JP5263986B2 - シリアル受信装置並びにシリアル受信装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

シリアル受信装置並びにシリアル受信装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、シリアルコードを受信してパラレルコードに変換するシリアル受信装置等に関し、一例を述べれば、不連続コードに対応した8B/10Bデコーダ設計によるシリアル受信装置の性能改善技術に関する。なお、本明細書において単に「コード」というときは、主にパラレルコードを指すものとする。
例えばPCI(Peripheral Component Interconnect) Expressでは、送信側クロックが受信側クロックに比べて速いことを考慮し、SKPシンボルが送信コードに埋め込まれ転送される(例えば特許文献1、2参照。)。しかし、このSKPシンボルは、送信側クロックが受信側クロックと同等又は遅い場合に、不要であるにもかかわらず存在するため転送性能を低下させていた。特にシリアル送受信インタフェースを備えた装置を多段接続する場合、装置単体のレイテンシ(latency)の違いは、システム全体の性能に大きな影響を与える。
以下、関連技術のシリアル受信装置について説明する。図10は、関連技術のシリアル受信装置を示すブロック図である。図11は、関連技術のシリアル受信装置における送信側及び受信側のクロック速度差とエラスティックバッファ(以下「EB」という。)に対する書き込み及び読み出しコードとの関係を示す図表である。以下、この図面に基づき説明する。
シリアル受信装置110は、シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ(以下「CDR」という。)回路111、シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザ112、送信側と受信側との周波数差を吸収するEB120、EB120に対するコードの書込み及び読み出しを制御する制御部130、及び、送信側で8B/10B符号化されたコードを復号する8B/10Bデコーダ140から構成される。制御部130は、ライトイネーブル生成部131、ライトポインタ132、リードイネーブル生成部133、リードポインタ134及びEB使用量算出部135を有する。
一般に、高速シリアル通信においては、コードとクロック(タイミング情報)を1本のラインに重畳して伝送し、受信側のCDR回路111でクロックとコードを分離する構成を採る。これは、コード中にクロックを埋め込むことにより、コード−クロック間のスキュー(skew)発生を防止するという利点がある。ここで、クロック復元を容易にするための技術として利用されているのが、8B/10Bである。
8B/10Bは、8bitデータのそれぞれに“0”又は“1”が4bit以上連続しない10bitコードを割り当て符号化することで、受信側での転送コードからのクロック復元を容易にする。8bitデータに対応する10bitコードを「Dコード」という。また、Dコード以外にも制御用の特殊コードが定められており、これらを「Kキャラクタ」という。Dコード及びKキャラクタは、それぞれDxx.y(D00.0〜D31.7)及びKxx.y(K28.5など)と表現される。
10bitコードの“0”及び“1”の個数の差を、ディスパリティ(disparity)という。それまでに発行された全コードの累積ディスパリティは、ランニング・ディスパリティ(以下「RD:Running Disparity」という。)と呼ばれる。各Dコード及び各Kキャラクタには、各々二通りの10bitコードが割り当てられている。この二通りのコードをRDの極性(+/−)に応じて使い分けることで、転送コードのDC(Direct Current)バランスを保証する。受信側では、RDが規則に従っているか否かのチェックを行い、コードエラーを検出する。
受信側クロックと送信側クロックとの発振源が異なる場合、公称周波数が同じであっても偏差による僅かな周波数差を伴う。この受信側と送信側との周波数差吸収に用いられるのが、COMシンボル(K28.5)とそれに連なる複数のSKPシンボル(K28.0)である。一例として、PCI Expressでは、「SKIPオーダード・セット」と呼ばれる「COM+SKP+SKP+SKP」の配列を、1180〜1538回に1回の割合で送信時に挿入することが定められている。「COM」は一連のコードセットの先頭を示すシンボルであり、「SKP」は周波数調整のために挿抜されるタイミング調整用シンボルである。
なお、SKP挿抜は、任意のタイミングで行うことはできず、連続するSKPの数を増減することのみ可能である。これは、SKPが“0”及び“1”の5bitずつのコードであるためにSKP前後でRDの極性は反転せず、SKPを任意の数だけ増減してもRDエラーが発生しないためである。
このSKP数増減処理によって、すなわち転送されてきたコードを水増し又は間引くことによって、送信側と受信側との周波数差を吸収している。このSKP挿抜処理はEB120で行われる。
なお、以上の構成はシリアル受信装置110の最小単位であり、実際には同様の構成を複数チャネル分束ねることが可能である。このとき、各チャネルの処理はほぼ独立して行われるため、例えば、SKPの増減数がチャネル毎に異なるという可能性がある。チャネル間の同期を取る際にはCOMを先頭と認識し整列させるため、COMに続くSKP数がチャネル毎に異なると、データ整列が正常に行えない。そのため関連技術では、8B/10B後にSKPを全て除去するなどの処理が行われている。
受信側クロックが送信側クロックより速い場合、補正を行わなければ速度差が積み重なって徐々にEB使用量が減少していく。そのため、EB使用量がある値以下になった段階でAE(Almost Empty)フラグを立て、SKP挿入を開始する必要がある。なお、逆に受信側クロックが送信側クロックより遅い場合は、AF(Almost Full)フラグに従ってSKP削除を行う。
特開2005−268910号公報 特開2007−036366号公報
次に、関連技術の課題について説明する。上述した速度差補正は任意のタイミングで行えるわけではなく、受信したコード内の連続するSKP列のSKP数を増やす(又は減らす)ことによってタイミング調整を行う。すなわち、SKP挿入/削除を行うためには、連続するSKP列を受信するまで待つ必要がある。このタイムラグを考慮した上で、AEフラグを立てる条件を設定する必要がある。このようなマージンを持たせてAEフラグを立てるということは、定常状態においてはEBにマージンの分だけ余分なコードが滞留することを意味するので、EBへのコードの書き込みから読み出しまでのレイテンシを増大させる。
