JP5263143B2 - 電動機制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機械の振動抑制と位置指令に対する電動機位置の高速応答を同時に実現し、且つ、実機を動作させること無く予めトルク指令の飽和を判定することができる電動機制御装置に関する。
電動機は機械と接続され、機械の位置決めに用いられており、機械の生産能力を上げるために、できるだけ機械を早く位置決めしたいという要望があった。
このために、電動機制御装置は電動機を動作制御し、入力した位置指令に機械ができるだけ早く追従するように制御しているが、加減速時に機械の振動が発生したり、トルク指令の飽和が起こるというような一般的な技術課題がある。
また、トルク指令の飽和が起こると、位置指令に対する電動機位置の追従性が悪くなり、応答性の向上を図ることができない。
この一般的な技術課題を解決するために、第1の従来の電動機制御装置は、振動しない指令を生成し、この指令を位置決め指令として使用している(例えば、特許文献1参照)。また、第2の従来の電動機制御装置は、前置フィルタを使用してその前置フィルタのパラメータを調整し、その前置フィルタに通した指令を用いることで、機械の振動抑制しつつトルク指令の飽和も抑えているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−031111号公報(第6−8頁、図1) 特開2004−005469号公報(第10−14頁、図5)
しかしながら、第1の従来の電動機制御装置は、機械の振動は抑制されるが、トルク指令の飽和に関しては一切記載されておらず考慮されていない。そのため、実機を動作させてトルク指令が飽和しないようにトルク指令の波形を確認しながら、位置指令の払い出し時間を調整するか、制御ゲインを調整して位置指令に対する電動機位置の応答を調整するか、位置指令払い出し後にフィルタ処理を施してフィルタの係数を調整するか等が必要である。いずれの場合であっても、実機を動作させながら何らかの調整が必要であり、調整作業の時間が必要であるという問題があった。
また、第2の従来の電動機制御装置は、トルク指令の飽和に関しては、実機を動作させてトルク指令の波形を確認しながら、前置フィルタのパラメータを調整することが必要であり、第1の従来の電動機制御装置同様、調整作業の時間が必要であるという問題があった。また、前置フィルタによって位置指令が遅れるため、位置指令に対する電動機位置の高速応答が実現できないという問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、機械の振動抑制と位置指令に対する電動機位置の高速応答を同時に実現し、且つ、実機を動作させること無く予めトルク指令の飽和を判定することができる電動機制御装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したのである。
本発明の一の観点による電動機制御装置は、位置指令を生成して出力する指令生成部と、前記位置指令に基づいてトルクフィードフォワード信号を演算して出力するトルクフィードフォワード演算部と、前記トルクフィードフォワード信号のみで電動機を動作させた場合の前記位置指令から電動機位置検出値までの伝達特性モデルを用いて、前記位置指令を新たな位置指令に変換する位置指令変換部と、前記新たな位置指令と前記電動機位置検出値とを入力してトルク指令を制御演算して出力する制御演算部と、を備え、前記トルク指令に前記トルクフィードフォワード信号を加算して得られた新たなトルク指令に基づいて前記電動機を駆動する電動機制御装置が適用される。
本願の代表的な発明によると、トルクフィードフォワードのみで動作するように位置指令変換部で位置指令を変換でき、電動機は指令トルクどおりのトルク指令で動作するため、実機を動作させること無く予めトルク指令の飽和を判定することができる。また、前置フィルタ等を用いないで、制御対象の共振を励起しない位置指令を生成し、且つ、トルクフィードフォワード演算部を有するため、機械の振動抑制と位置指令に対する電動機制御位置の高速応答を同時に実現できる。
更に、実機動作前に予めトルク指令が飽和しないように指令を作り変えることができるため、実機を動作させながらのトルク飽和の調整が不要になり、実機を動かす際には、一回目の動作から全くトルク飽和を気にせずに機械を稼動することができる。また、自動的な演算で、現在の位置指令ではどの程度トルク指令が飽和するかを算出して位置指令を修正することができるため、指令トルクの波形を見ながら、位置指令を調整する必要が無くなり、自動的にトルク飽和しない位置指令を生成することができ、実機を動作せながらの調整作業が不要なだけでなく、位置指令の調整作業も不要になる。
