JP5272969B2 - 画像形成装置の二成分現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二成分現像剤を用いてトリクル現像を行う画像形成装置の二成分現像装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置には、一成分現像剤(トナー)を用いる方式のものと、二成分現像剤を用いる方式のものとがある。一成分現像剤を用いる方式は、取り扱いと制御が比較的容易であるため、現像剤としては一成分トナーが主流を占めていた。
ところが近年のように、印刷(以下、印字ともいう)処理の高速化に対する要望が強まってくると、印刷処理の高速化には二成分現像剤を用いる方式の方がよく対応できるため、二成分現像剤を用いた現像装置(又は現像器)が種々提案されるようになった。
このような二成分系現像剤はトナーとキャリアで構成される。キャリアは現像器内でトナーと混合撹拌されてトナーに所定の電荷を与える。電荷を与えられたトナーはキャリアの表面に一時的に付着してキャリアの表面を被覆する。
キャリアは電荷を帯びたトナーを感光体上に運び、感光体上の静電潜像にトナーを転移させて、静電潜像上にトナー像を現像させる。表面のトナーを放出したキャリアは現像ローラ上に残り、再び現像器内に戻って新たなトナーと再び混合撹拌され、トナーに電荷を与え、そのトナーを感光体上に運ぶ、というように繰り返し使用される。
上記のようなキャリアとトナーとの関係では、摩擦熱によってキャリア表面にトナーが融着するスペント化の問題がある。また、現像器内における攪拌によって、キャリア表面の樹脂被覆層の剥離や脱落が生じ、これによるキャリア抵抗変化が起こり、初期段階の画像に比べて経時的には画像濃度不足や画像のカブリ等の画像の劣化を招くという問題も生じている。
これに対して近年、キャリアに関して現像装置の長寿命化が要求されている。このような要望に応えて上記のような問題を解決するために、通常、キャリアには、磁性コアの表面に、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂、又はフッ素系樹脂等をコート材とした表面コート加工が施されることが多くなっている。
このような表面コート加工の改善策に加えて、表面の樹脂被覆層の剥離や脱落が生じて機能が低下した古いキャリアを新しいキャリアと入替えて、トナーの被着性を再生させ、現像装置の長寿命化を図る方法として、一般にトリクル現像といわれている現像方法がある。そして、そのようなトリクル現像を行う現像装置を設けた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
一般に、二成分現像剤を用いる現像装置の現像剤循環機構は、特許文献1、2、3にも見られるように、現像剤ホッパー内を二室に分けている。そして、二室それぞれに、攪拌機能と搬送機能を有する1本のスクリューを設け、それら2本のスクリューによって、現像剤を攪拌しながら現像剤ホッパー内を循環させ、且つ現像ローラに供給している。
このようなスクリューには、現像剤を効率良く循環経路にあわせて循環させるために、また攪拌効率を向上させるために、二室を結ぶ循環経路に対応する部分のフィン形状に変化を持たせてある(例えば、特許文献1の図2)。
そのようなフィン形状の変化点では、現像ローラ上の現像剤の状態に大きな影響を与える。このため、2本のスクリューのうち現像ローラ側のスクリューの、現像ローラの現像領域内には、フィン形状の変化点を設けることができない。
したがって、フィン形状の変化点となる攪拌搬送機構つまり現像剤の循環経路の一部を現像ローラの現像領域外つまり現像ローラの長手方向の一方又は両方の軸端近傍に対応する位置に構成する必要がある。
さらに、二成分現像剤を用いるトリクル現像では、現像装置に新しい現像剤を補給するタイミングで現像装置内部の古い現像剤を排出し、現像装置内に循環する劣化キャリアの割合を少しずつ減少させる方法をとっている。
このような循環方法を実行させるにはスクリューの構成により可能であるが、このような補給機構と排出機構も、現像ローラの現像領域内にあると現像が正常に機能しない。そのため、これらの機構も、特許文献1の図2に示される補給口82、回収口92、特許文献2の図1に示される余剰現像剤排出口20A、20B、補給用開口136、特許文献3の図1(a),(b) に示される現像剤補給口7、余剰現像剤排出経路8のように、現像ローラの現像領域外となる現像装置の端部に配置する必要がある。
