を分解・揮散させて除去すると共に,フリットガラスを溶融させ,黒色顔料と均質一体化するために行われる。焼成温度は,製造工程におけるエネルギー効率を考慮して,通常,好ましくは400〜600℃,より好ましくは,450〜550℃であるが,これに限定されない。
<ガラスフリットの作成>
ビスマス系ガラスフリット(A):
ガラス組成(重量%):Bi2O3:60〜80%,ZnO:5〜15%,B2O3:0〜10%,SiO2:0〜10%,Al2O3:0〜10%
溶融温度:470℃
のガラスをジェットミルで粉砕して,平均粒径0.5〜4μmのビスマス系ガラスフリット(A)を得た。
ガラスフリットの溶融温度は,TG/DTAを用いて常法により測定し、測定温度20〜600℃(昇温速度:10℃/分)、溶融温度は測定チャートのDTA曲線の変曲点として得ることができる。
温度計,攪拌機,滴下ロート,及び還流冷却器を備えたフラスコに,メタクリル酸26g,メタクリル酸メチル70g,ジエチレングリコールモノブチルエーテル150gを加え,80℃まで加熱し,開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル5gを加え,窒素雰囲気下,8時間重合させた。次いでこれにグリシジルメタクリレート15g,トリフェニルホスフィン0.1gを加え,80℃で24時間反応させた。冷却後,アルカリ可溶性ポリマー(i)の溶液250g(アルカリ可溶性ポリマー100gを含有)を得た。このアルカリ可溶性ポリマー(i)は,酸価100mgKOH/g,重量平均分子量15,000で(GPCにて測定),二重結合当量1,000であった。
酸化鉄及び酸化マンガンを主成分として含有する黒色無機顔料(平均粒子径:500nm)93g,上記で製造したアルカリ可溶性ポリマー(i)溶液250g(アルカリ可溶性ポリマー100gを含有する)及びジエチレングリコールモノブチルエーテル50gをディスパーにて混合し,さらに上記ビスマス系ガラスフリット(A)23gを加えて混合することにより前処理液を得た。この前処理液を3本ロールロールミルにて4時間分散させ,グラインドゲージにて4μm以上の粒がないことを確認し,黒色顔料・ガラス・ポリマー混合物516gを得た。
上記黒色顔料・ガラス・ポリマー混合物516gに,アロニックスM-402〔ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートとジペンタエリスリトールヘキサ (メタ)アクリレートの混合物,東亜合成社製〕33g,及び光重合開始剤としてイルガキュアOXE−02の21gを加え,ディスパーで24時間撹拌し,黒色顔料分散ガラスペースト570gを得た。その組成比は次のとおりである。
アロニックスM−402 ・・・・・・・・・・・・・・33重量部
イルガキュアOXE−02 ・・・・・・・・・・・・・21重量部
ビスマス系ガラスフリット(A) ・・・・・・・・・・・23重量部
酸化鉄,酸化マンガンを主成分とする黒色無機顔料 ・・93重量部
感光性樹脂組成物(I)の分解温度(TGチャートの感光性樹脂組成物(I)の重量が,測定前の重量に対して97%以上減少した時点の温度)はTG/DTAを用いて測定した。すなわち次の組成よりなる混合物,
アルカリ可溶性ポリマー(i) ・・・100重量部
アロニックスM−402 ・・・・・・・33重量部
イルガキュアOXE−02 ・・・・・・21重量部
について,示差走査熱量測定を行った。
装置として「DSC6200」,「TG/DTA6200」(セイコーインスツルメンツ社製)を用い,測定温度20〜600℃(昇温速度:10℃/分),N2雰囲気の測定環境で,常法により操作した。その結果,分解温度は410℃であった。
感光性樹脂組成物(I)の酸化及び水酸基価を常法により測定した。その結果,酸化55mgKOH/g,水酸基価7mgKOH/gであった。
黒色顔料分散ガラスペースト組成物を,10cm×10cmのナトリウムガラス基板上に,乾燥膜厚2〜3μmとなるようにスクリーンにて印刷により塗布し,温風機にて80℃,30分乾燥させた。露光機(オーク製作所製 HMW−661−F)を用いて,紫外光を全面に600mJ/m2照射した。照射後の基板を電熱炉中500℃にて焼成した。膜厚は2.5μmであった。基板上に形成された膜の拡散反射率(SCE値)を,下記の方法に従って測定したところ,SCE値0.25であった。
焼成して形成した基板上の膜を裏側にして,ガラス面側から、分光測色計(コニカミノルタ製:CM-2600d)により、SCE値を測定した。
黒色顔料分散ガラスペースト組成物をガラス基板上に乾燥膜厚2〜3μmとなるように塗布し,温風機にて50℃,120分乾燥させた。パターンマスクを介し露光機を用いて,紫外光を700mJ/m2照射した。照射後,現像液(0.5重量%の炭酸ナトリウム水溶液)に浸漬してパターンを形成した。処理後の基板を,電熱炉中500℃にて焼成したところ,退色,剥がれ,削れ部位等の不良を伴わない露光部分と,樹脂残渣が観測されない未露光部分とからなる,良好なブラックマトリクスパターンが得られた。
