JP5079855B2 - Led駆動回路及びこれを用いたled照明灯具 - Google Patents

Led駆動回路及びこれを用いたled照明灯具 Download PDF

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Description

本発明は、LED駆動回路及びこれを用いたLED照明灯具に関する。
LED(Light Emitting Diode)は低消費電流で長寿命などの特徴を有し、表示装置だけでなく照明器具等にもその用途が広がりつつある。なお、LED照明器具では、所望の照度を得るために、複数個のLEDを使用する場合が多い(例えば、特許文献1、3、4参照)。
一般的な照明器具は商用交流電源を使用することが多く、白熱電球などの一般的な照明灯具に代えてLED照明灯具を使用する場合などを考慮すると、LED照明灯具も一般的な照明灯具と同様に商用交流電源を使用する構成であることが望ましい。
また、白熱電球を調光制御しようとした場合、スイッチング素子(一般的にはサイリスタ素子やトライアック素子)を交流電源電圧のある位相角でオンすることにより白熱電球への電源供給をボリューム一つで簡単に調光制御できる位相制御式調光器(一般的に白熱ライコンと呼ばれている)が用いられている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、白熱電球を位相制御式調光器で調光する場合において、ワット数の小さな白熱電球と調光器を接続するとちらつきや点滅が生じ正常に調光できないことが知られている。
交流電源使用のLED照明灯具を調光制御しようとした場合、既存の白熱灯用の位相制御式調光器をそのまま接続できることが望ましい。調光用の設備は既存のままで、灯具のみをLED照明灯具にすることにより、白熱灯に比較すると大幅な低消費電力化が可能になる。また、調光用の設備をLED照明灯具専用のものに変更することなく互換性を確保でき、設備コストの低減につながる。
特開2004−327152号公報 特開2005−26142号公報 特開2006−319172号公報 特開2008−104273号公報
ここで、交流電源を用いたLED照明灯具を調光制御することができるLED照明システムの従来例を図16に示す。図16に示すLED照明システムは、位相制御式調光器200と、ダイオードブリッジDB1及び電流制限部ILを有するLED駆動回路300と、LEDを直列に接続したLEDアレイ400を備えている。交流電源である商用電源100と電流制限部ILの間に位相制御式調光器200が直列に接続されている。位相制御式調光器200では、半固定抵抗Rvarの抵抗値を可変させることにより、抵抗値に依存した電源位相角でトライアックTriをオンさせる。通常、半固定抵抗Rvarは回転つまみやスライド式になっており、つまみの回転角を変えたり、スライド位置を変えることにより、照明灯具の調光制御ができるようになっている。さらに、位相制御式調光器200では、コンデンサCaとインダクタLによる雑音抑制回路が構成され、位相制御式調光器200から交流電源ラインに帰還する雑音を低減している。図17に位相制御式調光器200の位相角が0°、45°、90°、135°に対応する調光器の出力波形とダイオードブリッジDB1の出力波形を示す。位相角が大きくなるに従い、ダイオードブリッジ出力波形の電圧の平均値が小さくなる。位相制御式調光器200にLED照明灯具を接続すると調光器の位相角が大きくなるに従い、明るさが暗くなる。
位相制御式調光器200の位相角を大きくして、LEDの明るさを暗くしていった場合、ダイオードブリッジDB1の出力電圧がLEDアレイ400の光はじめの順方向電圧(VF)よりも小さくなった場合、LEDアレイ400が光らなくなり調光器に流れる電流が急激に減少する。調光器に流れる電流が急激に減少すると、調光器内部のトライアックTriのオン保持電流を下回るため、トライアックがオフして調光器の出力が停止して不安定になり、LEDアレイ400の明るさにちらつきが発生する。また、調光器出力が位相制御されて、トライアックTriがオフからオンになるときに、LEDがオフからオンになりLEDのインピーダンスが急激に変化する。これにより調光器の出力電圧が急激に変化するエッジ部分にリンギングが発生することにより、トライアックTriが不安定になりオフしてしまい、明るさにちらつきが発生することがある。このため、位相制御式調光器対応のLED照明システムでは、LEDが光っていない時は、トライアックがオフしないように、保持電流を強制的に流す電流引抜回路を用いるが、引抜電流がすべて熱に変換されるため、LED照明システムの効率が悪化し、放熱対策も必要となる。
なお、従来の白熱灯負荷の場合は、負荷がタングステンなどのフィラメントのため位相制御式調光器のトライアックがオフからオンに切り替わっても、インピーダンスの変動が少なく、インピーダンスが低い状態を保ったままであり、位相制御式調光器に流れる電流が急激に変化することなく、交流電源が0V付近まで安定した調光動作が可能である。
