JP2004341376A - 広角レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】真偽判別装置等の撮像カメラに好適な安価な広角レンズを提供する。
【解決手段】物体側から像面側に向けて順に、負の屈折力を有し物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズ1、正の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズ2、正の屈折力を有し両面が凸状の第3レンズ3、所定の口径を有する開口絞り7、負の屈折力を有し両面が凹状の第4レンズ4、正の屈折力を有する第5レンズ5、正の屈折力を有し両面が凸状の第6レンズ6により、広角レンズを構成する。これにより、非球面レンズを採用することなく、近接撮影において広い画角が得られ、像側テレセントリック性が高く、鮮明で歪みの少ない画像が得られ、配置スペースの限られた機器に搭載するのに適した小型の広角レンズが得られる。
【選択図】 図1
【解決手段】物体側から像面側に向けて順に、負の屈折力を有し物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズ1、正の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズ2、正の屈折力を有し両面が凸状の第3レンズ3、所定の口径を有する開口絞り7、負の屈折力を有し両面が凹状の第4レンズ4、正の屈折力を有する第5レンズ5、正の屈折力を有し両面が凸状の第6レンズ6により、広角レンズを構成する。これにより、非球面レンズを採用することなく、近接撮影において広い画角が得られ、像側テレセントリック性が高く、鮮明で歪みの少ない画像が得られ、配置スペースの限られた機器に搭載するのに適した小型の広角レンズが得られる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CCD(charge−coupled device)等の撮像素子を備えた撮像カメラに用いられる広角レンズに関し、特に被写体までの距離が数センチメートル〜十数センチメートルの場合に好適な広角レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
紙幣や身分証明書等に各種の光を照射し、レンズを通してそれら被写体の画像をCCD上に結像させ、その撮像データに基づいて、自動的に又は目視にてその真偽を判別する真偽判別装置が知られている。
このような装置に要求されるレンズとしては、被写体に記されている文字や画像を正しく判読させるために、近距離撮影において鮮明で歪みの少ない画像が得られるのが好ましい。また、画像の周辺が暗くなる、いわゆるシェーディング現象を避けるために、像側テレセントリック性が高いことが必要である。さらに、読み取り範囲を広くできると同時に装置を小型化するために、広い画角を有し、共役長が短いことが好ましい。
【0003】
これらの要求を満たす従来のレンズとしては、近距離での撮影を主眼としたものではないが、少なくとも一つの面を非球面レンズとした広角レンズが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−150157号公報
【特許文献2】
特開平11−142728号公報
【特許文献3】
特開平11−194266号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、非球面レンズを採用した広角レンズでは、光学特性を向上させることができるものの、製造コストが高くなり、特に小規模の生産量では製品コストが高くなって好ましくない。特に、年間に数百台程度生産される真偽判別装置等に用いられる広角レンズとしては、できるだけコストを抑えつつ、上記の要求を満たす広角レンズが求められている。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、低コスト化を図りつつ、近距離撮影において鮮明で歪みの少ない画像が得られ、画像の周辺部におけるシェーディング現象を防止でき、像側テレセントリック性が高く、読み取り範囲を広くできると同時に装置を小型化できる広角レンズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の広角レンズは、物体側から像面側に向けて順に、負の屈折力を有し物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、正の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズと、正の屈折力を有し両面が凸状の第3レンズと、所定の口径を有する開口絞りと、負の屈折力を有し両面が凹状の第4レンズと、正の屈折力を有する第5レンズと、正の屈折力を有し両面が凸状の第6レンズと、からなる、ことを特徴としている。
この構成によれば、非球面を採用することなく、近接撮影において広い画角が得られ、像側テレセントリック性が高く、鮮明で歪みの少ない画像が得られ、配置スペースの限られた機器に搭載するのに適した小型の広角レンズが得られる。
【0008】
上記構成において、第6レンズの屈折率をN6、アッベ数をν6とするとき、
(1)N6>1.75、
(2)ν6>45、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、第6レンズにおける物体側の面の曲率半径を適度な大きさに形成でき、コマ収差等の諸収差を良好に補正しつつ、像側テレセントリック性を高めることができ、又、色収差の発生を抑制することができる。
【0009】
上記構成において、第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(但し、i=3,5,6)とするとき、
(3)N3=N5=N6、
(4)ν3=ν5=ν6、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、第3レンズ及び第5レンズとして、第6レンズと同一のガラス材料を使用することで、材料費用及びコーティング費用等を低減できる。
【0010】
上記構成において、第4レンズの屈折率をN4、アッベ数をν4とするとき、
(5)N4>1.90、
(6)ν4<22、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、第4レンズの負の屈折力を、第3レンズ、第5レンズ、及び第6レンズの正の屈折力に対して適切にバランスさせつつ、第4レンズを容易に製造することができ、低コスト化できる。また、第3レンズ、第5レンズ、及び第6レンズにより生じる色収差を相殺して全体としての色収差を適切に補正することができる。
【0011】
上記構成において、第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(但し、i=2,4)とするとき、
(7)N2=N4、
(8)ν2=ν4、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、第2レンズ及び第4レンズとして、同一のガラス材料を使用することで、材料費用及びコーティング費用等を低減できる。
【0012】
上記構成において、第5レンズとしては、像面側に凸面を向けた平凸形状のレンズ、あるいは、像面側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズ、を採用することができる。
この構成によれば、第5レンズとして、必要に応じて適宜選択して使用することができ、設計の自由度が高まる。
【0013】
上記構成において、第3レンズの両面は、同一の曲率に形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、第3レンズの製造コストが低減され、又、前後いずれの方向にも組付けできるため、誤組付け等を防止できると共に管理コストを低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る広角レンズの一実施形態を示す基本構成図である。この実施形態に係る広角レンズは、図1に示すように、物体側から像面側に向けて、負の屈折力を有し物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズ1、正の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズ2、正の屈折力を有し両面が凸状の第3レンズ3、負の屈折力を有し両面が凹状の第4レンズ4、正の屈折力を有し像面側に凸面を向けたメニスカス形状の第5レンズ5、正の屈折力を有し両面が凸状の第6レンズ6、が順次に配列されている。
この配列構成において、第3レンズ3と第4レンズ4との間には、所定の口径を有する開口絞り7が配置されている。
【0015】
尚、第1レンズ1ないし第6レンズ6、開口絞り7においては、図1に示すように、各々の面をSi(i=1〜13)、それぞれの面Siの曲率半径をRi(i=1〜13)、d線に対する第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(i=1〜6)で表す。また、第1レンズ1から像面Sまでのそれぞれの光軸L方向における間隔(厚さ、空気間隔)を、図1に示すように、Di(i=1〜13)で表す。
【0016】
図2に示すように、上記構成の広角レンズにおいては、第1レンズ1は、強い負の屈折力によって広い画角を確保し、第2レンズ2は、第1レンズ1によって取り込まれた光線の進行方向を補正して第3レンズ3に入射可能な角度に修正すると同時に、第1レンズ1で生じた負の歪曲収差を補正する。
第3レンズ3、第4レンズ4、及び第5レンズ5は、主レンズとして機能するものであり、いわゆるトリプレットレンズを前後逆向きに倒置させた形態をなし、正位置にあるトリプレットレンズに比べて、第5レンズ5を通過した後の周辺光と光軸Lとの距離を大きくして、像面Sまでの距離を比較的短くしつつ像側テレセントリック性を高めている。
第6レンズ6は、像側テレセントリック性を高めるものであり、第5レンズ5を通過した光線を屈折させて光軸Lに対してより平行な方向に導くと同時に、像面S(CCDの結像面)上に、被写体像を結像させる。
【0017】
ここで、上記構成においては、第6レンズ6が、下記(1),(2)の条件式、
(1)N6>1.75、
(2)ν6>45、
を満たすように形成されるのが好ましい。
(1)式は、屈折率に関する条件であり、この条件を満たすことにより、第6レンズ6における物体側の面S12の曲率半径R12を適度な大きさに形成でき、コマ収差等の諸収差を良好に補正しつつ、像側テレセントリック性を高めることができる。仮に、この条件から外れると、屈折率を補うためには、面S12の曲率半径を過度に小さくする必要があり、それ故に、レンズのこば厚が小さくなり、コマ収差も増大してしまうが、この条件を満たすことにより、所定のこば厚を確保しつつ、コマ収差等の諸収差を良好に補正できる。
(2)式は、アッベ数に関する条件であり、この条件を満たすことにより、色収差の発生を抑えることができる。すなわち、この条件から外れると、このレンズで生じた色収差を補正するために、第4レンズ4としてアッベ数が非常に小さいものが必要になるが、この条件を満たすことにより、第4レンズ4を容易に設定できると同時に、色収差を良好に補正することができる。
【0018】
また、上記構成においては、第3レンズ3、第5レンズ5、第6レンズ6が、下記(3),(4)の条件式、
(3)N3=N5=N6、
(4)ν3=ν5=ν6、
を満たすように形成されるのが好ましい。
(3),(4)式は、レンズの材料が同一であることを規定したものであり、第3レンズ3及び第5レンズ5として、第6レンズ6と同一のガラス材料を使用することで、材料費用及びコーティング費用等を低減できる。
【0019】
また、上記構成においては、第4レンズが下記(5),(6)の条件式、
(5)N4>1.90、
(6)ν4<22、
を満たすように形成されるのが好ましい。
(5)式は、屈折率に関する条件であり、この条件を満たすことにより、第4レンズ4の負の屈折力を、第3レンズ3、第5レンズ5、及び第6レンズ6の正の屈折力に対して適切にバランスさせつつ、第4レンズ4を容易に製造することができる。すなわち、この条件から外れると、屈折力を補うために、第4レンズ4の両面S8,S9の曲率半径R8,R9を極端に小さくする必要があり、製造し難い形状になって製造コストが増加してしまうが、この条件を満たすことにより、他のレンズとの屈折力をバランスさせつつ製造し易い形状にでき、製造コストを低減できる。
(6)式は、アッベ数に関する条件であり、この条件を満たすことにより、第3レンズ3、第5レンズ5、及び第6レンズ6により生じる色収差を相殺して全体としての色収差を適切に補正することができる。
【0020】
また、上記構成においては、第2レンズ2及び第4レンズ4が、下記(7),(8)の条件式、
(7)N2=N4、
(8)ν2=ν4、
を満たすように形成されるのが好ましい。
(7),(8)式は、レンズの材料が同一であることを規定したものであり、第2レンズ2及び第4レンズ4として、同一のガラス材料を使用することで、材料費用及びコーティング費用等を低減できる。
【0021】
上記構成において、第3レンズ3の両面S5,S6は、同一の曲率(同一の曲率半径)に形成されるのが好ましい。同一曲率とすることにより、第3レンズ3の製造コストが低減され、又、前後いずれの方向にも組付けできるため、誤組付け等を防止できると共に管理コストを低減できる。
【0022】
上記構成からなる実施形態の具体的な数値による実施例を、実施例1として以下に示す。実施例1における主な仕様諸元は表1に、種々の数値データ(設定値)は表2にそれぞれ示される。また、この実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)に関する収差線図は、図3に示されるような結果となる。尚、図3の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Tはメリジオナル平面での収差を示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
以上の実施例1においては、緑色LEDを照明光に使用したレンズ系であるが、画角(2ω)が70度近くであるにも拘わらず、歪曲収差が−1パーセント程度に抑えられている。このように、非球面レンズを用いることなく、近接撮影において広い画角を有し、像側テレセントリック性が高く、かつ、鮮明で歪みの少なく画像が得られる広角レンズを低コストで提供することができる。
【0026】
図4は、本発明に係る広角レンズの他の実施形態を示す基本構成図である。この広角レンズにおいては、第5レンズ5´として、像面側に凸面を向けた平凸形状のレンズを採用し、それぞれのレンズの仕様を変更した以外は、前述の実施形態と同様の構成をなすものである。
【0027】
この実施形態の具体的な数値による実施例を、実施例2として以下に示す。実施例2における主な仕様諸元は表3に、種々の数値データ(設定値)は表4にそれぞれ示される。また、この実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)に関する収差線図は、図6に示されるような結果となる。尚、図6の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Tはメリジオナル平面での収差を示す。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
以上の実施例2においては、可視光から赤外光まで広範囲に対応したレンズ系であるが、画角(2ω)が90度であるにも拘わらず、歪曲収差が−9パーセント程度に抑えられている。このように、非球面レンズを用いることなく、近接撮影において広い画角を有し、像側テレセントリック性が高く、かつ、鮮明で歪みの少なく画像が得られる広角レンズを低コストで提供することができる。
【0031】
上記実施形態においては、第3レンズ3、第5レンズ、第6レンズの3つのレンズを同一の材料で形成する場合を示したが、単色LEDを照明光として使用する場合など、波長域が50nm程度の場合は、N1=N3=N5=N6、ν1=ν3=ν5=ν6として、第1レンズ、第3レンズ、第5レンズ、第6レンズの4つのレンズを全て同一の材料により形成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の広角レンズによれば、近距離撮影において鮮明で歪みの少ない画像を得ることができ、画像の周辺部におけるシェーディング現象を防止でき、像側テレセントリック性が高く、読み取り範囲を広くできる、小型の広角レンズを安価に提供することができる。したがって、紙幣や身分証明書等の画像の真偽判別装置は勿論のこと、広い画角を必要とし、配置スペースの限られた機器においても、撮像カメラの広角レンズとして適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る広角レンズの一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1に示す広角レンズにおける光線の屈折状態を示す光線図である。
【図3】実施例1に係る広角レンズにおける球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差図である。
【図4】本発明に係る広角レンズの他の実施形態を示す構成図である。
【図5】図4に示す広角レンズにおける光線の屈折状態を示す光線図である。
【図6】実施例2に係る広角レンズにおける球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 第4レンズ
5,5´ 第5レンズ
6 第6レンズ
S 像面
L 光軸
D1〜D13 光軸上の間隔
R1〜R13 曲率半径
S1〜S13 面
【発明の属する技術分野】
本発明は、CCD(charge−coupled device)等の撮像素子を備えた撮像カメラに用いられる広角レンズに関し、特に被写体までの距離が数センチメートル〜十数センチメートルの場合に好適な広角レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
紙幣や身分証明書等に各種の光を照射し、レンズを通してそれら被写体の画像をCCD上に結像させ、その撮像データに基づいて、自動的に又は目視にてその真偽を判別する真偽判別装置が知られている。
このような装置に要求されるレンズとしては、被写体に記されている文字や画像を正しく判読させるために、近距離撮影において鮮明で歪みの少ない画像が得られるのが好ましい。また、画像の周辺が暗くなる、いわゆるシェーディング現象を避けるために、像側テレセントリック性が高いことが必要である。さらに、読み取り範囲を広くできると同時に装置を小型化するために、広い画角を有し、共役長が短いことが好ましい。
【0003】
これらの要求を満たす従来のレンズとしては、近距離での撮影を主眼としたものではないが、少なくとも一つの面を非球面レンズとした広角レンズが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−150157号公報
【特許文献2】
特開平11−142728号公報
【特許文献3】
特開平11−194266号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、非球面レンズを採用した広角レンズでは、光学特性を向上させることができるものの、製造コストが高くなり、特に小規模の生産量では製品コストが高くなって好ましくない。特に、年間に数百台程度生産される真偽判別装置等に用いられる広角レンズとしては、できるだけコストを抑えつつ、上記の要求を満たす広角レンズが求められている。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、低コスト化を図りつつ、近距離撮影において鮮明で歪みの少ない画像が得られ、画像の周辺部におけるシェーディング現象を防止でき、像側テレセントリック性が高く、読み取り範囲を広くできると同時に装置を小型化できる広角レンズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の広角レンズは、物体側から像面側に向けて順に、負の屈折力を有し物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、正の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズと、正の屈折力を有し両面が凸状の第3レンズと、所定の口径を有する開口絞りと、負の屈折力を有し両面が凹状の第4レンズと、正の屈折力を有する第5レンズと、正の屈折力を有し両面が凸状の第6レンズと、からなる、ことを特徴としている。
この構成によれば、非球面を採用することなく、近接撮影において広い画角が得られ、像側テレセントリック性が高く、鮮明で歪みの少ない画像が得られ、配置スペースの限られた機器に搭載するのに適した小型の広角レンズが得られる。
【0008】
上記構成において、第6レンズの屈折率をN6、アッベ数をν6とするとき、
(1)N6>1.75、
(2)ν6>45、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、第6レンズにおける物体側の面の曲率半径を適度な大きさに形成でき、コマ収差等の諸収差を良好に補正しつつ、像側テレセントリック性を高めることができ、又、色収差の発生を抑制することができる。
【0009】
上記構成において、第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(但し、i=3,5,6)とするとき、
(3)N3=N5=N6、
(4)ν3=ν5=ν6、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、第3レンズ及び第5レンズとして、第6レンズと同一のガラス材料を使用することで、材料費用及びコーティング費用等を低減できる。
【0010】
上記構成において、第4レンズの屈折率をN4、アッベ数をν4とするとき、
(5)N4>1.90、
(6)ν4<22、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、第4レンズの負の屈折力を、第3レンズ、第5レンズ、及び第6レンズの正の屈折力に対して適切にバランスさせつつ、第4レンズを容易に製造することができ、低コスト化できる。また、第3レンズ、第5レンズ、及び第6レンズにより生じる色収差を相殺して全体としての色収差を適切に補正することができる。
【0011】
上記構成において、第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(但し、i=2,4)とするとき、
(7)N2=N4、
(8)ν2=ν4、
を満足する、構成を採用できる。
この構成によれば、第2レンズ及び第4レンズとして、同一のガラス材料を使用することで、材料費用及びコーティング費用等を低減できる。
【0012】
上記構成において、第5レンズとしては、像面側に凸面を向けた平凸形状のレンズ、あるいは、像面側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズ、を採用することができる。
この構成によれば、第5レンズとして、必要に応じて適宜選択して使用することができ、設計の自由度が高まる。
【0013】
上記構成において、第3レンズの両面は、同一の曲率に形成されている、構成を採用できる。
この構成によれば、第3レンズの製造コストが低減され、又、前後いずれの方向にも組付けできるため、誤組付け等を防止できると共に管理コストを低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る広角レンズの一実施形態を示す基本構成図である。この実施形態に係る広角レンズは、図1に示すように、物体側から像面側に向けて、負の屈折力を有し物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズ1、正の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズ2、正の屈折力を有し両面が凸状の第3レンズ3、負の屈折力を有し両面が凹状の第4レンズ4、正の屈折力を有し像面側に凸面を向けたメニスカス形状の第5レンズ5、正の屈折力を有し両面が凸状の第6レンズ6、が順次に配列されている。
この配列構成において、第3レンズ3と第4レンズ4との間には、所定の口径を有する開口絞り7が配置されている。
【0015】
尚、第1レンズ1ないし第6レンズ6、開口絞り7においては、図1に示すように、各々の面をSi(i=1〜13)、それぞれの面Siの曲率半径をRi(i=1〜13)、d線に対する第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(i=1〜6)で表す。また、第1レンズ1から像面Sまでのそれぞれの光軸L方向における間隔(厚さ、空気間隔)を、図1に示すように、Di(i=1〜13)で表す。
【0016】
図2に示すように、上記構成の広角レンズにおいては、第1レンズ1は、強い負の屈折力によって広い画角を確保し、第2レンズ2は、第1レンズ1によって取り込まれた光線の進行方向を補正して第3レンズ3に入射可能な角度に修正すると同時に、第1レンズ1で生じた負の歪曲収差を補正する。
第3レンズ3、第4レンズ4、及び第5レンズ5は、主レンズとして機能するものであり、いわゆるトリプレットレンズを前後逆向きに倒置させた形態をなし、正位置にあるトリプレットレンズに比べて、第5レンズ5を通過した後の周辺光と光軸Lとの距離を大きくして、像面Sまでの距離を比較的短くしつつ像側テレセントリック性を高めている。
第6レンズ6は、像側テレセントリック性を高めるものであり、第5レンズ5を通過した光線を屈折させて光軸Lに対してより平行な方向に導くと同時に、像面S(CCDの結像面)上に、被写体像を結像させる。
【0017】
ここで、上記構成においては、第6レンズ6が、下記(1),(2)の条件式、
(1)N6>1.75、
(2)ν6>45、
を満たすように形成されるのが好ましい。
(1)式は、屈折率に関する条件であり、この条件を満たすことにより、第6レンズ6における物体側の面S12の曲率半径R12を適度な大きさに形成でき、コマ収差等の諸収差を良好に補正しつつ、像側テレセントリック性を高めることができる。仮に、この条件から外れると、屈折率を補うためには、面S12の曲率半径を過度に小さくする必要があり、それ故に、レンズのこば厚が小さくなり、コマ収差も増大してしまうが、この条件を満たすことにより、所定のこば厚を確保しつつ、コマ収差等の諸収差を良好に補正できる。
(2)式は、アッベ数に関する条件であり、この条件を満たすことにより、色収差の発生を抑えることができる。すなわち、この条件から外れると、このレンズで生じた色収差を補正するために、第4レンズ4としてアッベ数が非常に小さいものが必要になるが、この条件を満たすことにより、第4レンズ4を容易に設定できると同時に、色収差を良好に補正することができる。
【0018】
また、上記構成においては、第3レンズ3、第5レンズ5、第6レンズ6が、下記(3),(4)の条件式、
(3)N3=N5=N6、
(4)ν3=ν5=ν6、
を満たすように形成されるのが好ましい。
(3),(4)式は、レンズの材料が同一であることを規定したものであり、第3レンズ3及び第5レンズ5として、第6レンズ6と同一のガラス材料を使用することで、材料費用及びコーティング費用等を低減できる。
【0019】
また、上記構成においては、第4レンズが下記(5),(6)の条件式、
(5)N4>1.90、
(6)ν4<22、
を満たすように形成されるのが好ましい。
(5)式は、屈折率に関する条件であり、この条件を満たすことにより、第4レンズ4の負の屈折力を、第3レンズ3、第5レンズ5、及び第6レンズ6の正の屈折力に対して適切にバランスさせつつ、第4レンズ4を容易に製造することができる。すなわち、この条件から外れると、屈折力を補うために、第4レンズ4の両面S8,S9の曲率半径R8,R9を極端に小さくする必要があり、製造し難い形状になって製造コストが増加してしまうが、この条件を満たすことにより、他のレンズとの屈折力をバランスさせつつ製造し易い形状にでき、製造コストを低減できる。
(6)式は、アッベ数に関する条件であり、この条件を満たすことにより、第3レンズ3、第5レンズ5、及び第6レンズ6により生じる色収差を相殺して全体としての色収差を適切に補正することができる。
【0020】
また、上記構成においては、第2レンズ2及び第4レンズ4が、下記(7),(8)の条件式、
(7)N2=N4、
(8)ν2=ν4、
を満たすように形成されるのが好ましい。
(7),(8)式は、レンズの材料が同一であることを規定したものであり、第2レンズ2及び第4レンズ4として、同一のガラス材料を使用することで、材料費用及びコーティング費用等を低減できる。
【0021】
上記構成において、第3レンズ3の両面S5,S6は、同一の曲率(同一の曲率半径)に形成されるのが好ましい。同一曲率とすることにより、第3レンズ3の製造コストが低減され、又、前後いずれの方向にも組付けできるため、誤組付け等を防止できると共に管理コストを低減できる。
【0022】
上記構成からなる実施形態の具体的な数値による実施例を、実施例1として以下に示す。実施例1における主な仕様諸元は表1に、種々の数値データ(設定値)は表2にそれぞれ示される。また、この実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)に関する収差線図は、図3に示されるような結果となる。尚、図3の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Tはメリジオナル平面での収差を示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
以上の実施例1においては、緑色LEDを照明光に使用したレンズ系であるが、画角(2ω)が70度近くであるにも拘わらず、歪曲収差が−1パーセント程度に抑えられている。このように、非球面レンズを用いることなく、近接撮影において広い画角を有し、像側テレセントリック性が高く、かつ、鮮明で歪みの少なく画像が得られる広角レンズを低コストで提供することができる。
【0026】
図4は、本発明に係る広角レンズの他の実施形態を示す基本構成図である。この広角レンズにおいては、第5レンズ5´として、像面側に凸面を向けた平凸形状のレンズを採用し、それぞれのレンズの仕様を変更した以外は、前述の実施形態と同様の構成をなすものである。
【0027】
この実施形態の具体的な数値による実施例を、実施例2として以下に示す。実施例2における主な仕様諸元は表3に、種々の数値データ(設定値)は表4にそれぞれ示される。また、この実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)に関する収差線図は、図6に示されるような結果となる。尚、図6の非点収差において、Sはサジタル平面での収差、Tはメリジオナル平面での収差を示す。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
以上の実施例2においては、可視光から赤外光まで広範囲に対応したレンズ系であるが、画角(2ω)が90度であるにも拘わらず、歪曲収差が−9パーセント程度に抑えられている。このように、非球面レンズを用いることなく、近接撮影において広い画角を有し、像側テレセントリック性が高く、かつ、鮮明で歪みの少なく画像が得られる広角レンズを低コストで提供することができる。
【0031】
上記実施形態においては、第3レンズ3、第5レンズ、第6レンズの3つのレンズを同一の材料で形成する場合を示したが、単色LEDを照明光として使用する場合など、波長域が50nm程度の場合は、N1=N3=N5=N6、ν1=ν3=ν5=ν6として、第1レンズ、第3レンズ、第5レンズ、第6レンズの4つのレンズを全て同一の材料により形成してもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の広角レンズによれば、近距離撮影において鮮明で歪みの少ない画像を得ることができ、画像の周辺部におけるシェーディング現象を防止でき、像側テレセントリック性が高く、読み取り範囲を広くできる、小型の広角レンズを安価に提供することができる。したがって、紙幣や身分証明書等の画像の真偽判別装置は勿論のこと、広い画角を必要とし、配置スペースの限られた機器においても、撮像カメラの広角レンズとして適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る広角レンズの一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1に示す広角レンズにおける光線の屈折状態を示す光線図である。
【図3】実施例1に係る広角レンズにおける球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差図である。
【図4】本発明に係る広角レンズの他の実施形態を示す構成図である。
【図5】図4に示す広角レンズにおける光線の屈折状態を示す光線図である。
【図6】実施例2に係る広角レンズにおける球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 第4レンズ
5,5´ 第5レンズ
6 第6レンズ
S 像面
L 光軸
D1〜D13 光軸上の間隔
R1〜R13 曲率半径
S1〜S13 面
Claims (8)
- 物体側から像面側に向けて順に、
負の屈折力を有し物体側に凸面を向けたメニスカス形状の第1レンズと、
正の屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズと、
正の屈折力を有し両面が凸状の第3レンズと、
所定の口径を有する開口絞りと、
負の屈折力を有し両面が凹状の第4レンズと、
正の屈折力を有する第5レンズと、
正の屈折力を有し両面が凸状の第6レンズと、
からなる、ことを特徴とする広角レンズ。 - 前記第6レンズの屈折率をN6及びアッベ数をν6とするとき、
(1)N6>1.75、
(2)ν6>45、
を満足する、ことを特徴とする請求項1記載の広角レンズ。 - 前記第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(但し、i=3,5,6)とするとき、
(3)N3=N5=N6、
(4)ν3=ν5=ν6、
を満足する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の広角レンズ。 - 前記第4レンズの屈折率をN4及びアッベ数をν4とするとき、
(5)N4>1.90、
(6)ν4<22、
を満足する、ことを特徴とする請求項3記載の広角レンズ。 - 前記第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(但し、i=2,4)とするとき、
(7)N2=N4、
(8)ν2=ν4、
を満足する、ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の広角レンズ。 - 前記第5レンズは、像面側に凸面を向けた平凸形状である、ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の広角レンズ。
- 前記第5レンズは、像面側に凸面を向けたメニスカス形状である、
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の広角レンズ。 - 前記第3レンズの両面は、同一の曲率に形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載の広角レンズ。
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