JP2015222332A - 表示パネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの増加を抑制しながら、検査対象画素の輝度の測定精度を向上させることができる表示パネルの製造方法を提供する。【解決手段】複数の感度ムラ検出用画素Pijの各々の輝度を測定する輝度測定工程を含む表示パネルの製造方法であって、輝度測定工程は、複数の感度ムラ検出用画素Pijと同じ解像度および同じ配列ピッチで撮影可能な複数の撮像画素LSijを有する撮像装置30を用い、複数の撮像画素LSijと複数の感度ムラ検出用画素Pijとを1対1に対応させた上で、複数の感度ムラ検出用画素Pijの各々の輝度を複数の撮像画素LSijの各々を用いて測定する第一測定工程と、複数の撮像画素LSijの各々の領域内で対応する複数の感度ムラ検出用画素Pijの各々を移動させ、複数の感度ムラ検出用画素Pijの各々の輝度を複数の撮像画素LSijの各々を用いて測定する第二測定工程とを含む。【選択図】図7

Description

本開示は、表示パネルの製造方法に関する。
一般的に、有機エレクトロルミネッセンス(Organic Electro−Luminescence、以下「有機EL」と略称する)パネル等の自発光素子を備える表示パネルは、マトリクス状に配置された複数の表示画素を備えて構成されている。
表示パネルの製造では、例えば、発光層の膜厚のばらつき等の製造ばらつきにより、複数の表示画素の間で輝度に差異が生じる場合がある。このため、表示パネルの製造では、映像品質の向上のために、例えば、同じ階調値を与えて個々の表示画素の輝度を測定し、測定結果から輝度を略均一にするための階調値の補正値を求める輝度補正が行われている(例えば、特許文献1参照)。個々の表示画素の輝度を測定する方法としては、例えば、複数の表示画素のうちの検査対象画素を発光させ、複数の撮像画素(受光素子)を備える撮像装置(CCD(Charge Coupled Device)カメラ等)により表示パネルを撮像し、撮影画像から検査対象画素の輝度を求める方法がある。
上述した撮像装置による表示パネルの撮影では、個々の撮像画素を表示画素の1つに対応させて撮影を行う。しかし、撮像装置には、レンズの収差(特に、球面収差)により、例えば、一部の撮像画素とこれに対応する表示画素との間で位置がずれてしまう場合があるという問題がある。
このような問題に対し、例えば、表示パネルの1つの表示画素に対し、複数の撮像画素を割り当てる方法がある。複数の撮像画素を1つの表示画素に割り当てることで、一部の撮像画素と対応する表示画素との間で位置ずれが生じた場合でも、表示画素の輝度を精度良く測定することが可能になる。
特開2005−316408号公報
しかしながら、従来の方法では、検査対象画素の輝度の測定精度が十分ではないという問題があった。
本開示は、製造コストの増加を抑制しながら、検査対象画素の輝度の測定精度を向上させることができる表示パネルの製造方法を提供する。
本開示における表示パネルの製造方法は、表示パネルに対する輝度補正工程の実行前に予め実行される感度ムラ補正工程であって、複数の撮像画素の各々における感度ムラを補正するための感度ムラ補正工程を実行する表示パネルの製造方法であって、前記複数の撮像画素は、前記複数の撮像画素と複数の感度ムラ補正用画素とを1対1に対応させて前記複数の感度ムラ補正用画素を撮影可能であり、また、前記感度ムラ補正工程は、前記複数の撮像画素と前記複数の感度ムラ補正用画素とを1対1に対応させた上で、前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度を前記複数の撮像画素の各々を用いて測定する第一測定工程と、前記複数の撮像画素の各々の領域内で対応する前記複数の感度ムラ補正用画素の各々を移動させ、前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度を前記複数の撮像画素の各々を用いて測定する第二測定工程とを含む。
本開示における表示パネルの製造方法は、製造コストの増加を抑制しながら、検査対象画素の輝度の測定精度を向上させることができる。
有機ELディスプレイの外観を示す外観図 実施の形態における有機ELディスプレイの構成の一例を示すブロック図 実施の形態における有機ELパネルを構成する表示画素の一例を示す図 表示画素を構成する3色のサブ画素の構成の一例を示す回路図 実施の形態における製造システムの構成の一例を示すブロック図 インターライン型のCCDカメラにおける撮像画素の構成の一例を示す図 フルフレーム型のCCDカメラにおける撮像画素の構成の一例を示す図 実施の形態の製造システムにおいて、撮像装置とステージとの位置関係を示す図 実施の形態における撮像画素内での感度ムラの補正(表示パネルの製造方法)の処理手順の一例を示すフローチャート 実施の形態におけるアライメントパターンの一例を示す図 実施の形態における検査パターンの一例を示す図 実施の形態における検査パターンの他の例を示す図 