JP5266027B2 - 排水システムの施工方法、設置構造、及びその合流継手 - Google Patents

排水システムの施工方法、設置構造、及びその合流継手 Download PDF

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Description

この発明は、排水の立て管と、各階の水周り器具から導かれる排水管と、立て管へ排水管を接続する合流継手とを有し、合流継手のレベルを排水階床スラブのレベルより下げて立て管に合流させるサイホン式の排水システムとその施工方法に関する。
従来より、特許文献1に記載されているような、いわゆるサイホン式の排水システムが提供されている。
即ちこのサイホン式の排水システムは、図20に示すように、排水の立て管110と、各階の水周りの器具Kから配管される排水管120、130と、立て管110へ排水管130を接続する合流継手150とからなり、合流継手150のレベルを排水階床スラブLのレベルより下げることにより、排水管130内の流体に垂直速度成分を十分に付与してから、立て管110内の流体に合流させるのである。
この様にすると、床スラブLの高さから合流継手150までの縦の排水管130を流れる排水によって、その排水管130がそれよりも上流の部分120を吸引することとなり、よって床スラブL上の排水管120が無勾配でも排水が可能になるという点に特徴を有している。
合流継手150は、図21に示すような、立て管110に対して上向きに拡がった逆三角形状をなし、上方及び下方に立て管110が接続されることにより、立て管110の一部をなす様に配置されている。そしてこの合流継手150は逆三角形状なために、この三角形状の底部が上面となり、この上面に設けられた接続口151に、配管の排水管120が接続されているのである。通常は、この接続口151が、立て管の接続口152の周囲に複数設けられており、1つの階からの複数の排水管120が接続できるようになっている。
特開2003−201727公報
排水管は床スラブから室外に引き出され、壁面などに沿って下方に配管され、これが合流継手に接続されることとなる。
この様な接続作業には、排水管の漏水検査、長さ調整のための切断、排水管下端への継手の取付け、その他、接続箇所付近で様々な作業があり、その排水管も1本ではなく多数本にわたるので、作業量もそれだけ多くなる。この様な場合、接続相手となる合流継手が先に設置されているのが通常なので、この合流継手が排水管に係るこれら作業の邪魔になることがある。
以上の課題を鑑み、本発明の目的とするところは、排水管の合流継手に接続する排水管の、各種作業の邪魔にならない排水システムの施工方法、設置構造、及びその合流継手を提供することにある。
以上の課題を解決するため、本願請求項1記載の発明は、排水の立て管と、各階の水回りの器具から配管される排水管と、前記立て管へ前記排水管を接続する合流継手とを有し、前記合流継手のレベルを排水階床スラブのレベルより下げて前記立て管に合流させるサイホン式の排水システムの施工方法である。
即ち、前記立て管に対して前記合流継手を前記立て管の周方向に回動可能に設置すると共に、前記排水管を前記合流継手への接続予定位置に向けて配管し、前記排水管の下方にこの排水管を処理するための作業空間を設けて前合流継手と排水管とを設置し、前記合流継手を回動させて前記合流継手の前記排水管接続口と排水管とを位置合わせして、前記排水管を前記排水管接続口に接続することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、排水の立て管と、各階の水回りの器具から配管される排水管と、前記立て管へ前記排水管を接続する合流継手とを有し、前記合流継手のレベルを排水階床スラブのレベルより下げて前記立て管に合流させるサイホン式の排水システムの設置構造である。
即ち、前記合流継手は、上方及び下方に同心軸で前記立て管が接続可能な立て管接続口と、上方の立て管接続口の側方に配置され、前記排水管が接続可能な排水管接続口とを備え、前記合流継手は、前記排水管の下方に前記合流継手の待避による作業空間の形成をすべく前記立て管の周方向に回動可能に設置されてなることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、合流継手が、この合流継手の回動軸と同心軸の筒部と、建物に固定され前記筒部に巻き締められた支持具に係止して前記合流継手の自重が支持される段部と、を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、合流継手と支持具とに、合流継手の排水管接続口の回動位置を排水管に位置合わせする目印を設けたことを特徴とする請求項3記載の設置構造。
