JP5265437B2 - 明示板管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、行先明示板などの明示板に用いる明示板情報を管理する技術に関する。
従来、職場などにおける各人の行先の管理は、ホワイトボードなどの明示板に、氏名および行先が記載されたマグネットプレートを貼り付けるなどにより、各人の行先を掲示することで行われている。また、行先明示板の情報を電子化する方法が試みられている。
特許文献1では、行先ごとに区分された掲示手段のいずれかの領域に、氏名情報が記憶された貼付部材を貼り付けると、認識手段が貼付部材の貼付位置と氏名情報を認識し、認識手段が認識した氏名情報と貼付部材の貼付位置が入力された行先管理手段は、当該貼付位置に対応する領域情報(この場合、行先情報)を領域管理手段から取得することにより、氏名情報とこれに対応する行先情報とを取得する技術が開示されている。
特開2006−31210号公報
行先の管理は、職場への出退勤管理も兼ねることが多い。例えば、氏名が記載されたプレートには表・裏に色付けがされており、白色の場合は出勤、赤色の場合は退勤または外出として管理される。この場合の利用方法について、特許文献1においても行先明示板の情報を電子化する方法が示されていない。
また、工場の管理者などは、作業場などの職場の状況を把握するためには、各作業場の作業エリアの行先明示板を実際に見に行って、氏名のプレートの状態を目視する必要があり、非効率的である(手間がかかる)という問題があった。
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、明示板情報を容易に管理することができる明示板管理システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、明示板管理システムは、明示内容を表面に表示し、明示内容を識別するための識別情報を記憶するIDタグ(例えば、RFIDタグ32)を備える複数の明示カード(例えば、明示カード30)が着脱可能に装着される明示板(例えば、明示板17)と、明示板に装着される明示カードのIDタグから識別情報を読み取るリーダ(例えば、RFIDリーダライタ174)と、リーダが読み取った情報を管理する管理装置(例えば、管理サーバ20)とを備え、管理装置が明示板に装着された明示カードの明示状態を管理する明示板管理システムであって、
明示板は、作業エリアごとに設置されており、明示カードは、リーダからの電波の遮蔽層(例えば、遮蔽層333)と、遮蔽層を挟んだ両側それぞれにIDタグとを有し、それぞれのIDタグに明示カードの明示状態を識別する識別情報を記憶し、
管理装置は、作業エリアごとに設置された明示板が備えるリーダと接続され、処理部、記憶部および表示部を有し、記憶部は、明示カードごとの遮蔽層を挟んだ両側を識別する識別情報と、それぞれの明示カードの明示内容に関する情報とを関連付ける関連付け情報(例えば、作業者情報221)、および、リーダごとの識別情報と、それぞれの作業エリアの区分に関する情報とを関連付けるエリア区分情報(例えば、エリア区分情報224)を記憶しており、処理部は、明示板のリーダから受信する識別情報と、関連付け情報とを用いて明示内容を判定し、それぞれの明示板に装着された明示カードの明示内容をまとめて表示部に表示するに際し、処理部は、受信したリーダごとの識別情報に基づいて作業エリアの区分ごとに、それぞれの明示板に装着された明示カードの明示内容を表示するとともに、複数の作業エリアの明示状況を表示部に表示することを特徴とする。
本発明によれば、明示板情報を容易に管理することができる。
本実施形態の明示板管理システムの全体構成を示す図である。 明示板の構造を示す図である。 明示板のIDタグ読み取り機能を示す図である。 明示カードの構造を示す図である。 作業者情報を示す図である。 行先情報を示す図である。 帰着時間情報を示す図である。 エリア区分情報を示す図である。 明示状況管理情報を示す図である。 個人管理情報を示す図である。 管理サーバの処理を示すフローチャートである。 作業管理の明示板を示す図である。
以下、図面を参照(言及図以外も適宜参照)しながら、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について説明する。
図1は、本実施形態の明示板管理システムの全体構成を示す図である。明示板管理システムSは、作業場10に掲示された明示板17と管理サーバ20(管理装置)とを備えて構成される。
