JP5484102B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は太陽電池モジュールに関するものである。
従来の太陽電池モジュールは、多数の太陽電池セルを直列接続している。それゆえ、外部環境の影響等で一部の太陽電池セルに影が生じた場合は、該太陽電池セルからの発熱により逆バイアス電圧が印加され異常温度上昇を生じる。
図12は従来の太陽電池モジュールの端子箱の断面図であり、一般的なダイオードが太陽電池パネルの非受光面側に配置されているものである。
直列接続された太陽電池セルは、枚数が増えるほど影になった太陽電池セルの異常温度上昇は大きくなるため、部分的に影になった太陽電池セルの異常温度上昇による破損を防ぐために、太陽電池セルの直列数が20個程度以下毎にバイパスダイオードが接続されている。そして、部分的に影になった太陽電池セルがあると、バイパスダイオードの方に電流が流れるような仕組みになっている。
しかし、バイパスダイオードは端子箱内に収納されているため、放熱性が良くなく、温度が上がりやすい。また、端子箱の内部は絶縁性の樹脂にて封止してあることに加え、端子箱が樹脂成形品のため伝熱性が悪くバイパスダイオードの温度が上がりやすい。
さらに、従来の太陽電池セル1枚の大きさは100mm角程度であったが、大型化し150mm角も実用化されている傾向にある。ここで、太陽電池セルの出力電流はその面積に比例するため、従来の100mm角に比べて150mm角の太陽電池セルの出力電流は2倍以上となってダイオードの温度上昇がより高くなるという恐れがあった。
さらに、太陽光のエネルギーは熱として太陽電池セルの温度を上昇させる。ここで、この太陽電池セルの熱は裏面側にある端子箱に伝わり、内部のバイパスダイオードの温度も上昇させるというおそれもあった。
このような問題に対し太陽電池モジュールの端子箱の蓋を金属製にしたものが提案されている。さらに、端子箱の蓋の一部がダイオードの面に直接接触、又は充填剤を介して接触させたものも提案されている。またさらに、端子箱と太陽電池パネルの裏面との間に空気層を設けるとともに、端子箱の蓋を金属製にしたものなども提案されている(以上、特許文献1参照)。
特開平11−251614号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、ダイオードが端子箱内の太陽電池モジュール側の面と直接接触しているため、ダイオードの発熱による温度上昇でEVAが発泡すること、及び、ダイオードから外気への放熱が効率よく行えないという問題については、まだ改善されていなかった。
これは、太陽電池モジュールの端子箱の蓋を金属製にして、さらに、端子箱の蓋の一部がダイオードの面に直接接触し、さらに、端子箱と太陽電池パネルの裏面との間に空気層を設けたとしても、太陽電池パネルから端子箱を伝って太陽電池モジュール裏面接合面に熱が伝導してしまうためである。
また、蓋を金属製にしただけでは外気温の影響を受けて蓋の温度が上がることもあり、喚起が悪い場所では蓋が熱くなり、逆に端子箱内の温度が上がってしまうという問題があった。また、蓋に直接接着されておらず、端子箱全体の熱膨張の影響で、蓋とダイオードとの接触度合いが変わるため、安定した冷却効果が得られないという問題があった。また、空気層を設けることでも強制的に空冷しなければ有効には働かないことがわかっている。
上記の目的を達成するために本発明の太陽電池モジュールは、受光面及び該受光面の裏面に相当する非受光面と、外部に導出される配線と、を有する太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルの前記非受光面に配置される端子箱と、を有する。さらに、本発明の太陽電池モジュールは、前記端子箱内で前記配線と電気的に接続される出力ケーブルと、前記出力ケーブルと接続され、前記端子箱内に配置されるダイオードと、を備えている。そして、本発明の太陽電池モジュールにおいて、前記ダイオードは、前記太陽電池パネルの前記非受光面と非接触になるように配置されている。さらに、本発明の太陽電池モジュールにおいて、前記端子箱は、内部において互いに区画され、外部に開口する開口部をそれぞれ有する第1収納部及び第2収納部を有し、前記第1収納部には、前記配線が配置され、前記第2収納部には、前記ダイオード及び前記出力ケーブルが配置されており、前記第1及び第2収納部内には、それぞれ前記充填材が充填されている。
本発明の太陽電池モジュールによれば、端子箱内に配置されるダイオードが太陽電池パネルの非受光面と非接触になるように配置されていることにより、ダイオードが太陽電池モジュール側からの熱を直接受けないので、ダイオードの異常発熱を低減できる。
