JP4956955B2 - 画像入出力装置、画像補正装置、画像補正プログラムおよび画像補正方法 - Google Patents

画像入出力装置、画像補正装置、画像補正プログラムおよび画像補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像画像の補正機能を備えた画像入出力装置、画像補正装置、画像補正プログラムおよび画像補正方法に関する。
従来より、撮像装置から得られた撮像画像に対して行う画像補正方法として、種々の技術が開示されている。また、本出願人は例えば特許文献1において、画像を表示する表示機能と、物体を撮像(検出)する撮像機能(検出機能)とを有する表示部を備えた表示装置を提案している。
特開2004−127272号公報
上記表示装置を撮像装置として利用すれば、撮像画像を得ることが可能となる。しかしながら、上記特許文献1では、このようにして得られた撮像画像について、それ以上の技術については何ら触れられていなかった。したがって、従来の技術では、表示機能と撮像機能とを有する表示部(入出力パネル)から、適切な画像を得ることができるとは限らなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、表示機能と撮像機能とを有する入出力パネルを用いて、適切な画像を得ることを可能とする画像入出力装置、画像補正装置、画像補正プログラムおよび画像補正方法を提供することにある。
本発明の画像入出力装置は、画像を表示する表示機能と、この表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルと、この入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、入出力パネルに取り込まれた撮像画像を補正する補正手段とを備えたものである。
この場合において、上記補正手段が、表示画像の輝度に基づいて、白基準により撮像画像を補正するようにするのがより好ましい。ここで、「白基準」とは、表示画像の最高輝度基準のことを意味する。また、上記補正手段が、表示画像の各色ごとの輝度に基づいて撮像画像を補正するようにするのが好ましく、この表示画像の各色ごとの輝度に基づいて、高輝度基準により撮像画像を補正するようにするのがより好ましい。ここで、「高輝度基準」とは、表示画像の各色ごとの最高輝度基準のことを意味する。
本発明の画像補正装置は、画像を表示する表示機能と、この表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルを備えた画像入出力装置に適用されるものであって、上記入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、この入出力パネルに取り込まれた撮像画像を補正する補正手段を備えたものである。
本発明の画像補正プログラムは、画像を表示する表示機能と、この表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルにより物体を撮像するステップと、この入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、入出力パネルに取り込まれた撮像画像を補正するステップとをコンピュータに実行させるようにしたものである。
本発明の画像補正方法は、画像を表示する表示機能と、この表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルにより物体を撮像し、この入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、入出力パネルに取り込まれた撮像画像を補正するようにしたものである。
本発明の画像入出力装置、画像補正装置、画像補正プログラムおよび画像補正方法では、表示機能とこの表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルにより物体が撮像され、撮像画像がこの入出力パネルに取り込まれる。また、この入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、上記撮像画像が補正される。
本発明の画像入出力装置、画像補正装置、画像補正プログラムまたは画像補正方法によれば、表示機能と撮像機能とを有する入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、この入出力パネルの撮像機能により得られた物体の撮像画像を補正するようにしたので、表示機能と撮像機能とを有する入出力パネルから適切な画像を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像入出力装置の構成を表すものである。
この画像入出力装置は、入出力パネル1と、表示信号保持制御部22と、表示信号ドライバ23と、表示側スキャナ24と、撮像信号選択スキャナ31と、撮像信号レシーバ32と、画像補正部5とを備えており、画像データに基づく画像を入出力パネル1に表示すると共に、表示画像からの光を利用して入出力パネル1に接触または近接する物体(後述する撮像対象物体15A,15B)を撮像し、撮像して得られた撮像画像の補正を行うものである。