作業場10は、複数の作業エリアから構成され、具体的には、作業エリアA(11)、作業エリアB(12)、作業エリアC(13)、作業エリアD(14)を有している。作業エリアA(11)、作業エリアB(12)、作業エリアC(13)、作業エリアD(14)には、その作業エリアで作業する作業者の行先を明示する明示板17a(17),17b(17),17c(17),17d(17)(詳細は図2で後記)が1つずつ設置されている。なお、各作業エリアは、それぞれが別室となっていてもよいし、それぞれがパーテーションで区切られていてもよいし、あるいは、それぞれの間に特に仕切り等がなくてもよい。各作業エリアでは作業員による各作業が行われる。
各明示板17は、明示板管理システムSにおける通信網であるLAN(Local Area Network)18を介して管理サーバ20に接続されている。なお、LAN18の代わりに、無線、電力線搬送等の通信技術を利用してもよい。
管理サーバ20は、情報処理を行う装置で、例えば、コンピュータによって実現される。管理サーバ20は、処理部21、記憶部22、通信部23、入力部24、および、表示部25を備えている。
処理部21は、明示板17から受信した情報を記憶部22に記憶させたり、記憶部22に記憶された情報に基づいて演算を行ったりするものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)によって実現される。
記憶部22は、作業者情報221(図5参照)、行先情報222(図6参照)、帰着時間情報223(図7参照)、エリア区分情報224(図8参照)、告知判定閾値情報225、各明示板17の明示状況を管理する明示状況管理情報227(図9参照)、各作業者の個人状況を管理する個人管理情報228(図10参照)、処理部21の実行プログラム(不図示)などを記憶する手段であり、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクなどによって実現される。
告知判定閾値情報225は、作業者が外出し、帰着予定時間になっても帰ってこない場合に判定するための閾値(例えば、2時間)に関する情報である。
通信部23は、LAN18を経由して明示板17と接続するための通信インタフェースである。入力部24は、管理サーバ20のユーザが情報を入力する手段であり、例えば、キーボードやマウスである。表示部25は、処理部21からの指示により情報を表示する手段であり、例えば、液晶ディスプレイである。
図2は、明示板の構造を示す図である。図2(a)は正面図を示し、図2(b)は、図2(a)の正面図におけるA−A矢視の断面図を示す。なお、明示板17は、図2の(a)に示す面が、各作業エリアの内側に向くように、作業エリアの柱などに掲示されるものとするが、状況によっては他の方向に向くように置かれてもよい。
図2(a)、図2(b)に示すように、明示板17a(17)は、氏名欄、行先欄、帰着時間欄の3列から構成されており、氏名欄(ここでは、10名分)に対応して行先および帰着時間を明示することができる。明示板17a(17)は、大きな1枚の板からなるアンテナ支持部171と、複数のアンテナ173から構成されている。各アンテナ173は、図2(a)に示す各行における氏名欄、行先欄、帰着時間欄に置かれた明示カード30を読み取るときに使用される。氏名欄、行先欄、帰着時間欄には、個別に透明のカード保持ケース172が設けられている。
各アンテナ173は、RFIDリーダライタ174(リーダ)に接続されている。なお、RFIDリーダライタ174は、複数のアンテナ173に対する動作を切り換えるチャンネルスキャナの機能も有している(詳細は、図3参照、後記)。RFIDリーダライタ174は、LAN18(図1参照)を介して管理サーバ20に接続されている。なお、RFIDはRadio Frequency Identificationの略である。
カード保持ケース172は、内部に明示カード30を収容(装着)することができる。明示カード30(図4参照)には、複数のRFIDタグ32(IDタグ)が取り付けられている。RFIDタグ32は、内部の回路(IC(Integrated Circuit))に明示カードの情報を保持している。
明示カード30には、作業者を特定するための作業者IDをRFIDタグ32に保持する作業者用の明示カード30a(30)、行先を特定するための行先IDをRFIDタグ32に保持する行先用の明示カード30b(30)、帰着時間を特定するための帰着時間IDをRFIDタグ32に保持する帰着時間用の明示カード30c(30)がある。
