JP6973142B2 - 情報処理装置、プログラム及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、プログラム及び情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理システムに関する。
従来、会社組織等の団体に所属する人員に関し、勤務状況に係る勤怠情報を情報処理装置の記憶部に記憶させて勤務管理を行う技術がある(例えば、特許文献1)。このような情報処理装置によれば、例えば、勤怠情報に含まれる各人員の退勤時刻から残業時間の多い部署を特定することができ、当該部署の人員に対して退勤時刻を早めるよう促すといった、残業時間削減のための施策に繋げることができる。
特開2004−341968号公報
しかしながら、実際の勤務実態では、必ずしも各人員が自身の退勤時刻を自由に管理できるとは限らない。すなわち、職場での上下関係や担当業務の相互関係などにより、各人員の退勤時刻が特定の人員(影響者)の退勤時刻に影響を受けている場合があり、当該影響者が退勤した後でないと他の人員が退勤しない、といった事態がしばしば生じ得る。このような場合には、部署の人員全体に対して一律に退勤を促す施策を行っても、上記影響者の退勤時刻が早まらない限り、残業時間削減効果が得られにくいという課題がある。
この発明の目的は、退勤時刻に係る勤務状況の分析を容易に行うことができる情報処理装置、プログラム及び情報処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、
複数の人員の勤務状況に係る勤怠情報に基づいて、前記複数の人員の各々を対象として、当該対象の人員の勤務状況と、前記複数の人員のうち前記対象の人員を除いた人員の退勤時刻との相関に係る相関情報を生成する相関情報生成手段と、
前記相関情報生成手段により生成された相関情報に基づいて、前記複数の人員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を前記複数の人員から特定する影響者特定手段と、
を備える。
本発明によれば、退勤時刻に係る勤務状況の分析を容易に行うことができる。
勤務管理システムの概略構成を示す図である。 勤怠情報管理サーバの機能的構成を示すブロック図である。 社員基本情報ファイルの内容例を示す図である。 打刻情報ファイルの内容例を示す図である。 端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 分析設定画面の例を示す図である。 分析結果画面の例を示す図である。 アラート画面の例を示す図である。 勤怠分析処理の制御手順を示すフローチャートである。 勤怠アラート処理の制御手順を示すフローチャートである。 変形例1に係る分析設定画面の例を示す図である。
以下、本発明の情報処理装置、プログラム及び情報処理システムに係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態の勤務管理システム100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の勤務管理システム100(情報処理システム)は、勤怠情報管理サーバ1(情報処理装置)と、タイムレコーダ2(時刻記録装置)と、複数の端末装置3とを備えている。また、勤怠情報管理サーバ1と、タイムレコーダ2と、端末装置3とは、通信ネットワーク4を介して情報通信可能に接続されている。勤務管理システム100は、組織に所属する複数の人員の勤務状況を管理するためのクラウドサービスをユーザに提供する。以下では、複数の人員として、企業に所属する複数の社員の勤務管理を行う例を挙げて説明するが、これに限定する趣旨ではなく、勤務管理システム100は、任意の複数の人員の勤務管理に適用することができる。
勤怠情報管理サーバ1は、管理対象の複数の社員の勤務状況に係る勤怠情報の生成、更新及び分析等の各種処理を行って、結果を所定の端末装置3(例えば、組織の管理職の端末装置3)に出力する。また、勤怠情報の分析結果に応じた設定に従って、所定の社員の端末装置3を対象に後述する勤怠アラート処理を実行する。
タイムレコーダ2は、社員の出勤時及び退勤時に当該社員の操作を受け付け、出勤時刻又は退勤時刻を記録(打刻)して、当該時刻のデータを勤怠情報管理サーバ1に送信する。タイムレコーダ2による打刻の方式は、例えば社員が所持するICカードの情報をRFID(Radio Frequency IDentifier)技術により読み取って、各ICカード固有のカードIDと、当該ICカードの情報が読み取られた時刻とを記録する方式を用いることができる。この他にも、磁気カードを読み取る方式等、種々の方式を用いることができる。本実施形態では、ICカード読取方式のタイムレコーダ2が用いられている。
端末装置3は、例えば、勤務管理システム100による管理対象の社員が使用する端末装置である。この端末装置3としては、例えば、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートPC、デスクトップPC等が挙げられる。
また、端末装置3は、ユーザの入力操作を受け付けて勤怠情報管理サーバ1に送信し、勤怠情報管理サーバ1から送信されて受信した情報を表示する。
通信ネットワーク4は、例えば、インターネットであるものとするが、LAN(Local Area Network)等、他のネットワークとしてもよい。