入出力パネル1は、複数の画素11が全面に渡ってマトリクス状に配置された、例えば有機または無機のEL(ElectroLuminescence)ディスプレイやLCD(Liquid Crystal Display)からなり、後述するように線順次動作をしながら所定の図形や文字などの画像を表示するものである。また、各画素11は、例えば1つの表示撮像素子を含む表示撮像セルCWRから構成され、後述するように各画素が表示機能と撮像機能とを併有するようになっている。
ここで、図2〜図4を参照して、入出力パネル1の構成の詳細について説明する。
図2は、入出力パネル1の平面構成の一例を表すものであり、水平ライン方向にm個、垂直ライン方向にn個、合計で(m×n)個からなる画素11がマトリクス状に配置されているものとする。この入出力パネル1は、合計で(m×n)個からなる画素11および各画素に含まれる表示撮像セルCWR11〜CWRmnと、その画素11の数に応じて接続された、m本のデータ供給線DW(DW1〜DWm)およびデータ読出線DR(DR1〜DRm)、ならびにn本の表示用ゲート線G(G1〜Gn)および切換線S(S1〜Sn)とを有している。
データ供給線DWは表示信号ドライバ23に接続され、データ読出線DRは撮像信号レシーバ32に接続され、表示用ゲート線Gは表示側スキャナ24に接続され、切換線Sは撮像信号選択スキャナ31に接続されている。また、各表示撮像セルCWRに対してそれぞれ1本ずつのデータ供給線DW、データ読出線DR、表示用ゲート線Gおよび切換線Sが接続されている。また、例えば1垂直ラインの表示撮像セルCWR11,CWR12,…,CWR1nに対しては、1本ずつのデータ供給線DW1およびデータ読出線DR1が共通に接続され、例えば1水平ラインの表示撮像セルCWR11,CWR21,…,CWRm1に対しては、1本ずつの表示用ゲート線Gおよび切換線Sが共通に接続されている。なお、図中の矢印Yは、表示用ゲート線Gおよび切換線Sのスキャン方向を示している。
図3は、入出力パネル1における表示撮像セルCWRの配置構成の一例を断面図で模式的に表したものであり、図2におけるA−A部分の矢視断面に対応するものである。
この入出力パネル1は、1対の透明基板12A,12Bと、これらの透明基板12A,12Bの間に配置され、隔壁13によって互いに分離された複数の表示撮像セルCWR(CW21,CW22,CW23,CW24,CW25,…)とを有している。また、各表示撮像セルCWRは、表示撮像素子ELとして例えば有機EL素子を含んでおり、表示光LWを出射するようになっている。なお、一般的な有機EL表示部におけるその他の層については図示せず、説明を省略している。
図4は、入出力パネル1における表示撮像セルCWRの回路構成を表すものである。
この表示撮像セルCWRは、1つの表示撮像素子ELと、キャパシタCと、抵抗Rと、表示用ゲート線Gから供給される選択信号に応じてデータ供給線DWとキャパシタCの一端との間を選択的に導通させるスイッチSW1と、切換線Sから供給される切換信号に応じてキャパシタの他端と表示撮像素子ELの一端との間を選択的に導通させるスイッチSW2と、同じく切換線Sから供給される切換信号に応じて表示撮像素子ELの一端とデータ読出線DRとの間を選択的に導通させるスイッチSW3とを有し、表示撮像素子ELの他端は接地されている。なお、抵抗Rの一端はデータ読出線DRに接続され、抵抗Rの他端は接地、または負バイアス点(図示せず)に接続されるようになっている。
ここで、具体的に表示動作時および撮像動作時における各構成要素の動作を説明する。まず、表示動作および撮像動作は、以下のような表示撮像素子ELの性質を利用して行う。つまり、本実施の形態において表示撮像素子ELとして構成する、例えば有機EL素子やLED素子などは、順方向バイアス電圧を印加すると発光動作をするが、逆方向バイアス電圧を印加すると、受光して電流を発生する性質を有する。
したがって、表示動作時には、表示用ゲート線Gから供給される選択信号および切換線Sから供給される切換信号に従って、スイッチSW1,SW2をオン状態とすると共に、スイッチSW3をオフ状態とすることで、表示撮像素子ELには順方向バイアス電圧が印加される。そして表示信号に応じた輝度の発光となるよう、データ供給線DWからI1の経路にてキャパシタCが充電され、充電された電荷に基づいてI2の経路にて表示撮像素子ELに電流が流れることで、表示動作がなされる。
一方、撮像動作時には、切換線Sから供給される切換信号に従って、スイッチSW2,SW3をオフ状態とすると共に、スイッチSW2をオン状態とすることで、表示撮像素子ELに逆方向バイアス電圧が印加される。そして表示撮像素子ELにおいて、受光した光量に応じた電流がI3の経路にてデータ読出線DRへ供給されることで、撮像動作がなされる。
なお、表示動作および撮像動作のいずれの動作も行っていない時には、スイッチSW1〜SW3はいずれもオフ状態となっており、データ供給線DWおよびデータ読出線DRはそれぞれ、表示撮像素子ELとは切断されるようになっている。また、データ読出線DRに接続されている抵抗Rは、I3の経路でデータ読出線DRに供給される電流に基づいてその両端に電位差を生じさせ、これを撮像信号として出力するためのものである。
