JP5275956B2 - 情報入力装置、情報入力プログラムおよび電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、外部近接物体に関する情報の入力を行う情報入力装置および情報入力プログラム、ならびにそのような情報入力装置を備えた電子機器に関する。
画像表示装置には、タッチパネルを備えたものがある。このタッチパネルには、電気抵抗の変化を利用した抵抗型や、静電容量の変化を利用した静電容量型のほか、光学的に指等を検知する光学型タッチパネルがある。
この光学型タッチパネルは、例えば、バックライトからの光を液晶素子で変調して画像を表示面に表示すると共に、表示面から出射されて指等の近接物体によって反射された光を表示面に配列された受光素子によって受光し、近接物体の位置等を検出するものである。このような画像表示装置について記載したものには、特許文献1が挙げられる。特許文献1に記載された表示装置は、画像を表示する表示手段と、物体を撮像する撮像手段とを有する表示部を備えたものである。
特開2004−127272号公報
ここで、このような画像表示装置では、一般には表示面内に、表示素子および受光素子が配設された有効表示領域(有効受光領域)と、その外縁(周辺)の額縁領域とが設けられている。このうち、額縁領域にはBM(ブラックマトリクス)層などの遮光層が形成されているため、この額縁領域は遮光領域となっている。このことから、有効表示領域の端部領域の受光素子では、その外縁の遮光領域側からは光が入射しないことに起因して、その端部領域の内部領域で得られる受光信号と比べて受光信号の信号強度が低下してしまうという問題があった。すなわち、有効表示領域内で得られる受光信号強度の面内均一性が低下してしまっていた。なお、このような問題は、表示面上に保護用のガラス板やアクリル板を搭載させた場合など、受光面と近接物体の接触面(タッチ面)との間の距離が大きくなった場合に、特に顕著に生じるものである。
したがって、このようにして得られた受光信号に基づいて近接物体を検出する場合、近接物体を正確に検出することができず、位置検出エラー等が生じるおそれがあった。すなわち、従来の光学式タッチパネルを備えた情報入力装置では、高い精度で近接物体を検出することが困難であり、改善の余地があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高い精度で近接物体を検出することが可能な情報入力装置、情報入力プログラムおよび電子機器を提供することにある。
本発明の情報入力装置は、外部近接物体を検出するための複数の受光素子が配設された有効受光領域と、この有効受光領域の外縁に位置する遮光領域とを有する入力パネルと、有効受光領域のうちの端部領域における受光素子から得られる受光信号である端部受光信号に対して、その信号強度をより大きくする補正である端部補正を行う補正部と、この端部補正がなされた後の受光信号に基づいて、外部近接物体の位置、形状および大きさのうちの少なくとも1つに関する物体情報を取得する画像処理部とを備えたものである。なお、ここでいう「外部近接物体」とは、文字通り「近接」している物体には限られず、「接触」している物体をも含む意味である。
本発明の情報入力プログラムは、外部近接物体を検出するための複数の受光素子が配設された有効受光領域と、この有効受光領域の外縁に位置する遮光領域とを有する入力パネルにより、有効受光領域のうちの端部領域における受光素子からの受光信号である端部受光信号を取得するステップと、この端部受光信号に対して、その信号強度をより大きくする補正である端部補正を行うステップと、この端部補正がなされた後の受光信号に基づいて、外部近接物体の位置、形状および大きさのうちの少なくとも1つに関する物体情報を取得するステップとをコンピュータに実行させるようにしたものである。
本発明の電気機器は、上記本発明の情報入力装置を備えたものである。
本発明の情報入力装置、情報入力プログラムおよび電子機器では、入力パネルから、有効受光領域のうちの端部領域における受光素子からの受光信号である端部受光信号が得られる。また、この端部受光信号に対して、その信号強度をより大きくする補正である端部補正が行われる。そして、この端部補正がなされた後の受光信号に基づいて、外部近接物体の物体情報が得られる。したがって、上記端部領域の受光素子において、有効受光領域の外縁の遮光領域側からは光が入射しないことに起因して、その端部領域の内部領域で得られる受光信号と比べて受光信号の信号強度が低下してしまった場合にも、そのような信号強度の低下が抑えられる。
本発明の情報入力装置、情報入力プログラムおよび電子機器によれば、入力パネルにおける有効受光領域のうちの端部領域の受光素子から得られた端部受光信号に対して、その信号強度をより大きくする補正である端部補正を行うと共に、この端部補正がなされた後の受光信号に基づいて外部近接物体の物体情報を取得するようにしたので、遮光領域の存在に起因した、端部領域における内部領域と比べた受光信号の信号強度の低下を抑えることができ、有効表示領域内で得られる受光信号強度の面内均一性を向上させることができる。よって、このような端部補正がなされた後の受光信号に基づいて外部近接物体の物体情報を取得することにより、高い精度で近接物体を検出することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る情報入出力装置の構成を表すブロック図である。 図1に示した情報入出力装置の構成をより詳細に表すブロック図である。 図2に示した入出力パネルの構成をより詳細に表す断面図である。 図1に示した受光信号処理部の詳細構成を表すブロック図である。 実施の形態に係る面内補正テーブルおよび端部補正テーブルの作成方法を表す流れ図である。 複数の受光要素を複数のブロック(グループ)に分割した場合について説明するための平面模式図である。 面内補正テーブルの一例を模式的に表す図である。 面内補正テーブルの一例を立体的に表す図である。 実施の形態に係る端部補正の概要について説明するための平面模式図である。 実施の形態に係る物体情報の取得処理の一例を表す流れ図である。 図10に示した面内補正処理の一例を比較例と併せて説明するための図である。 実施の形態に係る端部補正前後における受光信号の信号値と位置との関係の一例を表す模式図である。 物体情報を取得する際の重心座標算出について説明するための概念図である。 変形例1に係る面内補正テーブルおよび端部補正テーブルの作成方法を表す流れ図である。 変形例1に係る端部補正の概要について説明するための平面模式図である。 変形例2に係る受光信号処理部の詳細構成を表すブロック図である。 変形例3に係る受光信号処理部の詳細構成を表すブロック図である。 変形例4に係る情報入出力装置の構成を表すブロック図である。 本発明の情報入出力装置の適用例1の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例2の表側から見た外観を表す斜視図であり、(B)は裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例5の開いた状態の正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態の正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.実施の形態(端部補正処理および面内補正処理を行う例1:基準エリアを使用)
2.変形例
変形例1(端部補正処理および面内補正処理を行う例2:基準ラインを使用)
変形例2(端部補正処理および面内補正処理を行う例3:補正処理の順序が逆)
変形例3(端部補正処理のみを行う例(面内補正処理を行わない例))
変形例4(画像処理部を電子機器本体内に設けた例)
3.適用例(電子機器への適用例)
4.その他の変形例
<1.実施の形態>
[情報入出力装置の全体構成例]
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報入出力装置1の概略構成を表すものであり、図2は、この情報入出力装置1の詳細構成を表すものである。
情報入出力装置1は、図1に示したように、ディスプレイ10と、このディスプレイ10を利用する電子機器本体20とを備えている。ディスプレイ10は、入出力パネル11、表示信号処理部12、受光信号処理部13および画像処理部14を有し、電子機器本体20は、制御部21を有している。
(入出力パネル11)
入出力パネル11は、図1に示したように、表示要素11aおよび受光要素11bを有している。この入出力パネル11は、例えば図2に示したように、有効表示領域110(有効受光領域を兼ねている)内に複数の画素16がマトリクス状に配設された液晶ディスプレイパネルにより構成されている。なお、有効表示領域110の周辺(外縁)には、画素16が配設されていない領域である額縁領域(周辺領域、遮光領域)が設けられている。
