JP5265966B2 - 電源装置および灯具、車両 - Google Patents

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本発明は、トランスを介して電力を変換し負荷へ伝達する電源装置に関するものであり、特に、発光ダイオード(LED)などの半導体発光素子で構成された半導体光源を負荷とする光源点灯装置や、これを用いた前照灯などの灯具および車両に適するものである。
車両用の電源装置においては、何らかのアクシデントにより電源装置の出力線が電源(バッテリー)の活線(正側)に接触(これを天絡という)した場合においても、故障や破壊などすることのないようにした装置の提供が求められている。何らかのアクシデントとは、例えば、誤結線や配線の噛み込みや劣化による短絡を想定したものである。
このような要求に応じて、特許文献1(特開2007−295641号公報)では、出力線に天絡が発生した場合に、出力を抑制、停止する方法が提案されている。しかしながら、特許文献1で開示されている方法は、電源装置を構成するDC−DC変換回路の出力の一方に基準となる電圧を印加し、その点と接続された出力電流検出用の抵抗に流れる出力電流により発生する電圧降下とで誤差演算を行い、その結果を用いて出力を所定の電流値に制御する回路が前提とされており、例えば出力を定電圧制御するような電源装置に対しては適用が出来ないものであった。
また、基準電圧の発生と印加に加えて、天絡状態を検知するために更にコンパレータなどを必要とするものであり、比較的回路が複雑となる課題があった。
特開2007−295641号公報
本発明では、上記従来の技術の課題に鑑み、電源装置の出力線が天絡した場合においても、簡単な構成で、装置が故障や破壊などすることのないように保護を可能とすることを目的とし、どのような出力制御がなされるものでも、つまり、出力制御が電流制御のものだけではなく、電圧制御、オープン制御などのものに対しても、保護を可能とした電源装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図1に示すように、トランスT1によって1次側の電流経路と2次側の電流経路が分離されているDC−DC変換回路1を有する電源装置において、前記DC−DC変換回路1の出力2端子(c),(a)のうち一方の端子(a)と1次側の接地線(g)あるいはそれと同等の基準電位線の間に、電源装置の出力端に異常が生じた場合に流れる異常電流を制限するための電流制限用抵抗R1を接続し、電源装置の出力端の状態を検出するための出力電圧検出部3(抵抗R2,R3の直列回路)を備えてなり、前記出力電圧検出部3からの出力電圧検出信号を受けて、当該信号が所定の範囲外となった場合に出力異常と判定する出力異常状態判定手段4を備え、電源装置の出力端が天絡した場合に、前記出力異常状態判定手段4の判定結果を受けて、出力動作を停止させ、電源装置の前記電流制限用抵抗R1を接続した側の出力端(a)が地絡した場合には、出力動作を継続させるようにしたことを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記電流制限用抵抗R1の値は、少なくとも電源装置に供給される電源電圧Viが前記電流制限用抵抗R1の両端間に直接加わったとしても、当該抵抗R1および電源装置の許容損失以下となるように設定されることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2の発明において、図6に示すように、前記電流制限用抵抗R1と並列に、コンデンサC2を接続したことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれかの発明において、電源装置は金属の筐体を有し、前記DC−DC変換回路1の1次側と前記電流制限用抵抗R1の接続点(g)において、前記筐体への接地(図6のFG)がなされていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれかの発明において、出力異常状態判定手段4による出力異常の判定は、異常とされる状態が所定時間以上継続して発生した場合に出力異常と判定することを特徴とする(図6のタイマ回路4c)。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれかの発明において、図7〜図9に示すように、出力が異常であると判定したときには、出力の異常を使用者へ知らせるための信号を出力する手段を設けたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれかの発明において、前記DC−DC変換回路1は、図6、図7に示すように、出力電流が所定値となるように制御されるものであり、接続される負荷2は、発光ダイオードであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項記載の電源装置を搭載したことを特徴とする灯具である(図10)。
請求項の発明は、請求項記載の灯具を搭載したことを特徴とする車両である(図11)。
請求項1の発明によれば、電源装置の出力線に天絡が生じた場合にも、簡単な構成で、装置が故障や破壊などすることのないように保護が可能な電源装置を提供することが出来る。また、定電圧制御や定電流制御といった出力制御の如何に関わらず適用が可能なため、用途に応じた安全な電源装置を提供することが可能となる。また、電源装置の出力端の状態を検出するための出力電圧検出部を備えているので、他の負荷異常時保護機能との兼用化が可能で、保護回路の構成を簡略化できる利点もある。さらに、電源装置の出力線に地絡異常が発生した場合でも故障することがなく、かつ可能な限りは出力動作を継続することが出来る電源装置を提供することが出来る。具体的には、一般的に絶縁型に対して安価に構成が可能な非絶縁型でありながら、出力線のうち一方の地絡に関しては、継続して安定な出力動作を可能とすることが出来る。
請求項の発明によれば、前記電流制限用抵抗の値は、少なくとも電源装置に供給される電源電圧が前記電流制限用抵抗の両端間に直接加わったとしても、当該抵抗および電源装置の許容損失以下となるように設定されるので、電流制限用抵抗の発熱を抑制して素子の破損を防止できると共に、入力電源からの無駄な電力消費を防止できる。
請求項の発明によれば、電流制限用抵抗と並列に、コンデンサを接続したので、出力電圧の過渡的な電圧の発生を低減でき、また、出力側回路の高周波的な電位も安定化でき、ノイズの抑制などに対して効果的である。
請求項の発明によれば、電源装置は金属の筐体を有し、前記DC−DC変換回路の1次側と前記電流制限用抵抗の接続点において、前記筐体への接地がなされているので、負荷の接地側が放熱板などに地絡した場合においても、前記電流制限用抵抗の端子間での電位差の発生がなくなるため、出力電流のフィードバック制御に悪影響を与えることがなく、出力電流を所定の値に制御することが可能となる。
