JP5267236B2 - 電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、電気泳動表示装置の駆動方法、電気泳動表示装置、及び電子機器に関するものである。
電気泳動表示装置として、一対の基板間に液相分散媒と電気泳動粒子とを有する電気泳動素子を挟持した構成のものが知られている。この種の電気泳動表示装置では、電気泳動素子を挟持する一対の電極に電圧を印加することで電気泳動粒子の分布状態を変化させて表示を行う(例えば特許文献1参照)。
さらに、特許文献1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法では、電極の表面に絶縁性部材を設けた構成における電気泳動素子の自己消去を防止するために、電極への印加電圧を切断するときの波形を鈍らせることで電気泳動素子に逆極性の電圧が印加されないようにしていた。
特開2003−140199号公報
特許文献1記載の駆動方法によれば、電気泳動素子を駆動する際に、電極に逆進性の電圧が印加されるのを防止でき、画像書き込み時における自己消去を防止することができる。しかし、本発明者がさらに検討を行ったところ、一方の基板に複数の画素電極が形成され、他方の基板に共通電極が形成された電気泳動表示装置において、共通電極の電位をフレームごとに変化させて駆動すると、電気泳動素子に対する書き込み動作の後であっても、自己消去が起こる場合があることが判明した。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、電気泳動素子への書き込み後にも自己消去を防止することができる電気泳動表示装置の駆動方法を提供することを目的の一つとする。また本発明は、画像保持特性に優れた電気泳動表示装置を提供することを目的の一つとしている。
本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、上記課題を解決するために、第1の基板と第2の基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素が配列された表示部を備え、前記第1の基板の前記電気泳動素子側に前記画素ごとに形成された画素電極と、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に形成された絶縁層と、前記第2の基板の前記電気泳動素子側に形成され、複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記画素電極に第1の電位を入力し、前記共通電極に第2の電位を入力することで前記電気泳動素子を駆動する素子駆動ステップを実行した後、次の前記素子駆動ステップを実行する前に、前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の表示状態を変化させる最低電圧である閾値電圧以下の電圧となるように前記共通電極の電位を一定速度で変化させ、前記第2の電位から前記第1の電位に移行させる電位復帰ステップを有することを特徴とする。
この駆動方法によれば、電位復帰ステップにおいて、第2の電極の電位を、所定の一定速度で第2の電位から第1の電位に移行させ、電気泳動素子に印加される電圧を電気泳動素子の閾値電圧以下に保持する。これにより、第2の電極への電圧印加を停止する際に絶縁層に流れる電流を抑えることができ、電気泳動素子に素子駆動ステップとは逆極性の電圧が印加されるのを防止することができる。その結果、電気泳動素子への画像書き込み後にも自己消去を防止することができる電気泳動表示装置の駆動方法を提供することができる。ここで、電気泳動素子の閾値電圧とは、電気泳動素子に印加される電圧のうち、電気泳動粒子が移動せず電気泳動素子のコントラストが維持される最大の電圧をいう。したがって、閾値電圧を超える電圧が電気泳動素子に印加された場合には、電気泳動粒子が移動し、コントラストが変化する。
前記電位復帰ステップにおいて、前記第2の電極の電位変化速度を、前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の閾値電圧以下となる最大の速度とすることが好ましい。
このような駆動方法とすることで、自己消去によるコントラスト低下を抑制しつつ、画像表示後の第1の電極の電位を短時間で安定させることができる。
本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、第1の基板と第2の基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素が配列された表示部を備え、前記第1の基板の前記電気泳動素子側に前記画素ごとに形成された画素電極と、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に形成された絶縁層と、前記第2の基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、前記画素電極に第1の電位を入力し、前記共通電極に前記第1の電位と第2の電位とを繰り返すパルスを入力することで当該画素電極と前記共通電極との間の前記電気泳動素子を駆動し、前記共通電極の電位を前記第1の電位から前記第2の電位に移行させる際に、前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の表示状態を変化させる最低電圧である閾値電圧以下の電圧となるように前記共通電極の電位を一定速度で変化させることを特徴とする。
この駆動方法によれば、画像を表示する際に第2の電極の電位を第2の電位から第1の電位へ移行させても電気泳動素子に印加される電位が閾値電圧以下に保持することができる。したがって、駆動されていない領域の電気泳動素子に素子駆動時とは逆極性の電圧が印加されるのを防止することができる。その結果、画像書き込み中に、駆動されていない電気泳動素子における自己消去を防止することが可能な電気泳動表示装置の駆動方法を提供することができる。
前記電気泳動素子が前記電気泳動粒子と電気泳動分散液とを封入してなるカプセルを有しており、前記絶縁層が前記カプセルの壁膜を含むことを特徴とする。すなわち、本発明に係る絶縁層は、電気泳動素子と第1の電極との間に設けられる絶縁物質の層のみならず、電気泳動粒子を封入したカプセルの壁膜を含むものとすることができる。換言すれば、本発明に係る電気泳動表示装置の駆動方法は、電気泳動素子が上記カプセルを含むものである一方、第1の電極と電気泳動素子との間に絶縁膜や接着剤が設けられていない電気泳動表示装置にも好適に用いることができる方法である。