また更に、制御対象を剛体系とした最も簡単な演算で位置指令からトルクフィードフォワード信号を作成できるため、演算量が最小で制御系を構成できる。また、加速、一定速、減速に場合分けされた指令の加速時間や減速時間を、制御対象の共振を励起しないように設定した位置指令を用いるため、指令演算部の処理が簡単に構成できる。
本発明の第1実施例を示す電動機制御装置のブロック図 制御演算部の一構成を示すブロック図 位置生成部で生成される指令波形を示す図 図3Aに示す指令波形のFFT結果を示す図 位置生成部で生成される他の指令波形を示す図 図4Aに示す指令波形のFFT結果を示す図 本発明の第2実施例を示す電動機制御装置の指令生成部のブロック図
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電動機制御装置のブロック図である。図において、電動機制御装置は、指令生成部1、位置指令変換部2、トルクフィードフォワード演算部3、制御演算部4、加算器21、電流制御部を含む電力変換器(図示しない)で構成され、位置検出器8で検出した電動機位置xmに基づいて、電動機5と負荷6とから成る制御対象7を駆動する。
指令生成部1は、制御対象7の共振を励起しない位置指令xrを生成する。トルクフィードフォワード演算部3は、指令に対する位置決め応答を早くする目的で位置指令xrからトルクフィードフォワード信号tffを演算する。位置指令変換部2は、トルクフィードフォワード信号tffのみで電動機5を動作させたときの、位置指令xrから電動機位置xmまでの伝達特性をモデル化した特性の演算を行い位置指令xrを新たな位置指令xr’に変換する。制御演算部4は、新たな位置指令xr’と電動機位置xmとが一致するように制御演算を行い、フィードバックトルク指令tfbを出力する。ここで、制御演算部4は、安定であればどのような制御演算を行っても良い。例えば、PID制御、位置・速度制御が挙げられる。
電動機制御装置は、最終的に、フィードバックトルク指令tfbとトルクフィードフォワード信号tffを加算して新たなトルク指令trefを算出し(加算器21)、新たなトルク指令trefに基づいて電動機5に電力を供給して駆動する(電流制御部を含む電力変換器)。
後述のように、電動機制御装置は、新たなトルク指令trefが電動機5の容量などから決まるトルク指令飽和のリミット値tlimを越えるかどうかを、位置指令生成時に判断できる構成となっているものである。
図2は、制御演算部の一構成を示すブロック図であり、位置・速度制御とした一例である。図において、制御演算部4は、位置制御部9、速度制御部10、微分演算器11,12、加減算器22、減算器23で構成される。
位置制御部9は、新たな位置指令xr’と電動機位置xmとの位置偏差xeを入力して比例制御し速度指令vrを算出する。微分演算器12は、新たな位置指令xr’を微分し、速度フィードフォワード信号vffを算出する。微分演算器11は、電動機位置xmを微分し、速度フィードバック信号vmを算出する。ここで、デジタル演算の場合、微分演算器11,12で行う微分は差分近似で演算しても良い。速度制御部10は、速度指令vrと速度フィードフォワード信号vffとを加算し、速度フィードバック信号vmを減じた速度偏差veを入力し、比例積分制御しフィードバックトルク指令tfbを算出する。
以下に、本発明の第1の実施形態に係る電動機制御装置の各構成要素について詳細を説明する。
指令生成部1は、制御対象7の共振を励起しない位置指令xrを生成する。ここで、生成する位置指令xrはどのようなものでも良いが、以下に、2つの例を示す。
例1は、指令生成部1が、加速、一定速、減速に分けられた指令の加速時間や減速時間を、制御対象の共振を励起しないように設定した位置指令xrを生成する場合である。
この場合、加速時間ta[秒]、一定速度時間tc[秒]、減速時間td[秒]とし、制御対象の共振周波数をωn[Hz]とする時、その振動が発生しないようにするためには、加速時間ta、減速時間tdをそれぞれn/ωn[秒](nは自然数)に設定すればよい。ここで、一定速時間tcは0でも良い。
加速開始時に発生する振動を、加速終了時に発生する振動で打ち消すことにより、その周波数成分を持たない指令を生成できる。加速開始時と加速終了時は、逆向きに振動が発生するため、加速開始時に発生した振動に対して、振動の一周期=1/ωn[秒]の自然数倍のときに加速終了し、逆向きの振動を発生することにより振動を打ち消すことができるのである。