作業者用の明示カード30aは、両面に同一の氏名(例えば、「鈴木」)が表示され、片側のカード色は白色、反対側のカード色は赤色(図では細かいドット表示)となっており、作業者が出勤すると白色側を表にしてカード保持ケース172に置き、退勤または外出するときに赤色側を表にしてカード保持ケース172に置くことになっている。
行先用の明示カード30bも、両面に行先が表示されており、片側に「外出」(カード色は赤色)、反対側は「出張」(カード色は黄色(図では、荒いドット表示)となっている。また、他の明示カード30bは、片側に「年休」(カード色は赤色)、反対側は「半年(半日年休)」(カード色は赤色)(図示せず)となっている。同様に、帰着時間用の明示カード30cも、両面に行先が表示されており、片側に「来月」(カード色は黄色)、反対側に「明日」(カード色は赤色)となっている。また、他の明示カード30cは、片側に「PM」(カード色は赤色)、反対側に「AM」(カード色は赤色)(図示せず)となっている。
RFIDリーダライタ174の動作により、アンテナ173からは、制御信号を含む電波が常時または定期的(例えば、10秒ごと)に発信される。カード保持ケース172に収容された明示カード30のRFIDタグ32は、アンテナ173からの電波を受信し、共振作用により起電力を発生させる。そして、RFIDタグ32は、発生させた電力により内部の回路を起動し、必要な処理を行い、その処理結果を電波でアンテナ173に送信する。
その電波を受信したアンテナ173からの情報を受信したRFIDリーダライタ174は、RFIDタグ32に格納された情報を取得することができる。RFIDリーダライタ174は、RFIDタグ32から得た情報を、LAN18(図1参照)を経由して管理サーバ20に送信する。
図3は、明示板のIDタグ読み取り機能を示す図である。適宜図2を参照して説明する。図3(a)、図3(b)には、異なるアンテナ構造(アンテナ173、アンテナ173a)を示す。図3(a)に示すように、アンテナ支持部171に設置された複数のアンテナ173は、RFIDリーダライタ174に接続されている。RFIDリーダライタ174には、アンテナ切替器175と、タグリーダライタ本体176とが備えられている。アンテナ切替器175が、所定時間毎に動作対象のアンテナ173を切り替えることで、すべてのカード保持ケース172内のRFIDタグ32を、タグリーダライタ本体176で読み取ることができる。アンテナ切替器175は、定期的(例えば、10秒ごと)に切替えることが好ましい。
図3(a)には、ループ形状のアンテナ173を示すのに対し、図3(b)には、複数のループ(例えば、3区分のループ)で構成したアンテナ173aを示している。例えば、2.45GHzの半波長をアンテナ長とすると、1区分のアンテナ長は約60mmとなり、明示板17のカード保持ケース172の位置などからアンテナ長を設計するとよい。
RFIDリーダライタ174は、アンテナ173からの情報を受理すると、RFIDリーダライタ174を特定するリーダライタID、アンテナを特定するアンテナID、作業者ID、行先ID、帰着時間ID、読み取った時刻(タイムスタンプ)などを含んだ情報を、管理サーバ20に送信する。
図4は、明示カードの構造を示す図である。明示カード30は、書き換え可能なロイコ染料材で形成されるロイコ層331a(331)、RFIDタグ32を有するタグ層332b(332)、電波を遮蔽するための金属で形成される遮蔽層333、RFIDタグ32を有するタグ層332a(332)、書き換え可能なロイコ染料材で形成されるロイコ層331b(331)の5層構造となっている。図4においては、説明のため、ロイコ層331a(331)の一部に切り欠きをしてRFIDタグ32を示している。ロイコ層331aとロイコ層331bとの間にある遮蔽層333は、片側のRFIDタグ32のみをRFIDリーダライタ174で読み取るために設けたものである。図5に示す構成とすることにより、明示カード30は、両面に複数のRFIDタグ32を有する両面タグを構成することができる。
具体的に、作業者用の明示カード30aを例にとって説明する。ロイコ層331aには、白色面に黒字で「鈴木」と文字が印字され(以下、鈴木(白)という。)、タグ層332aのRFIDタグ32には、鈴木(白)に対応する「M1001w」の作業者IDが記憶されている。一方、ロイコ層331bには、赤色面に黒字または白字で「鈴木」という文字が印字され(以下、鈴木(赤)という。)、タグ層332bのRFIDタグ32には、鈴木(赤)に対応する「M1001r」の作業者IDが記憶されている。