また、図16に示す従来例の場合、ダイオードブリッジDB1の出力電圧がLEDアレイ400の光はじめの順方向電圧(VF)よりも低い時にはLEDがオフし、交流電源の周波数が60Hzの場合、ダイオードブリッジで全波整流されるため、交流電源周波数の倍の周波数の120HzでLEDがオン/オフを繰り返すことになる。このLEDのオン/オフがフリッカの原因となり、スポーツ競技など早い動きのものを見るときに視線を急に動かした時にちらつきを感じやすくなり、問題となることがある。白熱灯の場合、フィラメントの応答速度は0.1秒程度のため、120Hzのオン/オフ動作では反応しないため、前記のフリッカが目立ちにくい。しかし、LEDの応答速度は白熱灯のフィラメントの応答速度の100万倍以上あるため、フリッカが目立ちやすい傾向がある。
さらに、図16で示す従来のLED照明システム及び白熱灯照明システムの場合の、位相制御式調光器の位相角θと照明の明るさの関係(調光カーブ)を図18に示す。従来のLED照明システムでは位相角θ=0°〜45°で明るさの変化が全くなく、θ=45°以上ではリニアに光量が変化して、θ=130°で消灯する。白熱灯の場合はθ=0°から緩やかに光量が低下し、θ=50°〜100°までは従来のLED照明システムの調光カーブと並行して光量が変化し、θ=120°〜150°で緩やかに光量が低下するという特徴がある。人間の目は対数的な明るさの感じ方を持っているため、低照度できめ細かに光量を調整しようとすると、位相角θに対して緩やかに光量が低下するという特徴が重要となる。従来のLED照明システムではθ=130°付近で急に暗くなってしまうため、位相角が120°〜150°付近の光量のコントロールが、白熱灯に比較するときめ細かにできないという問題があった。
本発明は、上記問題点を鑑み、スイッチング電流及びLED電流をきめ細かく制御することにより、位相制御式調光器の保持電流を維持し、調光器が不安定になり明るさにちらつきが発生するのを抑えることができ、高効率化も実現できるLED駆動回路及びLED照明灯具を提供することを目的とする。また、フリッカ発生の抑制や、調光カーブを白熱灯のそれに近づけることができ違和感のない調光を可能とすることも本発明の目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、位相制御式調光器を介して交流電源と接続可能でありLED負荷を駆動するLED駆動回路において、スイッチング素子を有するスイッチング電源部と、スイッチング電流を検出するスイッチング電流検出部と、LED電流を検出するLED電流検出部と、
前記スイッチング電流検出部の出力から一定値を減算する第1減算部と、
スイッチング電流の制限目標値を外部からの複数の入力電圧の演算により決定する第1決定部と、
前記LED電流検出部の出力から一定値を減算する第2減算部と、
LED電流の目標値を外部からの複数の入力電圧の演算により決定する第2決定部と、
前記第1減算部の減算結果が前記第1決定部の決定結果を超えた場合、前記スイッチング素子をオフしてスイッチング電流を制限するスイッチング電流制限部と、
前記第2減算部の減算結果と前記第2決定部の決定結果とが一致するように前記スイッチング素子を駆動してLED電流を制御するLED電流制御部と、を備えた構成とする(第1の構成)。
このような構成によれば、スイッチング電流及びLED電流をきめ細かに制御することにより、保持電流を維持し、位相制御式調光器の電流保持手段がオフすることで不安定となりLED負荷の明るさにちらつきが発生することを抑えることができると共に、高効率化を実現することができる。
また、上記第1の構成において、前記スイッチング電源部は、昇圧回路で構成されるようにしてもよい(第2の構成)。これにより、LED負荷に印加する順方向電圧を安定化でき、フリッカの発生を抑えることができる。
また、上記第1または第2の構成において、前記第1減算部は、前記スイッチング電流検出部の出力電圧と基準電圧との差分をとる第1エラーアンプであり、
前記第1決定部は、スイッチング電流制限設定電圧と第1オフセット電圧との差分をとる第2エラーアンプであり、
前記第2減算部は、前記LED電流検出部の出力電圧と前記基準電圧との差分をとる第3エラーアンプであり、
前記第2決定部は、LED電流設定電圧と第2オフセット電圧との差分をとる第4エラーアンプであり、
前記スイッチング電流制限部は、前記第1エラーアンプの出力と前記第2エラーアンプの出力とを比較するコンパレータを有し、前記コンパレータの出力に基づき前記スイッチング素子をオフし、
前記LED電流制限部は、前記第3エラーアンプの出力と前記第4エラーアンプの出力との差分をとる第5エラーアンプと、前記第5エラーアンプの出力に応じてPWM信号を発生するPWM信号発生部と、を有し、前記PWM信号に基づき前記スイッチング素子を駆動する構成としてもよい(第3の構成)。
また、上記第3の構成において、回路全体の電流を検出する回路電流検出部と、電流を引抜く電流引抜部と、を備え、前記回路電流検出部の出力は前記基準電圧となり、前記電流引抜部は、前記回路電流検出部の出力に基づき回路全体の電流が一定となるよう電流を引抜く構成としてもよい(第4の構成)。