前記絶縁層が、前記第1の電極と前記電気泳動素子との間に設けられた接着層を含むことを特徴とする。すなわち本発明の駆動方法は、電気泳動素子と第1の電極とが接着層を介して貼り合わされている電気泳動表示装置にも好適に用いることができる。
次に、本発明の電気泳動表示装置は、第1の基板と第2の基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素が配列された表示部を備え、前記第1の基板の前記電気泳動素子側に前記画素ごとに形成された画素電極と、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に形成された絶縁層と、前記第2の基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有し、前記電気泳動素子に駆動電圧を印加する電圧制御部を備えた電気泳動表示装置であって、前記電圧制御部は、前記電気泳動素子を駆動して画像を表示させるに際して、前記画素電極に第1の電位を入力し、前記共通電極に第2の電位を入力することで前記電気泳動素子を駆動して画像を形成した後、次の前記画像を形成する前に、前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の表示状態を変化させる最低電圧である閾値電圧以下の電圧となるように前記共通電極の電位を一定速度で変化させ、前記第2の電位から前記第1の電位に移行させる電位復帰動作を実行することを特徴とする。
この構成によれば、電位復帰動作において、第2の電極の電位を、所定の一定速度で第2の電位から第1の電位に移行させ、電気泳動素子に印加される電圧を電気泳動素子の閾値電圧以下に保持する。これにより、第2の電極への電圧印加を停止する際に絶縁層に流れる電流を抑えることができ、電気泳動素子に素子駆動動作時とは逆極性の電圧が印加されるのを防止することができる。その結果、電気泳動素子への画像書き込み後にも自己消去を防止し、画像保持特性に優れた電気泳動表示装置を提供することができる。
本発明の電気泳動表示装置は、第1の基板と第2の基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素が配列された表示部を備え、前記第1の基板の前記電気泳動素子側に前記画素ごとに形成された画素電極と、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に形成された絶縁層と、前記第2の基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有し、前記電気泳動素子に駆動電圧を印加する電圧制御部を備えた電気泳動表示装置であって、前記電圧制御部は、前記電気泳動素子を駆動して画像を表示させるに際して、前記画素電極に第1の電位を入力し、前記共通電極に前記第1の電位と第2の電位とを繰り返すパルスを入力することで当該画素電極と前記共通電極との間の前記電気泳動素子を駆動して画像を形成し、前記共通電極の電位を前記第1の電位から前記第2の電位に移行させる際に、前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の表示状態を変化させる最低電圧である閾値電圧以下の電圧となるように前記共通電極の電位を一定速度で変化させることを特徴とする。
この構成によれば、画像を表示する際に第2の電極の電位を第2の電位から第1の電位へ移行させても電気泳動素子に印加される電位が閾値電圧以下に保持することができる。したがって、駆動されていない領域の電気泳動素子に素子駆動時とは逆極性の電圧が印加されるのを防止することができる。その結果、画像書き込み中に、駆動されていない電気泳動素子における自己消去を防止することが可能な電気泳動表示装置を提供することができる。
前記電気泳動素子が前記電気泳動粒子と電気泳動分散液とを封入してなるカプセルを有しており、前記絶縁層が前記カプセルの壁膜を含むことを特徴とする。
すなわち、本発明に係る絶縁層は、電気泳動素子と第1の電極との間に設けられる絶縁物質の層のみならず、電気泳動粒子を封入したカプセルの壁膜を含むものとすることができる。換言すれば、本発明に係る電気泳動表示装置は、電気泳動素子が上記カプセルを含むものである一方、第1の電極と電気泳動素子との間に絶縁膜や接着剤が設けられていない電気泳動表示装置であってもよい。
前記絶縁層が、前記第1の電極と前記電気泳動素子との間に設けられた接着層を含むことを特徴とする。すなわち本発明の電気泳動表示装置は、電気泳動素子と第1の電極とが接着層を介して貼り合わされた構成であってもよい。
本発明の電子機器は、先に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、画像保持特性に優れ、表示品位に優れた表示手段を具備した電子機器を提供することができる。
実施形態に係る電気泳動表示装置100の概略構成図。 (a)1画素における電気泳動表示装置の部分断面図、(b)マイクロカプセルの断面図。 電気泳動素子の動作説明図。 画素の回路構成図。 第1の実施形態に係る駆動方法を示すタイミングチャート。 第1の実施形態に係る駆動方法の作用説明図。 変形例に係る駆動方法を示すタイミングチャート。 第2の実施形態に係る駆動方法を示すタイミングチャート。 第2の実施形態に係る駆動方法の作用説明図。 電子機器を例示する斜視図。
以下、図面を用いて本発明における電気泳動表示装置について説明する。なお本実施形態では、アクティブマトリクス方式により駆動される電気泳動表示装置について説明する。
なお、本実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、図面を見やすくするために実際の構成とは適宜異ならせて表示している。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態の第1の実施形態に係る電気泳動表示装置100の概略構成図である。