実施の形態における検査パターンの他の例を示す図 実施の形態における撮影領域の位置の再設定方法の一例を示す図 実施の形態における撮影領域の位置の再設定方法の一例を示す図 実施の形態における撮影領域の位置の再設定方法の一例を示す図 実施の形態における撮影領域の位置の再設定方法の一例を示す図 実施の形態における輝度測定工程の処理手順の一例を示すフローチャート 実施の形態の変形例における検査パターンの他の例を示す図 輝度補正工程の概要を示すグラフ シェーディング補正および輝度補正工程の実行前の有機ELパネルの状態を示す図 シェーディング補正および輝度補正工程を実行した場合の有機ELパネルの状態を示す図 シェーディング補正および輝度補正工程に加え、本実施の形態の感度ムラ補正工程を行った場合の有機ELパネルの状態を示す図
[課題の詳細]
本発明者は、レンズの収差に起因する影響を除去するためのシェーディング補正および上述した輝度補正工程を行った場合でも、表示パネルに輝度ムラが残ることを見いだした。
ここで、図15Aは、シェーディング補正および輝度補正工程を実行する前の有機ELパネルの状態を示す図である。また、図15Bは、シェーディング補正および輝度補正工程を実行した後の有機ELパネルの状態を示す図である。
図15Aから、シェーディング補正および輝度補正工程を実行しない場合は、有機ELパネルには、全体的に輝度ムラが生じていることが分かる。また、図15Bから、シェーディング補正および輝度補正工程を実行した場合でも、輝度ムラが生じていることがわかる。
さらに、本発明者は、当該輝度ムラが、1つの撮像画素内の位置に依存する感度ムラに起因することを見いだした。
例えば、ある撮像画素では、中央部分の感度が比較的高く、周辺部では感度が比較的低くなり、他の撮像画素では、一部の角部の感度が低くなる等が考えられる。1つの撮像画素内での感度のばらつきの状態は、撮像画素によって異なると考えられる。
この場合、1つの撮像画素を用いて1つの表示画素を撮影すると、撮像画素と表示画素とのアライメントによっては、検出される輝度に誤差が生じる場合があると考えられる。
ここで、感度の良好な部分で表示画素の中心を撮影することが可能な撮像画素では、表示画素の輝度を良好に測定できる。しかし、感度の低い部分で表示画素の中心を撮影することになる撮像画素では、検出される輝度が実際の輝度よりも小さくなる場合があるという問題がある。
しかしながら、特許文献1には、1つの撮像画素内で生じる感度ムラを除去する方法については開示されていない。
なお、特許文献1に記載の装置の構成では、1つの表示画素に複数の撮像画素を割り当てる場合には、1つの撮像画素の中での感度ムラの影響を除去することは可能である。但し、感度ムラを除去するためには、1つの表示画素に対して、複数の撮像画素を割り当てる必要があると考えられる。
しかしながら、1つの表示画素に複数の撮像画素を割り当てるためには、高精細な撮像装置が必要になる。高精細な撮像装置は高価であるため、製造コストが増大するという問題がある。
さらに、4K2Kパネル等の高精細な表示パネルでは、高精細な撮像装置を用いても、1台の撮像装置では、1つの表示画素に感度ムラを良好に除去するために十分な数の撮像画素を割り当てることができないという問題がある。
これに対し、複数台の撮像装置を組み合わせて利用すれば、1つの表示画素に対し十分な数の撮像画素を割り当てられるが、複数台の撮像装置が必要となるため、製造システムのコストが増加するという問題がある。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態)
以下、図1〜図12、図14を用いて、実施の形態を説明する。
本実施の形態にかかる表示パネルの製造方法では、有機ELパネル11に対する輝度補正工程の実行前に、予め撮像画素の感度ムラの影響を除去するための感度ムラ補正工程を実行する。この感度ムラ補正工程では、複数の撮像画素と複数の感度ムラ補正用画素とを1対1に対応させて、複数回の感度ムラ補正用画素の撮影を行う。これにより、より安価な撮像装置を利用することが可能になる。さらに、感度ムラ補正工程では、複数の撮像画素の各々の領域内で対応する複数の感度ムラ補正用画素の各々を移動させながら、複数回の撮影を行う。これにより、撮像装置が1台であっても、感度ムラを良好に除去することができる。
[1.表示パネルの構成]
まず、上述した輝度補正工程および輝度補正工程を実行するために必要なデータを取得するための輝度測定工程の実行対象となる有機ELパネル(表示パネルの一例)の構成について図1および図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態の有機ELパネルが搭載される有機ELディスプレイ10の外観を示す外観図である。図2は、本実施の形態における有機ELディスプレイの構成の一例を示すブロック図である。
有機ELディスプレイ10は、映像を表示する表示装置の一例であり、図2に示すように、制御回路12と、有機ELパネル11とを備える。