表示要素11aは、光源となるバックライト(後述するバックライト30)から出射された光を利用して、図形や文字等の画像を表示面に表示する表示素子である液晶素子である。受光要素11bは、光を受光して電気信号として出力する、例えばフォトダイオード等の受光素子(後述する受光センサ314)である。なお、この受光要素11bは、本実施の形態の場合、画素16ごとに配置され、面内に複数配列されている。
この入出力パネル11では、図2に示したように、各画素16内に表示受光セルCWRが設けられている。各表示受光セルCWRは、表示セルCWおよび受光セルCRを有している。表示セルCWは、上記した表示要素11aとしての液晶セルからなり、受光セルCRは、上記した受光要素11bとしての受光素子からなる。
ここで、図3は、入出力パネル11における有効表示領域110と額縁領域111との境界付近での断面構成例を表したものである。この入出力パネル11は、バックライト30と液晶パネル310とから構成されている。バックライト30は、映像表示の際に用いられるバックライト光LBを出射すると共に、指等の外部近接物体6の検出用の光(検出光;例えば、赤外光などの非可視光)を出射する光源(検出光源)としても機能するようになっている。液晶パネル310は、TFT(Thin Film Transistor)基板312AとCF(Color Filter)基板312Bとの間に、封止部315により液晶層313を封止した構造を有している。より具体的には、液晶パネル310は、バックライト30側から順に、偏光板311A、TFT基板312A、受光センサ314、液晶層313、CF基板312B、偏光板311Bおよび保護ガラス317を有している。また、CF基板312Bにおける額縁領域111には、遮光層としてのBM(ブラックマトリクス)層316が設けられており、これにより額縁領域111が遮光領域となっている。これらの部材のうち、受光センサ314は、上記した受光要素11bを構成するものであり、例えば、バックライト30からの光(バックライト光LB)が外部近接物体6によって反射されて戻ってきた反射光LRを受光して、受光信号を出力するようになっている。
(表示信号処理部12)
図1に示した表示信号処理部12は、入出力パネル11の前段に接続され、入出力パネル11が表示データに基づいて画像を表示するように、入出力パネル11の表示駆動を行うものである。この表示信号処理部12は、図2に示したように、表示信号保持制御部40、表示側スキャナ41、表示信号ドライバ42および受光側スキャナ43を有している。
表示信号保持制御部40は、表示信号生成部44から出力される表示信号を1画面ごと(1フィールドの表示ごと)に、例えばSRAM(Static Random Access Memory)等で構成されるフィールドメモリに格納して保持するものである。この表示信号保持制御部40はまた、各表示セルCWを駆動する表示側スキャナ41および表示信号ドライバ42、ならびに各受光セルCRを駆動する受光側スキャナ43を、それぞれが連動して動作するように制御する機能を有している。具体的には、表示側スキャナ41には表示タイミング制御信号を、受光側スキャナ43には受光タイミング制御信号を、表示信号ドライバ42には、制御信号およびフィールドメモリに保持されている表示信号に基づいて1水平ライン分の表示信号を出力する。これらの制御信号および表示信号により、入出力パネル11において線順次動作が行われるようになっている。
表示側スキャナ41は、表示信号保持制御部40から出力される表示タイミング制御信号に応じて、駆動対象の表示セルCWを選択する機能を有している。具体的には、入出力パネル11の各画素16に接続された表示用ゲート線を介して表示用選択信号を供給し、表示素子選択スイッチを制御する。つまり、この表示用選択信号により、ある画素16の表示素子選択スイッチがオン状態となる電圧が印加されると、その画素16では、表示信号ドライバ42から供給された電圧に対応した輝度の表示動作がなされるようになっている。
表示信号ドライバ42は、表示信号保持制御部40から出力される1水平ライン分の表示信号に応じて、駆動対象の表示セルCWに対して表示データを供給する機能を有している。具体的には、入出力パネル11の各画素16に接続されたデータ供給線を介して、前述の表示側スキャナ41により選択された画素16に対し、表示データに対応する電圧を供給する。このようにして表示側スキャナ41および表示信号ドライバ42が連動して線順次動作を行うことにより、任意の表示データに対応する画像が入出力パネル11に表示されるようになっている。
受光側スキャナ43は、表示信号保持制御部40から出力される受光タイミング制御信号に応じて、駆動対象の受光セルCR(受光センサ314)を選択する機能を有している。具体的には、入出力パネル11の各画素16に接続された受光用ゲート線を介して受光用選択信号を供給し、受光素子選択スイッチを制御するようになっている。つまり、前述の表示側スキャナ41の動作と同様に、受光用選択信号により、ある画素16の受光素子選択スイッチがオン状態となる電圧が印加されると、その画素16の受光センサ314から受光信号が受光信号レシーバ45へ出力されるようになっている。これにより、例えばある表示セルCWからの出射光に基づいて接触あるいは近接する物体(外部近接物体6)において反射した光(反射光LR)等を受光セルCRが受光し、検出することが可能となる。この受光側スキャナ43からはまた、受光信号レシーバ45および受光信号保持部46へと受光ブロック制御信号が出力されるようになっている。すなわち、受光側スキャナ43は、これらの受光動作に寄与するブロックを制御する機能も有している。なお、本実施の形態の情報入出力装置1においては、前述の表示用ゲート線および受光用ゲート線は各表示受光セルCWRに対して別個に接続され、表示側スキャナ41および受光側スキャナ43はそれぞれ、独立して動作することが可能となっている。
(受光信号処理部13)
図1に示した受光信号処理部13は、入出力パネル11の後段に接続されており、受光要素11b(受光センサ314)からの受光信号(撮像画像)を取り込むようになっている。これにより、受光信号処理部13では、後述する所定の補正処理を含む信号処理を行う。この受光信号処理部13は、図2に示した受光信号レシーバ45および受光信号保持部46を含んで構成されており、上記信号処理を行った後の画像である処理画像(補正画像)を出力するようになっている。なお、受光信号処理部13の詳細構成については後述する(図4,図5)。
受光信号レシーバ45は、受光側スキャナ43から出力される受光ブロック制御信号に応じて、各受光セルCR(受光センサ314)からの1水平ライン分の受光信号を取得する機能を有している。このような受光信号は、受光信号出力線を介して受光信号レシーバ45へ出力されるようになっている。また、この受光信号レシーバ45において取得された受光信号は、受光信号保持部46へ出力されるようになっている。
受光信号保持部46は、受光側スキャナ43から出力される受光ブロック制御信号に応じて、受光信号レシーバ45から出力される受光信号を、1画面ごと(1フィールドの表示ごと)の受光信号に再構成するものである。このようにして再構築された受光信号は、例えば、SRAMなどから構成されるフィールドメモリに格納され、保持されるようになっている。また、この受光信号保持部46において格納された受光信号のデータは、画像処理部14へ出力されるようになっている。
(画像処理部14)
図1に示した画像処理部14は、受光信号処理部13の後段に接続されており、この受光信号処理部13から処理画像を取り込むと共に、後述する2値化やノイズ除去、ラベリング等の処理を行うものである。これにより、外部近接物体6の物体情報、すなわち外部近接物体6の重心や中心座標、および外部近接物体6の領域(サイズや形状)のうちの少なくとも1つに関する情報が得られるようになっている。具体的には、画像処理部14では、ラベリング処理部より得られたラベル情報、位置情報および面積情報等に基づいて信号処理を行うことにより、外部近接物体6の位置等を特定するようになっている。
(電子機器本体20)
図1に示した電子機器本体20は、ディスプレイ10の表示信号処理部12に対して表示データを出力すると共に、画像処理部14から物体情報を入力するようになっている。
制御部21は、例えば物体情報を用いて表示画像を変化させる等の機能を有しており、例えばCPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。この制御部21は、図2に示した表示信号生成部44を有している。この表示信号生成部44は、図示しないCPUなどにより構成されており、供給された画像データに基づいて、例えば、1画面ごと(1フィールドの表示ごと)に表示するための表示信号を生成し、それを表示信号保持制御部40に出力するようになっている。