図2は、勤怠情報管理サーバ1の機能的構成を示すブロック図である。
勤怠情報管理サーバ1は、CPU11(Central Processing Unit)(相関情報生成手段、影響者特定手段、報知制御手段、表示制御手段、コンピュータ)と、RAM12(Random Access Memory)と、記憶部13と、操作部14と、表示部15と、通信部16と、バス17などを備えている。勤怠情報管理サーバ1の各部は、バス17を介して接続されている。
CPU11は、勤怠情報管理サーバ1の各部を制御する。CPU11は、記憶部13に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM12に展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
RAM12は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU11により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)といった、データの書き込み及び読み出しが可能な記憶装置を備え、各種のプログラムや、設定データを含むファイル等を記憶する。具体的には、記憶部13には、勤怠分析プログラム13a、勤怠アラート処理プログラム13b、社員基本情報ファイル13c、打刻情報ファイル13d、勤怠アラート設定ファイル13e及び分析結果ファイル13fなどが記憶されている。
勤怠分析プログラム13aは、CPU11により後述する勤怠分析処理を実行させるためのプログラムである。
勤怠アラート処理プログラム13bは、CPU11により後述する勤怠アラート処理を実行させるためのプログラムである。
社員基本情報ファイル13cは、管理対象の社員の基本的な人事情報を含むファイルである。
打刻情報ファイル13dは、タイムレコーダ2により記録された、各社員の出勤時刻及び退勤時刻のデータを含むファイルである。
勤怠アラート設定ファイル13eは、勤怠アラート処理に係る各種設定データを含むファイルである。具体的には、勤怠アラート設定ファイル13eには、勤怠アラート処理を実行する時刻の設定や、勤怠アラート処理の対象とする社員の設定が含まれる。
分析結果ファイル13fは、勤怠分析処理による分析結果に係る情報(分析結果情報)を含むファイルである。
図3は、社員基本情報ファイル13cの内容例を示す図である。
社員基本情報ファイル13cは、管理対象の複数の社員の各々について、人事に関する複数の基本的な項目(フィールド)の情報がそれぞれ記憶されたテーブルデータを含む。本実施形態では、社員基本情報ファイル13cにおける項目として、社員番号、氏名、性別、年齢、所属部署、役職等が含まれている。これらの項目のうち「社員番号」は、個々の社員を識別可能とする固有番号である。
図4は、打刻情報ファイル13dの内容例を示す図である。
打刻情報ファイル13dは、タイムレコーダ2により記録された各社員の出勤時刻及び退勤時刻のデータを含む。具体的には、図4の打刻情報ファイル13dでは、カードID、打刻日時、打刻種別、社員番号、氏名などの項目(フィールド)のデータが含まれている。
このうちカードIDは、各社員が所持するタイムレコーダ2により読み取り可能なICカードを互いに識別するための識別番号であり、ここではICカードを所持する社員の社員番号と同一の番号とされている。
打刻日時は、タイムレコーダ2によりICカードが読み取られた日時(打刻の日時)を示すデータである。
打刻種別は、タイムレコーダ2による打刻が出勤時刻及び退勤時刻のいずれであるかを示すデータである。打刻種別は、通常、所定の出勤時間帯における打刻では「出勤」となり、所定の退勤時刻帯における打刻では「退勤」とされるようにタイムレコーダ2において設定されている。
記憶部13に記憶された上記データのうち、社員基本情報ファイル13c及び打刻情報ファイル13dにより、勤怠情報131が構成される。勤怠情報131によれば、各社員の日々の出勤時刻、退勤時刻、休暇取得状況といった勤務状況を把握することができる。なお、勤怠情報131には、勤務状況に係るさらに詳細な情報、例えば出張、外出や休憩時間などの管理のための情報が含まれていても良い。
操作部14は、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有し、ユーザ(オペレータ)からのキー操作入力及び位置操作入力を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。
表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro luminescent)ディスプレイ等で構成され、CPU11から指示された表示情報に従い各種表示を行う。
通信部16は、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワーク(図示略)上のデータベース等の機器に接続される。通信ネットワークは、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等である。CPU11は、通信部16を介して、通信ネットワーク上の機器と通信が可能である。
なお、本実施形態では、勤怠分析プログラム13a、勤怠アラート処理プログラム13b、社員基本情報ファイル13c、打刻情報ファイル13d、勤怠アラート設定ファイル13e及び分析結果ファイル13f等が記憶部13に記憶されているものとして説明するが、これに限定されるものではない。例えば、通信部16を介して通信可能に接続された他のファイルサーバ等に勤怠分析プログラム13a、勤怠アラート処理プログラム13b、社員基本情報ファイル13c、打刻情報ファイル13d、勤怠アラート設定ファイル13e及び分析結果ファイル13fの少なくとも一部を記憶させる構成としてもよい。
図5は、端末装置3の機能的構成を示すブロック図である。
端末装置3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、通信部36と、バス37などを備えている。また、端末装置3の各部は、バス37を介して接続されている。
CPU31は、端末装置3の各部を制御する。CPU31は、記憶部33に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出し、RAM32のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って各種処理を実行する。
RAM32は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU31により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部33は、例えば、HDD、SSDといった、データの書き込み及び読み出しが可能な記憶装置を備え、各種のプログラムや、設定データを含むファイル等を記憶する。具体的には、記憶部13には、ユーザの入力操作を受け付け、当該入力操作に基づく情報を勤怠情報管理サーバ1に送信し、勤怠情報管理サーバ1から送信されて受信した情報を表示部35に表示する機能を実現させる情報表示入力プログラム33a(所謂ウェブブラウザ)が含まれる。
操作部34、表示部35及び通信部36の構成は、勤怠情報管理サーバ1の操作部14、表示部15及び通信部16の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
次に、勤怠情報管理サーバ1による勤怠分析に関する動作について説明する。
本実施形態の勤怠情報管理サーバ1では、勤怠情報131の内容に基づいて、各社員の残業時間を取得することができる。この残業時間を参照することで、例えば、特定の部署の残業時間が多い場合に、当該部署の社員に対して退勤時刻を早めるよう促すといった、残業時間削減のための施策に繋げることができる。
ただし、上述したように、実際の勤務実態では、必ずしも各社員が自身の退勤時刻を自由に管理できるとは限らない。すなわち、職場での上下関係や担当業務の相互関係などにより、各社員の退勤時刻が特定の社員(影響者)の退勤時刻に影響を受けている場合があり、当該影響者が退勤した後でないと他の社員が退勤しない、といった事態がしばしば生じ得る。このような場合には、部署の社員全体に対して一律に退勤を促す施策を行っても、上記影響者の退勤時刻が早まらない限り、残業時間削減効果が得られにくい。
この問題に対し、本実施形態の勤怠情報管理サーバ1は、勤怠情報131の、特に退勤時刻のデータに基づいて、上記のように他の社員の退勤時刻に影響を与えている影響者を特定する勤怠分析処理を行うことができる。
また、勤怠情報管理サーバ1は、特定された影響者の端末装置3に対し、退勤を促すアラート表示(報知)を所定の時刻に行う勤怠アラート処理を行うことができる。
以下では、この勤怠分析処理及び勤怠アラート処理について説明する。
勤怠分析処理では、まず、分析対象の組織を指定するための分析設定画面40が端末装置3の表示部35に表示される。
図6は、分析設定画面40の例を示す図である。
分析設定画面40では、ドロップダウンリスト41と、実行ボタン42と、終了ボタン43などが表示されている。分析設定画面40は、管理対象の社員から分析対象の複数の社員を選択するための人員選択用画面の一態様である。
ドロップダウンリスト41は、勤怠分析を行う対象組織を指定するために用いられる。ドロップダウンリスト41を選択する入力操作(例えば、マウス等のポインティングデバイスを用いて選択する操作や、タッチパネルにより指先等を接触させる操作)がなされると、分析を行う対象組織の候補リストが表示され、いずれかの候補をさらに選択する入力操作を行うことで、勤怠分析を行う対象組織を指定することができる。図6では、対象組織として「企画部」が指定されている。
分析設定画面40において実行ボタン42を選択する入力操作を行うことで、ドロップダウンリスト41により指定された分析対象、すなわち分析対象の複数の社員が特定され、この複数の社員を対象として勤怠分析が開始される。
また、終了ボタン43を選択する入力操作を行うことで、勤怠分析を開始させずに分析設定を終了させることができる。
勤怠分析が開始されると、所定のデータ処理がなされて、分析結果を示す分析結果画面50が表示部35に表示される。
図7は、分析結果画面50の例を示す図である。
分析結果画面50では、相関図51と、ドロップダウンリスト52と、参照相関図53と、チェックボックス54(操作対象画像)と、アラート対象設定ボタン55と、印刷ボタン56と、保存ボタン57と、終了ボタン58などが表示されている。
