JP2016085282A - 内視鏡対物光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型でありながら、視野が広く高い解像力を有する内視鏡対物光学系を提供すること。
【解決手段】内視鏡対物光学系は、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、を備え、第1レンズ群は、像側に凹面を向けた平凹レンズと、負メニスカスレンズと、からなり、第2レンズ群は、物体側正レンズと、明るさ絞りと、像側正レンズと、からなり、物体側正レンズは、物体側に凸面を向けて配置されると共に、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さく、像側正レンズは、像側に凸面を向けて配置されると共に、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さく、第3レンズ群は、少なくとも1つの接合レンズを含み、以下の条件式(1)を満足する。
1.8<f12/f11<13.5 (1)
【選択図】図1

Description

本発明は対物光学系、特に、視野が広く高い解像力を有する内視鏡対物光学系に関する。
医療分野の電子内視鏡では、処置や診断に関する技能が高度化している。技能の高度化が進むと、検査での病変の見落としを防止することがより重要になってくる。このようなことから、電子内視鏡の光学系には、広い視野を持つこと、例えば160°を超える画角を持つことが要求される。
また、より微小な病変の発見や検出を可能とする為に、電子内視鏡に対して、高画質化のニーズが年々高まっている。このようなニーズに応える為に、小型でありながら高画素、例えば、数十万の画素数を持つ撮像素子が電子内視鏡に搭載されるようになってきた。このようなことから、電子内視鏡の光学系には、高い解像力を持つことが要求される。
また、電子内視鏡は生体内に挿入する機器であることから、挿入部の小型化が必須となる。電子内視鏡の光学系は挿入部に搭載されるため、電子内視鏡の光学系には、レンズの小型化や光学系の全長の短縮が必須となる。
このような要求に対応した光学系として、特許文献1〜4に開示された対物光学系がある。
特許文献1に開示された対物光学系は、物体側から順に、像側に凹面を向けた平凹レンズと、物体側に凸面を向けた平凸レンズと、明るさ絞りと、像側に凸面を向けた平凸レンズと、接合レンズからなる。
特許文献2に開示された対物光学系は、物体側から順に、像側に凹面を向けた平凹レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、明るさ絞りと、像側に凸面を向けた平凸レンズと、接合レンズからなる。
特許文献3に開示された対物光学系は、物体側から順に、像側に凹面を向けた平凹レンズと、負メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、明るさ絞りと、両凸正レンズと、接合レンズからなる。
特許文献4に開示された対物光学系は、物体側から順に、像側に凹面を向けた平凹レンズと、負メニスカスレンズと、両凸正レンズと、明るさ絞りと、両凸正レンズと、接合レンズからなる。
特許4245985号公報 特許4695662号公報 特許4934233号公報 特開平8−234100号公報
特許文献1に開示された対物光学系は、画角が十分に広い光学系とは言えない。また、光学系の組み立てでは、保持部材の所定の位置でレンズを保持する。このとき、組み立て誤差、例えば、実際に保持された位置と所定の位置との差が生じる場合がある。特許文献1に開示された対物光学系では、第1レンズの負屈折力が大きい為に、組み立て誤差に対する収差の変動(以下、「誤差感度」という)が大きくなる。そのため、高い解像力を有する光学系を容易に実現することが難しい。
特許文献2に開示された光学系では、明るさ絞り(開口絞り)の近傍に第2レンズが配置されているが、明るさ絞り側のレンズ面の曲率半径が大きい。レンズ面の曲率半径が大きい場合、そのレンズ面の加工性が非常に悪くなる。レンズ面の加工性が悪いと、レンズ面の加工誤差に対して収差が大きく変動する。
特に、明るさ絞りの近傍のレンズ面では、軸上光束と軸外光束がほぼ同じ位置を通過する。そのため、加工誤差が大きいと、軸上収差と軸外収差が共に悪化する。加工誤差を小さくしようとすると加工時間が増大するため、製造コストが増大する。このようなことから、特許文献2に開示された光学系では、低コストで高い解像力を有する光学系を実現することが難しい。
特許文献3に開示された光学系は、Fナンバーが十分に小さい光学系とは言えない。そのため、特許文献3に開示された光学系は、高解像な対物光学系とは言い難い。
特許文献4に開示された光学系では、第1レンズの物体側面が球面になっている。第1レンズの物体側のレンズ面が球面だと、このレンズ面が破損しやすい。さらに、このレンズ面の周辺部に水滴が溜まり易くなるので、観察可能な範囲が狭くなってしまう。また、レンズの加工コストも上昇する。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、小型でありながら、視野が広く高い解像力を有する内視鏡対物光学系を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、を備え、第1レンズ群は、像側に凹面を向けた平凹レンズと、負メニスカスレンズと、からなり、第2レンズ群は、物体側正レンズと、明るさ絞りと、像側正レンズと、からなり、物体側正レンズは、物体側に凸面を向けて配置されると共に、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さく、像側正レンズは、像側に凸面を向けて配置されると共に、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さく、第3レンズ群は、少なくとも1つの接合レンズを含み、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする内視鏡対物光学系である。
1.8<f12/f11<13.5 (1)
ここで、
11は、平凹レンズの焦点距離、
12は、負メニスカスレンズの焦点距離、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.7<f21/f22<3.8 (2)
ここで、
21は、物体側正レンズの焦点距離、
22は、像側正レンズの焦点距離、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、物体側正レンズと像側正レンズは、共に平凸レンズであることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.35<|f1|/f2<0.57 (3)
ここで、
1は、第1レンズ群の焦点距離、
2は、第2レンズ群の焦点距離、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、第3レンズ群における接合レンズの数は1つであり、以下の条件式(4)、(5)を満足することが望ましい。
35<ν3Cp−ν3Cn (4)
1.7<n3p (5)
ここで、
ν3Cpは、接合レンズの正レンズのアッベ数、
ν3Cnは、接合レンズの負レンズのアッベ数、
3Cpは、接合レンズの正レンズのe線基準の屈折率、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、第3群レンズは、物体側に凸面を向けた平凸レンズを有し、平凸レンズは最も像側に配置され、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