[受光信号処理部13の詳細構成例]
次に、図4を参照して、上記した受光信号処理部13の詳細構成について説明する。図7は、この受光信号処理部13の詳細なブロック構成を表すものである。
受光信号処理部13は、面内補正部131、面内補正テーブル132、端部補正部133、端部補正テーブル134およびSW(スイッチ)部135を含んでいる。なお、面内補正部131および端部補正部133が、本発明における「補正部」の一具体例に対応している。
面内補正部131は、受光センサ314からの受光信号のAD値(後述するAD(アナログ・デジタル)変換後の受光信号)に対して、面内補正テーブル132を用いて後述する面内補正(面内ムラ補正)処理を行い、面内補正信号を生成するものである。この面内補正部131は、上記した受光信号(AD値)と、面内補正テーブル132から供給される面内補正係数(後述する面内補正係数D)とを乗算して面内補正信号を生成するための乗算部131Aを有している。
面内補正テーブル132は、後述する基準反射板を用いて作成されたものであり、複数の面内補正係数を有している。この面内補正テーブル132は、バックライト30の面内輝度分布および受光要素11b(受光センサ314)ごとの受光感度の違いを補償するための補正テーブルである。このような面内補正テーブル132は、図示しないメモリに格納されている。なお、この面内補正テーブル132の詳細については後述する。
端部補正部133は、面内補正部131による面内補正後の受光信号(面内補正信号)に対して、端部補正テーブル134を用いて後述する端部補正(端部感度補正)処理を行い、端部補正信号を生成するものである。具体的には、この端部補正処理では、入出力パネル11の有効受光領域110のうちの端部領域における受光要素11b(受光センサ314)から得られる受光信号(端部受光信号)に対応する面内補正信号に対して、その信号強度をより大きくする補正処理を行う。より具体的には、例えば、上記端部受光信号の信号強度が、有効受光領域110のうちの端部領域の内部領域(中央領域)における受光素子から得られる受光信号(内部受光信号)の信号強度と同程度(好ましくは同一)となるように、端部補正処理を行う。なお、ここでいう端部領域とは、有効表示領域110の上端領域、下端領域、左端領域および右端領域である。すなわち、端部補正部133は、有効表示領域111の端部領域としての、上端領域、下端領域、左端領域および右端領域のそれぞれについて、端部補正処理を行うようになっている。
この端部補正部133は、面内補正信号と、端部補正テーブル134から供給される端部補正係数(後述する端部補正係数X1,Y1等)とを乗算して端部補正信号を生成するための乗算部133Aを有している。すなわち、端部補正部133は、面内補正信号に対して端部補正係数を乗ずることにより、端部補正処理を行う(端部補正信号を生成する)ようになっている。なお、画像処理部13では、この端部補正信号に基づいて処理画像が生成されるようになっている。
端部補正テーブル134は、上記した面内補正テーブル132と同様に、後述する基準反射板を用いて作成されたものであり、複数の端部補正係数を有している。ここでは、この端部補正テーブル134は、8つの端部補正係数X1,X2,XN-1,XN,Y1,Y2,YM-1,YM(N,M:例えば、5以上の自然数)を有している。具体的には、端部補正係数X1,X2は、有効表示領域110における端部領域のうちの上端領域に対する補正係数であり、端部補正係数XN-1,XNは、有効表示領域110における端部領域のうちの下端領域に対する補正係数である。また、端部補正係数Y1,Y2は、有効表示領域110における端部領域のうちの左端領域に対する補正係数であり、端部補正係数YN-1,YNは、有効表示領域110における端部領域のうちの右端領域に対する補正係数である。すなわち、この端部補正テーブル134は、有効表示領域110における端部領域内の位置(上端領域、下端領域、左端領域および右端領域)と、各端部補正係数とを対応づけて構成されている。このような端部補正テーブル134は、図示しないメモリに格納されている。なお、この端部補正テーブル134の詳細については後述する。
SW部135は、端部補正テーブル134内の各端部補正係数(ここでは、端部補正係数X1,X2,XN-1,XN,Y1,Y2,YM-1,YM)の供給線と、端部補正部133内の乗算部133Aへの入力線との間をそれぞれオン・オフするための複数のSWを有している。これらのSWのオン・オフは、例えば、有効表示領域110内の受光要素11b(受光センサ314)の位置情報を示す制御信号CTLによって制御されるようになっている。
[補正テーブルの詳細構成例(補正テーブルの作成方法例)]
次に、図5〜図9を参照して、面内補正テーブル132および端部補正テーブル134の詳細構成について説明する。図5は、これらの面内補正テーブル132および端部補正テーブル134の作成方法の一例を流れ図で表すものである。ここでは、図6に示したように、複数(ここでは4つ)の表示受光セルCWRに含まれている複数(4つ)の受光要素11bからなるブロック(グループ)15を、1つの補正単位として面内補正を行う場合について説明する。
(受光信号の取得:S101,S102)
まず、反射率が面内で一様になっている基準反射板(図示せず)を、入出力パネル11の全面が覆われるように対向させて配置する(図5のステップS101)。この状態で、表示信号処理部12からの表示信号によって、表示要素11aとしての表示セルCW(液晶セル)を全て白表示状態(すなわち、最高階調状態)にすることにより、バックライト30からの出射光のほぼ全てが表示面から出射されるようにする。そして、この表示面からの出射光を基準反射板により反射させ、その反射光を各受光要素11bにおける受光センサ314により受光する。
ただし、この場合、表示セルCWのうち、R(赤),G(緑),B(青)の各色表示セルを全て最高階調にして文字通りの白表示(狭義の白表示)を行うようにしてもよい。あるいは、特定の1色(例えばR色)の表示セルのみを最高階調(広義の白表示)にし、他の2色(例えばR色)の表示セルについては最低階調(広義の黒表示)にするようにしてもよい。なお、液晶セルは通常、その液晶の状態(開閉状態)によらず赤外光を透過するようになっている。そのため、各受光センサ314の上に赤外光選択透過フィルタ(図示せず)を設けておけば、液晶セルを黒表示状態にしておいても、バックライト30に含まれる赤外光を利用して上記のような反射および受光を行うこともできる。
次に、各受光要素11bにおける受光センサ314から出力される受光信号を読み出す(ステップS102)。ここで、本実施の形態で用いられる受光要素11bは、個々の画素16ごとに配置されている。したがって、ここでは、面内補正テーブル132を格納するメモリの容量を減らすため、前述したブロック15ごとに、面内補正用の補正係数(後述する面内補正係数D)を求めるようになっている。
一例としては、図6に示したように、列方向および行方向に配列されている画素16のうち、列方向と行方向とで隣接している2×2の4つの画素16によって、1つのブロック15を構成する。これにより、複数の画素16にそれぞれ配置されている受光要素11bが複数のブロック15に分割され、各ブロック15が受光要素群を形成するようになる。なお、このようなブロック15としては、図6に示した2×2個の受光要素11b(画素16)で構成するのではなく、他の個数(例えば、3×3、2×4、4×4等)の受光要素11bで構成するようにしてもよい。
ここで、以下、面内補正テーブル132の作成・記録を行うステップ(ステップS103〜S105)と、端部補正テーブル134の作成・記録を行うステップ(ステップS106〜S109)とはそれぞれ並列して行われるため、これらについて分けて説明する。
(面内補正テーブルの作成・記録:S103〜S105)
最初に、面内補正テーブル132の作成・記録方法について説明する。ここでは、まず、各ブロック15を構成している受光要素11bから出力される受光信号の大きさ(信号強度:AD値)の平均値である受光平均値Bを、演算して求める。すなわち、反射光の受光強度の平均値をブロック15ごとに求め、これを受光平均値Bとする。また、得られた複数のブロック15における受光平均値Bのうちの最大値を、最大受光平均値Bmaxとする。すなわち、最大輝度ブロックを確定させる(ステップS103)。
次に、このようにして得られた各ブロック15の受光平均値Bを最大受光平均値Bmaxで除算して得られる正規化値の逆数を求める逆数演算を行い、その結果を面内補正係数Dとする。すなわち、以下の(1)式により示される逆数演算を行うことにより、面内補正処理の際の補正係数である面内補正係数Dを求める(ステップS104)。