現像幅の評価については、下記の基準に基づいて評価を行った。
黒色顔料分散ガラスペースト組成物をガラス基板上に乾燥膜厚2〜3μmとなるように塗布し,温風機にて50℃,120分乾燥させた。パターンマスクを介し露光機を用いて,紫外光を700mJ/m2照射した。照射後,現像液(0.5重量%の炭酸ナトリウム水溶液)に浸漬してパターンを形成した。未露光領域に残査が全く確認されなくなってから、露光領域に削れ部位が発生するまでの時間(現像幅)を測定した。
△:削れ部位が発生するまでの時間が5〜30秒
×:削れ部位が発生するまでの時間が5秒より短い
黒色顔料分散ガラスペースト組成物をガラス基板上に乾燥膜厚2〜3μmとなるように塗布し,温風機にて50℃,120分乾燥させた。パターンマスクを介し露光機を用いて,紫外光を700mJ/m2照射した。照射後,現像液(0.5重量%の炭酸ナトリウム水溶液)に浸漬してパターンを形成した。処理後の基板を乾燥させた後、剥がれの有無を目視で観察し記録した。以下の基準に従って評価した結果を表に示す。
△:剥がれ部位が有る
○:剥がれ部位が無い
黒色顔料分散ガラスペースト組成物を,10cm×10cmのナトリウムガラス基板上に,乾燥膜厚2〜3μmとなるようにスクリーンにて印刷により塗布し,温風機にて80℃,30分乾燥させた。露光機(オーク製作所製 HMW−661−F)を用いて,紫外光を全面に600mJ/m2照射した。照射後の基板を電熱炉中500℃にて焼成した。膜厚は2.5μmであった。
焼成後の基板の表面を爪で一定の力をかけて擦り、傷発生の有無を目視で観察し記録した。以下の基準に従って評価した結果を表に示す。
△:大きな傷が有る
○:性能上無視できるが小さな傷が有る
◎:全く傷無し
ガラスフリットとして,下記のリン酸系ガラスフリット(B) を使用した以外は,実施例1と同様に実施した。
リン酸系ガラスフリット(B):
ガラス組成:P2O5:25〜35%,B2O3:25〜35%,Al2O3:10〜20%,ZnO:0〜5%,MgO:0〜5%,BaO:5〜10%,Na2O:5〜10%,F2:0〜5%
溶融温度:472℃
平均粒径:0.5〜4μm(ジェットミル粉砕)
これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に焼成して形成された膜の拡散反射率はSCE値0.20であった。
アルカリ可溶性ポリマーとして,次のアルカリ可溶性ポリマー(ii)を使用した以外は,実施例1と同様に実施した。
アルカリ可溶性ポリマー(ii)の製造:
メタクリル酸35g,メタクリル酸メチル71g,プロピレングリコールモノメチルエーテル120g,α−テルピネオール30g,アゾビスイソブチロニトリル5g,グリシジルメタクリレート14g,トリフェニルホスフィン0.1gを用いて,実施例1と同様の操作を経てアルカリ可溶性ポリマー(ii)の溶液240gを得た。このアルカリ可溶性ポリマー(ii)は,酸価120mgKOH/g,重量平均分子量20,000(GPCにて測定),二重結合当量400であった。
これを用いて調製した感光性樹脂組成物(I)の酸価は70mgKOH/g,水酸基価は7mgKOH/gであった。また,これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に焼成して形成された膜の反射率はSCE値0.25であった。
アルカリ可溶性ポリマーとして,アルカリ可溶性ポリマー(iii)を使用した以外は,実施例1と同様に実施した。
メタクリル酸21g,メタクリル酸メチル82g,プロピレングリコールモノメチルエーテル120g,アゾビスイソブチロニトリル5g,グリシジルメタクリレート17g,トリフェニルホスフィン0.1gを用いて,実施例1と同様の操作を経てアルカリ可溶性ポリマー(iii)の溶液240gを得た。このアルカリ可溶性ポリマーは,酸価60mgKOH/g,重量平均分子量20,000(GPCにて測定),二重結合当量400であった。
これを用いて調製した感光性樹脂組成物(I)の酸価は35mgKOH/g,水酸基価は7mgKOH/gであった。また,これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に焼成して形成された膜の反射率はSCE値0.35であった。
架橋剤として,DPHA〔ジペンタエリスリトールヘキサ (メタ)アクリレート〕を使用した以外は,実施例1と同様に実施した。感光性樹脂組成物(I)の酸価は55mgKOH/g,水酸基価は10mgKOH/gであった。また,これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に焼成して形成された膜の反射率はSCE値0.25であった。
架橋剤として,TriPEA〔トリペンタエリスリトールオクタ(メタ)アクリレート〕を使用した以外は,実施例1と同様に実施した。感光性樹脂組成物(I)の酸価は55mgKOH/g,水酸基価は5mgKOH/gであった。また,これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に焼成して形成された膜の反射率はSCE値0.35であった。
