JP2006058760A - 表示パネル装置 - Google Patents

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Shuji Iwata
修司 岩田
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Abstract

【課題】 発光画素の輝度のばらつきを補正する際に、輝度測定装置を準備する必要がなく、簡易に輝度の測定と輝度のばらつきの補正ができる表示パネル装置を提供する。
【解決手段】 発光層4に設けられた発光画素6を所定の輝度で発光させて、透明基板7を介して見る表示パネル装置において、この透明基板7の外周側面に発光画素6の輝度を測定するライトガイド9a〜9dと受光素子11a〜11dからなる受光部を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば有機EL(Electro Luminescence)パネルなどの表示パネルに映像情報、画像情報を表示する表示パネル装置に関するものである。
表示パネル装置に用いる有機ELパネルは、電流駆動素子である。そのため、輝度のばらつきの抑制には、表示パネルを構成する各発光画素に流れる電流を同じ大きさにする必要がある。しかしながら、表示パネルを製造する際の成膜プロセスなどのばらつきによる膜厚の不均一性のために、電流・輝度特性が各発光画素で異なる結果、輝度のばらつきが生じる問題がある。また、表示パネルを全白発光させて補正を行なうような場合でも、中間調の発光において電流・輝度特性が異なることにより、輝度のばらつきが生じる問題がある。さらに特定の発光画素が長時間発光している場合、長時間発光した発光画素は、発光していない発光画素に比べて、発光画素の寿命特性による輝度の低下のために、輝度のばらつきが生じる問題もある。
このような輝度のばらつきに対処するため、従来の表示パネル装置においては、表示パネルにCCDなどを用いた輝度測定装置を設け、表示パネルを全白で発光させて発光画素の輝度データを取り込み、輝度補正演算器により補正値を計算して補正値テーブルに格納した後、指令制御回路の発光指令値に従って、補正値テーブルから表示すべき画素位置に対応する補正値データが取り出され、発光指令値にゲインとして乗じて発光指令値を補正してドライブ回路に入力することを、適時行なうことで輝度のばらつきを補正している。(たとえば特許文献1参照)
また別の従来の表示パネル装置においては、表示パネルの前に集光レンズと集光された光を受光するCCDを設けた輝度測定装置を配置し、予め測定した各画素の輝度測定値とこの輝度測定値の平均値との差分に基づく補正値を補正情報メモリに記憶させ、この補正情報メモリからの出力信号と映像回路から送られてくる表示データを加算器で加算して、表示パネルの駆動回路に出力することを、適時行なうことで輝度のばらつきを補正している。(たとえば特許文献2参照)
特開2000−122598号公報(第3−4頁、第4図) 特開平11−282420号公報(第3−4頁、第5図)
従来の表示パネル装置は、上記のように構成されているので、輝度のばらつきの補正の度に、輝度測定装置を準備して、表示パネルの前に設置しなければならず、補正の作業が非常に不便であった。またすでに家庭等に出荷されているような表示パネル装置に対して輝度のばらつきを補正する場合に、輝度測定装置をいちいち持ち込んで輝度のばらつきを補正することは事実上困難であるなどの問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、表示パネル装置の輝度のばらつきを補正する際に、輝度を測定する輝度測定装置を準備する必要のない表示パネル装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る表示パネル装置は、発光画素を所定の輝度で発光させて透明基板を介して見る表示パネル装置において、この透明基板の外周側面に発光画素の輝度を測定するための受光部を備えたものである。
この発明によれば、表示パネル装置を構成する透明基板の外周側面に、発光画素の輝度を測定する受光部を備えたため、輝度のばらつきを補正する度に輝度測定装置を準備する必要が無くなる。
実施の形態1