D=(Bmax/B) ……(1)
ここで、上記の正規化値は必ず1.0以下の値となることから、その逆数である面内補正係数Dは、必ず1.0以上の値となる。このため、面内補正係数Dが1.0以下の範囲にある場合と比べ、記憶に要するメモリの容量が少なくて済む。また、通常、バックライト30の表示面内輝度分布のばらつきや受光要素11bごとの受光感度のばらつきが著しく大きいことは少ないと考えられる。このため、各ブロック15の受光平均値Bは最大受光平均値Bmaxをやや下回る程度の値となり、必然的に、逆数演算の結果である面内補正係数Dの値は、1.0を少し上回る程度の比較的狭い範囲に納まることとなる。したがって、この点においても、後述するように、記憶に要するメモリの容量が少なくて済む。
このようにして、ステップS104の逆数演算をブロック15ごとに行い、全てのブロック15における面内補正係数Dを求める。これにより、例えば図7に示したような面内補正テーブル132が得られ、これを上記のメモリへ記録する(ステップS105)。以上により、面内補正テーブル132が作成される。
ここで、図7に示した面内補正テーブル132は、表示面の行方向および列方向、すなわちx軸方向およびy軸方向において、x軸方向にx=1,2,3,…,N個、y軸方向にy=1,2,3,…,M個のグループを形成した場合のものである。そして、このようなグループごとに、面内補正係数D11,D21,…,DNMが求められている。また、この面内補正テーブル132を立体グラフより例示すると、図8のようになる。この図8の模式図では、底面が入出力パネル11の表示面に対応しており、高さ方向が面内補正係数Dを示している。このように、本実施の形態では、受光要素11b(画素16)ごとに面内補正係数Dをもつのではなく、複数の受光要素11b(画素16)をグループ化し、ブロック15ごとに面内補正係数Dを持つようにしている。これにより、面内補正係数Dの個数を低減でき、記憶に要するメモリ容量が少なくて済むようになっている。
(端部補正テーブルの作成・記録:S106〜S109)
続いて、図9を参照して、端部補正テーブル134の作成・記録方法について説明する。図9は、本実施の形態の端部補正処理の概要について平面模式図で表したものである。この端部補正処理の際には、前述したように、入出力パネル11の有効表示領域110における端部領域(上端領域、下端領域、左端領域および右端領域)に対して補正処理がなされる。この図9は、入出力パネル11の左上端に対応する一部の領域を示しており、有効表示領域110における上端領域および左端領域についての端部補正処理について説明するための図となっている。有効表示領域110内の他の端部領域についての端部補正処理についても、図示はしていないが以下説明するものと同様となっている。なお、図中の符号「S11」,「S12」,…は、各受光要素11b(各画素16)で得られた受光信号(AD値)を表している。
有効表示領域110の左上端には、端部領域のうちの上端領域としての2つの受光素子ライン(端部補正ライン110A1,110A2)と、端部領域のうちの上端領域としての2つの受光素子ライン(端部補正ライン110C1,110C2)とが設けられている。ここで、端部補正ライン110A1,110A2はそれぞれ、x軸方向(水平方向)に沿って延在した受光素子ラインであり、端部補正ライン110C1,110C2はそれぞれ、y軸方向(垂直方向)に沿って延在した受光素子ラインである。すなわち、ここでは、端部領域(上端領域、下端領域、左端領域および右端領域)の各領域において、入出力パネル11における水平方向または垂直方向に沿った受光素子ライン単位で、端部補正処理が個別に行われるようになっている。
また、この有効表示領域110における端部領域の内側に位置する内部領域(中央領域)には、以下説明する端部補正係数を求める際の基準領域としての基準エリア110Mが設けられている。この基準エリア110Mは、図9に示したように、有効表示領域110における内部領域の全領域となるように設定されている。
ここで、端部補正テーブル134の作成・記録の際には、まず、基準エリア110M内の各受光要素11b(各画素16)から出力される受光信号(AD値)の強度平均値である受光平均値Mを、以下の(2)式を用いて演算して求める(ステップS106)。
M=(S33+S34+…+S43+S44+…+S83+S84+…) ……(2)
次に、各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2内の各受光要素11b(各画素16)から出力される受光信号(AD値)の強度平均値である受光平均値A1,A2,C1,C2をそれぞれ求める。具体的には、以下の(3)〜(6)式を用いて演算して求める(ステップS107)。
1=(S11+S12+S13+S14+…) ……(3)
2=(S21+S22+S23+S24+…) ……(4)
1=(S11+S21+S31+S41+…) ……(5)
2=(S12+S22+S32+S42+…) ……(6)
次に、このようにして得られた各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2での受光平均値A1,A2,C1,C2をそれぞれ、基準エリア110Mでの受光平均値Mで除算して得られる正規化値の逆数を求める逆数演算を行う。そして、そのような逆数演算の結果を、各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2の端部補正係数X1,X2,Y1,Y2とする。すなわち、以下の(7)〜(10)式により示される逆数演算を行うことにより、端部補正処理の際の補正係数である端部補正係数X1,X2,Y1,Y2を求める(ステップS108)。このことから分かるように、各端部補正係数X1,X2,Y1,Y2は、基準エリア110Mでの受光平均値Mと、各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2での受光平均値A1,A2,C1,C2との比により規定されている。
1=(M/A1) ……(7)
2=(M/A2) ……(8)
1=(M/C1) ……(9)
2=(M/C2) ……(10)
次に、このようにして求められた各端部補正係数X1,X2,Y1,Y2を、上記のメモリへ記録する(ステップS109)。以上により、端部補正テーブル134が作成される。このようにして、ここでは、端部補正テーブル134は、受光要素11b(画素16)ごとに端部補正係数を対応づけて構成されたものとなっている。
[情報入出力装置の作用・効果]
続いて、本実施の形態の情報入出力装置1の作用および効果について説明する。図10は、情報入出力装置1における物体情報の取得処理を流れ図で表すものである。
(受光信号の取得:S201)
まず、図1に示したように、電子機器本体20から出力された表示データは、表示信号処理部12に入力される。そして、表示信号処理部12は、表示データに基づいて入出力パネル11に画像が表示されるように、入出力パネル11に対して表示駆動を行う。
この入出力パネル11では、バックライト30からの出射光(バックライト光LB)を用いて画像を表示要素11aに表示する一方、受光要素11bを受光駆動する。そして、図3に示したように、表示要素11aに指等の外部近接物体6が接触または近接すると、表示要素11aに表示された画像がこの外部近接物体6で反射され、反射光LRが受光要素11bにおける受光センサ314で検出される。この検出により、受光要素11bにおける受光センサ314から受光信号が出力される。
次に、図1に示したように、受光信号処理部13がこの受光信号に対してAD変換(アナログ・デジタル変換)を行い、受光信号のデジタル信号(AD値)を取得する(図10のステップS201)。
(面内補正(面内ムラ補正)処理:S202)
次に、図4に示したように、受光信号処理部13内の面内補正部131は、このようにして得られた受光信号(AD値)に対して、面内補正テーブル132を用いて面内補正(面内ムラ補正)処理を行い、面内補正信号を生成する(ステップS202)。具体的には、受光信号(AD値)に対して面内補正係数Dを乗ずることにより、面内補正信号を生成している。
