JP5267458B2 - シンチレータパネル及び放射線イメージセンサ - Google Patents

シンチレータパネル及び放射線イメージセンサ Download PDF

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Description

本発明は、シンチレータパネル、及び放射線イメージセンサに関し、更に詳しくは柱状結晶の数を好ましい範囲に制御し、鮮鋭性が向上したシンチレータパネル、及び放射線イメージセンサに関する。
従来、X線画像のような放射線画像は、医療現場において病状の診断に広く用いられている。特に増感紙−フィルム系による放射線画像は、長い歴史の中で高感度化と高画質化が図られた結果、高い信頼性と優れたコストパフォーマンスを併せ持った撮像システムとして、今なお世界中の医療現場で用いられている。しかしながら、これら画像情報は所謂アナログ画像情報であって、近年発展を続けているデジタル画像情報のような自由な画像処理や瞬時の電送ができない。
そして、近年では、コンピューテッド・ラジオグラフィ(Computed Radiography:CR)やフラットパネル型の放射線ディテクタ(Flat Panel Detector:FPD)等に代表されるデジタル方式の放射線画像検出装置が登場している。これらはデジタルの放射線画像が直接得られ、陰極管や液晶パネル等の画像表示装置に画像を直接表示することが可能なので、必ずしも写真フィルム上への画像形成が必要なものではない。その結果、これらのデジタル方式のX線画像検出装置は銀塩写真方式による画像形成の必要性を低減させ、病院や診療所での診断作業の利便性を大幅に向上させている。
X線画像のデジタル技術の一つとして、コンピューテッド・ラジオグラフィ(CR)が現在医療現場で受け入れられている。しかしながら、鮮鋭性が十分でなく空間分解能も不十分であり、スクリーン・フィルムシステムの画質レベルには到達していない。そして、更に新たなデジタルX線画像技術として、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)を用いた平板X線検出装置(FPD)が開発されて(例えば、非特許文献1、2参照)いる。
放射線を可視光に変換するために、放射線により発光する特性を有するX線蛍光体で作られたシンチレータパネルが使用されるが、低線量の撮影においてのSN比を向上するためには、発光効率の高いシンチレータパネルを使用することが必要になってくる。一般にシンチレータパネルの発光効率は、シンチレータ層(蛍光体層)の厚さ、蛍光体のX線吸収係数によって決まるが、蛍光体層の厚さは厚くすればするほど蛍光体層内での発光光の散乱が発生し、鮮鋭性は低下する。そのため、画質に必要な鮮鋭性を決めると膜厚が決定する。
中でも、ヨウ化セシウム(CsI)はX線から可視光に対する変更率が比較的高く、蒸着によって容易に蛍光体を柱状結晶構造に形成できるため、光ガイド効果により結晶内での発光光の散乱が抑えられ、蛍光体層の厚さを厚くすることが可能であった(例えば、特許文献1参照)。
柱状構造のシンチレータにおいては、シンチレータにより発生した光がシンチレータの光出射面に到達するまでに数多くの反射吸収を繰り返す。シンチレータで発生した光の約半分はシンチレータの先端部に向かって進行し、先端部の表面において反射された光の一部が光出射面に向かって進行する。しかしながら、横方向のベクトル成分の大きい光はクロストーク成分となり、隣接したシンチレータまたは遠方のシンチレータまで到達し、解像度の劣化を招いていた。
なお、柱状構造のシンチレータの柱径が撮像素子の受光部上以外の部分に形成された柱状構造のシンチレータに比較して大きいことを特徴とする放射線イメージセンサ(例えば、特許文献2参照)、蛍光体層の中心から周辺に向けて蛍光体の柱径を太くすることが特徴である技術(例えば、特許文献3参照)、更に輝尽性蛍光体層の柱状結晶の本数を規定した技術(例えば、特許文献4参照)が知られている。