表示信号保持制御部22は、後述する画像補正部5内の表示用フレームメモリ53などから供給される表示信号を、1画面ごと(1フレームの表示ごと)に、例えばSRAM(Static Random Access Memory)などから構成されるフレームメモリに格納して保持するものである。この表示信号保持制御部22はまた、表示信号ドライバ23、表示側スキャナ24および撮像信号選択スキャナ31が連動して動作するように制御する役割も果たしている。具体的には、表示側スキャナ24に対しては表示タイミング制御信号41を、撮像信号選択スキャナ31に対しては撮像タイミング制御信号42を、表示信号ドライバ23に対しては、制御信号、およびフレームメモリに保持されている1画面分の表示信号に基づく1水平ライン分の表示信号を、それぞれ出力するようになっている。
表示側スキャナ24は、表示信号保持制御部22から出力される表示タイミング制御信号41に応じて、表示駆動対象の表示撮像セルCWRを選択するものである。また、表示信号ドライバ23は、表示信号保持制御部22から出力される1水平ライン分の表示信号に応じて、表示駆動対象の表示撮像セルCWRへ表示データを供給するものである。
撮像信号選択スキャナ31は、表示信号保持制御部22から出力される撮像タイミング制御信号42に応じて、撮像駆動対象の表示撮像セルCWRを選択するものである。なお、この撮像信号選択スキャナ31は、撮像信号レシーバ32に対して撮像ブロック制御信号43を出力し、これら撮像動作に寄与する部分の動作を制御する役割も果たしている。
撮像信号レシーバ32は、撮像信号選択スキャナ31から出力される撮像ブロック制御信号43に応じて、各表示撮像セルCWRから出力された1水平ライン分の撮像信号を取得するものである。
ここで、図5および図6を参照して、このような構成の画像入出力装置において、接触あるいは近接した物体を撮像する動作について説明する。
図5は、図1の画像入出力装置において撮像対象物体を撮像する処理の一例を断面図で表したものであり、図3に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
入出力パネル1上に、例えば指などの撮像対象物体15Aを接触あるいは近接させると、表示撮像セルCWR(ここでは、表示撮像セルCWR23)からの表示光LW1が、この撮像対象物体15Aで反射する。ここで、表示撮像素子ELでは、表示動作と撮像動作を時分割で行う必要があり、ある表示撮像素子で表示光を発光させながらその表示撮像素子で反射光を受光することができない。そこで、ある水平ラインの表示撮像素子から出射した表示光を、逆方向バイアス電圧が印加された他の水平ラインの表示撮像素子が受光することにより、撮像対象物体15Aの撮像が可能になる。例えば、図5に示したように、表示撮像セルCWR23から位置が近い水平ライン上の表示撮像セル、例えばCWR24やCWR25などには反射光LR1が入射するが、この表示撮像セルCWR23から位置が遠い水平ライン上の表示撮像セルには、反射光が入射しない。したがって、ある撮像対象物体15Aから位置が近い表示撮像セルCWRのみから撮像信号が得られるので、この画像入出力装置では、表示駆動されている水平ライン上の表示撮像セルCWRから発せられて撮像対象物体15Aで反射された光が、その水平ラインに隣接する水平ライン上の表示撮像セルCWRによって受光されるように、タイミング駆動がなされるようになっている。このようにすれば、撮像対象物体15A近傍の表示撮像セルCWRからは撮像信号が出力される一方、それ以外の領域からは撮像信号が出力されないので、撮像対象物体15Aが入出力パネル1上のどの領域に位置するのかが検知され、撮像動作が可能となる。
また、図6に示したように、このような表示駆動と撮像駆動とを各水平ラインについて順次行う(線順次駆動)ことにより、入出力パネル1全体で画像を表示しながら、撮像対象物体15Aを撮像することが可能となる。なお、図6において、符号P2,P3,P8,P9はそれぞれ、スキャン中のラインの位置を表しており、符号61,61A,61Bは表示領域を、符号63は撮像領域を表している。
図1の説明に戻り、画像補正部5は、I/F51と、実際に画像補正処理を担っている補正機能部52と、表示用フレームメモリ53と、USB−I/F54と、通信I/F55とを有しており、これらはバス50によって互いに接続されている。
I/F51は、撮像信号レシーバ32との間のインターフェース部分であり、撮像信号レシーバ32から撮像データDinを入力するようになっている。また、USB−I/F54は、この画像入出力装置の外部とのUSB(Universal Serial Bus)接続によるインターフェース部分であり、例えば補正機能部52による画像補正後の撮像データDout1を外部へ出力するようになっている。また、通信I/F55は、同じくこの画像入出力装置の外部との有線もしくは無線の通信によるインターフェース部分であり、例えば補正機能部52による画像補正後の撮像データDout2を外部へ出力するようになっている。
表示用フレームメモリ53は、例えばCPU522によって作成された1画面分(1フレーム分)の表示画像データ(表示信号)を保持するメモリであり、この表示画像データを入出力パネル1における表示画像データ(表示信号)Doutとして、前述の表示信号保持制御部22へ出力するようになっている。