図11は、受光信号(AD値)、面内補正テーブル132および面内補正信号の一例を表すものである。図11(A)は、面内の不均一な状態の一例を表すものであり、縦軸は不均一の大きさ、横軸は面内方向を示している。図11(B)は、表示面から出射される光の表示面内強度分布(曲線G31)と、複数の受光要素11bの面内受光感度分布(曲線G32)とを合成した分布(曲線G33)の一例を表すものであり、縦軸は不均一の大きさ、横軸は面内方向を示している。図11(C)は、曲線G33に表される合成分布があるときにおける受光信号(AD値)の一例(比較例)を表すものであり、縦軸は不均一の大きさ、横軸は面内方向を示している。図11(D)は、曲線G33に表される合成分布を補償する面内補正テーブル132の一例を表すものであり、縦軸は面内補正係数C、横軸は面内方向を示している。図11(E)は、受光信号(AD値)に対して、曲線G35に表される面内補正テーブル132(面内補正係数D)を乗算することにより得られた面内補正信号の一例を表すものであり、縦軸は信号強度、横軸は面内方向を示している。
まず、バックライト30の面内における輝度の不均一な状態は、例えば図11(A)の曲線G31に示したようになっている。また、マトリクス状に配列された受光要素11bの面内における受光感度の不均一な状態は、例えば図11(A)の曲線G32に示したようになっている。このような曲線G31と曲線G32との合成分布は、例えば図11(B)の曲線G33に示したようになる。これにより、例えば図11(C)に示したように、受光要素11bにおける受光センサ314から出力される受光信号(AD値)G34は、曲線G33(曲線G31および曲線G32)に示した面内の不均一な状態により、面内において信号強度が異なっている。
そこで、面内補正部131では、入力した受光信号(AD値)と、図11(D)に示した面内補正テーブル132(面内補正係数D)とを演算(乗算)している。これにより、図11(C)の受光信号G34に示される面内の不均一な状態を、図11(E)に示すように、受光信号G36の強度を面内で均一に面内補正している。このようにして面内補正部131では、面内補正処理がなされた受光信号G36を、面内補正信号として出力する。
(端部補正処理:S203)
次に、受光信号処理部13内の端部補正部133は、このようにして生成された面内補正信号に対して、端部補正テーブル134を用いて端部補正処理を行い、端部補正信号を生成する(ステップS203)。具体的には、例えば図9に示したように、入出力パネル11の有効受光領域110のうちの端部領域(各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2)での受光信号に対応する面内補正信号に対して、端部補正処理を行う。
より具体的には、端部補正部133は、例えば以下の(11)〜(14)式等を用いて、端部補正処理を行う。すなわち、面内補正信号に対して端部補正係数を乗ずることにより、端部補正処理を行っている(端部補正信号を生成している)。また、有効表示領域110の端部領域(上端領域、下端領域、左端領域および右端領域)において、入出力パネル11におけるx軸方向(水平方向)またはy軸方向(垂直方向)に沿った受光素子ライン単位で端部補正処理を個別に行っている。なお、ここでは、有効表示領域110における上端領域および左端領域についての端部補正処理について説明しているが、有効表示領域110内の他の端部領域についての端部補正処理についても、図示はしていないが以下説明するものと同様となっている。
ここで、これらの式では便宜上、受光信号S11,S12,…は、各受光要素11b(各画素16)で得られた受光信号に対する面内補正後の受光信号(上記面内補正信号)を表しているものとする。また、受光信号S11’,S12’,…は、端部補正処理後の面内補正信号(上記端部補正信号)を、受光信号S11”,S12”,…は、端部補正処理を2回行った後の面内補正信号(上記端部補正信号)を、それぞれ表している。すなわち、以下の(13)式および(14)式により、ここでは図9中の符号P2で示した、有効表示領域110における左上端の端部領域では、x軸方向(水平方向)およびy軸方向(垂直方向)のそれぞれに沿って、2回の端部補正処理が行われる。
(S11’,S12’,S13’,S14’,…)
=(S11,S12,S13,S14,…)×X1(=(M/A1)) ……(11)
(S21’,S22’,S23’,S24’,…)
=(S21,S22,S23,S24,…)×X2(=(M/A2)) ……(12)
(S11”,S21”,S31’,S41’,…)
=(S11’,S21’,S31,S41,…)×Y1(=(M/C1)) ……(13)
(S12”,S22”,S32’,S42’,…)
=(S12’,S22’,S32,S42,…)×Y2(=(M/C2)) ……(14)
これにより、本実施の形態の入出力パネル11では、以下の作用・効果が生じる。すなわち、まず、図3に示したように、この入出力パネル11では、額縁領域111に遮光層としてのBM層316が設けられているため、この額縁領域111は遮光領域となっている。このことから、例えば図中の符号P1で示したように、有効表示領域110の端部領域の受光要素11b(受光センサ314)では、その外縁の額縁領域111側からは光が入射しないことになる。そのため、この有効表示領域110の端部領域では、その内部領域の受光要素11b(例えば、図中の符号P1で示したものを除く受光センサ314)で得られる受光信号と比べ、受光信号の信号強度が低下してしまう(図12(A)中の符号Px101,Px102,Py101,Py102参照)。すなわち、有効表示領域110内で得られる受光信号強度の面内均一性が低下してしまうことになる。なお、このような問題は、例えば図3に示したように、表示面上に保護用のガラス板(保護ガラス317)等を搭載させた場合など、受光面と外部近接物体6の接触面(タッチ面)との間の距離(例えば、図3中の距離d)が大きくなった場合に、特に顕著に生じる。
したがって、このようにして得られた受光信号に基づいて外部近接物体6を検出する場合、この外部近接物体6を正確に検出することができず、位置検出エラー等が生じるおそれがある。すなわち、本実施の形態の端部補正処理を行わない場合、高い精度で外部近接物体6を検出することが困難となってしまう。
これに対して本実施の形態では、端部補正部133において、面内補正信号に対し、端部補正テーブル134を用いて上記した端部補正処理を行い、端部補正信号を生成する。具体的には、入出力パネル11の有効受光領域110のうちの端部領域における受光要素11b(受光センサ314)から得られる受光信号(端部受光信号)に対応する面内補正信号に対して、上記した端部補正処理を行う。
これにより、例えば、有効受光領域110のうちの端部領域(各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2)での受光信号に対応する面内補正信号において、その信号強度がより大きくなる補正処理が行われる。すなわち、好ましくは例えば図12(B)中の符号Px1,Px2,Py1,Py2で示したように、上記端部受光信号の信号強度が、有効受光領域110のうちの内部領域における受光素子から得られる受光信号(内部受光信号)の信号強度と同程度(ここでは同一)となる。したがって、上記したように、有効表示領域110の端部領域において、その内部領域で得られる受光信号と比べて受光信号の信号強度が低下してしまった場合にも、そのような信号強度の低下が低減もしくは回避される。
(ノイズ除去〜物体情報取得:S204〜S208)
次に、受光信号処理部13は、このような端部補正処理後の受光信号(端部補正信号)に基づいて得られる上記処理画像において、所定のノイズデータを用いることにより、ノイズ除去を行う(ステップS204)。
そして、次に画像処理部14は、面内補正処理および端部補正処理が施された撮像画像(処理画像)を入力し、この処理画像に対して2値化処理を行う(ステップS205)。すなわち、画像処理部14は、予め設定された閾値を記憶しており、例えば、処理画像データの信号強度が閾値よりも小さいか、または閾値以上であるかを比較して、それぞれ「0」または「1」に設定する2値化処理を行う。これにより、外部近接物体6で反射された光を受光した部分が「1」に設定され、他の部分が「0」に設定される。
次に、画像処理部14は、2値化された処理画像から、孤立点を除去する(ステップS206)。すなわち、画像処理部14は、上記のように2値化されている場合、外部近接物体6から孤立している「1」に設定された部分を除去することにより、ノイズ除去を行う。
この後、画像処理部14は、ラベリング処理を行う(ステップS207)。すなわち、画像処理部14は、上記のように2値化されている場合、「1」に設定された部分に対してラベリング処理を行う。
そして、画像処理部14は、「1」に設定された領域を外部近接物体6の領域として検出し、この領域の重心または中心座標を求めることにより、物体情報を取得する(ステップS208)。具体的には、ラベリング処理後の画像信号において、例えば図13に示したように、中心座標のx,y値のそれぞれの平均値を算出することにより、外部近接物体6の重心座標Gを算出する。例えば、x座標群が(4,3,4,5,2,3,4,5,6,3,4,5,4)、y座標群が4,3,4,5,2,3,4,5,6,3,4,5,4)である場合には、これらの中心座標は(x,y)=(4,4)となり、これが重心座標Gとなる。このようにして、物体の位置が判定される。以上のようにして、図10に示した物体情報の取得処理が完了となり、得られた外部近接物体6の位置等のデータは、物体情報として制御部21へ出力される。
