JP5266310B2 - X線源 - Google Patents

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Description

当該発明は、X線の陰極を包含するものであるX線源に関係する。
X線は、しばしば陰極及び陽極を包含するものである真空管の形態で、X線源によって頻繁に発生させられたものである。陰極からの電子は、強い電場によって陽極に向かって加速されたものであると共に陽極との衝突でX線を発生させる。これらは、典型的にはベリリウムの、窓を通じてX線管の外へ通過する。
電子は、陰極を加熱することによる陰極からの熱電子の放出によって放出されたものである。高い出力の管のために、陰極は、典型的には、それが、十分な熱電子の放出を達成するために使用されたものであるところの高い温度(2400K)で安定なものであるという利点を有するところの、タングステンのものであることがある。2400Kでさえも、タングステンは、溶融する又は変形するものではない。これらの高い温度で、熱の放射は、顕著なものであると共に、そのように、陰極は、熱の放射によって効果的に平衡に達することができる。
X線解析のための存在するものであるX線管の記載は、EP553913に提供されたものである。
タングステンの陰極での不都合は、顕著な電力が、要求された高い温度を達する及びそれを維持するために必要とされたものであるというものである。顕著な冷却をすることは、また、要求されたものである。その上、蒸発は、順番にX線のパワーを低減すると共にX線スペクトルを汚染することがあるところの窓の汚染に帰着するものである、高い温度で起こることができる。
これの理由のために、あるものは、より低い温度で電子を放出するところの代替の陰極の材料における関心である。これの目的を達成するために、タングステンの陰極は、1100Kのより低い温度での熱電子の放出に帰着するところのバリウムの酸化物でコートされたものであることがある。これらの温度で、材料の蒸発は、無視できるものであると共に、管の電力及び冷却することの要件は、それによって低減されたものである。
しかしながら、バリウムの酸化物のコーティングは、脆弱なものであると共に、強い電場における正のイオンからのスパッタリングによって影響を及ぼされたものであることができる。その上、使用されたより低い温度では、あるものは、より少ない熱の放射であると共に、そのように、陰極の全ての領域が同じ温度にあるものであることを保証することは、はるかにより困難なものになるものである。不等の温度は、順番に、不明確なX線のスポットに至るところの一様でないX線の放出に帰着することができる。さらに、タングステンのワイヤーへのコーティングの不等の結合をすることは、また、陽極からの不等のX線の放出に帰着する。これの理由のために、発明者が、承知のものである範囲までは、バリウムの酸化物は、分析の用途のための高い出力のX線管において使用されてきたものではない。
欧州特許出願第553913号明細書
このように、残るものは、相対的に低い陰極の温度及び高いX線の出力で動作するできるところのX線源についての要望である。
当該発明のある態様に従った、提供されたものは、付記1に従ったX線源である。
ワイヤーの放出ループのまわりの螺旋のワイヤー、及び、ワイヤーのこれの構成物におけるエミッターのコーティング、を備えた陰極を使用することによって、ワイヤーへのコーティングの接触(即ち、結合することの強さ)は、はるかに改善されたものである。
熱的なループは、放出ループ及びワイヤーの末端の間に提供されたものであることがある。使用におけるワイヤーの温度は、熱的なループ無しの単純な配置を使用するものであるときと比べてはるかにより良好に平衡させられたものである。
ワイヤーは、過度の熱伝達を回避するためのワイヤーの放出ループと比べてより細いものであることがあるところの支持ループに支持されたものであることがある。
図1は、当該発明の実施形態において使用された陰極の透視図を示す。 図2は、図1の陰極を組み込むものである、ある実施形態に従ったX線源の側面図を示す。 図3は、図1の陰極の詳細を示す。 図4は、図1に従った陰極のX線のスポット及び二つの比較の例を図解する。 図5は、図1の陰極についての時間にわたるX線の出力のグラフ及び比較の例である。