AEフラグが立った場合にEBからのコードの読み出しを一時的に止めることができれば、上記タイムラグは考慮する必要がなくなる。しかし、関連技術における8B/10Bデコーダは前段のEBから読み出されるコードを絶え間なく処理しているため、EBからのコードの読み出しを止めた場合にRDチェックが正しく機能しない。
そこで、本発明の目的は、EBからのコードの読み出しを一時的に止めることができ、かつEBからのコードの読み出しを止めてもRDチェックが正しく機能するシリアル受信装置等を提供することにある。
本発明のシリアル受信装置は、
シリアルコードからクロックを復元するCDR回路と、
このCDR回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するEBと、
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御する機能と、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御する機能と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際にコード有効信号を出力する機能とを有する制御部と、
前記コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのRDを検出し、当該RDと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したRDとの規則性をチェックするデコーダと、
を備えたことを特徴とする。
本発明に係るシリアル受信装置の制御方法は、
シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ回路と、
このクロック・データ・リカバリ回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するエラスティックバッファと、
コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのランニング・ディスパリティを検出し、当該ランニング・ディスパリティと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティとの規則性をチェックするデコーダと、
を備えたシリアル受信装置を制御する方法であって、
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御し、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御し、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際に前記コード有効信号を出力する、
ことを特徴とする。
本発明に係るシリアル受信装置の制御プログラムは、
シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ回路と、
このクロック・データ・リカバリ回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するエラスティックバッファと、
コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのランニング・ディスパリティを検出し、当該ランニング・ディスパリティと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティとの規則性をチェックするデコーダと、
コンピュータと、
を備えたシリアル受信装置に用いられる制御プログラムであって。
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御する機能と、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御する機能と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際にコード有効信号を出力する機能と、
を前記コンピュータに実現するためのものである。
本発明によれば、EBに書き込まれたコードがあるときにのみ当該コードを読み出すことにより、EBからのコードの読み出しを一時的に止めることができる。かつ、EBからコードを読み出す際にコード有効信号を出力し、このコード有効信号が出力されたときにコードの復号化及びRD検出を行い、当該RDと前回のコード有効信号が出力されたときのRDとの規則性をチェックすることにより、EBからのコードの読み出しを止めてもRDチェックを正しく実行することができる。
本発明に係るシリアル受信装置の一実施形態を示すブロック図である。 図1におけるEBの一例を示すブロック図である。 図1のシリアル受信装置における、送信側及び受信側のクロック速度差とEBに対する書き込み及び読み出しコードとの関係を示す図表である。 図1における8B/10Bデコーダの一例を示すブロック図である。 関連技術の8B/10Bデコーダにおける、SKP挿抜が発生しない場合の動作を示すタイムチャートである。 関連技術の8B/10Bデコーダにおける、SKP挿入が発生する場合の動作を示すタイムチャートである。 図1の8B/10Bデコーダにおける、EBからのコード読み出しが中断しない場合の動作を示すタイムチャートである。 図1の8B/10Bデコーダにおける、EBからのコード読み出しが中断する場合の動作を示すタイムチャートである。 本発明に係るシリアル受信装置の制御方法及び制御プログラムの一実施形態を示すフローチャートである。 関連技術のシリアル受信装置を示すブロック図である。 関連技術のシリアル受信装置における、送信側及び受信側のクロック速度差とEBに対する書き込み及び読み出しコードとの関係を示す図表である。
図1は、本発明に係るシリアル受信装置の一実施形態を示すブロック図である。図2は、図1におけるEBの一例を示すブロック図である。以下、図1及び図2に基づき説明する。
本実施形態のシリアル受信装置10は、CDR回路11、デシリアライザ12、EB20、制御部30及び8B/10Bデコーダ40を備えている。CDR回路11は、シリアルコードからクロックを復元する。デシリアライザ12は、CDR回路11で復元されたクロックを用いて、シリアルコードをパラレルコードに変換する。EB20は、記憶手段21と、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードを記憶手段21に書き込む書き込み手段22と、記憶手段21からパラレルコードを読み出す読み出し手段23とを有する。制御部30は、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードのうちSKPシンボルを除いた残りのパラレルコードを記憶手段21に書き込むように書き込み手段22を制御する機能と、記憶手段21に書き込まれたパラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように読み出し手段23を制御する機能と、記憶手段21からパラレルコードを読み出す際にコード有効信号Validを出力する機能とを有する。8B/10Bデコーダ40は、コード有効信号Validが出力されたときに、記憶手段21から読み出されたパラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのRDを検出し、当該RDと前回のコード有効信号Validが出力されたときに検出したRDとの規則性をチェックする。