補正機能部52は、上記のように実際に画像補正処理を担っている部分であり、メモリ521と、CPU(Central Processing Unit)522と、プログラムメモリ523とを含んで構成されている。
CPU522は、画像補正処理を実行するための演算処理を行う部分であると共に、この画像入出力装置全体を統括する部分である。また、メモリ521は、このCPU522が演算処理を実行するためのワーキングメモリであり、プログラムメモリ523は、CPU522が実行する画像補正処理のためのプログラム等を格納するメモリである。
また、図7は、補正機能部52の機能ブロック構成を表したものである。このように、この補正機能部52は、機能ブロックで表現すると、表示画像記憶部52Aと、メモリ52Bと、補正実行部52Cとから構成されている。
表示画像記憶部52Aは、表示用フレームメモリ53からバス50を介して入力される、現在入出力パネル1において表示されている表示画像の表示画像データDin(W)を一時的に保持する部分である。また、メモリ52Bは、1画面分(1フレーム分)の表示画像データDin(W)を保持する部分である。
補正実行部52Cは、メモリ52Bから入力される現在入出力パネル1において表示されている表示画像の表示画像データDin(W)に基づいて、I/F51およびバス50を介して入力される撮像データDin(R)に対し画像補正処理を実行する部分であり、画像補正後の撮像データDout1,Dout2を、USB−I/F54または通信I/F55へそれぞれ出力するようになっている。
具体的には、この補正実行部52Cは、表示画像データDin(W)の輝度に基づいて、白基準により撮像データDin(R)の画像補正処理を行うようになっており、より具体的には、以下の式(1)を用いて画像補正処理を行うようになっている。このような式を用いて画像補正処理を行っているので、撮像データDin(R)における各画素の輝度を、対応する表示画像データDin(W)の各画素の輝度が白基準となっている場合に換算するようにして、補正することができる。
Yr2=Yr1×(Yw_w/Yw) …(1)
但し、Yr1 :補正前の撮像画像(撮像データDin(R))の輝度
Yw_w :表示画像(表示画像データDin(W))の白基準の輝度
Yw :表示画像(表示画像データDin(W))の輝度
Yr2 :補正後の撮像画像(撮像データDout1,Dout2)の輝度
次に、図8〜図10を参照して、本実施の形態の画像補正部5による補正処理について説明する。ここで、図8は、本実施の形態に係る補正処理を流れ図で表したものであり、図9および図10はそれぞれ、補正処理の態様を表したものである。
まず、前述した入出力パネル1の撮像機能により、この入出力パネル1の近傍に位置する物体を撮像すると共に、このときの撮像画像(撮像データDin(R))を、補正実行部52CがI/F51およびバス50を介して取得する(図8のステップS101)。具体的には、例えば図9(A)に示したように、入出力パネル1上の撮像対象物体15Bを、入出力パネル1からの表示光LW2およびその反射光LR2を利用して撮像し、例えば図9(B)に示したような撮像データDin(R)を取得する。
次に、補正実行部52Cは、取得した撮像データDin(R)を画像変換することにより、(R(赤),G(緑),B(青))からなる各色ごとの輝度データを、輝度Yおよび色差u,vからなる(Y,u,v)データに変換する(ステップS102)。なお、輝度Yは、各色成分を総合した明るさを意味する一方、色差信号u,vはそれぞれ、B(青)から輝度Yを引いた信号B−Y、R(赤)から輝度Yを引いた信号R−Yに対応しており、これらu信号,v信号を輝度Yと組み合わせることにより、色(色相,彩度,輝度)が表現されるようになっている。
次に、補正実行部52Cは、メモリ52Bから、現在入出力パネル1において表示されている表示画像の表示画像データDin(W)を取得する(ステップS103)。そして補正実行部52Cは、上記した撮像データDin(R)の場合と同様にして、取得した表示画像データDin(W)を画像変換することにより、(R,G,B)からなる各色ごとの輝度データを、(Y,u,v)データに変換する(ステップS104)。
補正実行部52Cは、ステップS104を各画素について行うことにより(Y,u,v)データに変換された表示画像データDin(W)における1画面分(1フレーム分)の輝度マップを作成する(ステップS105)。
次に、補正実行部52Cは、それぞれ(Y,u,v)データに変換された撮像データDin(R)および表示画像データDin(W)に基づいて、前述の式(1)を用いることにより、この撮像データDin(R)(具体的には、輝度Yr1)の補正をする(ステップS106)。これにより、撮像データDin(R)における各画素の輝度Yr1が、対応する表示画像データDin(W)の各画素の輝度Ywを白基準とした場合(輝度Yw_w)に換算するようにして、補正される。
最後に、補正実行部52Cは、このようにして補正された撮像画像データ(撮像データDout1,Dout2)を、それぞれバス50を介してUSB−I/F54または通信I/F55へ出力することにより、この補正処理が終了する。
