JP5273075B2 - 太陽電池モジュール用端子ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池モジュール用端子ボックスに関する。
従来の太陽電池モジュール用端子ボックスが特許文献1に開示されている。このものは、複数の端子板と、対応する2つの端子板に接続される逆負荷時バイパス用のダイオードと、これらダイオード及び端子板が収容される筐体とを備えて構成される。筐体内には、各端子板及びダイオードが収容された後、シリコン樹脂が導入される。また、シリコン樹脂の硬化後、筐体にはカバーが被せ付けられる。
特許第3498945号公報
ところで、上記の場合、ダイオードで発生した熱が、シリコン樹脂及びカバーを伝わった後、大気に逃がされるようになっている。しかし、このようにダイオードの周りがシリコン樹脂とカバーとで二重に樹脂封止されていると、シリコン樹脂内に熱がこもり易いという事情がある。このため、筐体からの放熱が充分になされず、最悪の場合、ダイオードの整流機能に支障を来たすおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、放熱性に優れた太陽電池モジュール用端子ボックスを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数の端子板と、各端子板のうちの対応する2つの端子板に接続される逆負荷時バイパス用のダイオードとを備え、前記端子板及び前記ダイオードの周りが樹脂部でモールド被覆され、前記樹脂部が、前記ダイオードに被着される一次樹脂層と、前記一次樹脂層とは異なる樹脂からなる二次樹脂層とからなり、前記ダイオードの周りを被覆する層が、前記一次樹脂層のみで構成され、前記一次樹脂層が、前記二次樹脂層に比べ、耐熱性が高く、かつ前記ダイオードの膨張係数により近い膨張係数を有しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ダイオードが、整流機能を有して前記2つの端子板のうちの一方の端子板に支持されるベアチップと、前記ベアチップと他方の端子板とに架け渡して接続される導体片とからなるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記端子板が、太陽電池モジュールからのリードが接続されるリード接続部を有し、前記リード接続部が、筒状の包囲部の開口内に臨むように配置され、前記包囲部が前記二次樹脂層のみで構成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
端子板及びダイオードの周りが樹脂部でモールド被覆され、ダイオードの周りを被覆する層が一次樹脂層のみで構成されているから、ダイオードで発生した熱が一次樹脂層を介して大気に逃がされる。したがって、大気への放熱経路として、樹脂層が二重とならないため、熱がこもり難く、放熱性に優れる。また、樹脂部が一次樹脂層とは別に二次樹脂層を有するから、一次樹脂層で賄うことができない機能を二次樹脂層で補完することができる。この場合、一次樹脂層が、二次樹脂層に比べ、耐熱性が高く、かつダイオードの膨張係数により近い膨張係数を有しているから、ダイオードが高熱になっても放熱できるとともに、熱膨張によってダイオードに加わる負荷を低減できる。一方、このような特性が強く必要とされない二次樹脂層については一次樹脂層よりも安価な材料で済ますことができる。
<請求項2の発明>
ダイオード自体はベアチップと導体片とからなり、樹脂によってパッケージ化されていないため、ダイオードの発熱が一次樹脂層にダイレクトに伝わり、放熱性にいっそう優れる。
<請求項の発明>
端子板がリード接続部を有し、リード接続部が筒状の包囲部の開口内に臨むように配置され、包囲部が二次樹脂層のみで構成されているから、放熱の要請が低いリード接続部の周りが二次樹脂層で包囲され、放熱の要請が高いダイオードに一次樹脂層が被覆されることとなる。これにより、一次樹脂層と二次樹脂層とがそれぞれ必要部位に適宜分配される。