請求項5記載の発明は、排水の立て管と、各階の水回りの器具から配管される排水管と、前記立て管へ前記排水管を接続する合流継手とを有し、前記合流継手のレベルを排水階床スラブのレベルより下げて前記立て管に合流させるサイホン式の排水システム、に使用する前記合流継手である。
即ち、上方及び下方に同心軸で前記立て管が接続可能な立て管接続口と、上方の立て管接続口の側方に配置され、前記排水管が接続可能な排水管接続口とを備え、立て管接続口の少なくとも一方には内面に前記立て管の外周面に当接して止水する止水パッキンを備えると共に、前記立て管に対して回動自在に接続可能に形成されてなることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、加えて、立て管接続口の回動軸と同心軸の筒部と、建物に固定され前記筒部に巻き締められた支持具に係止して自重が支持される段部と、を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、加えて、支持具に設けられた目印に、合流継手の排水管接続口の回動位置を排水管に位置合わせする目印を設けたことを特徴とする。
本願発明によれば、排水管の屋外に引き出した排水管の接続準備作業の時には、合流継手を回動して待避させることができるので、その作業の作業空間が確保でき、作業が容易且つ効率的に行うことができる。
次に、本願発明のサイホン式の排水システムの実施例を図をもって説明し、併せてその施工方法とこれに用いられる合流継手とも説明する。
実施例1のサイホン式の排水システム1は、図1〜4に示す様に、排水の立て管10と、各階の水回りの器具から配管され建物の外部に引き出される排水管20と、建物の外壁に沿って上下に配管される立て管であって、その上方及び下方の立て管の間に介在して、前記の排水管を合流させる合流継手30とを有している。そして、合流継手のレベルを水回り器具の設置してある排水階床スラブ(図18参照)のレベルより下げて合流させる様になっている。
合流継手30は、合成樹脂による逆三角形状をした合流継手本体40と、この逆三角形状の底面である上面45に設けられて排水管20を接続するための継手50を有している。継手50は合流継手本体40とは別体に形成され、合流継手本体40に接着により接続される。またこの上面45は図4に示したように、立て管接続口10の一方に膨出させた形状をしており、よってこの上面45に備えられる排水管接続口46も、立て管接続口10の、その一方にのみ備えられている。つまり合流継手30は、立て管接続口10の一方に膨出しているが、その他へは膨出していない形状になっている。
合流継手本体40は、その上面に立設する筒部41(41a)が、立て管が接続される上方用の立て管接続口41(41a)として設けられている。そして逆三角なため、合流継手本体の下方にテーパーな底部には、これも筒部41(41b)が設けられていて、下方用の立て管接続口41(41b)を成している。そして、上下の筒部41は互いに同心軸に配置されている。またこれら上方と下方の立て管接続口41は、組み立て途中においては単に嵌め合わせるだけである。なお上方の立て管接続口41aは、外周に突き出た縁取り41bが周設されていて、ここにパッキン固定リング43で取り付けられている。また縁取り41bの内面はこの縁取り41bに対応した凹部41cが周設させ、ここに立て管10の外周面に当接して止水する止水パッキン42が嵌合されており、これも合流継手30の周方向への回動可能な状態に形成されている。また下方の立て管接続口41bは、ここに接続する下方の立て管10を単に挿すだけでもよく、或いは接着するのでもよい。
更に縁取り41bの下方には、合流継手30の自重を支持する支持具としてのバンド材A(図7〜8参照)を巻き締める様になっている。また下方の立て管接続口41bは、接続口41bの上端と下端にフランジ44が周設されており、これらフランジ44の間も、この合流継手30の自重を支持するバンド材Aを巻き締める様になっている。
バンド材Aとは、建物などの外壁Bから突設させた支持金具Cなどに取り付け、この外壁Bに沿って上下に配管させた立て管10や合流継手30を支持する部材であるが、縁取り41bと上下のフランジ44が、このバンド材Aを架ける時の位置決め部材にもなっている。そして縁取り41bと上端のフランジ44aとが、巻き締めたバンド材Aにより合流継手30の自重を支える段部(41b、44a)を成している。
