JP5263520B2 - 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム - Google Patents

表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5263520B2
JP5263520B2 JP2008292802A JP2008292802A JP5263520B2 JP 5263520 B2 JP5263520 B2 JP 5263520B2 JP 2008292802 A JP2008292802 A JP 2008292802A JP 2008292802 A JP2008292802 A JP 2008292802A JP 5263520 B2 JP5263520 B2 JP 5263520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
state information
display control
sampling period
visual field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008292802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010116126A (ja
Inventor
英文 岡部
智之 国立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2008292802A priority Critical patent/JP5263520B2/ja
Publication of JP2010116126A publication Critical patent/JP2010116126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5263520B2 publication Critical patent/JP5263520B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

本発明は、表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムに関する。
従来、ドライバの姿勢に合わせた映像を、車両の天井を支持する柱(以下、ピラー)に表示することができる運転支援装置が提案されている。この運転支援装置は、車両に取り付けられたカメラを用いて、ピラーによって生じる死角領域の映像を撮影し、撮影された映像をピラーの内側に表示する。この際、ドライバの頭部の位置を検出し、ピラーに対する頭部の位置に応じて死角の角度を算出して、ピラーの内側に表示される映像を制御する(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−22267号公報
ところで、運転中のドライバの頭部の動き方は、例えば直進走行時や右左折走行時などの走行状況に応じて異なるが、上述の如き従来の装置では、このような走行状況による差異を考慮せずにドライバの頭部の位置を検出していた。このため、頭部が細動していた場合に、その頭部の位置の検出結果に基づいてピラーの内側に表示される映像も細動してしまい、ドライバに不快感を与えてしまう可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、走行状況に応じた最適な映像の表示制御が可能な表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の表示制御システムは、車両の周辺の画像を取得する周辺画像取得手段と、前記車両のドライバの視野に関する状態を特定する視野状態情報を取得する視野状態情報取得手段と、前記視野状態情報に基づいて、前記画像における切取範囲を設定する切取範囲設定手段と、前記画像のうち前記切取範囲に対応する画像を表示する表示手段と、を備える表示制御システムであって、前記車両の状態を特定する車両状態情報を複数取得する車両状態情報取得手段と、複数の車両状態情報の各々に対応付けられたサンプリング周期を備えた制御テーブルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記制御テーブルから前記車両状態情報取得手段により取得された複数の車両状態情報の各々に対応付けられたサンプリング周期を抽出し、当該抽出した複数のサンプリング周期に基づいて、前記視野状態情報取得手段が前記視野状態情報を取得するサンプリング周期を設定するサンプリング周期設定手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の表示制御システムは、請求項1に記載の表示制御システムにおいて、前記車両状態情報は、前記車両の速度を特定する速度情報であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の表示制御システムは、請求項1又は2に記載の表示制御システムにおいて、前記車両状態情報は、前記車両の現在位置を特定する位置情報であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の表示制御システムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の表示制御