このような構成によれば、スイッチング電流とLED電流と引抜電流との合計の電流が一定となるよう制御されるので、位相制御式調光器の保持電流を維持できる。
また、上記第4の構成において、前記回路電流検出部は、回路電流を電圧に変換する抵抗素子と、変換された電圧を平均化する平均電圧検出部と、を有し、前記電流引抜部は、前記平均電圧検出部の出力が基準電圧になるよう電流を引抜く構成としてもよい(第5の構成)。
このような構成によれば、無駄な電流引抜きを行うことを抑え、効率を向上させることができる。
また、上記第3〜第5のいずれかの構成において、前記スイッチング電流制限設定電圧は、LED駆動回路の入力電圧に比例する電圧であるようにしてもよい。これにより、スイッチング電流の波形が入力電圧に比例した形状となり、力率を向上させることができる(第6の構成)。
また、上記第3〜第6のいずれかの構成において、前記LED電流設定電圧は、LED駆動回路の入力電圧の平均電圧に比例した電圧であるようにしてもよい(第7の構成)。これにより、位相角が広い範囲で調光が可能となる。
また、上記第7の構成において、前記第2オフセット電圧は、LED駆動回路の入力電圧のエッジ電圧に比例する電圧であるようにしてもよい。これにより、調光カーブを白熱灯のそれに近づけることができ、違和感のない調光が可能となる。
また、上記第7の構成において、前記第2オフセット電圧は、LED駆動回路の入力電圧のエッジ電圧に比例する電圧を二乗した電圧であるようにしてもよい。これにより、調光カーブを白熱灯のそれにより近づけることができ、より違和感のない調光が可能となる。
また、本発明のLED照明灯具は、上記いずれかの構成のLED駆動回路と、前記LED駆動回路の出力側に接続されたLED負荷と、を備えた構成とする。
本発明によると、スイッチング電流及びLED電流をきめ細かく制御することにより、位相制御式調光器の保持電流を維持し、調光器が不安定になり明るさにちらつきが発生するのを抑えることができ、高効率化も実現できる。
本発明の一実施形態に係るLED照明システムの全体構成を示す図である。 本発明に係るLED駆動回路の一構成例を示す図である。 発振器の一構成例を示す図である。 エラーアンプ及びコンパレータの一構成例を示す図である。 エラーアンプの一構成例を示す図である。 調光器の位相角を変化させた場合のLED駆動回路への入力電圧波形を示す図である。 調光器の位相角と入力電圧平均値との関係を示すグラフである。 LED電流設定電圧及び第2オフセット電圧を生成する回路の一例を示す図である。 入力電圧平均値、エッジ電圧に比例した電圧並びにこれらの差と位相角との関係を示すグラフである。 白熱灯の調光カーブと本発明の調光カーブを示すグラフである。 LED電流設定電圧及び第2オフセット電圧を生成する回路の別の一例を示す図である。 入力電圧平均値、エッジ電圧に比例した電圧の2乗値並びにこれらの差と位相角との関係を示すグラフである。 白熱灯の調光カーブと本発明の調光カーブを示すグラフである。 本発明に係るLED駆動回路の別の構成例を示す図である。 図14に示すLED駆動回路の具体的構成例を示す図である。 LED照明システムの従来例を示す図である。 調光器の位相角が変化した場合の調光器の出力波形とダイオードブリッジの出力波形を示す図である。 白熱灯と従来のLED照明システムの調光カーブを示すグラフである。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。本発明の一実施形態に係るLED照明システムの全体構成を図1に示す。図1に示すように、本発明に係るLED照明システムは、商用電源100と、位相制御式調光器200と、ヒューズF1と、サージ対策用素子NR1と、ダイオードブリッジDB1と、LED駆動回路500と、LEDアレイ400と、を備えている。商用電源100は、位相制御式調光器200及びヒューズF1を介してダイオードブリッジDB1に接続され、商用電源100の一端とヒューズF1の一端の間に雑音防止素子NR1が接続される。そして、ダイオードブリッジDB1の出力側にLED駆動回路500が接続され、LED駆動回路500の出力側にLEDアレイ400が接続される。なお、LED駆動回路500と、LEDアレイ400とがLED照明灯具を構成することになり、LED照明灯具の一例としてはLED電球などが挙げられる。
商用電源100は正弦波の交流電圧を出力し、電圧は国によって異なり、100V〜250V、周波数は50Hz、60Hzが存在する。交流電圧が位相制御式調光器200に入力されると、調光するためのボリュームの回転やスライド動作に従って、交流波形の或る位相ポイントを切り欠くような波形を生成する。位相制御式調光器200の出力波形はダイオードブリッジDB1により全波整流され、入力周波数の倍(50Hzの場合100Hz、60Hzの場合120Hz)の周波数をもつ脈動波形がLED駆動回路500の入力端子T0に入力される。
