JP4629552B2 - X線管用フィラメント及びx線管 - Google Patents

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Description

本発明は、X線管用フィラメントに関し,特に,コイル状のフィラメントの長手方向の温度分布を均一にするための工夫に特徴のあるフィラメントに関する。また,本発明は,そのようなフィラメントを備えるX線管に関する。
コイル状のX線管用フィラメントは,コイルの全長にわたって,温度分布をできるだけ均一にすることが望ましい。通常のX線管用フィラメントは,線径や巻きピッチが一様に作られているので,中央付近の温度が一番高くなり,両端付近の温度が低くなる。これに対して,フィラメントの温度分布を均一にすると,そのフィラメントから放出される電子ビームの強度分布が均一になり,その電子ビームがX線管のターゲット(対陰極)に照射されることで形成されるX線焦点の輝度分布も均一になる。また,コイルの温度分布が均一になると,温度分布が均一でないフィラメントと比較すると,コイルの線径の減少が一様になって,寿命が長くなる。さらには,コイルの温度分布が均一になると,温度分布が均一でないフィラメントと比較して,同じ管電流を得る場合でも,フィラメントの最高温度を下げることができて,やはり,フィラメントの寿命を長くできる。
本発明は,X線管用フィラメントのコイルの形状を長手方向に変化させることに関係しているが,これに最も関連が深い技術として,次の特許文献1が知られている。なお,実用新案の文献であっても,広義の特許文献と称することにする。
実開平6−9047号公報
この特許文献1は,X線管用フィラメントのコイルの巻きピッチについて,中央部を密に,両端を粗にすることで,コイルの中央付近の温度を高くして,電子密度分布をガウス分布にしている。したがって,温度分布を均一にするのではなく,むしろ,中央部の温度は,巻きピッチが均一な通常のコイルよりも高くなると考えられる。この特許文献1のコイルフィラメントは,例えば,中央部のピッチが80巻き/インチであり,両端部が50巻き/インチである。
一方,X線管以外の技術分野においては,コイル状のフィラメントの線径を長手方向に変化させることが知られており,例えば,次の特許文献2が存在する。
特公昭58−26144号公報
この特許文献2は,複写機用の定着装置用の管球に関するものであるが,そのコイル状のフィラメントの線径を長手方向に変化させることを開示している。すなわち,フィラメントの長手方向の端部の線径を中央部よりも細くすることで,端部の発熱量を増やして,端部の放射照度を中央部よりも増加させている。端部の線径を細くする方法としては電解研磨法を開示している。さらに,線径を連続的に変化させることにも言及しており,それを実現するために,電解研磨の研磨液の液面を上下させたり,フィラメントを上下させたりして,フィラメントの長手方向の位置によって電解研磨液に浸漬する時間を変えている。
上述の特許文献2の知識を考慮すれば,X線管用フィラメントにおいても,長手方向の端部の線径を細くして,その部分の発熱量を増加させ,これにより,長手方向の温度分布を均一にすることが考えられる。しかしながら,そのように線径を細くしても,X線管フィラメントに特有の問題が生じる。この点を以下に説明する。
特許文献2において,端部の線径を細くするためには電解研磨法を用いているが,その方法は次のようなものである。ガラス容器内に電解研磨液として水酸化ナトリウムの10%水溶液を入れて,この中に電極としてタングステンの板体3を浸漬する。そして,このような電解研磨液の中に,フィラメントの端部だけを浸漬して,フィラメントと電極の間に電圧を印加して,端部を電解研磨する。この方法によれば,確かに,端部の線径は細くなる。しかしながら,線径が細くなることに伴って,端部におけるコイル外径も減少する。ゆえに,このようにして作られたフィラメントは,中央部のコイル外径よりも,端部のコイル外径の方が細くなる。
X線管用フィラメントにおいては,コイル状のフィラメントの外径を長手方向に変化させると,次のような問題が生じる。X線管のターゲットとフィラメントとの距離は,フィラメントからターゲットに向かう電子ビームの軌道や,ターゲット上のX線焦点の輝度などに影響を与える。フィラメントの長手方向に沿ってコイルの外径が変化すると,上述の距離が微妙に変化し,それが,X線焦点の輝度分布等に悪影響を与える。ゆえに,X線管用フィラメントにおいては,コイル外径は長手方向に一定であることが重要である。このような理由から,特許文献2のように端部の線径を細くして,長手方向の温度分布を均一にする,という対策は,普通に考えれば採用は難しい。