請求項の発明によれば、出力異常状態判定手段による出力異常の判定は、異常とされる状態が所定時間以上継続して発生した場合に出力異常と判定するので、ノイズなどの影響を受けずに確実に異常の判断が出来るようになる効果がある。
請求項の発明によれば、出力が異常であると判定したときには、出力の異常を使用者へ知らせるための信号を出力する手段を設けたので、使用者が確実に異常の発生を知ることができるという効果がある。
請求項の発明によれば、本発明の電力変換装置を発光ダイオード(LED)光源とする点灯装置や灯具、車両用のヘッドランプなどに用いる場合、請求項1〜の発明の効果を活かしたシステムの提供が可能となる。
(実施の形態1)
図1に本発明の第1の実施の形態の回路図を示す。図1には、電源装置を構成するDC−DC変換回路1がフライバックコンバータであるものに対して、本発明の保護手段を適用した場合の回路図を示している。
直流電源Eの正極にはトランスT1の1次巻線の一端が接続され、トランスT1の1次巻線の他端はスイッチング素子SW1を介して直流電源Eの負極に接続されている。直流電源Eの負極は接地されており、抵抗R1を介してトランスT1の2次巻線の一端に接続されている。トランスT1の2次巻線の他端はダイオードD1のアノードに接続されている。ダイオードD1のカソードはコンデンサC1の正極に接続されている。コンデンサC1の負極はトランスT1の2次巻線の前記一端に接続されている。コンデンサC1の両端には負荷2が並列接続されると共に、抵抗R2,R3の直列回路が接続されている。以上によりDC−DC変換回路1の主回路が構成されている。
次に、制御回路の構成について説明する。コンデンサC1の電圧Voは出力調整部5に入力されている。出力調整部5ではPWM信号を発生し、ゲート回路AND1を介してスイッチング素子SW1にオンオフ制御信号を供給している。ゲート回路AND1には出力異常状態判定手段4の出力信号が供給されており、いずれかの出力信号がLowレベルになると、スイッチング素子SW1のオンオフ制御信号は停止となる。
出力異常状態判定手段4は、第1の出力状態判定部41と第2の出力状態判定部42を備えている。第1の出力状態判定部41は第1の基準電圧Vref1とコンパレータComp1よりなり、第2の出力状態判定部42は第2の基準電圧Vref2とコンパレータComp2よりなる。第1の基準電圧Vref1と第2の基準電圧Vref2の関係は、Vref1>Vref2である。抵抗R2,R3の直列回路により分圧された出力電圧Voの検出信号は、コンパレータComp1の反転入力端子とコンパレータComp2の非反転入力端子に印加されている。
以下に回路の動作に関して簡単に説明する。スイッチング素子SW1のオンによってトランスT1にエネルギーを蓄積し、スイッチング素子SW1のオフでトランスT1の2次側からエネルギーを放出し、ダイオードD1を介して平滑コンデンサC1に充電する。負荷2には主に平滑コンデンサC1から電力を供給する。出力調整部5では、出力電圧Voをモニターし、出力電圧Voが所定値となるようにDC−DC変換回路1のスイッチング素子SW1を駆動するための信号を発生する。出力異常状態判定手段4からゲート回路AND1に与えられる信号は、通常はHighレベルであるため、出力調整部5で生成し発生した信号に応じて、スイッチング素子SW1は駆動され、DC−DC変換回路1は電圧変換動作を行う。
本発明の特徴とするところは、以下の通りである。上記DC−DC変換回路1において、トランスT1の2次側の整流・平滑回路の一方の出力端は装置の出力端(a)に接続されており、他方は装置の出力端(c)に接続されている。また、DC−DC変換回路1の1次側の接地線あるいはそれと同等の基準電位線(g)と出力端(a)は、抵抗R1を介して接続されている(抵抗R1は請求項記載の電流制限用抵抗に相当する)。さらに、出力端(a)と出力端(c)の間には、抵抗R2と抵抗R3の直列回路が接続され、その間の分圧点より出力電圧Voの状態を出力電圧検出信号として得ている(請求項記載の出力電圧検出部3に相当する)。
出力異常状態判定手段4は、出力電圧検出信号を受けて出力の異常の有無を判定する。出力異常状態判定手段4は、出力状態判定部41と出力状態判定部42により構成される。出力状態判定部41は、出力電圧検出信号が通常とりうる値よりも大きくなったことを判定するためのものであり、コンパレータComp1により基準電圧Vref1と検出信号を比較することにより、検出信号が基準電圧Vref1を超えた場合には、異常状態とみなしてコンパレータComp1の出力をLowレベルとする。基準電圧Vref1には、検出信号が通常とりうる値よりも大きな値を設定する。
出力状態判定部42は、出力電圧検出信号が通常とりうる値よりも小さくなったことを判定するためのものであり、コンパレータComp2により基準電圧Vref2と検出信号を比較することにより、検出信号が基準電圧Vref2を下回った場合には、異常状態とみなしてコンパレータComp2の出力をLowレベルとする。基準電圧Vref2には、検出信号が通常とりうる値よりも小さな値を設定する。これにより検出信号が通常の値よりも大きい或いは小さいという異常が認められた場合には、出力異常状態判定手段4からゲート回路AND1へLowレベルの信号が与えられ、その結果、スイッチング素子SW1へのオンオフ制御信号はLowレベルに固定され、スイッチング動作は停止し、出力動作が停止となる。
なお、電源投入後、DC−DC変換回路1が動作を開始して、出力調整部5の出力調整動作が安定するまでの一定時間は、出力異常状態判定手段4の出力をHighレベルに維持しても良い。他の実施の形態でも同様である。
出力端(c)側が電源Eの活線すなわち正側に接触した天絡の場合を想定し、動作に関して以下に説明する。出力端(c)は電源Eの正側に接触しているので、出力端(c)の電位は電源電圧Viに固定され、DC−DC変換回路1の動作によって出力電圧Voが上昇すると、出力端(a)の電位は(Vi−Vo)となる。出力電圧Voが絶対値で電源電圧Viより大きくなると、出力端(a)の電位は負となる。これにより、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位は出力電圧Voの上昇に伴って低下し、その結果、検出電圧が低下すると、出力状態判定部42により異常の判定がなされる。あるいは、出力端(c)側の天絡により、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位が上昇したことを出力状態判定部41で検知した場合も、異常の判定がなされる。
次に、出力端(a)が電源Eの活線すなわち正側に接触した天絡の場合を想定すると、出力端(a)は電源Eの正側に接触しているので、出力端(a)の電位は電源電圧Viに固定される。これにより、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位は上昇し、その結果、出力状態判定部41により異常の判定がなされる。