31/f<13 (6)
ここで、
31は、平凸レンズの焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全系の焦点距離、
である。
本発明の一実施形態に係る内視鏡対物光学系は、小型でありながら、視野が広く高い解像力を有するという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図であり、(a)は第1実施形態の内視鏡対物光学系における断面図、(b)は第2実施形態の内視鏡対物光学系おける断面図である。 本発明の実施例1に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例2に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例3に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例4に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例5に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例6に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例7に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例8に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例9に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例10に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例11に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例12に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。 本発明の実施例13に係る内視鏡対物光学系の断面構成と収差図を示す図であり、(a)は断面図、(b)は球面収差(SA)、(c)は非点収差(AS)、(d)は歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)をそれぞれ示す。
以下、本実施形態に係る内視鏡対物光学系について、図面を用いて、このような構成をとった理由と作用を説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図である。ここで、(a)は、第1実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図、(b)は、第2実施形態に係る内視鏡対物光学系の断面構成を示す図である。
本実施形態に係る内視鏡対物光学系(以下、「対物光学系」という)は電子内視鏡、特に、撮像素子の画素数が多く、広い範囲を観察できる電子内視鏡の対物光学系に適した光学系である。
広い範囲を観察できるようにするために、本実施形態に係る対物光学系では、前群の屈折力を負屈折力、後群の屈折力を正屈折力にしている。これにより、対物光学系の構成が、レトロフォーカス型の構成となるので、広い視野を確保することができる。より具体的には、前群を負の屈折力を持つ第1レンズ群G1で構成し、後群を正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と正の屈折力を持つ第3レンズ群G3とで構成している。
第1レンズ群G1は、全体として負の屈折力を持つ。第1レンズ群G1は、物体側から順に、像側に凹面を向けた平凹レンズL1と、負メニスカスレンズL2とからなる。広い視野を確保するためには、光学系の画角を広くする必要がある。画角を広くするためには、第1レンズ群G1の負の屈折力を大きくすれば良い。ただし、負の屈折力を大きくすると、収差が発生し易くなると共に、誤差感度が大きくなる。
そこで、本実施形態に係る対物光学系では、第1レンズ群G1に平凹レンズL1と、負メニスカスレンズL2を用いることで、負の屈折力を2つのレンズに分散させている。負の屈折力を2つのレンズに分散させることで、第1レンズ群G1での収差の発生を抑制することができる。その結果、第1レンズ群G1における誤差感度を低減することができる。
平凹レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。この場合、レンズの物体側面が平面になっているので、レンズ面の破損を低減することができる。また、レンズ面の周辺部に水滴が溜まりにくくなるので、観察可能な範囲が狭まることがない。すなわち、本来対物光学系が持つ視野を、余すところなく観察に使用することができる。
また、負メニスカスレンズL2は、正の屈折作用を持つレンズ面を持っている。そこで、正の屈折作用を持つレンズ面を使って、負メニスカスレンズL2を通過する軸外光の高さを下げることができる。また、これにより、負メニスカスレンズL2に入射する軸外光の高さも下がるので、平凹レンズL1を通過する軸外光の高さについても下げることができる。よって、平凹レンズL1の外径を小さくすることができる。その結果、光学系の画角を広く保った状態で、第1レンズ群G1の外径を全体的に小さくすることができる。
第1実施形態に係る対物光学系では、負メニスカスレンズL2は物体側に凸面を向けて配置されている。また、第2実施形態に係る対物光学系では、負メニスカスレンズL2は像側に凸面を向けて配置されている。このように、負メニスカスレンズL2は凸面をどちらに向けて配置しても良い。凸面を物体側に向けて配置することで、球面収差やコマ収差の補正が容易となる。また、歪曲収差の発生を抑制できる。凸面を像側に向けることで、非点収差の補正に有効となる。
第2レンズ群G2は、全体として正の屈折力を有する。第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側正レンズL3と、像側正レンズL4と、からなる。そして、物体側正レンズL3から像側正レンズL4までの間に、明るさ絞りSが配置されている。このようにすると、明るさ絞りSを挟んで屈折力が対称となるように光学系が構成されるため、コマ収差や非点収差を良好に補正することができる。
また、物体側正レンズL3と像側正レンズL4との間には、フィルタFが配置されている。フィルタFは、例えば、赤外カットフィルターである。フィルタFは、撮像素子で撮像した画像の色補正の為に用いられる。
物体側正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。像側正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。また、曲率半径の絶対値で比較すると、物体側正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。像側正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。このように、レンズ形状についても対称性が高まるため、コマ収差や非点収差を更に良好に補正することができる。
また、物体側正レンズL3の像側面と像側正レンズL4の物体側面は、各々平面になっている。ただし、物体側正レンズL3の像側面と像側正レンズL4の物体側面は、各々平面でなくても良い。