本発明の実施形態1において、ケーブルが接続された太陽電池モジュール用端子ボックスの平面図である。 各端子板を樹脂部で被覆する前のダイオードモジュールの平面図である。 図2のA−A断面図である。 ダイオードモジュールの平面図である。 太陽電池モジュール用端子ボックスの平面図である。 図5のB−B断面図である。 ダイオードの放熱経路を説明するための概念図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。実施形態1に係る太陽電池モジュール用端子ボックス(以下、単に端子ボックス10という)は、相互に直列接続された多数の太陽電池セルを配する太陽電池パネル100(図7を参照)の裏面側に取り付けられるものであって、複数の端子板21と、対応する2つの端子板21間に架橋される逆負荷時バイパス用のダイオード22と、各端子板21及びダイオード22の周りを覆う一次樹脂層23とを備えている。そして、この端子ボックス10は、ダイオードモジュール20を中間品として一次成形され、その後、二次成形されることによって完成させられる。
端子板21は、導電性の金属板を切断等して帯状に形成され、図2に示すように、幅方向に4つ横並びで配置されている。各端子板21の前端部には、太陽電池セル群からの図示しないリードが半田付けにより接続されるリード接続部24が形成されている。リード接続部24には、リードが挿入される横長の接続孔25が開口して形成されている。
各端子板21のうち、幅方向両端に位置する2つの端子板21は、太陽電池セル群から起電力を取り出すためのプラス側及びマイナス側の両ケーブル90がそれぞれ接続されるケーブル接続端子21Aとされている。ケーブル接続端子21Aの前端部には、リード接続部24と隣接する位置に、一対のケーブル接続部26が幅方向両端外方に突出して形成されている。ケーブル接続部26の中間部には、前方へ段違い状にシフトした屈曲部27が形成されている。また、両ケーブル接続部26の先端部には、オープンバレル状のバレル部28が形成されている。バレル部28には一対のバレル片29が立ち上げ形成され(図9を参照)、両バレル片29がケーブル90の端末部における芯線部91に巻き付けられることにより、ケーブル接続端子21Aがケーブル90にかしめ接続されるようになっている。
ダイオード22は、扁平なベアチップ22Aと、ベアチップ22Aに接続される金属板状の導体片22Bとからなり、これ自体は樹脂によってパッケージ化されていない。ベアチップ22Aは、P側領域(アノード領域)とN側領域(カソード領域)とを積層してなり、端子板21の表面の幅方向略中央部に直接載せられている。ベアチップ22Aの底面は端子板21の表面に半田付けにより接続されている。本実施形態の場合、4つの端子板21のうち図示向かって右側3つの端子板21にベアチップ22Aが支持されるようになっている。
導体片22Bは、図3に示すように、一端から他端にかけて幅方向に細長く延びる形態とされ、その幅方向一端部が、ベアチップ22Aの天面(ベアチップ22Aの底面とは異なる極性)に半田付けにより接続され、その幅方向他端部が、ベアチップ22Aを支持する端子板21と隣接する端子板21に半田付けにより接続されている。つまり、導体片22Bは、互いに隣接する端子板21間に架橋され、全体として4つの端子板21間に3つ配置されている。
ここで、各端子板21は、ベアチップ22Aが発熱した場合にその熱を逃がす放熱板としての機能を兼備している。各端子板21には、ベアチップ22Aを支持する部分と、リード接続部24及びケーブル接続部26を有する部分との間に、段差31が形成され、段差31を境として、ベアチップ22Aを支持する部分の放熱面積が拡張されている。もっとも、ベアチップ22Aを支持しない図示向かって左側のケーブル接続端子21Aは、放熱の要請が低いため、他の端子板21よりも面積が小さくされている。これにより、スペース効率の向上が図られるようになっている。
ダイオードモジュール20は、図4に示すように、上記した各端子板21及び各ダイオード22に加え、各ダイオード22の周りを覆うようにモールド被覆された一次樹脂層23を備えてなる。言い換えれば、ダイオードモジュール20は、各ダイオード22が一次樹脂層23によって各端子板21もろとも樹脂パッケージ化された形態になっている。