また合流継手30の上方の筒部41には、縦線の目印Xが設けられている(図3)。この目印Xは、このバンド材A側の目印A’と合わせることにより、合流継手30の回動位置を位置合わせするためのものである。
即ち、排水管20の接続相手である合流継手30は、最終的には排水管20の下方に位置するのであるが、排水管20の取り付け作業中には、この合流継手30が邪魔な場合があり、そのためその下方から一旦待避させ、作業をするのである。そして作業後に、待避させた合流継手30を最終的な排水管20の下方位置に戻す回動をするのであるが、この時の位置合わせの為の目印なのある。この実施例では、縦線の目印XをバンドAのヒンジA’に合わせると、合流継手30が予定された回動位置に位置合わせされる様になっている。つまり、バンドAは、半円状のバンド帯がヒンジA’で連結されているが、このヒンジA’を位置合わせの目印A’を兼ねさせているのである。なお目印X,A’は、位置合わせができるならどの様なものでもよく、目印を設ける場所も、合流継手30であれば、フランジ44であっても、合流継手30下方のフランジ44の近くであってもよい。
合流継手本体40の1構成部材である継手50は、図5〜6に示す様に、この合流継手本体40とは別体に設けられ、合流継手本体40の上面45にて、立て管接続口41の側方に設けられた排水管接続口46に挿入し、最終的には接着されるものである。この継手50も合成樹脂で形成されており、排水管接続口46への差し込み部分52は排水管接続口46の内径に対応した外径を有し、また排水管20の外径に対応した均一な内径面を有した筒体状を成している。この様に排水管20の外径と同じ均一な内径面になっているので、これに排水管20を挿入したときには、この継手50を排水管20に沿って合流継手方向に移動させることができる。そして継手50中央の外周には排水接続口46に挿入した時に挿し止まる為の鍔リング51が突設されており、その下方が排水接続口46に挿入して接着される固定部52である。
またこの継手50の上方開口は排水管が挿入される受け口53となっている。又この受け口53内には、挿入された排水管20に当接してこの排水管20との間で止水する止水部としての止水リング54を備えている。なおこの継手には、受け口側の内側に螺合された継手キャップ55を有している。そして、継手50の受け口53側の内側に螺合された継手キャップ55により、止水リング54が固定されている。
この上方開口寄りの位置に止水リング54を備えることにより、継手50を移動させて排水管20の端部が、継手50の上端に近づいた場合でも、止水リング54は排水管20に当接することができるので、継手50と排水管20との間での確実な止水ができる。また継手50の排水管20の先端方向への移動を長くとることができ、排水管20を切断した時の長さのブレを吸収しやすくなる。
次に、以上の実施例の使用方法を説明する。
まず、図7〜8に示す様に、立て管10を外壁Bなどにそって上下に配管し、このとき、立て管10には、所定の場所に上記に説明した合流継手30を介在させておくのである。その際、外壁Bに固設した金具Cに、バンド材Aで立て管10や合流継手30を巻き締めて配管するのである。実際には、図7の様に、下流となる下から順次積み上げる様にして繋げてゆくのであり、最終的には図8の様になる。つまり、合流継手30の上方の立て管接続口41aには上方の立て管10を挿し、下方の立て管接続口41bには下方の立て管10を挿し、立て管同様に、合流継手30下方の筒体にバンド材Aを巻き締めして取り付けるのである。
なおこの実施例では、上方の立て管10には、合流継手30側の止水パッキング42が回動可能な程度の接触をしており、一方、下方の立て管10は合流継手30の下方の立て管接続口41bと接着させている。従って合流継手30を回動させるときは、下方の立て管10ごと回動するのである。
このとき、立て管接続口41に巻き締めるバンド材Aは緩く仮締めし、合流継手30が立て管10の周方向への回動が可能な様にしておくのである。そしてこれを回動させ、合流継手30の排水管接続口46の箇所を、排水管20の下方から待避させておくのである。つまり合流継手30は、立て管接続口41aの一方に膨出した形状でここに排水管接続口46が備えられているが、この膨出している部位を排水管20の下方から待避させておくと、膨出していない他の部分が排水管20の下方に位置し、これにより作業空間が得られるのである。なお図7は、当初から待避位置に位置させて取り付けた例であり、待避の為の回動はさせていない。