このようにして、例えば図9(B)に示した撮像画像を補正した場合、例えば図10に示したようになり、撮像対象物体15Bの部分の輝度が向上し、撮像画像が見やすくなっていることが分かる。
以上のように、本実施の形態では、画像補正部5内の補正機能部52に構成される補正実行部52Cが、表示機能と撮像機能とを有する入出力パネル1に表示されている表示画像の画像データ(表示画像データDin(W))に基づいて、この入出力パネル1の撮像機能により得られた物体の撮像画像(撮像データDin(R))を補正するようにしたので、表示機能と撮像機能とを有する入出力パネルから適切な画像を得ることが可能となる。
また、表示画像データDin(W)の輝度Ywに基づいて、白基準により、具体的には式(1)を用いて補正するようにしたので、撮像データDin(R)の輝度Yr1を、対応する表示画像データDin(W)の輝度Ywが白基準である場合(輝度Yw_w)に換算させて補正することができ、撮像画像データDin(R)が見やすくなるようにすることが可能となる。
さらに、上記式(1)からも分かるように、表示画像データDin(W)の輝度Ywと撮像データDin(R)の輝度Yr1とを比例関係により対応付けて補正するようにしたので、第2の実施の形態で以下説明するような、表示画像データDin(W)の輝度Ywと撮像データDin(R)の輝度Yr1との関係を対応付けた対応テーブルを用いた場合と比べて、補正処理を簡単にすることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態においては、表示画像データDin(W)の輝度Ywと撮像データDin(R)の輝度Yr1とを比例関係により対応付けて補正する場合について説明したが、本実施の形態では、これらの関係を対応付けた対応テーブルを用いて補正する場合について説明する。なお、説明の簡潔化を図るため、以下、第1の実施の形態と同様の部位については、同じ符号を付して説明する。
図11は、本実施の形態に係る補正処理を説明するためのものであり、(A)は上記した対応テーブル7Aの内容を、(B)はこの対応テーブルに基づく、表示画像データDin(W)の輝度Ywと撮像データDin(R)の輝度Yr1との対応関係を、それぞれ表している。なお、図11(B)の特性図では、横軸が表示画像データDin(W)の輝度Ywを示し、縦軸が撮像データDin(R)の輝度Yr1を示している。
図11(A),(B)に示したように、この対応テーブル7Aによる表示画像データDin(W)の輝度Ywと撮像データDin(R)の輝度Yr1との対応関係は、第1の実施の形態のような比例関係ではなく、曲線によって対応付けられている。つまり、本実施の形態におけるこれらの対応関係では、表示画像データDin(W)の輝度Ywの大きさに応じて、撮像データDin(R)の輝度Yr1の増加分が変化するようになっている。
また、図12は、対応テーブル7Aを作成方法について表したものである。具体的には、この補正テーブル7Aは、例えば図12(A)に示したような表示画像データDin(W)が取り得る全ての輝度レベルを、いわゆるグラデーションにより1つの表示画像全体で入出力パネル1に表示した状況のもとで、例えば図12(B),(C)に示したように、この入出力パネル1上の全面に鏡面反射物体8を配置し、この鏡面反射物体8を入出力パネル1からの表示光LW3およびその反射光LR3を利用して撮像することにより、作成されるようになっている。
このようにして、表示画像データDin(W)が取り得る全ての輝度レベルを1つの表示画像全体で表すようにしているので、この1つの表示画像における表示画像データDin(W)の輝度Ywと、これによる撮像データDin(R)の輝度Yr1との関係を得ることにより、対応テーブル7Aが作成される。また、撮像対象物体として鏡面反射物体8を用いているので、入出力パネル1上のどの領域においても、反射の態様が一様となる。
以上のように、本実施の形態では、表示画像データDin(W)の輝度Ywと撮像データDin(R)の輝度Yr1との関係を対応付けた対応テーブル7Aを用いて補正するようにしたので、第1の実施の形態のようにこれらの関係を単純に比例関係として補正した場合と比べ、表示画像データDin(W)の輝度Ywの大きさに応じた補正をすることができ、より適切な補正を行うことが可能となる。
また、表示画像データDin(W)が取り得る全ての輝度レベルを1つの表示画像全体で表すようにしたので、この1つの表示画像のみを用いて、対応テーブル7Aを作成することができる。
次に、本実施の形態の変形例について、いくつか説明する。なお、説明の簡潔化を図るため、以下、第1または第2の実施の形態と同様の部位については、同じ符号を付して説明する。
[変形例1]
上記第2の実施の形態においては、表示画像データDin(W)が取り得る全ての輝度レベルを1つの表示画像全体で表すようにして対応テーブル7Aを作成する場合について説明したが、本変形例では、この表示画像データDin(W)が取り得る全ての輝度レベルを、複数の表示画像を用いて入出力パネル1の各画素11ごとで表すようにして、対応テーブル7Aを作成する場合について説明する。