一次樹脂層23は、各端子板21の前端部には形成されておらず、各端子板21のうち前端部を除く部分の全体に被着されている。これにより、ダイオードモジュール20には、リード接続部24及びケーブル接続部26が露出して配置される。そして、一次樹脂層23は、平面視矩形の扁平マット状をなし、各端子板21のうち段差31の直前方位置から後方の部分に表裏両面に亘って薄く被着されている。かかる一次樹脂層23は、各端子板21間を所定間隔に保つとともに、各端子板21と各ダイオード22との間に過大な応力が作用するのを回避し、かつ、各端子板21及び各ダイオード22を絶縁被覆する役割をになっている。
一次樹脂層23の表面には、ダイオード22の外形に沿った凸状の外形をなす被着部32が形成されている。被着部32は、一次樹脂層23の前後方向略中央部において幅方向の略全幅に亘って直線状に延びる形態とされている。被着部32を含む一次樹脂層23の厚みは、端子板21の表面からダイオード22の表面にかけてほぼ一定とされている(図6を参照)。
また、一次樹脂層23の表面には、被着部32よりも前方に、爪状の突条部33が形成されている。突条部33は、幅方向の略全幅に亘って直線状に延びる形態をなしている。さらに、一次樹脂層23の表面には、突条部33よりも前方となる前端部に、横長スリット状の凹溝34が形成されている。凹溝34は、幅方向の略全幅に亘って直線状に延びる形態をなし、凹溝34を通して各端子板21の表面が露出している。
一次樹脂層23は、ポリフェニレンサルファイド(以下、PPS)等の耐熱性に優れた熱可塑性樹脂によって構成されている。また、一次樹脂層23には、ガラス繊維が含有されており、これによって耐熱性の向上が実現されている。
続いて、端子ボックス10について説明すると、端子ボックス10は、上記したダイオードモジュール20に加え、二次樹脂層41からなる包囲部42を備えてなる。さらに、包囲部42は、一次樹脂層23の前端部に一体に連結される平板状の連結部43と、連結部43の前方において各リード接続部24及び両ケーブル接続部26の周りを取り囲むようにして立ち上がる筒状の筒部44とからなる。本実施形態においては、一次樹脂層23と二次樹脂層41とによって樹脂部50が構成される。
連結部43は、図6に示すように、一次樹脂層23の前端部の表面に薄く被着され、その後端が突条部33に密着するとともに、その表面が突条部33の突端とほぼ同一高さで配置されている。二次樹脂層41の成形時には、突条部33によって溶融樹脂が塞き止められるようになっている。
二次樹脂層41は、ポリフェニレンエーテル(以下、PPE)等の対候性、機械的性質に優れた熱可塑性樹脂によって構成され、ここにガラス繊維は含まれていない。一次樹脂層23を構成するPPSは、二次樹脂層41を構成するPPEに比べ、線膨張係数が小さく、かつ各端子板21及び各ダイオード22の導体片22Bを構成する銅合金等の金属により近い線膨張係数を有している。
筒部44は、ダイオードモジュール20の全幅を越える平面視横長円形の開口部45を有し、この開口部45内に、各リード接続部24及び両ケーブル接続部26が臨むように配置されている。筒部44の後部の根元部分は凹溝34内に入り込み、これによって二次樹脂層41が一次樹脂層23に緊密に密着されるようになっている。
筒部44の幅方向両端部の外面には、図5に示すように、円筒状のケーブル挿入部46が突出して形成されている。ケーブル挿入部46内には、ケーブル90が挿入される挿入孔47が幅方向に貫通して形成されている。ケーブル90は、筒部44の挿入孔47から幅方向両端外方に引き出されるようになっている。また、ケーブル挿入部46の外周面には、環状溝48が全周に亘って形成され、さらにゴム栓80が嵌着されるようになっている(図1を参照)。ゴム栓80は、挿入孔47とケーブル90との間の隙間を埋めることにより、筒部44内に水が浸入するのを阻止する役割をになっている。
筒部44の開口部45は、その幅方向両端側の底面部が閉止板49によって閉止され、閉止板49には両ケーブル接続端子21Aのバレル部28が載せられている。閉止板49には、バレル部28と対応する位置に、治具孔61が開口して形成されている。筒部44の開口部45の上端には、段付き状の受け部62が全周に亘って形成され、受け部62には、カバー(図示せず)の周縁部が支持可能とされている。