ここで、LED駆動回路500の一構成例を図2に示す。図2に示すLED駆動回路500は、スイッチング電源部1と、LED電流検出部3と、スイッチング制御部4と、各入力端子T0〜T5と、を有している。スイッチング電源部1は、インダクタL1と、ダイオードD1と、コンデンサC1と、nMOSトランジスタであるスイッチング素子M1とから昇圧回路に構成されており、入力端子T0の入力電圧VINはスイッチング電源部1により昇圧される。LEDアレイ400の順方向電圧は入力電圧の約2倍程度に設定されており、昇圧された電圧によりLEDアレイ400に電流が流れ、LEDアレイ400が発光する。
スイッチング素子M1のソース側とグランドの間にはスイッチング電流を検出するスイッチング電流検出部2が接続され、LEDアレイ400のカソード側とグランドの間にはLEDに流れる電流を検出するLED電流検出部3が接続される。
スイッチング制御部4は、エラーアンプAMP1〜AMP5と、コンパレータCMP1及びCMP2と、RSフリップフロップSRFF1と、発振器OS1と、AND回路AND1と、を有している。スイッチング電流検出部2の出力電圧IDET1がエラーアンプAMP1の非反転端子に入力され、反転端子には入力端子T1に印加される基準電圧SENSが入力される。また、入力端子T2に印加されるスイッチング電流制限設定電圧ILIMがエラーアンプAMP2の非反転端子に入力され、入力端子T3に印加される第1オフセット電圧VOS1が反転端子に入力される。エラーアンプAMP1は、入力の差分を増幅してコンパレータCMP1の非反転端子に出力し、エラーアンプAMP2は、入力の差分を増幅してコンパレータCMP1の反転端子に出力する。コンパレータCMP1は、入力の比較結果をRSフリップフロップSRFF1のセット端子に出力する。RSフリップフロップSRFF1のリセット端子には発振器OS1が出力する矩形波信号が入力され、Qバー出力端子からの出力がAND回路AND1に入力される。
また、LED電流検出部3の出力電圧IDET2がエラーアンプAMP3の非反転端子に入力され、反転端子には入力端子T1に印加される基準電圧SENSが入力される。また、入力端子T4に印加されるLED電流設定電圧ILEDがエラーアンプAMP4の非反転端子に入力され、入力端子T5に印加される第2オフセット電圧VOS2が反転端子に入力される。エラーアンプAMP3は、入力の差分を増幅してエラーアンプAMP5の反転端子に出力し、エラーアンプAMP4は、入力の差分を増幅してエラーアンプAMP5の非反転端子に出力する。エラーアンプAMP5は、エラーアンプAMP3、AMP4の出力電圧差を増幅してコンパレータCMP2の非反転端子に出力する。コンパレータCMP2の反転端子には発振器OSが出力する三角波信号が入力される。コンパレータCMP2は、入力の比較結果をAND回路AND1に出力する。そして、AND回路AND1の出力がスイッチング素子M1のゲート側に入力される。
上記構成により、
(IDET1−SENS)>(ILIM−VOS1)
になった時に、コンパレータCMP1の出力がハイレベルになり、RSフリップフロップSRFF1がセットされることでAND回路AND1の出力がローレベルとなり、スイッチング素子M1のゲートがローレベルになりスイッチング素子M1がオフにされスイッチングが停止され、スイッチング電流が制限されることになる。
また、エラーアンプAMP5の出力レベルに従って、コンパレータCMP2の出力パルスのデューティ比が変化するPWM機能が働き、スイッチング素子M1のゲート電圧が制御され、
(IDET2−SENS)=(ILED−VOS2)
になるようにフィードバックがかかり、LED電流が一定に保たれることとなる。
ここで、位相制御式調光器200を正常に動作させるためには、位相制御式調光器200が有するトライアックがオフしないように、常に電流を流しておく必要がある。本発明では、各入力端子T1〜T5に適宜電圧を印加することにより、スイッチング電流及びLED電流を位相制御式調光器200が有するトライアックがオフしないようにきめ細かに制御し、調光器が不安定となりLEDの明るさにちらつきが発生するのを抑えると共に、高効率化も実現できる。通常、入力端子T2に印加するスイッチング電流制限設定電圧ILIMは一定電圧とし、入力端子T3に印加する第1オフセット電圧VOS1はグランドレベルとする。また、入力端子T1に印加する基準電圧SENSはグランドレベルとする。入力端子T4、T5への電圧印加については後述する。
なお、入力端子T2に印加するスイッチング電流制限設定電圧ILIMは、入力電圧VINに比例した電圧としてもよい。これにより、スイッチング電流の波形が入力電圧VINに比例した形状となり、力率の向上につながる。
また、昇圧動作によりコンデンサC1にエネルギーが蓄えられることにより、LEDアレイ400に印加される電圧が安定化されるため、フリッカが発生しにくいという特徴がある。
図3に、発振器OS1の具体的構成例を示す。発振器OS1は、デジタル系直流電源電圧DVCCが印加される端子T6と、アナログ系直流電源電圧AVCCが印加される端子T7と、基準電圧VREFが印加される端子T8と、基準電圧VOSCHが印加される端子T9と、基準電圧VOSCL(<VOSCH)が印加される端子T10と、出力端子T11及びT12の各端子を有する。また、発振器OS1は、定電流用pMOSトランジスタM2、M3、M5と、定電流用nMOSトランジスタM4、M6と、nMOSトランジスタM7を有すると共に、オペアンプAMP、抵抗R、コンデンサC2、コンパレータCMP3及びCMP4、並びにRSフリップフロップSRFF2を有している。