以上のように、本発明によれば、出力端(a)と出力端(c)の間に設けた抵抗R2と抵抗R3の直列回路の間の分圧点より出力電圧Voの状態を出力電圧検出信号として得て、その検出された値が通常とりうる範囲の値であるかどうかを出力異常状態判定手段4で判別し、範囲外であった場合には異常状態が発生していると判定することで、出力線が天絡したことを判定することを可能としている。また、異常と判定した場合には、出力異常状態判定手段4からの出力によって、DC−DC変換回路1の出力動作を停止とすることで、安全を確保している。
ところで、出力端(a)が電源Eに天絡した場合には、天絡電流は電源Eから、出力端(a)→抵抗R1→1次側接地線(g)の経路で流れる。出力異常状態判定手段4により、異常を検知して回路の出力動作を停止したのちも、天絡が解消されない限り、この天絡電流は流れ続ける。これは、抵抗R1などの発熱、電源Eからの無駄な電力の消費などにつながる。また最悪の場合には、抵抗R1の焼損などの回路故障となりえる。そこで、天絡電流を抑制し小さくするためには、抵抗R1をある程度大きな値とすることが望ましい。
具体的には、少なくとも電源Eの電圧Viが通常とりうる範囲で最も高い場合を想定し、その場合に上記天絡が発生した場合においても、抵抗R1および電源装置の損失が、それぞれの許容損失以下となるように、抵抗R1の値を選定すればよい。
次に、出力端(c)に地絡事故が発生した場合を想定する。出力端(c)に地絡事故が発生した場合(電源Eの接地線側に接触した場合)を想定すると、地絡電流はトランスT1の2次側の整流・平滑回路から、出力端(c)→1次側接地線(g)→抵抗R1の経路で流れる。このとき、出力端(c)は1次側接地線(g)と同じ電位となるため、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位は一気に低下し、その結果、出力状態判定部42により異常を判定することができる。
次に、出力端(a)に地絡事故が発生した場合を想定する。この場合、出力端(a)の電位は、もともと1次側接地線(g)の電位と基本的に同じであるため、地絡が発生しても出力端(a)の電位が大きく変わることはなく、その結果、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位も通常とほぼ変わらないため、出力異常状態判定手段4が異常と判定して、DC−DC変換回路1の出力動作を停止することはない。これにより、出力端(a)が地絡した場合においては、負荷への電力供給を継続して行なうことが出来る。
このことにより、負荷への電力供給が可能な場合には、継続して供給を行うこととなるため、例えば本電源装置を車両用前照灯(ヘッドランプ)の光源を点灯させるために用いる場合などには、可能な場合には点灯を継続して行うことが出来るようになるため、夜間の運転者の視界の確保という意味において、むしろ安全につながるなどの利点がある。ちなみに、従来の技術で述べた方法によると、このような場合でも出力動作を停止してしまうため、本電源装置を車両用前照灯(ヘッドランプ)に適用した場合などにおいて、点灯を継続して行うことは出来ない。
以上のように、本実施の形態によれば、DC−DC変換回路1をフライバックコンバータで構成したものにおいて、出力端(c)もしくは出力端(a)が天絡した場合、あるいは出力端(c)が地絡した場合には、速やかに異常の発生を検知して出力動作を停止とすることが出来る。また、異常な電流が流れない出力端(a)の地絡の場合には、出力動作を継続して行うことが出来るので、不必要に出力動作を停止することがなく、負荷への電力の供給を継続して行うことが出来るようになる。
また、電源装置の出力端子間が短絡したような場合にも、本構成によれば異常を検知することが可能となり、保護できるという効果も奏する。更に、負荷が短絡やあるいは低インピーダンス(低電圧)の状態となった場合や、或いは逆に開放となった場合などにも、通常とりうる範囲を超えて異常と認められる場合には、異常を検知して回路の保護が可能という効果も奏する。
また、本実施の形態では、出力電圧をモニターし、出力電圧が所定値となるようにDC−DC変換回路1のスイッチング素子SW1を駆動する出力制御の回路を例に挙げて、本発明を適用した場合について述べたが、同様にして出力電流を所定値とする定電流制御など、その他の出力制御を行う回路に対しても、適用は可能である。
以上のように本発明を用いれば、電源装置の出力線に天絡や地絡が生じた場合にも、簡単な構成で、装置が故障や破壊などすることのないように保護が可能な電源装置を提供することが出来る。また本発明は、どのような出力制御がなされるものにも適用が可能である。
ところで、本実施の形態では出力電圧検出部3を電源装置の出力端間に接続した抵抗R2と抵抗R3の直列回路とし、その間の分圧点から出力電圧検出信号を得る構成としたが、この他に図示はしないが電源装置の出力端(c)のみから直接的に出力電圧検出信号を得るようにし、その信号の値が所定の範囲外かどうかを出力異常状態判定手段4で判定するように構成することも可能である(出力端(c)からの配線が請求項記載の出力電圧検出部に相当)。ただし、この場合は、前述の電源装置の出力端子間が短絡したかどうかなどの保護機能を兼ねることは出来ない。
(実施の形態2)
図2に本発明の第2の実施の形態の回路図を示す。図2には、電源装置を構成するDC−DC変換回路1がフォワードコンバータであるものに対して、本発明の保護手段を適用した場合の回路図を示している。フォワードコンバータは、スイッチング素子SW1がオンのときにトランスT1の1次側に印加された電圧を、トランスT1で巻数比倍に増加させた電圧としてトランスT1の2次側に発生させ、その電圧をダイオードD1、ダイオードD2、コイルL1、コンデンサC1から構成される回路で整流・平滑し、入力電圧Viを出力電圧Voに変換した電圧を発生させるものである。スイッチング素子SW1がオンのときには、ダイオードD1はオンであり、トランスT1の2次巻線→ダイオードD1→コイルL1→コンデンサC1の経路で電流が流れる。また、スイッチング素子SW1がオフのときには、ダイオードD1はオフであり、コイルL1→コンデンサC1→ダイオードD2の経路で回生電流が流れることになる。出力調整部5の動作に関しては、基本的に第1の実施の形態と同じである。
本発明の特徴とするところは、以下の通りである。上記DC−DC変換回路1において、トランスT1の2次側の整流・平滑回路の一方の出力端は装置の出力端(a)に接続されており、他方は装置の出力端(c)に接続されている。また、DC−DC変換回路1の1次側の接地線あるいはそれと同等の基準電位線(g)と出力端(a)は、抵抗R1を介して接続されている。さらに、出力端(a)と出力端(c)の間には、抵抗R2と抵抗R3の直列回路が接続され、その間の分圧点より出力電圧の状態を出力電圧検出信号として得ている。この出力電圧検出信号の値が、通常取りうる範囲の値であるかどうかを出力異常状態判定手段4で判断し、通常取りうる値でない場合にはゲート回路AND1にLowレベルの信号を与えることによって、DC−DC変換回路1の出力動作を停止させるように構成されている。