本実施形態の明示カード30の特徴は、両面タグを有していること、かつ、片側のロイコ層331に印字されている文字に対応する識別情報は、反対側のタグ層332に記憶されている点である。すなわち、ロイコ層331aは、遮蔽層333を挟んだ反対側のタグ層332aのRFIDタグ32と対応している。このようにすることにより、RFIDリーダライタ174は、明示板17に明示している情報を、正確に読み取ることができる。
次に、記憶部22に記憶されている各情報について、図5から図11を参照して説明する。
図5は、作業者情報を示す図である。作業者情報221は、作業者ID、氏名、連絡先、備考を含んで構成される。具体的には、作業者である「鈴木太郎」には、2つの作業者IDが割当てられていて、作業者ID「M1001w」は、鈴木(白)に対応し、作業者ID「M1001r」は、鈴木(赤)に対応する。このようにすることにより、明示カード30の両面タグからの情報を識別することができる。
図6は、行先情報を示す図である。行先情報222は、行先ID、行先を含んで構成される。具体的には、行先ID「W2001」は、「出張」を表し、行先ID「W2002」は、「外出」を表わす。
図7は、帰着時間情報を示す図である。帰着時間情報223は、帰着時間ID、帰着時間、備考を含んで構成される。具体的には、帰着時間ID「T3001」は、「来月」を表し、帰着時間ID「T3002」は、「明日」を表わす。また、帰着時間ID「T3003」は、「PM」(午後)を表し、帰着時間ID「T3004」は、「AM」(午前)を表わす。
図8は、エリア区分情報を示す図である。エリア区分情報224は、作業のエリアを示すエリア区分ID、リーダライタID、備考を含んで構成される。処理部21は、図8のエリア区分情報224を参照することにより、受信したリーダライタIDから作業エリアを特定することができる。具体的には、リーダライタID「R1101」の場合、エリア区分IDが「A4001(作業エリアA)とわかる。なお、ここでは、図示していないが、同一のエリア区分IDにおいて、受信したアンテナIDにより、各明示板17の行を特定することができる。例えば、アンテナIDが「B5001」から「B5010」とすると、各明示板17の各行に対し、1行目を「B5001」、2行目を「B5002」、…、と対応させることにより、明示板17の行を特定することができる。
図9は、明示状況管理情報を示す図である。明示状況管理情報227は、複数の作業エリアの明示状況を一覧に表示した情報である。処理部21は、入力部24からの要求により、表示部25にこの明示状況管理情報227を表示することができる。
図9に示すように、年月日が「20XX/02/01」(20XX年2月1日)の「作業エリアA」の欄には、作業エリアA(11)の明示板17aにおける「20XX/02/01」の分のカード保持ケース172に保持されている明示カード30に対応する作業者の氏名、行先、帰着時間が表示される。氏名は作業者IDから図5の作業者情報221を参照して特定され、行先は行先IDから図6の行先情報222を参照して特定され、帰着時間は帰着時間IDから図7の帰着時間情報を参照して特定される。具体的には、図9から佐藤さんは、外出中でありPM(午後)に帰着する予定であり、山本さんは、年休であることがわかる。なお、いつ年休であるか否かは、後記する個人管理情報228から特定することができる。
同様に、「20XX/02/01」の「作業エリアB」の欄には、作業エリアB(12)の明示板17bにおける「20XX/02/01」の分のカード保持ケース172に保持されている明示カード30に対応する作業者の氏名、行先、帰着時間が表示される。具体的には、橋本さんは、外出中でありPM(午後)に帰着予定であることがわかる。平野さんの行先欄には、太枠で示した「不明」と表示されているが、受信した行先IDが行先情報222に該当するものがなかったときにこのように表示される。
また、「20XX/02/01」の「作業エリアC」の欄には、作業エリアC(13)の明示板17cにおける「20XX/02/01」の分のカード保持ケース172に保持されている明示カード30に対応する作業者の氏名、行先、帰着時間が表示される。具体的には、赤松さんは、外出中でありPM(午後)に帰着予定であることがわかる。石原さんの行先欄には、太枠で示した「AM」と表示されているが、現在の時刻が午後15時とすると、告知判定閾値情報225で定義されている時間を過ぎているものとして遅延の旨を告知(太枠表示)している。