当該発明の実施形態は、
図1は、当該発明の実施形態において使用された陰極の透視図を示す;
図2は、図1の陰極を組み込むものである、ある実施形態に従ったX線源の側面図を示す;
図3は、図1の陰極の詳細を示す;
図4は、図1に従った陰極のX線のスポット及び二つの比較の例を図解する;及び
図5は、図1の陰極についての時間にわたるX線の出力のグラフ及び比較の例である:
ところの付随するものである図面への参照と共に、純粋に例の方式によって、今、記載されたものであることになる。
同様の又は類似の構成部品は、概略的なもの及び一定の縮尺ではないものであるところの、異なる図において同様の参照数字が与えられたものである。
図1を参照することで、X線管のための陰極2は、示されたものである。陰極は、隣接して配置されたものであるところの第一の末端6及び第二の末端8の間で延びるものである単一の長さのタングステンのワイヤー4から形成されたものである。陰極は、放出ループ10並びにそれぞれの第一の及び第二の末端6、8の間における第一の及び第二の熱的なループ12、14を備えた、円形の放出ループ10の形態を有する。第一の及び第二の熱的なループ12、14の各々は、換言すると円形の後に続くものである、Uの脚16が放出ループに対して平行に延びるものである、ワイヤーのU状に整形されたループで形成されたものである。用語“熱的なループ”は、ループの機能が、放出ループ10及びワイヤーの末端6、8の間におけるいくらかの熱的な抵抗を提供するものであるので、使用されたものである。
図2を参照することで、陰極2は、中央の陽極20を取り巻くものである放出ループ10と共に配置されたものである。壁22は、陽極20及び陰極2の間で陽極20のまわりに延びる。壁22は、無いものが、陰極及び陽極の間における直通の一直線の経路であるというように、障害物として作用する。例において、陽極の表面20は、ロジウムのものであるが、しかし、代替の材料は、要求されたものであるとすれば、使用されたものであることがある。陰極のワイヤーの末端6、8は、使用における放出ループ10と熱的に平衡させられたものではないものであるところの支持体に取り付けられたものである。
熱的なループに対する追加において、追加的な細い支持ワイヤーは、放出ループのまわりに一様に間隔を空けられて配置された、放出ループを支持するために使用されたものである。これらは、均質な温度分布を実現するための長さ、厚さ、及び場所を備えた選択されたものである。特定したものにおいて、支持ワイヤー23は、それらが、単位面積当たりの多いような熱を伝導させるものではないというように、タングステンのワイヤー4と比べてより細いものになされたものであることがある。しかしながら、支持ワイヤー23は、熱的なループ無しに作られたものであることがあると共に、そのように、それらは、それらが、放出ループ並びに第一の及び第二の末端6、8の間における熱的なループとして単位時間当たりの類似の、低い、熱の流れを通過させるというように、より短い有効な長さを有する。このように、支持ワイヤー23は、有効な長さ及び厚さの間におけるこれのトレードオフの結果としての熱的なループの熱的な抵抗の80%から120%までの中の熱的な抵抗を有することがある。
これの方式において、相対的に均質な温度分布は、放出ループ10の全長のまわりで達成されたものであることがある。
熱的なループ12、14の効果は、放出ループ10及び末端6、8の間におけるワイヤーの長さを増加させることによって熱的に末端6、8への放出ループ10を分断することである。
陰極2及び陽極20は、陽極20に面するものであるベリリウムの窓26を備えた真空ハウジング24の内側に配置されたものである。ハウジング24は、排気されたものである。
図3は、陰極2のタングステンのワイヤー4の精密な詳細を図解する。第二のタングステンのワイヤー30は、第一のタングステンのワイヤー4のまわりに螺旋に配置されたものである。バリウムの酸化物のコーティング32は、ワイヤーの構成物に配置されたものである。例において、あるものは、螺旋のワイヤーの個々のひと巻きの間における小さいギャップであると共に、コーティング32は、表面にわたってのみならずこれらのギャップの中へと延びる。これは、コーティング32及びワイヤー4、30の間における強い結合及び良好な化学的な接触を作り出すことが信じられたものである。