電気泳動表示装置100は、複数の画素40がマトリクス状に配列された表示部5を備えている。表示部5の周辺には、走査線駆動回路61、データ線駆動回路62が配置されている。また表示部5には、走査線駆動回路61から延びる複数の走査線36と、データ線駆動回路62から延びる複数のデータ線38とが形成されており、これらの交差位置に対応して画素40が設けられている。画素40は、走査線36及びデータ線38と接続された選択トランジスタ41と、選択トランジスタ41と接続された画素電極35(第1の電極)とを有する。
走査線駆動回路61は、m本の走査線36(G1、G2、…、Gm)を介して各々の画素40に接続されている。走査線駆動回路61は、これら1行目からm行目までの走査線36を順次選択し、画素40に設けられた選択トランジスタ41のオンタイミングを規定する選択信号を、選択した走査線36を介して供給する。
データ線駆動回路62は、n本のデータ線38(S1、S2、…、Sn)を介して各々の画素40に接続されており、画素40の各々に対して画素データを規定する画像信号を供給する。
次に、図2(a)は、表示部5に設けられた1つの画素40における電気泳動表示装置100の部分断面図である。電気泳動表示装置100は、素子基板(第1の基板)30と対向基板(第2の基板)31との間に、複数のマイクロカプセル20を配列してなる電気泳動素子32を挟持した構成を備えている。
表示部5において、素子基板30の電気泳動素子32側には、選択トランジスタ41と、選択トランジスタと接続された画素電極35(第1の電極)、走査線36、及びデータ線38が形成されている。選択トランジスタ41、走査線36、データ線38、及び画素電極35を覆って、絶縁膜34が形成されている。
素子基板30は、ガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示面とは反対側に配置されるため透明なものでなくてもよい。特に本実施形態の場合、選択トランジスタ41が後述する有機トランジスタであるため、安価で軽量、かつ柔軟性に優れたプラスチック基板を用いることができる。
画素電極35は電気泳動素子32に駆動電圧を印加する電極であり、Cu(銅)箔上にニッケルメッキと金メッキとをこの順番で積層したものや、Al、ITO(インジウム・スズ酸化物)などを用いて形成される。さらに、Cr、Ta、Mo、Nb、Ag、Pt、Pd、In、Ndやそれらの合金、InO、SnO等の導電性酸化物、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン等の導電性高分子、導電性高分子に塩酸、硫酸、スルホン酸等の酸、PF、AsF、FeCl等のルイス酸、ヨウ素等のハロゲン原子、ナトリウムカリウム等の金属原子等のドーパントを添加したもの、カーボンブラックや金属粒子を分散した導電性の複合材料等を用いてもよい。
走査線36及びデータ線38は、上記した画素電極35と同様の材料を用いて形成することができる。
選択トランジスタ41は、半導体層41aと、ゲート絶縁膜41bと、ソース電極41cと、ドレイン電極41dと、ゲート電極41eとを有する。本実施形態の場合、ソース電極41cはデータ線38の一部を用いて形成され、ドレイン電極41dは画素電極35の一部を用いて形成され、ゲート電極41eは走査線36の一部を用いて形成されている。
半導体層41aは、有機半導体材料を含む有機半導体層である。半導体層41aは、一部をソース電極41c及びドレイン電極41dに乗り上げるようにして素子基板30上に形成されている。
有機半導体材料としては、例えば、ポリ(3−アルキルチオフェン)、ポリ(3−ヘキシルチオフェン)(P3HT)、ポリ(3−オクチルチオフェン)、ポリ(2,5−チエニレンビニレン)(PTV)、ポリ(パラ−フェニレンビニレン)(PPV)、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン)(PFO)、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−コ−ビス−N,N’−(4−メトキシフェニル)−ビス−N,N’−フェニル−1,4−フェニレンジアミン)(PFMO)、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−コ−ベンゾチアジアゾール)(BT)、フルオレン−トリアリルアミン共重合体、トリアリルアミン系ポリマー、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−コ−ジチオフェン)(F8T2)のようなフルオレン−ビチオフェン共重合体等のポリマー有機半導体材料、またC60あるいは金属フタロシアニンあるいはそれらの置換誘導体、あるいは、アントラセン、テトラセン、ペンタセン、ヘキサセン等のアセン分子材料、あるいは、α−オリゴチオフェン類、具体的にはクォーターチオフェン(4T)、セキシチオフェン(6T)、オクタチオフェンのような低分子系有機半導体のうち1種または2種以上を混合して用いることができる。
有機半導体の成膜方法としては、真空蒸着法、分子線エピタキシャル成長法、CVD法、スパッタリング法、プラズマ重合法、電解重合法、化学重合法、イオンプレーティング法、スピンコート法、キャスト法、引き上げ法、ラングミュアブロジェット法、スプレー法、インクジェット法、ロールコート法、バーコート法、ディスペンス法、シルクスクリーン法、デイップコート法等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。例えば、素子基板30上にパターン状に穴の空いたマスクを合わせた後にこれらの方法を用いて成膜を行うことや、一様に成膜された有機半導体層を部分的にエッチングすることにより、部分的に膜厚の異なる半導体層13の形成が可能である。これらの方法の中でも、インクジェット法やディスペンス法を用いて溶液材料から半導体層を塗布形成する方法が、最も簡便に膜厚をコントロールすることが可能であるという点から好ましい。
ゲート絶縁膜41bは、半導体層41aを覆う平面領域に選択的に形成されている。ゲート絶縁膜41bの形成材料としては、絶縁性を有する材料であれば種類は特に限定されない。かかる絶縁材料としては、有機材料、無機材料のいずれも使用可能であるが、一般に有機絶縁膜は有機半導体層と良好な界面を形成しやすいことから、有機絶縁材料が好ましく採用される。一般的に良好な電気特性が得られるゲート絶縁膜41bとしては、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリイミド、ポリビニルフェノール、ポリカーボネート、あるいはパラキシリレン膜が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