このようにDC−DC変換回路1がフォワードコンバータで構成されるものに対しても、本発明は適用が可能であり、実施の形態1で述べたのと同様の効果を奏する電源装置の提供が可能である。
(実施の形態3)
図3に本発明の第3の実施の形態の回路図を示す。図3には、電源装置を構成するDC−DC変換回路1がプッシュプルコンバータであるものに対して、本発明の保護手段を適用した場合の回路図を示している。プッシュプルコンバータは、スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を交互にオンオフ動作させることによって、その際にトランスT1の2次側に発生する電圧を、ダイオードD1、ダイオードD2、コイルL1、コンデンサC1から構成される回路で整流・平滑し、入力電圧Viを出力電圧Voに変換した電圧を発生させるものである。出力調整部5の動作に関しては、基本的に第1の実施の形態と同じである。
本発明の特徴とするところは、以下の通りである。上記DC−DC変換回路1において、トランスT1の2次側の整流・平滑回路の一方の出力端は装置の出力端(a)に接続されており、他方は装置の出力端(c)に接続されている。また、DC−DC変換回路1の1次側の接地線あるいはそれと同等の基準電位線(g)と出力端(a)は、抵抗R1を介して接続されている。さらに、出力端(a)と出力端(c)の間には、抵抗R2と抵抗R3の直列回路が接続され、その間の分圧点より出力電圧の状態を出力電圧検出信号として得ている。この出力電圧検出信号の値が、通常取りうる範囲の値であるかどうかを出力異常状態判定手段4で判断し、通常取りうる値でない場合にはゲート回路AND1にLowレベルの信号を与えることによって、DC−DC変換回路1の出力動作を停止させるように構成されている。
このようにDC−DC変換回路1がプッシュプルコンバータで構成されるものに対しても、本発明は適用が可能であり、実施の形態1で述べたのと同様の効果を奏する電源装置の提供が可能である。
また、図1、図2、図3の各方式のDC−DC変換回路1に本発明を適用した回路を示したが、その他の方式の回路に対しても、同様にして本発明を適用することは可能である。
(実施の形態4)
図4に本発明の第4の実施の形態の回路図を示す。本実施の形態では、フライバックコンバータ構成の電源装置で、出力電流が所定値となるように電流制御がなされるものに、本発明を適用した場合の構成を詳細に説明する。
スイッチング素子SW1のオンによってトランスT1にエネルギーを蓄積し、スイッチング素子SW1のオフでトランスT1の2次側からエネルギーを放出し、ダイオードD1を介して平滑コンデンサC1に充電する。負荷2には主に平滑コンデンサC1から電力を供給する。負荷2に流れる電流を電流検出抵抗R4で出力電流信号として検出し、信号増幅部51で信号を増幅したのち、誤差演算部52で基準電圧Vref3と比較し、その結果をPWM指令信号としてPWM信号発生部53に入力する。PWM信号発生部53でPWM信号を発生させ、スイッチング素子SW1にオンオフ制御信号として供給し、出力調整を行なうようにフィードバック制御系が構成されている。信号増幅部51、誤差演算部52、PWM信号発生部53により、出力電流制御手段50が構成されている。
本実施の形態では、信号増幅部51はオペアンプAmp2とその周辺抵抗R12〜R15で構成される差動増幅回路、誤差演算部52はオペアンプAmp1とその周辺抵抗R10,R11及びコンデンサC10で構成される比例積分回路としている。また、PWM信号発生部53はコンパレータComp3と発振器OSC1から構成され、発振器OSC1が発生する三角波と指令値をコンパレータComp3で比較した結果を、PWM信号(パルス幅可変の矩形波信号)とする方式を示している。
上記フライバックコンバータ構成の電源装置において、トランスT1の2次側の整流・平滑回路の一方の出力端(b)は、電流検出抵抗R4を介して装置の出力端(a)に接続されており、他方は装置の出力端(c)に接続されている。図4では、出力端(b)の出力電位より出力端(c)の出力電位の方が高い回路構成になっている。1次側の接地線あるいはそれと同等の基準電位線(g)と出力端(a)は、抵抗R1を介して接続されている。さらに、出力端(a)と出力端(c)の間には、抵抗R2と抵抗R3の直列回路が接続され、その間の分圧点より出力電圧の状態を出力電圧検出信号として検出する。
出力異常状態判定手段4は、出力電圧検出信号を受けて出力の異常の有無を判定する。出力異常状態判定手段4は、過電圧検出回路4aと低電圧検出回路4bにより構成される。ここに過電圧検出回路4aは前述の実施の形態の出力状態判定部41に、低電圧検出回路4bは出力状態判定部42に相当するものである。
本実施の形態では、定電流制御を用いているので、定電圧制御を用いた実施の形態1〜3に比べると出力電圧の通常とりうる範囲が広くなっている。したがって、過電圧検出回路4aや低電圧検出回路4bは定電流制御の場合に適合するように設計されている。
過電圧検出回路4aは、定電流制御の場合に出力電圧検出信号が通常とりうる値よりも大きくなったことを判定するためのものであり、コンパレータComp1により基準電圧Vref1と検出信号を比較することにより、検出信号に異常が認められた場合にはコンパレータComp1の出力をLowレベルとする。基準電圧Vref1には、検出信号が通常とりうる値よりも大きな値を設定する。
低電圧検出回路4bは、定電流制御の場合に出力電圧検出信号が通常とりうる値よりも小さくなったことを判定するためのものであり、コンパレータComp2により基準電圧Vref2と検出信号を比較することにより、検出信号に異常が認められた場合にはコンパレータComp2の出力をLowレベルとする。基準電圧Vref2には、検出信号が通常とりうる値よりも小さな値を設定する。
これにより検出信号が通常の値よりも大きい或いは小さいという異常が認められた場合には、出力異常状態判定手段4からゲート回路AND1へLowレベルの信号が与えられ、その結果、スイッチング素子SW1へのオンオフ制御信号はLowレベルとなり、スイッチング動作は停止し、出力動作が停止となる。
出力端(c)側が電源Eの活線すなわち正側に接触した天絡の場合を想定すると、出力端(c)は電源Eの正側に接触しているので、出力端(c)の電位は電源電圧Viに固定され、電力変換回路1の動作によって出力電圧Voが上昇すると、出力端(b)の電位は(Vi−Vo)となる。出力電圧Voが電源電圧Viより大きくなると、出力端(b)および出力端(a)の電位は負となる。これにより、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位は出力電圧Voの上昇に伴って低下し、その結果、検出電圧が低下すると、低電圧検出回路4bにより異常の判定がなされる。あるいは、出力端(c)側の天絡により、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位が上昇したことを過電圧検出回路4aで検知した場合も、異常の判定がなされる。