図1から図9は、実施の形態1として、この発明を、表示パネル装置としてモノカラー表示の有機ELパネル装置に適用した場合について説明したものである。図1から図3は、有機ELパネル装置が有する有機ELパネルの構成を示した構成図であり、図1は有機ELパネルの上面図、図2は図1のI−I線における断面図、図3は図1のA部の詳細図である。図4から図6は有機ELパネルの1つの発光画素から出射される光の進路を示す動作説明図であり、図4は図1における光の進路を示す動作説明図、図5は図2における光の進路を示す動作説明図、図6は図3における光の進路を示す動作説明図である。図7は有機ELパネル装置において輝度のばらつきの補正の具体的手段を表すブロック図である。図8、図9は図7における輝度のばらつきの補正に対する具体的動作を示す動作説明図であり、図8は使用初期において、例として、金属電極および透明電極が有するそれぞれ3ラインの交点に位置する9個の発光画素に対する補正の動作を、高輝度、中輝度および低輝度に対して示したものであり、図9は長時間(例えば数百時間から数千時間)使用後において、例として、金属電極および透明電極が有するそれぞれ3ラインの交点に位置する9個の発光画素に対する補正の動作を、高輝度、中輝度および低輝度に対して示したものである。
まず、有機ELパネル装置が有する有機ELパネルにおいて、各々の発光画素の輝度を測定する過程について説明する。
図1から図3において、有機ELパネル1のガラス基板2の上にはアルミニウムなどの導電性の金属により成る金属電極3が水平方向に等間隔に8ライン成膜されている。この金属電極3上には発光層4が成膜されており、またその上にITO(Indium Tin Oxide)などの導電性の透明金属から成る透明電極5が、金属電極3に対し垂直方向に等間隔に16ライン成膜されている。金属電極3と透明電極5の交点に位置する発光層4は、金属電極3と透明電極5に所定の電流が印加されると発光する発光画素6であり、ここでは、その数は128画素となる。透明電極5の上には全ての発光画素6を覆うように透明基板7が設けられている。透明基板7の外周側面(ここでは四辺)にある端面8a〜8dには、透明基板7を透過して端面8a〜8dから出射される光が入射するライトガイド9a〜9dが当接されている。ライトガイド9a〜9dは、入射した光を、透明基板7の四隅に配置され、ライトガイド9a〜9dの接触面10a〜10dに当接した受光素子11a〜11dに集光させる形状を有している。またライトガイド9a〜9dの外面には光の漏出を防止するための反射膜12a〜12dが施されている。また、発光層4の周囲には、発光層4に水分やガスなどの不純物が進入しないように封止層13a〜13dが設けられている。
次に実施の形態1の動作のうち、発光画素の輝度を測定する過程について、例として、図4および図5に示すように発光画素6の中の1つの発光画素6aのみが発光するものとして、この発光画素6aから出射される光の輝度を受光素子11a〜11dで測定する動作について、図1から図3の構成図および図4から図7の動作説明図を用いて説明する。
有機ELパネル1において、金属電極3に走査信号として一定の電流が印加され、また透明電極5に画像信号として所定の電流が印加されると、金属電極3と透明電極5との交点にあたる発光層4が発光画素6として発光する。この発光層4に印加される電流を変化させることにより輝度が変化し、これを全ての発光画素6で行なうことにより映像情報、画像情報として表示される。例えば図4における発光画素6aを発光させる場合、金属電極3を構成する一つのラインである金属電極3aに一定の電流を印加し、透明電極5を構成する一つのラインである透明電極5aに所定の電流を印加することにより、発光画素6aが所定の輝度で発光する。
発光画素6aから出射された光は、ランバートの法則に従って図5に示すように発光画素6上の透明基板7に向かってあらゆる方向に出射される。この出射される光が、図5に示す臨界角20以下であれば、透明基板7を透過して光線21a〜21dに示すように前方に向けて出射される。しかし出射される光が臨界角20より大きい角度であれば、光線15d〜15g、17d〜17gに示すように、透明基板7の内部で反射を繰返し消滅するか、または透明基板7の端面8a、8cから出射される。同様に端面8b、8dからも出射される。一般的に、透明基板7から前方に出射される光の量は、透明電極5および発光層4の膜厚が光の波長より十分に短く、透明基板7の屈折率が1.6程度であるとすると、発光画素6から出射される光の量の約20%程度であると言われている。このように、発光画素6から出る光の多くは、透明基板7の前方には出射されずに、有機ELパネル1の表示の明るさには関係しない光となり消滅するか、または端面8a〜8dから出射される。ここでは、この端面8a〜8dから出射される光を積極的に利用して、有機ELパネル1において生じる輝度のばらつきを防止するための制御情報として利用するものである。