特開昭63−215987号公報 特開2000−75038号公報 特開2003−66147号公報 特開2004−233067号公報 Physics Today,1997年11月号24頁のジョン・ローランズ論文"Amorphous Semiconductor Usher in Digital X−ray Imaging" SPIEの1997年32巻2頁のエル・イー・アントヌクの論文"Development of aHigh Resolution,Active Matrix,Flat−Panel Imager with Enhanced Fill Factor"
本発明の目的は、解像度が向上したシンチレータパネル、及び該シンチレータパネルに光検出器を備えた放射線イメージセンサを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
1.放射線を光に変換するシンチレータ層を備えたシンチレータパネルにおいて、前記シンチレータは柱状結晶の構造を有し、且つ前記シンチレータ層の表面100μm2あたりの柱状結晶の本数N[本]、及び前記シンチレータ層の膜厚T[μm]が下記一般式(1)を満たすことを特徴とするシンチレータパネル。
一般式(1) 100≦N[本]×T[μm]≦3000
2.前記シンチレータ層がヨウ化セシウムを主成分としていることを特徴とする前記1に記載のシンチレータパネル。
3.前記シンチレータ層が放射線透過性基板に支持されていることを特徴とする前記1または2に記載のシンチレータパネル。
4.前記放射線透過性基板の厚さが25〜1000μmであることを特徴とする前記3に記載のシンチレータパネル。
5.前記放射線透過性基板がPI、PET、PEN、ポリカーボネートのいずれかを主成分とすることを特徴とする前記3または4に記載のシンチレータパネル。
6.前記1〜5のいずれか1項に記載のシンチレータパネルに対して光検出器を備えたことを特徴とする放射線イメージセンサ。
本発明により、解像度が向上したシンチレータパネル、及び該シンチレータパネルに光検出器を備えた放射線イメージセンサを提供することができた。
放射線イメージセンサの概略構成を示す断面図である。 蒸着装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 放射線透過性基板
2 シンチレータ(蛍光体)層
3 反射層
4 下引層
5 保護層
6 減圧空間
7 空気層
10 シンチレータパネル
61 蒸着装置
20 光検出器
62 真空容器
63 ボート(被充填部材)
64 ホルダ
65 回転機構
65a 回転軸
66 真空ポンプ
100 放射線イメージセンサ
以下、本発明について詳述する。
本発明の放射線を光に変換するシンチレータ層を備えたシンチレータパネルにおいて、前記シンチレータ層は柱状構造を有し、且つ前記シンチレータ層の表面100μm2あたりの柱状結晶の本数N[本]、及び前記シンチレータ層の膜厚T[μm]が下記一般式(1)を満たすことを特徴とする。
一般式(1) 100≦N[本]×T[μm]≦3000
一般的に、柱状結晶は膜厚増加による結晶本数の減少が観測される。この現象は膜厚増加に伴い柱状結晶同士の集合が次々に起こることに起因するため、結晶の本数と膜厚の積にて得られる値は結晶の成長を決定づける重要な固有値となる。
本発明において規定するN×Tはまさにこの固有値であるため、この値を規定することは柱状結晶の制御の観点で重要である。固有値の制御は、基板温度及び真空度の成膜諸条件の決定にて実施可能であることを見出している。
N[本]×T[μm]の固有値は本発明の範囲に限定されることが好ましい。その理由を以下に示す。まず、固有値が100より小さい場合は、膜厚増加に伴う柱状結晶の集合が過度に起こるため柱状結晶の独立性が崩れる。即ち、柱状結晶は十分なライトガイド効果が得られず解像度の劣化を招く。固有値が3000より大きい場合は、膜厚増加に伴う柱状結晶の集合が起こりにくいため柱状結晶の独立性は十分保たれる。しかし、この領域では柱状径が十分に小さいためにライトガイド効果の向上が飽和し、解像度の向上も飽和する。このことより、N[本]×T[μm]の固有値は100以上、且つ3000以下が好ましい。