第3レンズ群G3は、全体として正の屈折力を有する。第3レンズ群G3は、少なくとも1つの接合レンズを含む。接合レンズは、正レンズL5と負レンズL6とからなる。少なくとも1つの接合レンズを含むことで、主に、球面収差とコマ収差を良好に補正することができる。
また、第3レンズ群G3は、更にレンズを備えていて良い。図1(a)に示すように、第1実施形態に係る対物光学系では、第3レンズ群G3は接合レンズ以外に平凸レンズL7を備えている。平凸レンズL7は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸レンズL7を設けることで、より広い視野を確保することができる。平凸レンズL7は、カバーガラスCGに接合されている。カバーガラスCGは撮像素子に設けられているので、平凸レンズL7は撮像素子の位置決めに利用される。
一方、図1(b)に示すように、第2実施形態に係る対物光学系では、第3レンズ群G3は接合レンズ以外にレンズを備えていてない。図1(b)では、平行平板PLがカバーガラスCGに接合されている。カバーガラスCGは撮像素子に設けられているので、平行平板PLは撮像素子の位置決めに利用される。
そして、本実施形態に係る対物光学系は、以下の条件式(1)を満足する。
1.8<f12/f11<13.5 (1)
ここで、
11は、平凹レンズL1の焦点距離、
12は、負メニスカスレンズL2の焦点距離、
である。
条件式(1)は、第1レンズ群G1を構成するレンズの屈折力に関する条件式である。条件式(1)を満足することで、広い視野と高い解像力を確保することができる。
条件式(1)の上限値を上回ると、平凹レンズL1の凹面における屈折力が過大になる。この場合、誤差感度が大きくなるため、高い解像力を有する光学系を容易に実現することが難しくなる。また、画質劣化へ影響が大となる。また、平凹レンズL1の凹面における加工性が悪くなる。
条件式(1)の下限値を下回ると、平凹レンズL1の凹面における屈折力が過小になる。この場合、広い視野を確保することができない。
また、本実施形態に係る対物光学系は、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.7<f21/f22<3.8 (2)
ここで、
21は、物体側正レンズL3の焦点距離、
22は、像側正レンズL4の焦点距離、
である。
条件式(2)は、第2レンズ群G2を構成するレンズの屈折力に関する条件式である。条件式(2)を満足することで、球面収差と倍率色収差の良好な補正と適切なバックフォーカスの確保とを両立させることができる。
条件式(2)の上限値を上回ると、物体側正レンズL3の屈折力が小さくなる。この場合、第2レンズ群G2における正の屈折作用は、明るさ絞りSよりも物体側で小さくなり、明るさ絞りSよりも像側で大きくなる。そのため、球面収差が補正不足になる。また、倍率色収差が補正不足になる。
条件式(2)の下限値を下回ると、物体側正レンズL3の屈折力が大きくなる。この場合、正の屈折作用は、明るさ絞りSよりも物体側で大きくなり、明るさ絞りSよりも像側で小さくなる。そのため、バックフォーカスが短くなる。光学系の組み立て時にピント調整を行うが、バックフォーカスが短いと、このピント調整に必要な間隔を確保することができなくなる。
また、本実施形態に係る対物光学系では、物体側正レンズL3と像側正レンズL4は、共に平凸レンズであることが望ましい。
このようにすると、物体側正レンズL3の像側面と像側正レンズL4の物体側面が、共に平面になる。その結果、2つの平面が明るさ絞りSの近傍に位置する。ここで、平面は球面に比べて、高い加工精度で形成できる。2つの平面が明るさ絞りSの近傍に位置するので、明るさ絞りSの近傍に加工精度の高いレンズ面が位置することになる。上述のように、明るさ絞りSの近傍のレンズ面では、軸上光束と軸外光束がほぼ同じ位置を通過する。本実施形態に係る対物光学系では、これらのレンズ面の加工精度を高くすることができるので、軸上収差の悪化と軸外収差の悪化を抑制することができる。
また、光学系の組み立てでは、保持枠にレンズを落とし込む作業がある。ここで、レンズの形状が平凸の場合、平面側でレンズを保持することができるので、保持した時にレンズの傾きが発生しにくくなる。このように、レンズの形状を平凸にすることには、組み立て誤差による画質劣化を抑制できるという利点がある。
また、昨今の撮像素子の小型化に対応するために、対物光学系も小型化が進んでいる。小型化した対物光学系では、レンズの外径はφ1mm程度の極小径となることがある。このような極小径のレンズにおいて、レンズの両面に曲率を設けることは、研磨の難易度を上げることになる。研磨の難易度の上昇は、加工コストの上昇を招くので好ましくない。本実施形態に係る対物光学系では、加工コストを低減することができる。
また、レンズの加工では、光学芯を取らなくてはならない。ここで、レンズの両面を加工すると、芯取りに必要な領域(取り代)をより多く取らねばならない。その結果、レンズの厚肉化、ひいては光学全長の増大を招く。このようなことから、レンズの両面に曲率を設けることは好ましくない。本実施形態に係る対物光学系では、レンズの厚肉化や光学全長の増大を抑制することができる。
また、本実施形態に係る対物光学系は、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.35<|f1|/f2<0.57 (3)
ここで、
1は、第1レンズ群G1の焦点距離、
2は、第2レンズ群G2の焦点距離、
である。
条件式(3)は、第1レンズ群G1の屈折力と第2レンズ群G2の屈折力に関する条件式である。条件式(3)を満足することで、小型な光学系でありながら、広い視野を確保することができる。
条件式(3)の上限値を上回ると、バックフォーカスが短くなる。そのため、光学系の組み立て時のピント調整に必要な間隔を取ることができなくなる。また、広い視野を確保することが困難になる。
条件式(3)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2の屈折力が小さくなる。この場合、第1レンズ群G1と明るさ絞りSとの間隔を大きくしないと、広い視野を確保することができない。しかしながら、第1レンズ群G1と明るさ絞りSとの間隔を大きくすると、平凹レンズL1の外径が大きくなる。また、バックフォーカスが長くなるので、光学系の全長が長くなる。このように、小型化が必須の内視鏡対物光学系では、条件式(3)の下限値を下回ることは好ましくない。
また、本実施形態に係る対物光学系では、第3レンズ群G3における接合レンズの数は1つであり、以下の条件式(4)、(5)を満足することが望ましい。
35<ν3Cp−ν3Cn (4)
1.7<n3Cp (5)
ここで、
ν3Cpは、接合レンズの正レンズL5のアッベ数、
ν3Cnは、接合レンズの負レンズL6のアッベ数、
3Cpは、接合レンズの正レンズL5のe線基準の屈折率、
である。
条件式(4)は、第3レンズ群G3の接合レンズに関する条件式である。条件式(4)の下限値を下回ると、軸上色収差と倍率色収差が共に補正不足になる。よって、条件式(4)の下限値を下回ることは好ましくない。
条件式(5)は、第3レンズ群G3の接合レンズの正レンズL5に関する条件式である。条件式(5)の下限値を下回ると、正レンズL5の空気接触面の曲率半径が小さくなるので、球面収差の発生量が増大する。更に、接合面の曲率半径が大きくなるので、球面収差とコマ収差の補正効果が小さくなる。その結果、光学系全体で、球面収差とコマ収差が共に補正不足した状態になる。よって、条件式(5)の下限値を下回ることは好ましくない。