本発明の太陽電池モジュールの一実施形態に係る端子箱付近の断面図である。 本発明の太陽電池モジュールの一実施形態に係る端子箱付近の製造工程の一部を説明する断面模式図であり、(a)はダイオードを放熱板と電極へ半田付けした状態、(b)は端子箱に充填材を封入した状態を示すものである。 本発明の太陽電池モジュールの一実施形態に係る端子箱付近の製造工程の一部を説明する断面模式図であり、(a)は図2(b)の端子箱の向きを反転させた状態、(b)は端子箱を太陽電池パネルの非受光面側に接着した状態を示すものである。 本発明の太陽電池モジュールの他の実施形態に係る端子箱付近の製造工程の一部を説明する断面模式図であり、(a)はダイオードを放熱板と電極へ半田付けした状態、(b)は端子箱を太陽電池パネルの非受光面側に接着した状態を示すものである。 本発明の太陽電池モジュールの一実施形態および他の実施形態に共通して係る製造工程の一部を説明する端子箱付近の断面模式図であり、(a)は配線と電極板とを接続した状態、(b)は配線と電極とが配された第1収納部内に充填材を封入した状態を示すものである。 本発明の太陽電池モジュールの一実施形態および他の実施形態に共通して係る製造工程の一部を説明する端子箱付近の断面模式図であり、第1収納部の開口部にカバーを配置した状態を示すものである。 本発明の太陽電池モジュールの一実施形態および他の実施形態に共通して係る端子箱の斜視図である。 図7のX−Xの面から見た断面模式図である。 図8と異なる実施形態において、図7のX−Xの面から見た断面模式図である。 図7のY−Yの面から見た断面模式図である。 図8と異なる実施形態において、X−Xの面から見た断面模式図である。 従来の太陽電池モジュールの端子箱の断面図であり、ダイオードの位置を説明するためのものである。
以下、図面を参照して本発明について説明する。まず、本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールについて、図1〜図6を用いて説明する。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールは、図1及び図2に示すように、端子箱1と、非受光面2を有する太陽電池パネル10と、を有している。また、本実施形態において、端子箱1の内部には、出力ケーブル5、電極6、太陽電池パネル10から導出される配線7、及び出力ケーブルと電極6とに接続されるダイオード11が収納されている。さらに、本実施形態では、端子箱1の内部に充填材3が充填されている。
端子箱1は、太陽電池パネルから導出される配線7、ダイオード11及び配線7とダイオード11を電気的に接続する電極6等を収納するとともに、外部環境からこれらの部材を保護する機能を有している。また、端子箱1は、太陽電池パネルの非受光面2と対向する対向面1aを有している。この対向面1aは、非受光面2と対向する端子箱1の内側面を指す。端子箱1の材質は、強度が高く耐候性が良い樹脂や金属などを用いればよく、特に制限されない。このような樹脂材料としては、端子箱1からの漏電の発生を低減するという観点から、例えば、電気絶縁性の高い樹脂である変性ポリフェニレンエーテル樹脂(変性PPE樹脂)が好適であるが、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエステル、ポリアリレート、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン又はABS樹脂を用いてもよい。また、樹脂材料の場合は、紫外線から保護する観点から、黒色に着色することが好ましい。樹脂を着色する方法としては、例えば、樹脂に顔料などを混合することなどが挙げられる。なお、樹脂材料で構成される端子箱1は、例えば、射出成型などにより成形することができる。一方で、金属材料としては、例えば、鉄又はアルミニウムを用いることができる。このような金属材料は、外部からの衝撃に対する強度が高く、耐火性にも優れている。加えて、上述の金属材料は、樹脂材料に比べて放熱性(熱伝導率が高い)に優れている。なお、金属材料で構成される端子箱1は、例えば、鋳造法で作製できる。
また、端子箱1は、図1等に示すように、太陽電池パネル10から導出される配線7及び電極6の一部が配置されている第1収納部1bと、出力ケーブル5及び電極6の一部と、ダイオード11と、が配置されている第2収納部1cと、を有している。また、第1収納部1bは、外部に開口する開口部8を有し、第2収納部1cは、外部に開口する開口部8’を有する。第1収納部1bの開口部8は、太陽電池パネル10が位置する方向と反対方向、すなわち、外部側(外気側)に向かって開口し、第2収納部1cの開口部8’は、太陽電池パネル10に向かって開口する。それゆえ、端子箱1が太陽電池パネル10の非受光面2に配置されると、第2収納部1cの開口部8’は、太陽電池パネル10の非受光面2で塞がれる。一方で、第1収納部1bの開口部8は、端子箱1をシリコーン樹脂、エポキシ樹脂等の接着剤で太陽電池パネル10と接着した後、カバー9で塞がれる。なお、第1収納部1b及び第2収納部1cは、互いに区画されるように設けられている。