ゲート電極41eは、ゲート絶縁膜41bを介して半導体層41aのチャネル領域(ソース電極41cとドレイン電極41dとに挟まれた領域)と対向する位置に形成されている。ゲート電極41e(走査線36)は、上述した材料の導電膜をエッチングして形成することができる。あるいは、所定形状に穴のあいたメタルスルーマスクを通して素子基板30上に導電膜の蒸着処理を行うことにより形成することができる。さらには、金属微粒子、グラファイトなどの導電性粒子を含む溶液を、インクジェット法などにより選択的に塗布して形成してもよい。
絶縁膜34は、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物などの無機絶縁膜、あるいは、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の有機絶縁膜とすることができる。絶縁膜34は、選択トランジスタ41や画素電極35による素子基板30上の凹凸を平坦化する機能を奏する。絶縁膜34を形成することで、選択トランジスタ41と電気泳動素子32との距離が長くなるので、選択トランジスタ41の駆動時に生じる電界が電気泳動素子32に作用するのを防止できるという効果も得られる。
一方、対向基板31の電気泳動素子32側には複数の画素電極35と対向する平面形状の共通電極37(第2の電極)が形成されており、共通電極37上に電気泳動素子32が設けられている。
対向基板31はガラスやプラスチック等からなる基板であり、画像表示側に配置されるため透明基板とされる。共通電極37は、画素電極35とともに電気泳動素子32に電圧を印加する電極であり、MgAg(マグネシウム銀)、ITO(インジウム・スズ酸化物)、IZO(インジウム・亜鉛酸化物)などから形成された透明電極である。
本実施形態の場合、電気泳動素子32は、あらかじめ対向基板31側に形成され、素子基板30と接着するための接着層33までを含めた電気泳動シートとして構成されている。そして、電気泳動シートの接着層33と、素子基板30上の絶縁膜34とが接着されることで、電気泳動表示装置100が構成されている。
なお、接着層33は、マイクロカプセル20間の間隙に充填されていてもよく、対向基板31上に形成された電気泳動素子32を覆う接着剤の層として形成されていてもよい。
図2(b)は、マイクロカプセル20の模式断面図である。マイクロカプセル20は、例えば50μm程度の粒径を有しており、内部に分散媒21と、複数の白色粒子(電気泳動粒子)27と、複数の黒色粒子(電気泳動粒子)26とを球状の壁膜20a(外殻)に封入した構成を備える。マイクロカプセル20は、図2(a)に示すように共通電極37と画素電極35とに挟持され、1つの画素40内に1つ又は複数のマイクロカプセル20が配置される。
マイクロカプセル20の壁膜20aは、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチルなどのアクリル樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴムなどの透光性を持つ高分子樹脂などを用いて形成される。
分散媒21は、白色粒子27と黒色粒子26とをマイクロカプセル20内に分散させる液体である。分散媒21としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などを例示することができ、その他の油類であってもよい。これらの物質は単独又は混合物として用いることができ、さらに界面活性剤などを配合してもよい。
白色粒子27は、例えば、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば負に帯電されて用いられる。黒色粒子26は、例えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子(高分子あるいはコロイド)であり、例えば正に帯電されて用いられる。
これらの顔料には、必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンドなどの粒子からなる荷電制御剤、チタン系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤などを添加することができる。
また、黒色粒子26及び白色粒子27に代えて、例えば赤色、緑色、青色などの顔料を用いてもよい。かかる構成によれば、表示部5に赤色、緑色、青色などを表示することができる。
以上の構成を備えた電気泳動表示装置100では、画素電極35と電気泳動素子32との間に、いずれも絶縁材料からなる絶縁膜34と接着層33とが形成されている。また、電気泳動素子32を構成するマイクロカプセル20の壁膜20aも絶縁材料により構成されている。したがって、本実施形態では、絶縁膜34、接着層33、及びマイクロカプセル20の壁膜20aが、本発明に係る絶縁層INS(図4参照)を構成している。
なお、本実施形態では、絶縁膜34は画素電極35を覆って形成されているが、絶縁膜34の画素電極35上の領域に開口部を形成し、画素電極35を露出させた構成としてもよい。あるいは、画素電極35を絶縁膜34上に形成するとともに、絶縁膜34を貫通してドレイン電極41dに達するコンタクトホールを形成し、かかるコンタクトホールを介して画素電極35とドレイン電極41dとを接続してもよい。これらの場合には、本発明に係る絶縁層INSは、接着層33と、マイクロカプセル20の壁膜20aとにより構成される。
さらに、接着層33を設けず、他の手段で素子基板30と対向基板31とを固定している場合には、本発明に係る絶縁層INSは、マイクロカプセル20の壁膜20aのみにより構成されることとなる。
図3は、電気泳動素子の動作説明図である。図3(a)は、画素40を白表示する場合、図3(b)は、画素40を黒表示する場合をそれぞれ示している。
図3(a)に示す白表示の場合には、共通電極37が相対的に高電位、画素電極35が相対的に低電位に保持される。これにより、負に帯電した白色粒子27が共通電極37に引き寄せられる一方、正に帯電した黒色粒子26が画素電極35に引き寄せられる。その結果、表示面側となる共通電極37側からこの画素を見ると、白色(W)が認識される。
