JP2009151285A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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JP2009151285A JP2008279312A JP2008279312A JP2009151285A JP 2009151285 A JP2009151285 A JP 2009151285A JP 2008279312 A JP2008279312 A JP 2008279312A JP 2008279312 A JP2008279312 A JP 2008279312A JP 2009151285 A JP2009151285 A JP 2009151285A
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Takayuki Kato
隆幸 加藤
Yoshitada Watanabe
吉祥 渡辺
Hajime Nakao
元 中尾
Yasuhiro Watanabe
康弘 渡辺
Mihoka Iida
光保香 飯田
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Abstract

【課題】横方向電界方式の液晶表示装置の基板上に形成される成膜構造を簡略化でき、安
価に製造することが可能な液晶表示装置及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の液晶表示装置1は、液晶30を挟持した一対の透明基板11、25
を備え、一方の透明基板11の液晶30側には、間に第1絶縁膜13を介してマトリクス
状に配置された複数の走査線12及び信号線16と、走査線12及び信号線16の交差部
近傍に設けられたスイッチング素子と、スイッチング素子の表面を含む表示領域DA全体
を被覆する層間樹脂膜14と、層間樹脂膜14の表面に形成された第1電極17と、第1
電極17上に形成された第2絶縁膜18と、第2絶縁膜18上に形成され走査線12及び
信号線で区画された領域毎に複数のスリット20が形成された第2電極21と、を備え、
層間樹脂膜14はスイッチング素子のチャネル領域CR及び電極(S、D)を直接被覆し
ている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶表示装置及びその製造方法に関し、特に、横電界方式の液晶表示装置の
基板上に形成される成膜構造を簡略化した液晶表示装置及びその製造方法に関する。
液晶表示装置は、表面に電極等が形成された一対の透明基板と、この一対の基板間に挟
持された液晶層とを有し、両基板上の電極に電圧を印加することによって液晶を再配列さ
せて種々の情報を表示する縦電界方式のものが多く使用されている。このような縦電界方
式の液晶表示装置は、TN(Twisted Nematic)モードのものが一般的であるが、視野角
が狭いという問題点が存在するため、VA(Vertical Alignment)モードやMVA(Mult
idomain Vertical Alignment)モード等、種々の改良された縦電界方式の液晶表示装置が
開発されている。
一方、上述の縦電界方式の液晶表示装置とは異なり、一方の基板にのみ画素電極及び共
通電極からなる一対の電極を備えたIPS(In-Plane Switching)モードないしFFS(
Fringe Field Switching)モードの液晶表示装置も知られている。
このうちIPSモードの液晶表示装置は、一対の電極を同一層に配置し、液晶に印加す
る電界の方向を基板にほぼ平行な方向として液晶分子を基板に平行な方向に再配列するも
のである。そのため、このIPSモードの液晶表示装置は、横電界方式の液晶表示装置と
もいわれ、前述の縦電界方式の液晶表示装置と比すると非常に広視野角であるという利点
を有している。しかしながら、IPSモードの液晶表示装置は、液晶に電界を印加するた
めの一対の電極が同一層に設けられているため、画素電極の上側に位置する液晶分子は十
分に駆動されず、透過率等の低下を招いてしまうといった問題点が存在している。
このようなIPSモードの液晶表示装置の問題点を解決するために、いわゆる斜め電界
方式ともいうべきFFSモードの液晶表示装置が開発されている(下記特許文献1及び2
参照)。このFFSモードの液晶表示装置は液晶層に電界を印加するための画素電極と共
通電極をそれぞれ絶縁膜(以下、電極間絶縁膜という)を介して異なる層に配置したもの
である。
このFFSモードの液晶表示装置は、IPSモードの液晶表示装置よりも広視野角かつ
高コントラストであり、更に低電圧駆動ができると共により高透過率であるため明るい表
示が可能となるという特徴を備えている。加えて、FFSモードの液晶表示装置は、IP
Sモードの液晶表示装置よりも平面視で画素電極と共通電極との重複面積が大きいために
、より大きな補助容量が副次的に生じ、別途補助容量線を設ける必要が無いのでIPSモ
ードの液晶表示装置よりも高い開口率が得られる。
しかしながら、下記特許文献1及び2に開示されたFFSモードの液晶表示装置では、