次に、図9に示す様に、室内から引き出した排水管20は、立て管10に沿って下方に延ばし、排水管20に送水して、この満水試験という排水管20の漏水などの点検をするのである。点検がなされたら、排水管20を合流継手30の排水管接続口46に対して多少の上下間隔が空く長さ(図10参照)に調整しておくのである。そしてこれに継手50を挿入するのである。つまり継手50の受け口53側から排水管20の下端を挿入し、図9に示す様に、継手50の他端口から排水管20が突き出ている程度に挿入しておくのである。排水管20は多数有るのが普通であるが、全ての排水管20に、以上の処理をしておくのである。
この様な処理・準備ができたら、待避させておいた合流継手30を図9の矢印の様に回動させ、合流継手30の排水管接続口46方向に回動させて位置合わせをするのである。位置合わせの際には、バンド材Aと合流継手30との目印を合わせることにより行い、図10の様な状態にするのである。なお排水管は図9中では立て管の右側に配管されているが、仮にこの図の左側に配管されているのであれば、反対方向に回動させるのであり、つまり位置合わせの回動方向は、正逆いずれの方向でもよい。
位置合わせがされると、図4に示した様に、排水管接続口の直列された線Laが、外壁Bの壁面と平行な配置となる。このLa線上に直列となっている3つの排水管接続口46は、互いの間隔が同じであるが、図9の様に、外壁から水平に引き出されるときの排水管20aも、このLa線上の排水管接続口46の間隔と同じになっている。そのためこの3本の排水管20aは、水平から下方への曲げる曲げ管20xには同じ管材を用いている。またLa線より内側のLb線上に直列する2つの排水管接続口46もLaの場合と同じ間隔であり、さらに外壁Bから引き出される水平な排水管20の間隔も同じでもあるので、Laの排水管20に用いた曲げ管20xと同じ管材を用いることができ、ただ外壁Bから突き出た水平な排水管20aの先端を、LaとLbとの間隔分だけ短くしておけばよいのである。
また合流継手は以上の様に、その膨出部分が外壁Bに向かう斜め姿勢になっている。これは立て管10が比較的外壁Bから離れて配管されることに関係しており、離れていることにより、外壁Bに当たることなく図4の様な斜め姿勢にできるのである。またこの様な斜め姿勢にすることにより、外壁Bに投影した合流継手30の左右幅が狭くなる。合流継手30は最終的には図示しないカバーで覆われるのであるが、この様に左右幅が狭くなると、その分、カバーも狭いもので済むのでその点では好適なのである。
次に、排水管20の合流継手30への接続を行う。これには、排水管20に深く挿入してあった継手50を、排水管20に沿って排水管接続口46方向に移動させ、継手50の固定部52を排水管接続口46に挿入するのである。この際、固定部52の外周に接着剤を塗布しておくことにより、継手50は合流継手30に固定され、よって水漏れもないのである。このようにして、継手50が排水管20下端と排水管接続口46との間隔を埋めながら、排水管20の接続が完了するのである。この様な接続を壁側の排水管から順次行い、全ての排水管20について行えば、排水システム1が完成するのである。
なお、継手の排水管接続口への接続を、次の図11〜12に示す実施例2の様にしてもよい(まおこの実施例2は継手の相異以外は実施例1と同じである。)。
即ちこの実施例2では、継手50は、固定部52の外周に雄ネジ52aが形成してある点が、実施例1の継手と異なっている。また固定部52には鍔リング51に宛がった状態の止水リング56が嵌めてある。また継手50を接続させる合流継手側の排水管接続口46には、図11に示す様に、固定部52の雄ネジ52aに螺合する雌ネジ46aを形成しておくのである。
そして継手50には、実施例1同様に排水管20を貫通させ、これにより図13の符号S1の様な状態となる。この様な継手50を、実施例1同様に、排水管20に沿って排水管接続口46方向に移動させ、継手50の固定部52を排水管接続口46に螺合するのである。この螺合以外は、実施例1と同様であり、螺合が完了したときには、図13の符号S2、及び図14のようになる。
また継手は、次の図15〜16に示す実施例3の様な態様でもよい(なおこの実施例3は、継手関連の相異以外は実施例1と同じである。)。