図3(b)に示す黒表示の場合、共通電極37が相対的に低電位、画素電極35が相対的に高電位に保持される。これにより、正に帯電した黒色粒子26が共通電極37に引き寄せられる一方、負に帯電した白色粒子27が画素電極35に引き寄せられる。その結果、共通電極37側からこの画素を見ると黒色(B)が認識される。
次に、上記の構成を備えた電気泳動表示装置100の駆動方法について図4から図6を参照して説明する。
図4は、画素40の回路構成図である。図5は、1つの画素40を黒表示させる場合のタイミングチャートである。図6は、本実施形態に係る駆動方法の作用説明図である。
図4(a)に示すように、選択トランジスタ41はPチャネルトランジスタであり、選択トランジスタ41のドレイン端子に、絶縁層INS(壁膜20a、接着層33、絶縁膜34)を介して画素電極35が接続されている。また、図4(b)に示すように、絶縁層INSは、静電容量Cinsと電気抵抗Rinsとを並列接続した回路として表され、電気泳動素子32は、静電容量Cepと電気抵抗Repとを並列接続した回路として表される。
図5には、図4に示す選択トランジスタのゲート電極41eの電位Gate、ソース電極41c(データ線38)の電位DATA、共通電極37の電位COM、及び画素40の表示面における反射率が示されている。
表示部5に画像を表示するには、画像表示部分の画素40に属する画素電極35と共通電極37とにそれぞれ所定の電位を入力することで、電気泳動素子32(マイクロカプセル20)に駆動電圧を印加する。図5に示す画像表示動作開始時(時刻t0)において、選択トランジスタ41のゲート電極41eの電位Gateはハイレベル(H;例えば40V)であり、ソース電極41cの電位DATAはローレベル(L;例えば0V;第2の電位)である。また、共通電極37の電位COMはハイレベル(H;例えば40V)である。このとき、画素40は高反射率(H)の状態であり、白表示されている。
画像表示動作が開始されたならば、時刻t1において共通電極37の電位COMがローレベル(L;例えば0V;第2の電位)とされ、その後の時刻t2においてデータ線38に矩形波状のパルスが入力されてハイレベル(H;例えば40V;第1の電位)とされる。
その後、時刻t3から時刻t4にかけて、選択トランジスタ41のゲート電極41eの電位Gateがローレベル(L;例えば0V)に設定され、選択トランジスタ41がオン状態となる。すなわち、時刻t3から時刻t4の期間にソース電極41cの電位DATAが画素電極35に入力される。
より詳しくは、時刻t2から時刻t5の期間に、電位DATAがハイレベルとされ、オン状態の選択トランジスタ41を介して電位DATA(ハイレベル;第1の電位)が画素電極35に入力される(素子駆動ステップS1)。これにより、画素電極35(ハイレベル;第1の電位)と共通電極37(ローレベル;第2の電位)との電位差に相当する電圧が電気泳動素子32に印加され、図3(b)に示したように、電気泳動素子32の黒色粒子26が共通電極37側に引き寄せられて画像表示動作が実行される。
その後、時刻t6から時刻t7の期間に共通電極37の電位COMをローレベル(第2の電位)からハイレベル(第1の電位)に一様な傾きで徐々に変化させる(電位復帰ステップS2)。このとき、電位COMの波形の傾きは、電気泳動素子32に印加される電圧が電気泳動素子32の閾値電圧Vthを超えない範囲とされる。
なお、電位COMの波形の傾きについては後段で詳細に説明する。
以上の本実施形態の駆動方法によれば、電気泳動素子32の自己消去を防止し、表示画像のコントラストを良好に保持することができる。以下、かかる作用効果について詳細に説明する。
図6は、本発明に係る駆動方法の作用説明図である。図6(a)は、本実施形態の駆動方法における画素40のそれぞれの位置における波形を示し、図6(b)は、共通電極37に矩形波(方形波)を入力して駆動した場合の波形を示している。図6(a)、図6(b)は、ゲート電極41eの電位Gate、ソース電極41cの電位DATA、共通電極37の電位COM、画素電極35の電位PIX、及び反射率を示している。
図6(a)と図6(b)とを比較すれば明らかなように、電気泳動素子32への画像書込み後、矩形波を入力して共通電極37の電位を立ち上げると(図6(b))、画素電極35の電位PIXにスパイクが発生して、ハイレベル以上の電位となる。これによって、選択トランジスタ41のドレイン電極41dとソース電極41cとの間に40V以上の大きな電位差が生じ、選択トランジスタ41が誤作動してオン状態となる。そして、ドレイン電極41dからソース電極41cに向かう方向に電流が発生する。そうすると、電気泳動素子32では、白色粒子27が共通電極37側に、黒色粒子26が画素電極35側に引き寄せられ、黒表示させるべき電気泳動素子32のコントラストが低下してしまう。
図6(b)に示す電位COMの立ち上がりにおいて電気泳動粒子(白色粒子27、黒色粒子26)が逆流するのは、以下の理由による。電気泳動素子32と画素電極35との間に絶縁層INSが介在する電気泳動表示装置100では、通常、リーク電流を低減するために絶縁層INSの静電容量Cinsと電気抵抗Rinsの積Cins・Rinsは、電気泳動素子32の静電容量Cepと電気抵抗Repの積Cep・Repよりも大きくされる。このような構成において、図6(b)に示すように共通電極37に矩形波を入力すると、絶縁層INSにおける電位変化は微分的となり、電位COMを変化させた瞬間に大きな電圧が現れる。
これに対して、本実施形態の駆動方法のように共通電極37に台形波を入力し、電位COMの立ち上がりに傾きを持たせると、絶縁層INSの静電容量Cinsにおける電荷移動が遅くなり、絶縁層INSに流れる電流が小さくなる。その結果、絶縁層INSにおける電位変動を抑えることができる。そして、絶縁層INSに流れる電流は、共通電極37の電位変化速度に応じて変化するので、電位COMの傾きを調整することで、電位COMを立ち上げる際の絶縁層INSの電位変化幅を調整することが可能である。
具体的には、絶縁層INSの電位変化幅が電気泳動素子32の閾値電圧Vthよりも小さくなるように電位COMの傾きを設定している。これにより、図6(a)に示すように、電位COMの立ち上げ時に電気泳動素子32の表示状態が変化するのを防止することができる。その結果、図5に示したように、画像書き込み後においても画素40の反射率は変化せず、コントラストが良好に保持される。