本実施形態では、受信するシリアルコードが8B/10Bによって符号化されているので、デコーダとして8B/10Bデコーダを用い、タイミング調整用シンボルとしてSKPシンボルを用いている。EB20としては、レイテンシを優先する点及びバッファ容量としてもそれほど必要ない点から、フリップフロップ回路が好ましいが、例えばDRAMやSRAMなどの半導体メモリを用いることもできる。これらの場合、記憶手段21はメモリセルに相当し、書き込み手段22は書き込み回路に相当し、読み出し手段23は読み出し回路に相当する。
制御部30は、ライトイネーブル生成部31、ライトポインタ32、リードイネーブル生成部33、リードポインタ34及びEB使用量算出部35を有する。ライトポインタ32は、ライトイネーブル生成部31から出力されたライトイネーブル信号WEを計数する。リードポインタ34は、リードイネーブル生成部33から出力されたリードイネーブル信号REを計数する。ライトイネーブル生成部31は、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードを解析することによりタイミング調整用シンボルを検出し、当該タイミング調整用シンボル以外のパラレルコードを記憶手段21に書き込むように書き込み手段22へライトイネーブル信号WEを出力する。EB使用量算出部35は、ライトポインタ32で計数されたライトイネーブル信号WEとリードポインタ34で計数されたリードイネーブル信号REとの差分から、記憶手段21における記憶領域の使用量を算出する。リードイネーブル生成部33は、EB使用量算出部35で算出された使用量が0でないときにのみ、記憶手段21からパラレルコードを読み出すようにリードイネーブル信号REを読み出し手段23へ出力するとともに読み出し手段23を介してコード有効信号Validを出力する。
シリアル受信装置10によれば、EB20に書き込まれたコードがあるときにのみ当該コードを読み出すことにより、EB20からのコードの読み出しを一時的に止めることができる。しかも、EB20からコードを読み出す際にコード有効信号Validを出力し、このコード有効信号Validが出力されたときにコードの復号化及びRD検出を行い、当該RDと前回のコード有効信号Validが出力されたときのRDとの規則性をチェックすることにより、EB20からのコードの読み出しを止めてもRDチェックを正しく実行することができる。
以下、本実施形態のシリアル受信装置10について更に詳しく説明する。図1に示すように、シリアル受信装置10は、シリアルコード伝送路から受信したシリアルコードのクロック復元を行うCDR回路11と、シリアル−パラレル変換を行うデシリアライザ12と、SKPシンボルのEB20への書き込みをマスクするライトイネーブル生成部31と、コードを格納するEB20と、EB20のライトポインタ32とリードポインタ34との値が不一致の場合のみEB20からのコード読み出しを許可するリードイネーブル生成部33と、EB20から読み出された10bitコードを復号するとともに、RDの極性を次の有効コードの到達まで保持し、受信した有効コードのRDと直前の有効コードのRDとに基づいてRDチェックを行う8B/10Bデコーダ部40とで構成されている。
次に、図1及び図3を用いてシリアル受信装置10の動作を説明する。
(1)まず、シリアル受信装置10は、シリアルコード伝送路からSKPを含むコードを受信する。
(2)CDR回路11では、受信コードからクロックを復元する。
(3)デシリアライザ12では、復元したクロックを用いてコードのシリアル−パラレル変換を行い、パラレルコードを出力する。
(4)ライトイネーブル生成部31では、パラレルコードを解析し、SKP以外のコードであればEB20に書き込む制御を行う。
(5)EB20のライトポインタ32をリード側クロックに同期させ、ライトポインタ32とリードポインタ34との差分からEB使用量を算出する。
(6)リードイネーブル生成部33では、EB使用量が0でないときのみ、EB20からコードを読み出す制御を行う。その際、8B/10Bデコーダ40へのコード有効信号Validを立てる
(7)8B/10Bデコーダ40では、EB20から読み出したコードのRDチェック及び8B/10B復号を行う。得られたRDは、次の有効コードが到達するまで保持し、次のRDチェックに用いる
次に、図4乃至図8を用いて、8B/10Bデコーダ40の構成と動作の詳細を説明する。図4は、8B/10Bデコーダ40を示すブロック図である。
8B/10Bデコーダ40は、10bit→8bit変換部41と、RD生成部42と、シフトレジスタ51〜58とを含む。図中の点線は、コード有効信号Validを示している。8B/10Bデコーダ40が関連技術と異なるのは、主にコード有効信号Validが追加されている点である。シフトレジスタ58は、前回のコード有効信号Validが出力されたときに検出したRDを保持するレジスタに相当する。シフトレジスタ51〜58は、それぞれ例えばフリップフロップ(F/F)などからなる。
10bit→8bit変換部41は、EB20から読み出された10bitコードを対応する8bitデータへ変換する。ただし、不正な10bitコードを受信した場合は、Code Violation Error(CVE)に“1”を出力する。また、8bitデータへの変換と同時にディスパリティ解析を行い、抽出したディスパリティ情報(Disparity)をRD生成部42へ出力する。
RD生成部42では、入力されたDisparityとその時点のRD極性との組み合わせによりRDチェックを行い、不正な組み合わせである場合にはRD Error(RDE)に“1”を出力する。DisparityとRD極性との組み合わせが適切であれば、RDを再計算して更新する。このとき、Disparityが中立(すなわち、10bitコード中の“0”と“1”との数が同じ)であればRD極性は直前の状態を保持し、Disparityが中立でなければRD極性は反転する。
ここで、関連技術では10bit→8bit変換部及びRD生成部がともに常時動作していたのに対し、本実施形態ではどちらも前段より受信したコード有効信号Validにより動作を制御される。すなわち、各部に入力されるコード有効信号Validが“0”のとき、10bit→8bit変換部41における10bit→8bit変換及びDisparity抽出、並びにRD生成部42におけるRDチェック及びRD再計算は行われない。
ここで、図1の本実施形態のシリアル受信装置10と図10の関連技術のシリアル受信装置110との相違点を、対比して説明する。
まず、図1の本実施形態のシリアル受信装置10について説明する。ライトイネーブル生成部31では、次の書込みコードがSKPのとき、WE=0となり、WPをカウントアップしない、すなわちSPKを破棄する。リードイネーブル生成部33では、AEのとき、RE=0となり、RPをカウントアップしない、すなわちEB20からのコード読み出しを止める。8B/10Bデコーダ部40では、次の有効コードが来るまで、RDを保持する。
これに対して、図10の関連技術のシリアル受信装置110では次のようになる。ライトイネーブル生成部131では、AFかつ次の書込みコードがSKPのとき、WE=0となり、WPをカウントアップしない、すなわちSPKを破棄する。リードイネーブル生成部134では、AEかつ次の読みだしコードがSKPのとき、RE=0となり、RPをカウントアップしない、すなわち次のサイクルで同じSKPを読み出す。8B/10Bデコーダ部140では、RDが毎サイクル更新される。
図5乃至図8は、関連技術及び本実施形態それぞれの8B/10Bデコーダの動作を示すタイムチャートである。以下、図中の信号名について説明する。「送信側クロック」は、送信側から伝送されたシリアルコードからCDR回路により復元されたクロックであり、EBより前段の回路及びEBのライトアクセスに用いられる。「受信コード」はシリアル−パラレル変換により生成された10bitのパラレルコードである。「受信側クロック」はEBのリードアクセス及びEBより後段の回路に用いられる。「10bitコード」はEBから読み出された10bit信号であり、「8bitデータ」はそれを10bit→8bit変換したものである。「Disparity」は、10bitコードを解析して得られたディスパリティ情報であり、10bit→8bit変換前の10bitコードの“0”と“1”の数の差(+1,0,−1のいずれか)を表している。「RD」はRDの極性を示す信号である。「Valid1T」及び「Valid2T」は、本実施形態で新たに加えたコード有効信号及びデータ有効信号であり、それぞれ10bitコード及び8bitデータに対応する。
図中の「[+]」、「[中立]」、「[−]」は10bitコード中の“0”と“1”の数の差がそれぞれ“+1”、“0”、“−1”であることを示している。「COM」及び「SKP」はそれぞれKキャラクタのCOMシンボル及びSKPシンボルを示し、「D」はDコードのいずれかを示している。
図5及び図6は、関連技術における8B/10Bデコーダのタイムチャートである。図5にはSKP挿抜が発生しない場合のチャートを示し、図6にはSKP挿入が発生する場合のチャートを示した。図5と図6を比較すると、図6の10bitコード以降のコード(データ)列では、連続するSKPの数が4つに増えていることがわかる。なお、SKPの抜き取りが行われる場合には、逆に連続するSKPの数が減ることになる。ただし、SKP挿抜の数は1つとは限らない。
図7及び図8は、本実施形態における8B/10Bデコーダのタイムチャートである。図7にはEBからのコード読み出しが中断しない場合のチャートを示し、図8にはEBからのコード読み出しが中断する場合のチャートを示した。図5と図7とを比較すると、関連技術ではEBからSKPが読み出されていた箇所が、本実施形態では無効なコードとなっている。これは、本実施形態では、SKPがEBに格納されないためEBが一時的に空になり、EBからのコード読み出しが停止するためである。また、コードが無効のときはRDの更新が停止するため、次のサイクルでRDは変化しない。
また、図8の10bitコードに注目すると、DコードとDコードとの間に無効なコードが含まれている。これは、Dコード列の読み出しの途中で、EBからのコード読み出しが中断したことを示している。このことは、関連技術でSKP挿入によるタイミング調整を行うにはSKP列の受信を待つ必要があったのに対し、本実施形態では速やかにコード読み出し停止によるタイミング調整を行えることを表している。
次に、本実施形態のシリアル受信装置の効果について説明する。
AEフラグを立てる、EB使用量の設定値を下げることができ、定常状態におけるEBの平均使用量を減らすことができる。すなわち、EBのレイテンシを削減できる。定量的には、想定する条件(SKP挿入周期、許容する周波数偏差など)にもよるが、関連技術では5T程度のEBレイテンシが、本実施形態では3Tまで削減できる。
本実施形態におけるCDR、シリアル−パラレル変換、EB使用量算出、8B/10B復号(RDチェックを除く)は、関連技術とほぼ同様の回路である。関連技術に追加する処理は、EBのEmpty時のFIFO読み出し抑制、8B/10BデコーダのRD保持とその制御である。逆に回路が簡略化するのは、Almost Full判定処理の不要化、WE生成の簡単化(SKPマスク条件がAlmost Full→無条件へ変更)である。いずれも回路量の増減は僅かであり、回路規模は関連技術と同程度に抑えられる。
本実施形態では、EB書き込み時にSKPを全てマスクするため、関連技術のようにチャネル毎にSKP数が異なるという状態は発生しない。そのため、8B/10B後にチャネル間同期を取る際に、SKPを揃える処理が不要となる。さらには、RE生成条件を、「当該チャネルのEBがEmptyでない」から「全チャネルのEBがEmptyでない」に変更することで、EBからのコード読み出し時にチャネル間で同期を取ることも可能である。
図9は、本発明に係るシリアル受信装置の制御方法及び制御プログラムの一実施形態を示すフローチャートである。以下、「シリアル受信装置の制御方法」及び「シリアル受信装置の制御プログラム」を、単に「制御方法」及び「制御プログラム」と略称する。以下、本発明に係る制御方法及び制御プログラムの一実施形態について説明する。まず、本発明に係る制御方法の一実施形態について説明する。本実施形態の制御方法は、シリアル受信装置10の動作の一部であるので、図9に加え図1乃至図3に基づき説明する。
本実施形態の制御方法は、CDR回路11、デシリアライザ12、EB20及び8B/10Bデコーダ40を備えたシリアル受信装置10を制御する方法であり、制御部30の動作として実現されている。すなわち、本実施形態の制御方法は、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードのうちSKPシンボルを除いた残りのパラレルコードを記憶手段21に書き込むように書き込み手段22を制御し、記憶手段21に書き込まれたパラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように読み出し手段23を制御し、記憶手段21からパラレルコードを読み出す際にコード有効信号Validを出力する。
例えば、図9に示すように、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードを解析する(ステップ101)ことによりSKPシンボルを検出し(ステップ102)、このSKPシンボル以外のパラレルコードを記憶手段21に書き込むように書き込み手段22へライトイネーブル信号WEを出力する(ステップ103)ことにより、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードのうちSKPシンボルを除いた残りのパラレルコードを記憶手段21に書き込むように書き込み手段22を制御することができる。そして、出力されたライトイネーブル信号WE及びリードイネーブル信号REを計数し(ステップ104)、計数されたライトイネーブル信号WE及びリードイネーブル信号REとの差分から、記憶手段21における記憶領域の使用量を算出し(ステップ105)、算出された使用量が0でないときにのみ(ステップ106)、記憶手段21からパラレルコードを読み出すようにリードイネーブル信号REを読み出し手段23へ出力する(ステップ107)とともにす読み出し手段23を介してコード有効信号Validを出力する(ステップ108)ことにより、記憶手段21に書き込まれたパラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように読み出し手段23を制御し、記憶手段21からパラレルコードを読み出す際にコード有効信号Validを出力することができる。
次に、本発明に係る制御プログラムの一実施形態について説明する。本実施形態の制御プログラムは、シリアル受信装置10の制御部30の各機能をコンピュータに実現するためのものであるので、図9に加え図1乃至図3に基づき説明する。
本実施形態の制御プログラムが用いられるシリアル受信装置10では、制御部30がコンピュータからなる。このコンピュータは、例えばCPU、メモリ(ROM及びRAM)、入出力インタフェース等からなるマイクロコンピュータである。すなわち、本実施形態の制御プログラムは、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードのうちSKPシンボルを除いた残りのパラレルコードを記憶手段21に書き込むように書き込み手段22を制御する機能と、記憶手段21に書き込まれたパラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように読み出し手段23を制御する機能と、記憶手段21からパラレルコードを読み出す際にコード有効信号Validを出力する機能とを、コンピュータ(30)に実現するためのものである。
例えば、図9に示すように、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードのうちSKPシンボルを除いた残りのパラレルコードを記憶手段21に書き込むように書き込み手段22を制御する機能は、デシリアライザ12で変換されたパラレルコードを解析する(ステップ101)ことによりSKPシンボルを検出し(ステップ102)、このSKPシンボル以外のパラレルコードを記憶手段21に書き込むように書き込み手段22へライトイネーブル信号WEを出力する(ステップ103)ことからなる。そして、記憶手段21に書き込まれたパラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように読み出し手段23を制御する機能と、記憶手段21からパラレルコードを読み出す際にコード有効信号Validを出力する機能とは、出力されたライトイネーブル信号WE及びリードイネーブル信号REを計数し(ステップ104)、計数されたライトイネーブル信号WE及びリードイネーブル信号REとの差分から、記憶手段21における記憶領域の使用量を算出し(ステップ105)、算出された使用量が0でないときにのみ(ステップ106)、記憶手段21からパラレルコードを読み出すようにリードイネーブル信号REを読み出し手段23へ出力する(ステップ107)とともに読み出し手段23を介してコード有効信号Validを出力する(ステップ108)ことからなる。なお、本実施形態の制御プログラムは、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブル・デバイスに用いることもできる。また、レイテンシ削減の観点からは、プログラムよりも論理回路として実現することが好ましい。
本実施形態の制御方法及び制御プログラムのその他の構成、作用及び効果は、本実施形態のシリアル受信装置10のそれらと同様である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
コード(データ)幅をは、図1では10bit(8B/10Bデコーダ以降は8bit)としているが、これに限定しない。同様に、8B/10Bデコーダも、コード(データ)幅の異なる同様の回路(3B/4Bデコーダ、5B/6Bデコーダなど)に置き換え可能である
8B/10Bデコーダは、図4に構成を示しているが、本質的に同様の機能を有する回路であればよく、必ずしも図示したものと一致している必要はない。例えば、10bit→8bit変換の前にRD生成を行ってもよい。また、図4では10bitコード及び8bitデータとValidとの対応を示すためにF/Fを記載しているが、F/Fの段数は動作周波数等の条件を満足する限り増減してもよい。
図5乃至図8にDisparityの値として[+]、[中立]、[−]を示しているが、実際にはこの三通りに限る必要はない。RD生成、RDチェック等の処理に必要な情報があれば、過不足なくRD生成部に入力するものとする。
図5乃至図8の受信コードには、COMの後にSKPが三つ続くコード列を示しているが、このSKPの数は必ずしも三つである必要はない。送信側では、周波数偏差の許容範囲等の条件に応じて、適切な数のSKPを適切な間隔で埋め込めばよい。
次に、本発明の効果について総括する。
換言すると、本発明では、EBからのコードの読み出しが連続しない場合でも正しくRDチェックが行える8B/10Bデコーダを設計した。これにより、8B/10Bデコーダの前段にあるEBに滞留するコードの数を減らすことが可能になるので、関連技術に比べEBにおけるレイテンシを40%以上削減できる。つまり、コードが不連続であっても正しくRDチェックが行えるよう、8B/10Bデコーダにコード有効信号を与え、次の有効なコードが到達するまで直前のRD結果を保持するよう設計した。そのため、EBでは、受信側クロックが送信側クロックよりも早い場合でも、単にコードの読み出しを止めればよい。コードの読み出しの停止は即時行うことができるため、EB使用量が0になってから読み出しを止めることも可能である(ただし、EB使用量を算出するためにライトポインタをリード側クロックへ乗り換える必要があり、すべりが発生する。真のFIFO使用量は算出される値よりも大きい。これは関連技術でも全く同様である。)。結果として、EBに滞留するコードを最小限に抑え、EBへのコードの書き込みから読み出しまでのレイテンシを改善できる。
以上、上記実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。
また、上記の実施形態の一部又は全部は以下の付記のようにも記載され得るが、本発明は以下の構成に限定されるものではない。
(付記1)シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ回路と、
このクロック・データ・リカバリ回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するエラスティックバッファと、
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御する機能と、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御する機能と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際にコード有効信号を出力する機能とを有する制御部と、
前記コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのランニング・ディスパリティを検出し、当該ランニング・ディスパリティと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティとの規則性をチェックするデコーダと、
を備えたことを特徴とするシリアル受信装置。
(付記2)付記1記載のシリアル受信装置において、
前記制御部は、ライトイネーブル生成部、ライトポインタ、リードイネーブル生成部、リードポインタ及びEB使用量算出部を有し、
前記ライトポインタは、前記ライトイネーブル生成部から出力されたライトイネーブル信号を計数し、
前記リードポインタは、前記リードイネーブル生成部から出力されたリードイネーブル信号を計数し、
前記ライトイネーブル生成部は、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを解析することにより前記タイミング調整用シンボルを検出し、当該タイミング調整用シンボル以外の前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段へ前記ライトイネーブル信号を出力し、
前記EB使用量算出部は、前記ライトポインタで計数された前記ライトイネーブル信号と前記リードポインタで計数された前記リードイネーブル信号との差分から、前記記憶手段における記憶領域の使用量を算出し、
前記リードイネーブル生成部は、前記EB使用量算出部で算出された前記使用量が0でないときにのみ、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出すように前記リードイネーブル信号を前記読み出し手段へ出力するとともに前記読み出し手段を介して前記コード有効信号を出力する、
ことを特徴とするシリアル受信装置。
(付記3)付記1又は2記載のシリアル受信装置において、
前記デコーダは、前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティを保持するレジスタを有する、
ことを特徴とするシリアル受信装置。
(付記4)付記1、2又は3記載のシリアル受信装置において、
前記シリアルコードは、8B/10Bによって符号化されており、
前記デコーダは、8B/10Bデコーダであり、
前記タイミング調整用シンボルは、SKPシンボルである、
ことを特徴とするシリアル受信装置。
(付記5)シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ回路と、
このクロック・データ・リカバリ回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するエラスティックバッファと、
コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのランニング・ディスパリティを検出し、当該ランニング・ディスパリティと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティとの規則性をチェックするデコーダと、
を備えたシリアル受信装置を制御する方法であって、
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御し、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御し、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際に前記コード有効信号を出力する、
ことを特徴とするシリアル受信装置の制御方法。
(付記6)付記5記載のシリアル受信装置の制御方法において、
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを解析することにより前記タイミング調整用シンボルを検出し、当該タイミング調整用シンボル以外の前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段へ前記ライトイネーブル信号を出力することにより、
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御し、
出力された前記ライトイネーブル信号及びリードイネーブル信号を計数し、計数された前記ライトイネーブル信号及び前記リードイネーブル信号との差分から、前記記憶手段における記憶領域の使用量を算出し、算出された前記使用量が0でないときにのみ、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出すように前記リードイネーブル信号を前記読み出し手段へ出力するとともに前記読み出し手段を介して前記コード有効信号を出力することにより、
前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御し、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際に前記コード有効信号を出力する、
シリアル受信装置の制御方法。
(付記7)付記5又は6記載のシリアル受信装置の制御方法において、
前記シリアルコードは、8B/10Bによって符号化されており、
前記デコーダは、8B/10Bデコーダであり、
前記タイミング調整用シンボルは、SKPシンボルである、
ことを特徴とするシリアル受信装置の制御方法。
(付記8)シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ回路と、
このクロック・データ・リカバリ回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するエラスティックバッファと、
コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのランニング・ディスパリティを検出し、当該ランニング・ディスパリティと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティとの規則性をチェックするデコーダと、
コンピュータと、
を備えたシリアル受信装置に用いられる制御プログラムであって。
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御する機能と、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御する機能と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際にコード有効信号を出力する機能と、
を前記コンピュータに実現するための、シリアル受信装置の制御プログラム。
(付記9)付記8記載のシリアル受信装置の制御プログラムにおいて、
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御する機能は、
前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを解析することにより前記タイミング調整用シンボルを検出し、当該タイミング調整用シンボル以外の前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段へ前記ライトイネーブル信号を出力することからなり、
前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御する機能、及び、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際に前記コード有効信号を出力する機能は、
出力された前記ライトイネーブル信号及びリードイネーブル信号を計数し、計数された前記ライトイネーブル信号及び前記リードイネーブル信号との差分から、前記記憶手段における記憶領域の使用量を算出し、算出された前記使用量が0でないときにのみ、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出すように前記リードイネーブル信号を前記読み出し手段へ出力するとともに前記読み出し手段を介して前記コード有効信号を出力することからなる、
ことを特徴とするシリアル受信装置の制御プログラム。
(付記10)付記8又は9記載のシリアル受信装置の制御プログラムにおいて、
前記シリアルコードは、8B/10Bによって符号化されており、
前記デコーダは、8B/10Bデコーダであり、
前記タイミング調整用シンボルは、SKPシンボルである、
ことを特徴とするシリアル受信装置の制御プログラム。
本発明は、シリアルコードを受信してパラレルコードに変換するシリアル受信装置等、例えば不連続コードに対応した8B/10Bデコーダ設計によるシリアル受信装置等に利用可能である。
10 シリアル受信装置
11 CDR回路(クロック・データ・リカバリ回路)
12 デシリアライザ
20 EB(エラスティックバッファ)
21 記憶手段
22 書き込み手段
23 読み出し手段
30 制御部
31 ライトイネーブル生成部
32 ライトポインタ
33 リードイネーブル生成部
34 リードポインタ
35 EB使用量算出部
40 8B/10Bデコーダ(デコーダ)
41 10bit→8bit変換部
42 RD生成部
51〜58 シフトレジスタ

Claims (7)

  1. シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ回路と、
    このクロック・データ・リカバリ回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
    記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するエラスティックバッファと、
    前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御する機能と、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御する機能と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際にコード有効信号を出力する機能とを有する制御部と、
    前記コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのランニング・ディスパリティを検出し、当該ランニング・ディスパリティと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティとの規則性をチェックするデコーダと、
    を備え
    前記制御部は、ライトイネーブル生成部、ライトポインタ、リードイネーブル生成部、リードポインタ及びEB使用量算出部を有し、
    前記ライトポインタは、前記ライトイネーブル生成部から出力されたライトイネーブル信号を計数し、
    前記リードポインタは、前記リードイネーブル生成部から出力されたリードイネーブル信号を計数し、
    前記ライトイネーブル生成部は、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを解析することにより前記タイミング調整用シンボルを検出し、当該タイミング調整用シンボル以外の前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段へ前記ライトイネーブル信号を出力し、
    前記EB使用量算出部は、前記ライトポインタで計数された前記ライトイネーブル信号と前記リードポインタで計数された前記リードイネーブル信号との差分から、前記記憶手段における記憶領域の使用量を算出し、
    前記リードイネーブル生成部は、前記EB使用量算出部で算出された前記使用量が0でないときにのみ、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出すように前記リードイネーブル信号を前記読み出し手段へ出力するとともに前記読み出し手段を介して前記コード有効信号を出力する、
    ことを特徴とするシリアル受信装置。
  2. 請求項記載のシリアル受信装置において、
    前記デコーダは、前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティを保持するレジスタを有する、
    ことを特徴とするシリアル受信装置。
  3. 請求項1又は2記載のシリアル受信装置において、
    前記シリアルコードは、8B/10Bによって符号化されており、
    前記デコーダは、8B/10Bデコーダであり、
    前記タイミング調整用シンボルは、SKPシンボルである、
    ことを特徴とするシリアル受信装置。
  4. シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ回路と、
    このクロック・データ・リカバリ回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
    記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するエラスティックバッファと、
    コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのランニング・ディスパリティを検出し、当該ランニング・ディスパリティと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティとの規則性をチェックするデコーダと、
    を備えたシリアル受信装置を制御する方法であって、
    前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御し、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御し、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際に前記コード有効信号を出力し、
    前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを解析することにより前記タイミング調整用シンボルを検出し、当該タイミング調整用シンボル以外の前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段へ前記ライトイネーブル信号を出力することにより、
    前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御し、
    出力された前記ライトイネーブル信号及びリードイネーブル信号を計数し、計数された前記ライトイネーブル信号及び前記リードイネーブル信号との差分から、前記記憶手段における記憶領域の使用量を算出し、算出された前記使用量が0でないときにのみ、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出すように前記リードイネーブル信号を前記読み出し手段へ出力するとともに前記読み出し手段を介して前記コード有効信号を出力することにより、
    前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御し、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際に前記コード有効信号を出力する、
    シリアル受信装置の制御方法。
  5. 請求項記載のシリアル受信装置の制御方法において、
    前記シリアルコードは、8B/10Bによって符号化されており、
    前記デコーダは、8B/10Bデコーダであり、
    前記タイミング調整用シンボルは、SKPシンボルである、
    ことを特徴とするシリアル受信装置の制御方法。
  6. シリアルコードからクロックを復元するクロック・データ・リカバリ回路と、
    このクロック・データ・リカバリ回路で復元された前記クロックを用いて前記シリアルコードをパラレルコードに変換するデシリアライザと、
    記憶手段と、前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込む書き込み手段と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す読み出し手段とを有するエラスティックバッファと、
    コード有効信号が出力されたときに、前記記憶手段から読み出された前記パラレルコードを復号化するとともに当該パラレルコードのランニング・ディスパリティを検出し、当該ランニング・ディスパリティと前回の前記コード有効信号が出力されたときに検出したランニング・ディスパリティとの規則性をチェックするデコーダと、
    コンピュータと、
    を備えたシリアル受信装置に用いられる制御プログラムであって。
    前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御する機能と、前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御する機能と、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際にコード有効信号を出力する機能と、
    を前記コンピュータに実現するための、シリアル受信装置の制御プログラムであって、
    前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードのうちタイミング調整用シンボルを除いた残りのパラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段を制御する機能は、
    前記デシリアライザで変換された前記パラレルコードを解析することにより前記タイミング調整用シンボルを検出し、当該タイミング調整用シンボル以外の前記パラレルコードを前記記憶手段に書き込むように前記書き込み手段へ前記ライトイネーブル信号を出力することからなり、
    前記記憶手段に書き込まれた前記パラレルコードがあるときにのみ当該パラレルコードを読み出すように前記読み出し手段を制御する機能、及び、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出す際に前記コード有効信号を出力する機能は、
    出力された前記ライトイネーブル信号及びリードイネーブル信号を計数し、計数された前記ライトイネーブル信号及び前記リードイネーブル信号との差分から、前記記憶手段における記憶領域の使用量を算出し、算出された前記使用量が0でないときにのみ、前記記憶手段から前記パラレルコードを読み出すように前記リードイネーブル信号を前記読み出し手段へ出力するとともに前記読み出し手段を介して前記コード有効信号を出力することからなる、
    ことを特徴とするシリアル受信装置の制御プログラム。
  7. 請求項記載のシリアル受信装置の制御プログラムにおいて、
    前記シリアルコードは、8B/10Bによって符号化されており、
    前記デコーダは、8B/10Bデコーダであり、
    前記タイミング調整用シンボルは、SKPシンボルである、
    ことを特徴とするシリアル受信装置の制御プログラム。
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