この実施例3では、まず継手50の接続相手となる排水管接続口60(図15)が実施例1〜2の排水管接続口46とは異なる。実施例1〜2の排水管接続口46は、合流継手本体40に直接形成させていた。これに対し実施例3では、筒状の部材を新たに排水管接続口60としているのである。
この筒状の新たな排水管接続口60は、実施例2の雌ネジ46aを有する排水管接続口46を新たな接続部47とし、これに接続される様になっている。つまりこの実施例3の排水管接続口60は、継手50が挿入される円筒61と、この円筒61の下方に形成されて接続部47に螺合できる雄ネジ62aを有したネジ筒62とを有している。ネジ筒62は円筒61より細いので境に段差63ができているが、この段差63により、ネジ筒を螺合するときに締め止まるようになっている。また円筒61の外周には、図16に示す様な、円周の一部が切り欠かれた筒状のバネ材63が嵌められており、このバネ材63の内側には、この円筒61内面に突出する係止凸部64を有しており、よって円筒61の対応箇所には、係止凸部64が外側から内面に突出できる様に凸部用貫通孔65が設けられている。
継手50は排水管接続口の内周とほぼ同じ大きさの外周を有した円筒状を成し、また外周中央には鍔部が形成され、排水管接続口への挿入の時には、この鍔リング51により挿し止まるようになっている。また継手は、その外周に係止凸部64に係止する係合凹部57を有している。従って、継手50をこの排水管接続口60に挿入すると、係止凸部64と係止凹部57が係止するのである。また継手50の係合凹部64よりも下方の外周には止水リング58が備えられており、上記係止したときには、排水管接続口60と継手50との接合箇所からの漏水が防がれている。またこの止水リング58は、係合凹部64よりも継手50の先端側に位置しているので、係合凹部64から水が漏れることもない。
更に、継手50の上方開口の排水管20の受け口53内には、実施例1と同様に、挿入された排水管20に当接して、この排水管20との間で止水する止水リング54と、この止水リング54を固定する継手キャップ55を備えている。
従って、実施例1〜2同様に、この継手50を排水管20に貫通させておき、排水管20に沿って移動させながら、図17〜18に示す様に排水管接続口60に挿入させ、係止凸部64と係止凹部57を係止させることにより、排水管20の合流継手30への接続が成されるのである。
また排水管20の老朽化が進んだり、或いは排水管20に何らかのトラブルが有った様な場合には、排水管接続口から排水管20を抜き取り、必要な処置をしたい場合がある。この点、実施例1の継手50(図5、図2)であれば、排水管接続口46に接着固定されているので抜き外すことはできないが、この実施例3の継手50(図15)であれば、バネ材63を緩めれば、継手を排水管接続口60から容易に外すことができ、よって必要な処置をしたり、その後に再度、継手50を接続させたりすることが容易にできる。
また継手は、本出願人が先に出願した特願2008−65589に開示した継手としての可撓性管材であってもよい。これは図19に示す様に、可撓性を有する管材による継手50であり、継手50の両端が硬質管による受け口53と固定部52であり、その中間部分は可撓管59により曲がることができる様になっている。そして2つの硬質な半円筒体59aでこの可撓管59を挟む様にして覆い、半円筒体59a同士を係合させて円筒59bにすると、可撓管がこの円筒59bによりストレート管となる。
この継手50は、実施例3と同様の合流継手本体40に螺合される排水管接続口60に接続される様になっている。又この排水管接続口60にも実施例3と同様に筒状のバネ材63が嵌めら、実施例3の係止凸部64と同様の係止凸部(図示せず)が、この排水管接続口の内部に突き出ていて、継手50の固定部52の外周の係合用フランジ部59cに係止する様になっている。
また排水管20は受け口53に挿入して接着する様になっている。その為、排水管接続口60に接続するときは、可撓管59の曲げを利用して接続し、接続後は半円筒体59aで挟んでストレート管にするものである。なお排水管20は継手50に接着するのではなく、実施例1〜3同様に、排水管20に沿って移動できるようにしてもよい。
なお本願発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲においてどの様に実施されてもよい。
