JP5265877B2 - 塗装用ロール - Google Patents

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Description

本発明は、建築用板材に施された凹凸模様の凸部の表面を塗装するのに用いられる塗装用ロールに関するものである。
近年、建築物の内外装の高級化が進み、タイル調、レンガ調、石材調の建築用板材が多く使われるようになっている。特に意匠性を重視する場合には、建築用板材の表面に凹部及び凸部からなる複雑な凹凸模様を施し、凹部及び凸部の色が異なるように2色ないし多色塗装が行われている。そしてこの種の塗装方法としては、まず凹部の色で建築用板材の全体を塗装した後、ロールコーターを用いて凸部のみを他の色で塗装するという方法が一般的に行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−75829号公報
しかし、建築用板材の板厚がばらついていたり、凹凸模様の凸部の高さが不規則な場合には、ロールコーターの硬度によっては均一に塗装することができない。すなわち、ロールコーターが硬すぎると建築用板材の凸部の表面に塗り残しが生じ、軟らかすぎると凹部まで塗装してしまう。
また、上記特許文献1には、外層を変形しやすく内層を変形しにくくした2層の塗装用ロールが記載されているが、このような塗装用ロールにあっては、一定の加圧力を得るのが難しいので、建築用板材の板厚がばらつくような場合には、凹凸模様の凸部の表面に塗り残しが生じてしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、建築用板材に施された凹凸模様の凸部の表面をムラなく均一に塗装することができる塗装用ロールを提供することを目的とするものである。
本発明に係る塗装用ロールは、芯材1の外周に内層2を巻装し、前記内層2の外周に外層3を巻装して形成される塗装用ロールAにおいて、前記内層2が加硫によって硬度10〜30°のスポンジで形成され、前記外層3が硬度30〜60°の常温で硬化するシリコンゴムで形成されていると共に、前記内層2及び前記外層3の硬度の測定がJISK6301「加硫ゴム物理試験方法」に基づいてC型試験機を用いて行われ、前記内層2の硬度が前記外層3の硬度より小さいことを特徴とするものである。
前記塗装用ロールにおいて、前記内層2の厚みが8〜20mm、前記外層3の厚みが4〜6mmであることが好ましい
本発明に係る塗装用ロールによれば、建築用板材に施された凹凸模様の凸部の表面をムラなく均一に塗装することができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る塗装用ロールAは、図1に示すように、長軸状の鉄芯等の芯材1の外周に内層2を巻装し、さらにこの内層2の外周に外層3を巻装することによって、断面視が芯材1を中心とした同心円状に形成されている。このように、内層2及び外層3からなる2層構造の塗装用ロールAの外径は、特に限定されるものではないが、例えば、200〜300mmに設定することができる。そして本発明においては、内層2の硬度が外層3の硬度より小さくなるようにしてある。ここで、内層2及び外層3の硬度の測定は、JIS K6301「加硫ゴム物理試験方法」に基づいてC型試験機を用いて行うことができる。
具体的には、内層2は硬度10〜30°のスポンジで形成されている。内層2の硬度が10°未満であると、軟らか過ぎて変形したまま復帰しなくなるので、建築用板材4に施された凹凸模様5の凸部6の表面に塗り残しが生じてしまい、また塗装用ロールAが破損しやすくなる。逆に、内層2の硬度が30°を超えると、緩衝作用が小さくなるので、建築用板材4に施された凹凸模様5の凹部7まで塗装される場合がある。
また、建築用板材4に施された凹凸模様5の凸部6の表面のみを一層均一に塗装するためには、内層2の厚みが8〜20mmであることが好ましい。
一方、外層3は硬度30〜60°のゴムで形成されている。外層3の硬度が30°未満であると、軟らか過ぎて変形しやすいので、建築用板材4に施された凹凸模様5の凹部7まで塗装される。逆に、外層3の硬度が60°を超えると、建築用板材4に施された凹凸模様5の凸部6の表面に塗り残しが生じてしまう。
また、内層2及び外層3はいずれも加硫によって形成することができるが、内層2を加硫によって形成した後、さらに外層3を加硫によって形成する場合には、外層3の加硫時において内層2が余計に加熱されてしまい、これによって内層2の硬度が大きくなるおそれがある。そこで、外層3は、常温で硬化するシリコンゴムを用いて形成するのが好ましい。この場合、外層3の形成時には内層2が加熱されることはないので、内層2の硬度が大きくなるのを防止することができるものである。
また、建築用板材4に施された凹凸模様5の凸部6の表面のみを一層均一に塗装するためには、外層3の厚みが4〜6mmであることが好ましい。
そして、本発明に係る塗装用ロールAによれば、内層2の硬度が外層3の硬度より小さいので、図1のように凹凸模様5が施された建築用板材4を塗装するにあたって、建築用板材4の板厚がばらついていたり、凹凸模様5の凸部6の高さが不規則な場合であっても、内層2が変形して緩和することによって加圧力が一定となり、建築用板材4に施された凹凸模様5の凸部6の表面をムラなく均一に塗装することができるものである。なお、建築用板材4としては、例えば、セメント繊維板で形成されるものを用いることができる。また、建築用板材4に施される凹凸模様5の凸部6の高さは3mm以上であることが好ましい。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
下記[表1]に示すように、長軸状の鉄芯の外周に内層(スポンジ)を巻装し、さらにこの内層の外周に外層(シリコンゴム)を巻装することによって、実施例1〜5及び比較例4〜8の塗装用ロール(2層構造)を形成した。
また、長軸状の鉄芯の外周に直接外層(シリコンゴム)を巻装することによって、比較例1〜3の塗装用ロール(単層構造)を形成した。
そして、各塗装用ロールを用いて、凹凸模様(凸部の高さ:3mm)が施されたセメント繊維板に水系アクリル塗料を塗布し、塗装状態を目視により観察した。その結果を下記[表1]に示す。
Figure 0005265877
上記[表1]にみられるように、実施例1〜5の塗装用ロールによれば、比較例1〜8の塗装用ロールに比べて、建築用板材に施された凹凸模様の凸部の表面をムラなく均一に塗装できることが確認される。
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。
符号の説明
A 塗装用ロール
1 芯材
2 内層
3 外層

Claims (2)

  1. 芯材の外周に内層を巻装し、前記内層の外周に外層を巻装して形成される塗装用ロールにおいて、前記内層が加硫によって硬度10〜30°のスポンジで形成され、前記外層が硬度30〜60°の常温で硬化するシリコンゴムで形成されていると共に、前記内層及び前記外層の硬度の測定がJISK6301「加硫ゴム物理試験方法」に基づいてC型試験機を用いて行われ、前記内層の硬度が前記外層の硬度より小さいことを特徴とする塗装用ロール。
  2. 前記内層の厚みが8〜20mm、前記外層の厚みが4〜6mmであることを特徴とする請求項1に記載の塗装用ロール。
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