本発明は,上述の問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,フィラメントの線径を変化させてもコイルの外径を変化させないようにして,フィラメントの長手方向の温度分布の均一性を良好にできるX線管用フィラメントを提供することにある。また,本発明の別の目的は,そのようなX線管用フィラメントを備えるX線管を提供することにある。
本発明のX線管用フィラメントは,コイル状のフィラメントであり,長手方向の中央部から端部に向かってコイルの線径が順に細くなっている。そして,長手方向に沿ってコイルの外径が一定であることを特徴としている。そのためには,線径を細くする手法として,線材のコイル内面側だけを削ればよい。そして,長手方向の中央部から端部に向かって,その削り量を増やしていけばよい。その結果,コイルの外径は一定で,コイルの内径だけが長手方向の中央部から端部に向かって増加することになる。
フィラメントの長手方向の中央部は,1ターンであることもあるし,複数ターンであってもよい。後者の場合,中央の複数ターンにおいては線径が互いに同一であり,そこから端部に向かって線径が順に細くなっていく。
フィラメントの長手方向の温度分布をできるだけ均一にするには,長手方向の中央部における線径dmaxと長手方向の端部における線径dminとの差Δdは,次の数式を満足するのが好ましい。Δd/dmax=0.041〜0.145。
また,本発明のX線管は,上述のような特徴を有するX線管用フィラメントを備えるものである。
本発明によれば,上述のように線径の変化を工夫したことにより,コイル状のフィラメントの長手方向の温度分布が均一になる。例えば,フィラメントを2500℃程度の温度に加熱した場合に,フィラメントの長手方向の中央部の温度と,一番外側から2番目のターンでの温度との差が50℃以内になる。また,長手方向に沿ってコイルの外径は変化しないので,X線焦点への悪影響はない。
以下,図面を参照して本発明の実施例を詳しく説明する。図1は本発明の一実施例のフィラメントの正面図である。このフィラメント10は線径dの線材12を,外径Dになるように,巻数n(すなわち,nターン)でコイル状に巻いたものである。両端にはリード線14が一体につながっている。この例は,巻数nが20である。図において,一番左側のターンを第1ターンと呼び,以下,第2ターン,第3ターンとなり,一番右側のターンが第20ターンである。
図2は,図1のフィラメントの左半分の拡大断面図である。このフィラメントの線径dはフィラメントの長手方向に沿って連続的に変化している。第1ターンの中央における線径はd1であり,第2ターンの中央における線径はd2であり,以下,同様に,各ターンの中央における線径はd3〜d10である。
図3は,図2のフィラメントの左端の近傍をさらに拡大した断面図である。このフィラメントを作るときの元の線材の線径dは0.3mmであるが,第1ターンの中央における線径d1は0.26mmになっている。すなわち,線材12のコイル内面側だけが電解研磨によって所定量だけ研磨されている。元の線材の外面16と比較して,内面側の減少量Δdは0.04mmである。第2ターンの中央における線径d2は,d1よりわずかに大きくなっている。同様にして,中央に向かうに従って線径は増加していく。コイルの外径Dはフィラメントの長手方向にわたって一定であるが,コイルの内径Dinは,線径の長手方向の変化に応じて,フィラメントの長手方向に沿って変化することになる。長手方向の中央部から端部に向かって,コイルの内径Dinは増加していく。
図4は線径の変化を示すグラフである。横軸はコイル状のフィラメントのターン番号であり,縦軸は各ターンの中央における線径di(i=1〜20)である。フィラメントの長手方向の中央部は第10ターンと第11ターンであり,その線径はd11とd12である。そして,この線径は,線材の元の線径と同じである。この中央部分の線径(すなわち,最大の線径)をdmaxと称する。フィラメントの端部は第1ターンと第20ターンであり,その線径はd1とd20である。この部分の線径は最小の線径であり,これをdminと称する。dmaxとdminの差が線径差Δdである。この実施例では,dmax=0.30mm,dmin=0.26mm,線径差Δd=0.04mmである。線径d10から線径d1に向かって,各ターンの線径は直線的に減少していく。線径d11から線径d20に向かっても,同様に線径が減少していく。
