JP4320226B2 - 明るさ補正機能付きカラー画像処理装置 - Google Patents

明るさ補正機能付きカラー画像処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、検出対象物の色を検出して検出対象物の良否を判定する画像処理装置に関し、特に外乱光の変化に対する応答性の向上に関する。
従来から、検出対象物をカメラで撮影して検出対象物の良否を判定するうえで、外乱光によりカメラに入光する明るさが変わると誤動作する。その対策として、以下のような明るさ補正を行ってきた。
(1)外乱光用のカメラを追加し、検出対象物用のカメラとの画像信号間の差分で補正をかける(例えば、特許文献1)。(2)搬送中の検出対象物を撮像する直前(背景のみ)と直後(背景+検出対象物)の画像信号間の差分で判別する(例えば、特許文献2)。
特公平6−151221号公報(第3頁左欄第25行〜同右欄第36行、第3図) 特開2002−207994号公報(第2〜3頁段落[0007]、図1)
しかし、従来技術(1)では、別にカメラをもう1台必要とするため、コスト、設置スペースなどの問題が生じる。また。(2)では、搬送途中で明るさの変化する蛍光灯のような高速に点滅するフリッカー光に対しては効果がない。
本発明は、前記の問題点を解決して、低コスト化、省スペース化を図りつつ、外乱光の高速な変化にもリアルタイムに応答できる補正機能付き画像処理装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の一構成にかかる明るさ補正機能付き画像処理装置は、検出対象物のカラー画像をスキャンしながら撮像するイメージセンサと、受像データの各画素の輝度から、検出対象物の指定した色を抽出しその面積を計算する色面積検出手段と、予め検出対象物の指定した色およびその面積のしきい値を記憶するしきい値記憶手段と、検出対象物の指定した面積と前記しきい値とを比較して、検出対象物の良否を判定する面積判定手段とを備え、さらに、検出対象物周囲の明るさ変化に応じて、画像スキャン中に、前記色面積検出手段へ送られる各画素の輝度を補正するものであって、画素ごとに三原色R、G、Bをそれぞれ(R+G+B)の合計値で割って三原色の比率を演算する色比率演算部と、前記(R+G+B)の合計値が所定しきい値以下の場合に当該合計値を前記所定しきい値に補正して前記色比率演算をすることにより、白色と黒色の検出処理を行う白黒検出処理部とを有する明るさ補正手段を備えている。
この構成によれば、検出対象物の指定した色を抽出しその色の占める面積を計算して、検出対象物の良否を判定するので、色の違いがある物体の検出が容易になるとともに、検出対象物周囲の明るさ変化に応じて、画像スキャン中に各画素の輝度を補正するので、高速に変化する外乱光にもリアルタイムに応答できる。さらに、従来のように別にカメラを設ける必要がないので、低コスト化、省スペース化を実現できる。しかも、明るさ補正手段が画素ごとに三原色R、G、Bをそれぞれ(R+G+B)の合計値で割って三原色の比率を演算する色比率演算部と、前記(R+G+B)の合計値が所定しきい値以下の場合に当該合計値を前記所定しきい値に補正して前記色比率演算をすることにより、白色と黒色の検出処理を行う白黒検出処理部とを有するので、白色と黒色を区別して検出できる。また、画素ごとに三原色の比率を求めることにより、検出対象物の影や照明の明るさムラが補正されるので、各画素の輝度が安定して補正される。
好ましくは、前記明るさ補正手段は、画像スキャン開始からスキャン方向に従って画素の最大明るさを更新し、その更新した最大明るさの値に基づきそれ以降の画素について前記補正を行うものである。したがって、高速に変化する外乱光にもよりリアルタイムに応答できる。
好ましくは、前記明るさ補正手段は、画像スキャン開始から数行までのスキャン初期部で最大明るさを更新し、それ以降はスキャン初期部の最大明るさの値に基づき補正するものである。したがって、画面中央付近に最大輝度がある場合、最大輝度以降の画素の輝度データが実際よりも暗くなるおそれがない。
この場合、前記スキャン初期部は、検出対象物の近傍に配置された輝度検出用物体をスキャンするようにしてもよい。これにより、確実に検出対象物周囲の明るさを検出できる。