太陽電池パネル10は、太陽光を電気に変換する光電変換機能を有している。また、太陽電池パネル10は、主として光を受光する受光面2’と、該受光面2’の裏面に相当し、端子箱1が取り付けられる非受光面2と、を有している。太陽電池パネル10は、例えば、多結晶又は単結晶シリコンからなる半導体基板を電気的に直列接続してなる結晶シリコン系太陽電池、アモルファスシリコンの薄膜をガラス基板等に積層してなる薄膜シリコ
ン太陽電池又はカルコパイライト系のCISやCIGS系、GaAs系の化合物をガラス基板等に積層してなるか化合物系太陽電池等を用いることができる。また、太陽電池パネル10は、外部に出力を取り出すための出力取出電極(図示なし)と、該出力取出電極から端子箱1内に配置されている電極6に接続される配線7と、を有している。出力取出電極及び配線7は、導電性を有するもので構成されており、例えば、銀、銅の金属が用いられる。出力取出電極及び配線7は、例えば、半田で接続される。
充填材3は、端子箱1の内部に配置される部材(配線7、ダイオード11等)の酸化(錆)抑制、金属腐食性ガスやカビ等による電気回路の腐食抑制及び高電圧などから作業者を保護するような機能を有する。このような充填材3として、例えば、硬化後に経時的な物性変化が少ないエポキシ樹脂、硬化後も一定の弾力を残して周囲の部品の熱膨張・熱収縮に沿って伸縮するウレタン樹脂などが好適に用いられる。
次に、本実施形態の充填材3の充填方法について説明する。まず、図2(a)に示すように、端子箱1内(第2収納部1c)に第1放熱部材4a、出力ケーブル5、電極6及びダイオード11を配設する。次いで、図2(b)に示すように、第2収納部1cの開口部8’から充填材3の前駆体となる充填材ペーストをディスペンサ等で注入して充填し、硬化させることにより、充填材3を形成する。このとき、充填材3は、太陽電池パネル10の非受光面2と対向する対向面1aを覆うように配置される。次いで、図3(a)に示すように、第2収納部1cの開口部8’が太陽電池パネル10の非受光面2と対向するように配置する。最後に、図3(b)に示すように、端子箱1を太陽電池パネル10の非受光面2に接着剤を介して接着する。また、本実施形態では、図3(b)に示すように、端子箱1を太陽電池パネル10に接合する際、太陽電池パネル10の非受光面2と充填材3とが非接触となるような空隙を設ければ、太陽電池パネル10から充填材3への熱伝導を低減することができる。また、本実施形態によれば、第2収納部1cに予め充填材3を充填してなる端子箱1を太陽電池パネル10に接着することができるため、従来のように、太陽電池パネルに端子箱を接合した後に、充填材3を注入する方法に比べて、充填材ペーストの乾燥硬化に使用する装置の小型化を実現できる。
次に、本実施形態において、第1収納部1bのみに充填材3を形成する場合について説明する。まず、図4(a)に示すように、第1収納部1bに第2収納部1cから引き出された電極6の一部を配置した端子箱1を準備する。次いで、図4(b)に示すように、第2収納部1cの開口部8’が太陽電池パネル10の非受光面2と対向するように、端子箱1を太陽電池パネル10の非受光面2と接着する。次いで、図5(a)に示すように、太陽電池パネル10から導出された配線7と第1収納部1b内の電極6とを半田で電気的に接続する。次いで、図5(b)に示すように、第1収納部1bの開口部8から充填材3の前駆体となる充填材ペーストをディスペンサ等で注入して充填し、硬化させることにより、充填材3を形成する。最後に、第1収納部1bの開口部8をカバー9で塞ぐ。このような
形態によれば、太陽電池モジュールの使用環境に応じて、第2収納部1cに充填材3を充填しなくても信頼性を維持できる場合、第2収納部1cに充填材3を配することなく、第1収納部1bに充填材3を充填できるため、充填材3の使用量を低減できる。
放熱板4(第1放熱部材4a)は、ダイオード11から発せられる熱を外部に効率良く放熱する機能を有している。本実施形態において、放熱板4(第1放熱部材4a)は、端子箱1の対向面1aとダイオード11との間に配置されている。換言すれば、ダイオード11は、第1放熱部材4aを介して対向面1aと接着されている。放熱板4(第1放熱部材4a)の材質には、例えば、鉄、ステンレス、銅又はアルミニウムのような金属が用いられる。この金属では、熱伝導率が比較的高いという観点から、銅又はアルミニウムが好適である。また、放熱板4の材質は、上述した金属に限ることなく、熱伝導率が比較的高
いエポキシ系樹脂又はアクリル系樹脂を用いてもよく、これらの樹脂の放熱性をより高めるべく、上述した金属のフィラーを上記樹脂に含有させてもよい。さらに、放熱板4は、端子箱1よりも熱伝導性(熱伝導率)を高くすれば、より放熱性を高めることができる。また、このような放熱板4を設ければ、太陽電池パネル10で生じた熱を、端子箱1を介して外部に放熱しやすくなるため、太陽電池パネル10で使用されるEVA等の封止樹脂の熱による発泡等を低減できる。なお、第1放熱部材4aは、本実施形態のような板状体に限定されることなく、種々の形状を選択することができる。
