JP5269542B2 - 撮像レンズ系および撮像光学装置 - Google Patents

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この発明は撮像レンズ系および撮像光学装置に関する。
光学基板相互の組付け作業や、光学基板に光学素子を実装する作業、あるいは、電子基板に電子部品を実装する作業を行う際には、組付け位置や実装位置を所定位置に正確に位置決めするため、作業が行われる領域(以下「作業領域」という。)を撮像光学装置で撮像することが行われている。
このような撮像光学装置に用いられる撮像レンズ系は、作業領域を観察する際に、作業対象である物体と対物レンズとの距離が変化しても「撮像した画像のサイズ」が変化しないように物体側にテレセントリック性を持たせるのが一般的である。
このような撮像レンズ系として、従来から、特許文献1〜3等に記載されたものが知られている。
特許文献1、2に記載された撮像レンズ系は、レンズ系中に2つの接合レンズを含み、全レンズ枚数も7〜8枚と多く、材料コストや製造コストの面でなお改善の余地を残している。
特許文献3に記載された撮像レンズ系は、全レンズ枚数が5枚と少ないが、そのうちの2枚が接合されており、加工上高精度が要求されるところから、製造コストの点でなお、改善の余地がある。
さらに、特許文献1〜3に記載の撮像レンズ系は、レンズ鏡筒付近に「照明等の関連部品」を設ける必要性から、ワーキングディスタンス(作業領域の物体と最も物体側に位置する対物レンズとの距離)が、例えば80mm以上と長く設定されている。
ところで、撮像レンズ系を「物体側にテレセントリック」として、ワーキングディスタンスを長く取ると、撮像レンズ系の全長が長大化せざるを得ず、撮像光学装置の小型化を図るのが難しい。
特開2006−30495 特開2006−65141 特開2007−65524
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、物体側にテレセントリックであって、なお且つ、レンズ系全長が短く、低コスト化に有利な撮像レンズ系の実現、さらには、この撮像レンズ系を用いる撮像光学装置の実現を課題とする。
この発明の撮像レンズ系は「物体側から像側へ向って順次、第1ないし第5レンズを配し、第3レンズと第4レンズとの間に絞りを有するとともに、第3レンズと絞りの間にハーフミラーが配され、照明光がハーフミラーを介して第3レンズに入射し、第2レンズおよび第1レンズを介して物体へ照射されるように構成される撮像レンズ系」である。
そして、第1レンズは両凸レンズ、第2レンズは「凸面を物体側に向けた正メニスカスレンズ」、第3レンズは「像側に凹面を有する負レンズ」、第4レンズは「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」、第5レンズは、第4レンズとは分離した「両凸レンズ」である。
さらに、絞りが「第1〜第3レンズのバックフォーカス位置」に配置されることによって、物体側にテレセントリックである。
第3レンズの像側面における光線有効径:ED6、絞りの開口径:ED7、第3レンズの像側面と絞りとの光軸上の距離:D6は、条件:
(1) D6>2×ED6
(2) D6>2×ED7
を満足する(請求項1)。
請求項1記載の撮像レンズ系は、第3レンズの物体側面の曲率半径:R5、第4レンズの物体側面の曲率半径:R8が、条件:
(3) 0.05≧1/R5≧0
(4) 40>R8>0
を満足し、第1レンズと第2レンズ、もしくは第1レンズと第5レンズとが同硝材であることが好ましい(請求項2)。
なお、上記曲率半径:R5、R8の単位は「mm」である。
この発明の撮像光学装置は「観察面の像を撮像素子の受光面上に結像させて観察面の観察を行なうための撮像レンズを用いる撮像光学装置」であって、撮像レンズ系と、照明光学系と、撮像素子とを有する(請求項3)。