ソースラインと画素電極の電位差により配向異常を生じるため、ソースライン近傍は表示
に寄与しない領域となり、開口率が低下してしまう問題がある。加えて、ソースラインと
画素電極でカップリング容量を生じ、クロストーク等の表示品位の低下を招くという問題
点もある。このような問題点に対して、ソースラインの電位の影響を少なくするため、上
述の縦電界方式の液晶表示装置で使用されているような層間樹脂膜を用い、この層間樹脂
膜上に画素電極や共通電極を配置することも行われている(下記特許文献3及び4参照)

特開2001−235763号公報 特開2002−182230号公報 特開2001−083540号公報 特開2007−226175号公報
上記特許文献3及び4に開示された液晶表示装置のように、層間樹脂膜を形成すること
で開口率を向上させる場合、この層間樹脂膜は、上記特許文献1及び2に示す縦電界方式
の液晶表示装置に設けられる層間樹脂膜と同様に形成されている。すなわち、この層間樹
脂膜は、スイッチング素子のチャネル領域を含む表示領域全体を被覆するように成膜され
た窒化ケイ素等からなるパッシベーション膜の表面に被覆される。
しかしながら、上記特許文献3及び4に開示された液晶表示装置においては、開口率は
確かに向上するものの、一方の透明基板上に多くの成膜構造を形成する必要があるため、
製造工程が多く、コスト高を招来してしまうという課題も存在している。
ところで、上記特許文献1及び2に開示されているような縦電界方式の液晶表示装置に
おいては、その構造上、スイッチング素子のチャネル領域等の耐湿性を保証するためのパ
ッシベーション膜の表面に更に感光性樹脂等からなる層間樹脂膜が形成されている。しか
しながら、上記特許文献3及び4に開示されているような横電界方式の液晶表示装置の場
合、スイッチング素子のチャネル領域等は、縦電界方式の場合と同様にパッシベーション
膜と層間樹脂膜の2層の絶縁膜で被覆されている他、更に画素電極と共通電極との間に設
けられた電極間絶縁膜によっても被覆された構造となっている。従って、上記特許文献3
及び4に示す横電界方式の液晶表示装置のスイッチング素子の各チャネル領域等は、パッ
シベーション膜、層間樹脂膜及び電極間絶縁膜の3層の絶縁性膜で被覆されていることに
なる。
そのため、上記特許文献3及び4に示されている横電界方式の液晶表示装置では、製造
工数が従来の縦電界方式の液晶表示装置の製造工数よりも増加してしまうという問題点が
存在している。そこで、本発明者らは、上記特許文献3及び4に示されている横電界方式
の液晶表示装置の構成について種々検討を重ねた結果、通常は電極間絶縁膜とパッシベー
ション膜は同じ窒化ケイ素により形成されているため、パッシベーション膜を省略しても
十分耐湿性を確保することができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである
すなわち、本発明の目的は、横電界方式の液晶表示装置の基板上に形成される成膜構造
を簡略化でき、安価に製造することが可能な液晶表示装置及びその製造方法を提供するこ
とにある。
上記目的を達成するために、本発明の液晶表示装置は、液晶層を挟持した一対の透明基
板を備えた液晶表示装置において、前記一対の透明基板のうちの一方の前記液晶層側には
、間に第1絶縁膜を介してマトリクス状に配置された複数の走査線及び信号線と、複数の
前記走査線及び信号線の交差部近傍に設けられたスイッチング素子と、前記表示領域の周
縁部に沿って形成されたコモン配線と、前記スイッチング素子の表面を含む表示領域全体
を被覆する層間樹脂膜と、前記層間樹脂膜の表面に、前記複数の走査線及び信号線で区画
された領域毎に形成された透明導電性材料からなる第1電極と、前記第1電極上を含む前
記層間樹脂膜の表面全体に形成された第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成され、前記
複数の走査線及び信号線で区画された領域に対応する位置毎に複数のスリットが形成され
た透明導電性材料からなる第2電極と、を備え、前記層間樹脂膜は前記スイッチング素子
のチャネル領域及び電極を直接被覆しており、前記層間樹脂膜上を前記第2絶縁膜で被覆
していることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置においては、表示領域には、第1絶縁膜を介してマトリクス状に
形成された複数の走査線及び信号線と、層間樹脂膜上に形成され、前記走査線及び信号線
で囲まれた領域毎に第2絶縁膜を介して対向配置されたそれぞれ透明導電性材料からなる
下側の第1電極と複数のスリットを有する上側の第2電極とを備えている。かかる構成に
よって、本発明の液晶表示装置をFFSモードの液晶表示装置として作動させることがで
きる。なお、透明導電性材料としては、ITO(Indium Tin Oxide)又はIZO(Indium
Zinc Oxide)を使用することができる。
しかも、本発明の液晶表示装置においては、第2絶縁膜を介して対向配置されたそれぞ
れ透明導電性材料からなる第1電極と複数のスリットを有する第2電極とが層間樹脂膜上