制御回路12は、走査信号線駆動回路111およびデータ信号線駆動回路112を用いて有機ELパネル11の制御を行う回路であり、メモリ121を備える。制御回路12は、例えば、タイミングコントローラ等で構成される。制御回路12は、製造工程においては、製造システムを構成する情報処理装置と通信することにより、当該情報処理装置の指示に従って有機ELパネル11を駆動する機能を有する。
メモリ121は、制御回路12における有機ELパネル11の制御に必要なデータを記憶するメモリであり、RAM(Random Access Memory)等を用いて構成される。なお、メモリ121は、制御回路12の内部ではなく、表示装置内であって制御回路12の外部に配置されていても構わない。メモリ121には、製造工程の完了後に、有機EL素子の輝度の輝度ムラを補正するための輝度補正用パラメータが記憶される。制御回路12は、表示動作時には、メモリ121に書き込まれた輝度補正用パラメータを読み出し、外部から入力された映像信号データを、その輝度補正用パラメータに基づいて補正して、データ信号線駆動回路112へと出力する。
有機ELパネル11は、走査信号線駆動回路111と、データ信号線駆動回路112と、表示部113とを備える。
表示部113は、行列状に配置された表示画素PDij(i=1〜表示画素の列数、j=1〜表示画素の行数)を備え、外部から有機ELディスプレイ10へ入力された映像信号に基づいて画像を表示する。さらに、表示部113には、画素行ごとに走査信号線GLが配置され、画素列ごとにデータ信号線SLが配置されている。
図3Aは、本実施の形態における有機ELパネル11を構成する表示画素PDijの一例を示す図である。図3Aに示すように、個々の表示画素PDijは、赤(R)のサブ画素PRij、緑(G)のサブ画素PGij、青(B)のサブ画素PBijの3種類のサブ画素を1つずつ備えている。個々の表示画素PDijは、サブ画素PRij、サブ画素PBijおよびサブ画素PBijがこの順に横方向に並べて配置されている。このため、図3Aに示す有機ELパネル11では、同じサブ画素列には同じ色のサブ画素が配置されている。なお、本実施の形態では、個々の表示画素PDijが、赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類のサブ画素を1つずつ備える場合について示しているが、これに限るものではない。個々の表示画素PDijが、例えば、赤(R)および青(B)のサブ画素を1個、緑(G)のサブ画素を2個等、4以上のサブ画素を備えていても構わない。あるいは、個々の表示画素PDijが、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の3種類のサブ画素を備えていても構わない。
図3Bは、本実施の形態における表示画素PDijを構成するサブ画素PRij、PGij、PBijの構成の一例を示す回路図である。なお、サブ画素PRij、PGij、PBijの3種類のサブ画素は、有機EL素子OELの上部に形成されるカラーフィルタの色を除き、全て同じ構成である。図3Bに示すように、サブ画素PRij、PGij、PBijは、有機EL素子OEL、コンデンサC1、選択トランジスタT1および駆動トランジスタT2を備えて構成されている。
有機EL素子OELは、電流量に応じた輝度で発光する素子であり、アノード端子が駆動トランジスタT2のソース端子に接続され、カソード端子が接地されている。
コンデンサC1は、選択トランジスタT1を介して入力されるデータ信号に応じた電荷を保持するコンデンサであり、一端がノードN1に、他端が駆動トランジスタT2のソース端子にそれぞれ接続されている。
選択トランジスタT1は、サブ画素の選択および非選択を切り替えるトランジスタであり、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)で構成されている。選択トランジスタT1は、ゲート端子が走査信号線GLに、ソース端子がデータ信号線SLに、ドレイン端子がノードN1にそれぞれ接続されている。選択トランジスタT1は、走査信号線GLに印加される走査信号に応じて、データ信号線SLとコンデンサC1との間の導通および非導通を切り替える。
駆動トランジスタT2は、コンデンサC1に保持された電荷に応じた電流を有機EL素子OELに供給する。駆動トランジスタT2は、ゲート端子がノードN1、つまり、コンデンサC1の一端に、ソース端子が有機EL素子OELのアノード端子およびコンデンサC1の他端にそれぞれ接続され、ドレイン端子に電圧VTFTが入力されている。
走査信号線駆動回路111は、走査信号線GLに接続されており、表示画素へデータ信号を書き込むタイミングを制御する機能を有する。
データ信号線駆動回路112は、データ信号線SLに接続されており、走査信号線駆動回路111と同期して、データ信号を表示画素へ出力する機能を有する。
[2.製造システムの構成]
輝度測定工程および輝度補正工程を実行する製造システムについて、図4、図5Aおよび図5Bを基に説明する。