本発明を更に詳しく説明する。以下、各構成層及び構成要素等について説明する。
(シンチレータ層)
シンチレータ層(「蛍光体層」ともいう。)を形成する材料としては、種々の公知の蛍光体材料を使用することができるが、X線から可視光に対する変更率が比較的高く、蒸着によって容易に蛍光体を柱状結晶構造に形成できるため、光ガイド効果により結晶内での発光光の散乱が抑えられ、シンチレータ層の厚さを厚くすることが可能であることから、ヨウ化セシウム(CsI)が好ましい。但し、CsIのみでは発光効率が低いために、各種の賦活剤が添加される。
例えば、特公昭54−35060号公報の如く、CsIとヨウ化ナトリウム(NaI)を任意のモル比で混合したものが挙げられる。また、例えば、特開2001−59899号公報に開示されているようなCsIを蒸着で、タリウム(Tl)、ユウロピウム(Eu)、インジウム(In)、リチウム(Li)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、ナトリウム(Na)などの賦活剤を含有するCsIが好ましい。本発明においては、タリウム(Tl)、ユウロピウム(Eu)が好ましい。更にタリウム(Tl)が特に好ましい。
なお、本発明においては、特に1種類以上のタリウム化合物を含む賦活剤とヨウ化セシウムとを原材料とすることが好ましい。即ち、タリウム賦活ヨウ化セシウム(CsI:Tl)は400nmから750nmまでの広い発光波長をもつことから好ましい。
本発明に係る1種類以上のタリウム化合物を含有する賦活剤のタリウム化合物としては、種々のタリウム化合物(+Iと+IIIの酸化数の化合物)を使用することができる。本発明において、好ましいタリウム化合物はヨウ化タリウム(TlI)、臭化タリウム(TlBr)、塩化タリウム(TlCl)、またはフッ化タリウム(TlF、TlF3)等である。
また、本発明に係るタリウム化合物の融点は、400〜700℃の範囲内にあることが好ましい。700℃以内を超えると、柱状結晶内での賦活剤が不均一に存在してしまい、発光効率が低下する。なお、本発明での融点とは常温常圧下における融点である。タリウム化合物の分子量は206〜350の範囲内にあることが好ましい。
本発明におけるシンチレータ層において、当該賦活剤の含有量は目的性能等に応じて、最適量にすることが望ましいが、ヨウ化セシウムの含有量に対して、0.001〜50mol%、更に0.1〜10.0mol%であることが好ましい。
ここで、ヨウ化セシウムに対し賦活剤が0.001mol%未満であると、ヨウ化セシウム単独使用で得られる発光輝度と大差なく、目的とする発光輝度を得ることができない。また、50mol%を超えると、ヨウ化セシウムの性質、機能を保持することができない。
なお、本発明においては、高分子フィルム上にシンチレータの原料の蒸着によりシンチレータ層をした後に、該高分子フィルムのガラス転移温度を基準として−50〜20℃の温度範囲の雰囲気下で1時間以上の熱処理することを要する。これによりフィルムの変形や蛍光体の剥がれの発生がなく、発光効率の高いシンチレータパネルを実現することができる。
(反射層)
本発明に係る反射層はシンチレータから発した光を反射して、光の取り出し効率を高めるためのものである。当該反射層は、Al、Ag、Cr、Cu、Ni、Ti、Mg、Rh、Pt及びAuからなる元素群の中から選ばれるいずれかの元素を含む材料により形成されることが好ましい。特に上記の元素からなる金属薄膜、例えば、Ag膜、Al膜などを用いることが好ましい。また、このような金属薄膜を2層以上形成するようにしてもよい。
なお、反射層の厚さは0.01〜0.3μmであることが発光光取り出し効率の観点から好ましい。
(下引層)
本発明に係る下引層は、反射層の保護の観点から反射層とシンチレータ層の間に設けることが好ましい。また、当該下引層は高分子結合材、分散剤等を含有することが好ましい。
なお、下引層の厚さは0.5〜4μmが好ましい、4μm以上になると下引層内での光散乱が大きくなり鮮鋭性が悪化する。また、下引層の厚さが0.5μmより小さくなると、熱処理より柱状結晶性の乱れが発生する。
以下、下引層の構成要素について説明する。
〈高分子結合材〉
本発明に係る下引層は、溶剤に溶解または分散した高分子結合材を塗布、乾燥して形成することが好ましい。
高分子結合材としては、具体的には、ポリウレタン、塩化ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、ポリエステル、セルロース誘導体(ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジエン共重合体、各種の合成ゴム系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル系樹脂、尿素ホルムアミド樹脂等が挙げられる。中でも、ポリウレタン、ポリエステル、塩化ビニル系共重合体、ポリビニールブチラール、ニトロセルロースを使用することが好ましい。
本発明に係る高分子結合材としては、特にシンチレータ層との密着の点でポリウレタン、ポリエステル、塩化ビニル系共重合体、ポリビニールブチラール、ニトロセルロースなどが好ましい。また、ガラス転位温度(Tg)が30〜100℃のポリマーであることが、蒸着結晶と基板との膜付の点で好ましい。この観点からは、特にポリエステル樹脂であることが好ましい。
下引層の調製に用いることができる溶剤としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールなどの低級アルコール、メチレンクロライド、エチレンクロライドなどの塩素原子含有炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン、トルエン、ベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、キシレンなどの芳香族化合物、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、ジオキサン、エチレングリコールモノエチルエステル、エチレングリコールモノメチルエステルなどのエーテル及びそれらの混合物を挙げることができる。
なお、本発明に係る下引層には、シンチレータが発光する光の散乱の防止し、鮮鋭性等を向上させるために顔料や染料を含有させてもよい。
(保護層)
本発明に係る保護層はシンチレータ層の保護を主眼とするものであるが、基材を含むシンチレータパネル全体を覆う。ヨウ化セシウム(CsI)は、吸湿性が高く露出したままにしておくと空気中の水蒸気を吸湿して潮解してしまうため、これを防止することを主眼とする。
当該保護層は種々の材料を用いて形成することができる。例えば、CVD法によりポリパラキシリレン膜を形成する。即ち、シンチレータ及び基板の表面全体にポリパラキシリレン膜を形成し、保護層とすることができる。
また、別の態様の保護層として、シンチレータパネル全体上に高分子保護フィルムを設けることもできる。なお、高分子保護フィルムの材料としては、後述する放射線透過性基板材料としての高分子フィルムと同様のフィルムを用いることができる。
上記高分子保護フィルムの厚さは、空隙部の形成性、シンチレータ層の保護性、鮮鋭性、防湿性、作業性等を考慮し、12μm以上、200μm以下が好ましく、更には20μm以上、150μm以下が好ましい。
保護フィルムの光透過率は光電変換効率、シンチレータ発光波長等を考慮し、550nmで70%以上あることが好ましいが、99%以上の光透過率のフィルムは工業的に入手が困難であるため実質的に99〜70%が好ましい。
保護フィルムの透湿度はシンチレータ層の保護性、潮解性等を考慮し50g/m2・day(40℃・90%RH)(JIS Z0208に準じて測定)以下が好ましく、更には10g/m2・day(40℃・90%RH)(JIS Z0208に準じて測定)以下が好ましいが、0.01g/m2・day(40℃・90%RH)以下の透湿度のフィルムは工業的に入手が困難であるため、実質的に0.01g/m2・day(40℃・90%RH)以上、50g/m2・day(40℃・90%RH)(JIS Z0208に準じて測定)以下が好ましく、更には0.1g/m2・day(40℃・90%RH)以上、10g/m2・day(40℃・90%RH)(JIS Z0208に準じて測定)以下が好ましい。