ガラスフリット及び黒色顔料の含量比率を下記のとおりに変更した以外は,実施例1と同様に実施した。
アルカリ可溶性ポリマー(i) ・・・・・・・・・・・100重量部
アロニックスM−402 ・・・・・・・・・・・・・・・33重量部
イルガキュアOXE−02 ・・・・・・・・・・・・・・21重量部
ビスマス系ガラスフリット(A) ・・・・・・・・・・・・45重量部
酸化鉄及び酸化マンガンを主成分とする黒色無機顔料 ・・72重量部
これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に焼成して形成された膜の反射率は,SCE値0.40であった。
ガラスフリット及び黒色顔料の含量比率を下記のとおりに変更した以外は,実施例1と同様に実施した。
アルカリ可溶性ポリマー(i) ・・・・・・・・・・・・・100重量部
アロニックスM−402 ・・・・・・・・・・・・・・・・33重量部
イルガキュアOXE−02 ・・・・・・・・・・・・・・・21重量部
ビスマス系ガラスフリット(A) ・・・・・・・・・・・・・90重量部
酸化鉄及び酸化マンガンを主成分とする黒色無機顔料 ・・124重量部
これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に形成された膜の反射率を測定したところ,SCE値0.30であった。
アルカリ可溶性ポリマーとして,アルカリ可溶性ポリマー(iv)を使用した以外は,実施例1と同様に実施した。
アルカリ可溶性ポリマー(iv)の製造:
メタクリル酸45g, メタクリル酸ジシクロペンタニル[FA−513M]30g,プロピレングリコールモノメチルエーテル120g,アゾビスイソブチロニトリル5g,グリシジルメタクリレート45g,トリフェニルホスフィン0.1gを用いてアルカリ可溶性ポリマーの溶液240gを得た。このアルカリ可溶性ポリマーは,酸価100mgKOH/g,重量平均分子量20,000(GPCにて測定),二重結合当量400であった。
これを用いて調製した感光性樹脂組成物(I)の酸価は55mgKOH/g,水酸基価は7mgKOH/gであった。また,これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に形成された膜の反射率は,SCE値0.30であった。
ガラスフリットの溶融温度を460℃のものに変更した以外は,実施例1と同様に実施した。これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に形成された膜の反射率は,SCE値0.28であった。
黒色顔料分散ガラスペースト組成物のガラスフリットの溶融温度を450℃のものに変更した以外は,実施例1と同様に実施した。ガラス基板上に焼成により形成された膜の反射率は,SCE値0.30であった。
ガラスフリットとして,下記のビスマス系ガラスフリット(X)を使用した以外は,実施例1と同様に実施した。ガラス基板上に焼成して形成された膜の反射率は,SCE値1.05であった。
ビスマス系ガラスフリット(X):
ガラス組成(重量%):Bi2O3:70〜90%,ZnO:10〜20%,B2O3:0〜10%,SiO2:0〜10%
溶融温度:370℃
のガラスをジェットミルで粉砕して,平均粒径0.5〜4μmのビスマス系ガラスフリット(X)とした。
ガラスフリットとして,下記のとおり溶融温度が異なるビスマス系ガラスフリットを使用した点以外は比較例1と同様に実施した。ガラス基板上に焼成により形成された膜の反射率は,SCE値0.95であった。
溶融温度:390℃
平均粒径:0.5〜4μm(ジェットミル粉砕)
黒色無機顔料として平均粒子径1000nmのものを使用した以外は,実施例1と同様の条件で実施した。ガラス基板上に焼成により形成された膜の反射率は,SCE値0.90であった。
黒色顔料分散ガラスペーストの各成分の含有比率を下記のとおりに変更した以外は,実施例1と同様に実施した。
アルカリ可溶性ポリマー(i) ・・・・・・・・・・・・100部
アロニックスM−402 ・・・・・・・・・・・・・・233部
イルガキュアOXE−02 ・・・・・・・・・・・・・・53部
ビスマス系ガラスフリット(A) ・・・・・・・・・・・114部
酸化鉄,酸化マンガンを主成分とする黒色無機顔料 ・・182部
これを用いて調製した感光性樹脂組成物(I)の酸価は23mgKOH/g,水酸基価は22mgKOH/gであった。また,これを用いて調製した黒色顔料分散ガラスペーストをガラス基板上に形成された膜の反射率は,SCE値1.25であった。
ガラスフリットを溶融温度430℃のものに変更した以外は,実施例1と同様に実施した。基板上に形成された膜の反射率を測定したところ,SCE値0.60であった。
黒色顔料分散ガラスペースト組成物のガラスフリットを溶融温度を410℃のものに変更した以外は,実施例1と同様に実施した。基板上に形成された膜の反射率を測定したところ,SCE値1.00であった。