システムにおいて、前記車両状態情報は、前記車両のステアリングの操舵角を特定するステアリング情報であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の表示制御方法は、車両の周辺の画像を取得する周辺画像取得ステップと、前記車両のドライバの視野に関する状態を特定する視野状態情報を取得する視野状態情報取得ステップと、前記視野状態情報に基づいて、前記画像における切取範囲を設定する切取範囲設定ステップと、前記画像のうち前記切取範囲に対応する画像を表示手段に表示させる表示ステップと、を含む表示制御方法であって、前記車両の状態を特定する車両状態情報を複数取得する車両状態情報取得ステップと、複数の車両状態情報の各々に対応付けられたサンプリング周期を備えた制御テーブルから、前記車両状態情報取得ステップにおいて取得された複数の車両状態情報の各々に対応付けられたサンプリング周期を抽出し、当該抽出した複数のサンプリング周期に基づいて、前記視野状態情報取得ステップ前記視野状態情報を取得するサンプリング周期を設定するサンプリング周期設定ステップとを含むことを特徴とする。
また、請求項6に記載の表示制御プログラムは、請求項5に記載の方法をコンピュータに実行させる。
請求項1に記載の表示制御システム、請求項5に記載の表示制御方法、及び請求項6に記載の表示制御プログラムによれば、車両状態情報に基づいて設定したサンプリング周期で視野状態情報取得手段が視野状態情報を取得し、この視野状態情報に基づいて、車両の周辺の画像における切取範囲を設定するので、走行状況に応じて適切なサンプリング周期で視野状態情報を取得し切取範囲を設定することが可能となり、走行状況に応じた最適な表示制御を行うことができる。
また、請求項2に記載の表示制御システムによれば、車両状態情報は、車両の速度を特定する速度情報であるので、車両の速度によって異なる出力制御を行うことができる。例えば、ドライバの頭部の動きが小さい高速走行時にサンプリング周期を大きくする等により、表示手段の不必要な細動を低減することができる。
また、請求項3に記載の表示制御システムによれば、車両状態情報は、車両の現在位置を特定する位置情報であるので、車両の現在位置によって異なる出力制御を行うことができる。例えば、ドライバの頭部の動きが小さい高速道路走行時にサンプリング周期を大きくする等により、表示手段の不必要な細動を低減することができ、ドライバの頭部の動きが大きい交差点内や駐車場ではサンプリング周期を小さくすることにより、ドライバの頭部の動きに追随させて滑らかに映像を表示手段に表示させることができる。
また、請求項4に記載の表示制御システムによれば、車両状態情報は、車両のステアリングの操舵角を特定するステアリング情報であるので、車両のステアリングの操舵角によって異なる出力制御を行うことができる。例えば、ステアリングの操舵角が小さい場合にサンプリング周期を大きくする等により、表示手段の不必要な細動を低減することができる。
以下、本発明に係る表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態〕
最初に、実施の形態について説明する。この形態は、視野状態情報を取得するサンプリング周期を設定する形態である。
(構成)
図1は実施の形態に係る表示制御システムを例示するブロック図である。図1に示すように、この表示制御システム1は、ステアリングセンサ10、車速センサ20、車両周辺カメラ30、ドライバカメラ40、現在地検出処理部50、ディスプレイ60、及び表示制御装置70を備えている。
(構成−ステアリングセンサ)
ステアリングセンサ10は、車両のステアリングホイールの操舵角を検出し、当該検出値を表示制御装置70に出力するものであり、公知のステアリングセンサを用いることができる。
(構成−車速センサ)
車速センサ20は、車輪の回転速度等を表示制御装置70に出力するものであり、公知の車速センサを用いることができる。
(構成−車両周辺カメラ)
車両周辺カメラ30は、車両の周辺の画像を取得する周辺画像取得手段である。この車両周辺カメラ30は、例えば運転席側のフロントピラー外側(以下では特記する場合を除いて、「フロントピラー」を単に「ピラー」と称する。また、車両の外部に面する側を「外側」、車両の内部に面する側を「内側」と称する)に一台又は複数台設置され、車両の前方及び側方を撮影する。車両周辺カメラ30が取得した映像データは、表示制御装置70に出力される。なお、車両周辺カメラ30の具体的な構成は任意で、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の公知の撮像素子、及び魚眼レンズやプリズム等の公知の光学系部品を用いて構成されている。
(構成−ドライバカメラ)
ドライバカメラ40は、ドライバの画像を撮影するためのものである。このドライバカメラ40は、例えば車両内部においてピラーの内側や天井等に設置され、ドライバの頭部を撮影する。ドライバカメラ40が取得した映像データは、表示制御装置70に出力される。なお、ドライバカメラ40の具体的な構成は任意で、車両周辺カメラ30と同様に、公知の撮像素子、及び公知の光学系部品を用いて構成されている。
(構成−現在地検出処理部)
現在地検出処理部50は、表示制御装置70が取り付けられた車両の現在位置を検出する現在位置検出手段である。具体的には、現在地検出処理部50は、GPS、地磁気センサ、距離センサ、又はジャイロセンサ(いずれも図示省略)の少なくとも一つを有し、現在の車両の位置(座標)及び方位等を公知の方法にて検出する。