線径がdmaxとなるターン数は,最小の場合,1ターン(巻数nが奇数)または2ターン(巻数nが偶数)であるが,これを3ターン以上にしてもよい。
図4に示すように線径が端部に向かって減少していくことにより,フィラメントの長手方向の温度分布が均一になる。線径が一定で,巻きピッチも一定であると仮定すると,フィラメントの長手方向の温度分布は中央部が高くなる山形となる。これに対して,端部に向かって線径を減少させると,線径が細い部分では電気抵抗が増加して発熱量が増加するので,端部に向かっての温度低下を防ぐことができる。
図5の一覧表の上段の「測定値」と記載してある部分は,4種類の線径差Δdを設けた4種類のフィラメントについて,長手方向の中央部と端部の温度差を実測したときの温度差測定値である。使用したコイルの仕様は,いずれも,元の線径d(すなわち,dmax)が0.30mm,コイル外径Dが3.0mm,巻数nが20,巻きピッチが0.65mmである。このフィラメントに電流を流して,フィラメントの長手方向の中央部が約2500℃になるように加熱した。そして,フィラメントの長手方向の中央部の温度を基準にしたときの,第2ターンの頂点18(図1を参照)での温度差ΔTを測定した。温度測定には光学式のパイロメータを用いた。なお,温度分布を考える上での端部の温度は,第2ターンの頂点での温度を用いた。一番外側の第1ターンの温度は,かなり低下するので,温度分布の均一性の評価としては,第1ターンの温度は用いない方がよい。
線径差Δd=0mmのとき(すなわち,線径を変化させないとき)は,温度差ΔTはマイナス109℃であった。このときは,当然ながら,中央部よりも端部の温度が,このように低下する。Δd=0.04mmのときは,温度差がプラス42℃であった。このときは,線径が細くなることにより,端部に行くに従って発熱量が増加するので,中央部よりも端部の方が温度が若干高くなった。Δd=0.085mmのときは,温度差がプラス115℃と拡大し,さらに,Δd=0.123mmのときは,温度差がプラス160℃とより拡大した。
図6は図4の一覧表の上段に示した測定結果をプロットしたグラフである。横軸は線径差Δdであり,縦軸は温度差ΔTである。4個の測定結果を白丸で示している。また,それらを滑らかな曲線20で結んでいる。曲線20が温度差ΔT=0℃を横切るときの線径差Δdを求めると,それは,0.0250mmである。したがって,線径差Δdを0.0250mmに設定すると,中央部と端部の温度差がほぼゼロになることが予測できる。さらに,曲線20がマイナス50℃を横切るときの線径差Δdは0.0122mmであり,プラス50℃を横切るときの線径差Δdは0.0436mmである。フィラメントの長手方向の温度分布を均一にする観点において,温度差を50℃程度まで許容できると考えると,線径差Δdを0.0122〜0.0436mmの範囲内に設定すれば,長手方向の温度分布がほぼ一様なフィラメントが得られることになる。
図5の一覧表において,推奨値と記載してある下段の部分は,上述の0℃,マイナス50℃,プラス50℃のときの線径差Δdを表示している。図4の一覧表の右端の列は,線径差Δdを中央部分の線径dmaxで除して,規格化したものである。この規格化した線径差でみると,温度差がマイナス50℃からプラス50℃になるような線径差Δd/dmaxは,0.041〜0.145となる。すなわち,中央部の線径に対して,端部の線径を,4.1〜14.5%だけ細くすればよい。中央部の線径が本実施例とは異なるフィラメントに対しては,この規格化した線径差に基づいて,最適な線径差を設定すればよい。
図9は,図5の一覧表に示したのとは別のフィラメントについての温度分布のグラフである。フィラメントに電流を流して2500℃付近まで加熱したときの,フィラメントの長手方向の温度分布を実測したものである。横軸はターン番号,縦軸は温度である。各ターンでの温度は,各ターンの頂点(例えば,図1の頂点18を参照)のところで,光学式パイロメータで測定した。このフィラメントは,そのコイル仕様が,線径d=0.4mm,線径差Δd=0.04mm,外径D=3mm,巻数n=20,巻きピッチp=0.65mmである。したがって,Δd/dmax=0.1であり,上述のΔd/dmax=0.041〜0.145,という推奨条件を満足するものである。この温度分布を見ると,長手方向の中央部での温度が高くならずに,均一な温度分布となっている。
図10は,従来のフィラメントの温度分布のグラフである。このフィラメントは線径が一定であり,そのコイル仕様は,線径d=0.4mm,外径D=3mm,巻数n=19,巻きピッチp=0.65mmである。線径差Δdはゼロなので,Δd/dmax=0である。この温度分布を見ると,当然ながら,長手方向の中央部の温度が高くなり,端部に向かって温度が徐々に低くなっている。この従来のフィラメントの温度分布と比較すると,図9に示すフィラメントは,温度分布の均一性が良好になっている。
図7は,コイルの内面側だけを研磨して線径を細くするための電解研磨方法を示す説明図である。ガラス容器22には電解研磨液24を入れてある。この電解研磨液24は水酸化ナトリウム溶液であり,水500mgに対して水酸化ナトリウムを5mgの割合で添加したものである。電極棒26は,直径が0.5mmのステンレス鋼製の細い棒である。この電極棒26はリード線28を介して電源30の負極端子32に接続されている。タングステン製のコイル状のフィラメント10は,その中心に電極棒26が位置するように,直立状態で電解液26に浸漬される。フィラメント10はリード線34を介して電源30の正極端子36に接続される。そして,フィラメント10と電極棒26の間に電圧を印加して,所定の時間だけ,電解研磨を実行する。
電解研磨の実行中,フィラメント10は上下に往復運動をさせる。一方,電極棒26は静止している。フィラメント10が一番下に下がったときに,ちょうど,フィラメントの長手方向の中央部が電解研磨液の液面の高さになるようにする。フィラメントが一番上に上がったときに,ちょうど,フィラメントの長手方向の端部が電解研磨液の液面の高さになるようにする。このような上下運動をさせることにより,長手方向の位置に応じて電解研磨液に浸漬されている時間が連続的に変化し,端部に近いほど長い時間,中央部に近いほど短い時間だけ,電解研磨が実行される。したがって,中央部から端部に向かって,線径がほぼ直線的に減少していく。片側の半分の電解研磨が完了したら,反対側も同様に電解研磨を実行する。これにより,長手方向の両側で線径が細くなる。
フィラメント10の中心に電極棒26が存在するので,フィラメント10の線材は,コイルの内面側だけが実質的に研磨されることになる。線材のコイル外径は,フィラメントの長手方向にわたってほぼ一定のままである。
図8は,上述のような工夫を施したフィラメントを備えたX線管の要部の斜視図である。フィラメント10に電流を流し,フィラメント10と回転対陰極38の間に高電圧を印加すると,フィラメント10から電子ビーム40が発生する。この電子ビーム40が回転対陰極38の外周面に照射されて,そこからX線ビームが発生する。そして,例えば,ポイントフォーカスのX線ビーム42や,ラインフォーカスのX線ビーム44を取り出すことができる。
本発明のフィラメントは,上述の回転対陰極のX線管に限らずに,固定ターゲット(静止するターゲット)のX線管にも適用できる。
本発明の一実施例のフィラメントの正面図である。 図1のフィラメントの左半分の拡大断面図である。 図2のフィラメントの左端の近傍をさらに拡大した断面図である。 線径の変化を示すグラフである。 測定値と推奨値の一覧表である。 測定結果のグラフである。 電解研磨法の説明図である。 本発明のフィラメントを備えたX線管の要部の斜視図である。 線径差をもたせたフィラメントの温度分布のグラフである。 従来のフィラメントの温度分布のグラフである。
符号の説明
10 フィラメント
12 線材
14 リード線
22 ガラス容器
24 電解研磨液
26 電極棒
30 電源
38 回転対陰極
40 電子ビーム
42,44 X線ビーム

Claims (3)

  1. コイル状のX線管用フィラメントにおいて,
    長手方向の中央部から端部に向かってコイルの線径が順に細くなっていて,
    長手方向の中央部から端部に向かってコイルの内径が増加していき,
    長手方向に沿ってコイルの外径が一定であることを特徴とするX線管用フィラメント。
  2. 請求項に記載のX線管用フィラメントにおいて,長手方向の中央部における線径dmaxと長手方向の端部における線径dminとの差Δdが,次の数式を満足することを特徴とするX線管用フィラメント。
    Δd/dmax=0.041〜0.145
  3. 請求項1または2に記載のX線管用フィラメントを備えるX線管。
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