Claims (10)
- 分解温度が390〜430℃である感光性樹脂組成物(I)と,該分解温度より溶融温度が50〜100℃高いガラスフリット(II)と,黒色無機顔料(III)とを含んでなる,黒色顔料分散ガラスペーストであって,該感光性樹脂組成物(I)がアルカリ可溶性ポリマー,感光性モノマー及び光重合開始剤を含有するものであり,該黒色無機顔料の平均粒子径が0.1μm以上1μm未満であり,該アルカリ可溶性ポリマー100重量部に対して,感光性モノマー10〜120重量部,該光重合開始剤5〜80重量部,該ガラスフリット(II)10〜200重量部,該黒色無機顔料(III)40〜250重量部を,それぞれ含んでなり,該感光性モノマーが,次のもの:グリセロールジ(メタ)アクリレート,ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート,ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート,トリグリセロールジ(メタ)アクリレート,1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート,エチレングリコールジ(メタ)アクリレート,ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート,ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート,ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート,ジペンタエリスリトールヘキサ (メタ)アクリレート,ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート,ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート,及びトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートから選ばれるものである,黒色顔料分散ガラスペースト。
- 該感光性樹脂組成物(I)が,酸価45〜65mgKOH/g,かつ水酸基価5〜15mgKOH/gのものである,請求項1の黒色顔料分散ガラスペースト。
- 該ガラスフリット(II)の溶融温度が440〜530℃のものである,請求項1又は2の黒色顔料分散ガラスペースト。
- 該ガラスフリット(II)が,Bi2O3を主成分とするか又はP2O5及びB2O3を主成分とするガラスフリットである,請求項1ないし3の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
- 該ガラスフリット(II)が,酸化物換算で,
Bi2O3・・・60〜80重量%
ZnO ・・・・5〜15重量%
B2O3 ・・・・0〜10重量%
SiO2 ・・・・0〜10重量%
Al2O3・・・・0〜10重量%
他成分 ・・・・0〜35重量%
なる組成のものであるか,又は,
P2O5 ・・・25〜35重量%
Al2O3・・・10〜20重量%
Na2O ・・・・5〜10重量%
B2O3 ・・・25〜35重量%
ZnO ・・・・0〜5重量%
MgO ・・・・0〜5重量%
BaO ・・・・5〜10重量%
F2 ・・・・・0〜5重量%
その他成分・・・0〜30重量%
なる組成のものである,請求項1ないし4の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。 - 該黒色無機顔料(III)が,金属酸化物を含んでなるものである,請求項1ないし5の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
- 該金属酸化物が,酸化鉄,酸化コバルト,酸化クロム,酸化マンガン,酸化アルミニウムおよび酸化ニッケルからなる群より選ばれる一種以上のものである,請求項1ないし6の何れかの黒色顔料分散ガラスペースト。
- 基板上に塗布された請求項1ないし7の何れかの黒色顔料分散ガラスペーストを焼成してなるものであり,且つ拡散反射率SCE値が0.40より小さいものであることを特徴とする,ブラックマトリクス。
- 請求項1ないし7の何れかの黒色顔料分散ガラスペーストを基板に塗布するステップと,塗布された該ペーストを焼成するステップとを含んでなるディスプレイパネル用ブラックマトリクスの製造方法であって,焼成を,該黒色顔料分散ガラスペーストの成分である該感光性樹脂組成物(I)の分解温度より70〜120℃高い温度にて行うことを特徴とする,拡散反射率SCE値が0.40以下のブラックマトリクスの製造方法。
- 焼成を,該ガラスフリット(II)の溶融温度より10〜80℃高い温度にて行うことを特徴とする,請求項9のブラックマトリクスの製造方法。
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