図4は、本実施の形態における製造システム100の構成の一例を示すブロック図である。
製造システム100は、図4に示すように、撮像装置30と、ステージ50と、情報処理装置20とを備える。
[2−1.撮像装置の構成]
撮像装置30は、輝度測定工程において、有機ELパネル11を構成する個々の表示画素PDijの輝度を測定するための装置の一例であり、本実施の形態では、インターライン型のCCDカメラである。なお、撮像装置30は、インターライン型のCCDカメラに限られるものではない。撮像装置30は、フルフレーム型のCCDカメラであっても構わないし、CCDカメラ以外の撮像装置であっても構わない。
撮像装置30は、行列状に配置された複数の撮像画素を備えている。
撮像装置30を構成する複数の撮像画素の解像度および配列ピッチは、撮像装置30と有機ELパネル11との距離の調整、焦点の調整等により、撮影時に表示画素PDijと撮像画素とを1対1に対応させることができる解像度および配列ピッチに設定されている。また、撮像画素の数は、検査対象となる有機ELパネル11を構成する表示画素の数以上であればよい。
ここで、図5Aは、インターライン型のCCDカメラにおける撮像画素の構成の一例を示す図であり、図5Bは、フルフレーム型のCCDカメラにおける撮像画素の構成の一例を示す図である。インターライン型のCCDカメラは、図5Aに示すように、撮像画素の開口部が制限されているが、撮像画素間に配置された転送ラインごとに受光データを転送すること可能であり、転送時間を短縮できる。
撮像装置30は、1台の装置で構成されている。撮像装置30は、複数の表示画素PDijに対応して、複数の撮像画素LSijを備えている。なお、撮像装置30は、表示画素PDijよりも多くの数の撮像画素LSijを備えていても構わない。
撮像装置30は、情報処理装置20の通信部23からの制御信号により、有機ELパネル11を撮像し、撮像した撮影画像を通信部23へ出力する。
図6は、本実施の形態の製造システム100において、撮像装置30と後述するステージ50(輝度測定工程における有機ELパネル11)との位置関係を示す図である。図6に示すように、撮像装置30は、幅方向(X方向)、奥行き方向(Y方向)及び高さ方向(Z方向)に移動可能となっている。さらに、撮像装置30は、撮像装置30の撮影方向を、Z軸に対しθの角度で傾けることができる。
[2−2.ステージの構成]
ステージ50は、有機ELパネル11を載せて固定するための部材である。
より詳細には、本実施の形態では、ステージ50は、撮像対象の有機ELパネル11を吸着(真空引き)固定する。また、ステージ50は、情報処理装置20の指示に従い有機ELパネル11を固定した状態で、幅方向(X方向)、奥行き方向(Y方向)及び高さ方向(Z方向)に移動可能となっている。これにより、有機ELパネル11と撮像装置30とのアライメントが可能である。
[2−3.情報処理装置の構成]
情報処理装置20は、製造システム側の調整を行うキャリブレーション工程、有機ELパネル11の輝度を測定する輝度測定工程、および、輝度測定工程の結果を用いて有機ELパネル11の輝度補正を行う輝度補正工程の制御を行うように構成されている。情報処理装置20は、演算部21と、記憶部22と、通信部23とを備える。情報処理装置20は、パーソナルコンピュータであっても構わないし、LSI(Large Scale Integration)あるいはASIC(application specific integrated circuit)等を用いて構成されていても構わない。
キャリブレーション工程では、撮像画素内での感度ムラを補正するための感度ムラ補正工程を行う。
輝度測定工程では、実際に有機ELパネル11の検査を行う。
輝度補正工程では、個々の表示画素(有機EL素子)について、同じデータ信号に対する発光量が均一になるようにデータ信号を補正するための輝度補正用パラメータを求め、有機ELディスプレイ内のメモリ121に記憶する。
情報処理装置20は、有機ELディスプレイ10の制御回路12に対し、通信部23を介してデータ信号および走査信号を出力することにより、有機ELパネル11の点灯制御を行う。また、情報処理装置20は、撮像装置30およびステージ50に対し、通信部23を介して制御信号を出力することにより、撮像装置30の姿勢制御、および、撮影制御を行う。情報処理装置20は、撮像装置30から通信部23を介して撮影画像を取得する。
情報処理装置20の詳細な動作については、後述する。
[3.製造システムの動作]
図7〜図12を用いて製造システムの動作について説明する。
製造システムの制御は、上述したように、情報処理装置20によって実行される。
[3−1.キャリブレーション工程]
本実施の形態では、上述したように、キャリブレーション工程において、感度ムラ補正工程を実行する。
キャリブレーション工程では、情報処理装置20は、撮像装置30に輝度が均一なパネルで構成される基準光源(図示せず)を撮影させ、当該基準光源の撮影結果を用いて感度ムラ補正工程を行う。