好ましくは、前記受像データの各画素の輝度は前記イメージセンサから転送回路を介して前記色面積検出手段へ転送され、前記色面積検出手段は、この転送された受像データの各画素の輝度から指定した色を抽出しその面積を計算するものである。したがって、イメージセンサからの各画素の輝度を画像メモリに転送しないで直ちに計算するので、処理時間を短くできる。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る明るさ補正機能付き画像処理装置の外形を示す斜視図、図2はそのブロック図である。本装置1は生産ライン上に設けられ、例えば検出対象物Mがりんごやみかんなどの果物、またはビンのラベルなどであって、検出した色の面積がしきい値の範囲内か否かによって良品、不良品を判別するものである。
図2のブロック図に示すように、本装置1は、検出対象物Mのカラー画像をスキャンしながら撮像する、例えばCMOSイメージセンサのようなイメージセンサ2、検出対象物Mの色を例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色に変換して各色について画像処理を行うゲートアレイ(G/A)のような画像処理部3および画像などを表示する表示部4を備えている。前記イメージセンサ2はレンズユニット5を有し、A/D変換器を内蔵している。
前記ゲートアレイ(G/A)3は、内部セル領域10と、入出力パッド領域および入出力バッファ領域(図示せず)との3つの部分から構成される。内部セル領域10には、RGB変換・明るさ補正部11、検出色抽出部12と面積計算部13からなる色面積検出手段14、設定値R/W部15、面積判定手段であるしきい値判定部16、CPU(制御部)18が設けられており、検出対象物Mへ投光する照明用(白色LED(発光ダイオード))光源21に対して投光パルスを生成する投光パルス生成部17および受像データをLCDモジュール4に転送する受像データ転送部19も設けられている。
設定値R/W部15では、検出色抽出部12のしきい値となる検出色相(上下限値)および色余裕度、面積計算部13のしきい値となる面積上下限値および面積余裕度、その他シャッター速度、照明ON/OFF、解像度などが、設定値メモリ(EEPROM)のようなしきい値記憶手段22に対して読み込み、書き込みがなされる。これらは、後述するスイッチ操作部20の操作により、CPU18を介して行われる。
色面積検出手段14は検出色抽出部12と面積計算部13からなり、受像データの各画素の輝度から、検出対象物Mの指定した色を抽出しその面積を計算する。
検出色抽出部12は、受像データの各画素の指定した色の輝度から、検出色相および色余裕度に基づいて、各色を抽出する。検出色相は、指定した色ごとに、指定した色の輝度/3原色の輝度の総和で計算され、例えば赤の輝度が100、緑の輝度が0、青の輝度が0で、赤を指定した場合には、100/(100+0+0)=1となる。
面積計算部13は、画像の検出領域内において、指定した色ごとにその画素数から面積を計算する。
しきい値判定部(面積判定手段)16は、検出対象物Mの指定した色の面積と前記しきい値記憶手段22に記憶されたしきい値とを比較して、検出対象物Mの良否を判定する。例えば、検出色の占める面積の設定値としてしきい値3000の場合、4752であると判定はOK(良)となる(図1(a)のS6)。
この例では、単一の色面積検出手段14としているが、複数の、つまり検出色抽出部12および面積計算部13を複数並列に設けてもよく、その場合、例えばりんごとみかんの両方を同時に検出することができる。
前記イメージセンサ2および表示部4は、前記ゲートアレイ(G/A)3の入出力パッド領域を介してそれぞれ接続され、さらにスイッチ操作部20が接続されて、CPU18を介して設定値R/W部15に対して画面表示の切り換え、設定値の設定や変更、検出対象物Mの3原色についての各基準値のティーチングおよびその検出領域の移動やサイズ変更などが行われる。なお、点線部で示すように、フォトカプラ24を介してCPU18に入力する検出対象物Mを選択するバンク切り換え入力部25、ティーチングするためのティーチング入力部26を別に設けるようにしてもよい。その他、前記した照明用(白色LED)光源21、しきい値判定部16からのしきい値出力部23、電源入力部27、クロック源28、リセット回路29なども接続されている。
前記表示部4は、検出対象物Mの画像、設定やティーチングの内容、判定結果などの処理内容を表示する、例えばカラーLCD(液晶ディスプレイ)、LCDコントローラおよびメモリを有するLCDモジュールからなる。図1(a)に示す表示部4の画面Dの各表示例を以下に示す。表示領域S1は検出対象物Mの画像を表示する。S2 〜S9は処理内容が表示され、S2のモード表示は、通常運転(RUN)モード、ティーチング(TEACH)モード、キーロック(LOCK)モード、画面保持(HOLD)モードなどを表示する。S3の面積設定値はしきい値である例えば面積下限値を表示する。S4の画面表示モードは色検出フィルタ後の画像または生画像などを表示する。S5の検出色は検出する色の上下限値の中間値、S6の判定結果は、面積判定OK(良)のとき出力ONで○、面積判定NG(否)のとき出力OFFで×を表示する。S7の検出色の面積は現在の検出色の占める面積を表示する。S8のバンク番号は、検出対象物Mの種類を番号で表示する。例えば、検出対象物Mがりんごやみかんなどの場合である。S9の受光量最大値は画面全体の最大明るさを受光量(輝度)で表示する。前記投光パルス生成部17はこの画面全体の明るさに基づいて、適切な投光パルスを生成する。
図1(b)に示すように、本装置1は、例えば直方体のような立体形状の筐体K内にイメージセンサ2、ゲートアレイ(画像処理部)3、表示部4、スイッチ操作部20および白色LED光源21が収納されてなる。筐体Kには電源や信号入出力用にコード8が接続されている。第1の面(裏面)31側には保護パネル6を介してレンズユニット5、イメージセンサ2と、白色LED光源21とが設けられて、この面が検出対象物Mに向けられる。したがって、イメージセンサ2は第1の面31を通して検出対象物Mを撮像する。第1の面31に対向する第2の面(表面)32側には、保護パネル7を介してカラーLCD4の画面Dが設けられて、作業者は検出対象物Mの画像、動作モード、設定値やティーチング値、しきい値および判定結果などを見ることができる。また、この画面Dに隣接して位置するスイッチ操作部20は、例えば「VIEW」、「SET」、「TEACH」、「△」、「▽」の各スイッチからなり、各スイッチを押すことにより、および各スイッチの押す時間や組合せにより、画面表示切り換え、設定値の設定や変更、ティーチングおよびその検出領域の移動やサイズ変更の操作を行うことができる。
すなわち、本装置1は、イメージセンサ2、ゲートアレイ3、表示部4、スイッチ操作部20および白色LED光源(照明用光源)21を筐体K内に収納して一体形成したものであり、従来のように各部が分離したものと比べて、装置を小型化できるとともに、装置の設置や運搬時などにおける取り扱い性を向上できる。なお、白色LED光源21や表示部4は別に分離させて設けてもよい。
これと同時に、第2の面(表面)32側に表示部4の画面Dおよびスイッチ操作部20が設けられて、検出対象物Mの画像や処理内容を表示する画面Dを見ながら、スイッチ操作部20の各スイッチを操作することにより、設定値の設定や変更、ティーチングおよびその検出領域の移動やサイズ変更の操作を容易に行うことができるから、装置の操作性も向上できる。
図3に示すように、本装置1は、検出対象物M周囲の明るさ変化に応じて、画像スキャン中に、前記色面積検出手段14へ送られる受像データの各画素の輝度を補正する明るさ補正手段30を備えている。この例では、画像スキャン開始から数行までの、つまり一画面全体の先頭部分のスキャン初期部40で最大明るさを更新し、それ以降はスキャン初期部40における最大明るさの値に基づき補正する。
前記RGB変換・明るさ補正部11に含まれる明るさ補正手段(明るさ補正部)30は、イメージセンサ2からの受像データを転送する転送回路33、最大輝度保持用メモリ34、受像データの輝度と最大輝度保持用メモリ34に記憶された最大輝度とを比較する比較手段35、比較の結果、受像データの輝度が最大輝度より大きい場合に最大輝度保持用メモリ34に記憶された最大輝度を当該受像データの輝度に更新する更新部36、および受像データの輝度を最大輝度に基づいて補正する輝度補正部37を備えている。
以下、図4(a)により、明るさ補正手段30の動作の一例について説明する。この例では、画像スキャン開始の最初の行から2行目までをスキャン初期部40とする。