また、スクリューが現像剤に埋まっていると、スクリューより上の現像剤を搬送することができず、画像に不具合が発生する。そのため、特許文献1、2、3のように、現像剤の循環経路はスクリューの上部が現像剤から露出するように設置する必要がある。そのため、2本のスクリューは現像ローラと共に、ほぼ水平方向に並んで平行に配置される。
本願の図4(a) は、特許文献1、2、3の記載に基づいて設計した場合の従来の現像装置の外観平面図であり、同図(b) はそのA−A´矢視断面である。同図(a) に示すように、現像装置1の全長bは、現像ローラ2の回転軸3の両端部を除いたローラ本体4の長さaに対して、「a:b=1:1.30」、つまりローラ本体4の長さの1.3倍の長さになる。
また、図4(b) に示すように、二室に仕切られた現像剤循環経路に配置された2本のスクリュー5及び6は、現像ローラ2と平行に且つ水平に配置され、その幅cは、現像ローラ2のローラ本体4の長さaに対して、「a:c=1:0.27」、つまりローラ本体4の長さの27%の幅である。
特開2001−194908号公報 特開2006−308689号公報 特開2005−091914号公報
上述したように、特許文献1の従来技術では、フィン形状の変化点、補給機構、排出機構等を現像ローラの現像領域外に設ける必要があることから、現像ローラのローラ本体の長さに対して現像装置の全長は1.3倍にもなり、現像装置の大型化、ひいては画像形成装置本体の大型化を招くという課題がある。
また、現像装置の幅も現像ローラのローラ本体の長さに比較して27%にもなり、且つ水平に配置する必要があるので、画像形成装置本体の大型化と共に、感光体に対する現像装置のレイアウトが、感光体のほぼ側面に現像する現像方式の配置に限定されてしまい、設計に自由度が無いという課題がある。
上記の課題を解決するために、本発明の二成分現像装置は、二成分現像剤を用いてトリクル現像を行う画像形成装置の二成分現像装置において、外部を覆う筐体と内部に設けられた隔壁と現像ローラの周面とにより形成された第1の室に配設された第1の攪拌搬送スクリューと、上記筐体と上記隔壁とにより形成された第2及び第3の室にそれぞれ配設された第2及び第3の攪拌搬送スクリューと、を備え、上記第1、第2及び第3の攪拌搬送スクリューは、それら各回転軸の中心が三角形の頂点を成すように配置されており、上記第3の室は、上記筐体の上記第3の攪拌搬送スクリューの攪拌搬送の始端部に対応する位置に二成分現像剤を外部から補給するための補給口を形成されるとともに、上記第1の室とを隔てる上記隔壁の上記第3の攪拌搬送スクリューの攪拌搬送の終端部に対応する位置に上記第1の室に上記二成分現像剤を供給するための供給口を形成され、上記第1の室は、上記第3の室とを隔てる上記隔壁に形成された上記供給口を攪拌搬送の始端部とし、上記第2の室とを隔てる上記隔壁の上記供給口とは反対側端部の攪拌搬送終端部に、上記二成分現像剤を循環させるための返送口を形成され、上記第2の室は、上記第1の室とを隔てる上記隔壁に形成された上記返送口を攪拌搬送の始端部とし、上記第3の室とを隔てる上記隔壁の室長手方向の中間に対応する位置に攪拌搬送中の上記二成分現像剤を上記第3の室の上記二成分現像剤に混入させるための混入口を形成されると共に、上記筐体の上記返送口とは反対側端部に対応する位置に、上記第3の室に混入した残余の上記二成分現像剤を外部に排出するための排出口を形成されているように構成される。
この場合、例えば、上記第1の攪拌搬送スクリューは、上記供給口から上記返送口まで上記二成分現像剤を攪拌搬送しながら上記現像ローラの回転する周面に上記二成分現像剤を供給するとともに、上記現像ローラに供給した残余の上記二成分現像剤を上記返送口から上記第2の室に送り出し、上記第2の攪拌搬送スクリューは、上記返送口から送り込まれる上記二成分現像剤を上記混入口まで攪拌搬送して、この攪拌搬送した上記二成分現像剤を、上記混入口から上記第3の室に送り込んで上記第3の室内の上記二成分現像剤に混入すると共に、この混入した残余の上記二成分現像剤を上記排出口まで搬送し、この搬送した上記二成分現像剤を上記排出口から外部に排出し、上記第3の攪拌搬送スクリューは、上記補給口から補給される上記二成分現像剤を上記混入口まで攪拌搬送し、この攪拌搬送した上記二成分現像剤を、上記混入口から混入される上記二成分現像剤と共に上記供給口まで攪拌搬送し、上記補給口からの補給分と上記混入口からの混入分の上記二成分現像剤を上記供給口から上記第1の室に供給するように構成される。