また、本実施形態に係る対物光学系では、第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた平凸レンズL7を有し、平凸レンズL7は最も像側に配置され、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
31/f<13 (6)
ここで、
31は、平凸レンズL7の焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全系の焦点距離、
である。
本実施形態に係る対物光学系では、第3レンズ群G3は、平凸レンズL7を有することが好ましい。この平凸レンズL7は、物体側に凸面を向けた状態で、最も像の近くに配置されていることが好ましい。このようにすることで、平凸レンズL7は視野レンズとして機能する。また、像の近傍に配置され視野レンズL7を有することで、より広い視野を確保することができる。すなわち、光学系を超広画角な光学系にすることができる。また、視野レンズを備えることは、光学系の全長の短縮や、非点収差の補正に有効である。
条件式(6)は、第3レンズ群G3の平凸レンズL7の焦点距離と対物光学系全系の焦点距離に関する条件式である。条件式(6)の上限値を上回ると、非点収差が補正過剰になる。よって、条件式(6)の上限値を上回ることは好ましくない。また、レンズ形状の観点では、平凸レンズL7における曲率半径が小さくなり過ぎるので、レンズの加工性の悪化を招いてしまう。
また、本実施形態に係る対物光学系は、以下の条件式(7)を満足することが望ましい。
|f11|/f<2.1 (7)
ここで、
11は、平凹レンズL1の焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(7)は、内視鏡対物光学系全系の焦点距離に対する平凹レンズL1の焦点距離の比に関する条件式である。
条件式(7)の上限値を上回ると、平凹レンズL1における負の屈折作用が小さくなる。この場合、それを補うために負メニスカスレンズL2の負の屈折作用が大きくなる。その結果、負メニスカスレンズL2の物体側のレンズ面での光線の高さが上がる。これに伴って、平凹レンズL1の物体側のレンズ面での光線の高さも上がるので、平凹レンズL1の外径の増大を招く。よって、条件式(7)の上限値を上回ることは好ましくない。
また、本実施形態に係る対物光学系は、以下の条件式(8)を満足することが望ましい。
1.72≦n21 (8)
ここで、
21は、物体側正レンズL3のe線基準の屈折率、
である。
条件式(8)は、物体側正レンズL3のe線基準の屈折率に関する条件式である。条件式(8)の下限値を下回ると、物体側正レンズL3の物体側のレンズ面における球面収差が補正不足となる。よって、条件式(8)の下限値を下回ることは好ましくない。
また、本実施形態に係る対物光学系は、以下の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.5<PZ2n/PZ1n<1.2 (9)
ここで、
PZ1n=(n1−1)/(n1×r1n)、
PZ2n=(n2−1)/(n2×|r2n|)、
1は、平凹レンズL1のe線基準の屈折率、
1nは、平凹レンズL1における負の屈折力を有するレンズ面の曲率半径、
2は、負メニスカスレンズL2のe線基準の屈折率、
2nは、負メニスカスレンズL2における負の屈折力を有するレンズ面の曲率半径、
である。
条件式(9)は、第1レンズ群G1を構成する各レンズの負の屈折作用の比率に関する条件式である。
条件式(9)の上限値を上回ると、負メニスカスレンズL2の軸外光線に対する負の屈折作用が大きくなる。そのため、像面湾曲が補正過剰になる。このようなことから、条件式(9)の上限値を上回ることは好ましくない。
条件式(9)の下限値を下回ると、負メニスカスレンズL2による像面湾曲の補正効果が小さくなる。この場合、適切な像面の平坦性を保つことが困難になる。同時に、平凹レンズL1での光線高が高くなるので、平凹レンズL1の大径化を招いてしまう。このようなことから、条件式(9)の下限値を下回ることは好ましくない。
また、本実施形態に係る対物光学系では、接合レンズの接合面は負の屈折力を有することが望ましい。
このようにすることで、球面収差とコマ収差を良好に補正することができる。
(実施例1)
実施例1に係る対物光学系について説明する。図2(a)は、実施例1に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例1の対物光学系は、図2(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、平凸正レンズL3の像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、平凸正レンズL7と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。平凸正レンズL7は視野レンズであって、物体側に凸面を向けて配置されている。また、平凸正レンズL7はカバーガラスCGと接合されている。
図2(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例1に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例2)
実施例2に係る対物光学系について説明する。図3(a)は、実施例2に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例2の対物光学系は、図3(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、平凸正レンズL3の像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、平凸正レンズL7と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。平凸正レンズL7は視野レンズであって、物体側に凸面を向けて配置されている。また、平凸正レンズL7はカバーガラスCGと接合されている。
図3(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例2に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例3)
実施例3に係る対物光学系について説明する。図4(a)は、実施例3に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例3の対物光学系は、図4(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、平凸正レンズL3の像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、平凸正レンズL7と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。平凸正レンズL7は視野レンズであって、物体側に凸面を向けて配置されている。また、平凸正レンズL7はカバーガラスCGと接合されている。
図4(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例3に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例4)