「観察面」は、撮像の対象となる面であり、先に作業領域として説明したものである。観察面は、撮像レンズ系の結像における物体面となる。
「撮像レンズ系」としては、上記請求項1または2記載の撮像レンズ系が用いられる。
「撮像素子」は、その受光面が撮像素子の像面に合致するように設けられる。撮像素子としてはCCDエリアセンサやCMOS等、各種のものを適宜用いることができる。
「照明光学系」は、撮像レンズ系における第3レンズと第4レンズとの間の光路上に配置されたハーフミラーを介して第3レンズに照明光を入射させ、光源からの光を撮像レンズ系の「第1〜第3レンズの合成系における像側焦点位置」に集光させるものである。
照明光学系の光源は、白色光源や単色光源を適宜に用いることができるが、LDやLED等の単色光源を用いると、安価であり、且つ、撮像レンズ系の色収差を問題としないですむので、撮像レンズ系の設計が容易となる利点がある。
上記請求項3記載の撮像光学装置は、撮像レンズ系の第1〜第5レンズを「ハーフミラーによる反射により第3レンズと第4レンズとの間で屈曲された結像光路上」に配置し、照明光がハーフミラーを透過して撮像レンズ系の第3レンズに入射し、観察面からの結像光は、ハーフミラーにより屈曲された結像光路に沿って第5レンズから射出して撮像素子に入射する構成であることができる(請求項4)。
このような構成に換えて、撮像レンズ系の第1〜第5レンズを「ハーフミラーを挟んで1列に配置」し、照明光を「ハーフミラーにより反射させて、撮像レンズ系の第3レンズに入射」させ、観察面からの結像光が「ハーフミラーを透過し、第5レンズから射出」して撮像素子に入射するように構成することもできる。この場合、平行平板状のハーフミラーを用いる場合には、第1〜第5レンズ系を「ハーフミラーにより発生する非点収差を考慮」して設計する必要がある。
若干、説明を補足すると、上記の条件(1)、(2)は、第3レンズと第4レンズとの間隔を「ハーフミラーを配置するスペース」として十分に確保するための条件である。第3レンズの像側面と絞りとの光軸上の距離:D6が、条件(1)、(2)の下限を超えると、第3と絞りとの間の間隔が「ハーフミラーの配置」に対して十分でなく、ハーフミラーを小さくして無理に配置すると、第3、第4レンズ間での光束径を小さくせざるを得なくなり、観察面の像が暗くなったり、あるいは収差補正が困難になったりする。
また、第4レンズと第5レンズは別体であり、これらを接合しないことにより、これらレンズの4つの面の形状を設計パラメータとして利用できるため、共役長を短くしつつ、十分な視野を確保しながら物体側のテレセントリック性を確保できる。
また、請求項2の如く、第3レンズの物体側面の曲率半径:R5、第4レンズの物体側面の曲率半径:R8に、条件(3)、(4)を満足させ、さらに、第1レンズと第2レンズ、もしくは第1レンズと第5レンズとを同硝材で形成することにより、良好な結像性能を実現できる。
条件(3)、(4)が満足されることには、以下の如き意義がある。
即ち、条件(3)において「1/R5が0以上」であることは、第3レンズの物体側面が平面もしくは凸面であることを意味する。
第1レンズ、第2レンズを透過した結像光束は、正のパワーを持つ第1レンズ・第2レンズの作用により収束状態で第3レンズの物体面に入射する。このとき、この収束光束における軸外光を考えてみると、第3レンズの物体面が凹面であると、該面への入射角が大きくなり、非点収差やコマ収差を増大させやすいが、条件(3)の下限側を満足することにより、上記非点収差やコマ収差の低減化を図ることができる。
条件(3)において「1/R5」が大きくなると、第3レンズの物体面の凸の曲率が大きくなる。第3レンズは、像側に凹面を有する負レンズであるところから、負レンズとして必要とされる機能を確保するには、第3レンズの物体面の凸の曲率が大きくなるほど、像側面の凹の曲率も大きくしなければならなくなり、第3レンズの製造が難しくなる。従って、「1/R5」の上限は0.05程度が適当である。
また、後述の実施例の場合のように、第3レンズに「第1、第2レンズよりも高屈折率・高分散の材料」を用いて撮像レンズ系全体の色収差の良好な補正を図る場合には、条件(3)を満足することが極めて重要である。
R5、第4レンズの物体側面の曲率半径:R8の範囲を規制する条件(4)について説明すると、後述の実施例では、絞りの像側に配置される第4レンズの物体側面を、絞りに近接させている。
条件(4)を満足する「第4レンズの物体側面」は凸面であり、条件(4)を満足する凸面を絞り近傍の像側位置に配置することにより、軸外光への「コマ収差や非点収差の影響」を低減できる。このような効果を有効に実現できる範囲は条件(4)の範囲である。
特に実施例におけるように、第4レンズの材料を「第5レンズの材料よりも高屈折率・高分散の硝剤」を用いる場合には、条件(4)の範囲の凸面を用いることにより、第5レンズに比して上記凸面での球面収差の発生が少なく、「第4、第5レンズの合成系全体」として球面収差や色収差を抑えつつ、撮像レンズ系全体としてパワーをあげることができる。
以上のように、この発明によれば、新規な撮像レンズ系と撮像光学装置を実現できる。
この発明の撮像レンズ系は、観察面の照明を、レンズ系中に配置したハーフミラーを介して行うので「撮像レンズ系の第1〜第3レンズを通して照明を行う」ことができ、レンズ鏡筒付近に「照明等の関連部品」を設ける必要がないため、ワーキングディスタンスを長く取る必要が無い。
従って、この発明の撮像用レンズ系は、物体側にテレセントリックでありながら全長・共役長ともに小さく実現でき、後述する具体的実施例に示すように、きわめて良好な性能を実現でき、この撮像レンズ系を用いる撮像光学装置も小型かつ高性能に実現できる。
以下、実施の形態を説明する。
図1は、撮像光学装置の要部を示している。
図1において、符号OBAは「観察面」であり、撮像レンズ系の結像における物体面である。この観察面OBAにおける撮像可能範囲が前述の「作業領域」である。
符号L1は「第1レンズ」、符号L2は「第2レンズ」、符号L3は「第3レンズ」、符号HMは「ハーフミラー」を示す。ハーフミラーHMは平行平板状であり、第3レンズL3側の面が「半透鏡面」となっている。
符号Sは「絞り」、符号L4は「第4レンズ」、符号L5は「第5レンズ」を示し、符号MLは「光路を屈曲させるためのミラー」を示す。符号IMAは「撮像レンズ系による像面」であり、撮像素子はその受光面をこの像面に合致させて配置される。上記ミラーMLは、光学系のレイアウトによっては不要である。
符号LSは照明光学系の「光源」を示す。光源LSは、この例ではLEDである。また、符号LCは集光レンズであり、光源LSとともに照明光学系を構成する。
光源LSと集光レンズLCによる照明光学系は、図の如く、第1ないし第3レンズL1〜L3による「合成系」の像側焦点位置Pに、光源LSからの単色光を集光させるようにセットされる。なお、ハーフミラーHMを構成する透明平行平板による屈折により、上記像側焦点位置Pは上記合成系の光軸から若干ずれている。
即ち、図1に実施の形態を示す撮像光学装置は、観察面OBAの像を撮像素子の受光面上に結像させて観察面OBAの観察を行なうための撮像レンズ系を用いる撮像光学装置であって、撮像レンズ系と、照明光学系と、撮像素子(図示されず)とを有し、撮像素子は、その受光面が撮像レンズ系の像面IMAに合致するように設けられ、照明光学系LS、LCは「撮像レンズ系における第3レンズL3と第4レンズL4との間の光路上に配置されたハーフミラーHMを介して第3レンズL3に照明光を入射させる」ものであって、光源LSからの光を「撮像レンズ系の第1〜第3レンズL1〜L3の合成系」における像側焦点位置Pに集光させる。
撮像レンズ系は、物体側から像側へ向って順次、第1、第2、第3、第4および第5レンズL1〜L5を配し、第3レンズL3と第4レンズL4との間に絞りSを有するとともに、第3レンズL3と絞りSの間にハーフミラーHMが配され、照明光がハーフミラーHMを介して第3レンズL3に入射し、第2レンズL2および第1レンズL1を介して物体へ照射されるように構成され、第1レンズL1は「両凸レンズ」、第2レンズL2は「凸面を物体側に向けた正メニスカスレンズ」、第3レンズL3は「像側に凹面を有する負レンズ」、第4レンズL4は「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」、第5レンズL5は「第4レンズL4とは分離した両凸レンズ」であり、絞りSが、第1〜第3レンズL1〜L3のバックフォーカス位置に配置されることにより、物体側にテレセントリックである。
また、後述の具体的実施例に示すように、撮像レンズ系は、第3レンズL3の像側面における光線有効径:ED6、絞りSの開口径:ED7、第3レンズL3の像側面と絞りとの光軸上の距離:D6が、条件:
(1) D6>2×ED6
(2) D6>2×ED7
を満足し、第3レンズL3の物体側面の曲率半径:R5、第4レンズL4の物体側面の曲率半径:R8が、条件:
(3) 0.05≧1/R5≧0
(4) 40>R8>0
を満足し、第1レンズL1と第2レンズL2、もしくは第1レンズL1と第5レンズL5とが同硝材である。
また、撮像レンズ系の第1〜第5レンズL1〜L5は、ハーフミラーHMによる反射により「第3レンズL3と第4レンズL4との間で屈曲された結像光路上」に配置され、照明光は、ハーフミラーHMを透過して撮像レンズ系の第3レンズL3に入射し、観察面OBAからの結像光は、ハーフミラーHMにより屈曲された結像光路に沿って第5レンズL5から射出して撮像素子に入射する。
即ち、図1に示す撮像光学装置において、光源LSを発光させると、放射された照明光(単色光)は、集光レンズLCにより点Pに集光し、発散しつつハーフミラーHMを透過して第3レンズL3に入射し、第2レンズL2、第1レンズL1を介して観察面OBAに照射される。
照明光の集光Pは「第1〜第3レンズL1〜L3の合成系の像側焦点位置」に合致しているので、点Pに集光した照明光は、発散しつつハーフミラーHMを透過し、第3レンズL3の光軸方向に進行して第3〜第1レンズL3〜L1を透過し、これらレンズL1〜L3の作用により平行光束化されて観察面OBAに直交するように照射される。
観察面OBAによる反射光は結像光となって第1レンズL1に入射し、第1〜第3レンズL1〜L3を透過し、ハーフミラーHMに入射する。第3レンズL3の像側面から射出する結像光の光線有効径が条件(1)の「ED6」である。
ハーフミラーHMにより反射された結像光は絞りSを通過し、第4レンズL4、第5レンズL5を透過して、ミラーMLにより反射され、像面IMA上に観察面OBAの像を結像する。結像した像は「像面IMAに受光面を合致させた撮像素子」により受光され、撮像データに変換されて、画像データとなり図示されないデータ処理装置で処理される。
絞りSは、第1〜第3レンズL1〜L3の合成系のバックフォーカス位置に配置され、これによって撮像レンズ系は物体側にテレセントリックとなっている。
絞りSの開口径が、条件(2)の「ED7」である。
以下、このような撮像光学装置に用いられる撮像レンズ系の具体的な実施例を2例挙げる。
「実施例1」
図2に、実施例1の撮像レンズ系のレンズ構成を示す。図中の符号は図1に示したものと同じである。
第1〜第5レンズL1〜L5、絞りSは、直線状に展開した同一光軸上に配置して示されている。第3レンズL4と絞りSとの間に配置されるハーフミラーHM、第5レンズL5と像面IMAとの間に配置されるミラーMLは図示を省略されている。
「ハーフミラーの半透鏡面」は第3レンズL3、第4レンズL4に面しており、第1〜第5レンズL1〜L5の結像機能に何らの影響も与えない。
以下、データを示す。SO、S1〜S11、SIにより観察面OBAから像面IMAにいたる各面を表す。SOは観察面OBA、SIは像面IMAであり、S1〜S11は、第1レンズL1の物体側から数えた各面(レンズ面および絞りの面)を表す。