次に、出力端(a)が電源Eの活線すなわち正側に接触した天絡の場合を想定すると、出力端(a)は電源Eの正側に接触しているので、出力端(a)の電位は電源電圧Viに固定される。これにより、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位は上昇し、その結果、過電圧検出回路4aにより異常を判定することができる。
出力端(c)に地絡事故が発生した場合(電源Eの接地線側に接触した場合)を想定すると、地絡電流はトランスT1の2次側の整流・平滑回路から、出力端(c)→1次側接地線(g)→抵抗R1→抵抗R4の経路で流れる。このとき、出力端(c)は1次側接地線(g)と同じ電位となるため、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位は一気に低下し、その結果、低電圧検出回路4bにより異常を判定することができる。
ところで地絡条件において、配線の炭化や絶縁劣化などのインピーダンス低下による地絡からの保護を想定する場合は、保護を行なうことを想定する地絡インピーダンスに相当する抵抗値より大きな値の抵抗をR1に用いるとよい。
次に、出力端(a)に地絡事故が発生した場合を想定する。この場合、出力端(a)の電位は、もともと1次側接地線(g)の電位と基本的に同じであるため、地絡が発生しても出力端(a)の電位が大きく変わることはなく、その結果、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位も通常とほぼ変わらないため、出力異常状態判定手段4が異常と判定して、DC−DC変換回路1の出力動作を停止することはない。これにより、出力端(a)が地絡した場合においては、負荷2への電力供給を継続して行なうことが出来る。
上記により、本実施の形態によれば、出力端(c)もしくは出力端(a)が天絡した場合、あるいは出力端(c)が地絡した場合には、速やかに異常の発生を検知して出力動作を停止し、装置の保護および安全の確保が可能となる。また、継続して異常な電流が流れない出力端(a)の地絡の場合には、出力動作を継続して行うことが出来るので、不必要に出力動作停止とすることがなく、負荷へ2の電力の供給が可能となる。
また、本実施の形態に記載の構成によれば、負荷の短絡や開放などの異常を判定し保護する負荷異常時の保護機能も合わせて兼ね備えることが出来るため、保護回路の構成を簡略化できる利点もある。すなわち、負荷2が開放状態のときには、過電圧検出回路4aにより出力電圧検出信号の上昇を検出し回路の出力動作を停止とすることができ、また、負荷2が短絡状態のときには、低電圧検出回路4bにより出力電圧検出信号の低下を検出し回路の出力動作を停止とすることが可能となる。
(実施の形態5)
図5に本発明の第5の実施の形態の回路図を示す。本実施の形態と第4の実施の形態の違いは、出力の電位が正ではなく負であることである。詳しくは、フライバックコンバータ構成の電力変換装置において、トランスT1の2次側の整流・平滑回路の一方の出力端(b)は、電流検出抵抗R4を介して装置の出力端(a)に接続されており、他方は装置の出力端(c)に接続されている。図5では、出力端(b)の出力電位より出力端(c)の出力電位の方が低い回路構成になっているため、負荷2へ出力される電位は負となる。1次側の接地線あるいはそれと同等の基準電位線(g)と出力端(a)は、抵抗R1を介して接続されている。その他の構成は、第4の実施の形態と基本的に同じであるが、出力の電位が負であることに対応させて、過電圧検出回路4aと低電圧検出回路4bの基準電圧Vref1およびVref2を負の電圧として与えている。
それぞれの出力端が天絡もしくは地絡した場合の動作に関して、以下に記す。出力端(c)が天絡した場合、出力端(c)の電位は電源電圧Viに固定され、DC−DC変換回路1の動作によって出力電圧Voが上昇すると、出力端(b)の電位はVi+Voと更に高い値となる。同じく抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位も上昇し、その結果、過電圧検出回路4aにより異常を判定することができる。
出力端(a)が天絡した場合、出力端(a)の電位は電源電圧Viに固定され、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位も上昇し、その結果、過電圧検出回路4aにより異常を判定することができる。
出力端(c)が地絡した場合、地絡電流はトランスT1の2次側の整流・平滑回路から、抵抗R4→抵抗R1→1次側接地線(g)→出力端(c)の経路で流れる。このとき、出力端(c)の電位は通常は負であるが、1次側接地線(g)と同じ電位となるため、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位も上昇し、その結果、過電圧検出回路4aにより異常を判定することができる。
次に、出力端(a)に地絡事故が発生した場合を想定する。この場合、出力端(a)の電位は、もともと1次側接地線(g)の電位と基本的に同じであるため、地絡が発生しても出力端(a)の電位が大きく変わることはなく、その結果、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点の電位も通常とほぼ変わらないため、出力異常状態判定手段4が異常と判定して、DC−DC変換回路1の出力動作を停止することはない。これにより、出力端(a)が地絡した場合においては、負荷2への電力供給を継続して行なう。
上記により、本発明は出力が負の電力変換装置に対しても適用が可能で、有効であることが分かる。本実施の形態によれば、出力端(c)もしくは出力端(a)が天絡した場合、あるいは出力端(c)が地絡した場合には、速やかに異常の発生を検知して出力動作を停止し、装置の保護および安全の確保が可能となる。また、継続して異常な電流が流れない出力端(a)の地絡の場合には、出力動作を継続して行うことが出来るので、不必要に出力動作停止とすることがなく、負荷2への電力の供給が可能となる。
また、本実施の形態に記載の構成によれば、負荷の短絡や開放などの異常を判定し保護する負荷異常時の保護機能も合わせて兼ね備えることが出来るため、保護回路の構成を簡略化できる利点もある。ちなみに、図5に記載の過電圧検出回路4aは負荷2が開放となった場合の異常を検出し回路を保護するためのものであり、図5に記載の低電圧検出回路4bは負荷が短絡となった場合の異常を検出し回路を保護するためのものである。