本発明は、現像ローラに対面する第1の攪拌搬送スクリューにフィン形状の変化点が形成されておらず、さらに第1の攪拌搬送スクリューが配置される第1の室に現像剤の補給口と排出口が形成されていないので、第1の室を現像ローラのローラ本体の長さと同じに設定しても不具合が生じることなく、したがって、3本のスクリューで形成される現像剤循環経路すなわち現像装置の長さを現像ローラのローラ本体の長さとほぼ同じに設定でき、これにより現像装置の小型化に寄与することができるという効果を奏する。
また、2本のスクリューで行うと同様の攪拌、搬送、循環を3本のスクリューで行うので、1本当たりのスクリューの負荷が軽減し、各スクリューの直径を小さく出来、且つそれら3本のスクリューを三角形状に束ねた形状で現像剤循環経路すなわち現像装置を構成するので、現像装置の小型化とあいまって感光体に対する配置角度を自由に設定できて設計の自由度が増すという効果を奏する。
(a) は本発明の実施例1に係る二成分現像装置の平面図であり、(b) はそのB−B´矢視断面図である。 第1、第2及び第3の各室の構成の詳細と第1、第2及び第3の各攪拌搬送スクリューの動作を説明する図であり、(a),(b),(c) は二成分現像装置の向き(又は角度)を変えて示す断面図、(d) は(a) のC−C´矢視断面図、(e) は(b) のD−D´矢視断面図、(f) は(c) のE−E´矢視断面図である。 (a),(b),(c) は本発明の実施例1に係る二成分現像装置の感光体に対する配置形態のうち3例を示す図である。 (a) は従来の現像装置の平面図、(b) はそのA−A´断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。尚、本例ではトナーとキャリアから成る二成分現像剤が使用されるが以下の説明では二成分現像剤を単に現像剤という。
図1(a) は、実施例に係る二成分現像装置の平面図であり、図1(b) はそのB−B´矢視断面図である。尚、この二成分現像装置が装着される画像形成装置本体は、通常に用いられる二成分現像の画像形成装置であるので図示は省略する。
図1(a),(b) に示すように、本例の二成分現像装置10は、外部を覆う筐体11と、内部に設けられた隔壁12と、現像ローラ13と、第1、第2、及び第3の攪拌搬送スクリュー14、15、及び16を備えている。
第1の攪拌搬送スクリュー14は、筐体11と隔壁12と現像ローラ13の周面とにより形成された第1の室17に配設されている。第2の攪拌搬送スクリュー15は、筐体11と隔壁12とにより形成された第2の室18に配設されている。第3の攪拌搬送スクリューは、筐体11と隔壁12とにより形成された第3の室19に配設されている。
これら第1、第2及び第3の攪拌搬送スクリュー14、15及び16は、それら各回転軸の中心が三角形の頂点を成すように配置されている。
また、この二成分現像装置10には、隔壁12の一方の端部(図1(a) では下方の端部)において、第3の室19に対応する部分に、外部の現像剤ホッパー(不図示)から補給される現像剤の補給口21が形成されている。
そして、同じく隔壁12の他方の端部(図1(a) では上方の端部)において、第2の室18に対応する部分に、内部の現像剤を外部の廃現像剤回収容器(不図示)に排出する排出口22が形成されている。
本例の二成分現像装置10において、装置の全長dは、現像ローラ13の回転軸の両端部を除いたローラ本体の長さaに対して、「a:d=1:1.06」、つまりローラ本体の長さの1.06倍の長さになる。
本例の二成分現像装置10における現像ローラ13のローラ本体の長さaは、図4に示した従来のローラ本体の長さaと同一であるので、図4に示した従来の現像装置1の長さbに比較して「(1.06/1.30)×100=81.5」、つまり82%弱の長さに短縮されていることになる。
また、図1(b) に示すように、二成分現像装置10の幅eは、現像ローラ13のローラ本体の長さaに対して、「a:e=1:0.15」、つまりローラ本体の長さの15%の幅である。