出力端子T11の出力電圧OUTが基準電圧VOSCH(=3V)以上になると、RSフリップフロップSRFF2がセットされQバー出力がローレベルとなり、nMOSトランジスタM7がオフすることにより定電流用nMOSトランジスタM6がオンとなり、コンデンサC2に蓄積された電荷が定電流I0で放電する。コンデンサC2の電圧が放電により低下し、基準電圧VOSCL(=1V)以下になると、RSフリップフロップSRFF2がリセットされQバー出力がハイレベルとなり、nMOSトランジスタM7がオンすることにより定電流用nMOSトランジスタM6がオフとなり、コンデンサC2を定電流I0により充電する動作を行い、一定周波数で発振させる。これにより、出力端子T11からは三角波信号が出力され、出力端子T12からは矩形波信号が出力される。三角波信号はコンパレータCMP2の反転入力に入力され、矩形波信号はRSフリップフロップSRFF1のリセット端子に入力される(図2)。
図4に、エラーアンプAMP1及びAMP2の具体的構成例を示す。エラーアンプAMP1は、MOSトランジスタM8〜M15、抵抗R1〜R5並びにコンデンサC3で構成されるトランスコンダクタンスアンプであって、スイッチング電流検出部出力電圧IDET1と基準電圧SENSの差が電流の変化に変換され、抵抗R4により電圧に変換される。抵抗R4に流れる電流の電流変化は、
ΔI1=(2/gm+R2)×(IDET1−SENS)
但し、gm=MOSトランジスタM11、M13のトランスコンダクタンス
となり、抵抗R4で変換される電圧は、
ΔV1=R4×ΔI1
=R4×(2/gm+R2)×(IDET1−SENS)
となる。
他方、エラーアンプAMP2は、MOSトランジスタM16〜M23、抵抗R6〜R10並びにコンデンサC4で構成されるトランスコンダクタンスアンプであって、スイッチング電流制限設定電圧ILIMと第1オフセット電圧VOS1の差が電流の変化に変換され、抵抗R9により電圧に変換される。R9に流れる電流の電流変化は、
ΔI2=(2/gm+R7)×(ILIM−VOS1)
但し、gm=MOSトランジスタM19、M21のトランスコンダクタンス
となり、抵抗R9で変換される電圧は、
ΔV2=R9×ΔI2
=R9×(2/gm+R7)×(ILIM−VOS1)
となる。
R3=R4=R8=R9=RC、R2=R7=REとすると、
ΔV1=RC×(2/gm+RE)×(IDET1−SENS)
ΔV2=RC×(2/gm+RE)×(ILIM−VOS1)
となり、ΔV1とΔV2はコンパレータCMP1で比較される。図2に示す構成では、
ΔV1>ΔV2、即ち、(IDET1−SENS)>(ILIM−VOS1)
になるとコンパレータCMP1の出力がハイレベルになり、スイッチング素子M1のゲートがローレベルになることにより、スイッチング電流が制限される。
図5に、エラーアンプAMP3、AMP4並びにAMP5の具体的構成例を示す。エラーアンプAMP3は、MOSトランジスタM16〜M23、抵抗R11〜R15並びにコンデンサC5で構成されるトランスコンダクタンスアンプであって、LED電流検出部出力電圧IDET2と基準電圧SENSの差が電流変化に変換され、抵抗R14により電圧に変換される。抵抗R14に流れる電流の電流変化は、
ΔI3=(2/gm+R12)×(IDET2−SENS)
但し、gm=MOSトランジスタM19、M21のトランスコンダクタンス
となり、抵抗R14で変換される電圧は、
ΔV3=R14×ΔI3
=R14×(2/gm+R12)×(IDET2−SENS)
となる。
他方、エラーアンプAMP4は、MOSトランジスタM24〜M31、抵抗R16〜R20並びにコンデンサC6で構成されるトランスコンダクタンスアンプであって、LED電流設定電圧ILEDと第2オフセット電圧VOS2の差が電流の変化に変換され、抵抗R19により電圧に変換される。抵抗R19に流れる電流の電流変化は、
ΔI4=(2/gm+R17)×(ILED−VOS2)
但し、gm=MOSトランジスタM27、M29のトランスコンダクタンス
となり、抵抗R19で変換される電圧は、
ΔV4=R19×ΔI4
=R19×(2/gm+R17)×(ILED−VOS2)
となる。
R13=R14=R18=R19=RC、R12=R17=REとすると、
ΔV3=RC×(2/gm+RE)×(IDET2−SENS)
ΔV4=RC×(2/gm+RE)×(ILED−VOS2)
となる。
エラーアンプAMP5は、バッファBUF1及びBUF2、抵抗R21〜R24、コンデンサC7及びC8、オペアンプAMP6及びAMP7で構成され、エラーアンプAMP3及びAMP4の出力電圧の差分を増幅する。
R21=R22=RIN、R23=R24=RF、VREF=1Vとすると、出力電圧VOUTは、
VOUT=VREF+(R23/R21)(ΔV4−ΔV3)