まず、イメージセンサ2から転送回路33により転送された受像データの1行目の1番目の画素の輝度は50であるので、この値が最大輝度とされ、最大輝度保持用メモリ34に記憶される。輝度補正部37で補正した輝度は、(受像した輝度÷最大輝度)×100=(50÷50)×100=100となる。次に2番目の画素の輝度は53であるので、輝度比較部35で比較すると、記憶された最大輝度50より大きいから、更新部36によりこの値が最大輝度に更新され、最大輝度保持用メモリ34に記憶される。輝度補正部37で補正した輝度は、(53÷53)×100=100となる。同様に、3番目の画素の輝度は46で、記憶された最大輝度53より小さく、補正したデータは、(46÷53)×100=87となる。4番目の画素の輝度は70であるので、記憶された最大輝度53より大きく、この値が最大輝度とされ、最大輝度保持用メモリ34に記憶される。補正した輝度は、(70÷70)×100=100となる。5番目の画素の輝度は80(図示d1)であるので、記憶された最大輝度70より大きく、この値が最大輝度とされ、最大輝度保持用メモリに記憶される。補正した輝度は、(80÷80)×100=100(図示D1)となる。6番目の画素の受像輝度は65で、記憶された最大輝度80より小さく、補正した輝度は、(65÷80)×100=81となる。以下の画素については最大輝度80が維持され、2行目の最後の画素の輝度は30で、記憶された最大輝度80より小さく、補正したデータは、(30÷80)×100=38となる。3行目以降は2行目までの最大輝度80に基づいて補正される。
こうして、補正された輝度で色の抽出、面積計算がなされる。これにより、画像スキャン中に明るさ補正をするので、フリッカー光のような高速に点滅するような外乱光にもリアルタイムに応答することができ、また、従来のように、別にカメラを設ける必要がないため、コストの低下、設置スペースの縮小を実現できる。
なお、上記のように、検出対象物Mの画像のスキャン初期部40で最大輝度を更新するのではなく、図1(c)に示すように、スキャン初期部40を検出対象物Mの近傍に配置された例えば白色の輝度検出用物体48としてこれをスキャンするようにして、この輝度検出用物体48の最大輝度を用いて明るさ補正をしてもよい。これにより、確実に検出対象物M周囲の明るさを検出できる。
また、画像スキャン開始から2行に限定せずに、図4(b)に示すように、全ての行について最大輝度を更新するようにしてもよい。ただ画面中央付近に最大輝度98(図示d2)がある場合、この最大輝度の画素以降における例えば画素の輝度75(図示d3)が、補正した輝度77(図示D33)となって、図4(a)の補正した輝度94(図示D3)と比べて低くなり、実際よりも暗くなってしまうこととなる。
また、本装置1では、図3のように、受像データを転送回路33を介して色面積検出手段14に転送しており、従来のように画像メモリに転送しないで、直接計算を行っている。従来では、受像されたデータの位置補正や回転補正を行うため、画像メモリに一旦保存していたが、本発明では、位置補正や回転補正を行わずに色抽出と面積計算だけで良否判別を行っている。このため、イメージセンサ2からの受像データを画像メモリに転送しないで直ちに計算するので、処理時間を短くできる。
この実施形態では3原色をそれぞれ検出しているが、指定する1色のみを検出するようにしてもよい。
つぎに、本発明の第2実施形態に係る明るさ補正機能付き画像処理装置について説明する。生産ライン上の検出対象物Mの姿勢が変化するとそれに伴って検出対象物Mの影Sが変化する場合や、照明を検出対象物Mに当てたときに照明の当る場所によって明るさムラが生じる場合などがあり、この影Sの変化や照明の明るさムラなどがあると同一物品であっても異なる物品として誤検出する場合が生じ得る。第2実施形態はこの誤検出を防止するものである。この第2実施形態では、図5に示すように、第1実施形態と異なり、図2のRGB変換・明るさ補正部11は、画素ごとに三原色の比率を演算する色比率演算部41と、前記演算により三原色の比率が同一となる白色と黒色について検出処理を行う白黒検出処理部42とを有して、色比率演算および白黒検出処理の2段階の処理を行う。その他の構成は第1実施形態と同様である。
色比率演算部41は、例えば受像データの各画素の3原色(RGB)の輝度から、画素ごとの色の比率を演算する。色の比率は、R(赤)の比率がR/(R+G+B)、G(緑)の比率がG/(R+G+B)、B(青)の比率がB/(R+G+B)で求められる。例えば、R、G、Bの輝度がそれぞれ、50、100、0のとき、Rの比率は50/150=1/3、Gの比率は100/150=2/3、Bの比率は0となる。