に形成されているので、層間樹脂膜によってソースラインと画素電極の容量が小さくでき
るため、画素電極をソースライン上にまで広げることができ、高開口率となる。なお、本
発明の液晶表示装置においては、第1電極がスイッチング素子に接続されているために画
素電極となり、第2電極がコモン配線に電気的に接続されているために共通電極となる。
なお、第1絶縁膜及び第2絶縁膜としては、酸化ケイ素又は窒化ケイ素からなるものを
使用することができ、単層であっても複層であってもよい。しかしながら、絶縁性及び耐
湿性の観点からは窒化ケイ素からなるものを使用した方がよい。また、本発明の液晶表示
装置に使用し得るスイッチング素子としては、例えばLTPS(Low Temperature Poly S
ilicon)型のTFT(Thin Film Transistor)素子やアモルファスシリコン(a−Si)
型のTFT素子などに代表される3端子型素子、或いは、TFD(Thin Film Diode)素
子などに代表される2端子型非線形素子などを使用することができる。
加えて、本発明の液晶表示装置においては、層間樹脂膜がスイッチング素子のチャネル
領域及び電極の表面を直接被覆しており、従来のようにスイッチング素子のチャネル領域
及び電極がパッシベーション膜により覆われていない。しかしながら、このチャネル領域
及び電極の表面は、層間樹脂膜だけでなく第2絶縁膜も被覆されており、しかも、コンタ
クトホール内の第1電極の表面も第2絶縁膜で被覆されているため、スイッチング素子の
耐湿性は十分に保証される。従って、本発明の液晶表示装置によれば、パッシベーション
膜が存在しないため、簡略された構成の、しかも安価に製造し得る液晶表示装置となる。
なお、層間樹脂膜としては、フォトレジスト材料やケイ素樹脂を使用することができる。
特に、層間樹脂膜としてケイ素樹脂を使用すると、第2絶縁膜の成膜温度を上げることが
できるため、第2絶縁膜を緻密に形成することができるので、より耐湿性が向上する。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記層間樹脂膜の厚さは1.5〜3.0μm
であると好ましい。
層間樹脂膜の厚さが1.5μm未満であると、第1電極や第2電極にスイッチング素子
等による段差が生じ、ソースラインと画素電極間の寄生容量が大きくなり、表示品位が劣
化するので好ましくない。また、層間樹脂膜の厚さが3.0μmを超えると、層間樹脂膜
による光吸収率が大きくなって表示領域の明るさが低下するので好ましくない。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記第2絶縁膜の厚さは2000〜6000
Åであると好ましい。
この第2絶縁膜の厚さが2000Å未満であると、スイッチング素子のチャネル領域や
電極に対して必要な絶縁性及び耐湿性を確保することが困難となるので好ましくない。ま
た、第2絶縁膜の厚さが6000Åを超えると、第1電極及び第2電極との間に生じる容
量が小さくなるので、フリッカが目立つようになると共に、液晶分子を駆動するために必
要な電圧が高くなるので好ましくない。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記スイッチング素子は、平面視で前記第1
電極又は前記第2電極で被覆されていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置では、スイッチング素子上は、層間樹脂膜、第2絶縁膜に加え、
第1電極又は第2電極でも被覆されている。第1電極又は第2電極をスイッチング素子の
被覆膜として追加すると、第1電極又は第2電極も十分に保護膜として機能するので、外
部要因(水分、液晶不純物)によるスイッチング素子の特性変化(劣化)を抑制すること
ができる。また、本発明の液晶表示装置では第1電極及び第2電極のいずれか一方で被覆
すればよいので、設計上有利な方で被覆することができる。これにより、本発明の液晶表
示装置の設計の幅が広がる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記スイッチング素子は、平面視で前記第1
電極及び第2電極の両方で被覆されていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置では、第1電極と第2電極の両方をスイッチング素子の被覆膜と
して追加したので、保護膜としての機能が更に向上するため、スイッチング素子の特性変
化(劣化)を抑制でき、スイッチング素子の長期間の信頼性を向上させることができる。
更に、本発明の液晶表示装置によれば、第1電極と第2電極の面積がともに広くなること
でより大きな補助容量を得ることができ、フリッカが減少して表示画質が向上する。
更に、本発明の液晶表示装置の製造方法は、下の(1)〜(6)の工程を有することを
特徴とする。
(1)表示領域に第1の絶縁膜を介してマトリクス状に形成された複数の走査線及び信
号線と、複数の前記走査線及び信号線の交差部近傍に設けられたスイッチング素子と、前
記表示領域の周縁部に沿って形成されたコモン配線とを備える第1の透明基板を用意する
工程、
(2)前記(1)の工程で得られた透明基板の表面全体に感光性樹脂材料からなる膜を
形成した後、露光、現像及びベーク処理することによって、表示領域の全面を被覆すると
共に前記スイッチング素子の電極が露出するようにコンタクトホールが形成された層間樹
脂膜を形成する工程、
(3)前記層間樹脂膜の表面に、前記複数の走査線及び信号線で区画された領域毎に透
明導電性材料からなる第1電極を形成する工程、
(4)前記第1電極上を含む層間樹脂膜の表面全体に亘って第2絶縁膜を成膜する工程

(5)前記第2絶縁膜上に、前記複数の走査線及び信号線で区画された領域に対応する
位置毎に複数のスリットが設けられた透明導電性材料からなる第2電極を形成する工程、
(6)前記(5)の工程で得られた第1の透明基板の表面に第2の透明基板を所定距離
隔てて対向配置させて貼り合わせ、前記第1及び第2の透明基板間に液晶を封入する工程
本発明の液晶表示装置の製造方法によれば、層間樹脂膜がスイッチング素子のチャネル
領域及び電極を直接被覆することになる。そのため、従来例のように、パッシベーション
膜を成膜するプロセスが不要となるとともに、スイッチング素子の電極と第1電極とを電
気的に接続するためにスイッチング素子の電極上に設けられたパッシベーション膜をエッ
チングするプロセスも不要となる。従って、本発明の液晶表示装置製造方法によれば、製
造工程数を大幅に削減できる。なお、スイッチング素子のチャネル領域及び電極は層間樹
脂膜及び第2絶縁膜により覆われているので、絶縁性及び耐湿性を十分に確保できる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態
は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法を例
示するものとして、FFSモードの液晶表示装置を例にとり説明したものであって、本発
明をこのFFSモードの液晶表示装置に特定することを意図するものではなく、特許請求
の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は本発明の実施形態1〜4に共通するFFS型の液晶表示装置の平面図である。図
2は実施形態1の液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して示す3画素分の拡大平面
図である。図3は図2のIII−III線で切断した断面図である。図4及び図5はアレイ基板
の製造工程を示す要部断面図である。図6Aは第2実施形態の液晶表示装置のカラーフィ
ルタ基板を透視して示す1画素分の拡大平面図であり、図6Bは第3実施形態の液晶表示
装置のカラーフィルタ基板を透視して示す1画素分の拡大平面図であり、図6Cは第4実
施形態の液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して示す1画素分の拡大平面図である
。図7は図6AのVII−VII線で切断した断面図である。図8は図6BのVIII−VIII線で切
断した断面図である。図9は図6CのIX−IX線で切断した断面図である。
なお、ここで述べるアレイ基板及びカラーフィルタ基板の「表面」とは各種配線が形成
された面ないしは液晶と対向する側の面を示すものとする。また、この明細書における説
明のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大き
さとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に
比例して表示されているものではない。
[実施形態1]
本実施形態1に係る液晶表示装置1は、図1に示すように、アレイ基板AR及びカラー
フィルタ基板CFと、両基板AR、CFを貼り合わせるシール材2と、アレイ基板AR、
カラーフィルタ基板CF及びシール材2により囲まれた領域に封入された液晶30(図3
参照)と、から構成されたいわゆるCOG(Chip On Glass)型の液晶表示装置である。
この液晶表示装置1においては、シール材2により囲まれた領域が表示領域DAを形成し
ており、この表示領域DAの外側は額縁領域となっている。また、シール材2の一部には
液晶30を注入するための注入口2aが形成されている。なお、図1には表示領域DAに
当たる領域に格子状のハッチングが施されている。
アレイ基板ARは、ガラス等からなる透明基板11上に各種配線が設けられている。こ
のアレイ基板ARはカラーフィルタ基板CFよりもその長手方向の長さが長く、両基板A
R、CFを貼り合わせた際に外部に延在する延在部11aが形成されるようになっており
、この延在部11aには駆動信号を出力するICチップあるいはLSI等からなるドライ
バDrが設けられている。そして、このアレイ基板ARの額縁領域には、ドライバDrか
らの各種信号を後述する走査線12及び信号線16に送るために各種引回し線(図示省略
)が形成されており、更には、後述する共通電極21に接続されるコモン配線Comも形
成されている。
次に各基板の構成について、図2及び図3を参照して説明を行う。先ず、アレイ基板A
Rには、図2及び図3に示すように、透明基板11の表面に例えばMo/Alの2層配線
からなる複数の走査線12が互いに平行になるように形成されている。また、この走査線
12が形成された透明基板11の表面全体に亘って窒化ケイ素ないしは酸化ケイ素等の透
明絶縁材料からなるゲート絶縁膜(第1絶縁膜)13が被覆されている。更に、このゲー
ト絶縁膜13の表面のスイッチング素子(例えばTFT)が形成される領域には例えばア
モルファスシリコン(以下「a−Si」という。)層からなる半導体層15が形成されて
いる。この半導体層15が形成されている位置の走査線12の領域がTFTのゲート電極
Gを形成する。
また、ゲート絶縁膜13の表面には、例えばMo/Al/Moの3層構造の導電性層か
らなるソース電極Sを含む信号線16及びドレイン電極Dが形成されている。この信号線
16のソース電極S部分及びドレイン電極D部分は、いずれも半導体層15の表面に部分
的に重なっている。更に、このアレイ基板ARの表面全体に感光性材料からなる層間樹脂
膜14が被覆されており、ドレイン電極Dに対応する位置の層間樹脂膜14にはコンタク
トホール19が形成されている。
そして、図2に示したパターンとなるように、走査線12及び信号線16で囲まれた領
域の層間樹脂膜14上に透明導電性材料、例えばITOないしIZOからなる下電極(第
1電極)17が形成されている。この下電極17はコンタクトホール19を介してドレイ
ン電極Dと電気的に接続されている。そのため、この下電極17は画素電極として作用す
る。更に、この下電極17上には電極間絶縁膜(第2絶縁膜)18が形成されている。こ
の電極間絶縁膜18には、例えば窒化ケイ素等の絶縁性が良好な透明絶縁材料が使用され
る。そして、この電極間絶縁膜18上には走査線12及び信号線16で囲まれた領域に複
数のスリット20を有する透明導電性材料、例えばITOないしIZOからなる上電極(
第2電極)21が形成されている。なお、この上電極21は、各画素領域に形成されてい
るとともに、それぞれが連結部21Bで互いに連結され、液晶表示装置1の額縁領域に配
線されたコモン配線Comに電気的に接続されている。なお、このコモン配線Comと上
電極21とは例えば図1のX部分で接続され、コモン配線Comの他端部はドライバDr
に接続されている。そして、この基板の表面全体に亘り所定の配向膜(図示せず)が形成
されている。
スリット20を有する上電極21は、走査線12及び信号線16で囲まれた領域毎に平
面視で例えばくし歯状となるよう、スリット20の信号線16側の一端の幅が大きい開放
端20aとなっているとともに他端が閉鎖端20bとなっている。これにより、開放端2
0a側の開口度が向上し、より明るい表示を行うことができるようになっている。
また、カラーフィルタ基板CFは、図3に示すように、ガラス基板等からなる透明基板
25の表面にアレイ基板ARの走査線12、信号線16及びTFTに対応する位置を被覆
するようにブラックマトリクス26が形成されている。更に、ブラックマトリクス26で
囲まれた透明基板25の表面には、複数色、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の3色
からなるカラーフィルタ層27が形成され、更にブラックマトリクス26及びカラーフィ
ルタ層27の表面を被覆するように樹脂等からなる保護膜28が形成されている。そして
、この基板の表面全体に亘り所定の配向膜(図示せず)が形成されている。なお、このよ
うな構成を有するアレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFの外面には偏光板31が設
けられている。
次に、主に図4及び図5を参照して、アレイ基板ARの製造工程について説明する。先
ず、透明基板11上に公知のフォトリソグラフィ法等を用いて複数本の走査線12をパタ
ーニングする(図4A参照)。次いで、走査線12を含む透明基板11上に公知のプラズ
マCVD法あるいはスパッタリング法等を用いてゲート絶縁膜13を塗布形成する(図4
B参照)。次に、公知のフォトリソグラフィ法等を用いて走査線12の一部分を覆うよう
に半導体層15をパターニングする(図4C参照)。次いで、同じく公知のフォトリソグ
ラフィ法等を用いて複数本の走査線12に交差するように複数本の信号線16をパターニ
ングすると共に、半導体層15にその一端部が重畳したソース電極S及びドレイン電極D
をパターニングする(図4D参照)。ここまでの工程が、本発明の液晶表示装置の製造方
法における上記(1)の工程に対応する。
この工程により、半導体層15に平面視で重なる走査線12の部分がゲート電極Gを構
成することになり、スイッチング素子としての逆スタガ型のTFTが形成される。なお、
本実施形態1においてはソース電極S及びドレイン電極Dを半導体層15に直接重畳させ
てパターニングしてTFTを形成するいわゆるチャネルエッチ法を用いてTFTを形成し
ている。そして、ソース電極Sの半導体層15に重畳した端部とドレイン電極Dの半導体
層15に重畳した端部との間がチャネル領域CRを形成している。
従来の液晶表示装置においては、上述したTFTが形成された透明基板11の表面全体
を覆うように、公知のプラズマCVD法あるいはスパッタリング法等を用いて窒化ケイ素
ないし酸化ケイ素からなるパッシベーション膜を形成する。しかしながら、本発明におい
ては、TFTが形成された透明基板11の表面には、パッシベーション膜を形成すること
なく、直ちに層間樹脂膜14を形成する。すなわち、TFTが形成された透明基板11の
表面にフォトレジスト等の感光性材料からなる膜を形成し(図4E参照)、プリベークし
た後、公知の露光装置を用いて露光すると共に現像処理して、表示領域に層間樹脂膜14
を形成した後、光反応処理及びベーキング処理を行なう。従って、層間樹脂膜14はTF
Tのチャネル領域CR、ソース電極S及びドレイン電極Dの表面を直接被覆するように形
成される。
光反応処理は、感光性樹脂膜の透明性を向上させる目的でUV光を照射して感光性官能
基を光反応させる処理である。また、ベーキング処理は、加熱処理を行うことにより、パ
ターン形成された感光性樹脂を焼成し、樹脂内の化学反応(主には架橋反応)によって化
学的、物理的に安定な絶縁膜として基板上に形成する処理である。なお、ここで形成され
た層間樹脂膜14の厚さは1.5〜3.0μmとすることが好ましい。層間樹脂膜14の
厚さが1.5μm未満であると、TFT等の存在箇所で段差が生じるようになるので、以
下の工程で形成される下電極17や上電極21に段差が生じるようになるので、好ましく
ない。また、層間樹脂膜14の厚さが3.0μmを超えると、層間樹脂膜14による光吸
収率が大きくなって表示領域DAの明るさが低下するので好ましくない。
このように層間樹脂膜14の形成時に、ドレイン電極D上の層間樹脂膜14にはコンタ
クトホール19が形成される(図5A参照)。このコンタクトホール19は、パッシベー
ション膜を形成せずに層間樹脂膜14を形成し、層間樹脂膜14の露光及び現像処理時に
直接形成される。従来は、コンタクトホール19の底面に成膜されているパッシベーショ
ン膜をエッチング除去しなければドレイン電極Dを外部に露出させることができなかった
が、このエッチング工程を行うことなくドレイン電極Dを外部に露出させることが可能と
なる。これらの工程が、本発明の液晶表示装置の製造方法における上記(2)の工程に対
応する。
次に、走査線12及び信号線16によって区画された画素領域のそれぞれに下電極17
を形成する(図5B参照)。この際、下電極17の一部がコンタクトホール19内に成膜
され、下電極17とドレイン電極Dが電気的に接続される。そのため、下電極17は画素
電極として作動することになる。この工程が、本発明の液晶表示装置の製造方法における
上記(3)の工程に対応する。
そして、この下電極17が形成された基板全体を覆うように電極間絶縁膜18が成膜さ
れる(図5C参照)。なお、この電極間絶縁膜18は、例えば絶縁性が良好な窒化ケイ素
を用いると、コンタクトホール19の開口径が大きくなることがない。加えて、この電極
間絶縁膜18の厚さは、TFTのチャネル領域CR、ソース電極S及びドレイン電極Dの
耐湿性御及び絶縁性を確保するため、2000Å以上にするとよい。なお、第2絶縁膜の
厚さが6000Åを超えると、下電極17及び上電極21間に生じる容量が小さくなるの
で、フリッカが目立つようになると共に、液晶分子を駆動するために必要な電圧が高くな
るので好ましくない。この工程が、本発明の液晶表示装置の製造方法における上記(4)
の工程に対応する。
そして、このように電極間絶縁膜18を形成した後、この電極間絶縁膜18の表面全体
を覆うようにITOないしIZOからなる透明導電性材料を被覆し、公知のフォトリソグ
ラフィ法及びエッチング法によって、画素領域に対応する位置毎に複数のスリット20が
形成された上電極21を形成する(図5D参照)。なお、この上電極21は、図2及び図
3に示したように、TFTに対応する位置には形成されないようすると共に、画素領域間
においてそれぞれが連結部21Bを介して互いにに連結されているように形成され、更に
、液晶表示装置1の額縁領域に配線されたコモン配線Comに電気的に接続される。従っ
て、この上電極21は共通電極として作動することになる。そしてこの上電極21が形成
された透明基板11の表面全体を覆うように配向膜を形成することによってアレイ基板A
Rが完成される。この工程が、本発明の液晶表示装置の製造方法における上記(5)の工
程に対応する。
次いで、従来のFFSモードの液晶表示装置用のカラーフィルタ基板と実質的に同様の
カラーフィルタ基板を用意し、上述のアレイ基板及びカラーフィルタ基板をそれぞれ対向
させて貼り合わせ、内部に液晶を封入することにより実施形態1の液晶表示装置1が得ら
れる。この工程が、本発明の液晶表示装置の製造方法における上記(6)の工程に対応す
る。
以上のように、本発明の液晶表示装置14においては、パッシベーション膜を形成する
ことなく層間樹脂膜14を形成したため、TFTのチャネル領域CRやソース電極Sは直
接層間樹脂膜14によって被覆されている。しかしながら、この層間樹脂膜14の上面は
、図3に示すように所定の厚さを有する電極間絶縁膜18によって更に被覆されているの
で、耐湿性の点は十分に保証される。また、本発明の液晶表示装置1の製造方法によれば