また、「20XX/02/01」の「作業エリアD」の欄には、作業エリアD(14)の明示板17dにおける「20XX/02/01」の分のカード保持ケース172に保持されている明示カード30に対応する作業者の氏名、行先、帰着時間が表示される。具体的には、作業エリアDの作業者全員が、氏名欄が赤色(図では細かいドット表示)であり、退勤状態である。このため、作業エリアDの作業者は、シフト作業の休日に該当し全員が休んでいると考えられる。なお、退勤状態は、行先欄に他の明示カード30bの情報がなく、氏名欄が赤色である場合であると判定するとよい。
図10は、個人管理情報を示す図である。個人管理情報228は、処理部21がRFIDリーダライタ174からの受信情報を個人別にまとめた管理情報である。個人管理情報228は、時刻を含む年月日、氏名、行先、帰着時間、備考を含んで構成される。
作業者IDがM1001の鈴木さんの行動について、個人管理情報228に基づいて具体的に説明する。行228aから、鈴木さんは「20XX/01/21 17:45」に、明示カード30を赤色を表にして退勤している。行228bから、鈴木さんは「20XX/01/22 08:50」に、明示カード30を白色を表にして出勤している。行228cから、鈴木さんは「20XX/01/22 09:50」に、明示カード30を赤色を表にして、PM帰着予定で外出している。行228dから、鈴木さんは「20XX/01/22 15:35」に、明示カード30を白色を表にして、外出から帰着している。
行228eから、鈴木さんは「20XX/01/22 17:55」に、明示カード30を赤色を表にし、明日、年休として退勤している。このとき、処理部21は、受信した年月日「20XX/01/22」と「明日」との情報から、備考欄に「20XX/01/23年休予定」と記憶する。そして、行228fから、鈴木さんは「20XX/01/24 08:45」に、明示カード30を白色を表にし、出勤している。このとき、過去の履歴情報を参照して、備考欄に「20XX/01/23年休」と記憶する。このように、個人管理情報228から、作業者の個人状況を把握することができる。
なお、個人管理情報228は、次の行を記録する際に、直前の行との比較により、状況が変化しないときは、個人管理情報に記載しなくてもよい。これにより、現在の状況を、表示部25で見やすくすることができる。また、図10においては、個人管理情報228について示したが、作業エリア毎の作業者の状況、作業場10毎の状況など各種の管理情報を予め作成しておくことが好ましい。
次に、管理サーバ20の処理について、図11を参照して説明する。
図11は、管理サーバの処理を示すフローチャートである。管理サーバ20は、このフローチャートの動作を定期的(例えば、10秒ごと)に行う。
まず、処理部21は、各明示板17a〜17dから、それらのカード保持ケース172に保持(装着)された明示カード30の情報を取得する(ステップS1)。次に、処理部21は、ステップS1で得た情報に基づいて、各管理情報、つまり、明示状況管理情報227、個人管理情報228を更新する(ステップS2)。
続いて、処理部21は、遅延作業者があるか否かを判定する(ステップS3)。つまり、個人管理情報228と告知判定閾値情報225に基づいて、ある作業者に関し判定する。具体的には、例えば、午前帰着予定の外出の場合、告知判定閾値情報225の所定時間が「2時間」であれば、「12:00」から2時間以上経過した時点でその作業者を「遅延」と判定すればよい。
処理部21は、「遅延」であると判定した場合(ステップS3でYes)、遅延告知をする(ステップS4)。この遅延告知は、例えば、明示状況管理情報227(図9参照)を表示部25に表示するときに、該当作業者の帰着時間を太枠表示(図9では、作業エリアCの石原さんの「AM」)することにより行えばよい。なお、遅延の告知は、遅延告知を表示する画面を別途設けることにより行ってもよい。
ステップS3でNoあるいはステップS4の後、処理部21は、不明の明示カード30があるか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、記憶部22の作業者情報221、行先情報222、帰着時間情報223を参照し、いずれの情報にも該当しない明示カード30があれば、「不明」と判定する。