(放射線透過性基板)
本発明のシンチレータパネルは、放射線透過性基板として高分子フィルムを用いることを特徴とする。高分子フィルムとしては、セルロースアセテートフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボネートフィルム、炭素繊維強化樹脂シート等の高分子フィルム(プラスチックフィルム)を用いることができる。特に、ポリイミド(PI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネートを含有する高分子フィルムが、ヨウ化セシウムを原材料として気相法にて柱状シンチレータを形成する場合に好適である。
なお、本発明に係る放射線透過性基板としての高分子フィルムは、厚さ25〜1000μmであること、更に可とう性を有する高分子フィルムであることが好ましい。ここで、「可とう性を有する基板」とは120℃での弾性率(E120)が1000〜6000N/mm2である基板をいい、かかる基板としてポリイミドまたはポリエチレンナフタレートを含有する高分子フィルムが好ましい。
なお、「弾性率」とは引張試験機を用い、JIS−C2318に準拠したサンプルの標線が示すひずみと、それに対応する応力が直線的な関係を示す領域において、ひずみ量に対する応力の傾きを求めたものである。これがヤング率と呼ばれる値であり、本発明ではかかるヤング率を弾性率と定義する。
本発明に用いられる放射線透過性基板は、上記のように120℃での弾性率(E120)が1000〜6000N/mm2であることが好ましい。より好ましくは1200〜5000N/mm2である。
具体的には、ポリエチレンナフタレート(E120=4100N/mm2)、ポリエチレンテレフタレート(E120=1500N/mm2)、ポリブチレンナフタレート(E120=1600N/mm2)、ポリカーボネート(E120=1700N/mm2)、シンジオタクチックポリスチレン(E120=2200N/mm2)、ポリエーテルイミド(E120=1900N/mm2)、ポリアリレート(E120=1700N/mm2)、ポリスルホン(E120=1800N/mm2)、ポリエーテルスルホン(E120=1700N/mm2)等からなる高分子フィルムが挙げられる。
これらは単独で用いてもよく、積層あるいは混合して用いてもよい。中でも、特に好ましい高分子フィルムとしては、上述のようにポリイミドまたはポリエチレンナフタレートを含有する高分子フィルムが好ましい。
なお、シンチレータパネルと平面受光素子面を貼り合せる際に、基板の変形や蒸着時の反りなどの影響を受け、フラットパネルディテクタの受光面内で均一な画質特性が得られないという点に関して、該基板を厚さ50μm以上500μm以下の高分子フィルムとすることでシンチレータパネルが平面受光素子面形状に合った形状に変形し、フラットパネルディテクタの受光面全体で均一な鮮鋭性が得られる。
(シンチレータパネルの作製方法)
本発明のシンチレータパネルの作製方法の典型的例について、図を参照しながら説明する。なお、図1は放射線用イメージセンサの概略構成を示す断面図である。図1のシンチレータパネル10は本発明の作用を説明するため、シンチレータ層2と保護層5を厚くしてある。
まず、放射線イメージセンサ100に対し、シンチレータパネル10の放射線透過性基板1側から放射線を入射する。すると、シンチレータパネル10に入射された放射線は、シンチレータパネル10中のシンチレータ層2が放射線のエネルギーを吸収し、図1に模式的に示すようにその強度に応じた電磁波を発光する。発光された電磁波はそのまま、あるいは反射層3により反射し、光検出器20に設置されている、例えば、フォトダイオードとTFT(薄膜トランジスタ)を組み合わせたものなどにより電子信号に変換される。
〈蒸着装置〉
図2は蒸着装置61の概略構成を示す図面である。
図2に示す通り、蒸着装置61は箱状の真空容器62を有しており、真空容器62の内部には真空蒸着用のボート63が配されている。ボート63は蒸着源の被充填部材であり、当該ボート63には電極が接続されている。当該電極を通じてボート63に電流が流れると、ボート63がジュール熱で発熱するようになっている。シンチレータパネル10の製造時においては、ヨウ化セシウムと賦活剤とを含む混合物がボート63に充填され、そのボート63に電流が流れることで、上記混合物を加熱・蒸発させることができるようになっている。なお、被充填部材として、ヒータを巻回したアルミナ製のルツボを適用してもよいし、高融点金属製のヒータを適用してもよい。
真空容器62の内部であってボート63の直上には、放射線透過性基板1を保持するホルダ64が配されている。ホルダ64にはヒータ(図示略)が配されており、当該ヒータを作動させることで、ホルダ64に装着した放射線透過性基板1を加熱することができるようになっている。
放射線透過性基板1を加熱した場合には、放射線透過性基板1の表面の吸着物を離脱・除去したり、放射線透過性基板1とその表面に形成されるシンチレータ層2との間に不純物層が形成されるのを防止したり、放射線透過性基板1とその表面に形成されるシンチレータ層2との密着性を強化したり、放射線透過性基板1の表面に形成されるシンチレータ層2の膜質の調整を行ったりすることができるようになっている。
ホルダ64には、当該ホルダ64を回転させる回転機構65が配されている。回転機構65は、ホルダ64に接続された回転軸65aとその駆動源となるモータ(図示略)から構成されたもので、当該モータを駆動させると、回転軸65aが回転してホルダ64をボート63に対向させた状態で回転させることができるようになっている。
蒸着装置61では、上記構成の他に真空容器62に真空ポンプ66が配されている。真空ポンプ66は、真空容器62の内部の排気と真空容器62の内部へのガスの導入とを行うもので、当該真空ポンプ66を作動させることにより、真空容器62の内部を一定圧力のガス雰囲気下に維持することができるようになっている。
〈シンチレータパネル〉
次に、本発明に係るシンチレータパネル10の作製方法について説明する。
当該シンチレータパネル10の作製方法においては、上記で説明した蒸着装置61を好適に用いることができる。蒸着装置61を用いてシンチレータパネル10を作製する方法について説明する。
《反射層の形成》
放射線透過性基板1の一方の表面に、反射層としての金属薄膜(Al膜、Ag膜等)をスパッタ法により形成する。また、高分子フィルム上にAl膜をスパッタ蒸着したフィルムは各種の品種が市場で流通しており、これらを本発明に係る基板として使用することも可能である。
《下引層の形成》
下引層は、上記の有機溶剤に高分子結合材を分散・溶解した組成物を塗布、乾燥して形成する。高分子結合材としては、接着性、反射層の耐腐食性の観点でポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の疎水性樹脂が好ましい。
《シンチレータ層の形成》
上記のように反射層と下引層を設けた放射線透過性基板1とをホルダ64に取り付けるとともに、ボート63にヨウ化セシウムとヨウ化タリウムとを含む粉末状の混合物を充填する(準備工程)。この場合、ボート63と放射線透過性基板1との間隔を100〜1500mmに設定し、その設定値の範囲内のままで後述の蒸着工程の処理を行うのが好ましい。
準備工程の処理を終えたら、真空ポンプ66を作動させて真空容器62の内部を排気し、真空容器62の内部を0.1Pa以下の真空雰囲気下にする(真空雰囲気形成工程)。ここでいう「真空雰囲気下」とは、100Pa以下の圧力雰囲気下のことを意味し、0.1Pa以下の圧力雰囲気下であるのが好適である。
その後、アルゴン等の不活性ガスを真空容器62の内部に導入し、当該真空容器62の内部を0.1Pa以下の真空雰囲気下に維持する。その後、ホルダ64のヒータと回転機構65のモータとを駆動させ、ホルダ64に取り付け済みの放射線透過性基板1をボート63に対向させた状態で加熱しながら回転させる。