相関図51は、分析対象の組織における影響者と他の社員との退勤時刻の相関を示す散布図である。詳しくは、相関図51は、勤怠分析により影響者として特定された社員(ここでは、山田太郎部長)の退勤時刻を縦軸(第1座標軸)とし、当該影響者以外の社員の退勤時刻を横軸(第2座標軸)とした直交座標系の散布図である。当該散布図における原点は、定時退勤時刻とされており、縦軸及び横軸の退勤時刻は、定時退勤時刻からの経過時間で表されている。
相関図51では、図6のドロップダウンリスト41で指定された組織の全社員についての、予め定められた期間に含まれる日の退勤時刻のデータ点が表示(プロット)されている。ここで、相関図51において、傾きが1である補助線L1より下の領域Rにあるデータ点は、影響者より退勤時刻が遅かった社員のデータ点を示している。この領域Rにあるデータ点は、退勤時刻が影響者に影響された可能性のあるデータ点であり、以下では、影響データ点と記す。
また、相関図51中には、影響データ点についての回帰分析の結果である回帰直線L2と、当該回帰直線L2に係る決定係数R2とが表示されている。
ここで、決定係数R2は、回帰分析の結果(回帰直線L2)の精度を表すものであり、1に近いほど回帰分析の精度が高い、すなわち分析軸同士の相関関係が強いことを示す。したがって、本実施形態では、決定係数R2が大きいほど、分析対象の組織に所属する社員の退勤時刻が、影響者の退勤時刻に強く影響されていることを示す。
なお、決定係数R2は、相関係数Rの2乗に等しくなる。この相関係数Rは、2つの項目の相関関係に応じて−1から1までの値をとり得る係数であり、2つの項目が正の相関を有している場合に正の値をとり、正の相関を有している場合に正の値をとり、関連性が強いほど絶対値が1に近くなる。よって、相関係数Rによっても2つの項目間の相関関係を示すことができるため、分析結果画面50において、決定係数R2に代えて相関係数Rを表示させても良い。
分析結果画面50に表示されている相関図51、回帰直線L2、及び決定係数R2は、相関図51の縦軸に選択された特定の社員の退勤時刻と、当該特定の社員を除いた社員の退勤時刻との相関に係る相関情報の一態様である。
分析結果画面30の相関図51において縦軸に設定される影響者は、以下の処理により決定される。
まず、分析対象の組織に所属する社員の各々を対象として(すなわち、影響者の候補として選択して)、当該対象の社員の退勤時刻と、当該対象の社員より退勤時刻が遅かった社員の退勤時刻との間の相関の大きさを示す上述の決定係数R2が算出される。そして、分析対象の組織に所属する全社員のうち、最も決定係数R2が大きい社員が影響者として特定される。
ドロップダウンリスト52は、相関図51の縦軸に設定される社員(影響者)を変更する場合に用いられる。ドロップダウンリスト52を選択する入力操作がなされると、影響者の候補リストが表示され、いずれかの候補をさらに選択する入力操作を行うことで、相関図51の縦軸に設定する社員を変更することができる。なお、表示される候補リストは、分析対象の組織に所属する全社員のうち、決定係数R2が大きい順に上から並べて表示されるようにすると良い。当該変更に応じて、相関図51におけるデータ点の分布、回帰直線L2及び決定係数R2の表示が、変更後の影響者に対応する内容に更新される。ドロップダウンリスト52により相関図51の縦軸を変更することで、デフォルトで影響者として特定された社員以外の社員について、他の社員の退勤時刻に与えている影響の大きさを確認することができる。
参照相関図53及びチェックボックス54は、分析対象の範囲をさらに絞るために用いられる。具体的には、分析対象である企画部に含まれるサブグループ(企画第一課、企画第二課、企画第三課)のいずれかに分析対象を絞る場合に用いられる。
図7に表示されている4つの参照相関図53は、それぞれ分析対象を企画部の全体、企画部のうち企画第一課、企画第二課、企画第三課とした場合の相関図51の縮小図である。各参照相関図53に対応するチェックボックス54を選択することで、分析結果画面50の左側に表示されている相関図51を、選択したチェックボックス54に対応する参照相関図53の内容に切り替えることができる。これにより、企画部のうち所望のサブグループにおける勤怠分析の結果を簡易な操作で確認することができる。
このように、参照相関図53及びチェックボックス54を含む分析結果画面50では、分析対象の社員をさらに細かく特定することができる。よって、分析結果画面50は、管理対象の人員から分析対象の複数の人員を選択するための人員選択用画面の一態様である。
アラート対象設定ボタン55を選択する入力操作を行うことで、相関図51の縦軸に選択されている社員を影響者として特定して、勤怠アラート処理の対象として設定することができる。具体的には、影響者として特定した社員が、記憶部13に記憶された勤怠アラート設定ファイル13eにおいて勤怠アラート処理の対象として追加される。
印刷ボタン56を選択する入力操作を行うことで、分析結果画面50の所定の一部又は全体の表示内容を外部の印刷装置により印刷させることができる。
保存ボタン57を選択する入力操作を行うことで、分析結果を示す分析結果情報を記憶部13の分析結果ファイル13fに記憶させることができる。ここで、分析結果情報は、例えば相関図51の各データ点に係るデータ、回帰直線L2を表すデータ、決定係数R2のデータ等である。
終了ボタン58を選択する入力操作を行うことで、分析結果画面50の表示を終了させて、所定の画面に遷移させることができる。