本変形例に係る補正処理では、例えば図13に示したように、表示画像データDin(W)が取り得る全ての輝度レベルを、複数の表示画像を用いて、各輝度レベルごとに入出力パネル1の全面に一様に表示するようにして、対応テーブル7Aを作成するようになっている。具体的には、例えば最低輝度レベルの黒表示画像1Bから始まり、中間輝度レベルのグレイ(灰色)表示画像1Gを複数経て、最後に最高輝度レベルの白表示画像1Wを、入出力パネル1の全面に一様に表示するようになっている。
また、このようにして対応テーブル7Aを作成する場合には、各画素11ごとに、全ての輝度レベルの対応関係が得られることから、例えば図14に示したように、入出力パネル1上の複数の画素11a〜11cにおいてそれぞれ輝度レベルの対応関係が異なる場合においても、対応することができる。
つまり、例えば図15(A)〜(C)にそれぞれ示したように、これらの画素11a〜11cにおける表示画像データDin(W)の輝度Ywと撮像データDin(R)の輝度Yr1との対応関係がそれぞれ異なるような場合であっても、各画素の個々の対応関係を、補正処理に反映させることができるようになる。
以上のように、本変形例では、表示画像データDin(W)が取り得る全ての輝度レベルを複数の表示画像を用いて入出力パネル1の各画素11ごとに表すようにして、対応テーブル7Aを作成するようにしたので、入出力パネル1上の複数の画素における対応関係がそれぞれ異なるような場合であっても、各画素の個々の対応関係を補正処理に反映させることができ、上記第2の実施の形態の場合と比べ、より適切に補正することが可能となる。
[変形例2]
上記第2の実施の形態においては、表示画像データDin(W)の輝度Yw、すなわち各色成分を総合した明るさに基づいて、撮像データDin(R)の輝度Yr1を補正する場合について説明したが、本変形例では、表示画像の各色ごとの輝度、すなわち(R(赤),G(緑),B(青))からなる各色ごとの輝度データに基づいて、撮像データDin(R)の各色ごとの輝度を補正する場合について説明する。
本変形例に係る補正処理では、例えば図16に示したように、表示画像(表示画像データDin(W))の各色ごとの輝度(Rw,Gw,Bw)と、撮像画像(撮像データDin(R))の各色ごとの輝度(Rr1,Gr1,Br1)との関係を対応付けた対応テーブル7Bを用いて、撮像データDin(R)の各色ごとの輝度(Rr1,Gr1,Br1)を補正するようになっている。
具体的には、前述の式(1)と同様にして、以下の式(2)〜(4)をそれぞれ用いて、撮像データDin(R)の各色ごとの輝度(Rr1,Gr1,Br1)を、各色ごとの輝度(Rr2,Gr2,Br2)に補正するようになっている。
Rr2=Rr1×(Rw_w/Rw) …(2)
Gr2=Gr1×(Gw_w/Gw) …(3)
Br2=Br1×(Bw_w/Bw) …(4)
但し、Rr1,Gr1,Br1 :補正前の撮像データDin(R)の各色ごとの輝度
Rw_w,Gw_w,Bw_w:表示画像データDin(W)の白基準の各色ごとの輝度
Rw,Gw,Bw :表示画像データDin(W)の各色ごとの輝度
Rr2,Gr2,Br2 :補正後の撮像データDout1,Dout2の各色ごとの輝度
したがって、例えば図17(A),(B)に示したように、表示画像(表示画像データDin(W))の輝度(Rw,Gw,Bw)が、撮像画像(撮像データDin(R))の輝度(Rr1,Gr1,Br1)との間で、各色ごとに対応関係が異なるような場合(この場合、(Rw,Gw,Bw)=(64,128,192)がそれぞれ、(Rr1,Gr1,Br1)=(32,64,94)に対応している)であっても、各色ごとに対応することができる。
以上のように、本変形例では、表示画像データDin(W)の各色ごとの輝度(Rw,Gw,Bw)と撮像データDin(R)の各色ごとの輝度(Rr1,Gr1,Br1)との関係を対応付けた対応テーブル7Bを用いて、撮像データDin(R)の各色ごとの輝度(Rr1,Gr1,Br1)を補正するようにしたので、各色ごとに輝度の対応関係が異なるような場合であっても、これらの対応関係の違いを反映させて補正することができ、上記第2の実施の形態の場合と比べ、より適切に補正することが可能となる。
なお、本変形例においても、上記変形例1の場合のように、各画素11ごとの対応テーブルを作成するようにしてもよい。このように構成した場合、さらに適切に補正することが可能となる。
また、本変形例では、対応テーブルを用いて補正を行う第2の実施の形態の変形例として説明したが、対応テーブルを用いずに補正を行う第1の実施の形態において、撮像データDin(R)の各色ごとの輝度(Rr1,Gr1,Br1)を補正するようにしてもよい。そのように構成した場合、第1の実施の形態と比べ、より適切に補正することが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、入出力パネル1の表示画像からの光の拡散を考慮して補正を行う場合について説明する。なお、説明の簡潔化を図るため、以下、第1または第2の実施の形態と同様の部位については、同じ符号を付して説明する。
図18は、本実施の形態に係る補正機能部52の機能ブロック構成を表すものであり、第1の実施の形態における図7に対応するものである。本実施の形態に係る補正機能部52は、図7における画像表示記憶部52Aの代わりに、拡散画像生成部52Dを備えている。