この状態において電極からボート63に電流を流し、ヨウ化セシウムとヨウ化タリウムとを含む混合物を700〜800℃程度で所定時間加熱してその混合物を蒸発させる。その結果、放射線透過性基板1の表面に無数の柱状結晶体が順次成長して所望の厚さのシンチレータ層2が形成される(蒸着工程)。これにより、本発明のシンチレータパネル10を製造することができる。
(光検出器)
シンチレータパネル10は図1に示すように光検出器20を空気層7を介して対面し、放射線イメージセンサ100を構成する。光検出器20は、シンチレータパネル10に記憶されている放射線画像記録を光画像に変換し、その得られた光画像を更に、電子信号画像に変換記憶する。
光検出器20には、例えば、フォトダイオードとTFT(薄膜トランジスタ)を組み合わせたものが設置されており、それにより電子信号に変換される。このTFTは、液晶ディスプレイ等に使用されている無機半導体系のものでも、有機半導体を用いたものでもよく、好ましくはプラスチックフィルム上に形成されたTFTである。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
〔放射線イメージセンサ1−1の作製〕
(放射性透過性基板)
厚さ125μmのポリイミドフィルム(ガラス転移温度は285℃、宇部興産製ユーピレックス)を使用。
(反射層)
放射性透過性基板の上にアルミニウムをスパッタして反射層(0.01μm)を得た。
(下引層)
バイロン630(東洋紡社製:高分子ポリエステル樹脂) 100質量部
メチルエチルケトン(MEK) 100質量部
トルエン 100質量部
上記処方を混合し、ビーズミルにて15時間分散し、下引塗設用の塗布液を得た。この塗布液を上記放射性透過性基板のアルミスパッタ面に、乾燥膜厚が1.0μmになるようにバーコーターで塗布した後、100℃で8時間乾燥することで下引層を作製した。
(シンチレータ層)
上記方法で作製した反射層及び下引層を有するに放射線透過性基板の上に、蒸着装置を使用してシンチレータ(CsI:0.003molTl)を蒸着させ、シンチレータ層を形成した。
まず、上記蛍光体原料を蒸着材料として抵抗加熱ルツボに充填し、また回転するホルダに放射線透過性基板を下引層側が蒸発源と対向するように設置し、放射線透過性基板と蒸発源との間隔を700mmに調節した。続いて、蒸着装置内を一旦排気し、Arガスを導入して0.27Paに真空度を調整した後、6rpmの速度でホルダを回転した。
更に蒸着装置内にある加熱装置を用い、放射線透過性基板の温度を300℃に保持した。次いで、抵抗加熱ルツボを加熱してシンチレータを蒸着し、膜厚が150μmとなったところで蒸着を終了させ、シンチレータ層を得た。
ここで、シンチレータ層の表面100μm2あたりの柱状結晶の本数N[本]の測定を下記のように行った。
走査型電子顕微鏡(SEM、日立製 S800)でシンチレータ層の表面画像を撮影した。得られた画像の100μm×100μm四方に存在する柱状結晶の本数を数え、これを異なる3つの箇所において行い、合計3回の結果を平均化して柱状結晶の本数Nを算出した。
(保護層)
厚さ12μmのPETフィルムの片面側に接着剤(バイロン300:東洋紡株式会社製)を塗設乾燥し、接着層(1μm)とし、第1保護フィルムを作製した。第1保護フィルムと同様の方法で第2保護フィルムを作製した。この2つの保護フィルムについてそれぞれの接着層を対向させる形で配置し、その間に第2保護フィルム側の接着層からシンチレータ層/下引層/反射層/放射性透過性基板/第1保護フィルムの順にそれぞれの層を配置する。第2保護フィルム及び第1保護フィルムは、シンチレータ層/下引層/反射層/放射性透過性基板を包装できるように周辺に耳部を持つように作製されている。その2つの保護フィルムの耳部を100℃にて熱接着させ、第2保護フィルムと第1保護フィルムでシンチレータ層/下引層/反射層/放射性透過性基板を包装しシンチレータパネルを得る。なお、包装は圧力100kPaの雰囲気下で行い、包装した内部は空気が残存する。この場合、第1保護フィルムと第2保護フィルムが保護層となる。
(放射線イメージセンサの作製)