(構成−ディスプレイ)
ディスプレイ60は、車両の周辺の画像のうち、表示制御装置70によって設定された切取範囲に対応する画像を表示する表示手段である。このディスプレイ60は、例えば車両前方のピラー内側に運転席に向けて配置され、表示制御装置70から出力された画像データを表示する。ディスプレイ60の具体的な構成は任意であり、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイを使用することができる。あるいは、ピラーの内側や天井等をスクリーンとし、車両内部の任意の位置に設けたプロジェクタから投影光を当該スクリーンに投影することにより、スクリーン上に画像データを表示させることもできる。
(構成−表示制御装置)
表示制御装置70は、制御部71及びデータ記録部72を備えている。
(構成−表示制御装置−制御部)
制御部71は、表示制御装置70を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態に係る表示制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して表示制御装置70にインストールされることで、制御部71の各部を実質的に構成する。
この制御部71は、機能概念的に、視野状態情報取得部71a、表示制御部71b、車両状態情報取得部71c、及びサンプリング周期設定部71dを備えている。視野状態情報取得部71aは、車両のドライバの視野に関する状態を特定する視野状態情報を取得する視野状態情報取得手段である。表示制御部71bは、視野状態情報に基づいて、車両の周辺の画像における切取範囲を設定する切取範囲設定手段であり、ディスプレイ60の出力制御を行う表示制御手段である。車両状態情報取得部71cは、車両の状態を特定する車両状態情報を取得する車両状態情報取得手段である。サンプリング周期設定部は、車両状態情報に基づいて、視野状態情報取得部71aが視野状態情報を取得するサンプリング周期を設定するサンプリング周期設定手段である。ここで、「視野」とは、ドライバの目に見える範囲であり、ドライバの頭部位置、顔の方向、視線方向等の動きに連動して変化するため、ドライバの視野に関連する状態を特定する情報である「視野状態情報」は、ドライバの頭部位置、顔の方向、視線方向等、例えばドライバカメラ40により撮影された画像に基づいて取得される。「車両状態情報」とは、車両の状態を特定するための情報であり、例えば、車速、ステアリングの操舵角、車両の現在位置等を特定する情報を含んでいる。これらの制御部71の各構成要素によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−表示制御装置−データ記録部)
データ記録部72は、表示制御装置70の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
このデータ記録部72は、制御テーブル72a、及び地図情報データベース72b(以下、データベースを「DB」と称する)を備えている。制御テーブル72aは、表示制御部71bがディスプレイ60の出力制御を実行する際に参照するためのものである。図2は、制御テーブル72aに格納されている情報を例示した表である。図2に示したように、制御テーブル72aは、テーブル項目として項目「車両状態」及び項目「サンプリング周期」を備え、これらに対応する情報が相互に対応付けて格納されている。項目「車両状態」に対応して格納される情報は車両状態情報であり、例えば、車両の速度を特定する速度情報、車両の現在位置を特定する位置情報、車両のステアリングの操舵角を特定するステアリング情報等の車両状態情報を格納することができる(図2では「車速」について「50km/h以上」、「50km/h未満」、あるいは「現在位置」について「交差点内」、「交差点外」等)。項目「サンプリング周期」に対応して格納される情報は、視野状態情報取得部71aが視野状態情報を取得する周期であり、例えば、「車速」が「50km/h未満」の場合に「0.2sec」、「50km/h以上」の場合に「3sec」等の値を格納することができる。
図1に戻り、地図情報DB72bは、地図情報を格納する地図情報格納手段である。「地図情報」とは、交差点、高速道路、駐車場等の位置の特定に必要な情報であり、例えば、交差点データ(交差点座標等)、道路データ(道路種別、車線数、制限速度、道路座標、道路番号等)、地図をモニタ(図示省略)に表示するための地図表示データ等を含んで構成されている。
(処理)
次に、このように構成される表示制御システム1によって実行される処理について、サンプリング周期設定処理と表示制御処理とに大別して説明する。
(処理−サンプリング周期設定処理)
まず、サンプリング周期設定処理について説明する。図3はサンプリング周期設定処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。このサンプリング周期設定処理は、例えば、自車両のエンジン始動後に自動的に起動される。エンジン始動後、車両状態情報取得部71cは、ステアリングセンサ10、車速センサ20、現在地検出処理部50等を介して、ステアリングの操舵角、車速、現在位置等の車両状態情報を取得する(SA1)。また、取得した車両状態情報と、地図情報DB72bに格納されている地図情報とに基づいて、地図上での自車の位置を特定する(SA2)。
続いて、サンプリング周期設定部71dは制御テーブル72aを参照し、車両状態情報取得部71cが取得した車両状態情報及び地図上での自車の位置に基づいて、視野状態情報取得部71aが視野状態情報を取得するサンプリング周期Tを決定し、当該視野状態情報取得部71aにサンプリング周期Tを設定する(SA3)。例えば図2において、車速が50km/h以上であり、現在位置が交差点外又は高速道路であり、ステアリングの操舵角が10度未満であるとの全ての条件が満たされた場合に、サンプリング周期設定部71dはサンプリング周期Tを3secに決定し、それ以外の場合、例えば車速が50km/h未満の場合や、現在位置が交差点内の場合等は、サンプリング周期を0.2secに決定することができる。また、車速、現在位置、またはステアリングの操舵角のいずれか一つの値に基づいてサンプリング周期Tを決定してもよく、あるいはこれらの車両状態情報に対応するサンプリング周期Tの中で最も多い値や平均値等を採用してもよい。例えば、車速が50km/h未満、現在位置が交差点内、ステアリングの操舵角が10度未満であった場合、車速及び現在位置に対応するサンプリング周期が0.2sec、ステアリングの操舵角に対応するサンプリング周期が3secであるので、最も多いサンプリング周期を採用する場合には、サンプリング周期=0.2secを採用し、平均値を採用する場合には、サンプリング周期=3.4/3=1.1secを採用する。以降、同様に、SA1からSA3を繰り返す。
(処理−表示制御処理)
次に、表示制御処理について説明する。図4は表示制御処理のフローチャートである。この表示制御処理は、例えば、サンプリング周期設定処理と同時に自車両のエンジン始動後所定周期毎(例えば0.2秒毎)に起動される。表示制御処理の起動後、表示制御部71bは、車両周辺カメラ30によって車両の周辺の画像を取得させる(SB1)。次に、表示制御部71bは、ディスプレイ60に画像を表示させているか否かを判定し(SB2)、既にディスプレイ60に画像を表示させている場合(SB2、Yes)、視野状態情報取得部71aによって視野状態情報が前回取得された時からの経過時間を計時するタイマのタイマ値nと、サンプリング周期設定処理にて設定されたサンプリング周期Tとを比較する(SB3)。
その結果、タイマ値nがサンプリング周期T以上であった場合(SB3、Yes)、又はSB2においてディスプレイ60に画像を表示させていなかった場合(SB2、No)、視野状態情報の取得タイミングが到来したものとし、視野状態情報取得部71aは、タイマ値をリセットし(SB4)、タイマの計測を開始させると共に(SB5)、ドライバカメラ40を介してドライバの頭部位置等の視野状態情報を取得する(SB6)。続いて、表示制御部71bは切取範囲をSB6で今回取得された視野状態情報に基づいて設定し、当該設定した切取範囲をRAM等に記憶させる(SB7)。表示制御部71bは、例えばSB6で取得したドライバの頭部位置等に基づき、ピラー等で遮蔽されることにより生じるドライバ視野の死角を算出する。そして、算出した死角に対応する範囲を車両周辺カメラ30によって撮影された画像における切取範囲として設定する。なお、SB7において切取範囲が既に設定されている場合は、今回取得された視野状態情報に基づいて切取範囲を書き換えることができる。
一方、タイマ値nがサンプリング周期T未満であった場合(SB3、No)、前回以前の処理にて記憶された切取範囲をRAM等から読み出し、車両周辺カメラ30によって撮影された画像における切取範囲として設定する(SB8)。
SB7又はSB8の処理の後、表示制御部71bは、設定されている切取範囲に対応する画像を車両周辺カメラ30によって撮影された画像から抽出し(SB9)、当該抽出した画像をディスプレイ60に表示させる(SB10)。
このように、車速が大きい場合や高速道路を走行中の場合等、ドライバが車両の前方を注視している割合が多く頭部の動きが小さい場合に、サンプリング周期を大きくすることにより、ディスプレイ60に表示される映像の不必要な細動を低減でき、ドライバに与える不快感を低減することができる。一方、車速が小さい場合や交差点を走行中の場合等、ドライバが車両の左右にも注意を払うために頭部の動きが大きくなる場合にサンプリング周期を小さくすることにより、ドライバの頭部の動きに追随させて滑らかに映像をディスプレイ60に表示させることができ、適切な運転支援をドライバに提供することができる。
(効果)
このように本実施の形態によれば、車両状態情報に基づいて設定したサンプリング周期で視野状態情報取得部71aが視野状態情報を取得し、この視野状態情報に基づいて、車両の周辺の画像における切取範囲を変更するので、走行状況に応じて適切なサンプリング周期で視野状態情報を取得し切取範囲を設定することが可能となり、走行状況に応じた最適な表示制御を行うことができる。例えば、高速走行時にサンプリング周期を大きくすることにより、ドライバの一瞬のわき見によって切取範囲が変化してしまうことを防止することができる。
また、車両状態情報は、車両の速度を特定する速度情報であるので、車両の速度によって異なるドライバの頭部の動き方等を考慮に入れた出力制御を行うことができる。例えば、ドライバの頭部の動きが小さい高速走行時にサンプリング周期を低速走行時より大きくする等により、ディスプレイ60の不必要な細動を低減することができる。
また、車両状態情報は、車両の現在位置を特定する位置情報であるので、車両の現在位置によって異なるドライバの頭部の動き方等を考慮に入れた出力制御を行うことができる。例えば、ドライバの頭部の動きが小さい高速道路走行時にサンプリング周期を一般道路走行時よりも大きくする等により、ディスプレイ60の不必要な細動を低減することができ、ドライバの頭部の動きが大きい交差点内や駐車場ではサンプリング周期を小さくすることにより、ドライバの頭部の動きに追随させて滑らかに映像をディスプレイ60に表示させることができる。
また、車両状態情報は、車両のステアリングの操舵角を特定するステアリング情報であるので、車両のステアリングの操舵角によって異なるドライバの頭部の動き方等を考慮に入れた出力制御を行うことができる。例えば、ドライバの頭部の動きが小さいステアリングの操舵角が小さい場合にサンプリング周期を操舵角が大きい場合よりも大きくする等により、ディスプレイ60の不必要な細動を低減することができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。
(制御テーブルについて)
制御テーブル72aの具体的な設定内容は任意に変更することができる。例えば、車両状態として、方向指示器の操作状態を加えてもよく、方向指示器が操作されている場合には、方向指示器が操作されてない場合に比べて、サンプリング周期を小さくしてもよい。また、サンプリング周期は、絶対値ではなく、基準値(デフォルト値)に対する相対値として設定してもよい。
本発明の実施の形態に係る表示制御システムを例示するブロック図である。 制御テーブルに格納されている情報を例示した表である。 サンプリング周期設定処理のフローチャートである。 表示制御処理のフローチャートである。
符号の説明
1 表示制御システム
10 ステアリングセンサ
20 車速センサ
30 車両周辺カメラ
40 ドライバカメラ
50 現在地検出処理部
60 ディスプレイ
70 表示制御装置
71 制御部
71a 視野状態情報取得部
71b 表示制御部
71c 車両状態情報取得部
71d サンプリング周期設定部
72 データ記録部
72a 制御テーブル
72b 地図情報DB

Claims (6)

  1. 車両の周辺の画像を取得する周辺画像取得手段と、
    前記車両のドライバの視野に関する状態を特定する視野状態情報を取得する視野状態情報取得手段と、
    前記視野状態情報に基づいて、前記画像における切取範囲を設定する切取範囲設定手段と、
    前記画像のうち前記切取範囲に対応する画像を表示する表示手段と、を備える表示制御システムであって、
    前記車両の状態を特定する車両状態情報を複数取得する車両状態情報取得手段と、
    複数の車両状態情報の各々に対応付けられたサンプリング周期を備えた制御テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記制御テーブルから前記車両状態情報取得手段により取得された複数の車両状態情報の各々に対応付けられたサンプリング周期を抽出し、当該抽出した複数のサンプリング周期に基づいて、前記視野状態情報取得手段が前記視野状態情報を取得するサンプリング周期を設定するサンプリング周期設定手段と、
    を備えることを特徴とする表示制御システム。
  2. 前記車両状態情報は、前記車両の速度を特定する速度情報であること、
    を特徴とする請求項1に記載の表示制御システム。
  3. 前記車両状態情報は、前記車両の現在位置を特定する位置情報であること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御システム。
  4. 前記車両状態情報は、前記車両のステアリングの操舵角を特定するステアリング情報であること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の表示制御システム。
  5. 車両の周辺の画像を取得する周辺画像取得ステップと、
    前記車両のドライバの視野に関する状態を特定する視野状態情報を取得する視野状態情報取得ステップと、
    前記視野状態情報に基づいて、前記画像における切取範囲を設定する切取範囲設定ステップと、
    前記画像のうち前記切取範囲に対応する画像を表示手段に表示させる表示ステップと、を含む表示制御方法であって、
    前記車両の状態を特定する車両状態情報を複数取得する車両状態情報取得ステップと、
    複数の車両状態情報の各々に対応付けられたサンプリング周期を備えた制御テーブルから、前記車両状態情報取得ステップにおいて取得された複数の車両状態情報の各々に対応付けられたサンプリング周期を抽出し、当該抽出した複数のサンプリング周期に基づいて、前記視野状態情報取得ステップ前記視野状態情報を取得するサンプリング周期を設定するサンプリング周期設定ステップと、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  6. 請求項5に記載の方法をコンピュータに実行させるための表示制御プログラム。
JP2008292802A 2008-11-14 2008-11-14 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム Expired - Fee Related JP5263520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008292802A JP5263520B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008292802A JP5263520B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010116126A JP2010116126A (ja) 2010-05-27
JP5263520B2 true JP5263520B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42304058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008292802A Expired - Fee Related JP5263520B2 (ja) 2008-11-14 2008-11-14 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5263520B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101376210B1 (ko) 2012-08-06 2014-03-21 현대모비스 주식회사 어라운드 뷰 모니터 시스템 및 모니터링 방법
JP6176039B2 (ja) * 2013-10-02 2017-08-09 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4863741B2 (ja) * 2006-03-22 2012-01-25 タカタ株式会社 対象物検出システム、駆動装置、車両
JP4497133B2 (ja) * 2006-07-12 2010-07-07 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 運転支援方法及び運転支援装置
JP2008213649A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Toyota Motor Corp 車両用周辺監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010116126A (ja) 2010-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5798392B2 (ja) 駐車支援装置
JP4900232B2 (ja) 車両用駐車支援装置および映像表示方法
JP2003191810A (ja) 車両周辺監視システム及び車両移動状態検出装置
JP2010018201A (ja) 運転者支援装置、運転者支援方法および運転者支援処理プログラム
KR101487161B1 (ko) 드래그 앤드 드롭을 통한 차량의 주차지원 방법
US20190084495A1 (en) Video generation device, video generation system, video generation method, and program
JP2008024138A (ja) 画像表示装置およびプログラム
JP5263519B2 (ja) 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム
JP2004173048A (ja) 車載カメラシステム
JP2014182543A (ja) 車両後方画像の表示切替装置および表示切替方法
JP4650687B2 (ja) 周辺監視装置
JP5126549B2 (ja) 運転支援装置、運転支援方法、及び運転支援プログラム
JP5263520B2 (ja) 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム
JP4857159B2 (ja) 車両運転支援装置
JP2008003659A (ja) 車両用周囲表示装置
JP2005214730A (ja) 車両用画像表示装置、車両用画像表示方法及び車両用画像表示プログラム
JP2007088577A (ja) 車両周辺画像処理システム
US20220398788A1 (en) Vehicle Surroundings Information Displaying System and Vehicle Surroundings Information Displaying Method
JP2010233080A (ja) 運転支援装置、運転支援方法、及び運転支援プログラム
JP2010009491A (ja) 運転支援装置、運転支援方法、及び運転支援プログラム
JP2010118024A (ja) 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム
JP2006252577A (ja) 地図データ生成装置
JP2023001977A (ja) 車両周辺情報表示装置、及び車両周辺情報表示方法
JP2010213014A (ja) 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム
KR102062924B1 (ko) 차량 카메라 제어 방법 및 이를 위한 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees