JP5273477B2 - 水槽およびこれに使用する水槽用ガイド板 - Google Patents

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この発明は、水槽本体と、その内部に設けられた空気分散器と、空気分散器に空気を供給するエアポンプとを備え、その水槽本体内の水に空気分散器から空気を吹き出すようにした水槽およびこれに使用する水槽用ガイド板に関する。
従来から、活魚を生きた状態で維持する水槽は、水槽本体の下部に設けられた空気分散器と、空気分散器に空気を供給するエアポンプとを備え、水槽本体内の水に空気分散器から空気を吹き出すようにしている。
この水槽は生き餌である活魚を釣り場に持参する生餌用の水槽としても使用される(例えば、特許文献1参照)。この水槽(多機能魚箱)は内部の水に空気を吹き出して酸素を供給し続けることで、釣り場にまで活魚を生かした状態で運ぶことができ、生きている活魚を水槽から取り出して生き餌として使用することができる。
また、上記の水槽は料亭や鮮魚店の業務用の水槽として使用されており、その内部の水に空気を吹き出すことにより、酸素を供給し、魚の酸素欠乏による窒息を防止している。
実用新案登録第3140075号公報
ところで、生餌用の容器はアジ、イワシなどの活魚が、業務用の水槽ではブリ、カンパチ、アジ、イワシなどの活魚が内部に収容されることが多い。これらの活魚は回遊魚と呼ばれ、一般に水流があればその流れに逆らって泳ぐ習性があるといわれている。
このため、水槽内の水に空気を吹き出し、酸素を十分に供給させた状態であっても、水槽内に水流が生じていなければ、これらの活魚を本来生きていた状態、すなわち流れに逆らって泳ぐ状態に保つことができない。その結果、活魚の生態に悪影響を及ぼし、生餌用の水槽内の活魚では、実際に釣りをしている間、生きた状態に保つことが難しく、業務用の水槽内の活魚は、活きが悪くなり、味が損なわれる恐れがあるという問題があった。
ここで、生餌用として使用される水槽において、その内部の水により多くの空気を吹き出すことにより、水流を発生させることが考えられる。しかし、水槽内の水に吹き出された空気の泡(気泡)は、上昇するほどに四方へ広がるため、その周りの水とともに上昇して、上方への水流を発生させ、水槽内を循環する水流を発生させることが難しい。
また、水流を発生させるだけの十分な空気を吹き出すために、エアポンプの数や容量を増やすことは、スペースの点から限界があり、水流を発生させることが難しい。
また、業務用として使用される水槽においても、生餌用の水槽と同様に水流を発生させることが難しい。このため、水流を発生させるだけの十分な空気を吹き出す必要があり、エアポンプの数や容量を大きくするなど、水槽の構造が大掛かりになるという問題があった。
そこで、この発明の課題は、水槽本体内の水に吹き出される空気により、水槽内を循環する水流を確実に発生させることにある。
上記の課題を解決するために、この発明に係る水槽は、水槽本体と、前記水槽本体内に設けられた空気分散器と、前記空気分散器に空気を供給するエアポンプとを備え、前記水槽本体内の水に前記空気分散器から空気を吹き出すようにした水槽において、前記水槽本体にその一側板に対してすき間をおいて設けられるガイド板を備え、前記ガイド板は、前記一側板に対向する立て板部と、その立て板部の下端部に前記一側板から離れる向きにかつ下向きに設けられる傾斜板部とからなり、前記一側板と前記ガイド板との間に前記空気分散器から吹き出す空気の通過する側部空間が形成され、前記ガイド板は、その立て板部の上端部が水面よりも下方に、前記傾斜板部の下端部が前記水槽本体の底板よりも上方に位置するようにした構成を採用したのである。
この構成によると、空気分散器から吹き出された空気の泡(気泡)は、ガイド板の傾斜板部により側部空間へ案内される。案内された気泡は一側板とこれに対向する立て板部の間の側部空間内を、一側板から離れるように拡散することなく周りの水とともに上昇する。このため、気泡の上昇に伴って、側部空間内には確実に上方への水流が生じる。
さらに、水面付近に達した水流は水槽本体の一側板から離れるように水面に沿って移動し、一側板に対向する他側板に当りこれに沿って重力により下方に移動する。水槽の底面に達した水流が、底面に沿って一側板に向かって移動する。この結果、水槽内を循環する水流を発生させることができる。
この構成において、前記ガイド板に前記水槽本体の底板に対してすき間をおいて対向する横板を備え、その横板が前記傾斜板部の下端部に対して前記一側板側と反対側に設けられ、前記横板と前記水槽本体の底板との間に底部空間が形成され、その底部空間が前記側部空間に連通した構成を採用することができる。
水槽本体の底板と横板とにより形成された底部空間は、側部空間と連通しているため、上述のように、気泡により側部空間内に上方への水流が生じると、底部空間内の水が側部空間へ引き込まれ、他側板の下部から底部空間内への水流が生じる。この底部空間内での水流によって一側板から離れるように水面に沿って移動し、他側板に当りこれに沿って下方に移動する水流がスムーズに底部空間内に導かれる。このため、単にガイド板のみを備えた場合と比較して、より短い時間で水槽内を循環する水流を発生させることができる。
また、側部空間へ引き込まれる水は、単にガイド板のみを備えた場合での水槽本体の底部に沿って流れる水よりも、底部空間内を流れる水の方がより狭い空間内を通過する。その結果、ガイド板のみを備えた場合の水槽本体の底部に沿う水流よりも、底部空間内の水流の方が速くなり、水槽本体内により速い水流を生じさせることが可能となる。
また、前記ガイド板の傾斜板部に水質浄化材を収納可能なポケットが形成され、前記ポケットを前記側部空間内に位置するようにすると、水槽内に水流が生じた状態では、側部空間内に位置したポケット内の水質浄化材に絶えず新しい水が接触し続ける。このため、水槽内の水質浄化が効果的に行われる。
また、上記の課題を解決するために、この発明に係る水槽用ガイド板は、エアポンプにより供給される空気を空気分散器から内部の水に吹き出す水槽の一側板に対してすき間をおいて設けられ、前記一側板に対向する立て板部と、その立て板部の下端部に前記一側板から離れる向きにかつ下向きに設けられる傾斜板部とからなり、前記一側板との間に前記空気分散器から吹き出す空気の通過する側部空間が形成され、前記立て板部の上端部が前記水槽内の水の表面よりも下方に、前記傾斜板部の下端部が前記水槽の底面よりも上方に位置するようにした構成を採用することができる。
以上のように、この発明は、ガイド板により水槽本体の一側板との間に形成された側部空間に空気を通過させることで、上昇する空気とともにその周りの水を引き上げて、確実に水流を発生させることができ、その水流を水槽本体内に循環させ、活魚を本来生きていた状態に近い状態で泳がせて、寿命を延ばすことができる。
第1実施形態の水槽を示す斜視図 同上の水槽を示す正面図 同上の水槽を示す側面図 同上の水槽のガイド板のポケットを示す縦断面図 同上の水槽の消泡部を示す縦断面図 同上の水槽に使用される水槽用ガイド板を示す斜視図 第2実施形態の水槽を示す斜視図 同上の水槽を示す正面図
以下、この発明に係る水槽の第1実施形態を図1〜図6に示す。
この実施形態の水槽は、図1、図2に示すように、上端が開口する水槽本体10と、水槽本体10の内部に設けたガイド板20と、水槽本体10の開口部を塞ぐ蓋体30とを備えている。
水槽本体10は、上方が開口した横断面矩形の箱状に形成され、矩形の底板11の両短辺の縁から立ち上がる一対の短側板12a、12bと、底板11の両長辺の縁から立ち上がる一対の長側板13a、13bとが互いに一体に設けられたものである。その材質としては、内部を見ることができる透明な、表面に傷が付きにくいもの、例えば、アクリル樹脂、ガラスなど使用することができる。
水槽本体10の一方の長側板13aの上部に、水槽本体10と蓋体30の上皿31とを固定する留め金具14が2箇所設けられ、他方の長側板13bと、蓋体30の上皿31との間にヒンジ15が取り付けられている。
このヒンジ15により、蓋体30の上皿31が水槽本体10に対して開閉可能に取り付けられ、その上皿31により水槽本体10の開口部を塞ぐことができる(図3参照)。また、蓋体30の上皿31を開けることで、水槽本体10の開口部を開放させて、水槽本体10内にいれた活魚を出し入れすることが可能となる。
水槽本体10内のガイド板20は、透明な素材からなる板状体で形成され、一方の短側板12aに対してすき間をおいて設けられ、その短側板12aに対向する立て板部21と、立て板部21の下端部に設けられる傾斜板部22とからなる。
ガイド板20の立て板部21は、図2に示すように、短側板12aと同幅の矩形の板状体で形成され、短側板12aとの間に所要のすき間をもって対向するように設けられている。立て板部21の上端部は、少なくとも水槽本体10の高さの半分よりも上方に位置しており、水槽本体10内に入れられる水の表面(水面)よりも下方に位置している。立て板部21の幅方向両側縁は、図3に示すように、水槽本体10の長側板13a、13bにそれぞれ接している。
ガイド板20の傾斜板部22は、立て板部21に対して同幅に形成された上傾斜板部22aと下傾斜板部22bとからなり、それぞれが短側板12aから離れる向きに、かつ下向きに設けられている(図2参照)。上下傾斜板部22a、22bの幅方向両側縁は、図3に示すように、水槽本体10の長側板13a、13bにそれぞれ接している。
立て板部21の下端部に上傾斜板部22aが設けられ、その上傾斜板部22aの下端部には下傾斜板部22bが設けられる。下傾斜板部22bの下端部は水槽本体10の底板11の上面(底面)よりも上方に位置している。傾斜板部22は、板状体である上傾斜板部22aと下傾斜板部22bを上下に組み合わせたものであるが、1枚の板状体により形成し、立て板部21の下端部に短側板12aから離れる向きにかつ下向きに設けることが可能である。
傾斜板部22は、図2に示すように、底板11に対して上傾斜板部22aのなす角度αは、下傾斜板部22bのなす角度βよりも大きくなっている。このようにすれば、傾斜板部22を1枚の板状体で形成した場合と比較して、短側板12a、傾斜板部22、および両長側板13a、13bとで囲まれた空間をより小さくすることができる。その結果、活魚の収容スペースを確保することができる。
立て板部21および上下傾斜板部22a、22bからなるガイド板20と、短側板12aとの間には側部空間Pが形成され、この側部空間Pの下方に空気分散器16が設けられる。空気分散器16は円柱状に形成されており、短側板12aの幅方向に沿って配置されている。
立て板部21および上下傾斜板部22a、22bは、水槽本体10内に循環する水流を生じさせることが可能である限り、その両側縁が長側板13a、13bに対してすき間を持つ状態で適宜スペーサを介して配置させることができる。
下傾斜板部22bのうち上傾斜板部22a側の幅方向の大部分がヒンジ24を介して開閉可能に切り起こされ、その切り起こし部分の下面に上傾斜板部22a側が開口するポケット23が形成されている。ポケット23は、図4に示すように、水質浄化材Mを収納可能であり、下傾斜板部22bの切り起こし部分がポケット23の一部(上面部)を構成し、その切り起こし部分を上向きに開けることで、水質浄化材Mを出し入れすることができる。
また、ポケット23は、底部(下傾斜板部22bの下端部寄りの部分)および、下傾斜板部22bの切り起こし部分に、それぞれ幅方向の貫通孔25、26が複数設けられている。したがって、水槽本体10内において水流が生じると、貫通孔25、26から水が出入りして、ポケット23内の水質浄化材Mに絶えず新しい水が接触し続けるので、水槽内の水質浄化が効果的に行われる。ポケット23は、ガイド板20の下傾斜板部22bに必ずしも設ける必要はないが、水質浄化の点から、ポケット23を設けて水質浄化材Mを収納することが好ましい。
ポケット23内の水質浄化材Mとしては、多孔質のボール状のセラミックボールや、蛍光灯、紫外線などによる光触媒機能を備えたボール状の酸化チタンなどを使用することができる。ボール状の酸化チタンを水質浄化材Mとして適用する場合、水槽本体10を構成する長短側板12、13を透明な素材で形成すると、外部の蛍光灯の光や、太陽光を利用して光触媒反応により水質浄化が図られる。
このガイド板20は、図6に示すように、水槽本体10に対して着脱可能に形成し、水槽本体10の一方の短側板12aに対してすき間をおいて、設けるようにしてもよい。この場合、水槽本体10のサイズに応じたガイド板20を別途用意し、その短側板12aに対してすき間をおいて設けることにより、後述する作用に従って、水槽本体10内を循環する水流を確実に発生させることが可能となる。このガイド板20には、傾斜板部22に形成されたポケット23を必ずしも設ける必要はないが、水質浄化の点から、ポケット23を設けて水質浄化材Mを収納することが好ましい。
水槽本体10の開口部を塞ぐ蓋体30は、図2に示すように、水槽本体10に開閉可能に取り付けられる上皿31と、上皿31の開口部を塞ぐ蓋32とから構成されている。上皿31は、水槽本体10の底板11と同形の底板33の周縁から立ち上がる側板34が設けられたものであり、その内部に複数のエアポンプ35と消泡部36とを備えている。
図3に示すように、上皿31の側板34のうち水槽本体10の長側板13aと同一平面を形成する側板34aに、上皿31と蓋32とを固定する留め金具37が2箇所設けられ、他方の長側板13bと同一平面を形成する側板34bと蓋32との間にヒンジ38が2箇所に取り付けられている。また、水槽本体10の短側板12a、12bとそれぞれ同一平面を形成する側板34に空気孔47が設けられている。
このヒンジ38により、蓋32が上皿31に対して開閉可能に取り付けられ、その蓋32で上皿31の開口部を塞ぐことができる。また、蓋体30の蓋32を開けることで、上皿31の開口部を開放させて、エアポンプ35および消泡部36のメンテナンスを行ったり、上皿31の空きスペースに小物を出し入れしたりすることができる。
上皿31の開口部を塞ぐ蓋32は、水槽本体10の底板11と同形の天板44の周縁から側板45が直角に設けられた皿状をなし、天板44の上面に取手46が固定されている。
上皿31内に配置される複数のエアポンプ35は、図示しない電池とモータとを内蔵し、1本にまとめられたエアチューブ39を介して空気分散器16に空気を供給する。供給された空気は、空気分散器16から水槽本体10に内に入れられた水に吹き出される(図2参照)。
上皿31内に形成される消泡部36は、図1、2に示すように、上皿31の中央部分の幅方向(側板34a、34bに対して直交する方向)に形成され、四角筒状の側板40と、側板40の上部開口を塞ぐ蓋41と、側板40内に設けられた棚板42とから構成される(図5参照)。
側板40の下部開口は、上皿31の底板33により塞がれ、側板40内の棚板42が底板33と平行に設けられている。上皿31の底板33のうち消泡部36の側板40に囲まれた部分、棚板42、および蓋41には、それぞれ貫通孔43が設けられている。側板40内の棚板42上に脱脂綿や不織布などからなる布48が設けられている。
水槽本体10内の水に空気が吹き出されることで水面に生じる泡は、上皿31の底板33の貫通孔43から消泡部36の側板40内に浸入し、さらに、棚板42の貫通孔43から棚板42上へ移動する。棚板42上へ移動した泡は布に接触して、消滅する。また、消泡部36の蓋41にも貫通孔43が設けられているので、消泡部36は空気抜きとして機能する。
以上のように水槽は構成され、空気分散器16から吹き出された空気の泡(気泡)は、図2に示すように、ガイド板20の傾斜板部22の上傾斜板部22aにより側部空間Pへ案内される。案内された気泡は短側板12aとこれに対向する立て板部21の間の側部空間P内を、短側板12aから離れるように広がることなく周りの水とともに上昇する。このため、空気の上昇に伴って、側部空間P内には確実に上方への水流が生じる。
さらに、水面付近に達した水流は、水槽本体10の短側板12aから離れるように水面に沿って移動し、短側板12aに対向する短側板12bに当りこれに沿って重力により下方に移動する。水槽本体10の底面に達した水流が、底板11に沿って短側板12aに向かって移動する。この結果、水槽本体10内を循環する水流を発生させることができる。
このように、水槽本体10内を循環する水流が発生すると、水槽本体10内の水に収容される回遊魚と呼ばれる活魚を、本来生きていた状態、すなわち流れに逆らって泳ぐ状態に保つことができ、寿命を延ばすことができる。
この実施形態において、ガイド板20の構造は、空気分散器16から吹き出される空気の泡(気泡)を利用して水流を生じさせることが可能な範囲で適宜変更することができる。一例としてこの発明の第2実施形態を図7、図8に示す。
この第2実施形態の水槽は、図7、図8に示すように、ガイド板20が水槽本体10の底板に対してすき間をおいて対向する横板27を備え、その横板27が下傾斜板部22bの下端部に対して短板側12a側と反対側に設けられた点で前記第1実施形態の構成と相違する。その他の構成は、第1実施形態と同様であり、同一に考えられる構成には同符号を用いて、その説明を省略する。
この実施形態では、ガイド板20の横板27は、図8に示すように、下傾斜板部22bに対して同幅に形成され、下傾斜板部22bの下端部から水槽本体10の短側板12bに向かって設けられている。横板27の幅方向両側縁は、水槽本体10の長側板13a、13bにそれぞれ接している。
また、図8に示すように、横板27はその先端部が短側板12bに対して所要の間隔をおいた内側に位置し、水槽本体10の底板11との間に底部空間Qが形成され、側部空間Pに連通している。
このため、第1実施形態の場合と同様にして側部空間P内に上方への水流が生じると、底部空間Qは、側部空間Pと連通しているため、底部空間Q内の水が側部空間Pへ引き込まれ、短側板12bの下部から底部空間Q内への水流が生じる。
この底部空間Q内での水流によって、短側板12aから離れるように水面に沿って移動し、短側板12bに当りこれに沿って下方に移動する水流がスムーズに底部空間Q内に導かれる。このため、単にガイド板20のみを備えた場合と比較して、より短い時間で水槽本体10内を循環する水流を発生させることができる。
また、側部空間Pへ引き込まれる水は、ガイド板20のみを備えた場合での水槽本体10の底部に沿って流れる水よりも、底部空間Q内を流れる水の方がより狭い空間内を通過する。その結果、ガイド板20のみを備えた場合の水槽本体10の底部に沿う水流よりも、底部空間Q内の水流の方が速くなり、水槽本体10内により速い水流を生じさせることが可能となる。
10 水槽本体
11 底板
12a、12b 短側板
13a、13b 長側板
14 留め金具
15 ヒンジ
16 空気分散器
20 ガイド板
21 立て板部
22 傾斜板部
22a 上傾斜板部
22b 下傾斜板部
23 ポケット
24 ヒンジ
25 貫通孔
26 貫通孔
27 横板
30 蓋体
31 上皿
32 蓋
33 底板
34a、34b 側板
35 エアポンプ
36 消泡部
37 留め金具
38 ヒンジ
39 エアチューブ
40 側板
41 蓋
42 棚板
43 貫通孔
44 天板
45 側板
46 取手
47 空気孔

Claims (4)

  1. 水槽本体と、前記水槽本体内に設けられた空気分散器と、前記空気分散器に空気を供給するエアポンプとを備え、前記水槽本体内の水に前記空気分散器から空気を吹き出すようにした水槽において、
    前記水槽本体にその一側板に対してすき間をおいて設けられるガイド板を備え、前記ガイド板は、前記一側板に対向する立て板部と、その立て板部の下端部に前記一側板から離れる向きにかつ下向きに設けられる傾斜板部とからなり、前記一側板と前記ガイド板との間に前記空気分散器から吹き出す空気の通過する側部空間が形成され、前記ガイド板は、その立て板部の上端部が水面よりも下方に、前記傾斜板部の下端部が前記水槽本体の底板よりも上方に位置するようにしたことを特徴とする水槽。
  2. 前記ガイド板に前記水槽本体の底板に対してすき間をおいて対向する横板を備え、その横板が前記傾斜板部の下端部に対して前記一側板側と反対側に設けられ、前記横板と前記水槽本体の底板との間に底部空間が形成され、その底部空間が前記側部空間に連通したことを特徴とする請求項1に記載の水槽。
  3. 前記ガイド板の傾斜板部に水質浄化材を収納可能なポケットが形成され、そのポケットを前記側部空間内に位置するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の水槽。
  4. エアポンプにより供給される空気を空気分散器から内部の水に吹き出す水槽の一側板に対してすき間をおいて設けられ、前記一側板に対向する立て板部と、その立て板部の下端部に前記一側板から離れる向きにかつ下向きに設けられる傾斜板部とからなり、前記一側板との間に前記空気分散器から吹き出す空気の通過する側部空間が形成され、前記立て板部の上端部が前記水槽本体内の水の表面よりも下方に、前記傾斜板部の下端部が前記水槽の底面よりも上方に位置するようにした水槽用ガイド板。
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