JP4931462B2 - 撮像レンズ - Google Patents
撮像レンズ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4931462B2 JP4931462B2 JP2006113945A JP2006113945A JP4931462B2 JP 4931462 B2 JP4931462 B2 JP 4931462B2 JP 2006113945 A JP2006113945 A JP 2006113945A JP 2006113945 A JP2006113945 A JP 2006113945A JP 4931462 B2 JP4931462 B2 JP 4931462B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- imaging
- object side
- refractive index
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lenses (AREA)
Description
この認識用撮像カメラに適用される撮像レンズとしては、像の歪を少なくするために、対称型又は対称型に近いトリプレット,テッサー,ダブルガウス型等のレンズが用いることが考えられる。ところで、認識用カメラは、実装機の制限された空間に配置されるため、前述のような対称型又は対称型に近い撮像レンズを配置しようとすると他の部材と干渉する虞があるため、被写体とレンズの間又はレンズと像面の間に反射鏡を配置して光路を折り曲げる手法を採ることが考えられる。
しかしながら、所定の撮像倍率を満たすようにレンズを配置すると、レンズと像面の間隔すなわちバックフォーカスが小さくて、他の部材に干渉することなく反射鏡を配置するのが困難である。
従来のレトロフォーカス型のレンズとしては、物体側の凸面に向けた負の屈折力を有するメニスカス形状の第1レンズ、開口絞り、両凸形状の第2レンズ、両凹形状の第3レンズ、両凸形状の第4レンズを含み、広角で、バックフォーカスが長く、テレセントリック性に優れ、デジタルスチルカメラ等に適用されるレンズが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカス形状の第1レンズ、両凸形状の第2レンズ、開口絞り、遮光板、両凹形状の第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、両凸形状の第5レンズを含み、広角で、バックフォーカスが長く、テレセントリック性に優れ、デジタルカメラ等に適用されるレンズが知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらには、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカス形状の第1レンズ、両凸形状の第2レンズ、開口絞り、両凹形状の第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、両凸形状の第5レンズを含み、バックフォーカスが長く、デジタルカメラ等に適したレンズが知られている(例えば、特許文献3参照)。
この構成によれば、第1レンズ及び第2レンズからなる前群レンズが主として入射した光線を広げてバックフォーカスを長くする役割を担っており、第3レンズ及び第4レンズからなる後群レンズが主として第2レンズから射出された光線を収束させて焦点に結像させる役割を担っている。
このように、前群レンズ(第1レンズ及び第2レンズ)及び後群レンズ(第3レンズ及び第4レンズ)により、バックフォーカスを十分確保することができると共に、必要とされる撮像倍率,共役長,視野を確保することができ、歪曲収差等が十分補正された良好な光学特性をもつ撮像レンズを得ることができる。また、第1レンズの加工が簡単になり、作製費用を削減でき、全体として撮像レンズのコストを低減することができる。
この構成によれば、第1レンズ及び第2レンズからなる前群レンズが主として入射した光線を広げてバックフォーカスを長くする役割を担っており、第3レンズ及び第4レンズからなる後群レンズが主として第2レンズから射出された光線を収束させて焦点に結像させる役割を担っている。
このように、前群レンズ(第1レンズ及び第2レンズ)及び後群レンズ(第3レンズ及び第4レンズ)により、バックフォーカスを十分確保することができると共に、必要とされる撮像倍率,共役長,視野を確保することができ、歪曲収差が十分補正された良好な光学特性をもつ撮像レンズを得ることができる。
さらに、ここでは、開口絞りが第4レンズの後方に配置されているため、開口絞りの交換及び変更を容易に行うことができる。また、第1レンズの加工が簡単になり、作製費用を削減でき、全体として撮像レンズのコストを低減することができる。
この構成によれば、実装機等の制限された空間において、この撮像レンズを備えた認識用カメラを容易に配置することができる。
図1ないし図3は、本発明に係る撮像レンズの一実施形態を示すものであり、図1はレンズ構成図、図2は光路図、図3は収差図である。
そして、図2に示すように、第4レンズ4の後方に反射鏡5を配置しない状態で、光軸L上に位置する像面Pに結像し、又、第4レンズ4の後方に反射鏡5を配置することにより、第4レンズ4を通過した光線を折り曲げて像面P´に結像させるようになっている。
このように、前群レンズ(I)(第1レンズ1及び第2レンズ2)及び後群レンズ(II)(第3レンズ3及び第4レンズ4)により、バックフォーカスを十分確保することができる。
したがって、図2に示すように、第4レンズ4の後方に反射鏡5を所定角度傾斜させて配置することにより、光軸Lから離れた位置の像面P´に結像させることができる。
また、前群レンズ(I)及び後群レンズ(II)のそれぞれの内部で、歪曲収差を相殺あるいは低減させるようにしているため、レンズ全体としての歪曲収差を極めて小さな量に抑えることができる。
第2レンズ2は、ガラス材料又は樹脂材料により形成されて、物体側に凹面及び像面側に凸面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有するレンズである。ここで、凹面及び凸面は共に球面に形成されている。
そして、第1レンズ1及び第2レンズ2により、全体として負の屈折力を有する前群レンズが形成されている。
第4レンズ4は、ガラス材料又は樹脂材料により形成されて、物体側に凹面及び像面側に凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有するレンズである。ここで、凹面及び凸面は共に球面に形成されている。
そして、第3レンズ3及び第4レンズ4により、全体として正の屈折力を有する後群レンズが形成されている。
使用波長1(主波長)=587.6nm、使用波長2=656.3nm、使用波長3=486.1nm、焦点距離=41.82mm、視野=φ12.0mm、開口絞りSDの口径=φ12.0mm、明るさ(Fナンバー)=5.6、共役長(物体〜像面)=220mm、撮像倍率=0.4292、第1レンズ1の外径寸法=φ12mm、第2レンズ2の外径寸法=φ12mm、第3レンズ3の外径寸法=φ14mm、第4レンズ4の外径寸法=φ16mm、バックフォーカス(BF)=80.00mm
R1=−7.2888mm、R2=−209.0900mm、R3=−14.2260mm、R4=−8.1419mm、R5=∞(開口絞りSD)、R6=33.5650mm、R7=−16.6220mm、R8=−14.7720mm、R9=−30.9520mm
D1=1.00mm、D2=1.00mm、D3=2.50mm、D4=14.25mm、D5=0.10mm、D6=4.00mm、D7=1.62mm、D8=1.50mm、BF=80.00mm、
N1=1.51680、N2=1.58913、N3=1.58913、N4=1.75520
<第1レンズ1〜第4レンズ4のアッベ数νi>
ν1=64.2、ν2=61.2、ν3=61.2、ν4=27.5
この撮像レンズは、図1に示すように、物体側から像面側に向けて順に配列された、負の屈折率を有し物体側に凹面を向けた第1レンズ1´及び正の屈折率を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズ2からなる前群レンズ(I)と、正の屈折率を有する第3レンズ3及び負の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第4レンズ4からなる後群レンズ(II)を備え、第4レンズ4の後方近傍に所定の口径を有する開口絞りSDを備えた、2群4枚のレトロフォーカス型のレンズ構成となっている。
そして、図5に示すように、第4レンズ4の後方に反射鏡5を配置しない状態で、光軸L上に位置する像面Pに結像し、又、第4レンズ4の後方に反射鏡5を配置することにより、第4レンズ4を通過した光線を折り曲げて像面P´に結像させるようになっている。
また、前述実施形態と同様に、前群レンズ(I)及び後群レンズ(II)のそれぞれの内部で、歪曲収差を相殺あるいは低減させるようにしているため、レンズ全体としての歪曲収差を極めて小さな量に抑えることができる。
第1レンズ1´は、ガラス材料又は樹脂材料により形成されて、物体側に凹面及び像面側に平面を向けた平凹形状の負の屈折力を有する平凹レンズである。ここで、凹面は球面に形成されている。
使用波長1(主波長)=587.6nm、使用波長2=656.3nm、使用波長3=486.1nm、焦点距離=41.82mm、視野=φ12.0mm、開口絞りSDの口径=φ11.0mm、明るさ(Fナンバー)=5.1、共役長(物体〜像面)=210mm、撮像倍率=0.4550、第1レンズ1´の外径寸法=φ13mm、第2レンズ2の外径寸法=φ13mm、第3レンズ3の外径寸法=φ14mm、第4レンズ4の外径寸法=φ14mm、バックフォーカス(BF)=80.00mm
R1=−7.3338mm、R2=∞、R3=−23.6058mm、R4=−8.5209mm、R5=31.2782、R6=−15.3797mm、R7=−14.1394mm、R8=−25.6847mm、R9=∞(開口絞りSD)
D1=1.00mm、D2=0.60mm、D3=3.30mm、D4=8.25mm、D5=3.50mm、D6=1.72mm、D7=1.20mm、D8=0.00mm、BF=80.00mm、
N1=1.51633、N2=1.51633、N3=1.51633、N4=1.75520
<第1レンズ1´〜第4レンズ4のアッベ数νi>
ν1=64.1、ν2=64.1、ν3=64.1、ν4=27.5
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 第4レンズ
5 反射鏡
L 光軸
BF バックフォーカス
Claims (3)
- 物体側から像面側に向けて順に配列された、
負の屈折率を有する第1レンズと、
正の屈折率を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズと、
所定の口径を有する開口絞りと、
正の屈折率を有する第3レンズと、
負の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第4レンズと、
から構成され、
前記第1レンズは、物体側に凹面及び像面側に平面を向けた平凹レンズである、
ことを特徴とする撮像レンズ。 - 物体側から像面側に向けて順に配列された、
負の屈折率を有する第1レンズと、
正の屈折率を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズと、
正の屈折率を有する第3レンズと、
負の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第4レンズと、
所定の口径を有する開口絞りと、
から構成され、
前記第1レンズは、物体側に凹面及び像面側に平面を向けた平凹レンズである、
ことを特徴とする撮像レンズ。 - 前記第4レンズと像面の間に、少なくとも一つの反射鏡が配置されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006113945A JP4931462B2 (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 撮像レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006113945A JP4931462B2 (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 撮像レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007286372A JP2007286372A (ja) | 2007-11-01 |
JP4931462B2 true JP4931462B2 (ja) | 2012-05-16 |
Family
ID=38758192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006113945A Expired - Fee Related JP4931462B2 (ja) | 2006-04-18 | 2006-04-18 | 撮像レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4931462B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011070930A1 (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-16 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 対物光学系 |
TWI416196B (zh) * | 2011-04-15 | 2013-11-21 | Largan Precision Co Ltd | 影像擷取鏡頭 |
CN106353879B (zh) * | 2016-11-18 | 2019-06-07 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 光学镜头及具有该光学镜头的激光加工设备 |
CN109633864B (zh) * | 2018-12-28 | 2021-08-17 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种用于激光加工的光学镜头、激光加工装置及加工方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01134324A (ja) * | 1987-11-20 | 1989-05-26 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡光学系 |
JP3033148B2 (ja) * | 1990-07-06 | 2000-04-17 | ミノルタ株式会社 | コンパクトなズームレンズ |
JPH04275518A (ja) * | 1991-03-04 | 1992-10-01 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡接眼レンズ |
JP3741788B2 (ja) * | 1996-07-23 | 2006-02-01 | フジノン株式会社 | 結像レンズ |
JPH10260347A (ja) * | 1997-03-19 | 1998-09-29 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 内視鏡用対物レンズ |
JP4197897B2 (ja) * | 2002-06-18 | 2008-12-17 | オリンパス株式会社 | 撮影光学系およびそれを用いた内視鏡 |
-
2006
- 2006-04-18 JP JP2006113945A patent/JP4931462B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007286372A (ja) | 2007-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7961406B2 (en) | Optical lens system for taking image | |
US8488259B2 (en) | Optical image capturing lens system | |
US8203797B2 (en) | Photographing optical lens assembly | |
US7948692B2 (en) | Photographing optical lens assembly | |
JP5496809B2 (ja) | 撮像レンズおよび撮像装置 | |
JP2008058387A (ja) | 超広角レンズ | |
JP7002508B2 (ja) | 撮像レンズ | |
JP5020536B2 (ja) | 読取用レンズ | |
CN109416459B (zh) | 内窥镜物镜光学系统 | |
JP2006201574A (ja) | 撮像レンズ | |
EP2051121A3 (en) | Imaging lens and imaging device | |
JP2007065524A (ja) | 撮像レンズ | |
JP2020056849A (ja) | 撮像光学系及び撮像装置 | |
JP4931462B2 (ja) | 撮像レンズ | |
JP2006030496A (ja) | テレセントリックレンズ | |
JP2021026063A (ja) | 撮像レンズ | |
JP2012141572A (ja) | バーコード読取装置用光学レンズモジュール | |
JP2004341376A (ja) | 広角レンズ | |
JP4689212B2 (ja) | テレセントリックレンズ | |
JP2007279555A (ja) | 魚眼レンズ | |
JP2007304312A (ja) | 色消しレンズ系 | |
JP5506535B2 (ja) | 撮影レンズ及びこの撮影レンズを備えた検査装置 | |
TWI408407B (zh) | 超廣角鏡頭 | |
JP2006301308A (ja) | 広角レンズ | |
JP2006220691A (ja) | 撮像レンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090414 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |