JP5264295B2 - 内容器及び二重容器、並びに内容器の製造方法 - Google Patents
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Description
この内容器は、例えば押出成形もしくはブロー成形等によって全体が一体に形成されている。
本発明に係る内容器は、内容物が充填されると共に、外容器に内装されて用いられる有底筒状の内容器であって、減容変形可能に形成された筒状の胴部と、圧縮成形もしくは射出成形によって全体が前記胴部より厚肉に形成されると共に、該胴部の上端開口部である一端開口部に融着もしくは溶着された筒状の口部側部材と、を備え、前記口部側部材には、径方向外側に向けて突設されると共に、前記外容器に内装されたときにその上端開口縁上に支持される支持突起が一体に形成され、前記口部側部材は、容器軸方向に延在し、前記支持突起が一体に形成された大径部と、該大径部の下端に設けられ、下方に向かうに従って漸次拡径する連結部と、を備え、前記連結部の外周面に前記胴部の一端開口部の内周面が融着もしくは溶着されていることを特徴とするものである。
また、内容器が外容器に内装されているため、二重容器に不意の外力が加えられたとしても、この外力を外容器により受け止めさせることにより、この外力に起因して内容器の胴部が変形したり破れたりするのを防止することができる。
また、吐出器を備えているので、内容物を内容器から容易に吐出させることができる。
また、口部側部材形成工程の際、口部側部材を圧縮成形もしくは射出成形しながら、口部側部材と胴部とを融着もしくは溶着させるので、口部側部材の形成と、口部側部材及び胴部の接着とを個々に行う場合に比べて、効率良く製造することができる。
また、本発明に係る二重容器によれば、内容器を外容器に対して安定させて配置しつつ、材料の使用量を低減することができる。
また、本発明に係る内容器の製造方法によれば、前記内容器を効率良く製造することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る二重容器1を、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る二重容器1は、図1に示すように、内容物Fが充填される内容器2と、内容器2が内装される外容器3と、内容器2の口部4側に設けられ、内容物Fを吐出する吐出器5と、を備えている。更に、本実施形態に係る二重容器1では、カバーキャップ6を備えている。
カバーキャップ6は、多段の円筒状に形成されると共に、外容器3の前記雄ネジに螺着され、容器軸Lと同軸に配設されている。カバーキャップ6は、内周面に雌ネジが形成された大径部7と、大径部7より小径の中径部8と、中径部8より小径の小径部9と、が下方から上方に向けてこの順に連設されている。
中径部8と小径部9とを連結する第1段部10の下面には、円筒状の内筒部11が、中径部8との間に隙間をあけて容器軸Lと同軸に突設されている。この内筒部11は、内容器2の口部4内に液密に嵌合されている。なお、大径部7と中径部8とを連結する第2段部8aは、下方から上方に向かうに従って漸次縮径している。
なお、本実施形態の内容器2は、胴部23、口部側部材24、及び底部25のいずれも、例えばポリエチレンテレフタラート等によって形成されている。
底部25は、例えば圧縮成形もしくは射出成形等により有頂円筒状に形成され、その外径が胴部23の内径より僅かに小さくなっている。底部25の上端部の外周面は、胴部23の下端部の内周面と融着もしくは溶着されている。この底部25により、内容器2は自立可能とされている。
口部4の外周面には、雄ネジが形成されている。
大径部26の下端には、下方に向かうに従って漸次拡径する連結部28が設けられている。この連結部28の外周面に前記胴部23の上端開口部23aの内周面が融着もしくは溶着されている。
ここで、図示の例では、支持突起29は、大径部26の外周面からフランジ状に突設され、大径部26と一体に形成されている。支持突起29の肉厚は、大径部26の肉厚より僅かに大きくなっている。支持突起29は、その下面の外周縁部が外容器3の上端開口縁に当接され、且つその上面の外周縁部がカバーキャップ6における前記第2段部8aの下端部に当接されている。このように支持突起29が支持されることによって、内容器2は、容器軸Lと同軸に配設されると共に、底部25の下端が外容器3の底面に接触しない状態で外容器3内に配設される。
内容器2の製造方法は、胴部23を形成する胴部形成工程と、口部側部材24を圧縮成形しながら、口部側部材24と胴部23の上端開口部23aとを融着もしくは溶着させる口部側部材形成工程と、を備えている。更に本実施形態では、内容器2の製造方法は、下端開口部23bと底部25とを融着もしくは溶着させる底部形成工程とを備える。
まず、シート材を形成し、そのシート材を打ち抜いて円板状体24aを形成する。その後、この円板状体24aを、図2に示すように、胴部形成工程で形成した胴部23の上端開口部23a内に嵌合させる。
次に、前述した口部側部材24の外面形状に沿った内面形状を有する外型を、前述のように嵌合された円板状体24a上に配置した後、口部側部材24の内面形状に沿った外面形状を有するマンドレルを胴部23内にその下端開口部23bから挿入して、前記外型内に向けて移動させる。そして、外型の内面及びマンドレルの外面によって、円板状体24aを上下面から挟み込むことにより、口部側部材24を成形する。この際、口部側部材24の連結部28と胴部23の上端開口部23aとが融着もしくは融着する。
以上により、前述した内容器2が形成される。
まず、オーバーキャップ22を取り外し、ポンプヘッド18を押し下げることにより、シリンダ部20内の内容物Fを吐出口21から外部へ吐出させる。その後、ポンプヘッド18の押し下げを解除すると、内容器2の内容物Fがシリンダ部20内に吸い上げられる。この際、内容器2の内部が減圧され、内容器2の胴部23が減容変形する。
また、内容器2が外容器3に内装されているため、二重容器1に不意の外力が加えられたとしても、この外力を外容器3により受け止めさせることにより、この外力に起因して内容器2の胴部23が変形したり破れたりするのを防止することができる。
また、吐出器5を備えているので、内容物Fを内容器2から容易に吐出させることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態を、図3を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付しその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
また、外容器3の上端開口縁3aにおいて径方向内側に位置する部分に、支持突起42が配置される支持溝が一対形成されている。この支持溝に支持突起42が配置されることで、内容器41は、容器軸L回りの回転が防止された状態で、外容器3に支持されている。
吐出器5の取付キャップ12は、内容器41の口部4の雄ねじに螺着されている。
しかも、二重容器40によれば、内容器41に吐出器5を直接装着するので、二重容器40の部品点数を抑えることができる。
例えば、上記実施形態では、圧縮成形によって口部側部材24を形成したが、射出成形によって形成してもよい。
また、上記実施形態では、吐出器5として内容器2内の内容物Fを吸い上げる機能があるものを用いたが、単なるノズル等でも構わない。
2、41 内容器
3 外容器
3a 外容器の上端開口縁
4 口部
5 吐出器
23 胴部
23a 胴部の上端開口部(胴部の一端開口部)
24 口部側部材
29、42 支持突起
F 内容物
Claims (3)
- 内容物が充填されると共に、外容器に内装されて用いられる有底筒状の内容器であって、
減容変形可能に形成された筒状の胴部と、
圧縮成形もしくは射出成形によって全体が前記胴部より厚肉に形成されると共に、該胴部の上端開口部である一端開口部に融着もしくは溶着された筒状の口部側部材と、を備え、
前記口部側部材には、径方向外側に向けて突設されると共に、前記外容器に内装されたときにその上端開口縁上に支持される支持突起が一体に形成され、
前記口部側部材は、容器軸方向に延在し、前記支持突起が一体に形成された大径部と、該大径部の下端に設けられ、下方に向かうに従って漸次拡径する連結部と、を備え、
前記連結部の外周面に前記胴部の一端開口部の内周面が融着もしくは溶着されていることを特徴とする内容器。 - 内容物が充填される有底筒状の内容器と、
該内容器が内装される外容器と、
前記内容器の口部側に設けられ、前記内容物を吐出する吐出器と、を備える二重容器であって、
前記内容器は、請求項1に記載の内容器であることを特徴とする二重容器。 - 請求項1に記載の内容器の製造方法であって、
前記胴部を形成する胴部形成工程と、
前記口部側部材を圧縮成形もしくは射出成形しながら、該口部側部材と前記胴部の一端開口部とを融着もしくは溶着させる口部側部材形成工程と、
を備えることを特徴とする内容器の製造方法。
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JP2008143840A JP5264295B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 内容器及び二重容器、並びに内容器の製造方法 |
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Cited By (1)
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2008
- 2008-05-30 JP JP2008143840A patent/JP5264295B2/ja active Active
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