、従来のアレイ基板の製造方法に比して、パッシベーション膜の成膜プロセスと、ドレイ
ン電極Dを外部に露出するためのパッシベーション膜の一部のエッチングプロセスとを行
う必要がなくなる。そのため、本発明の液晶表示装置1の製造方法によれば、製造工程を
簡略化することが可能となり、安価に液晶表示装置を作成することが可能となる。
なお、上記実施形態1では、上電極21に形成するスリットとして、スリット20の信
号線16側の一端の幅が大きい開放端20aとなり、他端が閉鎖端20bとなるようにし
て平面視でくし歯状となるようにした例を示したが、両端共に閉鎖端となるようにしても
よい。また、上電極21は、TFT上の樹脂層間膜14上には存在しないようにした例を
示したが、必ずしもこのような構成とする必要はなく、スリット20の形成位置を除いて
ベタ状に形成してもかまわない。
次に、更なるスイッチング素子の被覆膜を設けた実施形態2〜4の液晶表示装置を説明
する。なお、以下においては、実施形態1の液晶表示装置と同一の構成のものについては
同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[実施形態2]
実施形態2にかかる液晶表示装置1Aは、図6A及び図7に示すように、第1電極17
がスイッチング素子としてのTFTを被覆するように延在されているが、それ以外の構成
は実施形態1の液晶表示装置の場合と同様である。
このように第1電極17を平面視でTFTを被覆するように形成することにより、TF
T上は、層間樹脂膜14、第2絶縁膜18に加え、第1電極17でも被覆されていること
になる。そのため、実施形態2の液晶表示装置1Aによれば、第1電極17が十分に保護
膜として機能するので、外部要因(水分、液晶不純物)によるスイッチング素子の特性変
化(劣化)を抑制することができ、長期間の信頼性が確保される。
[実施形態3]
実施形態3にかかる液晶表示装置1Bは、図6B及び図8に示すように、第2電極21
がスイッチング素子としてのTFTを被覆するように延在されているが、それ以外の構成
は、実施形態1の液晶表示装置の場合と同様である。
このように第2電極21を平面視でTFTを被覆するように形成することにより、TF
T上は、層間樹脂膜14、第2絶縁膜18に加えて、第2電極21でも被覆されているこ
とになる。そのため、実施形態3の液晶表示装置1Bによれば、第2電極21が十分に保
護膜として機能するので、外部要因(水分、液晶不純物)によるスイッチング素子の特性
変化(劣化)を抑制することができ、長期間の信頼性が確保される。
[実施形態4]
実施形態4にかかる液晶表示装置1Cは、図6C及び図9に示すように、第1電極17
及び第2電極21の両方がスイッチング素子としてのTFTを被覆するように延在されて
いるが、それ以外は、実施形態1の液晶表示装置の場合と同様である。
このように第1電極17及び第2電極21を平面視でTFTを被覆するように形成する
ことにより、TFT上は、層間樹脂膜14、第2絶縁膜18に加え、第1電極17及び第
2電極21でも被覆されていることになり、保護膜としての機能が更に向上し、スイッチ
ング素子の特性変化(劣化)を抑制でき、スイッチング素子の長期間の信頼性を向上させ
ることができる。更に、第1電極17及び第2電極21の対向している部分の面積がとも
に広くなることでより大きな補助容量を得ることができるので、フリッカが減少して表示
画質が向上する。
[実施形態5]
実施形態5では、実施形態1の液晶表示装置1の層間樹脂膜14で使用されているフォ
トレジスト等の感光性樹脂に換えてケイ素樹脂を使用した。この実施形態5の液晶表示装
置は、層間樹脂膜14の材料が異なる以外は実施形態1の液晶表示装置1と同様の構成を
備えているので、図示省略する。ケイ素樹脂は、オルガノポリシロキサン鎖を主鎖として
おり、シリコン樹脂とも称されるものである。層間樹脂膜14としてケイ素樹脂を使用す
ると、層間樹脂膜14の焼成温度を感光性樹脂の場合よりも高くすることができるので、
第2絶縁膜の成膜温度を上げることができ、層間樹脂膜14として感光性樹脂を使用した
場合よりも第2絶縁膜を緻密に形成することができる。そのため、実施形態5の液晶表示
装置によれば、実施形態1の液晶表示装置1よりも耐湿性が向上する。
なお、実施形態2〜5の液晶表示装置の製造工程は、それぞれ実施形態1の液晶表示装
置1の製造工程に対して第1電極17又は第2電極21もしくは第1電極17及び第2電
極21の両方を平面視でTFT上まで延在させた点が相違するのみであるので、その詳細
な説明は省略する。
以上、本発明の実施形態1〜5としてFFS型の液晶表示装置1、1A〜1Cを説明し
た。このような本発明の液晶表示装置1、1A〜1Cは、パーソナルコンピュータ、携帯
電話機、携帯情報端末、ナビゲーション装置、携帯音楽再生機、携帯テレビ等の各種電子
機器に使用することができる。