なお、その後は制御部21において、画像処理部14から入力した物体情報を用いて、例えば表示画像を変化させる等の必要な処理を行う。具体的には、例えば画面に何らかの操作メニューを表示した場合を仮定すると、その操作メニューの中のどのボタンがユーザの指によって選択されたのかを検知し、その選択されたボタンに対応する命令を実行する。
以上のように本実施の形態では、入出力パネル11における有効受光領域110のうちの端部領域の受光要素11b(受光センサ314)から得られた端部受光信号に対して、その信号強度をより大きくする補正である端部補正処理を行うと共に、この端部補正処理がなされた後の受光信号(端部補正信号)に基づいて外部近接物体の物体情報を取得する。これにより、額縁領域111(遮光領域)の存在に起因した、端部領域における内部領域と比べた受光信号の信号強度の低下を抑えることができ、有効表示領域110内で得られる受光信号強度の面内均一性を向上させることができる。よって、このような端部補正処理がなされた後の受光信号(端部補正信号)に基づいて外部近接物体の物体情報を取得することにより、高い精度で外部近接物体を検出することが可能となる。
また、バックライト30の面内輝度分布および受光要素11bごとの受光感度の違いを補償するための面内補正テーブル134を用いて、バックライト30から出射されて外部近接物体6により反射された光を受光する受光要素11bからの受光信号を面内補正している。これにより、補正後の受光信号(面内補正信号)を基により高精度な画像処理を行うことができ、その結果、外部近接物体6をさらに正確に検出することができる。
更に、情報入出力装置1をユーザに出荷する前に、面内補正テーブル132や端部補正テーブル134を作成してメモリに記録させておくようにすれば、ユーザがそれらの補正テーブルを作成する手間を省くことができる。ただし、ユーザによってもそれらの補正テーブルを作成することができるようになっていれば、入出力パネル11が経時変化した場合でも、経時変化に合わせて補正テーブルを適宜作成することができる。よって、使用時間が相当経過した後であっても、常に適切に補正された高精度な撮像画像を得ることができる。
なお、本実施の形態では、面内補正テーブル132を作成するときに、各ブロック15の受光平均値Bと最大受光平均値Bmaxとを求め、これらの値を用いた演算を行って面内補正係数Dを得るようにしたが、面内補正係数Dは、この演算よって得られるものに限定されない。例えば、最大受光平均値Bmaxの代わりに任意の定数を用いて面内補正係数Dを求めるようにしてもよい。この任意の定数は、例えば1という値でもよく、この場合、面内補正係数Dは受光平均値Bの単なる逆数となる。あるいは、最大受光平均値Bmaxの代わりに、最大受光平均値Bmaxに近いと予想される値を上記の定数として用いるようにしてもよい。この場合には、この定数を各受光平均値Bによって除した結果が面内補正係数Dの値となる。また、面内補正テーブル132は、図11(A)の曲線G31,G32に例示されるような面内の不均一な状態を補償(相殺)できるもの、すなわち面内補正テーブル134が曲線G33とは逆の分布(反転分布)をもつものであれば、いかなる値であってもよい。
また、面内補正テーブル132における面内補正係数Dの個数を少なく(粗く設定)しておき、ブロック15に対応する面内補正係数Dが面内補正テーブル132中に存在しないときには、存在するブロック15の面内補正係数Dに基づいてデータ補間を行うようにしてもよい。すなわち、面内補正係数Dが存在していない受光要素11bのブロック15の面内補正係数Dをデータ補間により求め、この補間により求めた面内補正係数Dを用いて面内補正を行うようにしてもよい。例えば、隣接するブロック15の面内補正係数Dによってその間のブロック15の面内補正係数Dを補間するようにしてもよい。これにより、面内補正係数Dが隣り合うブロック15において急激に変化するのを防止し、面内補正テーブル132を緩やかに変化させることができる。また、面内補正テーブル132の記憶に要するメモリ容量を低減することができる。
また、本実施の形態では、マトリクス状に配置された受光要素11bのうち隣接している複数の受光要素11bによって1つのブロック15を構成し、このブロック15ごとに面内補正係数Dを求めて、面内補正テーブル132を得ている。ただし、画素16ごとに配置されている受光要素11bのそれぞれにおいて面内補正係数Dを求め、複数の面内補正係数Dをまとめることにより、面内補正テーブル132を得るようにしてもよい。この場合には、ブロック15ごとに面内補正係数Dを得る場合に比べて、面内で細かく面内補正係数Dを得ることができるので、より高精度に面内補正された画像を得ることができる。
<2.変形例>
続いて、上記実施の形態の変形例(変形例1〜4)について説明する。なお、実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
(変形例1)
図14は、変形例1に係る面内補正テーブル132および端部補正テーブル134の作成方法を流れ図で表すものである。本変形例では、端部補正テーブル134の作成・記録を行うステップ(ステップS306〜S309)が、上記実施の形態とは異なっている。すなわち、受光信号の取得に関するステップ(ステップS101,S102)および面内補正テーブル132の作成・記録を行うステップ(ステップS103〜S105)については、上記実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
ここで、本変形例では、例えば図15に示したように、有効表示領域110における端部領域の内側の内部領域において、入出力パネル11におけるx軸方向(水平方向)またはy軸方向(垂直方向)に沿った1つの受光素子ラインが、基準領域として設けられている。すなわち、上記実施の形態では、有効表示領域110における内部領域の全領域である基準エリア110Mが、端部補正係数を求める際の基準領域として設定されていた。これに対し、本変形例では、有効表示領域110における内部領域において、端部領域に接する一部の領域である、x軸方向またはy軸方向に沿った1または複数の受光素子ライン(ライン領域)が、そのような基準領域として設定されている。具体的には、ここでは、端部領域のうちの上端領域に対応する端部補正ライン110A2に接する内部領域である基準ライン110A3が、x軸方向に沿った基準領域としてのライン領域に設定されている。また、端部領域のうちの左端領域に対応する端部補正ライン110C2に接する内部領域である基準ライン110C3が、y軸方向に沿った基準領域としてのライン領域に設定されている。なお、図示はしていないが、端部領域のうちの下端領域および右端領域についての基準ラインについても、同様にして設定されている。
したがって、本変形例では、端部補正テーブル134の作成・記録の際に、まず、各基準ライン110A3,110C3内の各受光要素11b(各画素16)から出力される受光信号の受光平均値A3,C3をそれぞれ求める。具体的には、以下の(15),(16)式を用いて演算して求める(図14のステップS306)。
3=(S31+S32+S33+S34+…) ……(15)
3=(S13+S23+S33+S43+…) ……(16)
次に、上記実施の形態のステップS107と同様にして、各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2内の受光平均値A1,A2,C1,C2をそれぞれ、前述の(3)〜(6)式を用いて演算して求める(ステップS307)。
次に、このようにして得られた各受光平均値A1,A2,C1,C2をそれぞれ、各基準ライン110A3,110C3での受光平均値A3,C3で除算して得られる正規化値の逆数を求める逆数演算を行う。そして、そのような逆数演算の結果を、各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2の端部補正係数X1,X2,Y1,Y2とする。すなわち、以下の(17)〜(20)式により示される逆数演算を行うことにより、端部補正処理の際の補正係数である端部補正係数X1,X2,Y1,Y2を求める(ステップS308)。このように、本変形例では、各端部補正係数X1,X2,Y1,Y2は、各基準ライン110A3,110C3の受光平均値A3,C3と、各端部補正ライン110A1,110A2,110C1,110C2での受光平均値A1,A2,C1,C2との比により規定されている。