この拡散画像生成部52Dは、表示用フレームメモリ53からバス50を介して入力される、現在入出力パネル1において表示されている表示画像の表示画像データDin(W)に基づいて、入出力パネル1の表示画像からの光の拡散を考慮した拡散画像データを作成するものである。なお、作成された拡散画像データは、メモリ52Bへ出力される。
ここで、図19〜図21を参照して、この拡散画像データの詳細について説明する。まず、この拡散画像データは、例えば図19(A)に示したように、入出力パネル1の表示画像からの光(表示光LW4)の拡散を考慮して作成されるものである。本来であれば、例えば図19(B)に示したように、鏡面反射物体8などでの反射光LR4の拡散をも考慮して作成されるべきであるが、この反射光LR4の拡散の度合いは反射物によって異なってくることから、表示光LW4の拡散を考慮して作成されている。
また、この拡散画像データは、ある画素11からの表示光の周囲への拡散が、例えば図20(A)に示したようなガウス分布により広がっているものとして作成されるようになっている。具体的には、ある画素11における表示画像データDin(W)の輝度が、例えば図20(B)に示したように200であった場合に、その画素の周囲に対して、例えば図20(C)に示したような輝度分布によって表示光が拡散するものとして、入出力パネル1上の全ての画素について、そのようなガウス分布による表示光の輝度拡散を演算するようになっている。
図21は、本実施の形態に係る補正処理の一例を説明するための画像写真であり、(A)は元の表示画像データDin(W)による表示画像を、(B)は(A)の表示画像に基づいて拡散画像生成部52Dにより作成された拡散画像データによる表示画像を、それぞれ表している。このようにして、元の表示画像である図21(A)と比べ、拡散画像データによる表示画像である図21(B)は、各画素11からの表示光が拡散しているため、画像がぼやけたようになっていることが分かる。
以上のように、本実施の形態では、拡散画像生成部52Dが、入出力パネル1の表示画像からの光(表示光LW4)の拡散を考慮して拡散画像データを作成し、元の表示画像データDin(W)の代わりにこの拡散画像データを利用して、撮像データDin(R)を補正するようにしたので、実際の各画素からの表示光の拡散を考慮して補正することができ、上記第1および第2の実施の形態と比べ、より適切に補正することが可能となる。
以上、第1〜第3の実施の形態およびその変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、撮像データDin(R)の輝度を、表示画像データDin(W)の最高輝度基準により補正しているが、基準とする輝度レベルは最高輝度には限られず、高輝度領域の輝度レベル(例えばこの場合、250階調レベルなど)を基準とすればよい。
また、上記実施の形態等では、表示機能と撮像機能とを併有する表示撮像素子ELによって入出力パネル1を構成した場合で説明したが、表示機能を有する表示素子(例えば、液晶素子やLED(Light Emitting Diode)など)と、撮像機能を有する素子(例えば、フォトダイオードやCCD(Charge Coupled Device)など)とを別々に設けて入出力パネルを構成するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、一連の補正処理をソフトウェアにより実行させる場合について説明したが、これらの処理をハードウェアによって実行させることも可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る画像入出力装置の全体構成を表すブロック図である。 図1に示した入出力パネルの構成を表す平面図である。 入出力パネルにおける表示撮像セルの配置構成の一例を模式的に表す断面図である。 図1に示した表示撮像セルの構成を表す回路図である。 図1に示した画像入出力装置において撮像対象物体を撮像する処理の一例を表す模式断面図である。 入出力パネルにおける線順次表示動作および線順次撮像動作の一例を表す模式図である。 図1に示した補正機能部の構成を表す機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る画像補正部による補正処理を表す流れ図である。 第1の実施の形態に係る補正処理を説明するための模式図である。 図9に示した撮像画像に対して補正処理を行ったときの画像を表す模式図である。 第2の実施の形態に係る補正処理のための対応テーブルおよび対応グラフを表す模式図および特性図である。 第2の実施の形態に係る補正処理を説明するための模式図である。 第2の実施の形態の変形例1に係る補正処理を説明するための模式図である。 第2の実施の形態の変形例1に係る補正処理を説明するための模式図である。 第2の実施の形態の変形例1に係る対応グラフを表す特性図である。 第2の実施の形態の変形例2に係る対応テーブルを表す模式図である。 第2の実施の形態の変形例1に係る対応グラフを表す特性図である。 第3の実施の形態に係る補正機能部の構成を表す機能ブロック図である。 第3の実施の形態に係る補正処理を説明するための模式図である。 第3の実施の形態に係る補正処理を説明するための特性図および模式図である。 第3の実施の形態に係る補正処理の一例を説明するための画像写真である。