基準光源を用いることにより、感度ムラ補正工程に必要なデータを取得する際に、撮影対象側の輝度ムラを考慮する必要がなくなる。なお、基準光源における画素の解像度および配列ピッチは、図3Aに示す有機ELパネルの表示画素PDijの解像度および配列ピッチと同じである。
図7は、本実施の形態における撮像画素内での感度ムラの補正工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、感度ムラ補正は少なくとも最初の輝度測定工程の実行前に行えばよい。
感度ムラ補正工程では、複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度を測定する第一測定工程および第二測定工程(図7のS11〜S15)と、第一測定工程および第二測定工程において測定された輝度値を用いて感度ムラ補正用係数を算出する感度ムラ補正用係数算出工程(図7のS16、S17)とを実行する。
情報処理装置20は、先ず、撮像装置30の複数の撮像画素と基準光源の複数の感度ムラ補正用画素とを1対1に対応させた上で、基準光源の複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度を複数の撮像画素の各々を用いて測定する第一測定工程(S11、S12および1回目のS13)を実行する。
具体的には、情報処理装置20は、図7に示すように、基準光源と撮像装置30とのアライメントを行い、初期の撮影領域を設定する(S11)。基準光源と撮像装置30とのアライメントは、例えば、アライメントマークの位置に基づいて行われる。アライメントマークは、基準光源の周囲に形成された図形等であっても構わない。あるいは、4角の撮像画素に対応する感度ムラ検出用画素に含まれる3つのサブ画素のうちの少なくとも1つのサブ画素を点灯させてアライメントマークとしても構わない。
また、撮影領域の各々は、サブ画素ではなく、感度ムラ補正用画素(表示画素)の各々と1対1に対応している。
図8は、サブ画素を用いたアライメントマークの一例を示す図である。
情報処理装置20は、図6に示すように、撮像装置30のXYZ軸方向の位置、および、軸AXに対する角度θを制御することにより、撮像装置30を最適な位置にアライメントする。
情報処理装置20は、結果的に、当該アライメントにより設定された撮影領域を、最初の撮影領域として設定することになる。
情報処理装置20は、基準光源に検査パターンを表示させる(S12)。
図9Aは、本実施の形態における検査パターンの一例を示す図である。基準光源は、検査対象である有機ELパネル11と同様に、表示画素PDijがマトリクス状に配置されている。以下、基準光源の表示画素について、適宜「感度ムラ検出用画素」と称する。
基準光源の個々の感度ムラ検出用画素は、検査対象である有機ELパネル11と同様に、3種類のサブ画素PRij、PGij、PBijが横方向に並べて配置された構成となっている。
感度ムラ補正工程では、基準光源を色毎に点灯させる。言い換えると、本実施の形態では、赤(R)のサブ画素PRijが点灯している検査パターンRと、緑(G)のサブ画素PGijが点灯している検査パターンと、青(B)のサブ画素PBijが点灯している検査パターンBの3つの検査パターンが用意されている。これらの検査パターンを構成する各サブ画素の階調は、複数の階調Vk(k=0〜α、αは階調値の最大値)のうちの代表とする階調V0に設定されている。なお、階調V0は、例えば、複数の階調Vkの中央値である。
なお、検査パターンの種類はこれに限られるものではない。隣接サブ画素の発光の影響を抑えるため、間引き点灯させても構わない。図9Bおよび図9Cは、本実施の形態における検査パターンの他の例を示す図である。図9Bに示す検査パターンは、1つの色について、列方向に1つ置きに点灯させている。なお、行方向については、他の2色が消灯しているため、点灯している2つの感度ムラ検出用画素の間に一定の領域があることから、間引きは行っていない。図9Bの場合、検査パターン数は6になる。これに対し、図9Cでは、行方向についても、1つ置きに点灯させている。図9Cの場合、検査パターン数は12になる。
図9A、図9B、図9Cでは、一点鎖線で囲まれる撮影領域A0のそれぞれが、初期の撮影領域となっている。撮影領域A0は、感度ムラ検出用画素を構成する3つのサブ画素が全て撮影領域A0内に位置するように、アライメントされている。
情報処理装置20は、撮像装置30により基準光源を撮影し、撮影画像I0から撮影領域A0の輝度値を取得する(S13)。ここでは、上述したように、1つの撮影領域(=1つの感度ムラ補正用画素)を1つの撮像画素で撮影するように構成されている。このため、本実施の形態では、赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類のサブ画素PRij、PGij、PBijのうち、点灯させている1種類のサブ画素の全てについて、1度の撮影で輝度値を取得できる。なお、撮影画像I0から得られる感度ムラ検出用画素Pijの輝度値をLij0(V0)とする。