=1V+(R23/R21)×RC×(2/gm+RE)×((ILED−VOS2)−(IDET2−SENS))
となる。
図2で示す構成ではVOUT=VREFになるように、つまり、
ΔV3=ΔV4、即ち、(ILED−VOS2)=(IDET2−SENS)
となるように昇圧スイッチング動作でフィードバックがかかり、LED電流を一定に制御することができる。
以上説明した図4、図5のようにGNDレベルからの信号を入力できるトランスコンダクタンスアンプを使用することにより、回路の簡略化が可能となる。
次に、本発明における調光制御について説明する。図6は、位相制御式調光器200の位相角が0°、45°、90°、135°の時のLED駆動回路500への入力電圧波形を示している。入力電圧が100Vrmsとすると、電圧ピーク値Voは約141.4Vとなり、それぞれの位相角の平均電圧は90.0V、76.8V、45.0V、13.2Vとなる。位相制御式調光器の位相角θと平均電圧の関係は
平均電圧=Vo(1+cos(θ))/π
となり、位相制御式調光器の位相角と平均電圧の関係をグラフ化すると図7のようになる。この平均電圧に比例した電圧をLED電流設定電圧ILEDとして入力端子T4に入力することにより(第2オフセット電圧VOS2はグランドレベルとする)、LED電流が入力電圧の平均値に追随することになり、調光器の位相角に合わせて、LEDを調光することができる。このときの調光カーブを図10の点線に示す。この調光カーブを図18で示した従来のLED照明システムの調光カーブと比較すると、位相角θがより広い範囲で調光が可能となることが分かる。ここで、入力電圧の平均値に比例した電圧をLED電流設定電圧ILEDとして出力する構成としては、図8に示すよう、入力電圧VINを抵抗R25、R26で分圧してコンデンサC9で平滑化すればよい。
さらに、図8に示すように、入力電圧VINをR27、R28で分圧し、エッジ検出回路5とサンプルホールド回路6によって、入力電圧波形が立ち上がった部分の電圧(エッジ電圧、図6参照)に比例した電圧を生成し、生成した電圧を第2オフセット電圧VOS2として入力端子T5に入力する構成としてもよい。
エッジ電圧は、
エッジ電圧=Vo×sin(θ)と表され、これに比例した電圧は、
A×エッジ電圧=A×Vo×sin(θ)と表される(Aは比例定数)。
よって、調光カーブは、
(Vo×(1+cos(θ))/π)−(A×Vo×sin(θ))に比例することとなる。図9に、A=0.15、Vo=141.4Vとした場合の入力電圧平均値、エッジ電圧に比例した電圧並びにこれらの差と位相角との関係を示す。また、図10の実線に、エッジ電圧に比例した電圧を用いる場合の調光カーブを示す。これから、白熱灯の調光カーブにより近い特性が得られていることが分かる。
さらに、図11で示すよう、サンプルホールド回路6の出力に2乗回路7を設けて、入力電圧波形のエッジ電圧に比例した電圧を2乗した電圧を生成し、生成した電圧を第2オフセット電圧VOS2として入力端子T5に入力するようにしてもよい。
この場合、調光カーブは、
(Vo×(1+cos(θ))/π)−(A×Vo×sin(θ))に比例することとなる。図12に、A=0.15/141.4、Vo=141.4Vとした場合の入力電圧平均値、エッジ電圧に比例した電圧の2乗値並びにこれらの差と位相角との関係を示す。また、図13の実線に、エッジ電圧に比例した電圧の2乗値を用いる場合の調光カーブを示す。これを見ると、図10の実線で示した調光カーブと較べて、位相角が大きい低照度での調光カーブが白熱灯の調光カーブにより近づいていることが分かる。
以上のように、白熱灯用の既設調光器に本発明のLED照明灯具を取り付けた場合に、白熱灯と同様の調光特性を得られるため、調光時の違和感がなくなる。
また、図14に、本発明の別実施形態に係るLED駆動回路の構成を示す。図14で示すLED駆動回路500’では、グランドとスイッチング電流検出部2及びLED電流検出部3の一端との間に回路電流検出部9を挿入し、入力電圧ラインと電流検出部9の一端との間に電流引抜部8を挿入する構成としている。また、回路電流検出部9の検出信号が基準電圧SESとしてエラーアンプAMP1及びAMP3に入力される。回路電流検出部9は回路全体の電流を検出し、その検出信号に基づき電流引抜部8は、スイッチング電流とLED電流と引抜電流の合計の電流が一定値となるように電流を引抜く。これにより、位相制御式調光器200が有するトライアックがオフすることにより、LEDの発光が不安定となることを抑えることができる。
図15に、LED駆動回路500’のより具体的な構成例を示す。スイッチング電流検出部2として抵抗RSWを用いて、スイッチング素子M1に流れるスイッチング電流を電圧に変換してスイッチング電流検出部出力電圧IDET1としてエラーアンプAMP1に入力する。また、LED電流検出部3として抵抗RLEDを用いて、LEDアレイ400に流れるLED電流を電圧に変換してLED電流検出部出力電圧IDET2としてエラーアンプAMP3に入力する。また、回路全体の電流を検出する電流検出部9は、抵抗RSENSと平均電圧検出部10から構成される。電流引抜部8は、基準電圧源VREFと、エラーアンプAMP8と、nMOSトランジスタM2と、を有している。平均電圧検出部10は、抵抗RSENSにより電圧変換された電圧の平均値を検出し、エラーアンプAMP8は、平均電圧検出部10が検出した平均電圧と基準電圧VREFの差分を増幅し、nMOSトランジスタM2を駆動して抵抗RSENSに流れる電流の平均値が一定になるようにnMOSトランジスタM2に定電流を流すことにより、位相制御式調光器内のトライアックがオフしないように制御する。