符号の説明
1…入出力パネル、11,11a〜11C…画素、12A,12B…透明基板、13…隔壁、15A,15B…撮像対象物体、22…表示信号保持制御部、23…表示信号ドライバ、24…表示側スキャナ、31…撮像信号選択スキャナ、32…撮像信号レシーバ、41…表示タイミング制御信号、42…撮像タイミング制御信号、43…撮像ブロック制御信号、5…画像補正部、51…I/F、52…補正機能部、52A…表示画像記憶部、52B…メモリ、52C…補正実行部、52D…拡散画像生成部、521…メモリ、522…CPU、523…プログラムメモリ、53…表示用フレームメモリ、54…USB−I/F、55…通信I/F、61,61A,61B…表示領域、63…撮像領域、7A,7B…対応テーブル、8…鏡面反射物体、CWR…表示撮像セル、DW…データ供給線、DR…データ読出線、G…表示用ゲート線、S…切換線、LW,LW1〜W4…表示光、LR1〜LR4…反射光、EL…表示撮像素子、C…キャパシタ、R…抵抗、SW1,SW2,SW3…スイッチ、I1…表示信号電流路、I2…撮像信号電流路、Y…スキャン方向、P2,P3,P8,P9…スキャン中の水平ラインの位置。

Claims (12)

  1. 画像を表示する表示機能と、この表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルと、
    前記入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、前記入出力パネルに取り込まれた撮像画像を補正する補正手段と
    を備えた画像入出力装置。
  2. 前記補正手段は、以下の式(1)を用いて前記撮像画像を補正す
    求項に記載の画像入出力装置。
    Yr2=Yr1×(Yw_w/Yw) …(1)
    但し、Yr1 :補正手段により補正前の撮像画像の輝度
    Yw_w :表示画像の白基準の輝度
    Yw :表示画像の輝度
    Yr2 :補正手段により補正後の撮像画像の輝度
  3. 前記補正手段は、前記表示画像の各色ごとの輝度に基づいて前記撮像画像を補正す
    求項1に記載の画像入出力装置。
  4. 前記補正手段は、前記表示画像の各色ごとの輝度と前記撮像画像の各色ごとの輝度との関係を対応付けた対応テーブルを用いて、前記撮像画像を補正する
    請求項に記載の画像入出力装置。
  5. 前記補正手段は、前記表示画像の輝度と前記撮像画像の輝度との関係を対応付けた対応テーブルを用いて、前記撮像画像を補正す
    求項に記載の画像入出力装置。
  6. 前記対応テーブルは、前記入出力パネル上に配置された鏡面反射物体を撮像することにより、作成されたものであ
    求項に記載の画像入出力装置。
  7. 前記対応テーブルは、前記表示画像が取り得るすべての輝度レベルを1つの表示画像全体で表して前記入出力パネルに表示した状況のもとで、前記鏡面反射物体を撮像することにより、作成されたものであ
    求項に記載の画像入出力装置。
  8. 前記対応テーブルは、前記表示画像が取り得るすべての輝度レベルを、複数の表示画像を用いて前記入出力パネルの各画素ごとで表して前記入出力パネルに表示した状況のもとで、前記鏡面反射物体を撮像することにより、作成されたものであ
    求項に記載の画像入出力装置。
  9. 前記補正手段は、入力される表示画像の画像データに基づいてその表示画像からの光の拡散を考慮した拡散画像データを作成すると共に、この拡散画像データを用いて表示される表示画像の輝度に基づいて、前記撮像画像を補正す
    求項1に記載の画像入出力装置。
  10. 画像を表示する表示機能と、この表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルを備えた画像入出力装置に適用される画像補正装置であって、
    前記入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、前記入出力パネルに取り込まれた撮像画像を補正する補正手段を備え
    像補正装置。
  11. 画像を表示する表示機能と、この表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルにより物体を撮像するステップと、
    前記入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、この入出力パネルに取り込まれた撮像画像を補正するステップと
    をコンピュータに実行させる画像補正プログラム。
  12. 画像を表示する表示機能と、この表示機能により表示された表示画像からの光を利用して物体を撮像する撮像機能とを有する入出力パネルにより物体を撮像し、
    前記入出力パネルに表示されている表示画像の輝度に基づいて、この入出力パネルに取り込まれた撮像画像を補正す
    像補正方法。
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