図3Aは、位置生成部で生成される指令波形を示す図、図3Bは図3Aに示す指令波形のFFT結果を示す図である。図において、横軸は時間(図3A)、周波数(図3B)であり、縦軸は指令速度の振幅値(図3A)、ゲイン(図3B)である。これらの図は、制御対象の共振周波数ωn:10Hzにし、加速時間ta=減速時間td=1/10=0.1[秒]に設定した場合の指令速度波形とそのFFT結果である。ここでは、目標移動距離(指令速度の積分値)が1になるように一定速時間tcと一定速度の値とを設計している。
図3Bから分かるように、位置生成部は、10Hzの周波数成分を持たない,すなわち10Hzの振動を励起しない指令を生成し、この指令速度を積分したものを位置指令xrとして出力する。
例2は、位置指令に時間関数を用い、この時間関数の次数を、制御対象の共振を励起しないように設定した位置指令xrを生成する。
この場合、例えば式(1)の時間関数を用いて、制御対象の共振を励起しないように、次数に関わるパラメータkを調整する。
Figure 0005263143
ここで、tbは移動時間であり、変数aは、式(1)の速度の時間関数v(t)を時刻t=0からt=tbまで積分した位置が、目標移動距離になるように設定する。
図4Aは、位置生成部で生成される他の指令波形を示す図、図4Bは図4Aに示す指令波形のFFT結果を示す図である。図において、横軸は時間(図4A)、周波数(図4B)であり、縦軸は指令速度の振幅値(図4A)、ゲイン(図4B)である。これらの図は、制御対象の共振周波数ωn:10Hzにし、変数a=1.96e9、移動時間tb=0.3秒、時間関数の次数k=5.0587に設定した場合の指令速度波形とそのFFT結果である。ここでは、目標移動距離(指令速度の積分値)が1になるようにパラメータaを設計している。
ここで、移動時間tbは、機械を何秒で目標位置まで移動させたいかによって決定される。次に、パラメータaを1にして指令波形のFFT結果を見ながら、制御対象の共振周波数である10Hzの周波数成分を持たないようにパラメータkを調整する。最後に、式(1)のv(t)をt=0からt=tbまで積分した位置が、目標移動距離になるようにaを逆算すればよい。
図4Bから分かるように、位置生成部は、10Hzの周波数成分を持たない,すなわち10Hzの振動を励起しない指令を生成し、この指令速度を積分したものを位置指令xrとして出力する。
次に、位置指令変換部2の処理を説明する。
電動機と負荷を合わせた制御対象の一次側慣性モーメントをJ1、二次側慣性モーメントをJ2、ばね定数をKとする2慣性系とするとき、新たなトルク指令trefから電動機位置xmまでの伝達特性モデルは、式(2)のように表現できる。
Figure 0005263143
ここで、sはラプラス演算子とする。また、トルクフィードフォワード演算部3の処理を、位置指令xrを2階微分して総慣性モーメントJ1+J2を乗じたものとするとき、トルクフィードフォワード信号tffは、式(3)にようになる。尚、トルクフィードフォワード演算部3の処理はこれに限らず、トルクフィードフォワード信号tffを算出できるものであればどのような演算をしても良い。
Figure 0005263143
式(2)の新たなトルク指令trefとして、式(3)のトルクフィードフォワード信号tffだけで動作させた時の電動機位置xmは、式(4)にように計算される。すなわち、式(2)の新たなトルク指令trefに、式(3)のトルクフィードフォワード信号tffを代入することで、式(4)が得られる。
Figure 0005263143
このように、トルクフィードフォワード信号tffのみで電動機を動作させたときの、位置指令xrから電動機位置xmまでの伝達特性は式(4)のようになるため、位置指令変換部2では、式(5)の演算を行なう。
Figure 0005263143
なお、本実施形態では制御対象が2慣性系の場合に関して説明したが、制御対象のモデルはどのようなものでも良く、別の制御対象の場合も位置指令xrと新たな位置指令xr’の変換式を同様の演算を行って求め、位置指令変換部2で使用すればよい。
