JP5275836B2 - 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
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また、液晶層側と電源配線側の透明導電材料層はその厚さがいずれもアルミニウム合金材料層の厚さより厚く形成されることで、表示領域の全域で共通電極の抵抗値に差が生じにくい。
また、この方法によれば、帯状電極部を有する電極は、透明導電材料層とアルミニウム合金材料層と透明導電材料層とを含む3層構造を有する。従って、透明導電材料層間にアルミニウム合金材料層を介在させるので、アルミニウム合金材料層が酸化されにくく透光性を有する電極を得るとともに、液晶表示装置の製造工程において、銀系材料の加工や品質管理を行う必要がない。また、透明導電膜に金属のアルミニウム合金が含まれることから、第1の電極の抵抗率は低くなるので、例えば、補助ラインを設けることなく、透明導電膜で形成され、表示領域の外周部分と中心部分とで抵抗値に差が生じにくい共通電極を備えた液晶表示装置を製造することができる。さらに、透明導電材料層とアルミニウム合金材料層と透明導電材料層それぞれの層厚を、液晶表示装置に要求される表示の明るさ(つまり透過率)と共通電極の抵抗率(あるいはシート抵抗率)とに基づいて定めることで、共通電極とそこに所定の電位を供給する電源配線との間の電気的な接続抵抗の増加を抑制することが期待できる。
図1は、本発明の一実施例となる液晶表示装置100について、その構成を模式的に示した説明図である。液晶表示装置100は、一対の基板としての素子基板1と対向基板3が、その周辺に配置された図示しないシール材によって、図示しない液晶層を封止状態で挟んで貼り合わされた構造を有している。
次に、液晶表示装置100の構成の詳細について、図2を参照して説明する。図2は、図1において二点鎖線の円で囲んだ領域を拡大表示した模式図であり、(a)は、対向基板3側から見た素子基板1を、対向基板3を透視状態で示した平面図、(b)は、(a)におけるB−B線に沿った断面図である。
それでは、表示領域100d全体において電位がほぼ均一になる本実施例の共通電極13の構成について、図3を用いて説明する。図3は、図2において素子基板1に形成された共通電極13を部分的に示した模式図である。なお、図3では、説明を簡略化するため、配向膜19など他の構成要素を省略して図示している。
図4において、まずステップS101では、アルミニウム合金材料層の形成処理を行う。ここでは、図3に示したように、アルミニウム合金材料を、層間膜18上に、例えばスパッタリング法によって所定厚さ成膜してアルミニウム合金材料層13aを形成する。ちなみに本実施例では、アルミニウム−ニッケル合金膜又はアルミニウム−コバルト合金膜を5〜10nm成膜する。
上記実施例では、共通電極13が、アルミニウム合金材料層13aと透明導電材料層13bとの2層構造を有するものとしたが、必ずしもこれに限らず、さらに多くの層構造を有するものとしてもよい。例えば、本変形例として、共通電極13を、アルミニウム合金材料層13aを透明導電材料層で挟んだ3層構造としてもよい。
図8において、まずステップS100にて、透明導電材料層の形成処理を行う。ここでは図7に示したように、透明導電材料(ITO(酸化インジウム+酸化スズ)またはIZO(酸化インジウム+酸化亜鉛))を、層間膜18上にスパッタリング法や蒸着法等によって所定厚さ積層形成して、透明導電材料層13cを形成する。ちなみに本実施例では、インジウム−スズ酸化膜又はインジウム−亜鉛酸化膜を10〜20nm成膜する。
上記実施例では、画素領域にスリットSLが形成されることによって帯状電極部を有する電極が共通電極13であるものとして説明したが、これに限るものでないことは勿論である。FFS方式の液晶表示装置では、スリットSLが形成されて帯状電極部を有する電極が画素電極11である場合が存在する。従って、本変形例として、画素電極11を、アルミニウム合金材料層と透明導電材料層とを積層して形成することによって、所定のシート抵抗率および透過率を有するように形成することとしてもよい。本変形例について、図9を用いて説明する。
上記実施例では、共通電極13の形成方法において、ステップS107の加熱処理(図4参照)によって、アルミニウム合金材料層13a中にニッケルまたはコバルトの粒を析出させることとしたが、必ずしもこれに限るものでないことは勿論である。例えば、加熱処理を行わないこととしてもよい。この場合、アルミニウム合金材料層と透明導電材料層との界面との電気抵抗を下げる効果は少なくなるが、積層形成されたアルミニウム合金材料層のシート抵抗率は透明導電材料層よりも低いことから、透明導電材料層のみで共通電極13を形成する場合に比べて、シート抵抗率を低下させることが可能である。
Claims (2)
- 液晶層を挟持する一対の基板の一方の基板に、前記液晶層側から順に、少なくとも一端で連結され互いに間隔を空けて配列された複数の帯状電極部を有する第1の電極と、当該第1の電極との間での電位差によって前記液晶層に電界を印加する第2の電極と、を備えた液晶表示装置であって、
前記一方の基板の表示領域の外部には、所定の電位で電源信号が供給されるとともに、配線が一部で露出する露出領域を有する電源配線が設けられ、
前記第1の電極は、前記露出領域において前記電源配線と電気的に接続されて、前記表示領域内でほぼ一定の電位を有する共通電極を構成し、かつ5〜10nmの厚さで形成されたアルミニウム−ニッケル合金膜又はアルミニウム−コバルト合金膜のアルミニウム合金材料層の両面を前記アルミニウム合金材料層の厚さより厚いインジウム−スズ酸化膜又はインジウム−亜鉛酸化膜の透明導電材料層で挟んだ3層構造からなり、前記透明導電材料層は前記電源配線側の厚さが前記液晶層側の厚さよりも薄い10〜20nmに成膜されている液晶表示装置。 - 液晶層を挟持する一対の基板の一方の基板に、前記液晶層側から順に、少なくとも一端で連結され互いに間隔を空けて配列された複数の帯状電極部を有する第1の電極と、層間膜と、前記第1の電極との間での電位差によって前記液晶層に電界を印加する第2の電極と、を備えた液晶表示装置の製造方法であって、
前記層間膜上に10〜20nmの厚さで第1の透明導電材料層を形成する工程と、
前記第1の透明導電材料層上に5〜10nmの厚さでアルミニウム合金材料層を形成する工程と、
前記アルミニウム合金材料層上に前記第1の透明導電材料層より厚い第2の透明導電材料層を形成する工程と、
形成された前記第1の透明導電材料層と前記アルミニウム合金材料層と前記第2の透明導電材料層とを、露光および現像処理によってパターニングする工程と、
を含む工程によって前記第1の電極を形成し、
前記一方の基板の表示領域の外部には、所定の電位で電源信号が供給されるとともに、配線が一部で露出する露出領域を有する電源配線が設けられ、
前記第1の電極を形成する工程において、前記第1の電極によって前記露出領域を覆うようにパターニングし、その後、所定の温度で加熱することにより、前記第1の電極が前記露出領域において前記電源配線と電気的に接続されて、前記表示領域内でほぼ一定の電位を有する共通電極を構成する液晶表示装置の製造方法。
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