また、図4においては、発光画素6aから出射された光は、光線15a〜15c、16a〜16c、17a〜17c、18a〜18cに示すような光が、端面8a〜8dより出射される。
したがって、発光画素6aから出射された光のうち、端面8aからは、図4に示す光線15a、15cおよび図5に示す光線15d、15gに挟まれた領域19aに含まれる光が出射される。同様に、端面8b〜8dからは、それぞれ領域19b〜19dの光が出射される。
透明基板7の端面8a〜8dから出射された光は、端面8a〜8dに当接されているライトガイド9a〜9dに入射される。ライトガイド9a〜9dに入射した光は、例えば図6のライトガイド9aに示されるように、ライトガイド9aに入射した光(光線15a〜15c)が、ライトガイド9aの形状の効果により、接触面10aに当接した受光素子11aに光が集光される。同様にライトガイド9b〜9dに入射した光においても、それぞれ接触面10b〜10dに当接した受光素子11b〜11dに集光される。また、ライトガイド9a〜9dの外面には、それぞれ反射膜12a〜12dが施されているため、ライトガイド9a〜9dから外部への光の漏出が防止でき、さらに効率よく受光素子11a〜11dに光が集光される。
このようにして、発光画素6aから出射された光は、受光素子11a〜11dに集光され、その輝度が測定される。
以上の説明では、例として1つの発光画素6aが発光するものとして説明したが、実際は、有機ELパネル1の全ての発光画素6について、一画素ずつ順次選択して発光させて、それぞれの発光画素6の輝度およびその位置に対応した光を、順次受光素子11a〜11dに入射させることにより、全ての発光画素6の輝度を測定する。また金属電極3と透明電極5に印加する電流または時間幅を変化させて、発光画素6を一画素ずつ順次選択して所定の輝度で発光させ、その所定の輝度に対応した光を受光素子11a〜11dに入射させることにより、全ての発光画素6の輝度が測定される。このようにして受光素子11a〜11dにおいて測定された発光画素6の輝度は、電気信号に変換され、後述する輝度のばらつきの補正に使用される。
次に、有機ELパネル装置において、有機ELパネル1が有する受光素子11a〜11dによって測定された光の輝度に基づいて、その輝度のばらつきを補正する過程について説明する。
図7は、有機ELパネル装置において輝度のばらつきを補正する過程の具体的手段を表すブロック図である。図7において、受光素子11a〜11dで測定された輝度は、電気信号に変換され演算器30に入力されている。演算器30に入力された電気信号は、所定の加算および積算などを施して、発光画素6の輝度に対応する実データ31として補正メモリ32に入力されている。また補正メモリ32には、発光画素6の輝度の基準となる輝度として基準データ発生器33に予め格納されている基準データ34と、水平アドレスカウンタ35と垂直アドレスカウンタ36により、測定された実データ31に対応する発光画素6の位置情報が入力されている。また補正メモリ32は、自動的あるいは外部からの要求に応じて、実データ31と基準データ34の差を無くすように、実データ31を基準データ34に補正した補正データ37を生成し、駆動回路38に出力する。駆動回路38は、この補正データ37を所定の電気信号に変換して、有機ELパネル1に出力し、各発光画素6の位置情報に対応した発光画素6を発光させる。また、この輝度のばらつきの補正の動作を、外部からの要求として、書き込み信号39を受けて実行させるものとして、補正開始司令部40が補正メモリ32に接続されている。
次に実施の形態1において、輝度のばらつきを補正する過程の動作について、例として、図8および図9に示すように、金属電極3の3ラインと透明電極5の3ラインの交点に位置する合計9個の発光画素6に対する補正の動作として、図7のブロック図および図8、図9の動作説明図を用いて説明する。ここで、図8は使用初期において高輝度、中輝度および低輝度で発光画素6を発光させた輝度に対する補正の動作を説明したものであり、また図9は長時間(例えば数百時間から数千時間)使用後において高輝度、中輝度および低輝度で発光画素6を発光させた輝度に対する補正の動作を説明したものである。なお、図8および図9においては、発光画素6の輝度の大きさを最大256の輝度レベルとして分解し、高輝度を255、中輝度を127、低輝度を63の輝度レベルとして示している。