情報処理装置20は、第一測定工程の実行後、複数の撮像画素の各々の領域内で対応する複数の感度ムラ補正用画素の各々を移動させ、複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度を複数の撮像画素の各々を用いて測定する第二測定工程を実行する(2回目以降のS13、並びに、S14およびS15)。なお、本実施の形態では、撮像装置30を移動(または姿勢を変更)させる場合を例に説明するが、基準光源側を移動させても構わない。
なお、複数の撮像画素の各々の撮影領域内で対応する複数の感度ムラ補正用画素の各々を移動させるとは、撮影領域の各々において、対応する感度ムラ補正用画素の一部が含まれている状態で撮影領域と感度ムラ補正画素とのアライメントをずらすことを意味する。撮影領域の各々において、対応しない感度ムラ補正用画素の一部が含まれていても構わない。
具体的には、情報処理装置20は、第一測定工程の実行後、撮影領域の位置の設定が全て完了したか否かを判定する(S14)。
情報処理装置20は、設定されていない位置がある場合(S14のYes)、撮影領域の位置を、感度ムラ検出用画素の大きさ以下の値に設定されたずらし量で第一の位置からずらした第二の位置に再設定する(S15)。さらに、情報処理装置20は、第二の位置の撮影領域Ah(h=1〜撮影位置の設定数−1)を個々の撮像画素LSijが撮影できるように、撮像装置30のアライメントを行う。
図10および図11A〜図11Cは、本実施の形態における第二の位置(撮影領域Ahの位置)の再設定方法の一例を示す図である。図10では、例えば、破線で示す撮影領域A1の位置は、一点鎖線で示す撮影領域A0の位置から、上側にずらし量d1、右側にずらし量d2でずらされている。
情報処理装置20は、撮影領域の位置を第二の位置に再設定した後、撮像装置30により基準光源を撮影する(S13)。
同様にして、上下方向へのずらし量d1、左右方向へのずらし量d2を用いて、様々な位置(第二の位置)に撮影領域Ahを移動させ(S15)、撮影領域Ahの位置の再設定毎に輝度値を取得する(S13)。
撮影領域の位置の再設定方法としては、例えば、第一の位置からずらし量d1で順次上下方向に撮影領域の位置をずらしていく方法、および、第一の位置からずらし量d2で順次左右方向に撮影領域の位置をずらしていく方法が考えられる。情報処理装置20は、再設定された撮影領域の一部が、第一の位置の撮影領域A0に重なるように、複数の撮影領域を設定する。
図11Aは、撮影領域を第一の位置から右方向にずらし量d2でずらした位置に撮影領域A2を設定した場合を例示している。図11Bは、撮影領域A2からさらに右方向にずらし量d2でずらした位置に撮影領域A3を設定した場合を例示している。図11Cは、撮影領域A1からさらに、上方向にd1、右方向にd2のずらし量でずらした位置に撮影領域A4を設定した場合を例示している。
ステップS13〜S15を繰り返し実行することにより、個々の感度ムラ検出用画素Pijについて、輝度値Lijh(V0)(h=1〜撮影位置の設定数−1)が得られる。
情報処理装置20は、複数の撮影領域Ahに対する撮影が終了すると(S14のNo)、個々の撮像画素LSijについて、測定結果から得られた輝度値Lijh(V0)の平均値ALij(V0)を算出する(S16)。平均値ALij(V0)は、撮影位置の設定数−1=qとすると、(Lij0(V0)+・・・Lijq(V0))/(q+1)で求められる。
情報処理装置20は、撮影領域A0の輝度値と撮影領域A1〜Aqの輝度値とを用いて、感度ムラを補正するための感度ムラ補正用係数aijを算出する(S17、感度ムラ補正用係数算出工程)。
情報処理装置20は、例えば、撮影領域A0の輝度値と撮影領域A1〜Aqの輝度値とを用いて算出された平均値ALij(V0)を用いて、感度ムラ補正用係数aijを算出する。撮像画素LSijの感度ムラ補正用係数aijは、ALij(V0)/Lij(V0)で求められる。
情報処理装置20は、全ての検査パターンについて補正係数の算出が完了したか否かを判定する(S18)。補正係数の算出が完了していない検査パターンがある場合は、ステップS11に移行する。本実施の形態では、赤(R)のサブ画素PRijが点灯している検査パターンRと、緑(G)のサブ画素PGijが点灯している検査パターンと、青(B)のサブ画素PBijが点灯している検査パターンBの3つの検査パターンのそれぞれについて、ステップS11〜S17を実行する。
[3−2.輝度測定工程(感度ムラ補正係数を用いた輝度測定結果の補正)]
図12は、本実施の形態における輝度測定工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。
情報処理装置20は、製造システム100において有機ELパネル11が製造された後、ステージ50に検査対象パネルである有機ELパネル11を移動させる。