本発明の第1の実施形態に係る電動機制御装置は、指令生成部1が制御対象の共振を励起しない位置指令xrを生成するため、機械の振動抑制を実現することができる。また、トルクフィードフォワード演算部3がこの位置指令xrに基づいてトルクフィードフォワード信号を算出するため、位置指令xrに対して電動機位置が遅れることなく動作し、高速応答が実現できる。更に、位置指令xrが振動抑制指令であるため、トルクフィードフォワード演算部3は最も簡単な位置指令xrを2階微分して総慣性モーメントを乗じた演算をものでよく、トルクフィードフォワード内に振動抑制の仕組みは必要ないため演算量も少なくてよい。
また、本発明の第1の実施形態に係る電動機制御装置は、位置指令変換部2が、トルクフィードフォワード信号tffのみで電動機を動作させたときの、位置指令から電動機位置までの伝達特性をモデル化した特性により、位置指令xrを新たな位置指令xr’に変換するため、モデルに誤差が無い場合、新たな位置指令xr’と電動機位置xmは一致するため、制御演算部4の出力であるフィードバックトルク指令tfbは0となる。一方、モデル誤差がある場合も、トルクフィードフォワードtffと比較して、その誤差は十分小さいため、フィードバックトルク指令tfb<<トルクフィードフォワード信号tffとなり、やはり、フィードバックトルク指令tfbは0とみなせる。
このように、フィードバックトルク指令tfbがほぼ0であるため、新たなトルク指令tref=トルクフィードフォワード信号tffとなる。従って、位置指令xrを2階微分し総慣性モーメントを乗じた信号を、トルクフィードフォワード信号tffとして予め位置指令xrから算出すれば、実機を動作させた場合のトルク指令が飽和するかどうかが、実機を動作させること無く分かる。
総じて、本発明の第1の実施形態に係る電動機制御装置は、新たなトルク指令trefが電動機の容量などから決まるトルク指令飽和のリミット値tlimを越えるかどうかを、位置指令生成時に判断できる。また、実機を動作させながらのトルク指令飽和の調整が不要になり、実機を動かす際には、一回目の動作から全くトルク指令飽和を気にせずに機械を稼動することができる。更に、前置フィルタを用いず、機械の振動を抑制できる位置指令を生成するため、機械の振動抑制と位置指令に対する電動機位置の高速応答を同時に実現できる。
図5は、本発明の第2実施例を示す電動機制御装置の指令生成部のブロック図である。図において、第1実施例と異なる部分は、トルク指令が飽和しないように自動的に位置指令を修正する構成(指令トルク演算部31、トルク飽和度演算部32、指令修正部33)を追加した点である。なお、指令生成部以外の構成は実施例1と同じであるため、詳細な説明は省略する。
指令トルク演算部31は、第1実施例におけるトルクフィードフォワード演算部3と同じ処理をして指令トルクtrを算出する。トルク飽和度演算部32は、指令トルクtrと予め設定されている電動機のトルク指令飽和のリミット値tlimとの差を求めてその偏差etを算出する。指令修正部33は、偏差etの値に応じて指令を修正する。
指令修正部33が行なう指令の修正方法はどのような方法でも良いが、例えば偏差etに応じて、指令の払い出し時間を延ばす時間を予めテーブルもしくは関数として決めておき、それにしたがって、指令払い出し時間を延ばすことでトルク指令飽和しないような位置指令を作成しても良い。また、位置指令を修正しつつトルク指令の飽和度を算出する処理を繰り返し、偏差etが0になるまでその繰返し処理を実行しても良い。また、加速、一定速、減速に場合分けされた指令に対して、偏差etの値に応じて速度を小さくして一定速時間を延ばしても良い。
ここで、実際には摩擦や機械の他の部分の干渉力などにより、指令トルクtrと実際のトルク指令trefに誤差が生じる可能性があるため、トルク指令飽和のリミット値tlimの値に若干マージンを見込んで指令を修正しても良い。
このように、本発明の第2の実施形態に係る電動機制御装置は、現在の位置指令xrでどの程度新たなトルク指令trefが飽和するかを算出し、自動的に位置指令xrを修正することができるため、指令トルクtrの波形を見ながら、位置指令xrを調整する必要が無くなる。また、自動的にトルク飽和しない指令を生成することができ、指令の調整作業も不要になる。
なお、第2実施例における指令トルク演算部31、トルク飽和度演算部32、指令修正部33の機能を、第1実施例におけるトルクフィードフォワード演算部3に設けてもよい。すなわち、第1実施例におけるトルクフィードフォワード演算部3が、位置指令に基づいてトルクフィードフォワード信号を演算して出力すると共に、トルクフィードフォワード信号と予め設定されたトルク指令飽和リミット値との差を演算し、その差に応じて指令生成部の位置指令の払い出し時間を調整しても、第2実施例の構成と同様な効果を奏することができる。
1 指令生成部
2 位置指令変換部
3 トルクフィードフォワード演算部
4 制御演算部
5 電動機
6 負荷
7 制御対象
8 位置検出部
9 位置制御部
10 速度制御部
11、12 微分演算部
21 加算器
22 加減算器
23 減算器
31 指令トルク演算部
32 トルク飽和度演算部
33 指令修正部

Claims (9)

  1. 位置指令を生成して出力する指令生成部と、
    前記位置指令に基づいてトルクフィードフォワード信号を演算して出力するトルクフィードフォワード演算部と、
    前記トルクフィードフォワード信号のみで電動機を動作させた場合の前記位置指令から電動機位置検出値までの伝達特性モデルを用いて、前記位置指令を新たな位置指令に変換する位置指令変換部と、
    前記新たな位置指令と前記電動機位置検出値とを入力してトルク指令を制御演算して出力する制御演算部と、を備え、
    前記トルク指令に前記トルクフィードフォワード信号を加算して得られた新たなトルク指令に基づいて前記電動機を駆動することを特徴とする電動機制御装置。
  2. 前記指令生成部が、前記電動機と前記電動機に結合される負荷で構成される制御対象の共振を励起しない位置指令を生成することを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  3. 前記トルクフィードフォワード演算部が、前記位置指令を2階微分して前記電動機の慣性モーメントと前記電動機に結合される負荷の慣性モーメントとの和である総慣性モーメントを乗じ、前記トルクフィードフォワード信号を演算することを特徴とする請求項1または2記載の電動機制御装置。
  4. 前記指令生成部が、加速、一定速、減速に場合分けされた指令速度の加速時間および減速時間を、前記電動機と前記電動機に結合される負荷で構成される制御対象の共振振動周期の自然数倍としたものとし、前記指令速度を積分して前記制御対象の共振を励起しない位置指令を生成することを特徴とする請求項1−3のいずれか1項に記載の電動機制御装置。
  5. 前記電動機制御装置が、更に、前記位置指令に基づいて指令トルクを演算して出力する指令トルク演算部と、
    前記指令トルクと予め設定されたトルク指令飽和リミット値との差を演算して出力するトルク飽和度演算部と、
    前記差に応じて前記指令生成部の前記位置指令を修正する、または前記位置指令の払い出し時間を調整する指令修正部と、を備えることを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載の電動機制御装置。
  6. 位置指令を生成して出力する指令生成部と、
    前記位置指令に基づいてトルクフィードフォワード信号を演算して出力すると共に、前記トルクフィードフォワード信号と予め設定されたトルク指令飽和リミット値との差を演算し、前記差に応じて前記指令生成部の前記位置指令を修正する、または前記位置指令の払い出し時間を調整するトルクフィードフォワード演算部と、
    前記トルクフィードフォワード信号のみで電動機を動作させた場合の前記位置指令から電動機位置検出値までの伝達特性モデルを用いて、前記位置指令を新たな位置指令に変換する位置指令変換部と、
    前記新たな位置指令と前記電動機位置検出値とを入力してトルク指令を制御演算して出力する制御演算部と、を備え、
    前記トルク指令に前記トルクフィードフォワード信号を加算して得られた新たなトルク指令に基づいて前記電動機を駆動することを特徴とする電動機制御装置。
  7. 前記指令生成部が、前記電動機と前記電動機に結合される負荷で構成される制御対象の共振を励起しない位置指令を生成することを特徴とする請求項6記載の電動機制御装置。
  8. 前記トルクフィードフォワード演算部が、前記位置指令を2階微分して前記電動機の慣性モーメントと前記電動機に結合される負荷の慣性モーメントとの和である総慣性モーメントを乗じ、前記トルクフィードフォワード信号を演算することを特徴とする請求項6または7記載の電動機制御装置。
  9. 前記指令生成部が、加速、一定速、減速に場合分けされた指令速度の加速時間および減速時間を、前記電動機と前記電動機に結合される負荷で構成される制御対象の共振振動周期の自然数倍としたものとし、前記指令速度を積分して前記制御対象の共振を励起しない位置指令を生成することを特徴とする請求項6−8のいずれか1項に記載の電動機制御装置。
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