このような勤怠分析処理により影響者が特定されて勤怠アラート設定ファイル13eに設定されると、所定の時刻に勤怠アラート処理が実行される。勤怠アラート処理では、図8に示されるような、退勤を促すアラート画面60が、影響者として特定されている社員の端末装置3の表示部35に表示される。
次に、勤怠分析処理のCPU11による制御手順について説明する。
図9は、勤怠分析処理の制御手順を示すフローチャートである。
勤怠分析処理は、いずれかの端末装置3から勤怠分析を実行する指示が勤怠情報管理サーバ1に入力された場合に開始される。
勤怠分析処理が開始されると、CPU11は、分析設定画面40を端末装置3の表示部35に表示させて、勤怠分析の対象組織を選択する入力操作を受け付ける(ステップS101)。
CPU11は、分析設定画面40の実行ボタン42を選択する入力操作がなされたか否かを判別し(ステップS102)、当該入力操作がなされた場合には(ステップS102で“YES”)、指定された対象組織について、上述した相関分析処理を実行して分析結果画面50を表示部35に表示させる(ステップS103)。すなわち、CPU11は、分析対象の組織に所属する社員の各々を影響者の候補として順次選択し、選択した社員の退勤時刻及び他の社員の退勤時刻に係るデータ点のうち領域R内の影響データ点の回帰分析を行って決定係数R2を算出する。そして、最も決定係数R2が大きい社員を影響者として特定し、当該影響者の退勤時刻を縦軸とする相関図51を含む分析結果画面50を表示部35に表示させる。
なお、分析結果画面50の表示中に、ドロップダウンリスト52により相関図51の縦軸(影響者)を変更する入力操作がなされた場合には、CPU11は、当該変更に応じて、相関図51におけるデータ点の分布、回帰直線L2及び決定係数R2の表示を、変更後の影響者に対応する内容に更新する。また、分析結果画面50の表示中に、チェックボックス54を選択する入力操作がなされた場合には、CPU11は、相関図51、回帰直線L2及び決定係数R2の表示内容を、選択されたチェックボックス54に対応する参照相関図53の内容に切り替える。
CPU11は、実行ボタン42を選択する入力操作がなされていないと判別された場合には(ステップS102で“NO”)、再度ステップS102の処理を実行する。
CPU11は、アラート対象設定ボタン55に対する入力操作がなされたか否かを判別し(ステップS104)、当該入力操作がなされたと判別された場合には(ステップS104で“YES”)、相関図51の縦軸に設定されている社員を、勤怠アラート設定ファイル13eにおいて勤怠アラート処理の対象として追加する(ステップS105)。
ステップS105の処理が終了した場合、又はステップS104の処理においてアラート対象設定ボタン55に対する入力操作がなされていないと判別された場合には(ステップS104で“NO”)、CPU11は、保存ボタン57を選択する入力操作がなされたか否かを判別する(ステップS106)。当該入力操作がなされたと判別された場合には(ステップS106で“YES”)、CPU11は、分析結果ファイル13fを生成して記憶部13に記憶させる(ステップS107)。
ステップS107の処理が終了すると、又はステップS106の処理において上記入力操作がなされていないと判別された場合には(ステップS106で“NO”)、CPU11は、終了ボタン58を選択する入力操作がなされたか否かを判別し(ステップS108)、当該入力操作がなされていないと判別された場合には(ステップS108で“NO”)処理をステップS104に戻し、当該入力操作がなされたと判別された場合には(ステップS108で“YES”)勤怠分析処理を終了させる。
図10は、勤怠アラート処理の制御手順を示すフローチャートである。
勤怠アラート処理は、勤怠アラート設定ファイル13eに、いずれかの社員が勤怠アラート処理の対象として設定されている場合に行われる。
勤怠アラート処理が開始されると、CPU11は、勤怠アラート設定ファイル13eを参照して、アラートの設定を取得する(ステップS201)。ここで取得されるアラートの設定は、上述のとおり、アラートを行う時刻やアラートを行う対象の社員などである。
CPU11は、現在時刻がアラート設定時刻であるか否かを判別する(ステップS202)。現在時刻がアラート時刻ではないと判別された場合には(ステップS202で“NO”)、CPU11は、再度ステップS202の処理を実行し、現在時刻がアラート時刻であると判別された場合には(ステップS202で“YES”)、アラート対象に設定されている社員の端末装置3の表示部35にアラート画面60を表示させる(ステップS203)。
ステップS203の処理が終了すると、CPU11は、勤怠アラート処理を終了させる。
(変形例1)
次に、上記実施形態の変形例1について説明する。
上記実施形態では、勤怠情報131のうち、予め定められた期間に含まれる全ての日に対応する部分に基づいて影響者を特定したが、これに代えて、勤怠情報131のうち、所定の条件を満たす日に対応する部分のみに基づいて影響者を特定しても良い。
例えば、図11に示されるように、分析設定画面40において、分析対象とする日の条件を選択するためのチェックボックス44(操作対象画像)を表示させ、当該チェックボックス44に対する入力操作により指定された条件を満たす日(図11の例では、チェックされた曜日の日)の勤務状況のみに基づいて勤怠分析を行って分析結果画面50に反映させるようにしても良い。分析対象の日とする条件としては、図11に示した曜日の他、天候、月、日付(月の上旬、中旬、下旬等)などを用いても良い。