例において、放出ループ10は、直径において38mmの円形のループである。各々の熱的なループ13、14は、30mmの長さのものである。より内側のタングステンのワイヤー4は、250μmの直径を有すると共に、第二の螺旋のワイヤー30は、29μmの直径のものである。螺旋のピッチは、(35−29)=6μmの小さいギャップに至るものである、例においては35μmである。コーティングの厚さは、10μmである。放出ループは、例においては100μmの直径及び5mmの長さを有したところの三つの支持ワイヤー23によって支持されたものであった。
当技術において熟練した者が、認識することになるように、これらの測定は、変動させられたものであることができる。典型的には、放出ループ10は、
最大の線形の寸法、即ち、1mmから500mmまでの、典型的な実施形態においては5mmから150mmまでの、円形の場合における直径、を有することになる。ワイヤーの長さは、例については、15mmから1500mmまでのものであることがある。熱的なループ14、16は、2及び170mmの間におけるワイヤーの長さを有することがある。より内側のワイヤー4は、50μmから900μmまでの直径を有することがあると共に、より外側の螺旋のワイヤー30は、1μmから500μmまでの直径を有することがある。より外側の螺旋のワイヤー30のピッチは、そのようにピッチが好ましくは29μmから58μmまでのものである例におけるもののような直径29μmの螺旋のワイヤーについては、少なくともより外側の螺旋のワイヤー直径の10倍までの、好ましくはより外側の螺旋のワイヤーの直径の二倍までの、より外側の螺旋のワイヤーの直径であるべきである。コーティングの厚さは、0.5μmからより内側のワイヤーの直径の50%までのものであることがある。より外側の螺旋のワイヤーは、より内側のワイヤーへきつく結び付けられたものであることがある、又は、例については、0からより内側のワイヤーの直径の20%まで、それから間隔を空けられたものであることがある。支持ワイヤーは、例については、20から500μmまでの直径のもの、及び、例については、2mmから30mmまでのいずれの適切な長さのものであることがある。支持ワイヤーは、特定のものにおいては、より内側のワイヤーのものの、20%から80%まで、又は、20%から50%まで、の直径を有することがある。
熱的なループの各々の脚の長さは、放出ループの長さの10%から40%までであることがある。放出ループは、円形の円周のまわりに少なくとも300°だけ延びるものである、円形の形態における陽極のまわりに延びることがある。
使用において、高い電圧は、陽極20及び陰極2の間に適用されたものである。電圧は、例については、20から60keVまでのものであることがある;他の電圧は、要求されたものであるとすれば、使用されたものであることがある。好ましくは、これは、EP608015に詳しく説かれたように、陰極への小さい正の電圧及び陽極への大きい正の電圧を適用することによってされたものである。電子27は、陰極2によって熱的に放出されたものであると共に、それらが、X線28が放出されたものであることを引き起こすところの陽極20に命中する。放出されたX線は、窓26を通じて外に通過する。
発明者は、熱的なループ、螺旋のワイヤー、及びコーティングの組み合わせが、高度に望ましい結果を生じさせることを発見してきた。
BaOの使用は、先行技術のタングステンの陰極と比べてより低い温度での熱電子の放出を許容する。BaOが第二のタングステンのワイヤーの螺旋に形成されたものであるところの方式は、BaOの安定性を増加させる。試験された例においては、コーティングが、50%のBaO及び50%のSrOの混合物であることを留意すること;BaOは、低い温度の放出のための原因であるものであると共に、これの理由のためにコーティングは、BaOのコーティングと称されたものである。
発明者は、当該発明に従った陰極、BaOのコーティングがタングステンのワイヤーへ直接的に適用されたものであるところの代替のBaOの陰極、及び、BaOのコーティング無しのタングステンの陰極を試験してきた。X線のスポットは、結像させられてきたものである。図4は、これらの三つの場合を図解する−左の画像は、タングステンの陰極からのもの、真ん中の画像は、代替のBaOの陰極からのもの、及び、右の画像は、当該発明からのもの、である。
当該発明に従った陰極が、コーティング及び巻き付けられたワイヤーの間における一様な温度分布及び良好な結合をすることの理由のために、非常に一様なX線のスポットを届けることは、見てとられたものであることになる。対比において、BaOのコーティングを備えた従来のX線の陰極は、より乏しい結果を与えるであろうものであるところのスポットの欠落する部分を備えた一様でないスポットを生じさせる。
さらに、当該発明に従った陰極の寿命は、従来のタングステンの陰極と比べて相当により長いものである。タングステンの蒸発の欠如は、時間にわたった安定なX線の出力に帰着する。図5は、当該発明に従った管(上部の線)及びタングステンの陰極を備えた存在する管のX線の出力を図解する。
当該発明の実施形態の記載が、より内側のワイヤー4及び螺旋のワイヤー30の両方についてのタングステンの使用を記載するとはいえ、白金、レニウム、ニッケル、モリブデン、イリジウム、タンタル、パラジウム、ニオブ、オスミウム、又はハフニウム、及び、他の耐火性の材料を包含するものである、代替の材料は、また、使用されたものであることがある。使用された材料は、また、そのような金属の組み合わせ及び/又は合金であることがある。
また、バリウムの酸化物は、唯一の低い温度のX線のエミッターではないものであるが、しかし、イットリウムの酸化物、ランタンの六ホウ酸塩(LaB)、ThB、ドープされたタングステン、ドープされたバリウムの酸化物、及び混合物、カーボンナノチューブ、並びに、4eVより下の仕事関数を備えた他の材料は、また、使用されたものであることがある。そのような材料は、LaB、即ち、非化学量論的な式というような式によって、表されたものであることがある。エミッターのコーティングは、また、カルシウムの酸化物、ストロンチウムの酸化物、アルミニウムの酸化物、又はケイ素の酸化物というような充填材を包含することがある。
円形のみならず、放出ループは、線、矩形のもの、若しくは卵形、又は、“ヘアピン”の形状、長い“U”の形状というような、他の形態を有することができる。
リング、陰極及び陽極を備えた具体的な配置は、また、自由選択のものであると共に、陰極に面するものである又はそれどころか他の構成における、陽極は、また、例については、配置されたものであることができる。
“X線源”によってX線のいずれの源も、それが、封止された管を包含するものであろうとなかろうと、意図されたものである。
[付記]
付記1.
陽極;
陽極を取り巻くものである放出ループを有するものである陰極;及び
それにおいて、陰極は、
第一の末端及び第二の末端の間で延びるものである耐火性の金属の第一のワイヤー;
少なくとも放出ループの長さにわたって第一のワイヤーのまわりに延びるものである及びそれを覆うものである耐火性の金属の第二のワイヤーの螺旋;並びに
少なくとも放出ループの長さにわたってワイヤーを覆うものであるコーティング、
コーティングが、4eVより下の仕事関数を有すること
:を包含すること;
:を含むものである、X線源であって、
それにおいて、耐火性の金属の第一のワイヤーは、放出ループ及び第一の末端の間における第一の熱的なループ、並びに、放出ループ及び第二の末端の間における第二の熱的なループを包含する、X線源。
付記2.付記1に従った陰極であって、それにおいて、第一の及び第二の熱的なループの各々は、放出ループに対して平行に延びるものであるループ要素の対を含む、陰極。
付記3.いずれかの先行するものに従ったX線源であって、さらに、放出ループを支持するものである少なくとも一つの支持ワイヤーを含むものであると共に、それにおいて、支持ワイヤーは、より低い熱伝導性を有するための第一のワイヤーと比べてより細いものであるX線源。
付記4.付記4に従ったX線源であって、それにおいて、支持ワイヤーは、第一のワイヤーの直径の10%から80%までの範囲における直径を有する、X線源。
付記5.いずれかの先行するものである付記に従った陰極であって、それにおいて、熱的なループの各々のループ要素の長さは、放出ループの長さの10%から40%までである、陰極。
付記6.いずれかの先行するものである付記に従ったX線源であって、さらに、陽極及び陰極の間における直通の一直線の経路を回避するために陽極及び陰極の間に陽極のまわりに周囲に延びるものである壁を備えたリングを含むものである、X線源。
付記7.いずれかの先行するものである付記に従ったX線源であって、それにおいて、陰極のワイヤーにおけるコーティングは、バリウム、イットリウム、トリウム、オスミウム、ルテニウム、若しくはスカンジウムの少なくとも一つの酸化物又は金属のフィルム、又はThB、BaSc、LaBを含む、X線源。
付記8.付記7に従ったX線源であって、それにおいて、陰極におけるコーティングは、BaOを含む、X線源。
付記9.いずれかの先行するものである付記に従ったX線源であって、それにおいて、陰極の第一の及び第二の末端は、隣接のものである、X線源。
付記10.いずれかの先行するものである付記に従ったX線源であって、それにおいて、陰極の第一の及び第二のワイヤーは、タングステンのものである、X線源。

Claims (10)

  1. 陽極;
    前記陽極を取り巻くものである放出ループを有するものである陰極;及び
    前記陰極は、
    第一の末端及び第二の末端の間で延びるものである耐火性の金属の第一のワイヤー;
    少なくとも前記放出ループの長さにわたって前記第一のワイヤーのまわりに延びるものである及びそれを覆うものである耐火性の金属の第二のワイヤーの螺旋;並びに
    少なくとも前記放出ループの長さにわたって前記ワイヤーを覆うものであるコーティング、
    前記コーティングが、4eVより下の仕事関数を有すること
    :を包含すること;
    :を含むものである、X線源であって、
    前記耐火性の金属の第一のワイヤーは、前記放出ループ及び前記第一の末端の間における第一の熱的なループ、並びに、前記放出ループ及び前記第二の末端の間における第二の熱的なループを包含すると共に、
    各々の熱的なループは、前記放出ループ及びそれぞれの末端の間に熱的な抵抗を提供するX線源。
  2. 請求項1に従ったX線源であって、
    前記第一の及び第二の熱的なループの各々は、前記放出ループに対して平行に延びるものであるループ要素の対を含む、X線源
  3. 求項1又は2に従ったX線源であって、
    さらに、前記放出ループを支持するものである少なくとも一つの支持ワイヤーを含むものであると共に、
    前記支持ワイヤーは、より低い熱伝導性を有するための前記第一のワイヤーと比べてより細いものである、X線源。
  4. 請求項に従ったX線源であって、
    前記支持ワイヤーは、前記第一のワイヤーの直径の10%から80%までの範囲における直径を有する、X線源。
  5. 求項1から4までのいずれかに従ったX線源であって、
    前記熱的なループの各々のループ要素の長さは、前記放出ループの長さの10%から40%までである、X線源。
  6. 求項1から5までのいずれかに従ったX線源であって、
    さらに、陽極及び陰極の間における直通の一直線の経路を回避するために前記陽極及び前記陰極の間に前記陽極のまわりに周囲に延びるものである壁を備えたリングを含むものである、X線源。
  7. 求項1から6までのいずれかに従ったX線源であって、
    前記陰極のワイヤーにおける前記コーティングは、バリウム、イットリウム、トリウム、オスミウム、ルテニウム、若しくはスカンジウムの少なくとも一つの酸化物又は金属のフィルム、又はThB、BaSc、LaBを含む、X線源。
  8. 請求項7に従ったX線源であって、
    前記陰極における前記コーティングは、BaOを含む、X線源。
  9. 求項1から8までのいずれかに従ったX線源であって、
    前記陰極の前記第一の及び第二の末端は、隣接のものである、X線源。
  10. 求項1から9までのいずれかに従ったX線源であって、
    前記陰極の前記第一の及び第二のワイヤーは、タングステンのものである、X線源。
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