上述したように、電気泳動素子32の自己消去現象は、電位COMを変化させる際の電位変化速度を大きくするほど生じやすく、電位変化速度を小さくするほど自己消去が生じにくくなる。そこで、本実施形態における電位COMの立ち上げ時の電位変化速度は、自己消去が生じない範囲でなるべく大きい値に設定することが好ましい。これにより、自己消去によるコントラスト変化を抑えつつ、共通電極37の電位を短時間で安定させることができ、優れた画像保持性を得ることができる。
特許文献1記載の駆動方法では、電極電位を立ち下げる際の波形を鈍らせているため、完全に電位が立ち下がるまでに比較的長い時間を有する。これに対して本実施形態では、電位COMを一定速度で変化させるため、特許文献1記載の駆動方法と同等の作用効果を得つつ、共通電極37の電位の立ち上げ時間を短縮することができる。
したがって、本実施形態の駆動方法によれば、共通電極37に入力するパルスの周波数を、従来の駆動方法に比して高めることができ、電気泳動素子32に対して効率良く電圧を印加することができる。
(変形例)
上記の実施形態においては、選択トランジスタ41がPMOS(Positive Metal Oxide Semiconductor)である場合について説明した。選択トランジスタ41がPMOSである場合、黒画像表示された後はソース電極41cの電位DATAがローレベルに設定されている。そのため、画像表示後に共通電極37の電位COMを立ち上げた際の画素電極35の電位PIXの急激な電位上昇によって、選択トランジスタ41が誤動作を起こす。
これに対して、選択トランジスタ41がNMOSで構成された場合、白画像表示された後はソース電極41cの電位がハイレベルに設定されている。そのため、画像表示後に共通電極37の電位COMを立ち下げた際の画素電極35の電位PIXの急激な電位下降によって、選択トランジスタ41が誤動作を起こす。そこで、本変形例では白画像表示に係る駆動方法について説明する。
図7は、選択トランジスタ41がNMOSで構成された電気泳動表示装置の駆動方法を説明するタイミングチャートである。
図7は、選択トランジスタ41のゲート電極41eの電位Gate、ソース電極41cの電位DATA、共通電極37の電位COM、画素電極35の電位PIX、及び表示部5における反射率を示している。
NMOSで構成された選択トランジスタ41は、ゲート電極41eにハイレベルが入力された期間にオン状態となるので、図8に示すように、画素40を白表示させる場合の時刻t0において、ゲート電極41eの電位Gateはローレベル、ソース電極41cの電位DATAはハイレベル、共通電極37の電位COMはローレベルとされている。画素40は低反射率(L)の状態であり、黒表示されている。
画像表示動作が開始されたならば、時刻t1において、共通電極37の電位COMがハイレベルとされ、時刻t2においてソース電極41cの電位DATAがローレベルとされる。
続く時刻t3において、ゲート電極41eの電位Gateがハイレベルに移行して選択トランジスタ41がオン状態とされ、画素電極35にソース電極41cの電位DATAが入力されてローレベルとされる。そして、ローレベルである画素電極35とハイレベルである共通電極37との間の電位差により電気泳動素子32が駆動される(素子駆動ステップS1)。これにより、画素40の反射率が上昇し、高反射率(H)の状態(白表示)への移行が開始される。
そして、時刻t4において、ゲート電極41eの電位Gateがハイレベルとされ、選択トランジスタ41がオフ状態となり画素40における画像表示動作が終了する。
その後の時刻t5において、ソース電極41cの電位DATAをローレベル(第1の電位)からハイレベル(第2の電位)に変化させる。
その後、時刻t6から時刻t7の期間に、共通電極37の電位COMをハイレベル(第2の電位)からローレベル(第1の電位)に一定速度で徐々に変化させる(電位復帰ステップS2)。
このように、共通電極37に台形波を入力し、電位COMの立ち下がりに傾きを持たせることによって、絶縁層INSの電位変動幅を小さくすることができる。
具体的には、絶縁層INSの電位変化幅が電気泳動素子32の閾値電圧Vthよりも小さくなるように電位COMの傾きを設定している。これにより、画素電極35の電位PIXの電位が急激に低下するスパイクの発生が抑えられ、電位COMの立ち下げ時に電気泳動素子32の表示状態が変化するのを防止することができる。その結果、画像書き込み後においても、画素40の白表示が保持されてコントラストが良好に保たれる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、本実施形態に係るタイミングチャートである。図8では、図1に示した走査線36(G1〜Gm)と接続された選択トランジスタ41のゲート電極41eの電位GATE1〜GATEm、ソース電極41cの電位DATA、及び共通電極37の電位COMを示している。
本実施形態では、図8に示すように、共通電極37にハイレベル(第1の電位)とローレベル(第2の電位)とを周期的に繰り返すパルスを入力する。共通電極37の電位をローレベルからハイレベルに移行する際には、電気泳動素子32に印加される電圧が電気泳動素子32の閾値電圧Vthを超えないように、一様な傾きで徐々に変化させる。本実施形態のように、共通電極37にハイレベルとローレベルとを周期的に繰り返すパルスを入力することによって画像表示を行うことを、以下ではコモン振り駆動と称する。
共通電極37にパルスが入力された状態で、走査線36(G1)にローレベルを入力し、走査線36(G1)と接続された選択トランジスタ41をオン状態にする。これにより、ソース電極41cとドレイン電極41dとが接続され、ソース電極41cから画素電極35に電位が入力される。そして、走査線36(G1)をハイレベルにして選択トランジスタ41をオフ状態にする。
このような動作を走査線36(G2,…Gm)と接続された選択トランジスタ41に対して順次実行することですべての画素電極35に対して電位を入力する。
画素電極35にハイレベルの電位が入力された画素40では、共通電極37にローレベルが入力された期間に画素電極35と共通電極37との間に電位差が生じ、黒色粒子26が共通電極37側に引き寄せられ、白色粒子27が画素電極35側に引き寄せられる。