1=(A3/A1) ……(17)
2=(A3/A2) ……(18)
1=(C3/C1) ……(19)
2=(C3/C2) ……(20)
そして、上記実施の形態のステップS109と同様に、求められた各端部補正係数X1,X2,Y1,Y2を上記のメモリへ記録する。以上により、本変形例に係る端部補正テーブル134が作成される(ステップS309)。
また、本変形例の端部補正部133では、このようにして作成された端部補正テーブル134を用いて、上記実施の形態と同様に、例えば以下の(21)〜(24)式等を用いて端部補正処理を行う。これにより、上記実施の形態と同様の作用により同様の効果を得ることができる。
(S11’,S12’,S13’,S14’,…)
=(S11,S12,S13,S14,…)×X1(=(A3/A1)) ……(21)
(S21’,S22’,S23’,S24’,…)
=(S21,S22,S23,S24,…)×X2(=(A3/A2)) ……(22)
(S11”,S21”,S31’,S41’,…)
=(S11’,S21’,S31,S41,…)×Y1(=(C3/C1)) ……(23)
(S12”,S22”,S32’,S42’,…)
=(S12’,S22’,S32,S42,…)×Y2(=(C3/C2)) ……(24)
また、本変形例では、基準エリア110Mと各端部補正ラインとの組み合わせと比べ、基準ライン110A3,110C3と各端部補正ラインとの位置のほうが近い関係にあるため、局所的な連続性があることにより、上記実施の形態と比べてより適切な端部補正処理を行うことができる。
(変形例2)
図16は、変形例2に係る受光信号処理部13Aの詳細なブロック構成を表すものである。本変形例の受光信号処理部13Aは、上記実施の形態の受光信号処理部13において、面内補正処理および端部補正処理を行う順番が逆となるようにしたものに対応している。
すなわち、この受光信号処理部13Aでは、まず、端部補正部133において、受光センサ314からの受光信号(AD値)に対して、端部補正テーブル134を用いて端部補正処理を行い、端部補正信号を生成する。次に、面内補正部131において、この端部補正信号に対して、面内補正テーブル132を用いて面内補正処理を行い、面内補正信号を生成する。そして、この面内補正信号に基づいて処理画像が生成されるようになっている。
このような構成により本変形例においても、上記実施の形態と同様の作用により同様の効果を得ることが可能である。
(変形例3)
図17は、変形例3に係る受光信号処理部13Bの詳細なブロック構成を表すものである。本変形例の受光信号処理部13Bは、上記実施の形態の受光信号処理部13において、面内補正部131および面内補正テーブル132を設けないようにしたものに対応している。
すなわち、この受光信号処理部13Bでは、まず、端部補正部133において、受光センサ314からの受光信号(AD値)に対して、端部補正テーブル134を用いて端部補正処理を行い、端部補正信号を生成する。そして、この端部補正信号に基づいて処理画像が生成されるようになっている。
このように、上記実施の形態等では、面内補正処理および端部補正処理の双方の補正処理を行っているが、本変形例のように面内補正処理を行わず、端部補正処理のみを行うようにしてもよい。
(変形例4)
図18は、変形例4に係る情報入出力装置2のブロック構成を表すものである。本変形例の情報入出力装置2は、上記実施の形態の情報入出力装置1と比較して、画像処理部14が電子機器本体20内に設けられた点が異なっている。すなわち、この情報入出力装置2では、表示信号処理部12、入出力パネル11および受光信号処理部13(または受光信号処理部13A,13B)がディスプレイ10に設けられ、制御部21および画像処理部14が電子機器本体20に設けられている。このような情報入出力装置2であっても、上記実施の形態の情報入出力装置1と同様の効果を得ることができる。
<3.適用例>
次に、図19〜図23を参照して、上記実施の形態および各変形例で説明した情報入出力装置の適用例について説明する。上記実施の形態等の情報入出力装置は、テレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなどのあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。言い換えると、上記実施の形態等の情報入出力装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図19は、上記実施の形態等の情報入出力装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル511およびフィルターガラス512を含む映像表示画面部510を有しており、この映像表示画面部510は、上記実施の形態等に係る情報入出力装置により構成されている。
(適用例2)
図20は、上記実施の形態等の情報入出力装置が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部521、表示部522、メニュースイッチ523およびシャッターボタン524を有しており、その表示部522は、上記実施の形態等に係る情報入出力装置により構成されている。
(適用例3)
図21は、上記実施の形態等の情報入出力装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体531,文字等の入力操作のためのキーボード532および画像を表示する表示部533を有しており、その表示部533は、上記実施の形態等に係る情報入出力装置により構成されている。
(適用例4)
図22は、上記実施の形態等の情報入出力装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部541,この本体部541の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ542,撮影時のスタート/ストップスイッチ543および表示部544を有しており、その表示部544は、上記実施の形態等に係る情報入出力装置により構成されている。
(適用例5)
図23は、上記実施の形態等の情報入出力装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記実施の形態等に係る情報入出力装置により構成されている。
<4.その他の変形例>
以上、実施の形態、変形例および適用例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等において説明した基準エリア110Mの範囲(エリアの広さ)、各基準ラインの位置やライン数、および各端部補正ラインの位置やライン数などは、これまで説明したものには限られず、任意に設定することが可能である。
また、上記実施の形態等では、端部補正部133が、有効表示領域110の端部領域(上端領域、下端領域、左端領域および右端領域)において、入出力パネル11における水平方向または垂直方向に沿った受光素子ライン単位で端部補正処理を個別に行っていた。ただし、このような端部補正処理には限定されず、例えば、上記した上端領域、下端領域、左端領域および右端領域のそれぞれにおいて、一括して(ひとまとめにして)端部補正処理を行うようにしてもよい。
更に、上記実施の形態等では、端部補正部133が、端部補正テーブル134を用いて端部補正処理を行う場合について説明したが、端部補正処理の手法としてはこのような場合には限られず、他の手法を用いて端部補正処理を行うようにしてもよい。
加えて、上記実施の形態等では、制御部21が電子機器本体20内に設けられている場合について説明したが、制御部21をディスプレイ10内に設けるようにしてもよい。
加えてまた、上記実施の形態等では、1つの表示セルCWに対応して1つの受光セルCRを設けるようにしたが、複数の表示セルCWに対応して1つの受光セルCRを設けるようにしてもよい。
加えて更に、上記実施の形態等では、バックライト30を備えた液晶パネルからなる入出力パネルの場合で説明したが、表示用のバックライトが検出用の光源を兼ねてもよいし、検出専用の光源(照射光源)を設けてもよい。また、検出用の光源に設ける場合には、可視光領域以外の波長領域の光(例えば、赤外光)を用いるのがより好ましい。
また、これまで説明した情報入出力装置1,2では、入出力パネルとして、液晶ディスプレイパネルを用いた構成について説明した。しかしながら、本発明の情報入出力装置は、入出力パネルとして、有機EL(Electro Luminescence)パネル等を用いた構成にすることもできる。有機EL素子は、順方向バイアス電圧を印加すると発光動作をし、逆方向バイアス電圧を印加すると受光して電流を発生する性質を有する表示素子である。このため、有機EL素子は、表示要素11aと受光要素11bとを有することになる。この場合、入出力パネルは、有機EL素子を画素ごとに配置することで構成され、表示データに応じて各有機EL素子に順方向バイアス電圧を印加して発光動作をさせると画像を表示し、他の有機EL素子に逆方向バイアス電圧を印加して反射光を受光することになる。
