JP5271116B2 - 制震構造 - Google Patents
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Description
このように耐震要素を配置すると、設計の自由度が制限されるとともに、費用が嵩むという問題点を有していた。
梁20の柱10側の端部は、凸形に、すなわち、梁20の端部に欠き込み部22が形成されていることで、梁せいの中央部に短柱状の凸部23が形成されている。
本実施形態では、定着板42を鋼板により構成するが、鉄筋41の定着部材として機能することが可能であれば、その材質や形状等は限定されるものではない。
本実施形態では、ダブルナット(固定用ナット43,43)を鉄筋41に螺着する。また、定着板42側の固定用ナット43は、定着板42に溶接43aされており、固定状態の緩みが防止されている。
固定板45は、一方の端部45aを梁20の表面から突出させた状態で、他方の端部45bを梁20に埋設することで、梁20に固定されている。
鉄筋41は、シース管12内を挿通し、柱10には固定されていないため、固定用ナット43を緩めることで、簡易に交換することができる。
この他の柱10の構成は、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
この他の梁20の構成は、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
低降伏点鋼製プレート61の厚みや幅等は、地震時に早期に降伏して地震エネルギーを吸収することが可能となるように、適宜設定する。
本実施形態では、定着板62を鋼板により構成するが、その材質は限定されるものではない。
本実施形態では、定着板62に溶接接合された鋼板により固定部材67を構成するが、固定部材67の構成は限定されるものではない。
なお、定着板62として断面T字状の型鋼を使用することで、固定部材67が予め一体に形成されたものを使用してもよい。
本実施形態では固定板66を鋼板により構成するが、固定板66の材質は限定されるものではない。
なお、低降伏点鋼製プレート61の固定方法は限定されるものではない。
この他の制震構造3の構成は、第1の実施の形態で示した制震構造1と同様なため、詳細な説明は省略する。
この他の制震構造3による作用効果は、第1の実施の形態に係る制震構造1と同様なため、詳細な説明は省略する。
また、凹部51は、必要に応じて形成すればよく、例えば、エネルギー吸収部材40(60)をスラブ50の上面に配置する場合等には、省略することが可能である。
10 柱
20 梁
23 凸部
30 PC鋼材
40,60 エネルギー吸収部材
Claims (2)
- 柱と、前記柱の側面に端面が当接するように配設された梁と、前記柱と前記梁とに貫設されたPC鋼材と、を備え、
前記PC鋼材に導入されたプレストレス力により前記柱と前記梁とが圧着されてなる制震構造であって、
前記PC鋼材は、前記梁の梁せいの中央部に配置されており、
前記柱と前記梁との突合部の周囲に配設されたエネルギー吸収部材を備えていて、
前記梁の端部に欠き込み部が形成されていることで、前記梁の端面の梁せいの中央部に、凸部が形成されており、
前記エネルギー吸収部材は、前記柱の側面に固定された定着板と、前記梁の表面に突設された固定板と、前記梁の表面に沿って配設されて前記定着板と前記固定板との間において固定された鉄筋または低降伏点鋼製プレートと、を備えていることを特徴とする、制震構造。 - 柱と、前記柱の側面に端面が当接するように配設された梁と、前記柱と前記梁とに貫設されたPC鋼材と、を備え、
前記PC鋼材に導入されたプレストレス力により前記柱と前記梁とが圧着されてなる制震構造であって、
前記PC鋼材は、前記梁の梁せいの中央部に配置されており、
前記柱と前記梁との突合部の周囲に配設されたエネルギー吸収部材を備えていて、
前記梁の端部に欠き込み部が形成されていることで、前記梁の端面の梁せいの中央部に、凸部が形成されており、
前記エネルギー吸収部材は、前記柱の内部に配設された定着部材と、前記梁の表面に突設された固定板と、前記梁の表面に沿って配設されて前記定着部材と前記固定板との間において固定された鉄筋と、を備えていることを特徴とする、制震構造。
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