処理部21は、「不明」の明示カード30があると判定した場合(ステップS5でYes)、不明告知をする(ステップS6)。この不明告知は、例えば、明示状況管理情報227(図9参照)を表示部25に表示するときに、併せて「不明」の旨を表示することにより行えばよい。さらに、「不明」の明示カードだけを表示する画面を別途設けてもよい。ステップS5でNoあるいはステップS6の後、処理部21は、ステップS1に戻る。
このように、本実施形態の明示板管理システムSによれば、管理者などが各作業エリアの状況等を把握するときに、各明示板17を実際に見に行く必要がなく、複数の作業エリアの作業者を一括で効率よく管理(把握)することができる。
さらに、告知判定閾値情報225は、帰着時間の合わせて各種設定されていることが好ましい。具体的には、帰着時間がAMの場合には15時(午後3時)を過ぎたとき、帰着時間がPMの場合は、20時(午後8時)を過ぎたときに告知判定してもよい。また、帰着時間が「明日」の場合には、該当する日の20時(午後8時)を過ぎたときに告知判定をしてもよい。
本実施形態では、明示板17として、行先明示板について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、作業者の作業内容を明示する作業管理の明示板であってもよい。
図12は、作業管理の明示板を示す図である。図1に示す作業エリアA(11)、作業エリアB(12)、作業エリアC(13)、作業エリアD(14)などには、作業管理の明示板17x(17)が設置される。明示板17xには、氏名欄、工程欄、作業欄の3列から構成されており、氏名欄(ここでは、10名分)に対応して工程内容および作業内容を明示することができる。各アンテナ173(図2参照)は、各行における氏名欄、工程欄、作業欄に置かれた明示カード30を読み取るときに使用される。氏名欄、工程欄、作業欄には、個別に透明のカード保持ケース172が設けられている。
作業エリアとしては、例えば、部品加工、部品検査、塗装、部品組立、本体組立、本体検査の作業エリアがあり、各作業エリアの明示板17に設置されたRFIDリーダライタ174は、明示カード30のRFIDタグ32からの情報を、管理サーバ20に送信し、管理サーバ20は、明示板17の明示状況を管理することができる。
明示板管理システムSとして作業管理を行う場合、記憶部22は、作業者情報221のほかに、工程内容の情報である工程情報、作業内容を特定するための情報である作業情報、エリア区分情報224、告知判定閾値情報225、明示状況管理情報227、個人管理情報228を含んで構成される。告知判定閾値情報225に、作業の標準時間などを登録しておくと、処理部21は、所定の作業が標準時間を越えると、遅滞告知をすることができる。
図2に示した行先管理の明示板17aと、作業管理の明示板17xは、独立して作業エリアに設置してもよいし、また、ひとつにまとめてもよい。ひとつにまとめた場合、明示板17は、氏名欄、行先欄、帰着欄、工程欄、作業欄を含んで構成される。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
本実施形態で説明した明示カード30は、IDタグに記憶されている識別情報をリーダが読み取り、読み取った識別情報を管理装置が管理する管理システムにおいて、明示内容を表面に表示し、明示内容を識別するための識別情報を記憶するIDタグを備える明示カードであって、ロイコ染料材で形成されるロイコ層331a(第1のロイコ層)と、ロイコ染料材で形成されるロイコ層331b(第2のロイコ層)と、第1のロイコ層と第2のロイコ層との間にリーダからの電波の遮蔽層333とを備え、第1のロイコ層と遮蔽層333との間に第2のIDタグを有し、第2のロイコ層と遮蔽層との間に第1のIDタグを有し、第1のロイコ層に明示される明示内容を識別する識別情報が第1のIDタグに記憶されており、第2のロイコ層に明示される明示内容を識別する識別情報が第2のIDタグに記憶されている。これにより、明示板17に明示カード30を装着しても、明示されている明示内容を、管理サーバ20により適正に管理することができる。
以上で本実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。RFIDタグ32は、小型化や低コスト化などの点で有利な電池未搭載型で受信電波から電力を得るタイプのものとしたが、電池搭載型のアクティブタグであってもよい。また、RFIDリーダライタ174と管理サーバ20は、有線のLAN18で接続されているが、そのほかに、無線LAN等によって通信可能となっていてもよい。その他、ハードウェアやフローチャートなどの具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10 作業場