一方、共通電極37にハイレベルが入力された期間では、画素電極35と共通電極37との間に電位差が生じないため、黒色粒子26及び白色粒子27をそれぞれの電極に引き寄せるための引力が発生しない。
共通電極37に入力したパルスによってこれらの動作を繰り返すと、共通電極37に黒色粒子26が集まり、画素電極35に白色粒子27が集まって画素40が黒表示される。
これに対して、画素電極35にローレベルの電位が入力された画素40では、共通電極37にハイレベルが入力された期間に画素電極35と共通電極37との間に電位差が生じ、白色粒子27が共通電極37側に引き寄せられ、黒色粒子26が画素電極35側に引き寄せられる。
一方、共通電極37にローレベルが入力された期間では、画素電極35と共通電極37との間に電位差が生じないため、黒色粒子26及び白色粒子27をそれぞれの電極に引き寄せるための引力が発生しない。
共通電極37に入力したパルスによってこれらの動作を繰り返すと、共通電極37に白色粒子27が集まり、画素電極35に黒色粒子26が集まって画素40が白表示される。
このように、コモン振り駆動によれば、異なる画素40において黒表示と白表示とが同時に実行される。
本実施形態では、共通電極37の電位をローレベル(第2の電位;L)からハイレベル(第1の電位;H)へ移行させる際に、傾きを持った一定の速度で変化させることによって電気泳動素子32に印加される電位を閾値以下に保持している。これにより、共通電極37の電位をハイレベルに移行させたときの画素電極35の電位変化を抑えることができる。
したがって、コモン振り駆動によって画像表示を行った場合でも、画素電極35がハイレベル以上の電位となって画像表示が行われていない画素40のオフ状態の選択トランジスタ41が誤作動するのを防止することができるので、それぞれの電極に集まった電気泳動粒子が逆流して表示画像が自己消去されるのを防止し、コントラストの低下を抑えることができる。
また、本実施形態の駆動方法によれば、黒表示が実行されている画素においてもコントラストの低下を抑えることができる。以下、かかる作用効果について説明する。
図9は、本実施形態に係る駆動方法の作用説明図である。図9(a)は、本実施形態の駆動方法における画素40のそれぞれの位置における波形を示し、図9(b)は、共通電極37に矩形波を周期的に入力して駆動した場合の波形を示している。
図9(a)、図9(b)は、ゲート電極41eの電位Gate、ソース電極41cの電位DATA、共通電極37の電位COM、画素電極35の電位PIX、及び反射率を示している。
図9(b)に示すように、矩形波を入力して共通電極37の電位を立ち上げると、画素電極35の電位PIXにスパイクが発生してハイレベル以上の電位まで一時的に上昇した後、ハイレベルの電位を保持する。そして、共通電極37の電位を立ち下げると、画素電極35の電位は一時的に低下した後再び上昇する。このような動作を繰り返しながら、画素電極35の電位PIXは、共通電極37に矩形波が入力されるごとにハイレベルに向けて徐々に上昇する。
画素電極35にスパイクが発生すると同時に、黒表示を行っている画素内の電気泳動粒子が逆流して反射率が上昇し、表示画像のコントラストが低下するいわゆるキックバックと呼ばれる現象が発生する。すなわち、このような駆動方法では、黒表示を行う際に、共通電極37の電位が立ち上がるたびに輝度が少しずつ戻ってしまう(上昇してしまう)ため、ゲート電極41eの電位がハイレベルに戻って書き込みが終了した際においても輝度が十分に低下せず、高いコントラストが得られないという問題が生じる。
また、ゲート電極41eの電位がハイレベルに戻った後においても、共通電極37の電位の立ち上がりの際に画素電極35の電位にはスパイクが生じうる。このとき、画素電極35の電位がゲート電極41eの電位を上回ると選択トランジスタ41が誤動作し、さらにコントラストを下げる方向の電界が生じてしまうおそれがある。
これに対して、図9(a)に示すように、本実施形態の駆動方法では、共通電極37に台形波を入力し電位COMの立ち上がに傾きを持たせることによって、画素電極35の電位PIXのスパイクを抑えている。これにより、黒表示を行っている画素内の電気泳動粒子の逆流を防止してキックバックの発生が抑えられる。したがって、表示画像のコントラストの低下が抑えられ、画像表示の際に画面がちらつくことはない。
(電子機器)
次に、上記実施形態の電気泳動表示装置100を、電子機器に適用した場合について説明する。
図10(a)は電子ペーパー1100の構成を示す斜視図である。電子ペーパー1100は、上記実施形態の電気泳動表示装置100を表示領域1101に備えている。電子ペーパー1100は可撓性を有し、従来の紙と同様の質感及び柔軟性を有する書き換え可能なシートからなる本体1102を備えて構成されている。
図10(b)は、電子ノート1200の構成を示す斜視図である。電子ノート1200は、上記の電子ペーパー1100が複数枚束ねられ、カバー1201に挟まれているものである。カバー1201は、例えば外部の装置から送られる表示データを入力する図示は省略の表示データ入力手段を備える。これにより、その表示データに応じて、電子ペーパーが束ねられた状態のまま、表示内容の変更や更新を行うことができる。
以上の電子ペーパー1100及び電子ノート1200によれば、本発明に係る電気泳動表示装置100が採用されているので、画像保持特性に優れ、表示品位に優れた表示部を備えた電子機器となる。
なお、上記の電子機器は、本発明に係る電子機器を例示するものであって、本発明の技術範囲を限定するものではない。例えば、携帯電話、携帯用オーディオ機器などの電子機器の表示部にも、本発明に係る電気泳動表示装置は好適に用いることができる。
100 電気泳動表示装置、5 表示部、20 マイクロカプセル、20a 壁膜、30 素子基板、31 対向基板、32 電気泳動素子、33 接着層、34 絶縁膜、35 画素電極、36 走査線、37 共通電極、38 データ線、40 画素、41 選択トランジスタ

Claims (10)