この場合も現像ローラ13のローラ本体の長さaは、図4に示した従来のローラ本体の長さaと同一であるので、図4に示した従来の現像装置1の幅cに比較して「(0.15/0.27)×100=55.6」、つまり55%強の幅に短縮されていることになる。
図2(a) 〜(f) は、第1、第2、及び第3の各室17、18、及び19の構成の詳細と第1、第2、及び第3の各攪拌搬送スクリュー14、15、及び16の動作を説明する図である。
尚、図2(a),(b),(c) は二成分現像装置10の向き(又は角度)を変えて示す断面図であり、図2(d) は図2(a) のC−C´矢視断面図、図2(e) は図2(b) のD−D´矢視断面図、図2(f) は図2(c) のE−E´矢視断面図である。
また、図2(d),(e),(f) には、図の手前側に示す隣接する二本の攪拌搬送スクリューの間にある隔壁(図2(a),(b),(c) 参照)の図示を省略している。また、図2(a) 及び図2(d) は、図1(a) に示した外観平面図及び図1(b) に示したB−B´矢視断面図の図面配置を、天地を逆にした図面配置で示している。
以下、図2(a) 〜(f) と共に図1(a),(b) も参照しながら、各室の構成について説明する。先ず、図2(a),(d) 及び図2(c),(f) に示す第3の室19は、内部に配設された第3の攪拌搬送スクリュー16の回転軸23に沿って示す矢印Fで示すように、図2(d),(f) の上方から下方へ現像剤の流路を形成している。
この第3の室19には、筐体11の、現像剤が攪拌搬送される始端部に対応する位置(図2(d) の上方)に、二成分現像剤を矢印Gで示すように外部から補給するための補給口21を形成されている(図1(a) 参照)。
また、この第3の室19は、第1の室17とを隔てる隔壁12の、第3の攪拌搬送スクリュー16の攪拌搬送の終端部に対応する位置(図2(d) の下方)に、第1の室17に二成分現像剤を矢印Hで示すように供給するための供給口24を形成されている。
尚、図(d) に白で示す矢印Hは、図の手前と向う側で隣接する二本の攪拌搬送スクリュー(14、16)の間にある隔壁12に形成された供給口24を、現像剤が図の手前から向う側の第1の室17へと通過することを示している。
また、図(f) に黒で示す矢印Hは、図示する向きが変わったため図の手前側で隣接するように示される二本の攪拌搬送スクリュー(14、16)の間にある図示を省略した隔壁12(図2(c) 参照)に形成された供給口24を、現像剤が第1の室17へと通過する向きを示している。
そして、この第3の室19には、補給口21と供給口24との中間に当たる位置の、第2の室18とを隔てる隔壁12に、第2の室18から循環中の現像剤を矢印Iで示すように混入される混入口25を形成されている。
尚、図2(d) に黒で示す矢印Iは、図の手前側で隣接するよう配置されている二本の攪拌搬送スクリュー(15、16)の間にある図示を省略した隔壁12(図2(a) 参照)に形成された混入口25を、現像剤が第3の室19へと通過する向きを示している。
次に、図2(b),(e) 及び図2(c),(f) に示す第1の室17は、内部に配設された第1の攪拌搬送スクリュー14の回転軸26に沿って示す矢印Jで示すように、図2(e),(f) において下方から上方へ現像剤の流路を形成している。
この第1の室17は、第3の室19とを隔てる隔壁12に形成された上記の供給口24を現像剤攪拌搬送の始端部として構成されている。そして第1の室17には、第2の室18とを隔てる隔壁12の上記供給口24とは反対側端部となる攪拌搬送終端部の位置に、二成分現像剤を矢印Kで示すように循環させるための返送口27が形成されている。
尚、図2(e) に黒で示す矢印Kは、図の手前側に示す隣接する二本の攪拌搬送スクリュー(14、15)の間にある図示を省略した隔壁12(図2(b) 参照)に形成された返送口27を、現像剤が第2の室18へと通過する向きを示している。
また、図2(f) に白で示す矢印Kは、図示する向きが変わったため図の手前と向う側で隣接するように示される二本の攪拌搬送スクリュー(14、15)の間にある隔壁12に形成された返送口27を、現像剤が図の手前から向う側の第2の室18へと通過することを示している。