スイッチング電流はパルス状の電流であるため、抵抗RSENSの両端電圧はスイッチング周期で増減する。しかし、平均電圧検出部10により抵抗RSENSで検出された電圧は平滑化されるため、無駄に電流を引抜かないようにすることができるので、LED駆動回路の効率を向上させることができる。
100 商用電源
200 位相制御式調光器
300 LED駆動回路
400 LEDアレイ
500、500’ LED駆動回路
T0〜T5 入力端子
AMP1〜AMP5 エラーアンプ
CMP1、CMP2 コンパレータ
OS1 発振器
SRFF1 RSフリップフロップ
AND1 AND回路
1 スイッチング電源部
2 スイッチング電流検出部
3 LED電流検出部
4 スイッチング制御部
5 エッジ検出回路
6 サンプルホールド回路
7 2乗回路
8 電流引抜部
9 回路電流検出部
10 平均電圧検出部

Claims (12)

  1. 位相制御式調光器を介して交流電源と接続可能でありLED負荷を駆動するLED駆動回路において、スイッチング素子を有するスイッチング電源部と、スイッチング電流を検出するスイッチング電流検出部と、LED電流を検出するLED電流検出部と、
    前記スイッチング電流検出部の出力から一定値を減算する第1減算部と、
    スイッチング電流の制限目標値を外部からの複数の入力電圧の演算により決定する第1決定部と、
    前記LED電流検出部の出力から一定値を減算する第2減算部と、
    LED電流の目標値を外部からの複数の入力電圧の演算により決定する第2決定部と、
    前記第1減算部の減算結果が前記第1決定部の決定結果を超えた場合、前記スイッチング素子をオフしてスイッチング電流を制限するスイッチング電流制限部と、
    前記第2減算部の減算結果と前記第2決定部の決定結果とが一致するように前記スイッチング素子を駆動してLED電流を制御するLED電流制御部と、を備え
    スイッチング電流及びLED電流を前記位相制御式調光器がオフしないように制御することを特徴とするLED駆動回路。
  2. 前記スイッチング電源部は、昇圧回路で構成されることを特徴とする請求項1に記載のLED駆動回路。
  3. 前記第1減算部は、前記スイッチング電流検出部の出力電圧と基準電圧との差分をとる第1エラーアンプであり、
    前記第1決定部は、スイッチング電流制限設定電圧と第1オフセット電圧との差分をとる第2エラーアンプであり、
    前記第2減算部は、前記LED電流検出部の出力電圧と前記基準電圧との差分をとる第3エラーアンプであり、
    前記第2決定部は、LED電流設定電圧と第2オフセット電圧との差分をとる第4エラーアンプであり、
    前記スイッチング電流制限部は、前記第1エラーアンプの出力と前記第2エラーアンプの出力とを比較するコンパレータを有し、前記コンパレータの出力に基づき前記スイッチング素子をオフし、
    前記LED電流制限部は、前記第3エラーアンプの出力と前記第4エラーアンプの出力との差分をとる第5エラーアンプと、前記第5エラーアンプの出力に応じてPWM信号を発生するPWM信号発生部と、を有し、前記PWM信号に基づき前記スイッチング素子を駆動する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED駆動回路。
  4. 回路全体の電流を検出する回路電流検出部と、電流を引抜く電流引抜部と、を備え、前記回路電流検出部の出力は前記基準電圧となり、前記電流引抜部は、前記回路電流検出部の出力に基づき回路全体の電流が一定となるよう電流を引抜くことを特徴とする請求項3に記載のLED駆動回路。
  5. 前記回路電流検出部は、回路電流を電圧に変換する抵抗素子と、変換された電圧を平均化する平均電圧検出部と、を有し、前記電流引抜部は、前記平均電圧検出部の出力が基準電圧になるよう電流を引抜くことを特徴とする請求項4に記載のLED駆動回路。
  6. 前記スイッチング電流制限設定電圧は、LED駆動回路の入力電圧に比例する電圧であることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載のLED駆動回路。
  7. 前記LED電流設定電圧は、LED駆動回路の入力電圧の平均電圧に比例した電圧であることを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに記載のLED駆動回路。
  8. 前記第2オフセット電圧は、LED駆動回路の入力電圧のエッジ電圧に比例する電圧であることを特徴とする請求項7に記載のLED駆動回路。