次に、本実施形態に係るダイオードモジュール20及び端子ボックス10の製造方法等について説明する。
まず、各端子板21にダイオード22を半田付けにより接続させる(図2を参照)。このとき、各端子板21と各ダイオード22との接続部位に過剰な応力が作用しないよう、各端子板21間がキャリアで一体に連結されているとよい。かかるキャリアは一次樹脂層23の成形後に切断して除去され得る。
続いて、上記の各端子板21と各ダイオード22とが一体化されたものを一次成形用の金型(図示せず)内にセットし、この金型内に溶融樹脂を射出充填する。すると、リード接続部24及びケーブル接続部26を除く各端子板21の部分及び各ダイオード22の周りに溶融樹脂が薄く被着され、溶融樹脂の硬化後、一次樹脂層23が形成される。かくしてダイオードモジュール20が製造される(図4を参照)。
次に、ダイオードモジュール20を二次成形用の金型(図示せず)内にセットし、この金型内に溶融樹脂を射出充填する。溶融樹脂の硬化後、一次樹脂層23の前端部には、リード接続部24及びケーブル接続部26の周りを取り囲むようにして二次樹脂層41としての包囲部42が一体に形成される。かくして、端子ボックス10が製造される(図5及び図6を参照)。
その後、ケーブル挿入部46の挿入孔47に両側外方からケーブル90を挿入する。バレル部28にケーブル90の芯線部91を支持させた状態で、治具孔61に下方からかしめ治具(図示せず)を挿入し、このかしめ治具の操作によってバレル片29に曲げ加工を施すことにより、ケーブル接続部26にケーブル90を接続固定する。そして、ケーブル90に予め貫通させたゴム栓80をケーブル挿入部46側に引き上げ、ケーブル挿入部46の外周面にゴム栓80を嵌着させる(図1を参照)。このとき、ケーブル挿入部46の環状溝48にゴム栓80の内周部が入り込むことで、ケーブル挿入部46に対するゴム栓80の密着性が高められる。
次いで、太陽電池パネル100の裏面に端子ボックス10の底面を接着剤等で取り付ける。取り付けの過程で、筒部44の開口部45内にリードを引き込み、接続孔25を介して、対応する端子板21のリード接続部24にリードの先端部を半田付けにより接続させる。続いて、筒部44内にシリコン樹脂等の絶縁樹脂からなる封止材を導入充填し、封止材の硬化後、受け部62にカバーを嵌着して、筒部44の蓋締めを行う。かくして、端子ボックス10の太陽電池パネル100への装着が完了する。
ところで、ダイオード22は、使用時に高温になるため、自身の熱によってダメージを受け、整流機能に支障を来たすことが懸念される。しかるに本実施形態によれば、図7に概略的に示すように、ダイオード22で発生した熱が、各端子板21を介して一次樹脂層23の底面から太陽電池パネル100側へ迅速に逃がされるとともに、一次樹脂層23の天面から大気側へ迅速に逃がされるため、ダイオードモジュール20(端子ボックス10)内に熱がこもるのが回避される。しかも、ダイオード22の周りに被着部32が被着され、この被着部32がダイオード22の外形に沿った外形をなしているから、被着部32の厚みが極小さく抑えられ、放熱性が格段に向上する。
また、ダイオードモジュール20には、リード接続部24及びケーブル接続部26が露出して配置されているから、ダイオードモジュール20の成形後に、リードの接続作業及びケーブル90の接続作業を円滑に行うことができる。
また、各端子板21が横一列に並んで配置され、並び方向両端に位置するケーブル接続端子21Aのリード接続部24に隣接してケーブル接続部26が一体に連結されているから、ダイオードモジュール20が、一次樹脂層23でモールド被覆される領域と、リード接続部24及びケーブル接続部26を有する領域とに、二分割され、成形性に優れる。
また、各端子板21がインサートによって一次樹脂層23と一体化された射出成形品とされているから、成形が容易であるとともに、一次樹脂層23の各端子板21への被着量を微少に調整できる。