この第1の室17の、現像剤攪拌搬送の始端部とする供給口24から、現像剤攪拌搬送の終端部となる返送口26までの現像剤流路の長さは、図2(e) に示すように、そのまま現像ローラ13の現像領域28に対応している。
これにより、図1(a) に示したように、本例の二成分現像装置10の全長dは、現像ローラ13の、ローラ本体の長さaに対して、1.06倍、すなわち6%程度長くなるに過ぎないので、従来と同一長さの現像ローラを用いても、本例の二成分現像装置10の全長を大幅に小型化することができる。
続いて、図2(a),(d) 及び図2(b),(e) に示す第2の室18は、内部に配設された第2の攪拌搬送スクリュー15(15a、15b、15c)の回転軸29に沿って示す矢印La、Lcで示すように、図2(d),(e) において上方から下方へ現像剤の流路を形成している。
この第2の室18は、現像剤の攪拌搬送の始端部となる上記の返送口27を第1の室17との隔壁12に形成され、現像剤の流路の中間に上記の混入口25を第3の室19との隔壁12に形成されている。
また、第2の室18には、筐体11の上記の返送口27とは反対側端部となる位置に、第3の室19に混入した残余の現像剤を矢印Mで示すように外部に排出するための排出口22(図1(a) も参照)が形成されている、
上述した第1〜第3の室の構成において、内部に配設された第1〜第3の各攪拌搬送スクリュー14〜16の動作と現像剤の動作について以下に説明する。
先ず、第1の攪拌搬送スクリュー14は、供給口24から返送口27まで現像剤を攪拌搬送しながら、現像ローラ13の回転する周面の現像領域28に現像剤を供給する。またこれと共に、第1の攪拌搬送スクリュー14は、現像ローラ13に供給した残余の現像剤を返送口27から第2の室15に送り出す。
第2の攪拌搬送スクリュー15は、フィンの形状が、現像剤を流路方向に搬送するスクリュー15aと15c、流路の反対方向に搬送するスクリュー15bとで構成されている。スクリュー15aと15cは混入口25で二分された状態で配置され、スクリュー15cは混入口25の流路下流側に所定の長さで配置されている。
これら現像剤を流路方向に搬送するスクリュー15aと流路の反対方向に搬送するスクリュー15bとで、現像装置内を循環中の古い現像剤の一部を第3の室19に送り込んで、第3の室19に補給される新しい現像剤に古い現像剤の一部を混入させるようになっている。
すなわち、第2の攪拌搬送スクリュー15は、混入口25の位置でフィン形状の変化点を形成している。この変化点より流路下流では、上記混入口25から第3の室19に混入した残余の現像剤を、スクリュー15cが排出口22まで搬送し、この搬送した現像剤を排出口22から外部に排出する。
第3の攪拌搬送スクリュー16は、補給口21から補給される現像剤を混入口25まで攪拌搬送し、この攪拌搬送した現像剤を、混入口25から混入される現像剤と共に供給口24まで攪拌搬送する。
すなわち第3の攪拌搬送スクリュー16は、補給口21からの補給分現像剤と、混入口25からの混入分現像剤とを攪拌して平均的に混在させながら供給口24まで搬送し、その新旧平均に混在した現像剤を供給口24から第1の室17に供給する。
供給口24は新現像剤の補給口ではないので現像剤の変化点ではなく、また、混入口でもないのでフィン形状の変化点でもない。したがって、供給口24から第1の室17に供給された現像剤は、新旧平均に混在されて均一な状態の現像剤として、流路の始端から終端まで第1の室17を搬送されながら現像ローラ13に吸着される。
また、返送口27は旧現像剤の排出口ではないので現像剤の流動性の変化点ではなく、また、混入口でもないのでフィン形状の変化点でもない。したがって、第1の室17を搬送される現像剤の流動性が流路の終端で変動することはない。
このように、補給口21と排出口22が第1の室17には形成されてなく、現像剤の新旧混合も第1の室17では行わないので、第1の室17内には新旧平均に混在されて均一な状態の現像剤が搬送されるだけである。
したがって、図1(a) 及び図2(e) に示すように、第1の攪拌搬送スクリュー14が配置された第1の室17を、筐体11の補給口21と排出口22の配置位置も含む全体の長さで現像ローラ13と対向配置しても、現像ローラ13上の現像剤の状態に悪影響を与える恐れは無い。
また、上述した本例の二成分現像装置10の三本の攪拌搬送スクリューの配置構造は、各室の内壁とスクリュウのフィンとの間にほとんど間隙はなく、且つ室内は密閉状態であるので、二成分現像装置10をどのような角度に傾けても、現像剤が漏れ出す恐れも、攪拌に支障をきたす恐れも無い。