  1. 第1の基板と第2の基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素が配列された表示部を備え、前記第1の基板の前記電気泳動素子側に前記画素ごとに形成された画素電極と、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に形成された絶縁層と、前記第2の基板の前記電気泳動素子側に形成され、複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記画素電極に第1の電位を入力し、前記共通電極に第2の電位を入力することで前記電気泳動素子を駆動する素子駆動ステップを実行した後、次の前記素子駆動ステップを実行する前に、
    前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の表示状態を変化させる最低電圧である閾値電圧以下の電圧となるように前記共通電極の電位を一定速度で変化させ、前記第2の電位から前記第1の電位に移行させる電位復帰ステップを有することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  2. 前記電位復帰ステップにおいて、
    前記共通電極の電位変化速度を、前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の閾値電圧以下となる範囲で最大の速度とすることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  3. 第1の基板と第2の基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素が配列された表示部を備え、前記第1の基板の前記電気泳動素子側に前記画素ごとに形成された画素電極と、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に形成された絶縁層と、前記第2の基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有する電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    前記画素電極に第1の電位を入力し、前記共通電極に前記第1の電位と第2の電位とを繰り返すパルスを入力することで当該画素電極と前記共通電極との間の前記電気泳動素子を駆動し、
    前記共通電極の電位を前記第1の電位から前記第2の電位に移行させる際に、前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の表示状態を変化させる最低電圧である閾値電圧以下の電圧となるように前記共通電極の電位を一定速度で変化させることを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  4. 前記電気泳動素子が前記電気泳動粒子と電気泳動分散液とを封入してなるカプセルを有しており、前記絶縁層が前記カプセルの壁膜を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  5. 前記絶縁層が、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に設けられた接着層を含むことを特徴とする請求項4に記載の電気泳動表示装置の駆動方法。
  6. 第1の基板と第2の基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素が配列された表示部を備え、前記第1の基板の前記電気泳動素子側に前記画素ごとに形成された画素電極と、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に形成された絶縁層と、前記第2の基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有し、前記電気泳動素子に駆動電圧を印加する電圧制御部を備えた電気泳動表示装置であって、
    前記電圧制御部は、前記電気泳動素子を駆動して画像を表示させるに際して、
    前記画素電極に第1の電位を入力し、前記共通電極に第2の電位を入力することで前記電気泳動素子を駆動して画像を形成した後、次の前記画像を形成する前に、
    前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の表示状態を変化させる最低電圧である閾値電圧以下の電圧となるように前記共通電極の電位を一定速度で変化させ、前記第2の電位から前記第1の電位に移行させる電位復帰動作を実行することを特徴とする電気泳動表示装置。
  7. 第1の基板と第2の基板との間に電気泳動粒子を含む電気泳動素子を挟持してなり、複数の画素が配列された表示部を備え、前記第1の基板の前記電気泳動素子側に前記画素ごとに形成された画素電極と、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に形成された絶縁層と、前記第2の基板の前記電気泳動素子側に形成され複数の前記画素電極と対向する共通電極とを有し、前記電気泳動素子に駆動電圧を印加する電圧制御部を備えた電気泳動表示装置であって、
    前記電圧制御部は、前記電気泳動素子を駆動して画像を表示させるに際して、
    前記画素電極に第1の電位を入力し、前記共通電極に前記第1の電位と第2の電位とを繰り返すパルスを入力することで当該画素電極と前記共通電極との間の前記電気泳動素子を駆動して画像を形成し、
    前記共通電極の電位を前記第1の電位から前記第2の電位に移行させる際に、前記電気泳動素子に印加される電圧が前記電気泳動素子の表示状態を変化させる最低電圧である閾値電圧以下の電圧となるように前記共通電極の電位を一定速度で変化させることを特徴とする電気泳動表示装置。
  8. 前記電気泳動素子が前記電気泳動粒子と電気泳動分散液とを封入してなるカプセルを有しており、前記絶縁層が前記カプセルの壁膜を含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の電気泳動表示装置。
  9. 前記絶縁層が、前記画素電極と前記電気泳動素子との間に設けられた接着層を含むことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。
  10. 請求項6から9のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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