ところで、本実施の形態においては、抵抗R2と抵抗R3の間の分圧点から得た出力電圧検出信号を、直接コンパレータComp1およびComp2の入力とし、負の基準電圧Vref1およびVref2と比較する構成を例示したが、この場合、コンパレータComp1,Comp2は正負2電源を必要とし、構成が複雑となる。そこで、出力電圧信号を一旦、オペアンプなどで構成される回路で反転増幅した後に、単一電源のコンパレータで正の基準電圧と比較する構成としてもよい。そのようにすることにより、図5の構成では必要となる制御回路の負側の電源を無くすことができる。
(実施の形態6)
図6に本発明の第6の実施の形態の回路図を示す。基本的には、第4の実施の形態で示した電源装置を用いて、発光ダイオード(LED)を複数個直列接続した半導体光源に電力を供給するようにした例を示している。LED負荷は、所定の順方向電圧を有した低インピーダンスの負荷であるため、出力電流制御に適した負荷のひとつである。その他、第4の実施の形態との違いは、入力フィルタ6を図示したこと、出力フィルタ7を図示したこと、筐体への接地点FGを図示したこと、抵抗R1と並列にコンデンサC2を設置したこと、出力異常状態判定手段4に計時回路(タイマ回路とラッチ回路)を設けたことである。
出力フィルタ7は、電源装置からのノイズの抑制などのために設けられるものである。図6では、出力端(c)および出力端(a)の各々をコンデンサC3およびC4で接地した構成の出力フィルタを示している。
ところでいま、例えば負荷2が開放の状態で回路が動作を開始した場合を想定すると、回路の動作が開始したときには、出力フィルタ7を構成するコンデンサC3の電荷は零であるので、コンデンサC1の電圧Voの上昇にあわせてコンデンサC3を充電するための電流が、トランスT1の2次側の整流・平滑回路からコンデンサC3→1次側接地線(g)→抵抗R1→抵抗R4の経路で流れる。上記コンデンサC3への充電電流により、抵抗R1の両端間には電位差が発生し、出力端(a)の電位は一時的に低下することになる。
一方、負荷2が開放状態のときには過電圧検出回路4aにより出力電圧検出信号の上昇を検出し、回路の動作を停止する制御がなされるが、この際、出力端(a)の電位が一時的に低下すると、その影響を受けて出力電圧検出信号の値も一時的に低下することとなり、その結果、過電圧停止の設定電圧値以上の過渡的な電圧が出力電圧Voとして発生することになる。出力電圧Voの過渡的な電圧の発生は、回路を構成する素子への印加電圧の上昇につながるため、そのストレスを考慮した素子を選定する必要などが生じ、装置の小型化、低コスト化などの観点からみても好ましくない。
そこで本実施の形態では、抵抗R1と並列にコンデンサC2を設けることにより、出力電圧Voの過渡的な電圧の発生を低減可能としている。コンデンサC2をコンデンサC3に対して十分に大きな容量値とすることにより、回路動作開始時における抵抗R1の両端間に発生する電位差を低減することが可能となる。また、抵抗R1と並列にコンデンサC2を設けることは、出力側回路の高周波的な電位の安定化にもつながるため、ノイズの抑制などに対して効果的である。
入力フィルタ6は、電源装置から漏洩するノイズの抑制や外部から電源装置へ侵入するノイズの低減のために設けられるものである。コンデンサC5,C6は高周波成分のバイパス、コイルL2,L3は高周波成分のブロックの機能を有しており、全体としてローパスフィルタとして機能する。
また、後述の図10に示すように、電源装置95は金属の筐体を有しており、本実施の形態ではその筐体への接続(接地)を接地点FG(図示)、すなわちDC−DC変換回路1の1次側と抵抗R1の接続点としている。
高出力のLED負荷の場合、LED自体からの発熱を処理するために放熱板92に取り付けられて使用されるのが一般的であるが、電源装置95の筐体とLED負荷2の放熱板92が固定やノイズ低減などの理由によって電気的に接続あるいは一体に構成されているとした場合、電源装置95の出力端子がLED負荷2の放熱板92へ地絡する事故の発生が想定される。出力端(a)が上記LED負荷2の放熱板2へ地絡した場合、仮に筐体への接地が入力フィルタ6の電源E側でなされていた(つまり図6での接地点FGが図示とは逆で、入力フィルタの電源E側であった場合)とすると、入力フィルタ6を構成する素子(図6ではコイルL3)のインピーダンスによって1次側の接地線(g)とは回路に流れる電流により電位差が発生しているため、その影響を受けて抵抗R1の両端間には無視できない程度の電位差が生じることとなり、出力電流制御手段50へ入力される検出値などへ影響を及ぼす場合がある。例えば、出力電流制御手段50のオペアンプに単電源のものを用いた場合を考えると、制御回路のグランドが1次側の接地線(g)であり、接地点FGが仮に入力フィルタ6の電源E側で設けられていたとすると、上記の理由により出力端(a)の電位が負となった場合、信号増幅部51を構成する抵抗R14と抵抗R15の接続点に発生する電位も負となるため、オペアンプAmp2への入力が負となり、期待する差動増幅動作が得られなくなり、出力電流を所定の値に制御することが出来なくなる。
そこで、本実施の形態では、筐体への接地点FGの設置箇所を、DC−DC変換回路1の1次側と抵抗R1の接続点とすることにより、上記の問題が発生しないようにしている。1次側の接地線(g)において筐体への接地点FGを設けることにより、出力端(a)がLED負荷の放熱板へ地絡した場合においても、抵抗R1の端子間での問題となる電位差の発生がなくなるため、出力端(a)に上記地絡が発生した場合においても、出力電流を所定の値に制御することが可能となる。
また、第4の実施の形態に対して、本実施の形態では、出力異常状態判定手段4の構成を変えて、新たに計時回路を設けている。具体的には、図6に示すように計時回路はゲート回路AND4とタイマ回路4cおよびラッチ回路4dで構成されており、図示するように接続されている。コンパレータComp1もしくはComp2のいずれかの出力がLowレベルとなると、ゲート回路AND4の出力もLowレベルとなり、タイマ回路4cはそれをもって計時を開始し、出力電圧検出信号が通常取り得る範囲を逸脱している状態が所定時間にわたり継続して発生すると、タイマ回路4cからラッチ回路4dへの信号が切り替り、その信号を受けてラッチ回路4dの出力はLowレベルとなり、電源再投入時にリセットされるまでの間、この状態を保持する。
本構成により、出力電圧検出信号に異常が発生し、過電圧検出回路4aもしくは低電圧検出回路4bでその異常を検知した場合に、これらの異常が所定時間継続して発生した場合には、ゲート回路AND1へ与える信号をラッチ回路4dで保持し、Lowレベルに固定することにより、異常発生時における回路の出力動作停止を維持することが出来るようになる。また、コンパレータComp1の出力をゲート回路AND1にも直接入力しているため、負荷2が開放などの場合に過電圧検出回路4aにより出力電圧の上昇を検知した場合には、速やかに回路の出力動作を一時的に停止することができ、過大な出力電圧の発生を防ぐことも出来る。