図3(a),(b),(c) は、本例の二成分現像装置10の感光体に対する各種配置形態のうち3例を示す図である。図3(a) は二成分現像装置10の現像ローラ13が感光体30の上面に当接している状態を示し、同図(b) は現像ローラ13が感光体30の下面に当接している状態を示し、同図(c) は現像ローラ13が感光体30の側面に当接している状態を示している。尚、二成分現像装置10の感光体に対する配置形態は、この3例に限るものではない。
本発明は、二成分現像剤を用いてトリクル現像を行う画像形成装置の二成分現像装置に利用することができる。
1 現像装置
2 現像ローラ
3 回転軸
4 ローラ本体
5、6 スクリュー
10 二成分現像装置
11 筐体
12 隔壁
13 現像ローラ
14 第1の攪拌搬送スクリュー
15 第2の攪拌搬送スクリュー
16 第3の攪拌搬送スクリュー
17 第1の室
18 第2の室
19 第3の室
21 補給口
22 排出口
23 回転軸
24 供給口
25 混入口
26 回転軸
27 返送口
28 現像領域
29 回転軸
30 感光体

Claims (2)

  1. 二成分現像剤を用いてトリクル現像を行う画像形成装置の二成分現像装置において、
    外部を覆う筐体と内部に設けられた隔壁と現像ローラの周面とにより形成された第1の室に配設された第1の攪拌搬送スクリューと、
    前記筐体と前記隔壁とにより形成された第2及び第3の室にそれぞれ配設された第2及び第3の攪拌搬送スクリューと、
    を備え、
    前記第1、第2及び第3の攪拌搬送スクリューは、それら各回転軸の中心が三角形の頂点を成すように配置されており、
    前記第3の室は、
    前記筐体の前記第3の攪拌搬送スクリューの攪拌搬送の始端部に対応する位置に二成分現像剤を外部から補給するための補給口を形成されるとともに、
    前記第1の室とを隔てる前記隔壁の前記第3の攪拌搬送スクリューの攪拌搬送の終端部に対応する位置に前記第1の室に前記二成分現像剤を供給するための供給口を形成され、
    前記第1の室は、
    前記第3の室とを隔てる前記隔壁に形成された前記供給口を攪拌搬送の始端部とし、
    前記第2の室とを隔てる前記隔壁の前記供給口とは反対側端部の攪拌搬送終端部に、前記二成分現像剤を循環させるための返送口を形成され、
    前記第2の室は、
    前記第1の室とを隔てる前記隔壁に形成された前記返送口を攪拌搬送の始端部とし、
    前記第3の室とを隔てる前記隔壁の室長手方向の中間に対応する位置に攪拌搬送中の前記二成分現像剤を前記第3の室の前記二成分現像剤に混入させるための混入口を形成されると共に、
    前記筐体の前記返送口とは反対側端部に対応する位置に、前記第3の室に混入した残余の前記二成分現像剤を外部に排出するための排出口を形成されている、
    ことを特徴とする二成分現像装置。
  2. 前記第1の攪拌搬送スクリューは、
    前記供給口から前記返送口まで前記二成分現像剤を攪拌搬送しながら前記現像ローラの回転する周面に前記二成分現像剤を供給するとともに、
    前記現像ローラに供給した残余の前記二成分現像剤を前記返送口から前記第2の室に送り出し、
    前記第2の攪拌搬送スクリューは、
    前記返送口から送り込まれる前記二成分現像剤を前記混入口まで攪拌搬送して、この攪拌搬送した前記二成分現像剤を、前記混入口から前記第3の室に送り込んで前記第3の室内の前記二成分現像剤に混入すると共に、
    この混入した残余の前記二成分現像剤を前記排出口まで搬送し、この搬送した前記二成分現像剤を前記排出口から外部に排出し、
    前記第3の攪拌搬送スクリューは、
    前記補給口から補給される前記二成分現像剤を前記混入口まで攪拌搬送し、この攪拌搬送した前記二成分現像剤を、前記混入口から混入される前記前記二成分現像剤と共に前記供給口まで攪拌搬送し、前記補給口からの補給分と前記混入口からの混入分の前記二成分現像剤を前記供給口から前記第1の室に供給する、
    ことを特徴とする請求項1記載の二成分現像装置。
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