図7において、受光素子11a〜11dに入射した光は、その輝度の大きさに対応した電気信号に変換され、演算器30に入力される。演算器30は、この電気信号を、加算、積算などを施して、発光画素6の輝度に対応した実データ31を生成する。
図8に示す使用初期において、実データ31は、発光画素6を高輝度で発光させた場合の実際の輝度を実データ31a、中輝度で発光させた場合の実際の輝度を実データ31b、低輝度で発光させた場合の実際の輝度を実データ31cとして示してある。ここで輝度の基準となる基準データ34は、高輝度、中輝度、低輝度の順に、基準データ34a〜34cに示すように輝度レベルが255、127、63であるので、実データ31は、高輝度の基準データ34aの255に対し+3〜−15、中輝度の基準データ34bの127に対し+2〜−7、低輝度の基準データ34cの63に対し+2〜−3、の輝度のばらつきを有している。
また図9に示す長時間使用後において、実データ31は、発光画素6を高輝度で発光させた場合の実際の輝度を実データ31d、中輝度で発光させた場合の実際の輝度を実データ31e、低輝度で発光させた場合の実際の輝度を実データ31fとして示してある。ここで輝度の基準となる基準データ34は、図8と同様に、高輝度、中輝度、低輝度の順に輝度レベルが255、127、63であるため、実データ31は、高輝度の基準データ34aの255に対し−7〜−25、中輝度の基準データ34bの127に対し−8〜−17、低輝度の基準データ34cの63に対し−8〜−13、の輝度のばらつきを有している。
このように、使用初期および長時間使用後において、有機ELパネル1は、輝度のばらつきを有しており、また長時間使用するにつれて、輝度のばらつきが大きくなってくることがわかる。
次に、実データ31に対する使用初期および長時間使用後における輝度のばらつきの補正の過程は同じであるため、以下では使用初期の実データ31に対する補正の過程について説明する。
高輝度、中輝度、低輝度に相当する実データ31a〜31cは、補正メモリ32に入力される。補正メモリ32は、この実データ31a〜31cと、基準データ発生器33から得られる高輝度、中輝度、低輝度に相当する基準データ34a〜34cとを比較し、この差を無くすように、実データ31a〜31cは正常な輝度を示す基準データ34a〜34cに補正され、補正メモリ32の所定のアドレスに書き込まれて格納され、補正データ37a〜37cとして使用される。この所定のアドレスは、水平アドレスカウンタ35と垂直アドレスカウンタ36より決まる個々の発光画素6の位置ならびに256の全ての輝度レベルに対し一対一に対応している。
また、基準データ34a〜34cの補正メモリ32の所定のアドレスへの書き込みは、補正開始司令部40からの書き込み信号39により実行されるようにしておけば、この書き込み信号39を自動または手動で発信させることにより、所望の時期に輝度のばらつきの補正が可能となる。この際、書き込み信号39が得られなかった場合は、すでに補正メモリ32の所定のアドレスに格納されている補正データ37a〜37cが使用される。
このようにして得られた補正データ37a〜37cは、駆動回路38に入力される。駆動回路38は、補正データ37a〜37cで発光画素6が発光するような電流に変換かつ制御し、有機ELパネル1の発光画素6を発光させる。したがって輝度のばらつきの無い表示が可能となる。
以上で示した輝度のばらつきの補正の動作の説明によれば、発光画素6として9画素、輝度レベルとして高輝度、中輝度、低輝度の3種類について、輝度のばらつきの補正の過程を示したが、実際には、有機ELパネル1を構成する全ての発光画素6および全ての輝度レベルに対して、輝度のばらつきの補正が行なわれる。あるいは精度があまり要求されない有機ELパネル装置においては、一画素単位で補正を行なうのではなく、幾つかの画素単位にまとめて補正をしたり、また全ての輝度レベルではなく、例えば、この実施の形態1で示した高輝度、中輝度、低輝度のような、幾つかの輝度レベルを設定して、補正を行なっても十分な効果を得ることができる。