出力ケーブル5は、太陽電池パネル10で発電された電気を外部負荷に導く機能を有している。そのため、出力ケーブル5及び配線7は、電気的に接続されている。なお、本実施形態において、出力ケーブル5及び配線7は、電極6を介して電気的に接続されている。このような出力ケーブル5としては、例えば、銅線に樹脂が被覆されたものを用いることができる。
ダイオード11は、太陽電池パネル10を構成する太陽電池セルが部分的に影になった場合に、当該太陽電池セルで生じる温度上昇を低減する機能を有する。具体的には、影になった太陽電池セルに流れるべき電流をダイオード11に流すように作用させることによって、太陽電池セルの温度上昇を低減させている。ダイオード11は、必要に応じて数を増やしてもよい。
そして、本実施形態に係る太陽電池モジュールは、ダイオード11が太陽電池パネル10の非受光面2と非接触となるように、端子箱1内に配置されている。そのため、本実施形態では、ダイオード11が太陽電池パネル10側からの熱を直接受けにくいので、ダイオード11の異常発熱を低減できる。さらに、本実施形態では、ダイオード11が外気に近い側の端子箱1の対向面1aに設けられているため、外気への放熱を効率よく行うことができる。なお、本実施形態では、端子箱1の対向面1aにのみダイオード11が配置されているが、これに限定されなくてもよい。すなわち、本発明では太陽電池パネル10の非受光面2と非接触になるようにダイオード11が配置されていればよく、例えば、端子箱1内の側面部にダイオード11を配置してもよい。
次に、本発明の太陽電池モジュールの他の実施形態について図7〜図10を参照しつつ説明する。
本実施形態では、端子箱1が基板部12と蓋部13とを有している点で上述した図1〜図6で示した実施形態と相違する。基板部12は、図8に示すように、太陽電池パネル10の非受光面2と接触するように接着されている。
一方で、蓋部13は、図8に示すように、対向面1aを含むとともに、太陽電池パネル10の非受光面2と非接触となるように配置されている。また、蓋部13は、ダイオード11が配置されている対向面1aの裏面に相当する位置において端子箱1内に向かって窪む凹部13aを有している。このような形態によれば、蓋部13の外気との接触面積を大きくすることができるため、端子箱1の放熱性を高めることができる。
また、蓋部13は、図9に示すように、凹部13aの裏面に相当する位置において対向面1aから端子箱1内に向かって突出するとともに、頂面にダイオード11が配置される複数の凸部13bを有していてもよい。このとき、端子箱1内には、凸部13bの頂面を除く部位と接触するように第2放熱部材4bが配置されている。すなわち、蓋部13の凹凸形状に沿った形状を有する第2放熱部材4bを設ければ、放熱可能な領域を大きくできるため、より放熱性を高めることができる。このような第2放熱部材4bは、プレス成型等で所望の形状となるように形成すればよい。さらに、本実施形態では、ダイオード11
を蓋部13の対向面1aだけでなく、端子箱1の内側面にも配置してもかまわない。
また、本実施形態のような構造を有する端子箱1は、図10に示すように、例えば、凹部13aの深さを一定とし、且つ太陽電池パネル10上で傾斜するように配置すると、外気が凹部13a内を流れやすく(移動しやすく)なるため、端子箱1の冷却効率を向上させることができる。
また、上記した実施形態の変形例としては、図11に示すように、ダイオード11が隣り合う凸部13b間に配置されている形態がある。加えて、このような形態では、蓋部13のダイオード11が配置されていない凸部13bの周面と接触するように第2放熱部材4bが設けられている。本実施形態では、上述した形態と同様に、蓋部13の凹凸形状に沿った形状を有する第2放熱部材4bを設けているため、放熱可能な領域を大きくでき、より放熱性を高めることができる。
上記実施形態に沿って具体的な実施例を以下に説明する。
試料1として図12に示す端子箱、試料2として図7に示す端子箱をそれぞれ用意した。
表1は外気温が常温の場合における端子箱内外の温度の測定結果である。また、表2は外気温が高温の場合における端子箱内外の温度の測定結果である。
電流については6Aと8Aでの2条件で測定し、端子箱内の温度を1箇所、端子部分3箇所とそれらに対応するダイオード3箇所の温度、端子箱の上面の温度を1箇所、測定環境の外気温度について測定した結果を表1及び表2に示す。
Figure 0005484102
表1では試料1よりも試料2の方が端子箱1内の温度が低いことがわかるとともに、端子箱1の上面の温度が高くなっていることから、有効に端子箱1の外部に放熱されていることがわかる。