また、上記条件を選択するための操作対象画像は、チェックボックスに限られず、ドロップダウンリスト等の他の操作対象画像を用いても良い。
チェックボックス44を含む分析設定画面40は、複数の日のうち一部を選択するための分析対象日選択用画面の一態様である。
(変形例2)
次に、上記実施形態の変形例2について説明する。
上記実施形態では、影響者を特定するために、特定の社員の退勤時刻と他の社員の退勤時刻との相関分析を行ったが、これに加えて(又はこれに代えて)、特定の社員が出勤していた日の他の社員の退勤時刻と、休暇や出張等で不在であった日の他の社員の退勤時刻との比較結果を参照して影響者を特定しても良い。すなわち、対象の社員の出勤及び不在の状況を含む勤務状況と、対象の社員を除いた社員の退勤時刻との相関に係る相関情報に基づいて影響者を特定しても良い。
具体的には、特定の社員が出勤していた場合の他の社員の退勤時刻の平均値より、不在の場合の退勤時刻の平均値が所定時間以上早い場合に、当該特定の社員を影響者として特定するような処理を行っても良い。
以上のように、情報処理装置としての上記実施形態の勤怠情報管理サーバ1は、CPU11を備え、CPU11は、複数の社員の勤務状況に係る勤怠情報131に基づいて、複数の社員の各々を対象として、当該対象の社員の勤務状況と、複数の社員のうち対象の社員を除いた社員の退勤時刻との相関に係る相関情報としての決定係数R2を算出し(相関情報生成手段)、算出した決定係数R2に基づいて、複数の社員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を複数の社員から特定する(影響者特定手段)。
これにより、複数の社員のうち、他の社員の退勤時刻に影響を与えている影響者を容易に特定することができる。このように特定された影響者に対して早期退勤を促すといった施策を行うことにより、これに連動して他の社員の退勤時刻が早まることが期待できるため、効果的に部署全体の不要な残業時間を削減することができる。また、当該部署の社員に対し、影響者の在籍/不在に関わらず早期退勤するように促すといった施策を行うことによっても、従来よりも効果的に退勤時刻を早めて不要な残業時間を削減することができる。このように、上記実施形態の勤怠情報管理サーバ1によれば、退勤時刻に係る勤務状況の分析を容易に行うことができる。
また、CPU11は、対象の社員の退勤時刻と、当該対象の社員より退勤時刻が遅かった社員の退勤時刻との相関の大きさに係る決定係数R2を算出し(相関情報生成手段)、決定係数R2の大きさ(相関の大きさ)に基づいて影響者を特定する(影響者特定手段)。これにより、退勤時刻が影響者に影響を受けている可能性のあるデータ点に絞って、影響者の退勤時刻と他の社員の退勤時刻との相関を分析することができるため、より正確に影響者の影響の大きさを分析して影響者を特定することができる。
また、CPU11は、影響者に対し退勤を促すアラート画面60を所定の時刻に表示させる(報知制御手段)。これにより、影響者の退勤時刻を早めるための措置を簡易に実行することができる。この結果、部署全体の残業時間を効果的に削減することができる。
また、CPU11は、所定の管理対象の社員から分析対象の前記複数の社員を選択するための人員選択用画面としての分析設定画面40及び分析結果画面50を表示部35に表示させ(表示制御手段)、これらの人員選択用画面でのユーザからの入力操作に基づいて、分析対象の複数の社員を特定する(相関情報生成手段)。これにより、影響者による影響の大きさを分析する対象範囲を容易に変更することができる。
また、変形例1に係る勤怠情報管理サーバ1では、勤怠情報131には、複数の日の勤務状況に係る情報が含まれ、CPU11は、複数の日のうち一部を選択するための分析対象日選択用画面としての分析設定画面40を表示部35に表示させ(表示制御手段)、勤怠情報131のうち、分析設定画面40でのユーザからの入力操作に基づいて特定された日に対応する部分に基づいて決定係数R2を算出する(相関情報生成手段)。これにより、影響者による影響の大きさを分析する日の条件を容易に変更することができる。よって、特に退勤時刻が影響者に影響されやすい日の条件を特定することができるため、当該条件を満たす日に早期退勤を促すといった施策を行うことで、より効果的に残業時間を削減することができる。
また、上記実施形態の勤怠分析プログラム13aは、勤怠情報管理サーバ1に設けられたCPU11(コンピュータ)を、複数の社員の勤務状況に係る勤怠情報131に基づいて、複数の社員の各々を対象として、当該対象の社員の勤務状況と、複数の社員のうち対象の社員を除いた社員の退勤時刻との相関に係る相関情報としての決定係数R2を算出する相関情報生成手段、算出された決定係数R2に基づいて、複数の社員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を複数の社員から特定する影響者特定手段、として機能させる。このようなプログラムで勤怠情報管理サーバ1を動作させることで、退勤時刻に係る勤務状況の分析を容易に行うことができる。