情報処理装置20は、表示画素PDijのうちの輝度の測定を行う測定対象画素を点灯させることにより、有機ELパネル11に測定用パターンを表示させる(S21、発光工程)。測定用パターンの画素構成は、検査パターンの画素構成と同じである。検査パターンは、階調V0のパターンのみであるが、測定用パターンは、階調V0〜Vα(αは階調値の最大値)別に構成されている。
情報処理装置20は、撮像装置30に測定用パターンを撮影させて撮像画像を取得する(S22、第三測定工程)。撮像装置30による測定用パターンの撮影により、個々の測定対象画素が対応する撮像画素により撮影された撮像画像を取得することができる。撮像画像は、階調別に取得される。
情報処理装置20は、階調Vk(k=0〜α)別に、撮像画像における測定対象画素の各々の輝度値Lij(Vk)を、測定対象画素の各々の輝度の測定結果として取得する(S23)。
情報処理装置20は、測定対象画素の各々の輝度の測定結果を、対応する感度ムラ補正用係数aijを用いて補正する(S24、補正工程)。ここで、測定対象画素の階調kにおける輝度の測定結果をLij(Vk)とすると、階調kにおける補正後の輝度LCij(Vk)は、aij×Lij(Vk)で表される。また、補正は、全ての階調V0〜Vαで同じ感度ムラ補正用係数aijを用いる。
[3−3.輝度補正工程]
情報処理装置20は、輝度補正工程において、個々の画素について、補正後の輝度LCij(Vk)を用いて輝度補正工程を行い、輝度補正工程において算出された輝度補正用パラメータを有機ELディスプレイ内のメモリ121に記憶する(図12のS25)。
輝度補正工程では、同じデータ信号に対する各画素の発光量が均一になるようにデータ信号を補正するための輝度補正用パラメータを求める。
図14は、輝度補正工程の概要を示す図である。図14において、グラフFsは、本来あるべき階調値と輝度値との関係(理論値)を示している。また、図14において、グラフFおよびグラフFは、輝度測定工程における実際の表示画素の測定結果の一例に対応している。グラフFは、輝度値Vkが本来あるべき輝度値よりも大きい場合の一例である。グラフFは、輝度値Vkが本来あるべき輝度値よりも小さい場合の一例である。
グラフFおよびグラフFのサブ画素の各々について、データ信号の階調値をグラフFsに合った階調値となるように変換する。変換に用いる式は、一次関数、二次関数等、任意である。
例えば、Vk=AVsk+Bを用いてデータ信号を変換する。Aはゲイン、Bはオフセットである。
メモリ121には、サブ画素の各々について、パラメータAおよびBを記憶する。
[4.効果等]
本実施の形態の表示パネルの製造方法は、複数の撮像画素と複数の感度ムラ補正用画素とを1対1に対応させて複数の感度ムラ補正用画素を撮影可能な撮像装置30を用いるので、1台の撮像装置で、感度ムラ補正工程を行うことが可能になる。これにより、撮像装置30にかかるコストを抑えることが可能になる。
また、本実施の形態の表示パネルの製造方法は、有機ELパネル11に対する輝度補正工程の実行前に、予め、感度ムラを除去するための感度ムラ補正工程を実行する。また、感度ムラ補正工程では、複数の撮像画素の各々の領域内で対応する複数の感度ムラ補正用画素の各々を移動させながら、複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度を複数の撮像画素の各々を用いて複数回測定する。これにより、1台の撮像装置30で、1つの撮像画素の中で生じる感度ムラによる影響を除去することが可能になる。さらに、1つの撮像画素の中で生じる感度ムラを除去することで、有機ELパネル11に対する輝度測定工程をより精度良く実施することが可能になる。輝度測定工程を精度良く行えることから、輝度補正工程についても精度良く行うことが可能になる。
図15Cは、シェーディング補正および感度ムラ補正工程を行った後に、輝度補正工程を実行した場合の有機ELパネル11を示している。図15Cから、感度ムラ補正工程を実行しない図15Bの場合に比べ、輝度ムラが除去されていることが分かる。
また、本実施の形態では、ずらし量を1表示画素以内に設定しているので、個々の撮像画素の感度ムラ補正用係数を良好に求めることが可能になる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
(1)上記実施の形態では、キャリブレーション工程において、基準光源に表された検査パターンを撮影したが、これに限るものではない。紙等の記録媒体に検査パターンを表したもの、あるいは、検査パターンを表示した他の表示パネルを撮影するように構成しても構わない。
図13は、紙面上に表された検査パターンの一例を示している。図13では、有機ELパネル11を用いる場合に対応するため、表示画素が形成されていない領域に対応する領域を黒色にし、表示画素が形成されている領域(図中の楕円の領域)を、階調に応じた色に設定している。図13では、特に、輝度値が最大(白色)のパターンを例示しているが、検査パターンは階調別に作成される。