また、ダイオードモジュール20の先端部に筒状の包囲部42が後付けで形成されているから、ダイオードモジュール20から端子ボックス10を容易に製造できる。
さらに、筒部44の開口部45内に絶縁性の封止材が導入され、筒部44に封止材を覆うようにカバーが被せ付けられるから、封止材の導入量を筒部44の内部のみに少なく抑えることができる。
さらに、本実施形態によれば、樹脂部50が一次樹脂層23とは別に二次樹脂層41を有しているから、一次樹脂層23で賄うことができない機能を二次樹脂層41で補完することができる。
また、ダイオード22自体はベアチップ22Aと導体片22Bとからなり、樹脂によってパッケージ化されていないため、ダイオード22の発熱が一次樹脂層23にダイレクトに伝わり、放熱性にいっそう優れる。
また、一次樹脂層23が、二次樹脂層41に比べ、耐熱性が高く、かつダイオード22の膨張係数により近い膨張係数を有しているから、ダイオード22が高熱になっても放熱できるとともに、熱膨張によってダイオード22に加わる負荷を低減できる。一方、このような特性が強く必要とされない二次樹脂層41については一次樹脂層23よりも安価に済ますことができる。
また、各端子板21がリード接続部24を有し、リード接続部24が筒部44の開口部45内に臨むように配置され、筒部44を含む包囲部42が二次樹脂層41のみで構成されているから、放熱の要請が低いリード接続部24の周りが二次樹脂層41で包囲され、放熱の要請が高いダイオード22に一次樹脂層23が被覆されることとなる。これにより、一次樹脂層23と二次樹脂層41とがそれぞれ必要部位に適宜分配される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)樹脂部が、ダイオードの周りのみに被着される構成であってもよい。
(2)ケーブル接続部がケーブル接続端子のうちリード接続部の形成側とは反対側の前端部に形成されるものであってもよい。
(3)PPSに代えて、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることも可能である。
(4)ダイオードとしては、ベアチップと導体片とを樹脂パッケージ化したパッケージダイオードを用いることも可能である。
(5)各端子板が、2つのケーブル接続端子のみで構成され、ダイオードが両ケーブル接続端子間に橋絡して1つだけ形成されるものであってもよい。
10…太陽電池モジュール用端子ボックス(端子ボックス)
20…ダイオードモジュール
21…端子板
22…ダイオード
23…一次樹脂層
24…リード接続部
26…ケーブル接続部
41…二次樹脂層
42…包囲部
45…開口部
50…樹脂部
90…ケーブル
100…太陽電池パネル

Claims (3)

  1. 複数の端子板と、各端子板のうちの対応する2つの端子板に接続される逆負荷時バイパス用のダイオードとを備え、
    前記端子板及び前記ダイオードの周りが樹脂部でモールド被覆され、前記樹脂部が、前記ダイオードに被着される一次樹脂層と、前記一次樹脂層とは異なる樹脂からなる二次樹脂層とからなり、前記ダイオードの周りを被覆する層が、前記一次樹脂層のみで構成され、
    前記一次樹脂層が、前記二次樹脂層に比べ、耐熱性が高く、かつ前記ダイオードの膨張係数により近い膨張係数を有していることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  2. 前記ダイオードが、整流機能を有して前記2つの端子板のうちの一方の端子板に支持されるベアチップと、前記ベアチップと他方の端子板とに架け渡して接続される導体片とからなる請求項1記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  3. 前記端子板が、太陽電池パネルからのリードが接続されるリード接続部を有し、前記リード接続部が、筒状の包囲部の開口内に臨むように配置され、前記包囲部が前記二次樹脂層のみで構成されている請求項1又は2記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
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