「R」は上記各面の曲率半径、「D」は面間隔を表し、「Ndおよびνd」は屈折率およびアッベ数である。なお、長さの元を持つものの単位は「mm」である。
面番号 R D Nd νd
OBA SO ∞ 13.4
L1 S1 23.0330 3.5 1.74320 49.3
S2 −25.9650 0.24
L2 S3 7.4170 3.5 1.74320 49.3
S4 9.1542 0.9
L3 S5 78.7360 1.3 1.71736 29.5
S6 4.5053 12.0
S S7 ∞ 2.45
L4 S8 19.1102 1.1 1.80518 25.4
S9 9.4588 0.4
L5 S10 11.9224 2.5 1.60311 60.7
S11 −9.8506 33.622
IMA SI ∞ 。
視野:φ=9mm、全系の焦点距離:f=39.9mm、Fno=8.0
使用波長:530nm(光源であるLEDの発光波長)
S6における光線有効径:ED6=5.10mm、絞りの開口径:ED7=3.48mm、第3レンズL3の像側面と絞りSとの光軸上の距離:D6=12.0mmであるから、D6>2×ED6、D6>2×ED7であって、条件(1)、(2)を満足し、第3レンズL3と絞りSとの間にハーフミラーを配置するのに十分なスペースを確保している。
結像倍率は「等倍」であり、撮像素子として「1/2インチ」相当のものを用いることができる。
ワーキングディスタンスは13.4mm、共役長は71.412mmであり、ワーキングディスタンス、共役長ともに短い。視野:φも9mmと広い。
「実施例2」
図3に、実施例2の撮像レンズ系のレンズ構成を図2に倣って示す。
以下、実施例2のデータを実施例1に倣って示す。
面番号 R D Nd νd
OBA SO ∞ 18.6
L1 S1 46.4090 3.8 1.74320 49.3
S2 −46.4090 0.1
L2 S3 8.5526 3.6 1.69700 48.5
S4 34.4980 3.05
L3 S5 ∞ 1.1 1.74077 27.7
S6 3.9808 12.3
S S7 ∞ 0.1
L4 S8 20.0900 2.6 1.80518 25.4
S9 6.2852 0.27
L5 S10 7.4170 3.95 1.74320 49.3
S11 −9.4007 19.97
IMA SI ∞ 。
視野:φ=9mm、全系の焦点距離:f=43.5mm、Fno=4.0
使用波長:530nm(光源であるLEDの発光波長)
S6における光線有効径:ED6=4.71mm、絞りの開口径:ED7=4.55mm、第3レンズL3の像側面と絞りSとの光軸上の距離:D6=12.3mmであるから、D6>2×ED6、D6>2×ED7であって、条件(1)、(2)を満足し、第3レンズL3と絞りSとの間にハーフミラーを配置するのに十分なスペースを確保している。
結像倍率は「0.5倍」であり、撮像素子として「1/4インチ」相当のものを用いることができる。ワーキングディスタンスは18.6mm、共役長は69.44mmであって、ともに短い。視野:φも9mmと広い。
実施例1、2とも「物体側にテレセントリック」であることは言うまでも無い。上記の如く、実施例1、2ともワーキングディスタンスは20mm以下、共役長も75mm以下であり撮像光学装置をコンパクト化でき、且つ、広い視野範囲を撮像できる。
また、実施例1において、1/R5=0.0127、R8=19.1102であり、実施例2において、1/R5=0、R8=20.0900であって、実施例1、2とも条件(3)、(4)を満足し、実施例1では第1レンズと第2レンズが同一材料、実施例2では第1レンズと第5レンズが同一材料である。
図4に、実施例1に関する収差図を示す。非点収差の図におけるTは「タンジェンシアル」、Sは「サジタル」である。
図5に、実施例2に関する収差図を図4に倣って示す。
実施例1、2とも性能良好であり、可視域においても性能良好である。