有機ELパネル11に検査パターンを表示させる場合は、検査時と同じ構成になるため、より精度良く感度ムラを補正することが可能になる。また、検査パターンを記録媒体に表す場合には、製造装置のコストを安価にすることが可能になる。また、検査パターンを記録媒体に表す場合には、例えば、撮像装置のレンズの球面収差を考慮して検査パターンを作成すれば、当該撮像装置の球面収差による影響を考慮する必要がなくなる。さらに、検査パターンを記録媒体に表す場合には、複数の感度ムラ検出用画素の間で輝度値のムラは生じない。
(2)上記実施の形態では、検査パターンは、階調V0のパターンのみであるが、測定用パターンと同様に、階調Vk別に構成しても構わない。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、有機ELパネル等の自発光素子を備える表示パネルの製造方法あるいは製造装置として適用可能である。
10 有機ELディスプレイ
11 有機ELパネル
12 制御回路
20 情報処理装置
21 演算部
22 記憶部
23 通信部
30 撮像装置
50 ステージ
100 製造システム
111 走査信号線駆動回路
112 データ信号線駆動回路
113 表示部
121 メモリ
PDij 表示画素
ij 感度ムラ検出用画素
PRij、PGij、PBij 画素
GL 走査信号線
SL データ信号線
C1 コンデンサ
OEL 有機EL素子
T1 選択トランジスタ
T2 駆動トランジスタ
LSij 撮像画素

Claims (7)

  1. 表示パネルに対する輝度補正工程の実行前に予め実行される感度ムラ補正工程であって、複数の撮像画素の各々における感度ムラを補正するための感度ムラ補正工程を実行する表示パネルの製造方法であって、
    前記複数の撮像画素は、前記複数の撮像画素と複数の感度ムラ補正用画素とを1対1に対応させて前記複数の感度ムラ補正用画素を撮影可能であり、
    また、前記感度ムラ補正工程は、
    前記複数の撮像画素と前記複数の感度ムラ補正用画素とを1対1に対応させた上で、前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度を前記複数の撮像画素の各々を用いて測定する第一測定工程と、
    前記複数の撮像画素の各々の領域内で対応する前記複数の感度ムラ補正用画素の各々を移動させ、前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度を前記複数の撮像画素の各々を用いて測定する第二測定工程とを含む、
    表示パネルの製造方法。
  2. 前記第二測定工程を複数回実行する、
    請求項1に記載の表示パネルの製造方法。
  3. さらに、
    前記複数の撮像画素の各々について、前記第一測定工程において測定した前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度と前記第二測定工程において測定した前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度とを用いて、前記複数の撮像画素の各々における感度ムラを補正するための感度ムラ補正用係数を算出する感度ムラ補正用係数算出工程を有する、
    請求項1または2に記載の表示パネルの製造方法。
  4. 前記感度ムラ補正用係数算出工程は、
    前記複数の撮像画素の各々について、前記第一測定工程において測定した前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度と前記第二測定工程において測定した前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度との平均値を算出する工程と、
    前記感度ムラ補正用係数として、前記平均値と前記第一測定工程において測定した前記複数の感度ムラ補正用画素の各々の輝度との比を算出する工程とを含む、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の表示パネルの製造方法。
  5. 前記輝度補正工程は、
    表示パネルを構成する複数の表示画素のうちの輝度の測定を行う複数の測定対象画素を発光させる発光工程と、
    前記複数の撮像画素の各々を用いて前記複数の測定対象画素の各々を撮影し、前記複数の測定対象画素の各々の輝度を取得する第三測定工程と、
    測定された前記複数の測定対象画素の各々の輝度を、対応する前記感度ムラ補正用係数を用いて補正する補正工程とを含む、
    請求項3または4に記載の表示パネルの製造方法。
  6. 前記複数の感度ムラ補正用画素は、輝度が均一なパネルで構成される基準光源の複数の画素である、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の表示パネルの製造方法。
  7. 前記複数の感度ムラ補正用画素は、記録媒体上に表された複数の画素である、
    請求項1〜5の何れか1項に記載の表示パネルの製造方法。
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