11 作業エリアA
12 作業エリアB
13 作業エリアC
14 作業エリアD
17 明示板
20 管理サーバ(管理装置)
21 処理部
22 記憶部
30 明示カード
32 RFIDタグ(IDタグ)
171 アンテナ支持部
172 カード保持ケース
174 RFIDリーダライタ(リーダ)
221 作業者情報
222 行先情報
223 帰着時間情報
224 エリア区分情報
225 告知判定閾値情報
227 明示状況管理情報
228 個人管理情報
331 ロイコ層
332 タグ層
333 遮蔽層

Claims (5)

  1. 明示内容を表面に表示し、前記明示内容を識別するための識別情報を記憶するIDタグを備える複数の明示カードが着脱可能に装着される明示板と、前記明示板に装着される前記明示カードの前記IDタグから識別情報を読み取るリーダと、前記リーダが読み取った情報を管理する管理装置とを備え、前記管理装置が前記明示板に装着された前記明示カードの明示状態を管理する明示板管理システムであって、
    前記明示板は、作業エリアごとに設置されており、
    前記明示カードは、前記リーダからの電波の遮蔽層と、前記遮蔽層を挟んだ両側それぞれにIDタグとを有し、前記それぞれのIDタグに前記明示カードの明示状態を識別する識別情報を記憶し、
    前記管理装置は、前記作業エリアごとに設置された前記明示板が備えるリーダと接続され、処理部、記憶部および表示部を有し、
    前記記憶部は、前記明示カードごとの前記遮蔽層を挟んだ両側を識別する識別情報と、それぞれの前記明示カードの明示内容に関する情報とを関連付ける関連付け情報、および、前記リーダごとの識別情報と、それぞれの前記作業エリアの区分に関する情報とを関連付けるエリア区分情報を記憶しており、
    前記処理部は、前記明示板のリーダから受信する前記識別情報と、前記関連付け情報とを用いて前記明示内容を判定し、それぞれの前記明示板に装着された前記明示カードの明示内容をまとめて前記表示部に表示するに際し、
    前記処理部は、受信した前記リーダごとの識別情報に基づいて前記作業エリアの区分ごとに、それぞれの前記明示板に装着された前記明示カードの明示内容を表示するとともに、複数の前記作業エリアの明示状況を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする明示板管理システム。
  2. 前記明示カードは、
    ロイコ染料材で形成される第1のロイコ層と、ロイコ染料材で形成される第2のロイコ層と、前記第1のロイコ層と前記第2のロイコ層との間に前記リーダからの電波の遮蔽層とを備え、
    前記第1のロイコ層と前記遮蔽層との間に第2のIDタグを有し、
    前記第2のロイコ層と前記遮蔽層との間に第1のIDタグを有し、
    前記第1のロイコ層に明示される明示内容を識別する識別情報が前記第1のIDタグに記憶されており、前記第2のロイコ層に明示される明示内容を識別する識別情報が前記第2のIDタグに記憶されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の明示板管理システム。
  3. 前記明示板は、人の行先を管理する明示板であり、
    前記明示内容は、前記人の氏名と、前記人の行先と、前記人の帰着時間とを含んでなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の明示板管理システム。
  4. 前記明示板は、人が行う作業を管理する明示板であり、
    前記明示内容は、前記人の氏名と、前記人の作業の工程を表す作業工程と、前記作業工程の詳細な作業内容を含んでなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の明示板管理システム。
  5. 前記処理部は、前記明示カードの情報として前記帰着時間を前記リーダから受理すると、前記帰着時間から所定時間以上経過した際に、遅延である旨を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の明示板管理システム。
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