この実施の形態1によれば、発光層4に設けられた発光画素6を所定の輝度で発光させて透明基板7を介して見る有機ELパネル1の透明基板7の外周側面に、発光画素6の輝度を測定するライトガイド9a〜9dと受光素子11a〜11dからなる受光部を備え、この受光部からの出力信号を演算器30により実データ31に変換し、この実データ31と基準データ発生器33に格納されている発光画素6の輝度の基準値である基準データ34を比較し、その差を無くすように実データ31を正常な輝度を示す基準データ34に補正して、補正データ37として補正メモリ32に書き込んで格納しておき、駆動回路38は補正データ37を補正メモリ32から読出して、発光画素6を補正データ37に基づいた輝度で発光させるようにしたため、個別に輝度測定装置を準備することなく、簡単に有機ELパネル装置の輝度測定が出来るともに、輝度のばらつきのない有機ELパネル装置が得られる効果がある。
また実施の形態1によれば、ライトガイド9a〜9dおよび受光素子11a〜11dを透明基板7の4つの端面8a〜8dに設けているが、必ずしも4ヶ所必要とするわけではなく、例えば、ライトガイド9aと受光素子11aのように、少なくとも1つのライトガイドと1つの受光素子があれば、輝度の測定として、十分その目的を達成することができる。
実施の形態2
次に、本発明の他の実施の形態に係る表示パネル装置について図10および図11を用いて説明する。
図10は、本発明の実施の形態2に係る有機ELパネル1の構成を示す上面図であり、図11は図10のII−II線上からみた断面図である。図10および図11で使用した符号のうち、図1および図2で使用した符号と同一のものは、同一または相当品を示す。
図10および図11において、図1および図2と異なるところは、図1で示されたライトガイド9a〜9dを不要とし、金属電極3と透明電極5を構成する個々の電極に対して、透明基板7に当接するように複数の受光素子50a〜50d(図10においては、受光素子50a、50cが垂直方向に8素子、受光素子50b、50dが水平方向に16素子設けられている。)を設けたことと、この受光素子50a〜50dから出力された電気信号が入力される加算器51a〜51dを設けたところである。
次に実施の形態2の動作について実施の形態1と異なる部分について図10および図11を用いて説明する。
有機ELパネル1を構成する全ての発光画素6を1画素毎順次選択して発光させることにより、発光した発光画素6の光が、それぞれ複数個よりなる受光素子50a〜50dに入力される。受光素子50a〜50dは、光の輝度に応じた電気信号に変換し加算器51a〜51dに出力する。加算器51a〜51dに入力された電気信号は、それぞれの加算器51a〜51dの中で、所定の処理により発光画素6の輝度の大きさに対応した1つの電気信号に纏められ、図7に示す演算器30に出力される。そして、その後は実施の形態1と同様の処理を行なうことにより、輝度のばらつきを補正する。
この実施の形態2によれば、金属電極3と透明電極5を構成する個々の電極に対して、透明基板7に当接するように、それぞれ複数個からなる受光素子50a〜50dを設けて、発光画素6から出射される光の輝度を測定するようにしたので、実施の形態1で示したライトガイド12a〜12dを用いることなく、簡単に有機ELパネル1の輝度測定が出来るともに、輝度のばらつきのない表示パネル装置が得られる効果がある。
また、実施の形態2においては、金属電極3と透明電極5を構成する電極の数と同じ数の受光素子50a〜50dを用いているが、同じ数の受光素子50a〜50dを用いる必要は当然無く、電極の数より少ない数の受光素子50a〜50dとしても良い。また透明基板7の周囲全てに受光素子50a〜50dを用いる必要もなく、例えば受光素子50aのみでも相当の効果を得ることができる。
また実施の形態1、2においては、有機ELパネル1として単一の発光層4を金属電極3と透明電極5で挟んだモノカラー表示の構成のものを示したが、フルカラー表示の有機ELパネルに対しても適用できるのは言うまでもない。
また実施の形態1、2によれば、金属電極3を水平方向に8ライン、透明電極7を垂直方向に16ライン有したものを示したが、特にライン数に制限を設ける必要は無く、自由に設定できるのは当然のことである。
またこの実施の形態1、2によれば、輝度の大きさを最大256の輝度レベルとして分解したものを示したが、有機ELパネル装置の表示画面を精緻にする必要があればさらに細かく分解してもよく、またその必要がなければ荒く分解してもよい。