実施例4に係る対物光学系について説明する。図5(a)は、実施例4に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例4の対物光学系は、図5(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、平凸正レンズL3の像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、平凸正レンズL7と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。平凸正レンズL7は視野レンズであって、物体側に凸面を向けて配置されている。また、平凸正レンズL7はカバーガラスCGと接合されている。
図5(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例4に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例5)
実施例5に係る対物光学系について説明する。図6(a)は、実施例5に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例5の対物光学系は、図6(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、平凸正レンズL3の像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、平凸正レンズL7と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。平凸正レンズL7は視野レンズであって、物体側に凸面を向けて配置されている。また、平凸正レンズL7はカバーガラスCGと接合されている。
図6(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例5に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例6)
実施例6に係る対物光学系について説明する。図7(a)は、実施例6に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例6の対物光学系は、図7(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、平凸正レンズL3の像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、両凹負レンズL6と、平凸正レンズL7と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と両凹負レンズL6とは接合されている。平凸正レンズL7は視野レンズであって、物体側に凸面を向けて配置されている。また、平凸正レンズL7はカバーガラスCGと接合されている。
図7(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例6に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例7)
実施例7に係る対物光学系について説明する。図8(a)は、実施例7に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例7の対物光学系は、図8(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、フィルタFの像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、両凹負レンズL6と、平凸正レンズL7と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と両凹負レンズL6とは接合されている。平凸正レンズL7は視野レンズであって、物体側に凸面を向けて配置されている。また、平凸正レンズL7はカバーガラスCGと接合されている。
図8(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例7に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例8)
実施例8に係る対物光学系について説明する。図9(a)は、実施例8に係る対物光学系のレンズ断面図である実施例8の対物光学系は、図9(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、平凸正レンズL3の像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。
図9(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例8に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例9)
実施例9に係る対物光学系について説明する。図10(a)は、実施例9に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例9の対物光学系は、図10(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、フィルタFの像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。
図10(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例9に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例10)
実施例10に係る対物光学系について説明する。図11(a)は、実施例10に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例10の対物光学系は、図11(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、平凸正レンズL3と、平凸正レンズL4と、からなる。平凸正レンズL3は、物体側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL4は、像側に凸面を向けて配置されている。平凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。平凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、平凸正レンズL3と平凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、フィルタFの像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。
図11(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例10に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例11)
実施例11に係る対物光学系について説明する。図12(a)は、実施例11に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例11の対物光学系は、図12(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズL3と、両凸正レンズL4と、からなる。両凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。両凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、両凸正レンズL3と両凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、フィルタFの像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。
図12(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例11に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例12)
実施例12に係る対物光学系について説明する。図13(a)は、実施例12に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例12の対物光学系は、図13(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズL3と、両凸正レンズL4と、からなる。両凸正レンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。両凸正レンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、両凸正レンズL3と両凸正レンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、フィルタFの像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。
図13(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例12に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
(実施例13)
実施例13に係る対物光学系について説明する。図14(a)は、実施例13に係る対物光学系のレンズ断面図である。実施例13の対物光学系は、図14(a)に示すように、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、正の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、からなる。
第1レンズ群G1は、平凹負レンズL1と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と、からなる。平凹負レンズL1は、像側に凹面を向けて配置されている。
第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4と、からなる。正メニスカスレンズL3では、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さくなっている。正メニスカスレンズL4では、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さくなっている。また、正メニスカスレンズL3と正メニスカスレンズL4との間に、フィルタFが配置されている。また、フィルタFの像側面に、明るさ絞りSが設けられている。
第3レンズ群G3は、両凸正レンズL5と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL6と、からなる。ここで、両凸正レンズL5と負メニスカスレンズL6とは接合されている。
図14(b)、(c)、(d)及び(e)は、それぞれ、実施例13に係る対物光学系における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)の収差図である。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのe線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数、FnoはFナンバー、ωは半画角、IHは像高、である。
である。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.6328 0.2
3 1.867 0.356 1.48915 70.23
4 0.5959 0.2
5 1.6949 0.41 1.7231 29.52
6 ∞ 0
7(明るさ絞り) ∞ 0.03
8 ∞ 0.4 1.515 75
9 ∞ 0.03
10 ∞ 0.45 1.88815 40.76
11 -1.1467 0.03
12 1.5866 0.82 1.73234 54.68
13 -0.8064 0.3 1.97189 17.47
14 -52.4599 0.198
15 1.3132 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.415
物点距離 11.2
Fno. 2.915
IH 0.429
ω(°) 160.0
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.6198 0.275
3 1.38 0.413 1.5343 48.84
4 0.6966 0.227
5 4.663 0.664 1.93429 18.9
6 ∞ 0
7(明るさ絞り) ∞ 0.03
8 ∞ 0.3 1.515 75
9 ∞ 0.03
10 ∞ 0.419 1.83932 37.16
11 -1.1143 0.03
12 1.6609 0.817 1.73234 54.68
13 -0.9198 0.399 1.97189 17.47
14 -18.2103 0.315
15 1.7448 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.418
物点距離 11.2
Fno. 2.94
IH 0.429
ω(°) 160.0
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.6178 0.323
3 1.6928 0.439 1.73234 54.68
4 0.9789 0.295
5 3.637 0.411 1.93429 18.9
6 ∞ 0
7(明るさ絞り) ∞ 0.03
8 ∞ 0.4 1.515 75
9 ∞ 0.03
10 ∞ 0.459 1.83945 42.71
11 -1.2393 0.03
12 1.6166 0.837 1.73234 54.68
13 -0.9242 0.321 1.97189 17.47
14 -12.1888 0.322
15 1.6906 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.422
物点距離 11.2
Fno. 2.961
IH 0.429
ω(°) 160.1
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.6085 0.362
3 1.8682 0.362 1.81264 25.42
4 1.0598 0.265
5 2.5 0.496 1.93429 18.90
6 ∞ 0
7(明るさ絞り) ∞ 0.03
8 ∞ 0.4 1.515 75
9 ∞ 0.03
10 ∞ 0.428 1.88815 40.76
11 -1.3117 0.03
12 1.5375 0.704 1.73234 54.68
13 -0.8602 0.354 1.93429 18.9
14 -21.7837 0.26
15 2.0296 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.420
物点距離 11.2
Fno. 2.952