本発明の実施形態1〜4に共通するFFS型の液晶表示装置の平面図である。 実施形態1の液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して示す3画素分の拡大平面図である。 図2のIII−III線で切断した断面図である。 アレイ基板の製造工程を示す要部断面図である。 図4に引き続くアレイ基板の製造工程を示す要部断面図である。 図6Aは第2実施形態の液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して示す1画素分の拡大平面図である。図6Bは第3実施形態の液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して示す1画素分の拡大平面図である。図6Cは第4実施形態の液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して示す1画素分の拡大平面図である。 図6AのVII−VII線で切断した断面図である。 図6BのVIII−VIII線で切断した断面図である。 図6CのIX−IX線で切断した断面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C:液晶表示装置 2:シール材 11、25:透明基板 12:走
査線 13:ゲート絶縁膜(第1絶縁膜) 14:層間樹脂膜 15:半導体層 16:
信号線 17:下電極(第1電極) 18:電極間絶縁膜(第2絶縁膜) 19:コンタ
クトホール 20:スリット 21:上電極(第2電極) 26:ブラックマトリクス
27:カラーフィルタ層 28:保護膜 30:液晶 AR:アレイ基板 CF:カラー
フィルタ基板 S:ソース電極 G:ゲート電極 D:ドレイン電極 CR:チャネル領
域 DA:表示領域 Dr:ドライバ Com:コモン配線

Claims (6)

  1. 液晶層を挟持した一対の透明基板を備えた液晶表示装置において、
    前記一対の透明基板のうちの一方の前記液晶層側には、間に第1絶縁膜を介してマトリ
    クス状に配置された複数の走査線及び信号線と、複数の前記走査線及び信号線の交差部近
    傍に設けられたスイッチング素子と、前記表示領域の周縁部に沿って形成されたコモン配
    線と、前記スイッチング素子の表面を含む表示領域全体を被覆する層間樹脂膜と、前記層
    間樹脂膜の表面に、前記複数の走査線及び信号線で区画された領域毎に形成された透明導
    電性材料からなる第1電極と、前記第1電極上を含む前記層間樹脂膜の表面全体に形成さ
    れた第2絶縁膜と、前記第2絶縁膜上に形成され、前記複数の走査線及び信号線で区画さ
    れた領域に対応する位置毎に複数のスリットが形成された透明導電性材料からなる第2電
    極と、を備え、
    前記層間樹脂膜は前記スイッチング素子のチャネル領域及び電極を直接被覆しており、
    前記層間樹脂膜上を前記第2絶縁膜で被覆していることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記層間樹脂膜の厚さは1.5〜3.0μmであることを特徴とする請求項1に記載の
    液晶表示装置。
  3. 前記第2絶縁膜の厚さは2000〜6000Åであることを特徴とする請求項1に記載
    の液晶表示装置。
  4. 前記スイッチング素子は、平面視で前記第1電極又は前記第2電極で被覆されているこ
    と特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 前記スイッチング素子は、平面視で前記第1電極及び第2電極の両方で被覆されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  6. 以下の(1)〜(6)の工程を有することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
    (1)表示領域に第1の絶縁膜を介してマトリクス状に形成された複数の走査線及び信
    号線と、複数の前記走査線及び信号線の交差部近傍に設けられたスイッチング素子と、前
    記表示領域の周縁部に沿って形成されたコモン配線とを備える第1の透明基板を用意する
    工程、
    (2)前記(1)の工程で得られた透明基板の表面全体に感光性樹脂材料からなる膜を
    形成した後、露光、現像及びベーク処理することによって、表示領域の全面を被覆すると
    共に前記スイッチング素子の電極が露出するようにコンタクトホールが形成された層間樹
    脂膜を形成する工程、
    (3)前記層間樹脂膜の表面に、前記複数の走査線及び信号線で区画された領域毎に透
    明導電性材料からなる第1電極を形成する工程、
    (4)前記第1電極上を含む層間樹脂膜の表面全体に亘って第2絶縁膜を成膜する工程

    (5)前記第2絶縁膜上に、前記複数の走査線及び信号線で区画された領域に対応する
    位置毎に複数のスリットが設けられた透明導電性材料からなる第2電極を形成する工程、
    (6)前記(5)の工程で得られた第1の透明基板の表面に第2の透明基板を所定距離
    隔てて対向配置させて貼り合わせ、前記第1及び第2の透明基板間に液晶を封入する工程
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