なお、ダイオード11の温度自体は試料1よりも試料2の方が高いが、これは太陽電池パネル10の熱容量の方が端子箱1の対向面1aよりも大きく、且つ試料1の端子箱が太陽電池パネルの非受光面に対して直に接着されているため、ダイオード11の熱が太陽電池パネル10に移動(放熱)しやすいからである。それゆえ、試料1では、太陽電池パネル10にEVAが使用される場合、当該熱によって該EVAに発泡等の不具合が発生するおそれがある。
Figure 0005484102
表2では試料1よりも試料2の方が端子箱1内の温度が低いことが判るとともに、端子箱1の上面の温度が高くなっていることから、有効に端子箱1の外部に放熱されていることがわかる。
また、ダイオード11の温度は試料1よりも試料2の方が高いが、理由については上記のとおりである。
1;端子箱
1a;対向面
1b:第1収納部
1c:第2収納部
2;太陽電池パネルの非受光面
2’;太陽電池パネルの受光面
3;充填材
4;放熱板
4a:第1放熱部材
4b:第2放熱部材
5;出力ケーブル
6;電極
7;配線
8、8’;開口部
9;カバー
10;太陽電池パネル
11;ダイオード
12:蓋部
13:基板部
13a:凹部
13b:凸部

Claims (7)

  1. 受光面及び該受光面の裏面に相当する非受光面と、外部に導出される配線と、を有する太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの前記非受光面に配置される端子箱と、
    前記端子箱内で前記配線と電気的に接続される出力ケーブルと、
    前記出力ケーブルと接続され、前記端子箱内に配置されるダイオードと、を備え、
    前記ダイオードは、前記太陽電池パネルの前記非受光面と非接触になるように配置されており、
    前記端子箱は、内部において互いに区画され、外部に開口する開口部をそれぞれ有する第1収納部及び第2収納部を有し、
    前記第1収納部には、前記配線が配置され、
    前記第2収納部には、前記ダイオード及び前記出力ケーブルが配置されており、
    前記第1及び第2収納部内には、それぞれ前記充填材が充填されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記端子箱は、内部に前記太陽電池パネルの前記非受光面に対向する対向面を有し、
    前記ダイオードは、前記端子箱内の前記対向面側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記ダイオードは、前記対向面と第1放熱部材を介して配置されており、
    前記放熱部材は、前記端子箱よりも熱伝導性が高いことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記対向面を覆うように前記端子箱内に充填される充填材をさらに備え、
    該充填材は、前記端子箱内における前記太陽電池パネルの前記非受光面と非接触であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記端子箱は、前記太陽電池パネルの前記非受光面と接触する基板部と、該基板部と接合されており、前記対向面を具備する蓋部と、を備え、
    前記蓋部は、前記ダイオードが配置されている前記対向面の裏面に相当する位置において前記端子箱内に向かって窪む凹部を有していることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記蓋部は、前記凹部の裏面に相当する位置において前記対向面から前記端子箱内に向
    かって突出するとともに、頂面に前記ダイオードが配置される凸部を有し、
    前記凸部の前記頂面を除く部位と接触するように配置される第2放熱部材をさらに有することを特徴とする請求項に記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記端子箱は、前記太陽電池パネルの前記非受光面と接触する基板部と、該基板部と接合されており、前記対向面を具備する蓋部と、を備え、
    前記蓋部は、前記対向面から前記端子箱内に向かって突出する複数の凸部を有し、
    前記ダイオードは、隣り合う前記凸部間に配置されるとともに、前記蓋部の前記ダイオードが配置されていない前記凸部の周面と接触するように配置される第2放熱部材をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
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JP3624720B2 (ja) * 1998-10-29 2005-03-02 住友電装株式会社 太陽電池モジュール用端子ボックス装置
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