また、上記実施形態の勤務管理システム100(情報処理システム)は、複数の社員の出勤時刻及び退勤時刻を記録するタイムレコーダ2(時刻記録装置)と、タイムレコーダ2により記録された出勤時刻及び退勤時刻に基づく複数の社員の勤務状況に係る勤怠情報131を処理する、CPU11を有する勤怠情報管理サーバ1と、を備え、CPU11は、複数の社員の勤務状況に係る勤怠情報131に基づいて、複数の社員の各々を対象として、当該対象の社員の勤務状況と、複数の社員のうち対象の社員を除いた社員の退勤時刻との相関に係る相関情報としての決定係数R2を算出し(相関情報生成手段)、算出した決定係数R2に基づいて、複数の社員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を複数の社員から特定する(影響者特定手段)。このような勤務管理システム100によれば、退勤時刻に係る勤務状況の分析を容易に行うことができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部13のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施形態における記述は、本発明に係る情報処理装置、プログラム及び情報処理システムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、相関図51におけるデータ点のうち影響データ点のみから影響者の退勤時刻と他の社員の退勤時刻との相関の大きさを分析したが、これに限定する趣旨ではなく、例えば全てのデータ点に基づいて退勤時刻の相関を分析しても良い。
また、上記実施形態では、一人の影響者を特定する態様としたが、他の社員の退勤時刻との相関が大きい複数の影響者を特定しても良い。例えば、分析結果画面50において、複数の影響者の各々に対応する複数の相関図51を並べて表示しても良い。あるいは、特定した複数の影響者の氏名等を分析結果画面50の所定の領域に並べて表示し、各影響者を選択する入力操作に応じて、相関図51を、選択された影響者を縦軸とするものに切り替えるようにしても良い。さらには、複数の影響者の各々に対応する複数の相関図51を参照相関図53として、分析結果画面50に表示させても良い。
また、勤怠アラート処理は、図8に示されるアラート画面60を端末装置3の表示部35に表示させる処理に限られず、影響者に退勤を促す他の任意の報知を行う処理とすることができる。例えば、影響者に対する電子メールの送信、メッセージアプリケーション上でのメッセージの送信、端末装置3のスピーカーからの音声による報知などを行う処理としても良い。
また、上記実施形態では、相関図51の縦軸に設定する影響者をドロップダウンリスト52によって変更可能とする例を用いて説明したが、これに限られない。例えば、相関図51の近傍に影響者の候補を表示させた上で、ラジオボタン等による影響者を選択する入力操作に応じて相関図51の縦軸に設定する影響者を切り替えるようにしても良い。
また、上記実施形態では、回帰分析として、回帰直線を導出する例を挙げて説明したが、これに限られず、2次関数といった他の種々の関数を回帰式とする回帰分析を行っても良い。
また、上記実施形態における勤務管理システム100や勤怠情報管理サーバ1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
複数の人員の勤務状況に係る勤怠情報に基づいて、前記複数の人員の各々を対象として、当該対象の人員の勤務状況と、前記複数の人員のうち前記対象の人員を除いた人員の退勤時刻との相関に係る相関情報を生成する相関情報生成手段と、
前記相関情報生成手段により生成された相関情報に基づいて、前記複数の人員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を前記複数の人員から特定する影響者特定手段と、
を備える情報処理装置。
<請求項2>
前記相関情報生成手段は、前記対象の人員の退勤時刻と、当該対象の人員より退勤時刻が遅かった人員の退勤時刻との相関の大きさに係る前記相関情報を生成し、
前記影響者特定手段は、前記相関の大きさに基づいて前記影響者を特定する請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記影響者に対し退勤を促す報知を所定の時刻に行わせる報知制御手段を備える請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
所定の管理対象の人員から分析対象の前記複数の人員を選択するための人員選択用画面を表示部に表示させる表示制御手段を備え、
前記相関情報生成手段は、前記人員選択用画面でのユーザからの入力操作に基づいて前記複数の人員を特定する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記勤怠情報には、複数の日の前記勤務状況に係る情報が含まれ、
当該情報処理装置は、前記複数の日のうち一部を選択するための分析対象日選択用画面を表示部に表示させる表示制御手段を備え、
前記相関情報生成手段は、前記勤怠情報のうち、前記分析対象日選択用画面でのユーザからの入力操作に基づいて特定された日に対応する部分に基づいて前記相関情報を生成する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
情報処理装置に設けられたコンピュータを、
複数の人員の勤務状況に係る勤怠情報に基づいて、前記複数の人員の各々を対象として、当該対象の人員の勤務状況と、前記複数の人員のうち前記対象の人員を除いた人員の退勤時刻との相関に係る相関情報を生成する相関情報生成手段、