更に、これまでは、複数の表示要素11aと複数の受光要素11bとを有する(外部近接物体を検出する検出機能と画像表示機能とを有する)入出力パネルを備えた情報入出力装置を例に挙げて、本発明を説明した。しかしながら、本発明は、複数の受光要素11bを有する(外部近接物体を検出する検出機能を有する)入力パネルを備えた情報入力装置(撮像装置)にも適用することが可能である。このような入力パネルでは、例えば、外部近接物体を検出するための検出光を発する光源(照射光源)が設けられるようになっている。すなわち、そのような入力パネルと、制御部21により生成された表示データに基づく画像表示を行う出力パネル(表示パネル)とを、別々に設けるようにしてもよい。
加えて、これまでは、入出力パネルまたは入力パネルにおいて、外部近接物体での反射光LRを検出することによって、そのような外部近接物体についての受光信号を得る場合について説明したが、本発明が適用されるのは、この場合には限られない。すなわち、例えば、そのような外部近接物体での反射光LRではなく、外光による外部近接物体の影を検出することによって、外部近接物体についての受光信号を得るようにしてもよい。
加えてまた、上記実施の形態等において説明した一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされるようになっている。このようなプログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体に予め記録してさせておくようにしてもよい。
1,2…情報入出力装置、10…ディスプレイ、11…入出力パネル、110…有効表示領域、110A1,110A2,110C1,110C2…端部補正ライン、110M…基準エリア、110A3,110C3…基準ライン、111…額縁領域(周辺領域)、11a…表示要素、11b…受光要素、12…表示信号処理部、13,13A,13B…受光信号処理部、131…面内補正部、132,132…面内補正テーブル、133…端部補正部、134…端部補正テーブル、135…SW部、14…画像処理部、15…ブロック、16…画素、20…電子機器本体、21…制御部、A1〜A3,B,C1〜C3,M…受光平均値、Bmax…最大受光平均値、D…面内補正係数、X1,X2,Y1,Y2…端部補係数。

Claims (19)

  1. 外部近接物体を検出するための複数の受光素子が配設された有効受光領域と、この有効受光領域の外縁に位置する遮光領域とを有する入力パネルと、
    前記有効受光領域のうちの端部領域における受光素子から得られる受光信号である端部受光信号に対して、その信号強度をより大きくする補正である端部補正を行う補正部と、
    前記端部補正がなされた後の受光信号に基づいて、前記外部近接物体の位置、形状および大きさのうちの少なくとも1つに関する物体情報を取得する画像処理部と
    を備えた情報入力装置。
  2. 前記補正部は、前記端部受光信号の信号強度が、前記有効受光領域のうちの前記端部領域の内部領域における受光素子から得られる受光信号である内部受光信号の信号強度と同程度となるように、前記端部補正を行う
    請求項1に記載の情報入力装置。
  3. 前記補正部は、前記端部受光信号に対して所定の端部補正係数を乗ずることにより、前記端部補正を行う
    請求項2に記載の情報入力装置。
  4. 前記端部補正係数は、前記内部領域に設けられた所定の基準領域における複数の受光素子から得られる各受光信号の強度平均値と、前記端部領域における複数の受光素子から得られる各端部受光信号の強度平均値との比により規定されている
    請求項3に記載の情報入力装置。
  5. 前記内部領域のうちの前記端部領域に接する一部の領域が、前記基準領域に設定されている
    請求項4に記載の情報入力装置。
  6. 前記基準領域が、前記入力パネルにおける水平方向または垂直方向に沿った1または複数の受光素子ラインに対応するライン領域により構成されている
    請求項5に記載の情報入力装置。
  7. 前記内部領域の全領域が、前記基準領域に設定されている
    請求項4に記載の情報入力装置。
  8. 前記補正部は、前記端部領域内の位置と前記端部補正係数とを対応づけてなる端部補正テーブルを用いて、前記端部補正を行う
    請求項3に記載の情報入力装置。
  9. 前記端部補正テーブルは、前記受光素子ごとに前記端部補正係数を対応付けて構成されたものである
    請求項8に記載の情報入力装置。
  10. 前記入力パネルが、前記有効受光領域を兼ねる有効表示領域内に、前記複数の受光素子と複数の表示素子とを含んで構成された入出力パネルであり、
    前記端部補正係数は、
    前記入力パネルに対向させて所定の基準反射板を配置した状態で前記有効表示領域から一様な表示光が出射されているときにおける、
    前記基準領域から得られる各受光信号の強度平均値と、前記端部領域から得られる各端部受光信号の強度平均値との比により規定されている
    請求項4に記載の情報入力装置。
  11. 前記補正部は、前記端部領域としての、前記有効受光領域の上端領域、下端領域、左端領域および右端領域のそれぞれについて、前記端部補正を行う
    請求項1に記載の情報入力装置。
  12. 前記補正部は、前記上端領域、下端領域、左端領域および右端領域からなる各領域において、前記入力パネルにおける水平方向または垂直方向に沿った受光素子ライン単位で、前記端部補正を個別に行う
    請求項11に記載の情報入力装置。
  13. 前記入力パネルが、前記有効受光領域を兼ねる有効表示領域内に、前記複数の受光素子と複数の表示素子とを含んで構成された入出力パネルであり、
    前記補正部は、さらに、表示面としての前記有効表示領域から出射される光の表示面内強度分布および前記複数の受光素子の面内受光感度分布の双方に応じた表示面内分布をもつ面内補正係数と、前記表示面上の位置とを対応付けてなる面内補正テーブルを用いて、各受光素子からの受光信号に対して面内補正を行う
    請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の情報入力装置。
  14. 前記面内補正係数の表示面内分布は、前記表示面内強度分布と前記面内受光感度分布とを合わせた合成分布を反転させた分布であり、
    前記補正部は、各受光素子からの受光信号に対して、それぞれ対応する面内補正係数を乗ずることにより、前記面内補正を行う
    請求項13に記載の情報入力装置。
  15. 前記入力パネルが、前記外部近接物体を検出するための検出光を発する照射光源を有する
    請求項1に記載の情報入力装置。
  16. 前記検出光が、赤外光である
    請求項15に記載の情報入力装置。
  17. 前記入力パネルが、前記有効受光領域を兼ねる有効表示領域内に、前記複数の受光素子と複数の表示素子とを含んで構成された入出力パネルである
    請求項1に記載の情報入力装置。
  18. 外部近接物体を検出するための複数の受光素子が配設された有効受光領域と、この有効受光領域の外縁に位置する遮光領域とを有する入力パネルにより、前記有効受光領域のうちの端部領域における受光素子からの受光信号である端部受光信号を取得するステップと、
    前記端部受光信号に対して、その信号強度をより大きくする補正である端部補正を行うステップと、
    前記端部補正がなされた後の受光信号に基づいて、前記外部近接物体の位置、形状および大きさのうちの少なくとも1つに関する物体情報を取得するステップと
    をコンピュータに実行させる情報入力プログラム。
  19. 情報入力装置を備え、
    前記情報入力装置は、
    外部近接物体を検出するための複数の受光素子が配設された有効受光領域と、この有効受光領域の外縁に位置する遮光領域とを有する入力パネルと、
    前記有効受光領域のうちの端部領域における受光素子から得られる受光信号である端部受光信号に対して、その信号強度をより大きくする補正である端部補正を行う補正部と、
    前記端部補正がなされた後の受光信号に基づいて、前記外部近接物体の位置、形状および大きさのうちの少なくとも1つに関する物体情報を取得する画像処理部と
    を有する電子機器。
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