さらに実施の形態1、2においては、有機ELパネル装置について説明したが、発光画素6を、透明基板7を介して見る構成を有する、例えば無機ELパネル装置、プラズマパネル装置、フィールドエミッションパネル装置、液晶パネル装置などに対しても用いることができる。
この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置の有機ELパネルの構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置の有機ELパネルの構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置の有機ELパネルの受光部を示す詳細図である。 この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置の有機ELパネルを上面より見た場合の光の進行方向を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置の有機ELパネルの断面における光の進行方向を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置の有機ELパネルの受光部における光の進路を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置における輝度のばらつきを補正する過程を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置における初期状態の輝度のばらつきを補正する動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る有機ELパネル装置における長時間経過した状態の輝度のばらつきを補正する動作を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る有機ELパネル装置の有機ELパネルの構成を示す上面図である。 この発明の実施の形態2に係る有機ELパネル装置の有機ELパネルの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 有機ELパネル
2 ガラス基板
3 アルミニウムなどの導電性の金属により成る金属電極
4 発光層
5 導電性の透明金属から成る透明電極
6 発光画素
7 透明基板
8a〜8d 端面
9a〜9d ライトガイド
10a〜10d 接触面
11a〜11d 受光素子
12a〜12d 反射膜
13a〜13d 封止層
30 演算器
31 実データ
32 補正メモリ
33 基準データ発生器
34 基準データ
35 水平アドレスカウンタ
36 垂直アドレスカウンタ
37 補正データ
38 駆動回路
39 補正開始司令部

Claims (5)

  1. 所定の輝度で発光する発光画素と、この発光画素に対向して設けられた透明基板と、この透明基板の外周側面に設けられた前記発光画素の輝度を測定するための受光部とを備えたことを特徴とする表示パネル装置。
  2. 受光部は、輝度を検出する受光素子と、前記透明基板の外周側面と前記受光素子にそれぞれ当接され、前記外周側面から出射された光を前記受光素子に集光するライトガイドよりなることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル装置。
  3. ライトガイドの外面に光の漏出を防止する光反射膜を設けたことを特徴とする請求項2に記載の表示パネル装置。
  4. 受光部が検出した輝度を所定の実データに変換する演算器と、前記発光画素の輝度の基準値を前記実データと比較可能な基準データとして格納している基準データ発生器と、前記実データと前記基準データが比較され、その差を無くすように前記実データを前記基準データに補正して得られる補正データを格納する補正メモリと、前記補正メモリに格納された前記補正データを読み出して前記発光画素を補正された輝度で発光させる駆動回路とを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の表示パネル装置。
  5. 予め設定された指令により、前記補正データを前記補正メモリに格納する補正開始司令部、を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示パネル装置。

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