前記相関情報生成手段により生成された相関情報に基づいて、前記複数の人員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を前記複数の人員から特定する影響者特定手段、
として機能させるプログラム。
<請求項7>
複数の人員の出勤時刻及び退勤時刻を記録する時刻記録装置と、
前記時刻記録装置により記録された前記出勤時刻及び前記退勤時刻に基づく前記複数の人員の勤務状況に係る勤怠情報を処理する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記勤怠情報に基づいて、前記複数の人員の各々を対象として、当該対象の人員の勤務状況と、前記複数の人員のうち前記対象の人員を除いた人員の退勤時刻との相関に係る相関情報を生成する相関情報生成手段と、
前記相関情報生成手段により生成された相関情報に基づいて、前記複数の人員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を前記複数の人員から特定する影響者特定手段と、
を備える情報処理システム。
1 勤怠情報管理サーバ(情報処理装置)
11 CPU(相関情報生成手段、影響者特定手段、報知制御手段、表示制御手段)
12 RAM
13 記憶部
13a 勤怠分析プログラム
13b 勤怠アラート処理プログラム
13c 社員基本情報ファイル
13d 打刻情報ファイル
13e 勤怠アラート設定ファイル
13f 分析結果ファイル
131 勤怠情報
14 操作部
15 表示部
16 通信部
2 タイムレコーダ(時刻記録装置)
3 端末装置
35 表示部
4 通信ネットワーク
40 分析設定画面(人員選択用画面、分析対象日選択用画面)
50 分析結果画面(人員選択用画面)
60 アラート画面
100 勤務管理システム(情報処理システム)

Claims (7)

  1. 複数の人員の勤務状況に係る勤怠情報に基づいて、前記複数の人員の各々を対象として、当該対象の人員の勤務状況と、前記複数の人員のうち前記対象の人員を除いた人員の退勤時刻との相関に係る相関情報を生成する相関情報生成手段と、
    前記相関情報生成手段により生成された相関情報に基づいて、前記複数の人員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を前記複数の人員から特定する影響者特定手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記相関情報生成手段は、前記対象の人員の退勤時刻と、当該対象の人員より退勤時刻が遅かった人員の退勤時刻との相関の大きさに係る前記相関情報を生成し、
    前記影響者特定手段は、前記相関の大きさに基づいて前記影響者を特定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記影響者に対し退勤を促す報知を所定の時刻に行わせる報知制御手段を備える請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 所定の管理対象の人員から分析対象の前記複数の人員を選択するための人員選択用画面を表示部に表示させる表示制御手段を備え、
    前記相関情報生成手段は、前記人員選択用画面でのユーザからの入力操作に基づいて前記複数の人員を特定する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記勤怠情報には、複数の日の前記勤務状況に係る情報が含まれ、
    当該情報処理装置は、前記複数の日のうち一部を選択するための分析対象日選択用画面を表示部に表示させる表示制御手段を備え、
    前記相関情報生成手段は、前記勤怠情報のうち、前記分析対象日選択用画面でのユーザからの入力操作に基づいて特定された日に対応する部分に基づいて前記相関情報を生成する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置に設けられたコンピュータを、
    複数の人員の勤務状況に係る勤怠情報に基づいて、前記複数の人員の各々を対象として、当該対象の人員の勤務状況と、前記複数の人員のうち前記対象の人員を除いた人員の退勤時刻との相関に係る相関情報を生成する相関情報生成手段、
    前記相関情報生成手段により生成された相関情報に基づいて、前記複数の人員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を前記複数の人員から特定する影響者特定手段、
    として機能させるプログラム。
  7. 複数の人員の出勤時刻及び退勤時刻を記録する時刻記録装置と、
    前記時刻記録装置により記録された前記出勤時刻及び前記退勤時刻に基づく前記複数の人員の勤務状況に係る勤怠情報を処理する情報処理装置と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記勤怠情報に基づいて、前記複数の人員の各々を対象として、当該対象の人員の勤務状況と、前記複数の人員のうち前記対象の人員を除いた人員の退勤時刻との相関に係る相関情報を生成する相関情報生成手段と、
    前記相関情報生成手段により生成された相関情報に基づいて、前記複数の人員の少なくとも一部の退勤時刻に影響を与えている影響者を前記複数の人員から特定する影響者特定手段と、
    を備える情報処理システム。
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