JP2006048376A - リソース管理システム及び方法ならびにコンピュータプログラム - Google Patents

リソース管理システム及び方法ならびにコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 プロジェクトに必要な人的リソースの計画を立案したときに、人的リソースを確保するための適切な通知先へ通知する。
【解決手段】 リソース管理システムに、案件に必要なコンポーネント、期間、及び、前記コンポーネントに対して前記期間に必要な人的リソース数の情報を示すリソース管理情報と、コンポーネントに対応した通知先を示す通知先管理情報とを記憶する記憶手段13と、リソース管理情報の入力を受け、記憶手段13に書き込む書込手段17と、前記リソース管理情報からコンポーネントの情報を取得し、このコンポーネントの情報に対応した通知先の情報を記憶手段13から読み出す通知先選択手段18と、前記ソース管理情報から前記コンポーネントに対して期間毎に必要な人的リソース数の情報を取得し、前記コンポーネントに対応して読み出した通知先へ通知する通知手段19とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リソース管理システム及び方法ならびにコンピュータプログラムに関する。
企業が販売するシステムは、複数のコンポーネントから構成されることがある。例えば、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)システムは、SFA(Sales Force Automation:営業支援)やコールセンタなどの複数のコンポーネントにより構成され、各コンポーネント毎に担当の部署が異なっている。そのため、CRMを顧客へ導入するためのプロジェクトを遂行する場合、各コンポーネントを担当する部署において人的リソースを確保する必要がある。
一方、特許文献1には、製造拠点において、各製造拠点の生産計画に基づいて、各製造拠点での作業内容に適切かつ作業量に必要十分な人的リソースを自動的に配置することについて記載されている。
また、特許文献2には、人的リソースを提供する提供者とそれらを導入する導入者との間の取引を仲介する支援を行うことについて記載されている。
特開2004−145591号公報 特開2003−173401号公報
企業において、顧客へシステムを導入するプロジェクトを立ち上げるときには、まず、各コンポーネントについての人的リソースを確保する必要がある。また、プロジェクトが進行するに従って、必要なコンポーネントが変更されたり、あるいは、コンポーネントが細分化されたりする場合がある。しかし、人的リソースは、迅速な調整ができにくいことがままあるため、各部署においては、今後必要となる人的リソース計画やリソース計画の変更を早期に把握したい、という要望があった。
しかし、特許文献1及び特許文献2においては、プロジェクトに必要な各コンポーネントについて人的リソース計画を立案したときに、この各コンポーネントの担当部署の管理者へ立案あるいは変更した人的リソース計画を自動的に通知するものではない。また、人的リソース計画の実績や今後の予想について分析を行うものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、プロジェクトに必要な人的リソースの計画を立案あるいは変更したときに、人的リソースを確保するための適切な通知先へ通知を行うとともに、人的リソースの計画の実績や予定について分析を行うことができるリソース管理システム及び方法ならびにコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、案件に必要なコンポーネント、期間、及び、前記コンポーネントに対して前記期間に必要な人的リソース数の情報を示すリソース管理情報と、コンポーネントに対応した通知先を示す通知先管理情報とを記憶する記憶手段(13)と、リソース管理情報の入力を受け、前記記憶手段(13)に書き込む書込手段(17)と、前記リソース管理情報からコンポーネントの情報を取得し、このコンポーネントの情報に対応した通知先の情報を前記記憶手段(13)内の通知先管理情報から読み出す通知先選択手段(18)と、前記リソース管理情報から前記コンポーネントに対して期間毎に必要な人的リソース数の情報を取得し、前記コンポーネントに対応して読み出した前記通知先へ通知する通知手段(19)と、を備えることを特徴とするリソース管理システムである。
また、上記リソース管理装置であって、前記記憶手段(13)に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、期間、または、コンポーネントを担当する部署毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計する分析手段(34)をさらに備える、ことを特徴とする。
また、上記リソース管理装置であって、前記記憶手段(13)は、前記案件の進捗または確度の情報をさらに記憶し、前記記憶手段(13)に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、任意の期間、コンポーネントを担当する部署、進捗、または、確度毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計する分析手段(34)をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、リソース管理システムに用いられるリソース管理方法であって、案件に必要なコンポーネント、期間、及び、前記コンポーネントに対して前記期間に必要な人的リソース数の情報を示すリソース管理情報と、コンポーネントに対応した通知先を示す通知先管理情報とを記憶する記憶手段(13)を用意し、リソース管理情報の入力を受け、前記記憶手段(13)に書き込み(ステップS3)、前記リソース管理情報からコンポーネントの情報を取得し、このコンポーネントの情報に対応した通知先の情報を前記記憶手段(13)内の通知先管理情報から読み出し(ステップS4)、前記リソース管理情報から前記コンポーネントに対して期間毎に必要な人的リソース数の情報を取得し、前記コンポーネントに対応して読み出した前記通知先へ通知する(ステップS5)、ことを特徴とするリソース管理方法である。
また、上記リソース管理方法において、前記記憶手段(13)に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、期間、または、コンポーネントを担当する部署毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計する、ことを特徴とする。
また、上記リソース管理方法であって、前記記憶手段(13)は、前記案件の進捗または確度の情報をさらに記憶し、前記記憶手段(13)に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、任意の期間、コンポーネントを担当する部署、進捗、または、確度毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計する、ことを特徴とする。
また、本発明は、案件に必要なコンポーネント、期間、及び、前記コンポーネントに対して前記期間に必要な人的リソース数の情報を示すリソース管理情報と、コンポーネントに対応した通知先を示す通知先管理情報とを記憶する記憶手段(13)、を備えたリソース管理システムに用いられるコンピュータプログラムであって、リソース管理情報の入力を受け、前記記憶手段(13)に書き込むステップ(ステップS3)と、前記リソース管理情報からコンポーネントの情報を取得し、このコンポーネントの情報に対応した通知先の情報を前記記憶手段(13)内の通知先管理情報から読み出すステップ(ステップS4)と、前記リソース管理情報から前記コンポーネントに対して期間毎に必要な人的リソース数の情報を取得し、前記コンポーネントに対応して読み出した前記通知先へ通知するステップ(ステップS5)と、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラムである。
また、上記コンピュータプログラムであって、前記記憶手段(13)に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、期間、または、コンポーネントを担当する部署毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、上記コンピュータプログラムであって、前記記憶手段(13)は、前記案件の進捗または確度の情報をさらに記憶し、前記記憶手段(13)に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、任意の期間、コンポーネントを担当する部署、進捗、または、確度毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計するステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
なお、本欄において参照している「(符号)」は、後述する欄(発明を実施するための最良の形態)において対応する構成を例示するのみで、何ら特許請求の範囲の各請求項の解釈を限定するものではない。
上記発明によれば、案件に必要な各コンポーネントに対する人的リソースの計画が立案あるいは変更された場合に、この立案あるいは変更された人的リソースの計画を、各コンポーネントを担当する部署において人的リソースを手配する管理者へ自動的に配信する。これにより、各部署における人的リソースの確保のトリガとする。
また、立案されたリソース計画の実績や予定を分析することにより、各部署における人的リソースの最適配置の指標とすることができる。
以下、図面を参照し、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるリソース管理システムの構成を示すブロック図である。リソース管理システムは、リソース管理装置10と、従業員の端末装置20と、分析装置30とを、ネットワークNを介して接続してなる。ネットワークNは、LAN(Local Area Network)などのプライベートネットワークや、インターネット、VPN(virtual private network)などの公衆ネットワークにより構成される。
リソース管理装置10は、例えば、サーバで構成することができる。リソース管理装置10は、制御手段11、通信手段12、記憶手段13、及び、情報管理手段14を備える。
制御手段11は、CPU(central processing unit)及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。通信手段12は、ネットワークNを介して端末装置20及び分析装置30とデータを送受信する機能を有する。
記憶手段13は、案件管理情報と、リソース管理情報と、通知先管理情報としての通知先テーブル、及び、アドレステーブルとを記憶する。
案件管理情報は、案件の管理に係る情報を示す。案件管理情報は、案件管理情報の識別情報、案件に係る顧客の情報、案件の担当者の情報、案件の進捗状況の情報、案件の確度の情報、案件に必要なコンポーネントの情報などを含む。ここでは、案件は、顧客へシステムを導入するプロジェクトであり、コンポーネントは、システムを構成する製品であるとする。
リソース管理情報は、案件に必要な人的リソースの情報を示す。リソース管理情報は、案件が登録されている案件管理情報の識別情報、案件に係る顧客の情報、案件の担当者の情報、案件が継続する期間の情報、各コンポーネントに必要な人的リソースの計画(以下、「リソース計画」とも記載)を示す明細情報などを保持する。明細情報は、コンポーネントの情報、当該コンポーネントについて所定の期間毎に必要な人的リソースの情報などを含む。
通知先テーブルは、コンポーネントに対応した通知先の識別情報を管理する。通知先は、例えば、コンポーネントの開発、カスタマイズ、メンテナンス等を担当している部署や、その部署において人的リソースを確保する管理者などである。
アドレステーブルは、通知先の識別情報に対応したアドレス情報を管理する。
情報管理手段14は、受付手段15、出力指示手段16、書込手段17、通知先選択手段18、及び、通知手段19からなる。
受付手段15は、従業員の端末装置20から、リソース計画の登録や変更の指示を受ける。出力指示手段16は、登録あるいは変更するリソース計画の情報を入力するためのリソース計画入力画面情報を生成して端末装置20へ受け渡す。書込手段17は、受付手段15が受けたリソース計画の登録や変更の指示を基に、記憶手段13内のリソース管理情報の登録または変更を行う。通知先選択手段18は、記憶手段13内の通知先テーブル及びアドレステーブルを参照し、登録あるいは変更されたリソース計画の通知先のアドレス情報を取得する。通知手段19は、通知先選択手段18が読み出したアドレス情報を宛先とした電子メールにより、登録あるいは変更されたリソース計画を通知する。
分析装置30は、例えば、データウェアハウスであり、サーバで構成することができる。分析装置30は、制御手段31、通信手段32、記憶手段33、及び、分析手段34を備える。
制御手段31は、CPU及び各種メモリから構成され、各部の制御や、データの一時的な格納や、データの転送等を行う。通信手段32は、ネットワークNを介してリソース管理装置10とデータを送受信する機能を有する。記憶手段33は、リソース管理装置10から取得した案件管理情報及びリソース管理情報を蓄積する。分析手段34は、記憶手段33内の案件管理情報及びリソース管理情報を基に、リソース計画の実績及び予定を分析する。
端末装置20は、例えばパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants:情報携帯端末)、携帯電話、PHS(パーソナルハンディフォンシステム)などのコンピュータ端末である。端末装置20は、マウスやキーボードなどにより入力されたデータを、ネットワークNを介してリソース管理装置10へ送信する機能と、ネットワークNを介して電子メールを受信する機能を備える。
次に、各データの構成例について説明する。
図2は、案件管理情報の構成例を示す図である。同図において、案件管理情報は、案件を識別するとともに案件管理情報の識別情報として用いられる案件No.、案件の簡単な説明を示す案件テキスト情報、顧客を識別するための顧客番号や顧客名などの顧客の情報、担当者を識別するための担当者社員IDや担当者名などの担当者の情報、進捗の情報、確度の情報、及び、コンポーネント情報を含んでいる。コンポーネント情報は、コンポーネントとしての製品を識別する製品ID及び製品名の情報からなる。また、確度は、HOT/WARM/COLDの3段階で示される。
図3は、リソース管理情報の構成例を示す図である。同図において、リソース管理情報は、案件No.、案件テキスト情報、顧客番号や顧客名などの顧客の情報、担当者社員IDや担当者名などの担当者の情報、開始年及び月と終了年及び月とからなる期間の情報、コンポーネント毎の明細情報などを含んでいる。明細情報は、製品ID及び製品名からなるコンポーネントの情報と、各月に必要な人的リソースを示す人的リソースの情報と、明細の簡単な説明を示す明細テキストの情報とからなる。
図4は、通知先テーブルの構成例を示す図である。同図において、通知先テーブルは、製品IDに対応した通知先の識別情報を保持している。通知先の識別情報は、例えば、従業員の社員IDなどが用いられるが、企業内の組織あるいは役職などのポジションの識別情報であってもよい。
同図において、製品ID「P0001」で識別されるコンポーネントについては、「AAAAAA」で識別される通知先へリソース計画通知を行うことを示している。同様に、製品ID「P0002」で識別されるコンポーネントについては、「BBBBBB」で識別される通知先へリソース計画通知を行うことを示している。
図5は、アドレステーブルの構成例を示す図である。同図において、アドレステーブルは、通知先の識別情報に対応する電子メールアドレスの情報を保持している。
図6は、リソース管理装置10が表示するリソース計画入力画面の画面イメージを示す図である。
同図において、リソース計画入力画面には、案件の期間の情報を入力するための期間入力フィールドと、案件に必要な各コンポーネントについて、プロジェクト期間の各月に必要な人的リソース数を入力するためのリソース入力フィールドとが表示される。期間入力フィールドには、リソース管理情報内に登録されている期間の情報が、リソース入力フィールドには、案件管理情報内に登録されている各コンポーネントの各月の人的リソース数がデフォルトで表示される。さらに、リソース計画入力画面には、案件管理情報内に登録されている顧客名(得意先)、案件テキスト情報(テキスト)、案件の担当者名(担当SA)、案件No.などが表示される。
次に、リソース管理システムの動作について説明する。
図7は、リソース管理装置10におけるリソース計画立案処理のフローチャートを示す。
従業員は、新たな案件が発生したときに、リソース管理装置10の記憶手段13に案件管理情報(図2)を登録しておく。そして、リソース計画を立案するときに、従業員は、案件No.など、リソース計画立案対象の案件管理情報を特定する案件特定情報を端末装置20へ入力し、リソース管理装置10への送信を指示する。これにより、端末装置20は、案件特定情報を進捗管理装置10へ送信する。
リソース管理装置10の受付手段15は、端末装置20から受信した案件特定情報を出力指示手段16へ受け渡す。すると、出力指示手段16は、受信した案件特定情報により特定される案件管理情報を記憶手段13から読み出し、さらに、読み出した案件管理情報と同一の案件No.を持つリソース管理情報を読み出す(ステップS1)。ここでは、最初のリソース計画の立案であるため、リソース管理情報が未登録であるとする。
出力指示手段16は、読み出した案件管理情報内の情報を基に、リソース計画入力画面(図6)を表示するための画面データを生成して端末装置20へ送信する(ステップS2)。このとき、リソース管理情報が未登録のため、デフォルトとして、期間入力フィールドの開始年及び月に現在の月を表示し、プロジェクト期間が半年間となるような終了年及び月を表示する。また、各月のリソース入力フィールドは、デフォルトとして全て0を表示するか、ブランクとする。
端末装置20は、リソース管理装置10から画面データを受信すると、リソース計画入力画面を表示する。従業員は、期間を変更する場合、リソース計画入力画面の期間入力フィールドに、変更後の開始年及び月と、終了年及び月とを入力し、変更ボタンを押す。端末装置20は、入力された変更後の開始年及び月と、終了年及び月との情報を示す期間入力情報をリソース管理装置10へ送信する。
リソース管理装置10の受付手段15は、期間入力情報を端末装置20から受信する。すると、出力指示手段16は、期間入力情報を基に変更したリソース計画入力画面情報を表示するための画面データを生成して端末装置20へ送信する。変更したリソース計画入力画面には、変更された期間と、この期間における各月について各コンポーネントの人的リソースを入力するためのリソース入力フィールドが表示される。
端末装置20は、リソース管理装置10から画面データを受信すると、期間が変更されたリソース計画入力画面を表示する。担当者は、リソース計画入力画面のリソース入力フィールドに、各コンポーネントに対して各月に必要な人的リソース数を入力し、保存ボタン押下する。すると、端末装置20は、各コンポーネントの識別情報と、各コンポーネントの各月の人的リソース数とを示すリソース入力情報をリソース管理装置10へ送信する。このときさらに、各コンポーネントの明細テキストを端末装置20に入力し、明細テキスト入力情報としてあわせてリソース管理装置10へ送信してもよい。
リソース管理装置10の受付手段15がリソース入力情報、明細テキスト入力情報を受信すると、書込手段17は、リソース管理情報を生成して記憶手段13内に登録する(ステップS3)。登録するリソース管理情報には、ステップS1において特定された案件管理情報内で示される案件No.、案件テキスト、顧客番号、顧客名、担当者社員ID、担当者名、製品ID及び製品名からなるコンポーネントの情報と、期間入力情報で示される開始年及び月及び終了年及び月の情報と、リソース入力情報で示される各コンポーネントの各月の人的リソース数の情報と、明細テキスト入力情報で示される各コンポーネントの明細テキストの情報とが書き込まれる。
続いて、通知先選択手段18は、リソース管理情報内の各コンポーネントの製品IDをキーに、通知先テーブル(図4)から通知先の識別情報を読み出す。さらに、通知先選択手段18は、この通知先の識別情報をキーに、アドレステーブル(図5)から電子メールアドレスを読み出す(ステップS4)。
通知手段19は、通知先選択手段18が読み出した電子メールアドレスを宛先として、立案されたリソース計画を電子メールで配信する(ステップS5)。具体的には、ステップS3において登録されたリソース管理情報内の案件No.、案件テキスト情報、顧客の情報、担当者の情報、期間の情報、コンポーネントの情報及び当該コンポーネントについて各月に必要な人的リソースの情報、明細テキストなどが電子メールで通知される。
リソース計画の通知を受けた管理者は、通知された電子メールを基に、製品に対するスキルを備えた従業員を、必要な時期にアサインする。
立案されたリソース計画に変更がある場合も図7と同様の手順となる。
リソース計画の変更を行うとき、リソース計画の変更対象の案件管理情報を指定する案件特定情報が端末装置20からリソース管理装置10へ送信される。この場合、ステップS1において、案件特定情報で特定された案件管理情報と同一の案件No.を持つリソース管理情報が読み出される。これにより、ステップS2において、リソース管理装置10の出力指示手段16は、特定された案件管理情報及びリソース管理情報内の情報を基に、リソース計画入力画面を表示するための画面データを生成して端末装置20へ送信する。すなわち、期間入力フィールド、リソース入力フィールドには、読み出されたリソース管理情報内から取得した情報がデフォルトで表示される。
ステップS3において、端末装置20の表示するリソース計画入力画面のリソース入力フィールドに変更後の人的リソース数が入力され、保存ボタンが押下されると、リソース入力情報がリソース管理装置10へ送信される。リソース管理装置10の書込手段17は、端末装置20から受信したリソース入力情報により、記憶手段13内のリソース管理情報を更新する。その後、ステップS4以降の処理により、変更されたリソース計画が電子メールで配信される。
また、コンポーネントに変更がある場合も図7と同様の手順となる。
案件に必要なコンポーネントに変更がある場合、従業員は、リソース管理装置10の記憶手段13に記憶されている案件管理情報内のコンポーネントの情報を変更し、登録する。端末装置20は、この変更した案件管理情報を指定する案件特定情報をリソース管理装置10へ送信する。すると、ステップS1において、案件特定情報で特定された案件管理情報と、この案件管理情報と同一の案件No.を持つリソース管理情報とが読み出される。これにより、ステップS2において、リソース管理装置10の出力指示手段16は、変更があった案件管理情報及びリソース管理情報内の情報を基に、リソース計画入力画面を表示するための画面データを生成して端末装置20へ送信する。このとき、案件管理情報には登録されているが、リソース管理情報には登録されていないコンポーネントについては、リソース入力フィールドに0またはブランクを表示する。
そして、ステップS3において、リソース管理装置10の書込手段17は、端末装置20から受信したリソース入力情報や明細テキスト入力情報により、記憶手段13内のリソース管理情報を更新する。その後、ステップS4以降の処理により、変更されたリソース計画が電子メールで配信される。
次に、分析装置30の動作について説明する。
リソース管理装置10の書込手段17は、案件管理情報やリソース管理情報の登録、あるいは、修正がある度に、分析装置30へ当該情報を送信する。分析装置30は、受信したデータを記憶手段33内に書き込む。あるいは、定期的にリソース管理装置10内の記憶手段13の情報を読み出して、記憶手段33に書き込むことでもよい。
分析装置30の分析手段34は、分析開始の指示が入力されたとき、あるいは、所定の時間に、記憶手段33内に登録されているリソース管理情報と、当該リソース管理情報と同一の案件No.を持つ案件管理情報とを参照し、プロジェクト、プロジェクトの進捗、プロジェクトの確度、コンポーネント、コンポーネントを担当している部署、または、任意の期間、あるいは、これらの任意の組み合せなどの分析条件毎に、過去の実績及び今後計画されている人的リソース数を集計する。そして、この集計した情報を、記憶手段33に書き込んだり、画面やプリンタに出力したり、各部署の管理者などへ電子メールで送信したりする。任意の期間とは、例えば、3年前から2年後までにおける各月、4半期、半年、1年など、ユーザが指定する期間である。また、コンポーネントを担当している部署の情報は、予め製品IDに対応させて内部に記憶しておく。
上記の実施の形態においては、案件は、顧客へシステムを導入するプロジェクトとしているが、営業、販売、購買、開発、研究等の各種プロジェクトや、セミナー、トレーニング、展示会などのイベントなどであってもよい。また、コンポーネントを製品としているが、これに限定するものではなく、例えば、業務、必要なスキル、提供するサービス、部品、モジュール、開発・研究・イベントにおけるテーマなどであってもよい。
上記実施形態によれば、案件に必要な各コンポーネントに対する人的リソースについての計画が立案あるいは変更された場合に、この立案あるいは変更された人的リソースの計画を、各コンポーネントを担当する部署において人的リソースを手配する管理者へ自動的に通知する。これにより、各部署における人的リソースの確保のトリガとする。
また、立案されたリソース計画の実績や予定を分析することにより、各部署における人的リソースの最適配置の指標とすることができる。
なお、上述のリソース管理装置10、端末装置20、及び、分析装置30は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述したリソース管理装置10の記憶手段13及び情報管理手段14、ならびに、端末装置20、分析装置30の記憶手段33及び分析手段34の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ROMの他に、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のシステムやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態によるリソース管理システムの構成を示すブロック図である。 同実施の形態による案件管理情報の構成例を示す図である。 同実施の形態によるリソース管理情報の構成例を示す図である。 同実施の形態による通知先テーブルの構成例を示す図である。 同実施の形態によるアドレステーブルの構成例を示す図である。 同実施の形態によるリソース計画入力画面の画面イメージを示す図である。 同実施の形態によるリソース計画立案処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
10・・・リソース管理装置
11、31・・・制御手段
12、32・・・通信手段
13、33・・・記憶手段
14・・・情報管理手段
15・・・受付手段
16・・・出力指示手段
17・・・書込手段
18・・・通知先選択手段
19・・・通知手段
20・・・端末装置
30・・・分析装置
34・・・分析手段

Claims (9)

  1. 案件に必要なコンポーネント、期間、及び、前記コンポーネントに対して前記期間に必要な人的リソース数の情報を示すリソース管理情報と、コンポーネントに対応した通知先を示す通知先管理情報とを記憶する記憶手段と、
    リソース管理情報の入力を受け、前記記憶手段に書き込む書込手段と、
    前記リソース管理情報からコンポーネントの情報を取得し、このコンポーネントの情報に対応した通知先の情報を前記記憶手段内の通知先管理情報から読み出す通知先選択手段と、
    前記リソース管理情報から前記コンポーネントに対して期間毎に必要な人的リソース数の情報を取得し、前記コンポーネントに対応して読み出した前記通知先へ通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とするリソース管理システム。
  2. 前記記憶手段に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、期間、または、コンポーネントを担当する部署毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計する分析手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリソース管理システム。
  3. 前記記憶手段は、前記案件の進捗または確度の情報をさらに記憶し、
    前記記憶手段に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、任意の期間、コンポーネントを担当する部署、進捗、または、確度毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計する分析手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリソース管理システム。
  4. リソース管理システムに用いられるリソース管理方法であって、
    案件に必要なコンポーネント、期間、及び、前記コンポーネントに対して前記期間に必要な人的リソース数の情報を示すリソース管理情報と、コンポーネントに対応した通知先を示す通知先管理情報とを記憶する記憶手段を用意し、
    リソース管理情報の入力を受け、前記記憶手段に書き込み、
    前記リソース管理情報からコンポーネントの情報を取得し、このコンポーネントの情報に対応した通知先の情報を前記記憶手段内の通知先管理情報から読み出し、
    前記リソース管理情報から前記コンポーネントに対して期間毎に必要な人的リソース数の情報を取得し、前記コンポーネントに対応して読み出した前記通知先へ通知する、
    ことを特徴とするリソース管理方法。
  5. 前記記憶手段に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、期間、または、コンポーネントを担当する部署毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のリソース管理方法。
  6. 前記記憶手段は、前記案件の進捗または確度の情報をさらに記憶し、
    前記記憶手段に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、任意の期間、コンポーネントを担当する部署、進捗、または、確度毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のリソース管理方法。
  7. 案件に必要なコンポーネント、期間、及び、前記コンポーネントに対して前記期間に必要な人的リソース数の情報を示すリソース管理情報と、コンポーネントに対応した通知先を示す通知先管理情報とを記憶する記憶手段、
    を備えたリソース管理システムに用いられるコンピュータプログラムであって、
    リソース管理情報の入力を受け、前記記憶手段に書き込むステップと、
    前記リソース管理情報からコンポーネントの情報を取得し、このコンポーネントの情報に対応した通知先の情報を前記記憶手段内の通知先管理情報から読み出すステップと、
    前記リソース管理情報から前記コンポーネントに対して期間毎に必要な人的リソース数の情報を取得し、前記コンポーネントに対応して読み出した前記通知先へ通知するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 前記記憶手段に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、期間、または、コンポーネントを担当する部署毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記記憶手段は、前記案件の進捗または確度の情報をさらに記憶し、
    前記記憶手段に記憶されているリソース管理情報内の人的リソース数を、コンポーネント、任意の期間、コンポーネントを担当する部署、進捗、または、確度毎、あるいは、これらの任意の組み合せ毎に集計するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。

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