つぎに、前記した色比率演算だけでは、1画素全体が白色の場合に100/(100+100+100)=1/3、1画素全体が黒色の場合に1/(1+1+1)=1/3で、三原色の比率が全く同一となり、白色と黒色の検出ができない。このため、白黒検出処理部42により、(R+G+B)の合計値を所定のしきい値に基づいて演算して、例えば白色は補正せずに、黒色を補正することにより、白色と黒色の検出処理を行うようにしている。(R+G+B)の合計値が例えばしきい値20以下の場合には、これを20に補正する。そうすると、黒色の三原色の比率は1/20の補正値となって、1/3の値である白色の三原色の比率と区別でき、黒色を検出できる。
図6は、画像に検出対象物Mの影Sがある場合における明るさ補正結果を示すもので、(a)は第2実施形態の明るさ補正結果、(b)は従来の明るさ補正結果を示す。図6(b)のように、従来では画像全体の明るさを補正するため、検出対象物Mの影Sがそのまま残ってしまい、検出対象物Mの姿勢の変化によって誤検出する場合があるが、図6(a)のように、本発明の第2実施形態では、画素ごとに三原色の比率を求めることにより、画像に検出対象物Mの影Sがあっても一画素ごとでは部分的な明るさの影響を受けないことから、色面積検出手段14へ送られる各画素の輝度が安定して補正されて、誤検出を防止できる。
なお、第2実施形態では、RGB変換・明るさ補正部11と色面積検出手段14とを別々に設けているが、一体として設けてもよく、この場合、画素ごとの三原色の比率を求めることで、そのまま直接的に画素ごとの色面積が検出され、同時に明るさ補正が行われることになる。
(a)は本発明の第1実施形態に係る明るさ補正機能付き画像処理装置の外形を示す斜視図、(b)はその側面図、(c)は検出対象物の近傍に配置された輝度検出用物体を示す図である。 図1の画像処理装置を示すブロック図である。 図1の明るさ補正手段を示すブロック図である。 明るさ補正手段の動作を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る明るさ補正機能付き画像処理装置の明るさ補正手段を示すブロック図である。 (a)は画像に検出対象物の影がある場合における、第2実施形態による明るさ補正結果、(b)は従来の明るさ補正結果を示す。
符号の説明
1:カラー画像処理装置
2:イメージセンサ
3:画像処理部
4:表示部
14:色面積検出手段
16:面積判定手段
20:スイッチ操作部
21:照明用光源
22:しきい値記憶手段
30:明るさ補正手段
41:色比率演算部
42:白黒検出処理部
M:検出対象物

Claims (5)

  1. 検出対象物のカラー画像をスキャンしながら撮像するイメージセンサと、
    受像データの各画素の輝度から、検出対象物の指定した色を抽出しその面積を計算する色面積検出手段と、
    予め検出対象物の指定した色およびその面積のしきい値を記憶するしきい値記憶手段と、
    検出対象物の指定した面積と前記しきい値とを比較して、検出対象物の良否を判定する面積判定手段とを備え、さらに、
    検出対象物周囲の明るさ変化に応じて、画像スキャン中に、前記色面積検出手段へ送られる各画素の輝度を補正するものであって、画素ごとに三原色R、G、Bをそれぞれ(R+G+B)の合計値で割って三原色の比率を演算する色比率演算部と、前記(R+G+B)の合計値が所定しきい値以下の場合に当該合計値を前記所定しきい値に補正して前記色比率演算をすることにより、白色と黒色の検出処理を行う白黒検出処理部とを有する明るさ補正手段を備えた明るさ補正機能付きカラー画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記明るさ補正手段は、画像スキャン開始からスキャン方向に従って画素の最大明るさを更新し、その更新した最大明るさの値に基づきそれ以降の画素について前記補正を行うものである明るさ補正機能付きカラー画像処理装置。
  3. 請求項2において、
    前記明るさ補正手段は、画像スキャン開始から数行までのスキャン初期部で最大明るさを更新し、それ以降はスキャン初期部の最大明るさの値に基づき補正するものである明るさ補正機能付きカラー画像処理装置。
  4. 請求項3において、
    前記スキャン初期部は検出対象物の近傍に配置された輝度検出用物体をスキャンする明るさ補正機能付きカラー画像処理装置。
  5. 請求項1において、
    前記受像データの各画素の輝度は前記イメージセンサから転送回路を介して前記色面積検出手段へ転送され、前記色面積検出手段は、この転送された受像データの各画素の輝度から指定した色を抽出しその面積を計算するものである明るさ補正機能付きカラー画像処理装置。
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