IH 0.429
ω(°) 160.2
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.6684 0.463
3 1.4293 0.36 1.51825 64.14
4 0.6962 0.194
5 2.75 0.613 1.93429 18.9
6 ∞ 0
7(明るさ絞り) ∞ 0.03
8 ∞ 0.4 1.515 75
9 ∞ 0.03
10 ∞ 0.4 1.88815 40.76
11 -1.1931 0.03
12 1.5942 0.653 1.73234 54.68
13 -0.9583 0.31 1.97189 17.47
14 -48.6744 0.297
15 2.6189 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.418
物点距離 11.2
Fno. 2.928
IH 0.429
ω(°) 159.5
数値実施例6
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.6314 0.214
3 1.8806 0.356 1.48915 70.23
4 0.606 0.199
5 1.8028 0.41 1.80642 34.97
6 ∞ 0
7(明るさ絞り) ∞ 0.03
8 ∞ 0.4 1.515 75
9 ∞ 0.03
10 ∞ 0.438 1.83932 37.16
11 -1.0807 0.03
12 1.6274 0.82 1.73234 54.68
13 -0.764 0.3 1.97189 17.47
14 52.1498 0.266
15 1.4356 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.452
物点距離 11.2
Fno. 3
IH 0.429
ω(°) 129.5
数値実施例7
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.8228 0.258
3 0.9242 0.356 1.51825 64.14
4 0.5359 0.253
5 4.3768 0.455 1.93429 18.9
6 ∞ 0.03
7 ∞ 0.4 1.515 75
8 ∞ 0
9(明るさ絞り) ∞ 0.03
10 ∞ 0.733 1.88815 40.76
11 -1.1848 0.03
12 1.5598 0.82 1.73234 54.68
13 -0.8652 0.294 1.93429 18.9
14 15.1208 0.196
15 1.7647 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.456
物点距離 11.2
Fno. 2.956
IH 0.429
ω(°) 129.8
数値実施例8
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.686 0.489
3 1.4301 0.635 1.70442 30.13
4 0.7907 0.141
5 2.0524 0.482 1.97189 17.47
6 ∞ 0
7(明るさ絞り) ∞ 0.03
8 ∞ 0.4 1.515 75
9 ∞ 0.03
10 ∞ 0.4 1.83945 42.71
11 -1.1417 0.03
12 1.3231 0.5 1.73234 54.68
13 -1.0984 0.35 1.97189 17.47
14 -18.381 0.201
15 ∞ 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.427
物点距離 11.2
Fno. 2.955
IH 0.429
ω(°) 159.9
数値実施例9
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.6514 0.716
3 -0.7417 0.3 1.51825 64.14
4 -1.0151 0.1
5 1.9019 0.577 1.81264 25.42
6 ∞ 0.03
7 ∞ 0.4 1.515 75
8 ∞ 0
9(明るさ絞り) ∞ 0.03
10 ∞ 0.545 1.88815 40.76
11 -2.7331 0.03
12 1.3128 0.72 1.73234 54.68
13 -0.6923 0.304 1.97189 17.47
14 -2.3472 0.2
15 ∞ 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.431
物点距離 11.2
Fno. 2.986
IH 0.427
ω(°) 161.2
数値実施例10
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.88815 40.76
2 0.6535 0.64
3 -0.6781 0.301 1.5343 48.84
4 -0.9933 0.1
5 1.8495 0.486 1.85504 23.78
6 ∞ 0.03
7 ∞ 0.4 1.515 75
8 ∞ 0
9(明るさ絞り) ∞ 0.03
10 ∞ 0.564 1.88815 40.76
11 -2.5753 0.03
12 1.3542 0.606 1.73234 54.68
13 -0.6809 0.4 1.97189 17.47
14 -2.083 0.221
15 ∞ 0.5 1.51825 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.435
物点距離 11.2
Fno. 2.98
IH 0.427
ω(°) 161.8
数値実施例11
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.883 40.76
2 0.6484 0.554
3 -0.6701 0.3 1.53172 48.84
4 -1.0104 0.1
5 2.2425 0.495 1.84666 23.78
6 -11.208 0.061
7 ∞ 0.4 1.514 75
8 ∞ 0
9(明るさ絞り) ∞ 0.09
10 23.5537 0.579 1.883 40.76
11 -2.6177 0.03
12 1.3719 0.595 1.72916 54.68
13 -0.6748 0.4 1.95906 17.47
14 -2.1162 0.241
15 ∞ 0.5 1.51633 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.438
物点距離 11.2
Fno. 3.001
IH 0.427
ω(°) 161.6
数値実施例12
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.883 40.76
2 0.6689 0.395
3 1.4952 0.382 1.59551 39.24
4 0.7219 0.111
5 2.4355 0.568 1.92286 18.9
6 -53.17 0.03
7 ∞ 0.4 1.514 75
8 ∞ 0
8(明るさ絞り) ∞ 0.03
9 4.3221 0.715 1.83481 42.71
10 -1.2634 0.03
11 1.4058 0.536 1.72916 54.68
12 -1.0737 0.3 1.95906 17.47
13 -33.324 0.197
14 ∞ 0.5 1.51633 64.14
15 ∞ 0.01 1.515 64
16 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.416
物点距離 11.2
Fno. 3.031
IH 0.427
ω(°) 161.2
数値実施例13
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.25 1.883 40.76
2 0.626 0.577
3 -0.9789 0.344 1.72916 54.68
4 -1.3079 0.1
5 1.714 0.561 1.84666 23.78
6 16.8316 0.082
7 ∞ 0.4 1.514 75
8 ∞ 0
9(明るさ絞り) ∞ 0.111
10 -23.9086 0.57 1.801 34.97
11 -2.2174 0.03
12 1.3383 0.559 1.72916 54.68
13 -0.735 0.4 1.95906 17.47
14 -2.101 0.232
15 ∞ 0.5 1.51633 64.14
16 ∞ 0.01 1.515 64
17 ∞ 0.35 1.507 63.26
18 ∞
像面 ∞

各種データ
焦点距離 0.430
物点距離 11.2
Fno. 3.016
IH 0.427
ω(°) 161.9
以下、実施例1〜実施例13に係る内視鏡対物光学系における条件式(1)〜(9)の数値を示す。

条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
(1)f12/f11 2.77 4.78 6.16 5.51 4.18
(2)f21/f22 1.82 3.76 2.64 1.81 2.19
(3)|f1|/f2 0.40 0.39 0.39 0.41 0.42
(4)ν3Cp3Cn 37.21 37.21 37.21 35.78 37.21
(5)n3Cp 1.73 1.73 1.73 1.73 1.73
(6)f31/f 6.11 8.05 7.74 9.33 12.09
(7)|f11|/f 1.72 1.67 1.65 1.63 1.80
(8)n21 1.72 1.93 1.93 1.93 1.93
(9)PZ2n/PZ1n 0.74 0.66 0.57 0.55 0.70

条件式 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9 実施例10
(1)f12/f11 2.83 3.87 5.51 11.58 8.14
(2)f21/f22 1.74 3.51 1.55 0.76 0.75
(3)|f1|/f2 0.41 0.48 0.44 0.43 0.44
(4)ν3Cp3Cn 37.21 35.78 37.21 37.21 37.21
(5)n3Cp 1.73 1.73 1.73 1.73 1.73
(6)f31/f 6.12 7.46 - - -
(7)|f11|/f 1.57 2.03 1.81 1.70 1.69
(8)n21 1.81 1.93 1.97 1.81 1.86
(9)PZ2n/PZ1n 0.73 1.11 0.76 0.64 0.71

条件式 実施例11 実施例12 実施例13
(1)f12/f11 7.36 3.80 13.49
(2)f21/f22 0.83 2.03 0.73
(3)|f1|/f2 0.48 0.48 0.43
(4)ν3Cp3Cn 37.21 37.21 37.21
(5)n3Cp 1.73 1.73 1.73
(6)f31/f - - -
(7)|f11|/f 1.67 1.81 1.64
(8)n21 1.89 1.93 1.86
(9)PZ2n/PZ1n 0.72 0.74 0.58
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態のみに限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、これら実施形態の構成を適宜組合せて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
以上のように、本発明は、小型でありながら、視野が広く高い解像力を有する内視鏡対物光学系に有用である。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1 平凹レンズ
L2 負メニスカスレンズ
L3 物体側正レンズ
L4 像側正レンズ
L5 正レンズ
L6 負レンズ
L7 平凸レンズL7
S 明るさ絞り
F フィルタ
PL 平行平板
CG カバーガラス

Claims (6)

  1. 物体側から順に、
    負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群と、を備え、
    前記第1レンズ群は、像側に凹面を向けた平凹レンズと、負メニスカスレンズと、からなり、
    前記第2レンズ群は、物体側正レンズと、明るさ絞りと、像側正レンズと、からなり、
    前記物体側正レンズは、物体側に凸面を向けて配置されると共に、物体側面の曲率半径が像側面の曲率半径よりも小さく、
    前記像側正レンズは、像側に凸面を向けて配置されると共に、像側の曲率半径が物体側面の曲率半径よりも小さく、
    前記第3レンズ群は、少なくとも1つの接合レンズを含み、
    以下の条件式(1)を満足することを特徴とする内視鏡対物光学系。
    1.8<f12/f11<13.5 (1)
    ここで、
    11は、前記平凹レンズの焦点距離、
    12は、前記負メニスカスレンズの焦点距離、
    である。
  2. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    0.7<f21/f22<3.8 (2)
    ここで、
    21は、前記物体側正レンズの焦点距離、
    22は、前記像側正レンズの焦点距離、
    である。
  3. 前記物体側正レンズと前記像側正レンズは、共に平凸レンズであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡対物光学系。
  4. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡対物光学系。
    0.35<|f1|/f2<0.57 (3)
    ここで、
    1は、前記第1レンズ群の焦点距離、
    2は、前記第2レンズ群の焦点距離、
    である。
  5. 前記第3レンズ群における接合レンズの数は1つであり、
    以下の条件式(4)、(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    35<ν3Cp−ν3Cn (4)
    1.7<n3Cp (5)
    ここで、
    ν3Cpは、前記接合レンズの正レンズのアッベ数、
    ν3Cnは、前記接合レンズの負レンズのアッベ数、
    3Cpは、前記接合レンズの正レンズのe線基準の屈折率、
    である。
  6. 前記第3群レンズは、物体側に凸面を向けた平凸レンズを有し、
    前記平凸レンズは最も像側に配置され、
    以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項5に記載の内視鏡対物光学系。
    31/f<13 (6)
    ここで、
    31は、前記平凸レンズの焦点距離、
    fは、前記内視鏡対物光学系全系の焦点距離、
    である。
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