  9. 前記第2オフセット電圧は、LED駆動回路の入力電圧のエッジ電圧に比例する電圧を二乗した電圧であることを特徴とする請求項7に記載のLED駆動回路。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載のLED駆動回路と、前記LED駆動回路の出力側に接続されたLED負荷と、を備えたことを特徴とするLED照明灯具。
  11. 位相制御式調光器を介して交流電源と接続可能でありLED負荷を駆動するLED駆動回路において、スイッチング素子を有するスイッチング電源部と、スイッチング電流を検出するスイッチング電流検出部と、LED電流を検出するLED電流検出部と、
    前記スイッチング電流検出部の出力から一定値を減算する第1減算部と、
    スイッチング電流の制限目標値を外部からの複数の入力電圧の演算により決定する第1決定部と、
    前記LED電流検出部の出力から一定値を減算する第2減算部と、
    LED電流の目標値を外部からの複数の入力電圧の演算により決定する第2決定部と、
    前記第1減算部の減算結果が前記第1決定部の決定結果を超えた場合、前記スイッチング素子をオフしてスイッチング電流を制限するスイッチング電流制限部と、
    前記第2減算部の減算結果と前記第2決定部の決定結果とが一致するように前記スイッチング素子を駆動してLED電流を制御するLED電流制御部と、を備え、
    前記第1減算部は、前記スイッチング電流検出部の出力電圧と基準電圧との差分をとる第1エラーアンプであり、
    前記第1決定部は、スイッチング電流制限設定電圧と第1オフセット電圧との差分をとる第2エラーアンプであり、
    前記第2減算部は、前記LED電流検出部の出力電圧と前記基準電圧との差分をとる第3エラーアンプであり、
    前記第2決定部は、LED電流設定電圧と第2オフセット電圧との差分をとる第4エラーアンプであり、
    前記スイッチング電流制限部は、前記第1エラーアンプの出力と前記第2エラーアンプの出力とを比較するコンパレータを有し、前記コンパレータの出力に基づき前記スイッチング素子をオフし、
    前記LED電流制限部は、前記第3エラーアンプの出力と前記第4エラーアンプの出力との差分をとる第5エラーアンプと、前記第5エラーアンプの出力に応じてPWM信号を発生するPWM信号発生部と、を有し、前記PWM信号に基づき前記スイッチング素子を駆動し、
    前記LED電流設定電圧は、LED駆動回路の入力電圧の平均電圧に比例した電圧であり、
    前記第2オフセット電圧は、LED駆動回路の入力電圧のエッジ電圧に比例する電圧であることを特徴とするLED駆動回路。
  12. 位相制御式調光器を介して交流電源と接続可能でありLED負荷を駆動するLED駆動回路において、スイッチング素子を有するスイッチング電源部と、スイッチング電流を検出するスイッチング電流検出部と、LED電流を検出するLED電流検出部と、
    前記スイッチング電流検出部の出力から一定値を減算する第1減算部と、
    スイッチング電流の制限目標値を外部からの複数の入力電圧の演算により決定する第1決定部と、
    前記LED電流検出部の出力から一定値を減算する第2減算部と、
    LED電流の目標値を外部からの複数の入力電圧の演算により決定する第2決定部と、
    前記第1減算部の減算結果が前記第1決定部の決定結果を超えた場合、前記スイッチング素子をオフしてスイッチング電流を制限するスイッチング電流制限部と、
    前記第2減算部の減算結果と前記第2決定部の決定結果とが一致するように前記スイッチング素子を駆動してLED電流を制御するLED電流制御部と、を備え、
    前記第1減算部は、前記スイッチング電流検出部の出力電圧と基準電圧との差分をとる第1エラーアンプであり、
    前記第1決定部は、スイッチング電流制限設定電圧と第1オフセット電圧との差分をとる第2エラーアンプであり、
    前記第2減算部は、前記LED電流検出部の出力電圧と前記基準電圧との差分をとる第3エラーアンプであり、
    前記第2決定部は、LED電流設定電圧と第2オフセット電圧との差分をとる第4エラーアンプであり、
    前記スイッチング電流制限部は、前記第1エラーアンプの出力と前記第2エラーアンプの出力とを比較するコンパレータを有し、前記コンパレータの出力に基づき前記スイッチング素子をオフし、
    前記LED電流制限部は、前記第3エラーアンプの出力と前記第4エラーアンプの出力との差分をとる第5エラーアンプと、前記第5エラーアンプの出力に応じてPWM信号を発生するPWM信号発生部と、を有し、前記PWM信号に基づき前記スイッチング素子を駆動し、
    前記LED電流設定電圧は、LED駆動回路の入力電圧の平均電圧に比例した電圧であり、
    前記第2オフセット電圧は、LED駆動回路の入力電圧のエッジ電圧に比例する電圧を二乗した電圧であることを特徴とするLED駆動回路。
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