得られたシンチレータパネルを、CMOSフラットパネル(ラドアイコン社製X線CMOSカメラシステムShad−o−Box4KEV)にCMOS面側と第2保護フィルムを対抗させる形でセットした。更に放射線入射窓のカーボン板とシンチレータパネルの放射線入射面(第1保護フィルム側)にスポンジシートを配置し、平面受光素子面と第1保護フィルムを軽く押し付けることで両者を固定化した。このようにして、放射線イメージセンサ1−1を得た。
〔放射線イメージセンサ1−2〜1−6〕
放射線イメージセンサ1−1のシンチレータ層作製における真空度及び放射線透過性基板の温度を表1記載の数値とした以外は、放射線イメージセンサ1−1と同様の方法で放射線イメージセンサ1−2〜1−6を作製した。
〔放射線イメージセンサの評価〕
(鮮鋭性)
シンチレータパネル表面にCTFチャートを貼り付けた後、管電圧80kVpのX線を10mR(管球からパネルまでの距離1.5m)照射した。その後、シンチレータパネルの発光をセンサパネルで検知することでCTFチャート像の画像信号を得る。この信号値より画像の変調伝達関数(MTF)を調べ、鮮鋭性を判断する指標とした。なお、MTFは空間周波数が1サイクル/mmの時の値である。鮮鋭性は放射線イメージセンサ1−1の鮮鋭性を1.00としたときの相対値で示した。
表1に示すように、本発明である放射線イメージセンサ1−2〜1−5は、比較である放射線イメージセンサ1−1、1−6に比べ鮮鋭性において優位である。
実施例2
〔放射線イメージセンサ2−1〜2−6の作製〕
シンチレータ層の膜厚を600μmに変更した以外は、実施例1の放射線イメージセンサのシンチレータ層の作製と同様に、真空度及び放射線透過性基板の温度を表2記載の数値として放射線イメージセンサ2−1〜2−6を作製した。
〔放射線イメージセンサの評価〕
(鮮鋭性)
実施例1と同じ方法で鮮鋭性を評価する。鮮鋭性は放射線イメージセンサ2−1の鮮鋭性を1.00としたときの相対値である。
表2に示すように、本発明である放射線イメージセンサ2−2〜2−5は、比較である放射線イメージセンサ2−1、2−6に比べ鮮鋭性において優位である。
実施例3
〔放射線イメージセンサ3−1〜3−6の作製〕
シンチレータ層の膜厚を500μmに変更した以外は、実施例1の放射線イメージセンサのシンチレータ層の作製と同様に、真空度及び放射線透過性基板の温度を表3記載の数値として放射線イメージセンサ3−1〜3−6を作製した。
〔放射線イメージセンサの評価〕
(鮮鋭性)
実施例1と同じ方法で鮮鋭性を評価する。鮮鋭性は放射線イメージセンサ3−1の鮮鋭性を1.00としたときの相対値である。
表3に示すように、本発明である放射線イメージセンサ3−2〜3−5は、比較である放射線イメージセンサ3−1、3−6に比べ鮮鋭性において優位である。

Claims (6)

  1. 放射線を光に変換するシンチレータ層を備えたシンチレータパネルにおいて、前記シンチレータは柱状結晶の構造を有し、且つ前記シンチレータ層の表面100μm2あたりの柱状結晶の本数N[本]、及び前記シンチレータ層の膜厚T[μm]が下記一般式(1)を満たすことを特徴とするシンチレータパネル。
    一般式(1) 100≦N[本]×T[μm]≦3000
  2. 前記シンチレータ層がヨウ化セシウムを主成分としていることを特徴とする請求第1項に記載のシンチレータパネル。
  3. 前記シンチレータ層が放射線透過性基板に支持されていることを特徴とする請求第1項または第2項に記載のシンチレータパネル。
  4. 前記放射線透過性基板の厚さが25〜1000μmであることを特徴とする請求第3項に記載のシンチレータパネル。
  5. 前記放射線透過性基板がPI、PET、PEN、ポリカーボネートのいずれかを主成分とすることを特徴とする請求第3項または第4項に記載のシンチレータパネル。
  6. 請求第1項乃至第5項のいずれか1項に記載のシンチレータパネルに対して光検出器を備えたことを特徴とする放射線イメージセンサ。
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