上記構成によれば、装置の出力に天絡や地絡の異常が発生した場合、あるいは負荷に短絡や開放もしくは素子電圧異常などの異常状態が発生した場合に、その異常状態が継続して認められた場合には、回路の出力動作を停止し、かつ停止した状態を維持することが出来るので、ノイズなどの影響を受けずに確実に異常の判断が出来るようになり、かつ異常が発生した場合には出力動作の停止を維持することにより、より安全な装置を提供することが可能となる。
本実施の形態においては、計時回路は一つとし、過電圧異常、低電圧異常とも同じ時間を計時する場合を示したが、異常の状態やその際に回路へ流れる電流によるストレスなどを考えて、例えば独立して各々の時間を設定するような構成としてもよい。
また、過電圧検出回路4aからの出力をゲート回路AND1へ入力することにより、一時的な回路動作の停止にも用いる構成としているが、無負荷(負荷開放)状態の検知用に第2の過電圧検出回路を別途設けて、基準電圧Vref1とは違い、より高い電圧値で検出を行い、回路動作を速やかに停止する構成とするなどしてもよい。
(実施の形態7)
本発明の第7の実施の形態の回路図を図7に、マイコン40の動作説明図を図8に示す。本実施の形態では、出力異常状態の判定をマイコン40を用いて実施している点、出力が異常と判定された場合に使用者に対して異常を知らせる外部出力を設けた点が、先の実施の形態に対して大きく異なる点である。その他、本実施の形態と第6の実施の形態との違いは、入力部に入力フィルタ6ではなく電源逆接続保護回路8を図示している点、2次側の整流・平滑回路の後段にコイルL4とコンデンサC7からなるフィルタを接続している点、PWM信号発生部53を電流モード制御とした点が挙げられる。
電源逆接続保護回路8は、入力に電源が逆極性で接続されたときに回路に流れる電流を遮断し回路を保護するためのものであるが、スイッチング素子Q1がインピーダンスを有するため、先のフィルタの場合と同様の理由により、このような回路を入力部に設ける場合も、接地点FGは図示されたようにDC−DC変換回路1の1次側と抵抗R1の接続点である接地線(g)に設けるのがよい。
2次側の整流・平滑回路の後段に設けたコイルL4とコンデンサC7からなるフィルタ回路は、DC−DC変換回路1からの出力電圧をより平滑することができるので、低インピーダンスな負荷であるLED負荷に流れる電流のリップルを低減するために有効である。またこの際、出力電圧検出信号は、装置の出力端(c)と出力端(a)の間で検出してもよいが、図示したように、コンデンサC1とダイオードD1の接続点と出力端(a)の間で検出してもよい。
本実施の形態では、PWM信号発生部53を電流モード制御で構成した例を示している。マイコン40のTIMERポートHFからは、DC−DC変換回路1を駆動するための発振信号が与えられ、ワンショット回路Oneshot2はその立上りを受けて、セット・リセットフリップフロップSR−FFのセット端子Sにセットのためのパルス信号を与え、セット・リセットフリップフロップSR−FFの出力QはHighレベルとなり、スイッチング素子SW1はオンに駆動される。
コンパレータComp3では、誤差演算部52からの出力と、トランスT1の1次側に流れる電流の瞬時値を抵抗Rsに発生する電圧で検出した値とを比較し、その結果をワンショット回路Oneshot1に与える。ワンショット回路Oneshot1は、その立下りを受けて、セット・リセットフリップフロップRS−FFのリセット端子Rにリセットのためのパルス信号を与え、セット・リセットフリップフロップSR−FFの出力QはLowレベルとなり、スイッチング素子SW1はオフに駆動される。
なお、ゲート回路AND1には、セット・リセットフリップフロップSR−FFの出力Qのほかに、マイコン40のTIMERポートHFから発振信号が入力されており、発振信号がLowレベルになると、ゲート回路AND1の出力はLowレベルとなり、スイッチング素子SW1はオフに駆動される。これによりスイッチング素子SW1の最大オン時間を規定するものである。
上記のようにして、本実施の形態では、電流モード制御を実現している。
本実施の形態では、出力異常状態の判定をマイコン40を用いて実施しているが、出力が異常と判定された場合に使用者に対して異常を知らせる外部出力を設けたことも含めて、図7および図8を用いて説明する。
図8は出力状態監視に関するマイコン40の動作説明図である。ステップ#1以降の出力状態監視のフローについて説明する。ステップ#2で、A/D変換により出力電圧検出信号をVoutとして取得する。ステップ#3で、取得したVoutの値が所定値VHIより大きいかどうかを判定する。Voutの値が所定値VHIより大きくなかった場合、ステップ#4に移行し、高周波信号の出力を許可とする。これにより、マイコン40のTIMERポートHFから高周波信号が出力される、あるいは既に出力されていた場合には高周波信号の出力が継続して行なわれ、その結果、DC−DC変換回路1の出力動作が行われる。
ステップ#5では、Voutの値が所定値VLOより小さいかどうかを判定する。Voutの値が所定値VLOより小さくなかった場合、ステップ#6に移行し、Voutの異常状態をカウント(計時)するVout異常カウンタの値をクリアし、その後ステップ#2から繰り返す。
ステップ#3でVoutの値が所定値VHIより大きかった場合は、ステップ#7に移行し、高周波信号の出力を停止させ、その結果、DC−DC変換回路1の出力動作を停止とする。
ステップ#8では、Vout異常カウンタの値をカウントアップし、異常状態の発生時間を計時する。ステップ#5で、Voutの値が所定値VLOより小さいと判定された場合にも、ステップ#8へ移行し、Vout異常カウンタの値をカウントアップする。
ステップ#9で、Vout異常カウンタの値が閾値以上であるかどうかを判定し、閾値に達していない場合は動作を継続させ、閾値以上であった場合には、ステップ#10へ移行し、高周波信号の出力を停止させ、その結果、DC−DC変換回路1の出力動作を停止させる。
ステップ#11では、出力異常により回路動作を停止させたことを使用者へ知らせるためのエラー信号ERRを、マイコン40の出力ポートERRより出力する。このとき、図7のトランジスタQ2はオンとなり、外部に設けたエラー表示用のLEDに電流が流れ、使用者へ異常を知らせることが出来る。ここに、図7のVbは外部より与えられる電源である。この状態は、装置の電源がリセットされるまで維持される。
上記動作により、マイコン40を用いて出力異常状態の判定、及び異常判定時の使用者への報知を行なうことができる。
本実施の形態では、異常が発生したことを使用者へ報知することができるため、使用者が確実に異常の発生を知ることができるという効果がある。また、出力異常状態の判定をマイコン40を用いて行なうようにしているため、ソフトを書き換えるだけで、簡単に負荷などに応じて所望の異常判定の閾値(上述の所定値VHI、VLO)や計時の時間(ステップ#9の閾値)を設定することが出来るなどの利点がある。
本実施の形態では、出力異常の判定を全てマイコン40で行なう構成としているが、例えば無負荷(負荷開放)時の過電圧検出回路は別途設けた回路で速やかに保護動作を実施する構成としてもよい。
本実施の形態の他の異常報知回路の例を図9に示す。図9に示した回路は、例えば以下のマイコン動作と組み合せて使用すると効果的である。出力異常により回路動作を停止させたことを使用者へ知らせるためのエラー信号ERRの動作を、例えば通常時は低周波でHigh/Lowを繰り返し出力するようにしておき、異常判定時にはLowに固定するなどすることにより、外部に設けた警告信号WNGの出力を通常時と異常発生時とで変化させる。
このようにすることにより、この警告信号WNGの変化を、図示していない別の外部装置で受けて異常の発生を判断し、使用者へ知らせるようにすることができる。また、いずれの異常判定で動作を停止したのかを判別できるようにマイコン40を動作させ、その結果を受けて発生する信号の仕様を変える(例えば、過電圧状態継続判断で停止させた場合にはLowに固定とし、低電圧状態継続判断で停止させた場合にはHighに固定とするなど)ことによって、警告信号WNGに基づいて、いずれの異常が発生しているかを判断出来るようにしてもよい。
ところで、前述の実施の形態も含めて、DC−DC変換回路1や制御回路の構成は各実施の形態に例示した構成に限るものではない。例えば、誤差演算部52は比例積分回路を例として示したが、他の比例回路などでもよい。また、マイコン40の動作フローに関しても図示した限りではなく、同様の動作が得られる構成であればよい。
(実施の形態8)
図10に本発明の第8の実施の形態の灯具の断面図を示す。図示した灯具は、車両用のヘッドランプ90の構成の概要を示したものである。前述の構成を有し、金属の筐体でケーシングされた電源装置95が、ヘッドランプ90の筐体の下面部に取り付け搭載されている。複数個のLED素子により構成されたLEDモジュール20が放熱板92に取り付けられており、レンズや反射板で構成される光学ユニット91とともに、光源ユニットを構成している。光源ユニットは、ヘッドランプ90の筐体に光源ユニット固定用治具93で固定されている。電源装置95の入力の電源線96はバッテリ(図示せず)へ、異常報知用の信号線97は車両側のユニット(図示せず)へ接続されている。電源装置95の出力線94は、LEDモジュール20へ接続されている。
前述の通り本発明によれば、電源装置95の出力線94に天絡などの異常状態が発生し保護が必要な場合には速やかに点灯動作を停止とし、また出力線94がLEDモジュール20用の放熱板92へ地絡するなどの異常な電流が流れない場合においては点灯を維持することにより、運転者の夜間の視界の確保が可能な、安全な灯具を提供することが可能となる。
(実施の形態9)
図11に本発明の第9の実施の形態の車両の斜視図を示す。前述の灯具を車両100のヘッドランプ101として用いた例である。配線の不備や何らかの事故などによって配線切れや配線被覆の剥離などが生じ、電源装置の出力に天絡や地絡が発生しても、運転者の夜間の視界の確保が可能であることにより、使用者の安全を確保可能な車両を提供することが可能となる。
またここでは、本発明の点灯装置を車両100のヘッドランプ101に用いた場合を示したが、その他、方向指示器102や尾灯103などへの適用に関しても同様の効果が得られる。
またLED負荷を点灯させる電源装置として、各実施の形態では電流を所定値に直接制御する回路に関して述べたが、実施の形態1〜3などで述べた出力電圧を所定値に制御する電源装置でLED負荷を点灯させる場合にも、本発明は有効である。
本発明の第1の実施の形態の回路図である。 本発明の第2の実施の形態の回路図である。 本発明の第3の実施の形態の回路図である。 本発明の第4の実施の形態の回路図である。 本発明の第5の実施の形態の回路図である。 本発明の第6の実施の形態の回路図である。 本発明の第7の実施の形態の回路図である。 本発明の第7の実施の形態のマイコンの動作説明図である。 本発明の第7の実施の形態の他の異常報知回路の回路図である。 本発明の第8の実施の形態の灯具の断面図である。 本発明の第9の実施の形態の車両の斜視図である。
符号の説明
R1 電流制限用抵抗
T1 トランス
1 DC−DC変換回路
2 負荷
3 出力電圧検出部
4 出力異常状態判定手段
5 出力調整部

Claims (9)

  1. トランスによって1次側の電流経路と2次側の電流経路が分離されているDC−DC変換回路を有する電源装置において、
    前記DC−DC変換回路の出力2端子のうち一方の端子と1次側の接地線あるいはそれと同等の基準電位線の間に、電源装置の出力端に異常が生じた場合に流れる異常電流を制限するための電流制限用抵抗を接続し、
    電源装置の出力端の状態を検出するための出力電圧検出部を備えてなり、
    前記出力電圧検出部からの出力電圧検出信号を受けて、当該信号が所定の範囲外となった場合に出力異常と判定する出力異常状態判定手段を備え、
    電源装置の出力端が天絡した場合に、前記出力異常状態判定手段の判定結果を受けて、出力動作を停止させ
    電源装置の前記電流制限用抵抗を接続した側の出力端が地絡した場合には、出力動作を継続させるようにしたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記電流制限用抵抗の値は、少なくとも電源装置に供給される電源電圧が前記電流制限用抵抗の両端間に直接加わったとしても、当該抵抗および電源装置の許容損失以下となるように設定されることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記電流制限用抵抗と並列に、コンデンサを接続したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源装置。
  4. 電源装置は金属の筐体を有し、前記DC−DC変換回路の1次側と前記電流制限用抵抗の接続点において、前記筐体への接地がなされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電源装置。
  5. 出力異常状態判定手段による出力異常の判定は、異常とされる状態が所定時間以上継続して発生した場合に出力異常と判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 出力が異常であると判定したときには、出力の異常を使用者へ知らせるための信号を出力する手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電源装置。
  7. 前記DC−DC変換回路は、出力電流が所定値となるように制御されるものであり、接続される負荷は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電源装置。
  8. 請求項7記載の電源装置を搭載したことを特徴とする灯具
  9. 請求項8記載の灯具を搭載したことを特徴とする車両。
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