この図は、実施例1の排水システムの図である。 この図は、排水システムの切り欠き図である。 この図は、排水システムの図である。 この図は、排水システムを上方から見た図である。 この図は、継手を説明する図である。 この図は、継手を説明する図である。 この図は、排水システムの設置の説明図である。 この図は、排水システムの設置の説明図である。 この図は、排水システムの設置の説明図であり、排水管下方から合流継手が待避した状態を示している。 この図は、排水システムの設置の説明図であり、待避させていた合流継手を回動して所定の位置に戻している。 この図は、実施例2の継手を説明する図であり、排水管接続口との関わりを示している。 この図は、継手を説明する図である。 この図は、図11の継手を用いた排水システムの図である。 この図は、排水システムの切り欠き図である。 この図は、実施例3の継手を説明する図であり、排水管接続口との関わりを示している。 この図は、継手を説明する図である。 この図は、図15の継手を用いた排水システムの図である。 この図は、排水システムの切り欠き図である。 この図は、実施例4の排水システムの説明の図である。 この図は、従来の排水システムの説明の図である。 この図は、従来の排水システムの合流継手を説明する図である。
符号の説明
1 排水システム
10 立て管
20 排水管
30 合流継手
40 合流継手本体
41 立て管接続口(及び筒部)
44 フランジ
44a 段部
46 排水管接続口
47 排水管接続口46を転用した接続部
50 継手
52 固定部
53 受け口
60 筒状の別体として設けた排水管接続口
A バンド材
B 外壁
C 金具

Claims (5)

  1. 排水の立て管と、各階の水回りの器具から配管される排水管と、前記立て管へ前記排水管を接続する合流継手とを有し、前記合流継手のレベルを排水階床スラブのレベルより下げて前記立て管に合流させるサイホン式の排水システムの施工方法であって、
    前記立て管に対して前記合流継手を前記立て管の周方向に回動可能に設置すると共に、前記排水管を前記合流継手への接続予定位置に向けて配管し、前記排水管の下方にこの排水管を処理するための作業空間を設けて前記合流継手と排水管とを設置し、
    前記合流継手を回動させて前記合流継手の前記排水管接続口と排水管とを位置合わせして、前記排水管を前記排水管接続口に接続することを特徴とする排水システムの施工方法。
  2. 排水の立て管と、各階の水回りの器具から配管される排水管と、前記立て管へ前記排水管を接続する合流継手とを有し、前記合流継手のレベルを排水階床スラブのレベルより下げて前記立て管に合流させるサイホン式の排水システムの設置構造であって、
    前記合流継手は、上方及び下方に同心軸で前記立て管が接続可能な立て管接続口と、上方の立て管接続口の側方に配置され、前記排水管が接続可能な排水管接続口とを備え、
    前記合流継手は、前記排水管の下方に前記合流継手の待避による作業空間の形成をすべく前記立て管の周方向に回動可能に設置されてなることを特徴とする排水システムの設置構造。
  3. 合流継手は、この合流継手の回動軸と同心軸の筒部と、建物に固定され前記筒部に巻き締められた支持具に係止して前記合流継手の自重が支持される段部と、を有することを特徴とする請求項2記載の設置構造。
  4. 合流継手と支持具とに、合流継手の排水管接続口の回動位置を排水管に位置合わせする目印を設けたことを特徴とする請求項3記載の設置構造。
  5. 排水の立て管と、各階の水回りの器具から配管される排水管と、前記立て管へ前記排水管を接続する合流継手とを有し、前記合流継手のレベルを排水階床スラブのレベルより下げて前記立て管に合流させるサイホン式の排水システム、に使用する前記合流継手であって、
    上方及び下方に同心軸で前記立て管が接続可能な立て管接続口と、上方の立て管接続口の側方に配置され、前記排水管が接続可能な排水管接続口とを備え、
    立て管接続口の少なくとも一方には内面に前記立て管の外周面に当接して止水する止水パッキンを備えると共に、前記立て管に対して回動自在に接続可能に形成されてなり、
    立て管接続口の回動軸と同心軸の筒部と、建物に固定され前記筒部に巻き締められた支持具に係止して自重が支持される段部と、を有し、
    支持具に設けられた目印に、合流継手の排水管接続口の回動位置を排水管に位置合わせする目印を設けたことを特徴とする合流継手
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