実施例1、2とも撮像レンズ系中に「非球面」を含まないので、各レンズの製造が容易であり、この点からしてもコスト面で有利である。
なお、実施例1、2において、光源として「発光波長:530nmのLED」を例示したが、実施例1、2の撮像レンズ系は、カラー画像の撮像に対しても良好に適合できるように設計されている。
撮像光学素子の実施の1形態を説明図的に示す図である。 実施例1の撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例2の撮像レンズ系の構成を示す図である。 実施例1に関する収差図である。 実施例2に関する収差図である。
符号の説明
OBA 観察面
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
HM ハーフミラー
S 絞り
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
IMA 像面
LS 光源
LC 集光レンズ

Claims (4)

  1. 物体側から像側へ向って順次、第1、第2、第3、第4および第5レンズを配し、第3レンズと第4レンズとの間に絞りを有するとともに、第3レンズと上記絞りの間にハーフミラーが配され、照明光が上記ハーフミラーを介して第3レンズに入射し、第2レンズおよび第1レンズを介して物体へ照射されるように構成される撮像レンズ系であって、
    第1レンズは両凸レンズ、第2レンズは凸面を物体側に向けた正メニスカスレンズ、第3レンズは像側に凹面を有する負レンズ、第4レンズは凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ、第5レンズは、第4レンズとは分離した両凸レンズであり、
    絞りが、第1〜第3レンズのバックフォーカス位置に配置されることにより、物体側にテレセントリックで、
    第3レンズの像側面における光線有効径:ED6、上記絞りの開口径:ED7、第3レンズの像側面と上記絞りとの光軸上の距離:D6が、条件:
    (1) D6>2×ED6
    (2) D6>2×ED7
    を満足することを特徴とする撮像レンズ系。
  2. 請求項1記載の撮像レンズ系において、
    第3レンズの物体側面の曲率半径:R5(単位:mm)、第4レンズの物体側面の曲率半径:R8(単位:mm)が、条件:
    (3) 0.05≧1/R5≧0
    (4) 40>R8>0
    を満足し、第1レンズと第2レンズ、もしくは第1レンズと第5レンズとが同硝材であることを特徴とする撮像レンズ系。
  3. 観察面の像を撮像素子の受光面上に結像させて上記観察面の観察を行なうための撮像レンズ系を用いる撮像光学装置であって、
    撮像レンズ系と、照明光学系と、撮像素子とを有し、
    上記撮像レンズ系として、請求項1または2記載の撮像レンズ系が用いられ、
    上記撮像素子は、その受光面が上記撮像レンズ系の像面に合致するように設けられ、
    上記照明光学系は、上記撮像レンズ系における第3レンズと第4レンズとの間の光路上に配置されたハーフミラーを介して第3レンズに照明光を入射させるものであって、光源からの光を上記撮像レンズ系の第1〜第3レンズの合成系における像側焦点位置に集光させることを特徴とする撮像光学装置。
  4. 請求項3記載の撮像光学装置において、
    撮像レンズ系の第1〜第5レンズは、ハーフミラーによる反射により第3レンズと第4レンズとの間で屈曲された結像光路上に配置され、
    照明光が、ハーフミラーを透過して撮像レンズ系の第3レンズに入射し、
    観察面からの結像光は、上記ハーフミラーにより屈曲された結像光路に沿って第5レンズから射出して撮像素子に入射することを特徴とする撮像光学装置。
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